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JP3971069B2 - 操作装置 - Google Patents
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JP3971069B2 - 操作装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作部材の操作方向への移動をガイドする機能を備えた操作装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
操作装置、例えばプッシュ式のスイッチ装置においては、図4に示すような構成のものがある。すなわち、操作部材としての操作ノブ1は合成樹脂製で、外周部の4側面に、操作方向である矢印A1方向に延びる直線状のガイド凸部2が一体に設けられている。また、操作ノブ1が挿入されるガイド部材としての矩形筒状のスイッチケース3も合成樹脂製で、これの内周部の4側面には、上記矢印A1方向に延びる直線状のガイド溝4が設けられていて、これら各ガイド溝4に、上記ガイド凸部2がそれぞれ移動可能に嵌合されるようになっている。そして、これら各ガイド凸部2とガイド溝4とにより、操作ノブ1の操作方向への移動がガイドされる構成となっている。ここで、操作ノブ1を成形する場合、金型の合わせ面は例えば図4にB1で示す面で、型抜き方向はC1,C2方向となる。
【0003】
ところで、このような構成のものにおいて、操作ノブ1及びスイッチケース3が例えば幅方向(横方向)に大きくなると、操作ノブ1の操作時にがたつきが発生しやすくなり、それを防止するためには、操作ノブ1及びスイッチケース3を操作方向(矢印A1方向)に大きくし、上記ガイド凸部2及びガイド溝4もその方向に長くすることが必要となる(がたつき時の支点と作用点の距離を長くとる必要があるため)。
【0004】
しかしながら、それらガイド凸部2及びガイド溝4の長さL1がある程度の長さ以上の長さになると、成形のための金型には、その部分を成形するために抜き勾配が必要となる。このような抜き勾配が必要になると、ガイド凸部2の一端部の幅寸法D1に対して他端部の幅寸法D2が小さくなってしまうと共に、ガイド溝4側も同様になってしまうため、それらガイド凸部2及びガイド溝4との間に操作方向(矢印A1方向)と交差するA2及びA3方向にがたつきが発生することが避けられず、操作ノブ1のがたつきが大きくなってしまうという問題点がある。
【0005】
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、操作部材の操作方向への移動をガイドする機能を備えたものにおいて、操作部材のがたつきの発生を極力防止できる操作装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、移動操作される操作部材と、この操作部材が移動可能に挿入されるガイド部材と、前記操作部材の外周部及び前記ガイド部材の内周部のうちの一方に設けられ、前記操作部材の操作方向に延びる直線状のガイド凸部と、前記操作部材の外周部及び前記ガイド部材の内周部のうちの他方に設けられ、前記操作部材の操作方向に延び前記ガイド凸部が移動可能に嵌合される直線状のガイド溝とを備え、前記ガイド凸部とガイド溝とにより前記操作部材の操作方向への移動をガイドする構成とした操作装置において、
前記ガイド凸部は、幅寸法がほぼ均一に形成された第1の直線状凸部と、この第1の直線状凸部よりも幅広でかつ幅寸法がほぼ均一に形成された第2の直線状凸部とを有する構成とし、
前記ガイド溝は、幅寸法がほぼ均一に形成され前記第1の直線状凸部が移動可能に嵌合される第1の直線状溝部と、この第1の直線状溝部よりも幅広でかつ幅寸法がほぼ均一に形成され前記第2の直線状凸部が移動可能に嵌合される第2の直線状溝部とを有する構成としたことを特徴とするものである。
【0007】
上記した構成のものの場合、操作部材の操作方向に延びるガイド凸部は、幅が異なる第1の直線状凸部と第2の直線状凸部とに分かれていて、それら第1及び第2の直線状凸部は、成形時に抜き勾配を取る必要がない程度の長さに設定しておけば、それぞれ幅寸法が均一な直線状に形成することができる。また、第1及び第2の直線状凸部が移動可能に嵌合するガイド溝も、幅が異なる第1の直線状溝部と第2の直線状溝部とに分かれていて、それら第1及び第2の直線状溝部も、成形時に抜き勾配を取る必要がない程度の長さに設定しておけば、それぞれ幅寸法が均一な直線状に形成することができる。
【0008】
従って、第1の直線状凸部とこれが移動可能に嵌合する第1の直線状溝部との間に、操作方向と交差する方向にがたつきが発生することを極力防止することができ、また、第2の直線状凸部とこれが移動可能に嵌合する第2の直線状溝部との間にも、操作方向と交差する方向にがたつきが発生することを極力防止することができるようになる。これにより、ガイド凸部及びガイド溝が操作部材の操作方向に長い場合であっても、操作部材のがたつきの発生を極力防止できるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、自動車における積算メータの切替え用のプッシュ式スイッチ装置に適用した第1実施例について図1及び図2を参照して説明する。
操作部材を構成する操作ノブ11は、合成樹脂によりほぼ矩形筒状に形成されていて、前部に押圧操作部12が一体に設けられている。この場合、操作ノブ11は、上下方向の高さ寸法に比べて左右方向の幅寸法が大きく形成されている。この操作ノブ11が移動可能に挿入されるガイド部材を構成するスイッチケース13は、これも合成樹脂により前後両側が開放されたほぼ矩形筒状に形成されていて、その内部を収容部14としている。
【0010】
そして、上記操作ノブ11の外周部の4面、すなわち上下両面及び左右両側面に、操作方向である矢印A1方向に延びる直線状の第1及び第2のガイド凸部15及び16が一体に設けられている。このうち第1のガイド凸部15は、後部側の第1の直線状凸部15aと、前部側の第2の直線状凸部15bと、これら第1及び第2の直線状凸部15a,15b間に位置した中間凸部15cとを有する構成とされている。第1の直線状凸部15aは、幅寸法D3が前後にわたってほぼ均一に形成されている。また、上記第2の直線状凸部15bは、幅寸法D4が第1の直線状凸部15aの幅寸法D3よりも大きく設定され(第1の直線状凸部15aよりも幅広に形成され)、かつ前後にわたってほぼ均一に形成されている。上記中間凸部15cの左右両側面は、それら第1の直線状凸部15aの側面と第2の直線状凸部15bの側面とを結ぶように斜面により形成されている。
【0011】
上記第2のガイド凸部16は、幅寸法が全体に上記第1のガイド凸部15よりも小さく設定されている以外は、基本的に第1のガイド凸部15と同様な構成となっている。すなわち、第2のガイド凸部16は、図1に示すように、後部側の第1の直線状凸部16aと、前部側の第2の直線状凸部16bと、これら第1及び第2の直線状凸部16a,16b間に位置した中間凸部16cとを有する構成とされている。第1の直線状凸部16aは、幅寸法が前後にわたってほぼ均一に形成されている。また、第2の直線状凸部16bは、幅寸法が第1の直線状凸部16aの幅寸法よりも大きく設定され(第1の直線状凸部16aよりも幅広に形成され)、かつ前後にわたってほぼ均一に形成されている。中間凸部16cの上下両側面は、それら第1の直線状凸部16aの側面と第2の直線状凸部16bの側面とを結ぶように斜面により形成されている。
【0012】
ここで、上記操作ノブ11を成形する場合、金型の合わせ面は例えば図1にB2で示す面で、型抜き方向はC1,C2方向となる。また、上記第1及び第2のガイド凸部15,16において、第1の直線状凸部15a,16aの長さ寸法L2と、第2の直線状凸部15b,16bの長さ寸法L3は、いずれも操作ノブ11の成形時において金型に抜き勾配を取る必要がない程度の長さに設定している。
【0013】
これに対して、上記スイッチケース13の内周部の4面、すなわち上下両面及び左右両側面には、操作方向である矢印A1方向に延びる直線状の第1及び第2のガイド溝17及び18が設けられている。このうち第1のガイド溝17は、図2に示すように、上記第1のガイド凸部15と対応した形状に形成されており、すなわち、後部側の第1の直線状溝部17aと、前部側の第2の直線状溝部17bと、これら第1及び第2の直線状溝部17a,17b間に位置した中間溝部17cとを有する構成とされている。第1の直線状溝部17aは、幅寸法D5が前後にわたってほぼ均一に形成されている。また、上記第2の直線状溝部17bは、幅寸法D6が第1の直線状溝部17aの幅寸法D5よりも大きく設定され(第1の直線状溝部17aよりも幅広に形成され)、かつ前後にわたってほぼ均一に形成されている。上記中間溝部17cの左右両側面は、それら第1の直線状溝部17aの側面と第2の直線状溝部17bの側面とを結ぶように斜面により形成されている。
【0014】
上記第2のガイド溝18は、幅寸法が全体に上記第1のガイド溝17よりも小さく設定されている以外は、基本的に第1のガイド溝17と同様な構成となっている。すなわち、第2のガイド溝18は、上記第2のガイド凸部16と対応した形状に形成されており、後部側の第1の直線状溝部18aと、前部側の第2の直線状溝部18bと、これら第1及び第2の直線状溝部18a,18b間に位置した中間溝部18cとを有する構成とされている。第1の直線状溝部18aは、幅寸法が前後にわたってほぼ均一に形成されている。また、第2の直線状溝部18bは、幅寸法が第1の直線状溝部18aの幅寸法よりも大きく設定され(第1の直線状溝部18aよりも幅広に形成され)、かつ前後にわたってほぼ均一に形成されている。中間溝部18cの上下両側面は、それら第1の直線状溝部18aの側面と第2の直線状溝部18bの側面とを結ぶように斜面により形成されている。
【0015】
ここで、上記スイッチケース13を成形する場合、金型の合わせ面は例えば図1にB3で示す面で、型抜き方向はC1,C2方向となる。また、上記第1及び第2のガイド溝17,18において、第1の直線状溝部17a,18aの長さ寸法L4と、第2の直線状溝部17b18bの長さ寸法L5は、いずれもスイッチケース13の成形時において金型に抜き勾配を取る必要がない程度の長さに設定している。
【0016】
しかして、操作ノブ11は、スイッチケース13の収容部14に対して前方から挿入される。このとき、操作ノブ11の第1及び第2のガイド凸部15,16を、スイッチケース13の対応する第1及び第2のガイド溝17,18にスライド可能に嵌合させる。なお、スイッチ装置として組み立てられた場合には、図示はしないが、スイッチケース13の前面には、操作ノブ11の押圧操作部12が前方へ突出するようにパネルが設けられ、また、操作ノブ11を前方へ付勢する復帰用ばねが設けられ、さらに、操作ノブ11の移動に伴いオン/オフされるスイッチが設けられる。
【0017】
上記構成において、操作ノブ11の押圧操作部12が押圧操作されると、操作ノブ11は矢印A1方向に移動され、また、押圧操作部12に対する押圧操作が解除されると、上記した復帰用ばねの付勢力により、矢印A1とは反対方向に移動されるようになる。このとき、操作ノブ11の移動は、第1及び第2のガイド凸部15,16と第1及び第2のガイド溝17,18とのガイド作用によりガイドされる。
【0018】
上記した第1実施例によれば、次のような効果を得ることができる。すなわち、操作ノブ11の操作方向(矢印A1方向)に延びる第1及び第2のガイド凸部15,16は、幅が異なる第1の直線状凸部15a,16aと第2の直線状凸部15b,16bとに分かれていて、それら第1及び第2の直線状凸部15a,15b及び16a,16bは、成形時に抜き勾配を取る必要がない程度の長さに設定しておけば、それぞれ幅寸法が均一な直線状に形成することができる。また、第1及び第2のガイド凸部15,16が移動可能に嵌合する第1及び第2のガイド溝17,18も、幅が異なる第1の直線状溝部17a,18aと第2の直線状溝部17b,18bとに分かれていて、それら第1及び第2の直線状溝部17a,17b及び18a,18bも、成形時に抜き勾配を取る必要がない程度の長さに設定しておけば、それぞれ幅寸法が均一な直線状に形成することができる。
【0019】
従って、第1のガイド凸部15と第1のガイド溝17において、第1の直線状凸部15aとこれが移動可能に嵌合する第1の直線状溝部17aとの間に、操作方向と交差する方向のうち、矢印A2方向(左右方向)にがたつきが発生することを極力防止することができ、また、第2の直線状凸部15bとこれが移動可能に嵌合する第2の直線状溝部17bとの間にも、操作方向と交差する矢印A2方向にがたつきが発生することを極力防止することができるようになる。これにより、第1のガイド凸部15及び第1のガイド溝17が操作方向に長い場合においても、操作ノブ11の矢印A2方向(左右方向)のがたつきの発生を極力防止できるようになる。
【0020】
また、第2のガイド凸部16と第2のガイド溝18においても、上記と同様に、第1の直線状凸部16aとこれが移動可能に嵌合する第1の直線状溝部18aとの間に、操作方向と交差する方向のうち、矢印A3方向(上下方向)にがたつきが発生することを極力防止することができ、また、第2の直線状凸部16bとこれが移動可能に嵌合する第2の直線状溝部18bとの間にも、操作方向と交差する矢印A3方向にがたつきが発生することを極力防止することができるようになる。これにより、第2のガイド凸部16及び第2のガイド溝18が操作方向に長い場合においても、操作ノブ11の矢印A3方向(上下方向)のがたつきの発生を極力防止できるようになる。
【0021】
なお、上記した第1実施例において、第1のガイド凸部15の幅寸法と第2のガイド凸部16の幅寸法とを同一となるように設定し、また、これに伴い、第1のガイド溝17の幅寸法と第2のガイド溝18の幅寸法とを同一となるように設定するようにしても良い。
【0022】
図3は本発明の第2実施例を示したものであり、この第2実施例は上記した第1実施例とは次の点が異なっている。
すなわち、操作ノブ11側のガイド凸部20は、第1の直線状凸部20aと、これより幅広に形成された第2の直線状凸部20bとから構成され、斜面を有した中間凸部に相当する部分がない構成となっている。また、ガイド凸部20が嵌合するスイッチケース13側のガイド溝21は、第1の直線状凸部20aに対応する第1の直線状溝部21aと、これより幅広に形成され第2の直線状凸部20bが嵌合する第2の直線状溝部21bとから構成され、斜面を有した中間溝部に相当する部分がない構成となっている。
このような構成とした場合でも、第1実施例と同様な作用効果を得ることができる。
【0023】
本発明は、上記した各実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
ガイド凸部15,16,20及びこれが嵌合するガイド溝17,18,21は、4面すべてに設けることに限られず、上下の2面または左右の2面、あるいは上面と左右の2面の合計3面に設ける構成とすることも可能である。
ガイド凸部15,16,20及びこれが嵌合するガイド溝17,18,21は、操作方向に2分割(第1の直線状凸部と第2の直線状凸部、第1の直線状溝部と第2の直線状溝部)することに代えて、3分割以上とすることも可能である。このときも、各直線状凸部及び直線状溝部の長さは、成形時に抜き勾配を取る必要がない程度の長さに設定する。
【0024】
ガイド凸部15,16,20をスイッチケース13側に設けると共に、ガイド凸部15,16,20が嵌合するガイド溝17,18,21を操作ノブ11側に設ける構成とすることも可能である。
また、本発明は、操作ノブ11によりスイッチ以外のものを操作する場合にも適用できる。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、操作部材の操作方向への移動をガイドするためのガイド凸部とこれが移動可能に嵌合するガイド溝を備えたものにおいて、それらガイド凸部及びガイド溝を操作方向に複数に分割する構成としたことにより、操作部材のがたつきの発生を極力防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、一部を破断して表した分解斜視図
【図2】横断平面図
【図3】本発明の第2実施例を示す図2相当図
【図4】従来例を示す分解斜視図
【符号の説明】
11は操作ノブ(操作部材)、13はスイッチケース(ガイド部材)、15,16は第1,第2のガイド凸部(ガイド凸部)、15a,16aは第1の直線状凸部、15b,16bは第2の直線状凸部、17,18は第1,第2のガイド溝(ガイド溝)、17a,18aは第1の直線状溝部、17b,18bは第2の直線状溝部、20はガイド凸部、20a,20bは第1,第2の直線状凸部、21はガイド溝、21a,21bは第1,第2の直線状溝部を示す。

Claims (1)

  1. 移動操作される操作部材と、
    この操作部材が移動可能に挿入されるガイド部材と、
    前記操作部材の外周部及び前記ガイド部材の内周部のうちの一方に設けられ、前記操作部材の操作方向に延びる直線状のガイド凸部と、
    前記操作部材の外周部及び前記ガイド部材の内周部のうちの他方に設けられ、前記操作部材の操作方向に延び前記ガイド凸部が移動可能に嵌合される直線状のガイド溝とを備え、
    前記ガイド凸部とガイド溝とにより前記操作部材の操作方向への移動をガイドする構成とした操作装置において、
    前記ガイド凸部は、幅寸法がほぼ均一に形成された第1の直線状凸部と、この第1の直線状凸部よりも幅広でかつ幅寸法がほぼ均一に形成された第2の直線状凸部とを有する構成とし、
    前記ガイド溝は、幅寸法がほぼ均一に形成され前記第1の直線状凸部が移動可能に嵌合される第1の直線状溝部と、この第1の直線状溝部よりも幅広でかつ幅寸法がほぼ均一に形成され前記第2の直線状凸部が移動可能に嵌合される第2の直線状溝部とを有する構成としたことを特徴とする操作装置。
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