JP3978106B2 - Pet施設 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エミッションCT、即ちSPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)、PET(Positron Emission Tomography)等を運用する医療施設(本明細書において「PET施設」という)のレイアウトに関する。
【0002】
【従来の技術】
放射性核種をトレーサーとし、その体内分布を断層撮影することで、動態機能検査、体内細胞の代謝量を観ることができるPET検診により、ガンの早期発見の確率は格段に高まる。がん診断を行う18F−FDG(Fluoro Deoxy Glucose)検査にも保険が適用され、今後PET検診の需要は飛躍的に増大すると予想されている。PET検診の需要の増大に伴い、医療従事者(医師、放射線技師、看護師等)の被曝線量低減が重要な課題となる。
【0003】
PET検診では、処置室にて被検者に放射性薬剤を投与後、放射性薬剤の体内分布の定常化のため50分程度安静室にて待機させた後、トイレにて排尿させ、PETカメラのある撮影室に移動して撮影を行う。場合によっては投与した放射性核種の減衰を待つため、60分程度回復室にて待機させて検査を終了する。他の放射線施設と異なり、線源となる被検者が放射線管理区域内を大きく移動する。放射性薬剤を投与直後の被検者の体表面における線量率は、およそ数百μSv/hになる。医療従事者が被検者の近傍に長時間滞在した場合、放射線障害防止法に定められた年間の線量限度(最大年間50mSv)を超える畏れがある。
そこで、医療従事者の被曝線量を低減するためには、被検者と医療従事者との接近を避け、被検者の動線と医療従事者の動線を分離する必要がある(例えば非特許文献1参照)。
【0004】
【非特許文献1】
「月間新医療」、2002年3月号、エムイー振興協会、阿部信彦、第94頁、中段
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、PET施設の効率的な運用を図るためには、毎日医療業務に従事する医療従事者の動線を短縮する必要があるが、従来のPET施設では、被検者数が少ないこと等の理由もあり、このような配慮がなされているとは必ずしもいえなかった。
【0006】
そこで、本発明は、医療従事者の被曝線量を低減しつつ、医療従事者の動線を短縮化し、PET施設の運用効率の向上を図ることを主たる目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は、医療従事者の動線をPET施設内の中央に配置し、被検者の動線をPET施設内の外周に配置した。具体的には、操作室・読影室と処置室をPETカメラ室及び操作室・読影室を隣接・近接させ、その周囲に被験者用通路を設置する。これにより、被検者と医療従事者の動線が分離され、医療従事者の被曝線量を低減することができ、さらに、医療従事者の動線を短縮する。その他の解決手段については、次の発明の実施の形態で明らかにする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のPET施設の実施形態を、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0009】
≪第1実施形態≫
まず、第1実施形態のPET施設を説明する。
図1〜図3は、第1実施形態のPET施設を示す図であり、建屋面積や敷地面積を削減するために、複数階構造としたPET施設の建屋のレイアウトを例示する。このうち、図1は、サイクロトロン等重量物が配置される下層階の平面図である。図2は、PETカメラが設置される上層階の平面図である。なお、図面上、放射線の非管理区域はハンチングを施して、管理区域と容易に区別できるようにしている。
【0010】
〔1階のレイアウト〕
図1に示すように、第1実施形態のPET施設Aの下層階(以後1階として説明する)の管理区域には、ホットラボ10、放射性薬剤検定室11、サイクロトロン室13、電源機械室14、空調排水処理室15、廃棄物保管室16、医療従事者用階段27等を配置した構成(レイアウト)をしている。
【0011】
このうち、ホットラボ10は、図示しない合成装置や自動分注装置等が備えられており、サイクロトロン23で生成した放射性核種からPET検診に用いる放射性薬剤の合成・分注等、放射性薬剤を集中的に取り扱うようになっている。
【0012】
また、放射性薬剤検定室11は、ホットラボ10で合成した放射性薬剤の検定を行う部屋であり、該検定室11は、ホットラボ10に隣接して設置されている。
【0013】
サイクロトロン室13には、放射性薬剤の原料になる放射性核種を原子核変換により製造するサイクロトロン23が設置されている。なお、サイクロトロン室13を取り囲むのは放射線を遮蔽するための壁である。サイクロトロン23は重量があるので、建物の1階や地階等、床のしっかりとした場所に設置される。
【0014】
医療従事者用階段27は、ホットラボ10の出入口の斜め向かいに設置され、ホットラボ10からの利用が容易になっている。ちなみに、ホットラボ10の出入口及び従業者用階段27は、PET施設Aの中央部に配置され、2階の操作室・読影室1への行き来を容易にしている。
【0015】
また、PET施設Aの1階は、図1を基準にして右下略1/4の部分に非管理区域が設けられている。この非管理区域には、入口81、1階受付82A、階段85、同エレベータ86、管理室、医療従事者用の更衣室、同トイレが配置されている。
【0016】
〔2階のレイアウト〕
図2に示すように、PET施設Aの上層階(以後2階として説明する)は、一部を除いて管理区域になっている。この管理区域は、中央部が医療従事者のためのスペース(医療従事者滞在スペース)に、外周部が被検者のためのスペース(被検者滞在スペース)になっており、医療従事者の作業効率を重視すると共に、両者の動線が交錯しないようになっている。
【0017】
また、医療従事者のためのスペースは、医療従事者が常時滞在する操作室・読影室1を取り囲むように、ペットカメラ室2(計3室)、廃棄物保管庫16、処置室6、医療従事者用階段27、血液検査室12が、医療従事者用の出入口を操作室・読影室1に向けて配置されている。つまり、操作室・読影室1に隣接・近接して、各部屋2,6,12,16や階段27が配置されている。この構成により、医療従事者が常時滞在する操作室・読影室1から医療業務を行う各部屋2,6,12,16や医療従事者用階段27への移動距離を短くすることができる。つまり、医療従事者の動線を短くすることができる。
【0018】
なお、操作室・読影室1は、医療従事者が、PETカメラ21の操作、PETカメラ21で撮影した画像の読影等を行う部屋であり、コンソール22が備えられている。この操作室・読影室1には、前記したとおり医療従事者が常時滞在している。
【0019】
PETカメラ室2には、それぞれPETカメラ21が備えられている。このPETカメラ室2は、操作室・読影室1の側と被検者用通路3(3b)の側に出入口が設けられており、医療従事者と被検者の動線が交錯しないようになっている。
【0020】
処置室6は、被検者に放射性核種を含む放射性薬剤を投与(経口投与・経気道投与・皮下投与)する部屋であり、PETカメラ室2と同様に、操作室・読影室1の側と被検者用通路3(3a)の側に出入口が設けられており、医療従事者と被検者の動線が交錯しないようになっている。
【0021】
血液検査室12は、医療従事者が処置室6等で被検者からサンプリングした血液を検査する部屋であり、操作室・読影室1の側に出入口が設けられている。また、廃棄物保管室16は、廃棄物を保管しておく部屋であり、操作室・読影室1の側に出入口が設けてある。なお、血液検査室12、廃棄物保管室16とも、医療従事者のみが立ち入るようになっている。
【0022】
また、医療従事者用階段27は、PET施設の1階の管理区域と2階の管理区域を繋ぎ、1階のホットラボ10との往来に使用される。
【0023】
一方、外周の被検者のためのスペースには、安静室4、被検者用トイレ7、回復室5、汚染検査室9と、これらを結ぶ被検者用通路3(3a,3b,3c)が配置されている。
【0024】
安静室4は、処置室6で放射性薬剤を投与された被検者が安静にする場所であり、図示しないベッド等が備えられている。また、回復室5は、検査後(PETカメラ室2で撮影をした後)、被検者に投与された放射性薬剤に含まれる放射性核種の減衰を待つための部屋であり、図示しないソファ等が備えられている。
【0025】
被検者用トイレ7は、安静室4で安静にしていた被検者が検査前に排尿をするためのトイレである。
【0026】
なお、PETカメラ室2、処置室6は、医療従事者と被検者とが同じ部屋に立ち入る場所であるが、前記したとおり、被検者用、医療従事者用にそれぞれ出入口が設けてあり、被検者と医療従事者の動線が交錯しないようになっている。
【0027】
被検者用通路3aは、問診待合室83と安静室4とを繋ぐ通路である。被検者用通路3b,3cは、安静室4と回復室5を繋ぐ通路である。
【0028】
図2に示すように、PET施設Aの2階には、管理区域のほかに非管理区域が設けられている。非管理区域は、2階受付82B、問診待合室83、問診室84、階段85、エレベータ86、被検者用更衣室8が配置されている。
【0029】
このうち、問診室84は、医師(医療従事者)が被検者に問診を行う部屋であり、処置室6(操作室・読影室1)の側と問診待合室3の側に出入口が設けられており、医療従事者と被検者の動線が交錯しないようになっている。なお、操作室・読影室1と問診室84の行き来は、処置室6を経由する。
【0030】
つまり、第1実施形態のPET施設Aは、放射線の管理区域における被検者の動線と医療従事者の動線を分離し、かつ医療従事者の動線を管理区域(或いはPET施設A)の内側に配置した構成をしている。或いは、処置室6と複数のPETカメラ室2を操作室・読影室1に隣接させ、その周囲に被験者用通路3を設置した構成をしている。或いは、被検者の動線と医療従者の動線を分離し、かつ、複数のPETカメラ室2のそれぞれの出入口、処置室6の出入口を、医療従事者が滞在するスペースである操作室・読影室1に面するように配置して、これら出入口を医療従事者が利用するようにした構成をしている。この構成のPET施設Aは、医療従事者の観点からすれば、動線の短縮化及び被検者との動線の分離が図られ、これにより、医療従事者が効率的にしかも被検者から受ける被曝線量を低減して活動できるようにした構造(レイアウト)をしているといえる。換言すると、医療従事者の被曝線量を低減しつつ、医療従事者の動線を短縮化し、PET施設の運用効率の向上を図ることのできる構造をしているといえる。
【0031】
次に、この第1実施形態のPET施設Aの動作を図1及び図2を参照して説明する。
被検者は、1階の入口81からPET施設Aに入り、受付82Aで受付をして階段85又はエレベータ86で2階に向かう。2階の非管理区域に上がってきた被検者は、2階の受付82Bにて登録をした後に問診待合室83にて問診を待つ。問診室84にて医師(医療従事者)による問診を受けた被検者は、被検者用更衣室8にて検査着に着替える(着替えを行わない場合もある)。ちなみに被検者用更衣室8は、管理区域内に配置するようにしても、非管理区域内に配置するようにしてもよい。
【0032】
着替えた被検者は管理区域内に入り、処置室6にて放射性核種を含む放射性薬剤を投与された後、被検者用通路3aを通り、安静室4に移動する。そして、放射性薬剤の体内分布の定常化を図るため、この安静室4にて50分程度待機する。被検者は、安静待機後、撮影前に安静室4の手前側に配置された被検者用トイレ7にて排尿し、被検者用通路3bを通りPETカメラ室2に移動して検査を受ける。具体的には、被検者は、3つあるPETカメラ室2(PETカメラ21)のうち、予め定められたいずれか1つのPETカメラ室2で写真を撮影される。
【0033】
撮影後、被検者は被検者用通路3cを通り、回復室5に移動する。そして、投与された放射性核種の減衰を待つため、この回復室5にて60分程度待機する。なお、回復室5における待機を行わない場合もある。
【0034】
被検者は、回復室5で待機した後、汚染検査室9を通って管理区域から退出する。着替えは、非管理区域にある被検者用更衣室8にて行う。以上が被検者の動線である。
【0035】
一方、医療従事者は、問診室84で被検者の問診を行う場合は、操作室・読影室1から処置室6を経由して非管理区域の問診室84に行くことができる。また、処置室6で被検者の処置を行う場合は、操作室・読影室1から直接処置室6に行くことができる。PETカメラ室2、血液検査室12、廃棄物保管室16についても、操作室・読影室から直接行くことができる。図2から理解されるように、医療従事者が常時滞在する操作室・読影室1を中心に、各部屋2,6,12,16,84(その出入口)を配置(スター型)しているので、どの部屋2,6…に行くにも円滑な動線が確保される。
【0036】
なお、1階のホットラボ10へ行く場合は、医療従事者用階段27の出入口が操作室・読影室1に面しているので、該操作室・読影室1から容易にホットラボ10へ行くことができる。また、その逆もいえ、ホットラボ10から操作室・読影室1に容易に行くことができる。また、処置室6は医療従事者用階段27(その出入口)に隣接しているので、ホットラボ10から処置室6に行くのも容易である。
【0037】
この第1実施形態のPET施設Aによれば、放射線の管理区域内の各部屋2,6…が、医療従事者が常時滞在する操作室・読影室1を中心にスター型に配置されているので、換言すると操作室・読影室1に各部屋2,6…の出入口が面して設けられているので、毎日作業を行う医療従事者の動線を短縮化して医療従事者の作業効率を向上することができる。
【0038】
一方、被検者は、時計回りに進んでいくことによりPET検診を受けることができる。また、安静室4と回復室5をPET施設Aの対角線の位置に配置しているので、検診待ちの被検者と検診後の被検者による相互の被曝を低減することができる。
【0039】
また、図2から明らかなように医療従事者と被検者との動線を明確に分離しているので、医療従事者が被検者から被曝することも少なくなる。また、被検者がPET施設A内で迷子になることも少なくなる。
【0040】
なお、ホットラボ10には、真上の2階に位置する処置室6に繋がる放射性薬剤運搬用エレベータを設けるようにしてもよい。
【0041】
≪第2実施形態≫
次に、第2実施形態のPET施設を説明する。
図3は、第2実施形態のPET施設を示す図であり、処置室とホットラボとが隣接して配置されていない場合の放射性薬剤の搬送構造を例示する。なお、第1実施形態と共通する部分については、同じ符号を付してその説明を省略することとする。
【0042】
第2実施形態のPET施設Bでは、図3に示すように、処置室6とホットラボ10とが隣接して配置されていない。このため、処置室6とホットラボ10とを放射性薬剤搬送装置31で直結し、必要に応じて処置室6とホットラボ10内に昇降機32を設置する。ホットラボ10においてシリンジに分注された放射性薬剤は遮蔽容器33に入れられて、昇降機32により、通路を人が通行するのに支障のない高さに設置された放射性薬剤搬送装置31に上げられる。放射性薬剤搬送装置31により処置室6に運ばれた遮蔽容器は昇降機により医療従事者の利便性を考慮した高さまで降ろされる。このような搬送装置を設置することにより、医療従事者が直接運搬するよりも、医療従事者の負担を軽減し、かつ、被曝線量を低減することが可能となる。もちろん、被検者及び医療従事者双方の円滑な動線の確保にも活用でき、もって医療従事者の被検者からの被曝線量の低減に資することができる。
【0043】
なお、この放射性薬剤の搬送構造は、処置室6が2階に配置され、ホットラボ10が1階に配置される第1実施形態のPET施設A(図1、図2参照)にも、何等支障なく適用することができ、1階のホットラボ10で分注された放射性薬剤を人手によらずに2階の処置室6に搬送することができる。また、処置室6とホットラボ10とが別々の建屋内に配置されている場合にも、本実施形態の搬送構造を適用することができる。
【0044】
≪第3実施形態≫
次に、第3実施形態のPET施設を説明する。
図4は、第3実施形態のPET施設を示す図であり、処置室における医療従事者の被曝低減構造を例示する。なお、第1実施形態等と共通する部分については、同じ符号を付してその説明を省略することとする。
【0045】
第3実施形態のPET施設Cでは、線源の位置、強度に応じ、図4に示すように、医療従事者の滞在場所35の周囲にコ字型の鉛や鉛ガラス等からなるガンマ線遮蔽衝立34が設置してある。
【0046】
PET施設Cの処置室6では、被検者に放射性薬剤を投与する。このため、処置室6では、放射性薬剤を投与された被検者及び放射性薬剤が医療従事者の近傍に存在する。このような状況の下で局所的な線源からの被曝を低減するためには、線源の方向を考慮に入れて、適切な形状の遮蔽衝立を設置する被曝低減構造(被曝低減方法)が有効である。放射性薬剤の自動注入装置等を使用しながら医療従事者が被検者を観察する必要がある場合には被検者の位置36の方向を鉛ガラス等としたガンマ線遮蔽衝立を設置する。このように、遮蔽衝立を設置することにより、建屋全体の壁厚を厚くすることなく、局所的な線源による医療従事者の被曝を低減することが可能となる。なお、ガンマ線遮蔽衝立34は、平板型、L型等でもよい。
【0047】
≪第4実施形態≫
次に、第4実施形態のPET施設を説明する。
図5は、第4実施形態のPET施設を示す図であり、モニタカメラ、スピーカ等を設置し、被検者を誘導する構成を例示する。なお、第1実施形態等と共通する部分については、同じ符号を付してその説明を省略することとする。
【0048】
第4実施形態では、図5に示すように、PET施設Dの被検者用通路3、安静室4、回復室5にそれぞれモニタカメラ41及びスピーカ42を設置し、操作室・読影室1にモニタカメラ41の画像を表示する画面43及び放送設備44を設置している。モニタカメラ41、スピーカ42、画面43、放送設備44は、周知のものを適用することができる。
【0049】
この第4実施形態のPET施設Dによれば、例えば第1実施形態のPET施設A(図1、図2参照)で得られる効果のほか、被検者に接近することなく被検者を誘導することが可能となり、医療従事者の放射性薬剤投与後の被検者から受ける被曝線量を低減することができる。また、被検者が通常立ち入るべきでない場所に立ち入ろうとした際にこれを監視して、適切に誘導することができる。そして、医療従事者の不慮の被曝を避けることが可能となる。なお、画面43や放送設備44は、RI管理室(従事者控室)、受付、問診室84等に設置することもできる。
【0050】
≪第5実施形態≫
次に、第5実施形態のPET施設を説明する。
図6は、第5実施形態のPET施設を示す図であり、被検者の動線を床、天井等に表示し、安静室のベッド、PETカメラ室、回復室のソファに番号を表示して被検者を誘導する構成を例示する。なお、第1実施形態等と共通する部分については、同じ符号を付してその説明を省略することとする。
【0051】
第5実施形態では、図6に示すように、PET施設Eには被検者の動線を案内する表示(被検者動線)が表示してある。この被検者動線は、床や壁に矢印を付したラインを書き込んだり、テープを貼り付けたりすることで表示することができる。また、被検者動線は、天井や壁に案内の看板を設けることで表示することができる。また、PET室2の入口、安静室4のベッド、回復室5のソファには、PETカメラ室2の数に対応して、丸数字で1〜3番までの番号(識別表示;安静室ベッド番号、PETカメラ室番号、回復室ソファ番号)、が付してある。この被検者動線や番号の意味内容等は、例えば受付82Bや問診室84で知らされるようになっている。
【0052】
この第5実施形態の場合、PET施設Eの2階の非管理区域にある問診室84で医師の問診を受けた被験者は、被検者動線の表示に従って管理区域に入域し、処置室6で放射性薬剤の投与等の処置を受ける。この際、被検者は必要に応じて被検者用更衣室8で着替えを行う。処置室6で放射性薬剤を投与された被検者は、被検者動線の表示に従って安静室4に入り、予め指示された安静室ベッド番号(例えば丸1)が表示されたベッドで安静にして待機する。検査(撮影)の時間になると、表示された被検者動線に従って安静室4に隣接する被検者用トイレ7で放尿を行い、次いで指示されたPETカメラ室番号(同じ番号の丸1)が表示されたPETカメラ室2に入って、PETカメラ21による検査を受ける。検査終了後は、表示された被検者動線に従って回復室5に入り、指示された回復室ソファ番号(同じ番号の丸1)が表示されたソファでしばらくの間投与された放射性薬剤に含まれる核種の崩壊が進行して放射線の強度が減衰するのを待つ(待機する)。回復室5で所定時間待機した後は、表示された被検者動線に従って管理区域から退出する。この際、被検者用更衣室8での着替え、汚染検査室9での検査を必要に応じて行う。管理区域から退出した被検者は、エレベータ86で1階に向かい、受付82(図5参照)を通ってPET施設Eをでる。
【0053】
この第5実施形態のPET施設Eによれば、例えば第1実施形態のPET施設A(図2参照)で得られる効果のほか、被検者が迷わずに検査を受けることができるようになるという効果も得られる。また、このような被検者用動線や安静室ベッド番号等は、被検者が直感的に理解できるものであるので、医療従事者の被検者に対する検査手順の説明を省力化することができる。また、放射性薬剤投与後の被検者に接近することなく被検者を確実に誘導することが可能となり、医療従事者の被検者から受ける被曝線量を低減することができる。また、被検者が通常立ち入るべきでない場所に誤って立ち入るような事態を防止することができる。
【0054】
≪参考例≫
次に、参考例を説明する。
なお、ここで説明する参考例は、医療従事者の動線を短縮化する第1〜第5実施形態とは異なり、被検者の動線を短縮化するものである。
【0055】
図7及び図8は、参考例のPET施設を示す図であり、このうち、図7はサイクロトロン等重量物が配置される下層階の平面図、図8はPETカメラが設置される上層階の平面図である。なお、第1実施形態と共通する部分については、同じ符号を付してその説明を省略することとする。
【0056】
図7に示すように、参考例のPET施設Fの下層階(以後1階として説明する)の管理区域には、ホットラボ10、放射性薬剤検定室11、サイクロトロン室13等が配置された構成をしている。ホットラボ10には、真上の2階に位置する処置室6に繋がる放射性薬剤運搬用エレベータ24が備えられている。また、ホットラボの出入口の向かいには、1階と2階を繋ぐ医療従事者用階段27が位置しており、2階へのアクセスが容易になっている。また、サイクロトロン室13には、重量物であるサイクロトロン23が備えられている。
【0057】
そして、1階の非管理区域には、入口81、受付82、1階と2階を繋ぐ階段85、1階と2階を繋ぐエレベータ86等が配置された構成をしている。
【0058】
一方、2階には、図8を基準にして、左手に非管理区域が、中央から右手に管理区域が配置されている。2階の左右方向の中央部分には被検者用通路3、安静室4、回復室5を兼ねた待機スペース30が配置されている。また、待機スペース30の右隣には、PETカメラ21をそれぞれ1台ずつ備えたPETカメラ室2が縦に(奥から手前にかけて)3部屋並んで(隣接して)配置されている。また、3つ縦に並んだカメラ室2の右隣には縦長の操作室・読影室1が配置されている。また、待機スペース30の奥には処置室6が、その左隣には、通路を挟んで放射性薬剤検査室12が配置されている。さらに、待機スペース30の手前には被検者用トイレ7が配置されている。この被検者用トイレ7は、待機スペース30及びPETカメラ室2に隣接して設置されたトイレに該当し、被検者の動線が円滑になると共に、被検者の動線が短縮化される。
【0059】
また、2階には、操作室・読影室1の奥から医療従事者用階段27に繋がる左右方向の通路、即ち医療従事者用通路91が配置されている。この医療従事者用通路91は、奥側のPETカメラ室2、処置室6、放射性薬剤検査室12に隣接して配置され、操作室・読影室1から処置室6、放射性薬剤検定室12、1階のホットラボ10へのアクセス通路等としての役割を有する。
【0060】
ちなみに、図8に示されるように、各カメラ室2には、操作室・読影室1の側に医療従事者用の出入口が、被検者用通路3等を兼ねるスペース30の側に被検者用の出入口がそれぞれ設けられて、各カメラ室2へのアクセスを容易にすると共に、被検者と医療従事者との動線の交錯を防止している。
【0061】
処置室6についても同様であり、処置室6には、医療従事者用通路91の側に医療従事者用の出入口が、被検者用通路3等を兼ねるスペース30の側に被検者用の出入口が設けられて、処置室6へのアクセスを容易にすると共に、被検者と医療従事者との動線の交錯を防止している。また、処置室6には、既に説明した放射性薬剤運搬用エレベータ24が備えられており、1階にあるホットラボ10から放射性薬剤を、人手による運搬によらずとも得ることができるようになっている。
【0062】
また、2階の非管理区域には、受付82B、問診待合室83、問診室84、1階と2階を繋ぐ階段85、同エレベータ86、被検者用更衣室8等が配置されている。
【0063】
なお、参考例のPET施設Fは、被検者の動線と医療従事者の動線を分離し、処置室6、複数のPETカメラ室2、被検者用トイレ7を、放射性薬剤投与後の被検者が滞在する待機スペース(被検者滞在スペース)30に隣接して配置した構成をしているといえる。また、放射線の管理区域に終える被検者の動線と医療従事者の動線を分離すると共に、複数のPETカメラ室2の出入口、処置室6の出入口、被検者用トイレ7の出入口を、被検者の待機スペース(滞在スペース)30に面して配置した構成をしているといえる。さらに、医療従事者が常時滞在する操作・読影室(医療従事者滞在スペース)1を、前記処置室6及び複数のPETカメラ室2を挟むように、待機スペース30の反対側に配置した構成をしているといえる。この点、複数のPETカメラ室2のそれぞれの出入口、処置室6の出入口を、医療従事者が滞在するスペース(操作室・読影室1)に面するように配置した、第1実施形態〜第5実施形態のPET施設とは異なる。
【0064】
次に、以上説明した参考例のPET施設Fの動作を説明する(図7、図8参照)。
被検者は、1階の入口81からPET施設Fに入り、受付82Aで受付をして階段85又はエレベータ86で2階に向かう。2階の非管理区域に上がってきた被検者は、2階の受付82Bにて登録をした後に問診待合室83にて問診を待つ。問診室84にて医師による問診を受けた被検者は、被検者用更衣室8にて検査着に着替える(着替えを行わない場合もある)。
【0065】
着替えた被検者は管理区域内に入り、処置室6にて放射性核種を含む放射性薬剤を投与された後、被検者用通路、3安静室4、回復室5を兼ねる待機スペース30に移動する。そして、放射性薬剤の体内分布の定常化を図るため、この待機スペース30にて50分程度待機する。被検者は、待機スペース30の手前側に配置された被検者用トイレ7にて排尿し、被検者用通路3を通りPETカメラ室2に移動して検査を受ける。具体的には、被検者は、3つあるPETカメラ室2(PETカメラ21)のうち、予め定められたいずれか1つのPETカメラ室2で写真を撮影される。
【0066】
撮影後、被検者は待機スペース30に戻り、投与された放射性核種の減衰を待つため、この回復室5にて60分程度待機する。なお、回復室5における待機を行わない場合もある。
【0067】
被検者は、待機スペース30で待機した後、汚染検査室9を通って管理区域から退出する。着替えは、必要に応じて非管理区域にある被検者用更衣室8にて行う。以上が被検者の動線である。
【0068】
この構成によれば、待機スペース30に、各PETカメラ室2の出入口、処置室6の出入口、被検者用トイレ7の出入口等が面しているので、被検者の動線の明確化及び短縮化を達成することができる。併せて、被検者と医療従事者の動線を確実に分離することができる。なお、被検者の動線を明確化及び短縮化することで、医療従事者の被検者に対する動線の説明(ガイダンス)が容易になり、医療従事者の作業負担が軽減される。また、医療従事者と被検者との接触を短時間に済ませることも可能になる。また、被検者の動線が短くなる分、被検者に与える肉体的な負担が少なくなる。
【0069】
一方、図8から容易に理解されるように、医療従事者は被検者の介護等の非定常作業を除いて、待機スペース30に立ち入ることなく、医師による問診、放射性薬剤投与、放射線技師によるPETカメラ撮影を実施することができる。即ち、上記のレイアウトにすることにより、第1実施形態と同様に、被検者の動線と医療従事者の動線の交錯を防止して、医療従事者の被曝線量を低減すること等が可能となる。
【0070】
なお、2階の管理区域にいる医療従事者が1階の管理区域に用事があるときは、医療従事者用通路91、医療従事者用階段27を通って1階の管理区域に行くことができる。この際、被検者の動線と交錯することがない。ちなみに、1階に降りると直ぐ目の前にホットラボ10の出入り口があるので2階からホットラボ10へのアクセスが容易である。また、その逆もいえ、ホットラボ10から2階へのアクセスも容易である。
【0071】
ちなみに、参考例では、放射性薬剤運搬用エレベータ24を設けてホットラボ10における合成器、分注器により生成・分注された放射性薬剤を2階の処置室6に搬送することにより、放射性薬剤の動線を最短化している。即ち、シリンジに分注された放射性薬剤は遮蔽容器に入れられて、放射性薬剤運搬用エレベータ24により処置室6に運搬され、使用後のシリンジは放射性薬剤運搬用エレベータ24によりホットラボ10に戻されて、廃棄物保管室17にて保管される。このように、放射性薬剤の動線を最短化することにより、医療従事者の被曝を低減することができる。
【0072】
また、ホットラボ10が1階(下層階)に配置されているので、放射性薬剤を投与された被検者によるホットラボ10の医療従事者の被曝線量を低減することができる。
【0073】
つまり、参考例によれば、被検者と医療従事者との動線を分離する課題(医療従事者が被検者から受ける被曝線量の低減化、被検者を案内・誘導する作業の省力化等の課題)、被検者の動線を短縮化して被検者の負担を軽減する課題等が解決される。
【0074】
なお、以上説明した本発明は、前記した実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、各実施形態を適宜組み合わせて実施するようにしてもよい。また、サイクロトロン等の重量物を設置するのは、PET施設の地階でも1階でも、或いは2階でもよく、特に階を限定するものではない。また、ホットラボを上層階に、安静室や回復室を下層階に配置する構成としてもよい。また、全体を1つの階に纏めて配置する構成としてもよい。また、安静室に備えられるベッドの間や回復室に備えられるソファの間にガンマ線遮蔽衝立を置くようにして、被検者が他の被検者から受ける放射線の量を少なくするようにしてもよい。また、PET施設とは、既に記載したように、エミッションCT、即ちSPECTやPET等を運用する医療施設であり、PET施設に限定されるものではない。また、PETカメラもSPECT等のエミッションCT用のカメラを含むものである。
【0075】
また、被検者用更衣室8(図等参照)を非管理区域に配置することとしたが、管理区域に配置するようにしてもよい。また、問診待合室83、問診室84も管理区域に配置するようにしてもよい。
【0076】
【発明の効果】
以上説明した本発明により、医療従事者の被曝量を低減しつつ、医療従事者の動線を短縮化し、PET施設の運用効率の向上を図ること等ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1実施形態のPET施設を示す図であり、建屋面積や敷地面積を削減するために、複数階構造としたPET施設の建屋のレイアウトの、サイクロトロン等重量物が配置される下層階の平面図である。
【図2】 図1の、PETカメラが設置される上層階の平面図である。
【図3】 本発明に係る第2実施形態のPET施設を示す図であり、処置室とホットラボとが隣接して配置されていない場合の放射性薬剤の搬送構造を例示する。
【図4】 本発明に係る第3実施形態のPET施設を示す図であり、処置室における医療従事者の被曝低減構造を例示する。
【図5】 本発明に係る第4実施形態のPET施設を示す図であり、モニタカメラ、スピーカ等を設置し、被検者を誘導する構成を例示する。
【図6】 本発明に係る第5実施形態のPET施設を示す図であり、被検者の動線を床、天井等に表示し、安静室のベッド、PETカメラ室、回復室のソファに番号を表示して被検者を誘導する構成を例示する。
【図7】 参考例のPET施設を示す図であり、サイクロトロン等重量物が配置される下層階の平面図を例示する。
【図8】 図7の、PETカメラが設置される上層階の平面図である。
【符号の説明】
1…操作室・読影室、2…PETカメラ室、3…被検者用通路、4…安静室、5…回復室、6…処置室、7…被検者用トイレ、8…被検者用更衣室、9…汚染検査室、10…ホットラボ、11…薬剤検定室、12…血液検査室、13…サイクロトロン室、14…電源機械室、15…空調廃水処理室、16…廃棄物保管室、21…PETカメラ、22…コンソール、23…サイクロトロン
31…放射性薬剤搬送装置、32…昇降装置、33…遮蔽容器、34…ガンマ線遮蔽衝立、35…医療従事者の滞在場所、36…被検者の位置、41…モニタカメラ、42…スピーカ、43…モニタカメラの画面、44…放送設備
Claims (14)
- 被検者の体内に放射性薬剤を投与し、PETカメラを用いて放射性薬剤の体内分布を撮影するPET施設において、
処置室と複数のPETカメラ室を、操作室・読影室に隣接させ、その周囲に被検者用通路を設置し、
前記被検者用通路は、前記操作室・読影室との間に前記処置室と前記複数のPETカメラ室を挟んで、前記操作室・読影室を周回する構成にされ、
前記処置室と前記複数のPETカメラ室は、それぞれ前記被検者用通路の側と前記操作室・読影室の側の双方に出入口を備え、
前記被検者の動線と前記医療従事者の動線とを分離するとともに、前記被検者の動線を前記医療従事者の動線より長くしたこと、
を特徴とするPET施設。 - 処置室と複数のPETカメラ室を有し、被検者の体内に放射性薬剤を投与し、PETカメラを用いて放射性薬剤の体内分布を撮影するPET施設において、
医療従事者が滞在する内側のスペースと、前記内側のスペースの外周側に位置して被検者が滞在する外側のスペースとにスペースを分け、
かつ、前記複数のPETカメラ室のそれぞれの出入口、前記処置室の出入口を、被検者用と医療従事者用に分けて設け、医療従事者用の出入口を医療従事者が滞在する前記内側のスペースに面するように配置し、
前記被検者を前記内側のスペースの周りを周回させる前記外側のスペースを兼ねる被検者用通路を配置し、
前記処置室と前記複数のPETカメラ室のそれぞれの被検者用の出入り口を、前記被検者用通路に面するように配置し、
前記被検者の動線と前記医療従事者の動線とを分離するとともに、前記被検者の動線を前記医療従事者の動線より長くしたこと、
を特徴とするPET施設。 - 被検者の体内に放射性薬剤を投与し、PETカメラを用いて放射性薬剤の体内分布を撮影するPET施設において、
処置室と複数のPETカメラ室を、操作室・読影室に隣接させ、その周囲に被検者用通路を設置し、
前記被検者用通路は、前記操作室・読影室との間に前記処置室と前記複数のPETカメラ室を挟んで、前記操作室・読影室を周回する構成にされ、
前記処置室と前記複数のPETカメラ室は、それぞれ前記被検者用通路の側と前記操作室・読影室の側の双方に出入口を備え、
前記被検者の動線と前記医療従事者の動線とを分離するとともに、前記被検者の動線を前記医療従事者の動線より長くし、
さらに、前記PET施設は、放射性薬剤の生成分注を行うホットラボを、放射性薬剤の被検者への投与を行う前記処置室とは離れた場所に有し、
前記ホットラボと前記処置室との間を、薬剤搬送装置により結合したこと、
を特徴とするPET施設。 - 処置室と複数のPETカメラ室を有し、被検者の体内に放射性薬剤を投与し、PETカメラを用いて放射性薬剤の体内分布を撮影するPET施設において、
医療従事者が滞在する内側のスペースと、前記内側のスペースの外周側に位置して被検者が滞在する外側のスペースとにスペースを分け、
かつ、前記複数のPETカメラ室のそれぞれの出入口、前記処置室の出入口を、被検者用と医療従事者用に分けて設け、医療従事者用の出入口を医療従事者が滞在する前記内側 のスペースに面するように配置し、
前記被検者を前記内側のスペースの周りを周回させる前記外側のスペースを兼ねる被検者用通路を配置し、
前記処置室と前記複数のPETカメラ室のそれぞれの被検者用の出入り口を、前記被検者用通路に面するように配置し、
前記被検者の動線と前記医療従事者の動線とを分離するとともに、前記被検者の動線を前記医療従事者の動線より長くし、
さらに、前記PET施設は、放射性薬剤の生成分注を行うホットラボを、放射性薬剤の被検者への投与を行う前記処置室とは離れた場所に有し、
前記ホットラボと前記処置室との間を、薬剤搬送装置により結合したこと、
を特徴とするPET施設。 - 被検者の体内に放射性薬剤を投与し、PETカメラを用いて放射性薬剤の体内分布を撮影するPET施設において、
処置室と複数のPETカメラ室を、操作室・読影室に隣接させ、その周囲に被検者用通路を設置し、
前記被検者用通路は、前記操作室・読影室との間に前記処置室と前記複数のPETカメラ室を挟んで、前記操作室・読影室を周回する構成にされ、
前記処置室と前記複数のPETカメラ室は、それぞれ前記被検者用通路の側と前記操作室・読影室の側の双方に出入口を備え、
前記被検者の動線と前記医療従事者の動線とを分離するとともに、前記被検者の動線を前記医療従事者の動線より長くし、
さらに、前記PET施設は、前記操作室・読影室が配置された第1の階とは別の第2の階に医療従事者の作業場所を有し、
前記第1の階における操作室・読影室と前記第2の階における医療従事者の作業場所を連結するために、医療従事者専用の階段を設置したこと、
を特徴とするPET施設。 - 処置室と複数のPETカメラ室を有し、被検者の体内に放射性薬剤を投与し、PETカメラを用いて放射性薬剤の体内分布を撮影するPET施設において、
医療従事者が滞在する内側のスペースと、前記内側のスペースの外周側に位置して被検者が滞在する外側のスペースとにスペースを分け、
かつ、前記複数のPETカメラ室のそれぞれの出入口、前記処置室の出入口を、被検者用と医療従事者用に分けて設け、医療従事者用の出入口を医療従事者が滞在する前記内側のスペースに面するように配置し、
前記被検者を前記内側のスペースの周りを周回させる前記外側のスペースを兼ねる被検者用通路を配置し、
前記処置室と前記複数のPETカメラ室のそれぞれの被検者用の出入り口を、前記被検者用通路に面するように配置し、
前記被検者の動線と前記医療従事者の動線とを分離するとともに、前記被検者の動線を前記医療従事者の動線より長くし、
さらに、前記PET施設は、前記操作室・読影室が配置された第1の階とは別の第2の階に医療従事者の作業場所を有し、
前記第1の階における操作室・読影室と前記第2の階における医療従事者の作業場所を連結するために、医療従事者専用の階段を設置したこと、
を特徴とするPET施設。 - 被検者の体内に放射性薬剤を投与し、PETカメラを用いて放射性薬剤の体内分布を撮影するPET施設において、
処置室と複数のPETカメラ室を、操作室・読影室に隣接させ、その周囲に被検者用通 路を設置し、
前記被検者用通路は、前記操作室・読影室との間に前記処置室と前記複数のPETカメラ室を挟んで、前記操作室・読影室を周回する構成にされ、
前記処置室と前記複数のPETカメラ室は、それぞれ前記被検者用通路の側と前記操作室・読影室の側の双方に出入口を備え、
前記被検者の動線と前記医療従事者の動線とを分離するとともに、前記被検者の動線を前記医療従事者の動線より長くし、
さらに、前記PET施設は、被検者の動線上に被検者用のトイレと前記被検者が待機する安静室を有し、
前記被検者用のトイレを、前記安静室又はPETカメラ室の少なくとも一方に隣接して設置したこと、
を特徴とするPET施設。 - 処置室と複数のPETカメラ室を有し、被検者の体内に放射性薬剤を投与し、PETカメラを用いて放射性薬剤の体内分布を撮影するPET施設において、
医療従事者が滞在する内側のスペースと、前記内側のスペースの外周側に位置して被検者が滞在する外側のスペースとにスペースを分け、
かつ、前記複数のPETカメラ室のそれぞれの出入口、前記処置室の出入口を、被検者用と医療従事者用に分けて設け、医療従事者用の出入口を医療従事者が滞在する前記内側のスペースに面するように配置し、
前記被検者を前記内側のスペースの周りを周回させる前記外側のスペースを兼ねる被検者用通路を配置し、
前記処置室と前記複数のPETカメラ室のそれぞれの被検者用の出入り口を、前記被検者用通路に面するように配置し、
前記被検者の動線と前記医療従事者の動線とを分離するとともに、前記被検者の動線を前記医療従事者の動線より長くし、
さらに、前記PET施設は、被検者の動線上に被検者用のトイレと前記被検者が待機する安静室を有し、
前記被検者用のトイレを、前記安静室又はPETカメラ室の少なくとも一方に隣接して設置したこと、
を特徴とするPET施設。 - 被検者の体内に放射性薬剤を投与し、PETカメラを用いて放射性薬剤の体内分布を撮影するPET施設において、
処置室と複数のPETカメラ室を、操作室・読影室に隣接させ、その周囲に被検者用通路を設置し、
前記被検者用通路は、前記操作室・読影室との間に前記処置室と前記複数のPETカメラ室を挟んで、前記操作室・読影室を周回する構成にされ、
前記処置室と前記複数のPETカメラ室は、それぞれ前記被検者用通路の側と前記操作室・読影室の側の双方に出入口を備え、
前記被検者の動線と前記医療従事者の動線とを分離するとともに、前記被検者の動線を前記医療従事者の動線より長くし、
さらに、前記PET施設は、被検者である線源の位置、強度に応じて、前記処置室における医療従事者の滞在場所の周囲に、ガンマ線遮蔽衝立を設置したこと、
を特徴とするPET施設。 - 処置室と複数のPETカメラ室を有し、被検者の体内に放射性薬剤を投与し、PETカメラを用いて放射性薬剤の体内分布を撮影するPET施設において、
医療従事者が滞在する内側のスペースと、前記内側のスペースの外周側に位置して被検者が滞在する外側のスペースとにスペースを分け、
かつ、前記複数のPETカメラ室のそれぞれの出入口、前記処置室の出入口を、被検者用と医療従事者用に分けて設け、医療従事者用の出入口を医療従事者が滞在する前記内側のスペースに面するように配置し、
前記被検者を前記内側のスペースの周りを周回させる前記外側のスペースを兼ねる被検者用通路を配置し、
前記処置室と前記複数のPETカメラ室のそれぞれの被検者用の出入り口を、前記被検者用通路に面するように配置し、
前記被検者の動線と前記医療従事者の動線とを分離するとともに、前記被検者の動線を前記医療従事者の動線より長くし、
さらに、前記PET施設は、被検者である線源の位置、強度に応じて、前記処置室における医療従事者の滞在場所の周囲に、ガンマ線遮蔽衝立を設置したこと、
を特徴とするPET施設。 - 被検者の体内に放射性薬剤を投与し、PETカメラを用いて放射性薬剤の体内分布を撮影するPET施設において、
処置室と複数のPETカメラ室を、操作室・読影室に隣接させ、その周囲に被検者用通路を設置し、
前記被検者用通路は、前記操作室・読影室との間に前記処置室と前記複数のPETカメラ室を挟んで、前記操作室・読影室を周回する構成にされ、
前記処置室と前記複数のPETカメラ室は、それぞれ前記被検者用通路の側と前記操作室・読影室の側の双方に出入口を備え、
前記被検者の動線と前記医療従事者の動線とを分離するとともに、前記被検者の動線を前記医療従事者の動線より長くし、
さらに、前記PET施設は、被検者の動線上に安静室と回復室を有し、
少なくとも、前記安静室、前記回復室、前記被検者用通路にモニタカメラ及びスピーカを設置し、前記医療従事者が滞在する場所に前記モニタカメラの画面及び放送設備を設置したこと、
を特徴とするPET施設。 - 処置室と複数のPETカメラ室を有し、被検者の体内に放射性薬剤を投与し、PETカメラを用いて放射性薬剤の体内分布を撮影するPET施設において、
医療従事者が滞在する内側のスペースと、前記内側のスペースの外周側に位置して被検者が滞在する外側のスペースとにスペースを分け、
かつ、前記複数のPETカメラ室のそれぞれの出入口、前記処置室の出入口を、被検者用と医療従事者用に分けて設け、医療従事者用の出入口を医療従事者が滞在する前記内側のスペースに面するように配置し、
前記被検者を前記内側のスペースの周りを周回させる前記外側のスペースを兼ねる被検者用通路を配置し、
前記処置室と前記複数のPETカメラ室のそれぞれの被検者用の出入り口を、前記被検者用通路に面するように配置し、
前記被検者の動線と前記医療従事者の動線とを分離するとともに、前記被検者の動線を前記医療従事者の動線より長くし、
さらに、前記PET施設は、被検者の動線上に安静室と回復室を有し、
少なくとも、前記安静室、前記回復室、前記被検者用通路にモニタカメラ及びスピーカを設置し、前記医療従事者が滞在する場所に前記モニタカメラの画面及び放送設備を設置したこと、
を特徴とするPET施設。 - 被検者の体内に放射性薬剤を投与し、PETカメラを用いて放射性薬剤の体内分布を撮影するPET施設において、
処置室と複数のPETカメラ室を、操作室・読影室に隣接させ、その周囲に被検者用通路を設置し、
前記被検者用通路は、前記操作室・読影室との間に前記処置室と前記複数のPETカメラ室を挟んで、前記操作室・読影室を周回する構成にされ、
前記処置室と前記複数のPETカメラ室は、それぞれ前記被検者用通路の側と前記操作室・読影室の側の双方に出入口を備え、
前記被検者の動線と前記医療従事者の動線とを分離するとともに、前記被検者の動線を前記医療従事者の動線より長くし、
さらに、前記PET施設は、被検者の動線上に安静室と回復室を有し、
被検者の動線を案内する表示が設けられるとともに、安静室のベッド、PETカメラ室、回復室のソファに識別表示を設けたこと、
を特徴とするPET施設。 - 処置室と複数のPETカメラ室を有し、被検者の体内に放射性薬剤を投与し、PETカメラを用いて放射性薬剤の体内分布を撮影するPET施設において、
医療従事者が滞在する内側のスペースと、前記内側のスペースの外周側に位置して被検者が滞在する外側のスペースとにスペースを分け、
かつ、前記複数のPETカメラ室のそれぞれの出入口、前記処置室の出入口を、被検者用と医療従事者用に分けて設け、医療従事者用の出入口を医療従事者が滞在する前記内側のスペースに面するように配置し、
前記被検者を前記内側のスペースの周りを周回させる前記外側のスペースを兼ねる被検者用通路を配置し、
前記処置室と前記複数のPETカメラ室のそれぞれの被検者用の出入り口を、前記被検者用通路に面するように配置し、
前記被検者の動線と前記医療従事者の動線とを分離するとともに、前記被検者の動線を前記医療従事者の動線より長くし、
さらに、前記PET施設は、被検者の動線上に安静室と回復室を有し、
被検者の動線を案内する表示を設けるとともに、安静室のベッド、PETカメラ室、回復室のソファに識別表示を設けたこと、
を特徴とするPET施設。
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| Prakash et al. | Planning of Radiology Department: A Global Perspective |
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