JP3972474B2 - 給油装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車に燃料油を供給する給油装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、油種判断手段を設けて異油種の給油を防止した給油装置を、特開平6ー115598号、特開平8ー169498号等で提案している。また、満タン給油手段を設けて自動的に満タンまで給油する給油装置を、特開昭58ー41095号、特開昭63ー125196号等で提案している。さらに、給油状態報知器を設けて少人数で効率よく給油作業ができる給油装置を、特開平8ー258897号等で提案している。これらはそれぞれ有効であるが、別個の給油装置として提案され、全てを組み込んだ給油装置は提案されていない。そして、油種判断手段を設けた給油装置では、異なる油種が給油される虞はないが、満タンまで給油をするには人手により継ぎ足し給油をする必要がある。また、満タン給油手段を設けた給油装置では、自動的に満タンまで給油できるが、異なる油種が給油される虞がある。さらに、給油状態報知器を設けていない給油装置では、多人数の作業員を必要としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、異なった油種が給油される虞がなく、しかも自動的に満タンまで給油でき、さらに少人数で効率よく給油作業ができる給油装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、給油管にポンプ及び流量計を介装し、先端に給油ノズルを設けた給油ホースを給油管に接続し、給油ノズルのノズル掛けにノズルスイッチを設け、油種判断手段及び満タン給油手段を具備した計量機と、各計量機毎に設けられた報知器とより構成された給油装置において、計量機が設けられた各アイランド上には、遮断腕が設けられた出車防止機が設けられ、建屋内の精算所には精算管理機が設けられ、建屋の外壁等のように各アイランドから見える位置に、計量機番号に対応して状態ランプ及び精算ランプが設けられている給油状態報知器が設けられ、各計量機の上には回転点滅灯が設けられ、前記給油ノズルがノズル掛けから外されてノズルスイッチが閉じると前記油種判断手段が作動し、油種判断手段が同油種と判断すると前記満タン給油手段が作動し、満タン給油手段が満タンまで給油すると前記報知器が作動し、給油ノズルがノズル掛けに掛けられてノズルスイッチが開くと報知器の作動が停止し、前記油種判断手段が異油種と判断すると前記報知器が作動し、給油状態報知器の制御部は給油開始信号が入力すると、状態ランプを点灯し、出車防止機の遮断腕を水平に突出し、また、給油終了信号が入力すると、状態ランプを点滅し、回転点滅灯を駆動し、さらに、給油完了信号が入力すると、状態ランプを消灯して精算ランプを点滅し、回転点滅灯を停止し、そして、精算終了信号が入力すると、精算ランプを消灯し、出車防止機の遮断腕を垂下させて引っ込め、また、誤給油信号が入力すると、状態ランプを点滅し、回転点滅灯を駆動し、その後に給油完了信号が入力すると状態ランプを消灯し、回転点滅灯を停止し、出車防止機の遮断腕を垂下させて引っ込めることを要旨とするものである。
【0005】
本発明によれば、給油管にポンプ及び流量計を介装し、先端に給油ノズルを設けた給油ホースを給油管に接続し、給油ノズルのノズル掛けにノズルスイッチを設け、油種判断手段及び満タン給油手段を具備した計量機と、各計量機毎に設けられた報知器とより構成された給油装置において、前記給油ノズルがノズル掛けから外されてノズルスイッチが閉じると前記油種判断手段が作動し、油種判断手段が同油種と判断すると前記満タン給油手段が作動し、満タン給油手段が満タンまで給油すると前記報知器が作動し、給油ノズルがノズル掛けに掛けられてノズルスイッチが開くと報知器の作動が停止するので、異なった油種が給油される虞がなく、しかも、自動的に満タンまで給油ができる。さらに、満タンまで給油されると報知されるので、少人数の作業員で給油作業が速やかに行われるようになる。
【0006】
そして、前記油種判断手段が異油種と判断すると前記報知器が作動し、前記ノズルスイッチが開くと報知器の作動が停止するので、正しい油種の再給油作業が速やかに行われるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1、2に示すように、自動車に燃料油を給油する給油所には複数のアイランド1、1が設けられ、各アイランド1上には計量機2及び出車防止機3が設けられている。一方、建屋4内の精算所には精算管理機5が設けられ、建屋4の外壁等のように各アイランド1から見える位置に給油状態報知器6が設けられ、各計量機2の上には回転点滅灯7が設けられている。そして、上述した各機器2、3、5、6、7は、信号線8で接続されている。
【0008】
アイランド1に設けられた計量機2には、レギュラガソリンとハイオクガソリンと軽油の3油種の給油系統が組み込まれている。各油種の給油系統の給油管2aには、ポンプ2b、流量計2c、及び制御弁2dが介装され、給油管2aの先端には給油ホース2eが接続されている。給油ホースの先端には給油ノズル2fが取り付けられ、給油ノズル2fのノズル掛け2gには、給油ノズル2fの掛け外しでオン・オフするノズルスイッチ2hが設けられている。
【0009】
図3に示すように、給油ノズル2fの吐出管2iの先端には、ベーパ吸引口2jと液検知口2kが設けられ、給油レバー2lを係止するラッチ2mが設けられている。
【0010】
そして、計量機2の制御部2nには、油種判断手段2pと満タン給油手段2qが設けられている。この油種判断手段2pは、ベーパ吸引口2jから自動車の給油口内のベーパを吸引し、ベーパから油種を判断するようになっている。また、満タン給油手段2qは、液検知口2kが泡又は液で閉じられると送液を一時停止し、一定時間後に送液を再開し、この工程を数回繰り返して満タンまで給油するようになっている。
【0011】
さらに、制御部2nは、ノズルスイッチ2hからオン信号を受けて、表示器2rに表示されていた前回の給油量を帰零し、給油開始信号を精算管理機5及び給油状態報知器6へ出力し、油種判断手段2pを働かせる。そして、油種判断手段2pで油種の一致が確認されるとポンプ2bを駆動し、満タン給油手段2qを働かせる。また、給油中は流量計2cで計量された給油データを表示器2rに表示し、給油データを精算管理機5へ出力する。さらに、満タンまで給油されるとポンプ2bの駆動を停止し、給油終了信号を精算管理機5及び給油状態報知器6へ出力する。そして、給油ノズル2fがノズル掛け2gに掛けられてノズルスイッチ2hからオフ信号が入力すると、給油完了信号を精算管理機5及び給油状態報知器6へ出力する。また、油種判断手段2pで油種の不一致が確認されると誤給油信号を精算管理機5及び給油状態報知器6へ出力し、給油ノズル2fがノズル掛け2gに掛けられてノズルスイッチ2hからオフ信号が入力すると、給油完了信号を精算管理機5及び給油状態報知器6へ出力するようになっている。
【0012】
アイランド1に設けられている出車防止機3には遮断腕3aが設けられ、遮断腕3aが垂下した位置で出車可を示し、水平の位置で出車不可を示すようになっている。
【0013】
建屋4内の精算所に設けられている精算管理機5には、各計量機2毎にエリア5aが区画された表示器5b、キーボード5c、プリンタ5d等が設けられている。精算管理機5の制御部5eは、計量機2から給油開始信号が入力するとこの計量機2の給油データの管理を開始し、給油完了信号が入力すると、表示器5bのエリア5aに精算待ちの表示をする。そして、キーボード5cの精算釦が押されてオン信号が入力すると、プリンタ5dから給油伝票を発行し、精算終了信号を給油状態報知器6へ出力し、給油データの管理を終了する。また、誤給油信号が入力した後に給油完了信号が入力すると、給油データの管理を終了するようになっている。
【0014】
建屋4の外壁等に設けられている給油状態報知器6には、計量機番号6aに対応して状態ランプ6b及び精算ランプ6cが設けられている。そして、給油状態報知器6の制御部6dは給油開始信号が入力すると、状態ランプ6bを点灯し、出車防止機3の遮断腕3aを水平に突出する。また、給油終了信号が入力すると、状態ランプ6bを点滅し、回転点滅灯7を駆動する。さらに、給油完了信号が入力すると、状態ランプ6bを消灯して精算ランプ6cを点滅し、回転点滅灯7を停止する。そして、精算終了信号が入力すると、精算ランプ6cを消灯し、出車防止機3の遮断腕3aを垂下させて引っ込める。また、誤給油信号が入力すると、状態ランプ6bを点滅し、回転点滅灯7を駆動する。そして、その後に給油完了信号が入力すると状態ランプ6bを消灯し、回転点滅灯7を停止し、出車防止機3の遮断腕3aを垂下させて引っ込めるようになっている。
【0015】
次に図4乃至6のフロー図に基づいて動作を説明する。計量機2の前に自動車がいないときは、出車防止機3の遮断腕3aは垂下した位置にあり、給油状態報知器6の状態ランプ6b及び精算ランプ6c、及び回転点滅灯7は消灯している。
【0016】
給油に来た顧客は、このように空いている計量機2の前に停車する。顧客の自動車が停車したのを見て、作業員は計量機2のところへ行き、顧客が要望した油種の給油ノズル2fをノズル掛け2gから外し、給油ノズル2fを自動車の給油口へ挿入し、給油レバー2lを引いてラッチ2mに掛ける。
【0017】
給油ノズル2fをノズル掛け2gから外してノズルスイッチ2hが閉じてオン信号が入力すると(図4 ST1)、制御部2nは表示器2rに表示されていた前回の給油量表示を帰零し、信号線8を介して給油開始信号を精算管理機5及び給油状態報知器6へ出力し、油種判断手段2pを作動する(図4 ST2)。そして、精算管理機5の制御部5eは給油開始信号を受けて(図5 ST1)、当該計量機2の給油データの管理を開始する(図5 ST2)。また、給油状態報知器6の制御部6dは給油開始信号を受けて(図6 ST1)、当該計量機2の状態ランプ6bを点灯し、出車防止機3の遮断腕3aを回動して水平の位置にする(図6 ST2)。
【0018】
このように状態ランプ6bが点灯して計量機2の使用中が表示され、出車防止機3の遮断腕3aが突出して給油中に間違えて自動車を発車させることを防止する。
【0019】
油種判断手段2pが作動することにより、給油ノズル2fのベーパ吸引口2jからベーパが吸引されて油種が判断され、油種が一致していると(図4 ST3)、ポンプ2bが駆動されて給油が開始する(図4 ST4)。そして、給油が開始すると、満タン給油手段2qが作動し、この制御の基に満タンになるまで給油が行われる(図4 ST5、ST6)。即ち、給油口内の油面上の泡が給油ノズル2fの液面検知口2kに至ると給油を中断し、泡が消えると給油を再開する給油工程を複数回行い、油面が液検知口2kに至るまで給油をする。
【0020】
給油中に流量計2cで計られた給油量は表示器2rに表示され、精算管理機5へ出力される。
【0021】
そして、油面が液検知口2kに至って満タンまで給油されると(図4 ST6)、ポンプ2bが停止し、給油終了信号を給油状態報知器6へ出力する(図4T7)。給油状態報知器6の制御部6dは給油終了信号を受けて(図6 ST3)、当該計量機2の状態ランプ6bを点滅し、回転点滅灯7を駆動する(図6ST4)。
【0022】
このように給油ノズル2fを給油口に挿入して給油レバー2lをラッチ2mに掛けると、正しい油種が満タンまで給油され、給油終了は報知されるので、作業員は給油中に他の作業をすることができる。
【0023】
作業員は状態ランプ6bの点滅及び回転点滅灯7の駆動を見て、計量機2の所へ行き、給油ノズル2fを給油口から抜いてノズル掛け2gに掛けるとノズルスイッチ2hがオフし(図4 ST8)、給油完了信号を精算管理機5及び給油状態報知器6へ出力する(図4 ST9)。
【0024】
そして、精算管理機5の制御部5eは、給油完了信号を受けて(図5 ST3)、当該計量機2のエリア5aに精算待ちの表示をする(図5 ST4)。また、給油状態報知器6の制御部6dは、給油完了信号を受けて(図6 ST5)、状態ランプ6bを消灯して精算ランプ6cを点滅し、回転点滅灯7を停止する(図6 ST6)。
【0025】
このようにして給油が完了したならば、顧客は建屋4内の精算所へ行き給油料金の精算をする。事務員が精算管理機5のキーボード5cの精算釦を押すと(図5 ST5)、プリンタ5dより給油伝票が発行され、精算終了信号を給油状態報知器6へ出力し、この計量機2の給油データの管理を終了する(図5 ST6)。
【0026】
給油状態報知器6の制御部6dは、精算終了信号を受けて(図6 ST7)、精算ランプ6cを消灯し、出車防止機3の遮断腕3aを回動して垂下する(図6ST8)。
【0027】
このように精算が終わるまでは、給油状態報知器6の精算ランプ6cが点滅し続け、出車防止機3の遮断腕3aが水平に突出しているので、精算をしないで出車されることが防止できる。
【0028】
また、油種判断手段2pによる判断が、油種不一致であると(図4 ST10)、計量機2の制御部2nは誤給油信号を精算管理機5及び給油状態報知器6へ出力する(図4 T11)。給油状態報知器6の制御部6dは誤給油信号を受けて(図6 ST9)、当該計量機2の状態ランプ6bを点滅し、回転点滅灯7を駆動する(図6 ST10)。
【0029】
作業員は状態ランプ6bの点滅及び回転点滅灯7の駆動を見て、計量機2の所へ行き、給油ノズル2fを給油口から抜いてノズル掛け2gに掛けるとノズルスイッチ2hがオフし(図4 ST12)、給油完了信号を精算管理機5及び給油状態報知器6へ出力する(図4 ST13)。
【0030】
そして、精算管理機5の制御部5eは、誤給油信号を受けた後に(図5 ST7)、給油完了信号を受けて(図5 ST8)、給油データの管理を終了する(図5 ST9)。また、給油状態報知器6の制御部6dは、給油完了信号を受けて(図6 ST11)、状態ランプ6bを消灯し、回転点滅灯7を停止し、出車防止機3の遮断腕3aを回動して垂下する(図6 ST12)。
【0031】
この場合には、正しい油種の給油ノズル2fをノズル掛け2gから外して、あらためて給油をする。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の給油装置は、給油管にポンプ及び流量計を介装し、先端に給油ノズルを設けた給油ホースを給油管に接続し、給油ノズルのノズル掛けにノズルスイッチを設け、油種判断手段及び満タン給油手段を具備した計量機と、各計量機毎に設けられた報知器とより構成された給油装置において、前記給油ノズルがノズル掛けから外されてノズルスイッチが閉じると前記油種判断手段が作動し、油種判断手段が同油種と判断すると前記満タン給油手段が作動し、満タン給油手段が満タンまで給油すると前記報知器が作動し、給油ノズルがノズル掛けに掛けられてノズルスイッチが開くと報知器の作動が停止するので、異なった油種が給油される虞がなく、しかも、自動的に満タンまで給油ができる。さらに、満タンまで給油されると報知されるので、少人数の作業員で給油作業が速やかに行われるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給油装置を実施した給油所の平面図である。
【図2】本発明の給油装置の一部を断面で示す斜視図である。
【図3】本発明の給油装置に使用される給油ノズルの斜視図である。
【図4】計量機の制御部のフロー図である。
【図5】精算管理機の制御部のフロー図である。
【図6】給油状態報知器の制御部のフロー図である。
【符号の説明】
1 アイランド
2 計量機
2a 給油管
2b ポンプ
2c 流量計
2d 制御弁
2e 給油ホース
2f 給油ノズル
2g ノズル掛け
2h ノズルスイッチ
2i 吐出管
2j ベーパ吸引口
2k 液検知口
2l 給油レバー
2m ラッチ
2n 制御部
2p 油種判断手段
2q 満タン給油手段
2r 表示器
3 出車防止機
3a 遮断腕
4 建屋
5 精算管理機
5a エリア
5b 表示器
5c キーボード
5d プリンタ
5e 制御部
6 給油状態報知器
6a 計量機番号
6b 状態ランプ
6c 精算ランプ
6d 制御部
7 回転点滅灯
8 信号線
Claims (1)
- 給油管にポンプ及び流量計を介装し、先端に給油ノズルを設けた給油ホースを給油管に接続し、給油ノズルのノズル掛けにノズルスイッチを設け、油種判断手段及び満タン給油手段を具備した計量機と、各計量機毎に設けられた報知器とより構成された給油装置において、
計量機が設けられた各アイランド上には、遮断腕が設けられた出車防止機が設けられ、建屋内の精算所には精算管理機が設けられ、建屋の外壁等のように各アイランドから見える位置に、計量機番号に対応して状態ランプ及び精算ランプが設けられている給油状態報知器が設けられ、各計量機の上には回転点滅灯が設けられ、
前記給油ノズルがノズル掛けから外されてノズルスイッチが閉じると前記油種判断手段が作動し、油種判断手段が同油種と判断すると前記満タン給油手段が作動し、満タン給油手段が満タンまで給油すると前記報知器が作動し、給油ノズルがノズル掛けに掛けられてノズルスイッチが開くと報知器の作動が停止し、前記油種判断手段が異油種と判断すると前記報知器が作動し、
給油状態報知器の制御部は給油開始信号が入力すると、状態ランプを点灯し、出車防止機の遮断腕を水平に突出し、また、給油終了信号が入力すると、状態ランプを点滅し、回転点滅灯を駆動し、さらに、給油完了信号が入力すると、状態ランプを消灯して精算ランプを点滅し、回転点滅灯を停止し、そして、精算終了信号が入力すると、精算ランプを消灯し、出車防止機の遮断腕を垂下させて引っ込め、また、誤給油信号が入力すると、状態ランプを点滅し、回転点滅灯を駆動し、その後に給油完了信号が入力すると状態ランプを消灯し、回転点滅灯を停止し、出車防止機の遮断腕を垂下させて引っ込めることを特徴とした給油装置。
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