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JP3973375B2 - コードリール付アイロン - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はアイロン本体の後部にコードを巻装するコードリール付アイロンに関する。
【0002】
【従来の技術】
アイロン本体の後部にコードリールを固定した先行技術は古くから知られており、アイロンの使用時には全て引き出して交流電源に接続しヒータに通電させ、不使用時には巻装してコードの処理を簡単にしている。(実開平2−28000号公報)
そして、アイロン掛け作業における休止状態の時にはアイロン本体を略垂直位置にしてコードリールの後面をアイロン台やテーブル、畳の上に置いて自立状態としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
アイロン掛け作業中におけるアイロン本体の自立時は必ずしも平坦面に置かれるとは限らず、寧ろ布地の表皮により形成したアイロン台や畳の上に載置することが多く安定性に欠けている。
【0004】
このため、アイロン掛け作業中におけるアイロン本体の水平、自立の繰り返しがかなり多いことから、自立時の載置面に十分に目を向けることなく自立状態にしていることが多い。
【0005】
従って、自立時にはコードリールの後部平坦面の全域が載置面となることから、多少の凹凸があった時には自立時での安定が悪く、時には横転することがある。
【0006】
横転をすれば、使用者が近くにいる場合には、すぐに立て起こして再度自立状態にするわけであるが、高温となっているベースの位置が通常のアイロン掛け状態では生じない横向きになって手が触れる危険がある。
【0007】
特に危険なことは、アイロン本体を自立状態にしたままで使用者がその場所から離れた場合である。この時には、確実に自立状態を維持できる載置面であれば、仮にヒータに通電したままでその場から離れてもサーモスタットやマイコンがベースの温度を制御して問題ないが、載置面が布地である場合には、自立後、しばらく経過してから布地の復元力や周囲の振動によってアイロン本体が転倒することがある。
【0008】
この様な使用者がその場から離れた場合に生じるアイロン本体の横転は、ベースの一部は常にアイロン掛けを行う布地に当っているため、接触部分の温度が上昇し火災に至る危険があった。
【0009】
本発明は、アイロン本体の自立時における接地面に多少の凹凸や弾力性があっても安定した自立状態を維持できるようにし、アイロン本体の水平、自立状態の繰り返しを行っても瞬時に安定した自立状態に移行できるものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ヒータを固定したベースと、このベースの上方に設けたハンドルを有する基台と、この基台の後部に固定され前記ヒータに接続したコードを巻装するコードリールとを備え、前記コードリールの後壁下部の両側には後壁面よりも突出する突起を設けると共に、前記突起のそれぞれの後部にはさらに側方に偏位して突出した凸部を設けたものである。
【0012】
また、前記コードリールは、前記コードを囲むカバーを設け、このカバーの両側縁を基台の外側壁に重合したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明のコードリール付アイロンの一部を断面とした側面図、図2は同じく側面断面図、図3は同じく後面図、図4は同じく自立状態を示す側面図である。
【0015】
(1)はアイロン本体、(2)はヒータ(3)を埋設固定し上面に気化室(4)を有したベースで、前記ヒータの後部には接続端子(5)(5)を設けている。(6)は前記ベース(2)の上面に固定され前記ヒータ(3)に接続したサーモスタット、(7)は前記ベース(2)の上方に設けられハンドル(8)を一体成形した基台で、後側には後側壁(9)と該後側壁に連なる外側壁(10)(10)を有している。
【0016】
(11)は前記基台(7)に着脱自在に装着し下部には前記気化室(4)に連通するノズル(12)を設けたタンク、(13)はハンドル(8)の上面にスライド自在に設けられ伝達機構(14)を介して前記サーモスタット(6)の調節を行う温度調節ツマミ、(15)はハンドル(8)内に設けた表示ランプ、(16)は前記タンク(11)の前面上部に設けられ前記ノズル(12)の開閉を行うスチーム/ドライ切替釦である。
【0017】
(17)は前記基台(7)の後側壁(9)に固定したコードリールで、一端を前記ヒータ(3)の接続端子(5)とサーモスタット(6)に接続し、他端に差し込みプラグ(18)を備えたコード(18)と、前記コード(18)を巻装する回転ドラム(19)と、この回転ドラムを一方向に回転附勢するゼンマイバネ(20)と、受給電端子(21)と、前記コード(18)、回転ドラム(19)、ゼンマイバネ(20)、受給電端子(21)のそれぞれを囲むカバー(22)とから構成している。
【0018】
前記カバー(22)の後壁下部の両側には、図1〜図3に示す様にカバー(22)の後壁面(23)よりも後側に突出する左右一対の突起(24)(24)を一体成形している。
【0019】
この突起の内側(カバー内側)にはネジ孔(25)(25)を設けると共に、この突起のそれぞれの後部にはさらに側方に偏位して突出した凸部(26)(26)を一体成形している。(27)はゼンマイバネ(20)による回転ドラム(19)の回転を行いコード( )を巻き取る巻取り釦である。
【0020】
前記凸部(26)(26)の位置は図3に示す様に突起(24)(24)の中心(C)よりも側方(下方)に偏位することにより、カバー(22)の上部端縁(H)からの距離を長くしている。
【0021】
斯して、コードリール(17)は、カバー(22)の前側の両側縁(25)(25)を基台(7)の外側壁(10)の外側に重合した状態でネジ(28)(28)によりネジ孔(25)(25)を介して基台(7)の後側壁(9)に螺合固定する。
【0022】
アイロン掛けに際しては、コード(18)を回転ドラム(19)から引き出して壁面コンセント(図示せず)に連結し、温度調節ツマミ(13)を操作して布地に適した温度に設定する。
【0023】
ベース(2)が布地に適した温度に達するまでの間の待機状態では、アイロン本体(1)を図4に示す様な自立状態とする。
【0024】
自立状態では、凸部(26)(26)とカバー(22)の上部端縁(H)の3点でアイロン台等の接地面(F)に接触して自立状態を維持しているわけであるが、アイロン本体(1)の重心は、垂直方向(P)に対して大きい角度(A)だけ傾きを生じる。
【0025】
もし、突起(24)(24)や凸部(26)(26)がなくコードリール(17)のカバー(22)の後壁面(23)全体で接地面(F)に接触した場合は、垂直方向(P)に対して小さい角度(B)となり、ベース(2)から図4の左方向に倒れやすくなる。
【0026】
また、アイロン本体(1)の自立時には、図4に示す様に凸部(26)(26)とカバー(22)の上部端縁(H)の3点接触により接地面(F)との間に空間(S)を形成する。
【0027】
通常、小型サイズのアイロンは、取りまわしがよいが、最近のハイパワー化により1000W〜1200Wに設定され、本体の外かく温度も高くなるが、空間(S)はコードリール(17)と接地面(F)との間の空気の流通をよくして放熱を行う。
【0028】
【発明の効果】
以上の様に本発明は、コードリールの後部下部の両側に後壁面よりも突出する突起を設けたものであるから、アイロン本体の自立時にはコードリールの後壁は接地面と点又は線接触となり接地面に多少凹凸があっても安定して維持できる。また、突起のそれぞれには側方に偏位して突出した凸部を設けたものであるから、接地部間の距離が大きくなりより安定した自立状態を維持することができると共に、アイロン本体の重心に対する傾きを補正しアイロン掛け時においてアイロン本体の水平、自立状態の繰り返しを行っても瞬時に安定した自立状態に移行できる。
【0030】
そして、コードリールのカバーの両側縁を基台の外側壁に重合したものであるから、コードリールの固定時にガイドとなるばかりか、左右の揺れを防止でき、より強固な固定ができる。
【0031】
さらに、アイロン本体の自立時には、コードリールのカバーの上部端縁と突起とを接地部としてカバーと接地面との間に空間を形成したものであるから、アイロン本体のコードリール側の熱は空間から放熱され、仮にコードを全て引き出さずにヒータに通電して巻装したコードが発熱したとしても空間の放熱により内部温度の上昇を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコードリール付アイロンの一部を断面とした側面図である。
【図2】同じく側面断面図である。
【図3】同じく後面図である。
【図4】同じく自立状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 アイロン本体
2 ベース
3 ヒータ
7 基台
8 ハンドル
10 外側壁
17 コードリール
18 コード
22 カバー
24 突起
26 凸部

Claims (2)

  1. ヒータを固定したベースと、このベースの上方に設けたハンドルを有する基台と、この基台の後部に固定され前記ヒータに接続したコードを巻装するコードリールとを備え、前記コードリールの後壁下部の両側には後壁面よりも突出する突起を設けると共に、前記突起のそれぞれの後部にはさらに側方に偏位して突出した凸部を設けたことを特徴とするコードリール付アイロン。
  2. 前記コードリールは、前記コードを囲むカバーを設け、このカバーの両側縁を基台の外側壁に重合したことを特徴とする請求項1に記載のコードリール付アイロン。
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