JP3977965B2 - ヒータ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ベアチップを基板上にダイレクトボンドする際に用いるボンデイング用ヒータヘッド等、被加熱物を押圧加熱するためのヒータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体ベアチップを配線基板上に実装する方法として、フリップチップ法が一般的に利用されている。
【0003】
かかるフリップチップ法は配線導体を有する基板上に半導体ベアチップを、該半導体ベアチップの下面に設けた電極が間にAu−Si、Au−Sn、Pb−Sn等の低融点ロウ材を挟んで配線導体と対向するように載置させ、次に前記半導体ベアチップをその上面からヒータ装置で押圧、加熱し、前記低融点ロウ材を溶融させ、該溶融した低融点ロウ材で配線基板の配線導体と半導体ベアチップの電極とを接合させる方法である。
【0004】
このフリップチップ法に使用されるヒータ装置としては、低融点ロウ材を短時間で溶融させるために所定温度までの昇温時間が短いこと
、半導体チップを押圧するための機械的強度に優れていることが要求されており、一般的に使用されているヒータ装置としては、図3(a)、(b)に示すような、窒化珪素質焼結体や、窒化アルミニウム質焼結体等の厚さ約3.5mm程度のセラミックブロック体に発熱体16を厚膜印刷したセラミックヒータ12を窒化珪素質焼結体や酸化アルミニウム質焼結体、酸化ジルコニウム質焼結体等からなるホルダ11にガラス等の接着剤によって接合固定し、更にセラミックヒータ12の表面に窒化珪素質焼結体や窒化アルミニウム質焼結体、炭化珪素質焼結体等からなるヘッド13をガラス等の接着剤を用いて接合した構造を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年、生産効率を上げるため、ヒータ装置の加熱温度、温度分布の向上が求められている。例えば、従来は約1kWを印加し100℃〜300℃を4秒程度で昇温させていたが、現在は約2.5kWを印加し100℃〜500℃を5秒以下で急速昇温することが求められるようになった。
【0006】
しかし、図3(a)、(b)に示す従来のヒータ装置では、セラミックヒータ2がホルダ11にガラスの接着剤を介して接合固定されており、該ガラスは熱を伝え難いものであるためセラミックヒータ12が作動時に発した熱は、セラミックヒータ12からホルダ11に大量に伝達されることはない。そのためセラミックヒータ12の温度はホルダ11に比して高温となり、セラミックヒータ12とホルダ11との間に大きな温度差が生じるとともに、両者間に両者の熱膨張量の相違に伴う大きな熱応力が発生し、該熱応力によってホルダ11やセラミックヒータ12にクラックや割れ等を生じさせるという欠点を有していた。
【0007】
そこで、上記欠点を解消するためにセラミックヒータ12をホルダ11上に熱を伝え難いガラスからなる接着剤を介して固定するのに代えて、熱を伝えやすい接着剤を用いて固定する。或いは、ホルダ11上にセラミックヒータ12を載置させ、該セラミックヒータ12をホルダ11に取着されている固定用部材で押圧することによって固定することが考えられる。
【0008】
しかしながら、セラミックヒータ12をホルダ11上に熱を伝えやすい接着剤を用いて固定した場合、セラミックヒータ12の発する熱はホルダ11側に大量に逃げて、セラミックヒータ12が所定の温度となるのに長時間を要し(昇温時間が長い)、近時の半導体ベアチップを配線基板上に実装する際に使用するヒータ装置には適さないという欠点が誘発される。
【0009】
また、セラミックヒータ12とホルダ11の熱膨張係数が異なる場合、セラミックヒータ12とホルダ11との間に両者の熱膨張係数の相違に起因する熱応力が発生し、該熱応力によってセラミックヒータ12やホルダ11にクラックや割れ等が生じるという欠点が誘発される。
【0010】
セラミックヒータ12をホルダ11上に固定用部材を用いて固定する場合も、セラミックヒータ12の下面全体がホルダ11上に直接接しているため、セラミックヒータ12の発した熱はホルダ11に大量に逃げ、その結果上記熱を伝えやすい接着剤を用いてセラミックヒータ12を固定した場合と同様の欠点が誘発されてしまう。
【0011】
本発明は、上記欠点に鑑み案出されたもので、その目的はセラミックヒータやホルダにクラックや割れが発生するのを有効に防止し、かつ急速昇温を可能として短時間で半導体ベアチップの電極を配線基板の配線導体に効率よく接合させることができるヒータ装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のヒータ装置は、ホルダと、該ホルダ上に載置されるセラミックヒータとを有し、前記ホルダのセラミックヒータが載置される少なくとも4隅に載置領域を有し、前記隅に設けられた2つの載置領域間に凹部を設け、前記凹部上方にて前記セラミックヒータをホルダとで挟持して固定する固定用部材を備え、前記ホルダとセラミックヒータとの接触面積をセラミックヒータ下面の面積に対し20%〜50%としたことを特徴とするものである。
【0013】
また、本発明のヒータ装置は前記セラミックヒータの厚みが1mm〜2mmであることを特徴とするものである。
【0014】
本発明のヒータ装置によれば、セラミックヒータに通電した際、セラミックヒータの熱がホルダに逃げホルダに吸収されるのが有効に防止され、その結果、セラミックヒータを所定温度に急速昇温することができる。
【0015】
また、本発明のヒータ装置によれば、ホルダ上にセラミックヒータを載置し、ホルダと該ホルダに取着されている固定用部材とでセラミックヒータを挟持し、これによってセラミックヒータをホルダ上に固定していることから、セラミックヒータとホルダとの熱膨張係数が相違するとしてもセラミックヒータはホルダ上に載置されているだけであるため、両者間に両者の熱膨張係数の相違に起因する大きな熱応力は発生することはなく、その結果、ホルダやセラミックヒータにクラックや割れが発生することもほとんどない。
【0016】
さらに、本発明のヒータ装置によればセラミックヒータの厚みを1mm〜2mmの範囲としておくとセラミックヒータの機械的強度を強いものに維持しつつ熱容量を小さなものとして所定温度への急速昇温がより可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を添付図面に示す実施例に基づいて説明する。
【0018】
図1(a)は本発明のヒータ装置の斜視図を示し、図1(b)はその分解斜視図、図2は図1(a)のX−X線断面図である。
【0019】
本発明のヒータ装置は、ホルダ1上に発熱体6を埋設したセラミックヒータ2を載置するとともに、該セラミックヒータ2を固定用部材5でホルダ1に固定することによって形成されている。
【0020】
前記ホルダ1は、その上面にセラミックヒータ2が載置される載置領域を有しており、該載置領域にセラミックヒータ2を載置させることによってセラミックヒータ2を支持する支持部材として作用する。
【0021】
前記ホルダ1は、窒化珪素質焼結体や酸化アルミニウム質焼結体、酸化ジルコニウム質焼結体等から成る。例えば窒化珪素質焼結体から成る場合、主成分としての窒化珪素に焼結助材としての酸化イットリウム(Y2O3)等の希土類元素酸化物や、酸化アルミニウム(Al2O3)、酸化珪素(SiO2)等を添加混合して原料粉末を調整し、しかる後、この原料粉末をホットプレス法により所定形状に成形しつつ約1650℃〜1800℃で焼成することによって製作される。
【0022】
前記ホルダ1は、これを窒化珪素質焼結体で形成しておくと該窒化珪素質焼結体は、高温強度が高く、高靭性であるためホルダ1の耐久性を高いものとしてヒータ装置を長期間の使用に供することができる。従って前記ホルダ1は窒化珪素質焼結体で形成しておくことが好ましい。
なお、前記ホルダ1は、窒化珪素質焼結体で形成する場合、窒化珪素90〜98モル%、希土類元素酸化物2〜10モル%に、Al2O3、SiO2を窒化珪素と希土類元素酸化物の総量に対して外添加で各々0.5〜5重量%と1〜5重量%添加して形成すると、該添加材の粒界相が増加しすぎることなく、窒化珪素質焼結体が緻密化して、常温及び高温強度が極めて高いものとなる。従って、ホルダ1を窒化珪素質焼結体で形成する場合には、窒化珪素90〜98モル%、希土類元素酸化物2〜10モル%に、Al2O3、SiO2を窒化珪素と希土類酸化物の総量に対して外添加で各々0.5〜5重量%と1〜5重量%添加しておくことが好ましい。
【0023】
また、ホルダ1の熱伝導率を常温での熱伝導率が50W/m・K以下のものとしておくと、後述するセラミックヒータ2の発する熱がホルダ1に大量に逃げることはなく、セラミックヒータ2を短時間で所定温度に昇温することができる。従って、セラミックヒータ2の昇温時間をより短いものとなすにはホルダ1の熱伝導率を常温で50W/m・K以下としておくことが好ましい。
【0024】
さらに、前記ホルダ1はセラミックヒータ2が設置去れる領域の一部に凹部Aを有し、ホルダ1とセラミックヒータ2との接触面積はセラミックヒータ2下面の面積に対し20%〜50%となっている。
【0025】
前記ホルダ1のセラミックヒータ2が載置される領域の一部に凹部Aを設けるのは、セラミックヒータ2の発した熱がホルダ1に逃げるのを有効に防止するためであり、これによってセラミックヒータ2はその発生した熱がホルダ1に大量に逃げることはなく、短時間で所定の温度に昇温することが可能となる。
【0026】
なお、前記ホルダ1に形成する凹部Aは、セラミックヒータ2との接触面積がセラミックヒータ2の下面面積に対し、20%未満となるとセラミックヒータ2をホルダ1上に強固に載置固定することができなくなり、また50%を越えるとセラミックヒータ2の発した熱がホルダ1に逃げてセラミックヒータ2の温度を所要温度とするに時間を要してしまう。(昇温時間が遅い)。従って、前記ホルダ1に形成する凹部Aはセラミックヒータ2の下面面積に対し20〜50%の範囲となるものに推定される。
【0027】
また前記ホルダ1の凹部Aは、ホルダ1を構成し、例えば窒化珪素質焼結体の上面を従来周知の研削加工法により加工することによって所定形状に形成される。
前記ホルダ1はその上面にセラミックヒータが載置され、該セラミックヒータ2は半導体ベアチップを低融点ロウ材を介して配線基板上に実装する際、前記低融点ロウ材を溶融させるに必要な熱を発生する作用をなす。
【0028】
前記セラミックヒータ2は、高温強度が高く、高靭性である窒化珪素質焼結体から成る絶縁ボディ7にタングステンやモリブデン等の高融点金属からなる発熱体6を埋設して形成されており、前記絶縁ボディ7は例えば、主成分としての窒化珪素に焼結助剤としての希土類元素酸化物、酸化アルミニウム、酸化珪素を添加混合して原料粉末を調整し、しかる後、前記原料粉末をプレス成形法等により所定形状に成形するとともに約1650℃〜1800℃の温度で焼結することによって製作されている。
【0029】
また、前記発熱体6はタングステンやモリブデン等、或いはこれらの炭化物、窒化物等に適当な有機溶剤、溶媒を添加混合して発熱体ペーストを作り、これを焼成によって絶縁ボディ7となる成形体に予めスクリーン印刷法等により所定パターンに被着させておくことによって絶縁ボディ7に一体的に形成される。前記発熱体6は、それが有する電気抵抗により電力が印加される際にジュール発熱を起こし、半導体ベアチップを低融点ロウ剤を介して配線基板上に実装するときに、低融点ロウ剤を溶融させるために必要な温度に発熱する。
【0030】
なお、前記絶縁ボディ7は、窒化珪素90〜92モル%、希土類元素酸化物2〜10モル%とし、Al2O3、SiO2は窒化珪素と希土類元素酸化物の総量に対して外添加で各々0.2〜2.0重量%と1〜5重量%添加して形成すると、窒化珪素質焼結体が緻密化し、使用中に発熱体6付近まで空気中の酸素が拡散し、発熱体6が酸化して断線するのを有効に防止することができ、常温及び高温強度が極めて高いものとなる。従って前記絶縁ボディ7は、窒化珪素90〜92モル%、希土類元素酸化物2〜10モル%とし、Al2O3、SiO2は窒化珪素と希土類元素酸化物の総量に対して外添加で各々0.2〜2.0重量%と1〜5重量%添加しておくことが好ましい。
【0031】
また前記セラミックヒータ2は絶縁ボディ7の熱伝導率を常温での熱伝導率が50W/m・K以上のものにしておくと、発熱体6が発した熱は絶縁ボディ7の全体に短時間に広がってセラミックヒータ2を短時間にして、かつ温度むらの発生をほとんど無として所望する温度となることができる。従って、昇温速度をより速く、かつ温度むらの発生を無とした時にはセラミックヒータ2の絶縁ボディ7は熱伝導率が50W/m・K以上としておくことが好ましい。
さらに前記セラミックヒ−タ2はその厚みを1mm〜2mmの範囲としておくとセラミックヒータ2の機械的強度を高いものに維持しつつ熱容量を小さくし、昇温速度をより速いものとなすことができ、これによって半導体ベアチップを押圧加熱して配線基板に実装する際、セラミックヒータ2に割れ等の破損を発生させることなく短時間に実装可能となる。従って、前記セラミックヒ−タ2は、その厚みを1mm〜2mmの範囲としておくことが好ましい。
【0032】
また、前記セラミックヒータ2はホルダ1と該ホルダ1に取着されている固定用部材5とで挟持されてホルダ1上に固定されており、セラミックヒータ2はホルダ1上に載置されているだけである。そのためセラミックヒータ2とホルダ1との熱膨張係数が相違するとしてもセラミックヒータ2はホルダ1上に載置されているだけであるため両者間に両者の熱膨張係数の相違に起因する大きな熱応力は発生することはなく、その結果、ホルダ1やセラミックヒ−タ2にクラックや割れが発生することもほとんどない。
【0033】
前記セラミックヒータ2をホルダ1上に固定する固定用部材5はステンレスや、Ni−Mn−Feの合金、Fe−Ni−Coの合金等の耐熱性金属やセラミックスからなり、一端はホルダ1上にネジ止めされており、他端はセラミックヒータ2の表面を押圧する。
【0034】
かくして上述のヒータ装置によれば、配線基板上に間に低融点ロウ材を介して半導体ベアチップを載置させるとともに、半導体ベアチップの上面にセラミックヒータ2を当接させ、次にホルダ1を介してセラミックヒータ2を半導体ベアチップ側に一定の圧力で押圧させるとともに発熱体6に電力を印加して所定温度に発熱させ、この発熱で前記低融点ロウ材を溶融させることによって半導体ベアチップの実装に供される。
【0035】
なお、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能であり、例えばセラミックヒータ2の上面に荷重500gでのビッカース硬度が10GPa以上の高熱伝導性のセラミックスからなるヘッド3を配置しておくと、半導体ベアチップを配線基板に繰り返し実装したとしてもヒータ装置のセラミックヒータ2が、ヘッド3により補強されるため長期間の使用に耐え得ることが可能となる。従って、セラミックヒータ2の上面には、該セラミックヒータ2の補強のために荷重500gでのビッカース硬度10GPa以上の高熱伝導性のセラミックスからなるヘッド3を配置しておくことが好ましい。また、前記ホルダ1及びセラミックヒータ2は、角張った角部を有する場合、その角部を例えば0.2mm以上のC面加工あるいは半径0.2mm以上のR面加工を施しておくと、ホルダ1及びセラミックヒータ2に応力が作用した際、その応力を有効に分散させてホルダ1及びセラミックヒータ2にクラックや割れ等が発生するのを防止することができる。従って、前記ホルダ1及びセラミックヒータ2は角張った角部を有する場合、その角部にC面加工あるいはR面加工を施しておくことが好ましい。
【0036】
さらに、上述の実施例では、半導体ベアチップを実装する際に使用するヒータ装置を例に挙げて本発明のヒータ装置を説明したが、これに限定されるものではなく被加熱物を短時間で加熱するヒータ装置、具体的にはFPC(Flexible Print Cable)等の半田接続、半導体パッケージキャップのシール、レーザーヘッド等の光学系ヘッドのキャンシール、チップ接続のリワーク等に用いられるヒータ装置に適用可能である。
【0037】
次に本発明の使用効果について下記の実験例に基づき説明する。
【0038】
【実施例】
まず、熱伝導率25.2W/m・Kで長さが44mm、幅が24mmの窒化珪素質焼結体からなる絶縁ボディ7に、タングステンカーバイト(WC)からなり、発熱量が始動時の突入電力で2kWの発熱体を埋設したセラミックヒータを準備する。
【0039】
次に前記セラミックヒータ2を熱伝導率25.2W/m・Kの窒化珪素質焼結体からなるホルダ1上に接触面積を表1に示す値となるように載置させるとともに固定用部材5で固定して複数のヒータ装置試料を得る。
【0040】
同時にセラミックヒータ2の厚みを表1に示す値となるように種々に変えて複数のヒータ装置試料を得る。
【0041】
次に各ヒータ装置試料の発熱体に2.5kWの電力を印可して発熱体6をジュール発熱させ、セラミックヒータ2が100℃から500℃に加熱するまでに要する時間(昇温時間)を調べた。
【0042】
またセラミックヒータ2に蛍光性の浸透液を塗布し、ブラックライト下で目視し、セラミックヒータ2にクラックや割れ等が発生しているのを調べた。
【0043】
なお、試料番号12、13は本発明品と比較するための比較試料であり、試料番号12、13はホルダ1にセラミックスヒータ2を、ガラスを介して接合固定したものである。
【0044】
【表1】
【0045】
表1からわかるように、ホルダ1とセラミックヒータ2をガラスで接合した試料No.12、No.13(比較試料)は、セラミックヒータ2とホルダ1の熱膨張量の相違により発生する熱応力によって、セラミックヒータ2にクラックが発生した。
【0046】
またセラミックヒータ2とホルダ1の接触面積がセラミッックヒータ2の下面面積に対し20%未満の場合、セラミックヒータ2のホルダ1上での固定が極めて不安定なものとなり、また50%を越えるとセラミックヒータ2の熱がホルダ1に逃げ、セラミックヒータ2の温度を500℃とするのに9秒以上要し、昇温時間が長いものとなってしまう。
【0047】
これに対し本発明のヒータ装置は、セラミックヒータ2の温度を500℃となるのに要する時間は、5秒以下であり昇温時間が極めて短い。
【0048】
さらには、セラミックヒータ2等にクラックや割れ等が発生することもない。従って、半導体ベアチップを配線基板上に実装する際等に使用されるヒータ装置として好適に使用に供する。
【0049】
【発明の効果】
本発明のヒータ装置によれば、セラミックヒータに通電した際、セラミックヒータの熱がホルダに逃げホルダに吸収されるのが有効に防止され、その結果、セラミックヒータを所定温度に急速昇温することができる。
【0050】
また本発明のヒータ装置によれば、ホルダ上にセラミックヒータを載置し、ホルダと該ホルダに取着されている固定用部材とでセラミックヒータを挟持し、これによってセラミックヒータをホルダ上に固定していることから、セラミックヒータとホルダとの熱膨張係数が相違するとしても、セラミックヒータはホルダ上に載置されているだけであるため両者間に両者の熱膨張係数の相違に起因する大きな熱応力は発生することはなく、その結果、ホルダやセラミックヒータにクラックや割れが発生することもほとんどない。
【0051】
さらに、本発明のヒータ装置によればセラミックヒータの厚みを1mm〜2mmの範囲としておくとセラミックヒータの機械的強度を強いものに維持しつつ熱容量を小さなものとして、所定温度への急速昇温がより可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒータ装置を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)の分解斜視図である。
【図2】図1(a)のX−X線断面図である。
【図3】(a)は従来のヒータ装置の斜視図、(b)は(a)の分解斜視図である。
【符号の説明】
1:ホルダ
2:セラミックヒータ
3:ヘッド
5:固定用部材
6:発熱体
7:絶縁ボディ
A:凹部
Claims (2)
- ホルダと、該ホルダ上に載置されるセラミックヒータとを有し、
前記ホルダのセラミックヒータが載置される少なくとも4隅に載置領域を有し、前記隅に設けられた2つの載置領域間に凹部を設け、
前記ホルダに取着され、前記凹部上方にて前記セラミックヒータをホルダとで挟持して固定する固定用部材を備え、
前記ホルダとセラミックヒータとの接触面積をセラミックヒータ下面の面積に対し20%〜50%としたことを特徴とするヒータ装置。 - 前記セラミックヒータの厚みが1mm〜2mmであることを特徴とする請求項1記載のヒータ装置。
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