JP3975900B2 - Press machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブランク送り装置により供給されたブランクを固定金型と可動金型との間に挟んでプレス加工を行うプレス加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プレス加工装置は、固定されたボルスタに取り付けられた固定金型と、ラム駆動源により駆動される可動のラムに取り付けられた可動金型との間の加工領域に配置された素材すなわちブランクをこれら金型の間に挟むことにより、プレス加工を行う。このプレス加工の際には、通常、ブランク送り装置を用いて加工領域内にブランクを自動的に供給するが、加工動作の設計変更に柔軟に対応するために、ブランク送り装置とラムとに別個に駆動源を設け、これら駆動源の動作のタイミングを制御装置により電気的に制御することが一般的である。
【0003】
ところで、ブランク送り装置は、加工領域内にブランクを供給するために、少なくともその一部を加工領域内に進入させなくてはならない。一方、ブランク送り装置の少なくとも一部が加工領域内に位置した状態で停止しているときに、ラム駆動源が動作を続けると、固定金型と可動金型との間にブランク送り装置の少なくとも一部が挟まれ、金型及びブランク送り装置の一方又は両方が破損してしまう。そこで、制御装置は、ラムがボルスタに接近して可動金型がブランク送り装置に干渉する前に、ブランク送り装置を加工領域から退避させるようにしている。
【0004】
さらに、万が一ブランク送り装置又はその駆動源(すなわち、送り装置駆動源)に不具合が生じた場合やプレス加工装置を緊急停止させる必要が生じた場合など、ブランク送り装置の少なくとも一部が加工領域内に位置した状態で停止せざるを得ない事態に備えて、ブランク送り装置又は送り装置駆動源とラム駆動源との間には電気的インターロックが設けられ、ブランク送り装置の動作が停止すると、これと連動してラム駆動源の動作を停止させるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ラムは一般に非常に重いので、ラム駆動源の動作を急に中断させることはできず、ラムは制動を受けながら慣性で移動を続ける。したがって、ラム駆動源への動作中断命令からラムが完全に停止するまで一定の時間を要する。しかるに、従来のプレス加工装置では、このラムの慣性に起因した、制御装置によりラム駆動源に対して動作停止命令が発せられてからラムが実際に停止するまでの遅れ時間は考慮されていない。
【0006】
このため、緊急事態や故障などでプレス加工装置を急停止させる必要がある場合に、制御装置がブランク送り装置の動作と共にラム駆動源の動作を中断させても、ラムが慣性で移動を続け、ラムに取り付けられた可動金型が加工領域内で停止したブランク送り装置の一部と干渉することがある。この結果、可動金型及びブランク送り装置の一方又は両方が破損する恐れが生じる。また、送り装置駆動源の故障でブランク送り装置の動作が停止した場合も同様の問題が生じる。
【0007】
よって、本発明の目的は、上記従来技術に存する問題を解消して、緊急停止動作が要求されたとき又はブランク送り装置が停止したときに、可動金型とブランク送り装置との干渉を防止するプレス加工装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的に鑑み、プレス加工装置において、ラムがボルスタに接近する途中でラム及びブランク送り装置の駆動を中断したときに、可動金型の接近に追従して作動する補助駆動源によりブランク送り装置を加工領域から退避させるようにした。
【0009】
ボルスタにラムを接近させるラム駆動源とは別にブランク送り装置を駆動する送り装置駆動源が設けられている場合には、ラムの動作とブランク送り装置の動作とは基本的に独立したものとなる。また、ブランク送り装置は軽量であり即座に停止することが可能であるが、ラムは重く、慣性が大きいため、停止には一定の時間を要する。したがって、ラムがボルスタに接近する際にラム及びブランク送り装置の駆動を中断させる事態が発生すると、ブランク送り装置が停止したにも拘わらず、ラムはその重量による慣性である程度の距離だけ移動してしまうことがある。このような事態は、例えば、プレス加工装置に対してなされた加工動作中断命令に従ってラム駆動源及び送り装置駆動源に動作中断命令を発した場合や、送り装置駆動源の故障でブランク送り装置が停止し、電気的インターロックでラム駆動源の動作中断命令が発せられた場合などに発生する。
【0010】
本発明のプレス加工装置では、固定金型に対する可動金型の接近運動に追従する補助駆動源を送り装置駆動源と独立して設けられているので、送り装置駆動源が停止しているにも拘わらずラムがその重量に起因する慣性によりボルスタに対する接近運動を続けている場合には、補助駆動源がラムの接近運動に伴う可動金型と固定金型との接近に追従してブランク送り装置を加工領域から退避させる。したがって、送り装置駆動源が停止しているときに可動金型と固定金型が接近したとしても、可動金型がブランク送り装置と干渉することを回避することができ、干渉による可動金型又はブランク送り装置の損傷が防止される。
また、ラム駆動源へ動作中断命令を発してから実際にラムが停止するまでにラムが移動する距離と、ブランク送り装置が加工領域にあると仮定した場合にブランク送り装置と可動金型とが初めて干渉するときのラムとボルスタとの間の距離は、予め求めることができるので、可動金型がブランク送り装置と干渉する前にラムを停止させるためには、ラムとボルスタとの間がどれくらいの距離になる前にラムの駆動を中断させる必要があるかが求められる。したがって、ラムとボルスタとの距離が予め定められた値より小さくなると、補助駆動源がブランク送り装置を加工領域から退避させるようになっていれば、ラムの慣性により可動金型がブランク送り装置に干渉することを回避させることが可能となる。
さらに、ラムがボルスタに対して接近すると押圧されて油圧を発生させるプランジャポンプと連動して作動するシリンダを補助駆動源として用いており、プランジャポンプは、可動金型と固定金型とが接近すると油圧を発生させるので、この油圧を利用してシリンダを作動させることができ、プレス加工装置の外部からシリンダに付加的なエネルギを供給する必要がなくなる。しかも、プランジャポンプがラムに与える反作用がラムの慣性を打ち消す方向に作用するので、ラムが慣性で移動する距離を短くすることができる。また、プランジャポンプが発生させる圧力は、ラムとボルスタとの距離に応じて変化するので、ボルスタに取り付けられた固定金型とラムに取り付けられた可動金型との間の距離に応じて補助駆動源を作動させることも容易となる。
【0011】
上記プレス加工装置において、ラムが慣性によりボルスタに接近しているにも拘わらずブランク送り装置が作業領域内で停止している場合に、補助駆動源が送り装置駆動源と切り替わってブランク送り装置を駆動するようになっていれば、送り装置駆動源が停止していてもブランク送り装置を作業領域から退避させることができる。
【0012】
具体的な構造として、例えば、送り装置駆動源がブランク送り装置に常時連結されている一方、補助駆動源は、ラムが慣性によりボルスタに接近しているにも拘わらずブランク送り装置が作業領域内で停止している場合に、ブランク送り装置と係合するようになっていれば、通常は送り装置駆動源がブランク送り装置を作業領域から退避させ、送り装置駆動源が停止しており且つラムが慣性によりボルスタに接近している場合には補助駆動源がブランク送り装置を作業領域から退避させ、ラムの慣性により可動金型がブランク送り装置に干渉することを回避させることができる。
【0015】
離間して互いに平行に延びる一対のフィードバーと、各フィードバーに設けられたクランパとを備え、一方のフィードバーに設けられたクランパが他方のフィードバーに設けられたクランパと対向するように配置されており、フィードバーを互いに対して近づける方向又は離す方向に移動させることにより、対向するクランパの間に位置するブランクを把持又は解放するブランク送り装置を利用している場合に、本発明は特に有効となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0017】
最初に、図1及び図2を参照して、本発明のプレス加工装置10の全体構成を説明する。なお、図1及び図2においては、理解を容易にするために、プレス加工装置のハウジングやブランク送り装置のハウジングなどの図示を省略していると共に、構成要素の一部などを切り欠いた状態で示している。
【0018】
本発明のプレス加工装置10は、固定金型16が取り付けられる固定のボルスタ12と、ラム駆動源13に駆動され且つ可動金型18が取り付けられる可動のラム14と、固定金型16と可動金型18との間に規定される加工領域にブランク20(すなわち、加工すべき素材)を供給するブランク送り装置22とを備える。ラム駆動源は、例えば、モータの回転をクランクシャフトと、クランクシャフトとラムとを接続する接続ロッドとからなり、側方への動きを拘束されたラムを上下方向に移動させるものである。
【0019】
図1に示されているプレス加工装置10では、複数の固定金型16がブランク送り装置22の送り方向に沿ってボルスタ12上に取り付けられていると共に、これら固定金型16と対応して複数の可動金型18がブランク送り装置22の送り方向に沿ってラム14上に取り付けられており、複数のブランク20に対して同時にプレス加工を行うことができるようになっている。
【0020】
ラム14上に取り付けられる各可動金型18は、図4及び図5に示されているように、バッキングプレート24と、バッキングプレート24に固定されたパンチプレート26と、パンチプレート26の下方(すなわち、固定金型16に近い側)に配置されているストリッパプレート28と、ブランク送り装置22の送り方向と垂直な方向に対向して配置されストリッパプレート28から下方へ向かって延びるカムピン30と、コイルバネ29によって下方に付勢されストリッパプレート28の下面から突出しているパイロットピン31とを含んでいる。ストリッパプレート28は、バッキングプレート24に固定され且つパンチプレート26を貫通して延びる複数のショルダボルト32と、バッキングプレート24とストリッパプレート28との間でショルダボルト32の周囲を螺旋状に延びるコイルバネ34とによって、パンチプレート26に対してショルダボルト32の長手軸線に沿って移動可能となっている。さらに、パンチプレート26から下方へ向かって単数又は複数のパンチ36が延びており、これらパンチ36はそれぞれストリッパプレート28に形成された貫通穴に収容されている。
【0021】
一方、固定金型16は、図4及び図5に示されているように、ダイホルダ38と、ダイホルダ38上に固定されたダイプレート40と、コイルバネ39によって上方に付勢されダイプレート40の上面から突出しているリフタ41と、ブランク20へ向かいダイプレート40上を摺動してダイプレート40上でブランク20を位置決め及び保持するためのスライドカム42とを含んでいる。ダイプレート40には、可動金型18が固定金型16に接近して押し付けられたときに可動金型18のパンチ36が嵌入する単数又は複数のパンチ受容穴44が形成されており、ダイホルダ38には、穴44と対応する位置にスクラップ穴45が形成されている。
【0022】
また、ブランク送り装置22は、ボルスタ12上の固定金型16を挟んで互いと離間して平行に延びる一対のフィードバー46と、各フィードバー46上にその長手方向に互いと離間して設けられた複数のクランパ48と、フィードバー46を駆動する送り装置駆動機構とを含んでおり、一方のフィードバー46上のクランパ48が他方のフィードバー46上のクランパ48と対向するように配置されている。
【0023】
送り装置駆動機構は、フィードバー46をその長手方向に前後に移動させる送り方向移動と、一対のフィードバー46を互いに対して近づける方向又は離す方向に移動させるクランプ方向移動と、一対のフィードバー46を上下に移動させる昇降方向移動とをフィードバー46に行わせる機能を有している。したがって、送り装置駆動源から動力の供給を受けることで、フィードバー46を互いに接近させることにより対向するクランパ48の間に位置するブランク20を把持し、フィードバー46を上昇させることによりクランパ48の間に把持したブランク20を持ち上げ、フィードバー46をその長手方向前方に移動させることによりクランパ48の間に把持したブランク20を送り、フィードバー46を下降させ且つフィードバー46を互いから離す方向に移動させることにより、クランパ46の間からブランク20を解放することができる。
【0024】
このような機能を有した送り装置駆動機構の具体例が図1及び図2に示されている。図1及び図2に示されている送り装置駆動機構は、フィードバー46が長手方向(すなわち、ブランク送り装置22の送り方向)に摺動可能となるようにフィードバー46の両端部を支持する支持台50と、この支持台50を上下方向に移動可能に支持しているスライダ52と、水平面と平行にフィードバー46の長手方向と直交して延び且つブランク送り装置22の送り方向の入口側及び出口側にそれぞれ設けられた一対のガイドレール54とを含んでおり、一対のフィードバー46の同じ側の端部を支持する2つのスライダ52は、同じガイドレール54の対に沿って移動するようになっている。
【0025】
図2に示されているように、各スライダ52には固定シリンダ56を介してラック58が接続されている。より詳細に説明すると、固定シリンダ56のピストン(図示せず)と連動するシリンダロッド56aの先端をスライダ52に固定し且つ固定シリンダ56の筒状シリンダ本体56bをラック58に固定することにより、スライダ52とラック58とが接続されている。さらに、ブランク送り装置22の送り方向の入口側及び出口側には、それぞれ、一対のフィードバー46に関連付けられて、2つのラック58が存在するが、これら2つのラック58は1つのピニオン60の直径方向反対側に係合するようになっている。この構成により、ピニオン60が回転すると、2つのラック58が互いに対して反対方向に直線運動を行う。したがって、固定シリンダ56のシリンダロッド56aがシリンダ本体56bに対して動かないようにすれば、シャフト62等を介してピニオン60と結合されたモータ64を回転させることにより、ラック58、ピニオン60及び固定シリンダ56を介して、2つのスライダ52をガイドレール54に沿って同時に互いに対して反対方向に移動させることができる。なお、モータ64は、上記のように、送り装置駆動機構を介して、フィードバー46と常時連結されており、ブランク送り装置22に常時連結された送り装置駆動源として機能している。
【0026】
また、図2に示されているように、同じガイドレール54の対に沿って移動する2つのスライダ52の下方には、ガイドレールと平行に延びる1つの移動プレート68(図は破断して示されているが、実際には1つの長尽板状である)が設けられている。移動プレート68には、各支持台50からスライダ52を貫通して下方に延びる一対の支持ロッド66がそれぞれ係合しており、各支持台66が支持ロッド66を介して移動プレート68と共に上下方向に連動するようになっている一方で、支持ロッド66と移動プレート68とが移動プレート68の長手方向に沿って相対移動できるようになっている。この移動プレート68にはさらに送りネジ70(図1中、奥側の移動プレート68と関連付けられたもののみが見えている)が螺合しており、この送りネジ70をモータ72で回転させることにより、ネジ送り機構で、移動プレート68と共に支持台50を上下方向に移動させることができる。一方、スライダ52及び支持台50がガイドレール54に沿って互いから離れる方向に移動するときには、支持ロッド66が移動プレート68上を移動するので、不都合はない。また、移動プレート68に係合する送りネジ70に取り付けられた小歯車74をシャフト62周りに独立して回転可能に取り付けられた中央歯車76に係合させることにより、1つのモータ72の回転を2つの送りネジ70に伝達させ、2つの支持台50を同時に駆動できるようになっている。すなわち、モータ72は、送り装置駆動機構を介してフィードバー46と一時的に連結される送り装置駆動源として機能している。
【0027】
一方、ブランク送り装置22の出口側では、一対のフィードバー46の端部に1つの接続プレート78が係合されており、モータ80を回転させることにより、接続プレート78がラック82及びピニオン84などを介してブランク送り装置22の送り方向に前後に駆動され、接続プレート78に伴ってフィードバー46がその長手方向に前後に移動するようになっている。すなわち、モータ80は送り装置駆動源の一部として機能するようになっている。なお、接続プレート78は、接続プレート78に形成され且つフィードバー46の長手方向と垂直に延びる長穴86に、フィードバー46に設けられたピン88を係合させることにより、フィードバー46と接続されており、一対のフィードバー46が互いから離れる方向及び互いに近づく方向に移動することを許容できるようになっている。
【0028】
このように、図1及び図2に示されている送り装置駆動機構では、ラム駆動源13とは別に設けられた各モータ64、72、80が、それぞれ、フィードバー46を、送り方向、クランプ方向、昇降方向に移動させる送り装置駆動源として機能している。
【0029】
また、本発明のブランク送り装置22は、上記送り装置駆動源とは独立してフィードバー46をクランプ方向に互いから離す向きに移動させることができる補助駆動源をさらに備えており、送り装置駆動源が停止している場合に、送り装置駆動源の作動と独立してフィードバー46にクランプ方向に互いから離れさせる向きの移動を行わせることができるようになっている。
【0030】
図1及び図2に示されている送り装置駆動機構では、固定金型16が取り付けられているボルスタ12と可動金型18が取り付けられているラム14との間にプランジャポンプ90を設け、このプランジャポンプ90のプランジャ90aをラム14が押すことにより固定金型16と可動金型18との距離に応じて変化する油圧に基づいて作動する複数の干渉回避シリンダ92を補助駆動源として用いている。干渉回避シリンダ92のシリンダ本体92bはブランク送り装置22のハウジング(図示せず)など静止部材に固定されている一方で、干渉回避シリンダ92のシリンダロッド92aは、スライダ52と連結されておらず、プランジャポンプ90のプランジャ90aが押されたときに、シリンダ本体92bから延伸してブランク送り装置22のスライダ52と離脱可能に係合するようになっている。なお、各干渉回避シリンダ92は、それぞれ、1つのスライダ52に対応付けられており、ブランク送り装置22の送り方向の同じ側に配置された2つの干渉回避シリンダ92はその作動方向が互いに反対向きとなるように配置されている。したがって、プランジャ90aが押されたときに、それぞれが対応付けられたスライダ52を他方のスライダ52から離す方向に、シリンダロッド92aを延伸させる。
【0031】
上記ブランク送り装置22の固定シリンダ56及び干渉回避シリンダ92としては、オイル及びエアにより作動する油気圧式シリンダが使用されており、図3に示されている油気圧回路を用いてこれらを作動させている。この油気圧回路については後述する。
【0032】
なお、プランジャポンプ90が作動を始める位置、すなわちラム14がプランジャ90aを押圧し始める位置は、以下のようにして予め設定される。すなわち、ラム駆動源13が停止してから実際にラム14の移動が停止するまでにラム14が慣性により移動してしまう距離と、ブランク送り装置22の少なくとも一部が固定金型16と可動金型18との間の加工領域に位置していると仮定した場合に可動金型18がブランク送り装置22と初めて干渉するときのボルスタ12とラム14との間の距離との和を求め、ボルスタ12とラム14との間の距離が求めた距離の和より小さくなる前にラム14がプランジャ90aを押圧するように、プランジャポンプ90が作動を始める位置を予め設定する。
【0033】
これにより、プランジャポンプ90は、固定金型16と可動金型18との距離が予め定められた値より小さくなると、干渉回避シリンダ92を作動させ、ブランク送り装置22のフィードバー46及びクランパ48を加工領域から退避させることができる。したがって、ラム14が慣性によりボルスタ12に接近しているにも拘わらずブランク送り装置22が作業領域内で停止していたとしても、干渉回避シリンダ92のシリンダロッド92aがスライダ52に係合し、送り装置駆動源であるモータ64と切り替わってブランク送り装置22のフィードバー46を駆動するので、可動金型18がブランク送り装置22に干渉する前に、フィードバー46を作業領域から退避させることができる。
【0034】
次に、図3を参照して、固定シリンダ56及び干渉回避シリンダ92を作動させるための油気圧回路を説明する。
【0035】
油気圧回路にはエア供給源94が設けられており、エア供給源94から延びる配管は、フィルタ96を通った後、複数の管路に分岐している。その1つの管路を通るエアは、減圧弁98を通って所定圧力に減圧された後、オイルタンク100に供給され、オイルタンク100内のオイルを加圧する。オイルタンク100は逆止弁102を通してプランジャポンプ90の内部チャンバと連通しており、この内部チャンバはオイルで充満されている。さらに、プランジャポンプ90の内部チャンバは干渉回避シリンダ92のシリンダ本体92b内の後端部(スライダ52から遠い方の端部)側チャンバと連通している。したがって、ラム14がボルスタ12に接近してプランジャ90aを押すことにより、プランジャポンプ90内のオイルが干渉回避シリンダ92の後端部側チャンバに供給され、干渉回避シリンダ92のシリンダロッド92aがスライダ52へ向かって延伸する。また、不具合が発生して干渉回避シリンダ92の後端部側チャンバ及びプランジャポンプ90内のオイル圧力が設定圧力以上になると、プランジャポンプ90の上流側に設けたリリーフ弁104によりオイルがオイルタンク100へ向かって逆流することを許容しオイルの圧力を設定圧力まで低下させるようになっている。
【0036】
一方、他の1つの管路を通るエアは、減圧弁106を通って所定圧力に減圧された後、エアタンク108に貯留される。このエアタンク108は干渉回避シリンダ92のシリンダ本体92bの前端部(スライダ52と面する端部)側チャンバと連通しており、シリンダ本体92b内のピストンを後端部へ向けて常時付勢している。減圧弁106の設定圧力は減圧弁98の設定圧力よりも高くなっており、ラム14がボルスタ12から離れだすと、シリンダ本体92b内の前端部側チャンバ内のエアの圧力が後端部側チャンバ内のオイルの圧力に打ち勝ち、シリンダロッド92aをスライダ52から離れる方向に後退させるようになっている。
【0037】
また、エアタンク108はオイルタンク110とも連通しており、エアタンク108内のエアはオイルタンク110内のオイルを所定圧力で加圧する。このオイルタンク110はさらに逆止弁112を通して固定シリンダ56のシリンダ本体56bの前端部側(スライダ52との接続部側)のチャンバと連通しており、シリンダ本体56b内のピストンを後端部へ向けて常時付勢している。一方、固定シリンダ56の後端部側チャンバは消音器114を介して大気開放されている。したがって、固定シリンダ56のピストンは、通常、シリンダ本体56bの後端部に押し付けられた状態で固定されており、固定シリンダ56はシリンダ本体56bが取り付けられているラック58の動きをシリンダロッド56aの先端部が固定されているスライダ52にそのまま伝達することができる。
【0038】
ところで、モータ64と連動してラック58が停止しているときに、干渉回避シリンダ92が作動して、そのシリンダロッド92aがスライダ52に係合し、固定シリンダ56のシリンダロッド56aを介してピストンをシリンダ本体56bの前端部側に移動させようとする場合がある。このような場合にスライダ52が干渉回避シリンダ92の作動によって移動できるようにするために、図3に示されている油気圧回路では、前端部側チャンバ内のオイルの圧力が設定圧力まで上昇すると、固定シリンダ56の上流側に設けたリリーフ弁116によりオイルがオイルタンク110へ向かって逆流することを許容するようになっている。したがって、固定シリンダ56のピストンは、逆流するオイル流量に応じてシリンダ本体56b内で前端部側へ移動することができる。この結果、スライダ52は、ラック58及びモータ64が停止している場合でも、干渉回避シリンダ92のシリンダロッド92aの延伸に応じて、ガイドレール54に沿って移動できるようになる。
【0039】
次に、図6を参照して、図1に示されている本発明のプレス加工装置10の動作について説明する。図6において、縦軸は各要素の動作距離、横軸はクランクシャフトの回転角度、線118は下死点を基準位置とするラム14の動作、線120はブランク20を解放する位置を基準とするフィードバー46の送り方向の動作、線122はブランク20を把持した位置を基準とするフィードバー46のクランプ方向の動作、線124はブランク20を解放する位置を基準とするフィードバー46の昇降方向の動作を示している。
【0040】
なお、カムピン30がクランパ48に干渉したと仮定したときのボルスタ12とラム14との間の距離(以下、干渉距離と記載する)D1に、制御装置(図示せず)がラム駆動源13に対して動作停止信号を発してからラム14が実際に停止するまで要する距離(以下、停止距離と記載する)D2を加算した値よりも大きい値を干渉回避距離とし、ボルスタ12とラム14との間の距離が干渉回避距離よりも小さくなったときに、プランジャポンプ90が作動するようになっているものとする。これは、図4及び図5に示されているような固定金型16及び可動金型18を使用する場合においては、可動金型18とブランク送り装置22が最も早く干渉するのは、可動金型18のカムピン30がブランク送り装置22のクランパ48に干渉するときだからである。
【0041】
最初に、正常動作時におけるプレス加工装置10の動作を説明する。ラム14が下死点にあり、ボルスタ12とラム14との距離が最小となっている状態からラム14が上昇し始めて固定金型16と可動金型18との間に間隙が生じると、ブランク送り装置22は、モータ64を回転させることにより、フィードバー46を互いに接近させて、ブランク供給源(図示せず)からプレス加工装置10の入口側に供給されているブランク20をフィードバー46上のクランパ48で両側から挟み、これを把持する。フィードバー46はプレス加工装置10の入口から出口まで延びているので、このとき、フィードバー46の少なくとも一部が固定金型16と可動金型18との間の加工領域に進入する。
【0042】
次に、ブランク送り装置22は、モータ72を回転させることにより、フィードバー46を上昇させて、対向するクランパ48の間に把持しているブランク20を持ち上げ、さらにモータ80を回転させることにより、フィードバー46を前方へ移動させて、プレス加工装置10の入口側に供給されていたブランク20を固定金型16と可動金型18との間の加工領域内に供給する。このとき、ブランク送り装置22と固定金型16及び可動金型18との位置関係は図4のようになる。
【0043】
次に、ブランク送り装置22は、モータ72を前回動作と逆に回転させることにより、フィードバー46を下降させ、モータ64を前回動作と逆に回転させることにより、フィードバー46を互いから離れる方向に移動させて、対向するクランパ48の間に把持していたブランク20を解放し、固定金型16のリフタ41上にブランク20を載置する。このとき、固定金型16上の対向するスライドカム42は互いから最も離れた状態になっており、ブランク20は僅かな距離ではあるが落下させられてスライドカム42の間の領域に載置される。
【0044】
一方、プレス加工装置10の入口側に供給されたブランク20がブランク載置位置の上方に送られた時点では、ラム14は既に上死点に到達し下降を始めているが、ブランク20を解放したフィードバー46及びクランパ48は、ラム14の下死点から干渉距離D1だけ離れた干渉位置Aにラム14が到達する前に、モータ64の作動により固定金型16と可動金型18との間の加工領域から退避させられているので、可動金型18と干渉することはない。また、ボルスタ12とラム14との間の距離が干渉回避距離よりも小さくなると、プランジャポンプ90が作動し、干渉回避シリンダ92のシリンダロッド92aがシリンダ本体92bからスライダ52へ向かって延伸するが、スライダ52は既にモータ64により他方のスライダ52から離れる方向に移動させられているので、干渉回避シリンダ92のシリンダロッド92aがスライダ52に係合することはない。
【0045】
フィードバー46が加工領域から退避した後、さらにラム14が下降すると、可動金型18のストリッパプレート28から下方に延びるカムピン30のテーパ状先端部が固定金型のL字型スライドカム42の角部に当接し、ダイプレート40上でスライドカム42を互いに接近する方向に摺動を開始する。さらにラム14が下降すると、パイロットピン31がブランクに当接し、ブランク20をリフタ41上に押し付ける。その後、ラム14の下降に伴って、パイロットピン31がストリッパプレート28内に後退すると共にリフタ41がダイプレート40内に後退し、同時にスライドカム42がブランク20を正しく位置決めし、固定する。さらにラム14が下降すると、ストリッパプレート28がブランク20をダイプレート40に押し付け、コイルバネ34のバネ力に抗してストリッパプレート28がバッキングプレート24及びパンチプレート26へ向かって移動すると共に、ストリッパプレート28の貫通穴からパンチ36の先端が突出し、ブランク20にプレス加工を施す。このとき、パンチ36により打ち抜かれたスクラップはパンチ受容穴44及びスクラップ穴45を通して外部に排出される。
【0046】
次に、ラム14が下死点から上昇し始めると、ストリッパプレート28がバッキングプレート24及びパンチプレート26から離れる方向に移動すると共に、パンチ36の先端部がストリッパプレート28の貫通穴内に収容され、ストリッパプレート28がパンチ36からブランク20を引き剥がす。また、固定金型16と可動金型18との間に間隙が生じると、加工済みのブランク20をクランパ48の間に把持するために、モータ64の回転によりスライダ52をクランプ方向に移動させ、フィードバー46を互いに接近させるが、ラム14の上昇に伴ってラム14によるプランジャポンプ90のプランジャ90aの押圧が弱まって、干渉回避シリンダ92のシリンダロッド92aがシリンダ本体92b内に後退するので、干渉回避シリンダ92がモータ64によるスライダ52の動きを妨げることはない。
【0047】
通常は、以上の動作周期でプレス加工が行われる。
【0048】
次に、ラム14がボルスタ12に接近するときに、ブランク送り装置22のフィードバー46の少なくとも一部が加工領域内に位置する状態で、ラム駆動源13の緊急停止によりラム14の駆動が中断される場合のプレス加工装置10の動作を説明する。
【0049】
ラム駆動源13によるラム14の駆動が中断されると、電気的インターロックの作用で、送り装置駆動源であるモータ64、72、80によるフィードバー46の駆動も中断されてしまう。したがって、制御装置がラム駆動源13に対して動作停止信号を発した後もラム14が慣性によりボルスタ12に接近していくにも拘わらず、送り装置駆動源であるモータ64ではブランク送り装置22のフィードバー46を加工領域から退避させることができない。
【0050】
本発明のプレス加工装置10では、ボルスタ12とラム14との間の距離が干渉回避距離よりも小さくなると、どんな場合でも、ラム14がプランジャポンプ90のプランジャ90aを押圧して、干渉回避シリンダ92を作動させるので、上記のような場合でも、干渉回避シリンダ92によりフィードバー46を加工領域から退避させることができる。すなわち、干渉回避シリンダ92は、シリンダ本体92bからスライダ52へ向かってシリンダロッド92aを延伸させ、延伸したシリンダロッド92aは、モータ64による駆動が中断されて停止しているスライダ52に係合し、スライダ52を他方のスライダ52から離す方向に移動させる。このスライダ52の移動に伴って、上記油気圧回路の機能によりスライダ52に固定されている固定シリンダ56のシリンダロッド56aも延伸する。すなわち、ラム14が慣性によりボルスタ12に接近しているにも拘わらず、ブランク送り装置22が停止し、フィードバー46及びクランパ48が作業領域内に位置する場合には、補助駆動源である干渉回避シリンダ92が送り装置駆動源であるモータ64と切り替わってスライダ52を移動させ、フィードバー46を駆動する。こうして、スライダ52と共に支持台50を他方の支持台50から離れる方向に移動させることにより、フィードバー46を加工領域から退避させ、可動金型18がフィードバー46及びクランパ48に干渉することを防止する。
【0051】
以上、図面に示された好ましい実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は説明された実施形態に限定されるものではない。
【0052】
例えば、上記実施形態では、ボルスタ12、ラム14上にそれぞれ複数の固定金型16、可動金型18が取り付けられていると説明したが、複数のパンチ36を備えた1つの可動金型18をラム14に取り付けると共にこれらパンチ36と対応する複数の穴を有した1つの固定金型16をボルスタ12に取り付けてもよいことはもちろんである。また、ラム14上に1つのパンチ36を備えた1つの可動金型18を取り付けると共に、ボルスタ12上に上記パンチ36に対応する1つの穴を有した1つの固定金型16を取り付けてもよい。
【0053】
さらに、上記実施形態では、可動金型18のカムピン30とブランク送り装置22のクランパ48とが最初に干渉するとして説明したが、可動金型18とブランク送り装置22とが他の部分で干渉する場合には、そのときの干渉距離D1に応じて干渉回避距離を求めればよいことは、当業者であれば容易に分かる。
【0054】
また、上記プレス加工装置10においては、打ち抜きを行うための金型を使用しているが、他の剪断タイプ、曲げタイプ、成形タイプ、絞りタイプなど他のタイプのプレス加工を行うための金型を使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレス加工装置の全体構成図である。
【図2】図1に示されているブランク送り装置の送り駆動機構の拡大図である。
【図3】固定シリンダ及び干渉回避シリンダを作動させるための油気圧回路を示す回路図である。
【図4】固定金型及び可動金型の詳細を示している断面図であり、ラムが上死点にあるときを示している。
【図5】固定金型及び可動金型の詳細を示している断面図であり、ラムが下死点にあるときを示している。
【図6】図1に示されているブランク送り装置の各要素の動作線図である。
【符号の説明】
10…プレス加工装置
12…ボルスタ
13…ラム駆動源
14…ラム
16…固定金型
18…可動金型
20…ブランク
22…ブランク送り装置
46…フィードバー
48…クランパ
64…モータ
72…モータ
80…モータ
90…プランジャポンプ
92…干渉回避シリンダ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a press working device that performs press work by sandwiching a blank supplied by a blank feeding device between a fixed die and a movable die.
[0002]
[Prior art]
The press working device is used to remove a material or blank placed in a working area between a fixed die attached to a fixed bolster and a movable die attached to a movable ram driven by a ram drive source. Pressing is performed by sandwiching between molds. During this press working, blanks are usually automatically fed into the machining area using a blank feeder, but the blank feeder and ram are separately provided in order to respond flexibly to changes in machining operation design. In general, drive sources are provided, and the operation timing of these drive sources is electrically controlled by a control device.
[0003]
By the way, in order to supply the blank into the machining area, the blank feeding device has to enter at least a part thereof into the machining area. On the other hand, when the ram drive source continues to operate while at least a part of the blank feeder is located in the processing area, at least the blank feeder between the fixed mold and the movable mold A part is pinched, and one or both of a metal mold | die and a blank feeding apparatus will be damaged. Therefore, the control device is configured to retract the blank feeding device from the machining area before the ram approaches the bolster and the movable mold interferes with the blank feeding device.
[0004]
Furthermore, in the unlikely event that the blank feeder or its drive source (that is, the feeder drive source) malfunctions, or when it is necessary to urgently stop the press working device, at least a part of the blank feeder is within the machining area. In order to prepare for the situation where it is necessary to stop in a state where it is located in, an electrical interlock is provided between the blank feeder or the feeder drive source and the ram drive source, and when the operation of the blank feeder stops, In conjunction with this, the operation of the ram drive source is stopped.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the ram is generally very heavy, the operation of the ram drive source cannot be suddenly interrupted, and the ram continues to move with inertia while being braked. Therefore, a certain time is required from the operation interruption command to the ram drive source until the ram is completely stopped. However, in the conventional press working apparatus, a delay time from when the operation stop command is issued to the ram drive source by the control device until the ram actually stops due to the inertia of the ram is not taken into consideration.
[0006]
For this reason, when it is necessary to stop the press working device suddenly due to an emergency situation or failure, even if the control device interrupts the operation of the ram drive source together with the operation of the blank feeding device, the ram continues to move by inertia, The movable mold attached to the ram may interfere with a part of the blank feeder stopped in the machining area. As a result, one or both of the movable mold and the blank feeding device may be damaged. A similar problem occurs when the operation of the blank feeder stops due to a failure of the feeder drive source.
[0007]
Therefore, an object of the present invention is to solve the above-described problems in the prior art and prevent interference between the movable mold and the blank feeding device when an emergency stop operation is requested or when the blank feeding device is stopped. It is to provide a press working apparatus.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In view of the above-described object, the present invention provides an auxiliary drive source that operates following the approach of a movable die when the drive of the ram and the blank feeding device is interrupted while the ram approaches the bolster in the press working device. The blank feeder was retracted from the machining area.
[0009]
When a feeding device driving source for driving the blank feeding device is provided in addition to the ram driving source for bringing the ram closer to the bolster, the operation of the ram and the operation of the blank feeding device are basically independent. . The blank feeder is lightweight and can be stopped immediately. However, since the ram is heavy and has a large inertia, it takes a certain time to stop. Therefore, when the ram approaches the bolster and the driving of the ram and the blank feeding device is interrupted, the ram moves by a certain distance due to its weight inertia even though the blank feeding device stops. May end up. Such a situation may occur, for example, when an operation interruption command is issued to the ram driving source and the feeding device driving source in accordance with a machining operation interruption command issued to the press working device, or because of a failure of the feeding device driving source. This occurs when the operation is stopped and an operation interruption command for the ram drive source is issued by an electrical interlock.
[0010]
In the press working apparatus of the present invention, the auxiliary drive source that follows the approaching movement of the movable mold relative to the fixed mold is provided independently of the feed apparatus drive source, so that the feed apparatus drive source is stopped. If the ram continues to move toward the bolster due to inertia caused by its weight, the auxiliary drive source follows the approach between the movable mold and the fixed mold accompanying the approach movement of the ram, and the blank feeding device Is withdrawn from the machining area. Therefore, even if the movable mold and the fixed mold approach when the feeder drive source is stopped, the movable mold can be prevented from interfering with the blank feeder. Damage to the blank feeder is prevented.
Also, the distance that the ram moves from when the operation interruption command is issued to the ram drive source until the ram actually stops, and when the blank feeder is in the machining area, the blank feeder and movable mold are The distance between the ram and the bolster at the time of first interference can be determined in advance, so how long is the distance between the ram and the bolster to stop the ram before the movable mold interferes with the blank feeder It is necessary to stop driving the ram before reaching the distance. Therefore, when the distance between the ram and the bolster becomes smaller than a predetermined value, if the auxiliary drive source is configured to retract the blank feeding device from the machining area, the movable mold is moved to the blank feeding device by the inertia of the ram. Interference can be avoided.
Further, a cylinder that operates in conjunction with a plunger pump that is pressed when the ram approaches the bolster and generates hydraulic pressure is used as an auxiliary drive source, and the plunger pump moves when the movable mold and the fixed mold approach each other. Since the hydraulic pressure is generated, the cylinder can be operated using the hydraulic pressure, and it is not necessary to supply additional energy to the cylinder from the outside of the press working apparatus. Moreover, the reaction that the plunger pump exerts on the ram acts in a direction that cancels the inertia of the ram, so that the distance that the ram moves by the inertia can be shortened. In addition, the pressure generated by the plunger pump changes according to the distance between the ram and the bolster, so the auxiliary drive according to the distance between the fixed mold attached to the bolster and the movable mold attached to the ram. It is also easy to activate the source.
[0011]
In the above press working device, when the blank feeding device is stopped in the work area even though the ram is approaching the bolster due to inertia, the auxiliary driving source is switched to the feeding device driving source and the blank feeding device is If driven, the blank feeder can be retracted from the work area even if the feeder drive source is stopped.
[0012]
As a specific structure, for example, while the feeder drive source is always connected to the blank feeder, the auxiliary drive source is configured so that the blank feeder is within the work area even though the ram is approaching the bolster due to inertia. If it is engaged with the blank feeder, the feeder drive source normally retracts the blank feeder from the work area, the feeder drive source is stopped and the ram When the bolster is close to the bolster due to inertia, the auxiliary drive source can retract the blank feeder from the work area, and the ram inertia can prevent the movable mold from interfering with the blank feeder.
[0015]
Spaced apart from each otherInA pair of feed bars extending in parallel and a clamper provided in each feed bar, the clamper provided in one feed bar is arranged to face the clamper provided in the other feed bar, The present invention is particularly effective when a blank feeding device is used that grips or releases a blank positioned between opposing clampers by moving the feed bars toward or away from each other.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0017]
First, with reference to FIG.1 and FIG.2, the whole structure of the
[0018]
The
[0019]
In the
[0020]
As shown in FIGS. 4 and 5, each
[0021]
On the other hand, as shown in FIGS. 4 and 5, the fixed
[0022]
The
[0023]
The feed device drive mechanism includes a feed direction movement that moves the
[0024]
Specific examples of the feeder drive mechanism having such a function are shown in FIGS. The feed device drive mechanism shown in FIGS. 1 and 2 supports both ends of the
[0025]
As shown in FIG. 2, a
[0026]
Further, as shown in FIG. 2, below the two
[0027]
On the other hand, on the outlet side of the
[0028]
1 and FIG. 2, the
[0029]
The
[0030]
In the feeder drive mechanism shown in FIGS. 1 and 2, a
[0031]
As the fixed
[0032]
The position at which the
[0033]
As a result, when the distance between the fixed
[0034]
Next, an oil pressure circuit for operating the fixed
[0035]
The oil pressure circuit is provided with an
[0036]
On the other hand, the air passing through the other one conduit is depressurized to a predetermined pressure through the
[0037]
The
[0038]
By the way, when the
[0039]
Next, with reference to FIG. 6, operation | movement of the
[0040]
A control device (not shown) is connected to the ram drive source 13 at a distance D1 (hereinafter referred to as an interference distance) D1 between the bolster 12 and the ram 14 when it is assumed that the
[0041]
First, the operation of the
[0042]
Next, the
[0043]
Next, the
[0044]
On the other hand, when the blank 20 supplied to the inlet side of the
[0045]
When the ram 14 is further lowered after the
[0046]
Next, when the ram 14 starts to rise from the bottom dead center, the
[0047]
Usually, press working is performed in the above operation cycle.
[0048]
Next, when the ram 14 approaches the bolster 12, the driving of the ram 14 is interrupted by the emergency stop of the ram driving source 13 in a state where at least a part of the
[0049]
When the drive of the ram 14 by the ram drive source 13 is interrupted, the drive of the
[0050]
In the
[0051]
Although the present invention has been described with reference to the preferred embodiments shown in the drawings, the present invention is not limited to the described embodiments.
[0052]
For example, in the above-described embodiment, it has been described that the plurality of fixed
[0053]
Further, in the above-described embodiment, the
[0054]
Moreover, in the said
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram of a press working apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is an enlarged view of a feed driving mechanism of the blank feeding device shown in FIG.
FIG. 3 is a circuit diagram showing an oil pressure circuit for operating a fixed cylinder and an interference avoiding cylinder.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing details of a fixed mold and a movable mold, and shows a state where the ram is at top dead center.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing details of a fixed mold and a movable mold, and shows a state where the ram is at the bottom dead center.
FIG. 6 is an operation diagram of each element of the blank feeder shown in FIG. 1;
[Explanation of symbols]
10 ... Press working equipment
12 ... Bolster
13 ... Ram drive source
14 ... Lamb
16 ... fixed mold
18 ... Moveable mold
20 ... Blank
22 ... Blank feeder
46 ... feed bar
48 ... Clamper
64: Motor
72 ... Motor
80 ... motor
90 ... Plunger pump
92 ... Interference avoidance cylinder
Claims (4)
前記固定金型に対する前記可動金型の接近運動に追従して作動するように、前記ラムが前記ボルスタに対して接近すると押圧されて油圧を発生させるプランジャポンプと連動して作動するシリンダによって構成される補助駆動源が前記送り装置駆動源と独立してさらに設けられており、前記ラムが前記ボルスタに接近する際に前記ラム及び前記ブランク送り装置の駆動を中断したときに、前記ラムの慣性により前記可動金型が前記ブランク送り装置に干渉することを回避させるために、前記ラムと前記ボルスタとの距離が予め定められた値より小さくなると、前記補助駆動源により前記ブランク送り装置を前記加工領域から退避させることを特徴とするプレス加工装置。A fixed bolster with a fixed die attached, a movable ram with a movable die attached and driven by a ram drive source, and a blank feed driven by a feed device drive source provided separately from the ram drive source The blank feeding device is inserted into a machining area between the fixed mold and the movable mold, which are spaced apart from each other, and a blank is supplied to the machining area. In a press working apparatus for performing press working by sandwiching the blank between the fixed mold and the movable mold by retracting from the machining area and making the ram approach the bolster,
It is constituted by a cylinder that operates in conjunction with a plunger pump that is pressed when the ram approaches the bolster and generates hydraulic pressure so as to operate following the approaching movement of the movable mold with respect to the fixed mold. An auxiliary drive source is further provided independently of the feed device drive source, and when the drive of the ram and the blank feed device is interrupted when the ram approaches the bolster, due to the inertia of the ram. When the distance between the ram and the bolster is smaller than a predetermined value in order to prevent the movable mold from interfering with the blank feeding device, the auxiliary driving source causes the blank feeding device to be moved into the processing region. A press working apparatus characterized in that it is retracted from the machine.
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