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JP3965602B2 - 後付消音器 - Google Patents
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Description

この発明は、内燃機関のマフラーの装着される後付消音器に関する。
従来、内燃機関のマフラーに、排気ガス圧力によって開閉する弁を設けたものはすでに開示されている。例えば、特許文献1に開示される排気音消音装置は、マフラーのテールパイプ先端に通常閉塞状態となるように弾力の加えられた弁を設け、この弁又はこの弁と弁座との間にアイドリング時専用の排気通路を設け、この排気通路の断面積を、アイドリング運転を継続しうる範囲でできるだけ小さく定めたことを特徴とするものである。
特許文献2に開示される内燃機関の消音器は、内燃機関の低速回転域における十分な騒音低減と、高速回転域における出力の維持とを同時に図ることを目的として、大径部の本体部の後端に小径のパイプ部を備えるものにおいて、前記パイプ部に、排気ガス圧に応じて排気ガス流路の断面積を調整する排気ガス流路調整機構を備えたことを特徴とするものである。
実開昭54−10137号公報 特開平10−280939号公報
しかしながら、従来、上述した特許文献1及び2で示す効果を得るためには、マフラー自体を交換する必要があり、費用が嵩むという問題点が生じていた。
このため、この発明は、通常の内燃機関のマフラーの装着することによって、内燃機関の低速回転域において十分な騒音低減を達成し、また高速回転域において十分な出力が維持される後付消音器を提供することにある。
したがって、この発明の後付消音器は、内燃機関のマフラーのテールパイプ内に挿入され、該テールパイプ内に固定手段を介して固定される装着ホルダーと、該ホルダーから延出するインナーチューブホルダーと、該インナーチューブホルダーに支持されるインナーチューブと、前記装着ホルダーと一体に形成され、前記インナーチューブとの間にバイパス開口部を画成する弁保持部と、前記インナーチューブと前記装着ホルダーの間に画成されるバイパス空間内に配され、前記インナーチューブ外周に摺動自在であると共に、前記弁保持部に当接して前記バイパス開口部を開閉するガイドバルブと、前記弁保持部と前記インナーチューブホルダーの間に配され、前記ガイドバルブを前記弁保持部に所定の力で押圧する弾性手段とによって構成されることにある。また、前記インナーパイプは、前記テールパイプの内方に所定の長さ延出し、前記テールパイプとの間に緩衝空間を画成することが望ましい。
これによって、後付消音器を、内燃機関のマフラーのテールパイプ内に挿入し、固定するだけで、低速回転域ではインナーチューブとテールパイプの間に画成された緩衝空間によって消音効果を向上させることができると共に、高速回転域では排気ガス圧がガイドバルブを弾性手段に抗して押圧し、バイパス開口部が開口することから、前記緩衝空間と前記バイパス空間とが連通し、テールパイプ内の排気ガスはそのまま外気に排気されるため、排気抵抗が過度の増大することなく、高回転域での出力が維持されるものである。
したがって、この発明によれば、後付消音器をマフラーのテールパイプ内に装着固定するだけで、内燃機関の低速回転域において十分な騒音低減を達成し、また高速回転域において十分な出力を維持することができるので、部品交換の手間やコストを削減することができるものである。また、装着ホルダーの大きさを変えるだけで、いろいろな車種のマフラーの適合させることができるものである。
以下、この発明の実施例について図面により説明する。
本願発明の実施例に係る後付消音器1は、例えば図1で示すように、所定の長さのインナーチューブ2と、図2及び図3に示される内燃機関のマフラー10のテールパイプ11の拡径端部12内に装着される装着ホルダー3と、前記インナーチューブ2と前記装着ホルダー3との間に設けられ、前記インナーチューブ2を保持するインナーチューブホルダー4と、前記インナーチューブ2の外周面に摺動自在に配されるガイドバルブ5と、前記装着ホルダー3の一方の端部から延出して設けられ、前記ガイドバルブ5が当接する弁保持部3aと、前記ガイドバルブ5と前記インナーチューブホルダー4との間に設けられ、前記ガイドバルブ5を前記弁保持部3aに所定の力で押圧するスプリング6とによって構成される。
上述した構成の後付消音器1は、図2及び図3に示されるように、前記装着ホルダー3に設けられたネジ孔7に、前記テールパイプ11を介してネジ8を螺合させることで前記後付消音器1が前記テールパイプ11に装着される。これによって、後付消音器1のインナーチューブ2と前記テールパイプ11との間に緩衝空間14が画成され、例えば図2で示すように、内燃機関の低回転域では、前記ガイドバルブ5が弁保持部3aに当接してバイパス開口部18(図3に示される)を閉塞することから、内燃機関から排出された排気ガスの一部が排ガス通路13を介して前記緩衝空間14に衝突した後、インナーパイプ2の内部空間15を介して外気16へ排出されるので、大きな消音効果を得ることができるものである。
また、内燃機関の高回転域では、排気ガス圧力が前記スプリング6の押圧力に抗して、前記ガイドバルブ6をバイパス空間17側へ押し出すため、図3で示すように、ガイドバルブ6がバイパス開口部18を開放するため、緩衝空間14に至る排気ガスがバイパス開口部18を介してバイパス空間17を通過して、外気16に排出されるために、排気ガスの排気抵抗が減少するので、高回転域での出力の低下を抑制することができる。また、これによって、高回転域での排圧異常上昇を防止することができるものである。
尚、装着ホルダーの径や形状は、前記マフラーのテールパイプの形状に合わせて変更可能であり、またインナーチューブホルダーは、上記実施例では3本の径方向の延出する支持部を有するように構成されているが、インナーチューブを保持すると共に、通気が適切に行われる構成であれば、特にその形状は特定されない。
本願発明の実施例に係る後付消音器の構成を示すもので、(a)はその断面図であり、(b)は正面図である。 後付消音器を装着した状態を示したもので、特に低回転域での状態を示した断面図である。 後付消音器を装着した状態を示したもので、特に高回転域での状態を示した断面図である。
符号の説明
1 後付消音器
2 インナーチューブ
3 装着ホルダー
3a 弁保持部
4 インナーチューブホルダー
5 ガイドバルブ
6 スプリング
7 ネジ孔
8 ネジ
10 マフラー
11 テールパイプ
12 拡径端部
13 排ガス通路
14 緩衝空間
15 内部空間
16 外気
17 バイパス空間
18 バイパス開口部

Claims (2)

  1. 内燃機関のマフラーのテールパイプ内に挿入され、該テールパイプ内に固定手段を介して固定される装着ホルダーと、
    該ホルダーから延出するインナーチューブホルダーと、
    該インナーチューブホルダーに支持されるインナーチューブと、
    前記装着ホルダーと一体に形成され、前記インナーチューブとの間にバイパス開口部を画成する弁保持部と、
    前記インナーチューブと前記装着ホルダーの間に画成されるバイパス空間内に配され、前記インナーチューブ外周に摺動自在であると共に、前記弁保持部に当接して前記バイパス開口部を開閉するガイドバルブと、
    前記弁保持部と前記インナーチューブホルダーの間に配され、前記ガイドバルブを前記弁保持部に所定の力で押圧する弾性手段とによって構成されることを特徴とする後付消音器。
  2. 前記インナーパイプは、前記テールパイプの内方に所定の長さ延出し、前記テールパイプとの間に緩衝空間を画成することを特徴とする請求項1記載の後付消音器。
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