JP3974348B2 - 窓サッシ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の外壁の開口部に取り付ける窓サッシに関し、特に、一階と二階の窓サッシが一体的に見えるようにする大型の窓サッシにおいて、外観を向上するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開平11−256935で提案されているように、上下の窓サッシ間にパネルを取り付け、上下の窓サッシに連続した装飾用縦部材を設けて、上下の窓サッシが連続して見えるようにしたものがある。
また、特開2000−110280では、上下の窓サッシ間に、窓サッシと同質且つ同系色のパネルを取り付けることによって、上下の窓サッシを一体的に連続させたものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の窓サッシは、上下の窓サッシ間にパネルが取り付けられるので、ガラス窓が区切られてしまい、外部空間への連続性や一体空間を実現できないことがあった。
本発明では、上記の従来技術に鑑み、上下窓サッシのガラス窓が連続した外観となるようにし、意匠性の高い窓サッシを提案する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
住宅(1)の一階と二階の外壁に上下方向に連続して、一階の窓サッシ(5)と二階の窓サッシ(6)を配置する構成であって、該一階の窓サッシ(5)と二階の窓サッシ(6)の間に、該窓サッシ(5・6)と同様に構成した層間パネル(7)を設け、前記層間パネル(7)は、ガラスパネル(16)と窓枠(17)で構成し、該窓枠(17)は、前記一階の窓サッシ(5)と二階の窓サッシ(6)と同じ金属素材で構成し、同色系の塗装を施し、横幅を略同一に形成し、該一階の窓サッシ(5)の上部、及び二階の窓サッシ(6)の下部の位置の、上下途中部の外側に、化粧無目(31)を取り付け、該化粧無目(31)は、該窓サッシ(5・6)と同じ金属素材で構成し、水切り用の傾斜を構成し、該窓サッシ(5・6)と同色系の塗装を施し、横幅を略同一に形成し、窓サッシ(5・6)の 上枠(8・12)及び下枠(9・13)と平行な水平方向に長尺な棒状に構成し、外観のアクセントとして、1階から2階と連続した構成となる窓に対して変化を持たせ、前記一階の窓サッシ(5)と層間パネル(7)の室内側下部に、目隠し板(35)を着脱可能に取り付けたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
【0007】
図1は本発明に係る窓サッシを設けた住宅を示す正面図、図2は上側窓サッシの縦断面図、図3は下側の窓サッシの縦断面図である。
【0008】
図4は層間パネルの縦断面図、図5は別実施例を示す下部窓サッシの縦断面図、図6は別実施例を示す下部窓サッシの縦断面図である。
【0009】
図1は、一例として本発明に係る窓サッシが適用された戸建て住宅1を示すものである。該住宅1は二階建ての本屋部2と、該本屋部2の屋根または屋上の一部に位置して、内部が屋根裏部屋またはペントハウスまたは2.5階(中屋上階)となる小部屋3とで構成されている。本屋部2の一階と二階は平面視において略等しい形状に設計されて容積率が大きくなるようにしていて、一階と二階の間には屋根が設けられていない。但し、一部においては、例えば、二階の床部やバルコニー4等の構造物の突き出した空間を屋根として利用したり、庇を設けたりして、一階天井部分の雨除け及び日除けを確保している。
【0010】
前記住宅1の本屋部2の一階と二階の外壁の一部に、床から天井までを開口した一階と二階にそれぞれ開口部が設けられている。この開口部は、開口部の上端と室内天井の位置が略同一となるように設けられているので、室内と室外との一体感を持たせることができる。
【0011】
この開口部に、図2、図3に示すように、本屋部2の外壁に窓サッシ5、6が上下方向に設けられ、上下の窓サッシ5、6が一体的に連続した外観になるように、窓サッシ5と窓サッシ6との間に層間パネル7が取り付けられている。
【0012】
窓サッシ5は上枠8、下枠9、縦枠10・10とにより正面視矩形状に固定されて窓枠11が構成され、該窓枠11内に窓ガラスが左右摺動可能に、または、上下摺動可能に、または、外方向に滑り出し可能に、または、窓枠11に固定される。
また、窓サッシ6は、窓サッシ5と同じく、上枠12、下枠13、縦枠14・14とにより正面視矩形状に固定されて窓枠15が構成され、該窓枠15内に窓ガラスが左右摺動可能に、または、上下摺動可能に、または、外方向に滑り出し可能に、または、窓枠15に固定される。
【0013】
前記窓サッシ5の縦枠10・10、窓サッシ6の縦枠14・14及び層間パネル7の縦枠20・20に化粧板29・29が螺設されている。該化粧板29・29の室外側には断面L字状の固定片30(図4)を介して化粧無目31・31・・・が取り付けられている。該化粧無目31・31・・・は、好みに応じて取り付け位置や数等を調節でき、窓サッシ5・6の上枠8・12及び下枠9・13と平行な水平方向に長尺な棒状に見える。
【0014】
前記化粧無目31は、窓サッシ5・6と同じ金属素材で構成されていて、水切り用の傾斜を有する。また、窓サッシ5、6と同色系の塗装が施され、窓サッシ5・6の横幅と略同一の長さに形成されている。これによって、好みに応じた位置に化粧無目31を固定でき、外観のアクセントとすることができ、1階から2階と連続した構成となる窓に対して、変化を持たせて単純な窓に見えることを防止するようにしている。
【0015】
図4に示すように、前記化粧無目31が一階上部と二階下部に設けられ、両化粧無目31・31の間に窓サッシ5・6と同様に構成した層間パネル7が設けられている。層間パネル7は、ガラスパネル16と該ガラスパネル16を嵌め込む窓枠17で構成されている。窓枠17は、窓上枠18、窓下枠19、窓縦枠20・20によって形成された正面視矩形状の枠である。該窓枠17は、窓サッシ5・6と同じ金属素材で構成されていて、窓サッシ5・6と同色系の塗装が施され、窓サッシ5・6の横幅と略同一の長さに形成されている。
【0016】
また、ガラスパネル16は、ガラスと目隠し板で構成されていて、正面視矩形状に形成されている。
これによって、化粧板29で一階の窓サッシ5と二階の窓サッシ6が連続して見え、一階上部と二階下部に設けた化粧無目31・31で層間パネル7と上下の窓サッシ5・6とが一体的に見えるので、連続した外観を得られ、外観の意匠性の向上を図ることができる。
【0017】
層間パネル7は、窓サッシ5の下枠9に螺設された断面略L字状の化粧板21と窓サッシ6の上枠12に螺設された断面略L字状の化粧板22との間に嵌め込まれるように構成されている。該窓枠17の窓上枠18と化粧板21との間、窓下枠19と化粧板22との間にはシーリング材23が充填されている。
【0018】
前記層間パネル7の室内側には窓枠17と略同じ大きさの正面視矩形状の化粧板24が窓枠17と螺設されている。該化粧板24の室内側が軸組25に螺設されている。このように構成することで、軸組25を室外側から見えないようにしている。
【0019】
前記軸組25の上部開口フレーム25aには断面コ字状の支持片26が螺設されていて、この支持片26の室外側に窓上枠18が螺設されることで層間パネル7が軸組25に固定される。また、該軸組25の上部開口フレーム25aには固定片27が螺設されていて、該固定片27が室内側の梁28に螺設されている。
【0020】
また、図5に示すように、窓サッシ6が、可動窓32と固定窓33、34が嵌め込まれて、連窓及び連段窓で構成されている。該窓サッシ6の可動窓32は通風用に設けられ、窓サッシ6の固定窓33は採光用に設けられる。
【0021】
前記窓サッシ6の固定窓34の室内側には目隠し板35が設けられている。該目隠し板35は、正面視矩形状の板であり、窓サッシ5・6の横幅と略同一の長さに形成されていて、縦幅の長さは用途に応じたり、好みに応じたりして自由に設定できるように形成されている。
【0022】
また、目隠し板35を内壁とほぼ同じ素材で形成し、同色系に塗装することで、固定窓33の室内側は内壁として見え、固定窓33の外観はガラス窓として見える。
【0023】
前記目隠し板35は、縦幅を固定窓34の長さと略同じにして、幅木36を取り付けて床板に垂設され、固定片37を介して窓枠11に固定される。該固定片37は目隠し板35に螺設され、縦枠14・14に設けられた図示せぬ突起に係合されて、窓枠15に固定される。但し、目隠し板37の固定方法はこれに限定されるものではない。
このように構成することで、室内下部を隠蔽できるとともに、外観をガラスとして見えるようにできる。また、室内側からは目隠し板35部分は内壁として見え、目隠し板35の上部はガラス窓として見える。
【0024】
また、目隠し板35は着脱可能であるため、目隠し板35の大きさ或いは設置位置を変更することによって、窓サッシ6を取り替えることなく窓の位置や隠蔽部の変更等のように室内の用途や好みに素早く応じることができる。
【0025】
例えば、図6に示すように、室内の中央部を室外から隠蔽する場合には、目隠し板35の代わりに目隠し板38を固定窓33の室内側に設けることにより簡単に変更できる。さらに、固定窓34を可動窓に変更することにより、可動窓33とで換気を行うことができる。
このように構成することによって、用途や好みに応じて意匠性、採光性を簡単に調節することができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0027】
住宅(1)の一階と二階の外壁に上下方向に連続して、一階の窓サッシ(5)と二階の窓サッシ(6)を配置する構成であって、該一階の窓サッシ(5)と二階の窓サッシ(6)の間に、該窓サッシ(5・6)と同様に構成した層間パネル(7)を設け、前記層間パネル(7)は、ガラスパネル(16)と窓枠(17)で構成し、該窓枠(17)は、前記一階の窓サッシ(5)と二階の窓サッシ(6)と同じ金属素材で構成し、同色系の塗装を施し、横幅を略同一に形成し、該一階の窓サッシ(5)の上部、及び二階の窓サッシ(6)の下部の位置の、上下途中部の外側に、化粧無目(31)を取り付け、該化粧無目(31)は、該窓サッシ(5・6)と同じ金属素材で構成し、水切り用の傾斜を構成し、該窓サッシ(5・6)と同色系の塗装を施し、横幅を略同一に形成し、窓サッシ(5・6)の上枠(8・12)及び下枠(9・13)と平行な水平方向に長尺な棒状に構成し、外観のアクセントとして、1階から2階と連続した構成となる窓に対して変化を持たせ、前記一階の窓サッシ(5)と層間パネル(7)の室内側下部に、目隠し板(35)を着脱可能に取り付けたので、外観のアクセントとして利用でき、意匠性の向上を図ることができる。
【0028】
また、前記化粧無目を一階上部と二階下部に設け、両化粧無目の間に窓サッシと同様に構成した層間パネルを設けるので、窓サッシに一体感を持たせることができ、外観の意匠性の向上を図ることができる。
【0029】
また、住宅の一階と二階の外壁に上下方向に連続して窓サッシを配置する構成であって、該窓サッシの室内側下部に目隠し板を着脱可能に取り付けたので、ガラス窓が連続した外観を維持しつつ内部空間の隠蔽部でき、窓サッシを取り替えることなく内装の変更に素早く対応できる。また、外部からは目隠し板によって遮られて内部を見えなくすることができて、見られたくない場合には目隠し板を取り付けて、開放感を味わいたい場合には外すことができ、気分や好みに応じて容易に着脱して変更できる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る窓サッシを設けた住宅を示す正面図。
【図2】 上側窓サッシの縦断面図。
【図3】 下側の窓サッシの縦断面図。
【図4】 層間パネルの縦断面図。
【図5】 別実施例を示す下部窓サッシの縦断面図。
【図6】 別実施例を示す下部窓サッシの縦断面図。
【符号の説明】
1 住宅
5 窓サッシ
6 窓サッシ
7 層間パネル
31 化粧無目
Claims (1)
- 住宅(1)の一階と二階の外壁に上下方向に連続して、一階の窓サッシ(5)と二階の窓サッシ(6)を配置する構成であって、該一階の窓サッシ(5)と二階の窓サッシ(6)の間に、該窓サッシ(5・6)と同様に構成した層間パネル(7)を設け、前記層間パネル(7)は、ガラスパネル(16)と窓枠(17)で構成し、該窓枠(17)は、前記一階の窓サッシ(5)と二階の窓サッシ(6)と同じ金属素材で構成し、同色系の塗装を施し、横幅を略同一に形成し、該一階の窓サッシ(5)の上部、及び二階の窓サッシ(6)の下部の位置の、上下途中部の外側に、化粧無目(31)を取り付け、該化粧無目(31)は、該窓サッシ(5・6)と同じ金属素材で構成し、水切り用の傾斜を構成し、該窓サッシ(5・6)と同色系の塗装を施し、横幅を略同一に形成し、窓サッシ(5・6)の上枠(8・12)及び下枠(9・13)と平行な水平方向に長尺な棒状に構成し、外観のアクセントとして、1階から2階と連続した構成となる窓に対して変化を持たせ、前記一階の窓サッシ(5)と層間パネル(7)の室内側下部に、目隠し板(35)を着脱可能に取り付けたことを特徴とする窓サッシ。
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