JP3977583B2 - 建物用施錠装置の施解錠状態監視装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物のドアや窓等に設けられた施錠装置の施解錠状態を検出し、その施解錠状態を監視する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特開平9−158560号公報や特開平9−184332号公報に示されるように、住宅の窓などに設けられたクレセント錠の施解錠状態を検出し、その施解錠状態を監視する施解錠状態監視装置が提案されている。
【0003】
この種の施解錠状態監視装置は、クレセント錠の近傍に配設されたセンサ装置と、同センサ装置からの出力信号に基づいて同クレセント錠の施解錠状態を監視するモニタ装置とによって構成されている。
【0004】
クレセント錠の操作レバー内には磁石が設けられており、センサ装置においてクレセント錠の施錠状態における磁石の位置と対面する箇所には、1つのリードスイッチが設けられている。このため、リードスイッチは、クレセント錠が施錠状態のときにON状態となる。そして、センサ装置は、このリードスイッチの動作状態を電波信号として出力するようになっている。
【0005】
また、モニタ装置には、センサ装置からの電波信号に基づいてクレセント錠の施解錠状態を表示する表示部が設けられている。こうした表示部は複数個設けられており、複数のクレセント錠の施解錠状態をそれぞれ表示するようになっている。このため、モニタ装置を見るだけで各クレセント錠の施解錠状態を確認することができる。よって、クレセント錠の施解錠状態を容易に確認することができる。
【0006】
さらに、モニタ装置には、監視モードと警戒モードとが設定されている。監視モードにおいてモニタ装置は、クレセント錠の施解錠状態を表示する。そして、警戒モードにおいてモニタ装置は、センサ装置のリードスイッチの動作状態が変化したときに警報を発するようになっている。すなわち、モニタ装置は、警戒モードにおいてクレセント錠が施解錠されたときには警報を発するようになっている。このため、夜間や外出時にモニタ装置を警戒モードに設定しておくことにより、防犯性を向上させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、こうした従来の施解錠状態監視装置では、センサ装置のリードスイッチに磁石を近接させた状態でクレセント錠を解錠すると、リードスイッチはON状態のままとなる。すなわち、センサ装置はクレセント錠が解錠されたにもかかわらずその旨の信号をしないため、モニタ装置では、依然としてクレセント錠が施錠しているものと判断する。よって、こうした不正な解錠操作がなされた場合には、その不正操作を検出することができず、たとえ警戒モードであったとしてもモニタ装置は警報を発することができなかった。それゆえ、防犯性が低下してしまうという問題があった。
【0008】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、防犯性を向上させることができる建物用施錠装置の施解錠状態監視装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、建物用ドア及び窓の施錠装置の近傍に設けられ、前記施錠装置の施解錠状態を検出するセンサ装置と、そのセンサ装置と相互通信して、前記センサ装置によって検出された前記施錠装置の施解錠状態を監視するモニタ装置とを備えた建物用施錠装置の施解錠状態監視装置において、前記施錠装置は、施錠状態と解錠状態とで位置が変化する可動部と、その可動部に設けられた磁石とからなる被検出部を備え、前記センサ装置は、前記被検出部の検出の有無によって前記施錠装置の施解錠状態を検出する磁気センサからなる施解錠検出手段と、その施解錠検出手段の近傍に設けられた磁気センサからなる異常検出手段とを備え、前記モニタ装置は、前記施解錠検出手段と前記異常検出手段とが同時に検出信号を出力していることを条件として不正な解錠操作を検知して作動を開始する警報手段を備えていることを要旨とする。
【0010】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の建物用施錠装置の施解錠状態監視装置において、前記センサ装置は、所定の中心線に対して線対称な形状を有してなり、前記磁石は、前記中心線に交わるかたちで可動し、前記施解錠検出手段と前記異常検出手段とは、前記磁石の可動軌跡に沿って且つ、前記センサ装置の中心線に対して対称となる位置に設けられていることを要旨とする。
【0011】
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の建物用施錠装置の施解錠状態監視装置において、前記施錠装置は、前記可動部としての施錠レバー内に前記磁石が配設されたクレセント錠であり、前記施解錠検出手段及び前記異常検出手段は、それぞれリードスイッチからなり、前記施解錠検出手段は、前記施錠装置が施錠状態にあるときにON状態となり、同施錠装置が解錠状態にあるときにOFFとなるように配設され、前記異常検出手段は、前記施錠装置が施錠状態にあるときにOFF状態となるように配設されていることを要旨とする。
【0012】
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1〜3に記載の発明によると、施解錠検出手段と、異常検出手段とが同時に検出信号を出力したときには、モニタ装置から警報が発せられる。異常検出手段は施解錠検出手段の近傍に設けられているため、例えば別の磁石を施解錠検出手段に近接させると、異常検出手段もその磁石の近接を検出する。よって、磁石を施解錠検出手段に近接させた状態で施錠装置を解錠し、同磁石によって施解錠検出手段に解錠状態を検出させないような不正解錠操作を行った場合には、モニタ装置から警報が発せられる。したがって、不正解錠操作に対する防犯性が向上する。
【0013】
請求項2に記載の発明によると、施解錠検出手段及び異常検出手段の機能を切り替えることにより、センサ装置の取り付け向きを反転して使用することが可能となる。詳しくは、例えば施錠装置を引き違い式の窓を閉鎖する位置で施解錠するクレセント錠に具体化した際には、クレセント錠及びセンサ装置は窓の内障子の側面に配設される。そして、窓の内障子及び外障子が左右どちらにあるかによって、クレセント錠及びセンサ装置の取り付け向きが反転する。施解錠検出手段と異常検出手段とは、クレセント錠のレバーに設けられた磁石の可動軌跡に沿って且つ、センサ装置の中心線に対して対称となる位置に設けられているため、施解錠検出手段及び異常検出手段の機能を切り替えることにより、取り付け向きにかかわらず、同一のセンサ装置を用いることができる。よって、センサ装置の汎用性が向上する。
【0014】
請求項3に記載の発明によると、クレセント錠が施錠状態にあるときに施解錠検出手段はON状態となり、この状態で異常検出手段はOFF状態となる。このため、別の磁石を施解錠検出手段に近接させたときには、異常検出手段もON状態となり、モニタ装置から警報が発せられる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を住宅用窓を施解錠するクレセント錠の施解錠状態監視装置に具体化した一実施形態を図1〜図3に基づき詳細に説明する。
【0016】
図1に示すように、施解錠状態監視装置1は、センサ装置2と、そのセンサ装置2と無線による相互通信が可能なモニタ装置3とを備えている。
センサ装置2は略直方体形状をなし、セットスイッチ11、第1リードスイッチ12、第2リードスイッチ13、マイクロコンピュータ(マイコン)14、リードオンリメモリ(ROM)15、送受信回路16、バッテリ17及び表示部18を備えている。また、図2に示すように、センサ装置2は、正面視で略長方形状をなしている。
【0017】
図2に示すように、セットスイッチ11は、センサ装置2の略中央に設けられた押しボタンスイッチである。
第1リードスイッチ12及び第2リードスイッチ13は、センサ装置2の下端付近に配設されている。これらリードスイッチ12,13は、互いに近接して配設されている。本実施形態において、各リードスイッチ12,13は、図2(a)に示すセンサ装置2の中心線Oに対して左右対称となる位置に配設されている。詳しくは、各リードスイッチ12,13は、後記する引き違い式窓4の外障子6に第1リードスイッチ12が近接し、同外障子6から第2リードスイッチ13が離間する態様で、水平に並んだ状態となるように配設されている。
【0018】
マイコン14は、ROM15に格納された制御アルゴリズムに基づいて処理を行うCPUユニットである。このマイコン14は、セットスイッチ11の操作や各リードスイッチ12,13からの検出信号に基づいて送受信回路16や表示部18に対して所定の信号を出力する。詳しくは、マイコン14は、セットスイッチ11が操作されたときに、送受信回路16に対して登録信号を出力する。また、マイコン14は、各リードスイッチ12,13からの検出信号が入力されたときに、送受信回路16に対して施解錠信号または警告信号を出力する。
【0019】
送受信回路16は、マイコン14から入力された登録信号、施解錠信号または警告信号を変調し、その変調信号を送信信号としてアンテナ16aから出力するとともに、モニタ装置3からの送信信号を復調してマイコン14に入力する。
【0020】
バッテリ17は、図2に破線で示すように2本の乾電池によって構成され、マイコン14及び送受信回路16に対して電力を供給する。
表示部18は、図2に破線で示すように、センサ装置2の略中央に内蔵されたLEDによって構成されている。この表示部18は、マイコン14からの出力信号に基づいて点灯するようになっている。
【0021】
このように構成されたセンサ装置2は、図3に示すように、引き違い式窓4に配設されている。引き違い式窓4はそれぞれスライド開閉可能な内障子5と外障子6とによって構成されている。内障子5の側面(召合せ框)5aには、施錠装置としてのクレセント錠7が配設されている。このクレセント錠7は、図2(a)に示す軸心Cを中心に矢印F方向に回動可能な施錠レバー7aと、その施錠レバー7aと連動するフック部7bとを備えている。外障子6の召合せ框には図示しない嵌合部が形成されており、フック部7bと嵌合部とが嵌合することによって窓4が施錠される。なお、本実施形態では、施錠レバー7aが図2(a)に示す位置でフック部7bと嵌合部とが嵌合するようになっている。
【0022】
そして、センサ装置2は、内障子5の側面5aにおいて、クレセント錠7の上方に配設されている。詳しくは、センサ装置2は、クレセント錠7の上方において、施錠レバー7aが施錠位置にあるときに第1リードスイッチ12と施錠レバー7aとが対面する位置に配設されている。
【0023】
施錠レバー7a内には磁石8が設けられており、施錠レバー7aが施錠位置にあるときには、磁石8と第1リードスイッチ12とが対面した状態で近接するようになっている。このため、第1リードスイッチ12は、クレセント錠7の施錠状態においてON状態となり、クレセント錠7の解錠状態でOFF状態となる。
【0024】
また、クレセント錠7の施錠状態において、第2リードスイッチ13はOFF状態となっている。換言すれば、第2リードスイッチ13は、クレセント錠7の施錠状態においてON状態とならない程度に第1リードスイッチ12に近接配置されている。より詳しくは、第2リードスイッチ13は、磁石8の回動軌跡上に位置するように配設されている。このため、施錠レバー7aを施錠位置から解錠位置に回動させると、第1リードスイッチ12がON状態からOFF状態に切り替わった後に、第2リードスイッチ13が瞬間的にON状態となる。また、施錠レバー7aを解錠位置から施錠位置に回動させると、第2リードスイッチ13が瞬間的にON状態になった後に、第1リードスイッチ12がOFF状態からON状態に切り替わる。
【0025】
そして、マイコン14は、第1リードスイッチ12がON状態、かつ第2リードスイッチ13がOFF状態のときに、クレセント錠7が施錠している旨を示す前記施解錠信号を送受信回路16に出力する。また、マイコン14は、第11リードスイッチ12がOFF状態、かつ第2リードスイッチ13がOFF状態のときに、クレセント錠7が解錠している旨を示す施解錠信号を送受信回路16に出力する。送受信回路16は、こうした施解錠信号を送信信号としてモニタ装置3に送信する。すなわち、センサ装置2は、第1リードスイッチ12のON状態及びOFF状態によってクレセント錠7の施解錠状態を検出する。よって、本実施形態において、第1リードスイッチ12は、施解錠検出手段として機能する。なお、本実施形態において、マイコン14は、第1リードスイッチ12がOFF状態からON状態に切り替わったとき、及びON状態からOFF状態に切り替わったときに施解錠信号を出力するようになっている。
【0026】
また、マイコン14は、第1リードスイッチ12と第2リードスイッチ13とが共にON状態となったときに、前記警告信号を送受信回路16に出力する。送受信回路16は、この警告信号を送信信号としてモニタ装置3に送信する。すなわち、通常の状態において、両リードスイッチ12,13が共にON状態となることはないため、両スイッチ12,13が共にON状態となったときには、センサ装置2は、クレセント錠7が不正操作されたものとして警告信号を出力する。よって、本実施形態において、第2リードスイッチ13は、異常検出手段として機能する。なお、送信信号には、各リードスイッチ12,13の動作状態に加え、センサ装置2のIDコード、センサ装置2の電源電圧などの動作状態が含まれている。
【0027】
一方、図1に示すように、モニタ装置3は、送受信回路21、マイコン22、ROM23、登録スイッチ24、警戒スイッチ25、リセットスイッチ26、電源回路27、バックアップ電池28、表示部29及び警報手段としての警報部30を備えている。
【0028】
送受信回路21は、マイコン22から入力された信号を変調し、その変調信号を送信信号としてアンテナ21aから出力するとともに、前記センサ装置2からの送信信号を復調してマイコン22に入力する。
【0029】
マイコン22には、登録スイッチ24、警戒スイッチ25及びリセットスイッチ26が電気的に接続されている。マイコン22は、 ROM23に格納された制御アルゴリズムに基づいて、所定の処理を行う。詳しくは、マイコン22は、これらスイッチ24〜26の操作によって、登録モード、警戒モード、監視モードのうちのいずれかに切り替わり、各モード毎にそれぞれ個別の処理を行う。そして、マイコン22は、各モードに切り替わった旨を示す応答信号を送受信回路21に出力する。すなわち、モニタ装置3は、センサ装置2に対してアンサーバックする。
【0030】
電源回路27及びバックアップ電池28は、送受信回路21及びマイコン22に対して電力を供給する。
表示部29は、LEDなどの発光素子によって構成され、マイコン22からの出力信号に基づいて点灯する。本実施形態においてこの表示部29は、2色発光ダイオードによって構成されている。
【0031】
警報部30は、例えばブザーやスピーカによって構成され、マイコン22からの作動信号に基づいて動作する。
このように構成されたモニタ装置3において、マイコン22は、通常監視モードにあり、登録スイッチ24が操作されたときに登録モードに切り替わり、再び登録スイッチ24が操作されると監視モードに復帰する。また、マイコン22は、警戒スイッチ25が操作されたときに警戒モードに切り替わり、リセットスイッチ26が操作されたときに警戒モードから監視モードに復帰する。
【0032】
監視モードにおいてマイコン22は、センサ装置2からの施解錠信号に基づいて、クレセント錠7の施錠状態または解錠状態を表示部29に表示する。本実施形態においてこの表示部29は、施錠状態で緑色点灯、解錠状態で赤色点灯するように設定されている。
【0033】
登録モードにおいてマイコン22は、センサ装置2の登録を可能な状態となる。この登録モードにおいてマイコン22は、センサ装置2からの送信信号によってセンサ装置2のセットスイッチ11が操作されたことを検出すると、センサ装置2を監視対象として登録する。
【0034】
警戒モードにおいてマイコン22は、センサ装置2からの登録信号または施解錠信号が入力されたときに、警報部30に対して作動信号を出力する。これにより、警報部30から警報音が発せられる。すなわち、警戒モードにおいてマイコン22は、センサ装置2のセットスイッチ11が操作されたとき、クレセント錠7が施解錠されたときに警報部30を動作させるように設定されている。
【0035】
また、各モードにおいて、マイコン22は、センサ装置2からの警告信号が入力されたときにも、警報部30に対して作動信号を出力して警報部30を動作させる。すなわち、モニタ装置3は、センサ装置2が不正操作を検出したときに警報部30を動作させる。
【0036】
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)センサ装置2には2つのリードスイッチ12,13が設けられ、これらスイッチ12,13が共にON状態となったときには、登録モード、警戒モード、監視モードのいずれの場合であってもモニタ装置3から警報音が発せられる。第1及び第2リードスイッチ12,13は互いに近接して配設されているため、例えば別部材からなる磁石を第1リードスイッチ12付近に近接させると、両リードスイッチ12,13が共にON状態となる。よって、磁石を第1リードスイッチ12付近に近接させた状態でクレセント錠7を解錠し、同磁石によって第1リードスイッチ12のON状態を維持させたままにするような不正解錠操作を行った場合には、モニタ装置3から警報を発せさせることができる。したがって、不正解錠操作に対する防犯性を向上させることができる。
【0037】
(2)第1リードスイッチ12及び第2リードスイッチ13は、センサ装置2の中心線Oに対して左右対称となる位置に設けられている。このため、第1リードスイッチ12を異常検出手段として用い、第2リードスイッチ13を施解錠検出手段として用いることにより、センサ装置の取り付け向きを反転して使用することができる。詳しくは、引き違い式窓4には、図3に示したように内障子5が右側に位置するものに限らず、同内障子5が左側に位置するものもある。このため、センサ装置2を両タイプの窓4に用いた場合には、センサ装置2の取り付け向きが反転する。しかし、第1リードスイッチ12を異常検出手段として機能させ、第2リードスイッチ13を施解錠検出手段として機能させることにより、前記窓4がどちらのタイプであっても、同一のセンサ装置2を用いることができる。よって、センサ装置2の汎用性を向上させることができる。
【0038】
(3)施解錠検出手段及び異常検出手段は、同機能を有するリードスイッチ12,13によって構成されている。このため、不正解錠操作をするべく磁石をセンサ装置2に近接させると、各リードスイッチ12,13が確実にON状態となる。よって、不正解錠操作を確実に検出することができる。
【0039】
(4)第1及び第2リードスイッチ12,13は、クレセント錠7の施錠レバー7aに設けられた磁石8の回転軌跡上に配設されている。そして、クレセント錠7の解錠時には、第2リードスイッチ13が瞬間的にON状態となる。このため、不正解錠操作により、たとえ第1リードスイッチ12のみをON状態にするように磁石を近接させても、クレセント錠7の解錠時には、第1及び第2リードスイッチ12,13が共にON状態となる。よって、こうした不正解錠操作時においても確実に警報部30を作動させることができ、防犯性をより確実に向上させることができる。
【0040】
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 施解錠検出手段及び異常検出手段は、第1及び第2リードスイッチ12,13に限らず、例えば磁気抵抗素子などの他の磁気センサを用いてもよい。また、磁気センサに限らず、例えば赤外線センサなどの近接センサを用いてもよい。
【0041】
・ 前記実施形態では、第1及び第2リードスイッチ12,13を、センサ装置2の中心線Oに対して左右対称となるように配設している。しかし、こうした左右対称の配設位置に限らず、水平に並んだ状態であれば各リードスイッチ12,13をどのように配設してもよい。また、各リードスイッチ12,13を、上下に並んだ状態に配設してもよい。
【0042】
・ 前記実施形態では、異常検出手段として1つのリードスイッチ13を用いている。しかし、異常検出手段として、複数のリードスイッチを用いてもよい。すなわち、センサ装置2に3つ以上のリードスイッチを配設し、そのうちの1つを施解錠検出手段として機能させ、他のリードスイッチを異常検出手段として機能させてもよい。
【0043】
・ 前記実施形態では、第1リードスイッチ12の動作状態のみによってクレセント錠7の施解錠状態を検出するようにしている。しかし、クレセント錠7の施解錠時には、第2リードスイッチ13も瞬間的にON状態となるため、各リードスイッチ12,13の変化に基づいてクレセント錠7の施解錠状態を検出するようにしてもよい。すなわち、第1リードスイッチ12がOFF状態となった後に第2リードスイッチ13が瞬間的にON状態となったときに、センサ装置2から解錠の旨の施解錠信号を出力させる。そして、第2リードスイッチ13が瞬間的にON状態となった後に第1リードスイッチ12がON状態となったときに、センサ装置2から施錠の旨の施解錠信号を出力させる。
【0044】
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1) 請求項1〜3のいずれか1項に記載の建物用施錠装置の施解錠状態監視装置において、前記施解錠検出手段及び前記異常検出手段は、前記磁石の回動軌跡上に配設されていること。
【0045】
(2) 技術的思想(1)に記載の建物用施錠装置の施解錠状態監視装置において、前記異常検出手段は、前記施錠装置の解錠時に、前記施解錠検出手段からの検出信号に変化があった後に前記被検出部の検出信号を一時的に出力し、前記施錠装置の施錠時に、前記施解錠検出手段からの検出信号に変化が生じる前に前記被検出部の検出信号を一時的に出力すること。
【0046】
(3) 請求項1〜3、技術的思想(1),(2)のいずれか1項に記載の建物用施錠装置の施解錠状態監視装置において、前記センサ装置は、前記施解錠検出手段からの検出信号に変化があった後に前記異常検出手段からの検出信号に変化があったときに解錠の旨を示す信号を出力し、前記異常検出手段からの検出信号に変化があった後に前記施解錠検出手段からの検出信号に変化があったときに施錠の旨を示す信号を出力すること。
【0047】
(4) 建物用ドア及び窓の施錠装置の近傍に設けられ、前記施錠装置の施解錠状態を検出するセンサ装置と、そのセンサ装置と相互通信して、前記センサ装置によって検出された前記施錠装置の施解錠状態を監視するモニタ装置とを備えた建物用施錠装置の施解錠状態監視装置において、前記施錠装置の施錠状態と解錠状態とで位置が変化する可動部を被検出部とし、前記センサ装置は、その被検出部の検出の有無によって前記施錠装置の施解錠状態を検出する施解錠検出手段と、その施解錠検出手段と同機能を有し、同施解錠検出手段の近傍に設けられた少なくとも1つの異常検出手段とを備え、前記モニタ装置は、前記施解錠検出手段と前記異常検出手段のうちの少なくとも1つとが同時に検出信号を出力していることを条件として作動を開始する警報手段を備えていること。
【0048】
(5) 建物用ドア及び窓の施錠装置の近傍に設けられ、前記施錠装置の施解錠状態を検出するセンサ装置において、前記センサ装置は、前記施錠装置における被検出部の検出の有無によって前記施錠装置の施解錠状態を検出する施解錠検出手段と、その施解錠検出手段の近傍に設けられた少なくとも1つの異常検出手段とからなる複数の磁気センサを備え、前記施解錠検出手段と前記異常検出手段のうちの少なくとも1つとが同時に検出信号を出力していることを条件として警告信号を出力すること。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1〜3に記載の発明によれば、防犯性を向上させることができる。
【0050】
請求項2に記載の発明によれば、センサ装置の汎用性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を住宅用窓を施解錠するクレセント錠の施解錠状態監視装置に具体化した一実施形態の概略構成を示すブロック図。
【図2】(a)は同実施形態に用いられるセンサ装置の正面図、(b)は同センサ装置の側面図。
【図3】同実施形態に用いられるセンサ装置の配設状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1…施解錠状態監視装置、2…センサ装置、3…モニタ装置、4…引き違い式窓、5…内障子、6…外障子、7…施錠装置としてのクレセント錠、7a…施錠レバー、8…磁石、12…施解錠検出手段としての第1リードスイッチ、13…異常検出手段としての第2リードスイッチ、14,22…マイクロコンピュータ(マイコン)、30…警報手段としての警報部。
Claims (3)
- 建物用ドア及び窓の施錠装置の近傍に設けられ、前記施錠装置の施解錠状態を検出するセンサ装置と、そのセンサ装置と相互通信して、前記センサ装置によって検出された前記施錠装置の施解錠状態を監視するモニタ装置とを備えた建物用施錠装置の施解錠状態監視装置において、
前記施錠装置は、施錠状態と解錠状態とで位置が変化する可動部と、その可動部に設けられた磁石とからなる被検出部を備え、
前記センサ装置は、前記被検出部の検出の有無によって前記施錠装置の施解錠状態を検出する磁気センサからなる施解錠検出手段と、その施解錠検出手段の近傍に設けられた磁気センサからなる異常検出手段とを備え、
前記モニタ装置は、前記施解錠検出手段と前記異常検出手段とが同時に検出信号を出力していることを条件として不正な解錠操作を検知して作動を開始する警報手段を備えていることを特徴とする建物用施錠装置の施解錠状態監視装置。 - 前記センサ装置は、所定の中心線に対して線対称な形状を有してなり、前記磁石は、前記中心線に交わるかたちで可動し、前記施解錠検出手段と前記異常検出手段とは、前記磁石の可動軌跡に沿って且つ、前記センサ装置の中心線に対して対称となる位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建物用施錠装置の施解錠状態監視装置。
- 前記施錠装置は、前記可動部としての施錠レバー内に前記磁石が配設されたクレセント錠であり、
前記施解錠検出手段及び前記異常検出手段は、それぞれリードスイッチからなり、
前記施解錠検出手段は、前記施錠装置が施錠状態にあるときにON状態となり、同施錠装置が解錠状態にあるときにOFFとなるように配設され、
前記異常検出手段は、前記施錠装置が施錠状態にあるときにOFF状態となるように配設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の建物用施錠装置の施解錠状態監視装置。
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