JP3979147B2 - 経路設定方法、経路設定サーバ、経路設定装置、及び経路設定プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、出発地から目的地までの経路を設定する経路設定方法、経路設定装置、経路設定サーバ、及び経路設定プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ユーザにより指定された出発地から目的地までの経路を設定する装置が知られており(特開平11−143358号公報参照)、このものでは、出発地から目的地までの経路を、最小コストとなるように、つまり、例えば移動距離や移動時間が最も短くなるように設定するよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ユーザにより指定された出発地から目的地までの経路を設定する以外に、例えば所定の出発地から目的地までの経路をお勧めルートとして予め設定しておき、ユーザからの要求に応じてこのお勧めルートをユーザに提供することが考えられる。このお勧めルートとしては、例えば景勝地を通る経路としたり、美術館等の施設を通る経路としたりすればよく、こうすることで、利用価値のあるルートをユーザに提供することができる。
【0004】
このようにお勧めルートは利用価値のあるルートであることから、ユーザが、お勧めルートの出発地及び目的地とは異なる出発地及び目的地を指定したときでも、その指定した出発地から目的地までの経路として、お勧めルートを利用したいという要求が生まれる。
【0005】
その要求を満たすためには、例えばユーザにより指定された出発地から目的地までの経路を設定する際に、そのユーザが指定した出発地から、上記お勧めルートにおける出発地と目的地とを経由して、上記ユーザが指定した目的地に至る経路を設定することが考えられる。
【0006】
こうすることで、利用価値のあるお勧めルートが出発地から目的地までの経路に含まれるものの、その出発地から目的地までの経路を総コストが最小となるように設定した場合と比較して移動距離が大幅に長くなり、その結果、設定した経路の総コストが大幅に増大してしまうという不都合がある。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、出発地から目的地までの経路を設定するときに、お勧めルートの利用価値と総コストとを両立させることで、ユーザの利便性と満足度とを共に向上させることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、お勧めルートの全部ではなく、一部分を利用して、ユーザにより指定された出発地から目的地までの経路を設定することとした。
【0009】
具体的に、第1の発明は、所定の出発地から目的地までの経路をお勧めルートとして記憶しているサーバと、ユーザ端末との間の双方向通信によって、ユーザにより指定された出発地から目的地までの経路を設定する経路設定方法に係る。
【0010】
上記お勧めルートは、交差点を端点とする複数区間の集合により構成しており、そのお勧めルートを構成する各区間には、その区間の利用価値を示す価値ポイントと、その区間の移動距離及び移動時間の少なくとも一方を基準とするコストと、を予め付与しており、この第1の発明に係る経路設定方法では、上記サーバにおいて、上記ユーザによるユーザ端末の操作に応じて上記お勧めルートを該ユーザ端末に提供するお勧めルート提供ステップと、上記ユーザによるユーザ端末の操作によって指定された出発地から目的地までの経路を設定する経路設定ステップと、該経路設定ステップにおいて設定した経路を上記ユーザ端末に提供する経路提供ステップとを備えるようにする。そして、上記経路設定ステップを、上記指定された出発地から目的地までの経路を、上記価値ポイントとコストとに基づいて、上記記憶しているお勧めルートの一部分が上記区間単位で含まれるベストバランスルートとして設定するステップとし、上記ベストバランスルートは、その総コストを、上記コストが最小となるように上記出発地から目的地までの経路を設定した最小コストルートの総コストに対し所定比率よりも小さくするという条件下で、価値ポイントの合計が可及的に高くかつコストの合計が可及的に低くなるように、上記価値ポイント及びコストに基づいて設定する。
【0011】
この構成により、サーバには、所定の出発地から目的地までの経路がお勧めルートとして記憶されており、お勧めルート提供ステップでは、ユーザ(ユーザ端末)からの要求に応じて、上記お勧めルートを該ユーザに提供する。
【0012】
そして、経路設定ステップでは、ユーザによって指定された出発地から目的地までの経路を設定する。
【0013】
このとき、経路設定ステップでは、上記指定された出発地から目的地までの経路を、上記記憶しているお勧めルートの一部分が含まれる経路に設定する。
【0014】
つまり、設定する出発地から目的地までの経路の一部が、お勧めルートにおける一部分と同じになるようにする。こうすることで、例えば最小コストの経路としたのでは通過しない景勝地等を通る経路を設定することができ、利用価値のある経路を設定することができる。
【0015】
一方で、お勧めルートの全部でなく、その一部分だけを経路に含めることで、例えば大幅に回り道等する経路が設定されることが防止される。つまり、総コストの増大が抑制される。こうして、お勧めルートの利用価値と総コストとが両立して、ユーザの利便性と満足度とを共に向上させることができる。
【0016】
尚、複数のお勧めルートを記憶しているときには、この複数のお勧めルートの中から適宜選択したお勧めルートの一部分を、指定された出発地から目的地までの経路に含めるようにすればよい。
【0017】
第2の発明は、所定の出発地から目的地までの経路をお勧めルートとして記憶しているコンピュータにおいて、ユーザにより指定された出発地から目的地までの経路を設定する経路設定方法に係る。
【0018】
上記お勧めルートは、交差点を端点とする複数区間の集合により構成しており、そのお勧めルートを構成する各区間には、その区間の利用価値を示す価値ポイントと、その区間の移動距離及び移動時間の少なくとも一方を基準とするコストと、を予め付与しており、この第2の発明に係る経路設定方法では、上記ユーザによるコンピュータの操作に応じて上記お勧めルートを該ユーザに提示するお勧めルート提示ステップと、上記ユーザによるコンピュータの操作によって指定された出発地から目的地までの経路を設定する経路設定ステップと、該経路設定ステップにおいて設定した経路を上記ユーザに提示する経路提示ステップとを備えるようにする。そして、上記経路設定ステップを、上記記憶しているお勧めルートの一部分が上記区間単位で含まれるベストバランスルートとして設定するステップとし、上記ベストバランスルートは、その総コストを、上記コストが最小となるように上記出発地から目的地までの経路を設定した最小コストルートの総コストに対し所定比率よりも小さくするという条件下で、価値ポイントの合計が可及的に高くかつコストの合計が可及的に低くなるように、上記価値ポイント及びコストに基づいて設定する。
【0019】
この構成により、上記第1の発明と同様に、経路設定ステップでは、上記指定された出発地から目的地までの経路を、上記記憶しているお勧めルートの一部分が含まれる経路に設定するため、利用価値のある経路を設定することができる一方で、お勧めルートの全部でなく、その一部分を経路に含めることで、総コストの増大が抑制される。こうして、お勧めルートの利用価値と総コストとが両立して、ユーザの利便性と満足度とを共に向上させることができる。
【0020】
ここで、上記お勧めルートは、交差点を端点とする複数区間の集合により構成されており、経路設定ステップは、指定された出発地から目的地までの経路に含めるお勧めルートの一部分を上記区間単位で設定する。
【0021】
また、お勧めルートを構成する各区間に、その区間の利用価値を示す価値ポイントが予め付与され、経路設定ステップは、指定された出発地から目的地までの経路に含めるお勧めルートの一部分を、上記価値ポイントに基づいて設定する。
【0022】
つまり、ポイントの高い区間は利用価値の高い区間であるため、この価値ポイントに基づいて、例えばこの価値ポイントの高い区間を優先して、設定する経路に含めるようにする。こうすることで、利用価値の高い経路を適切に設定可能になり、ユーザの満足度が向上する。
【0023】
経路設定ステップは、指定された出発地から目的地までの経路に含めるお勧めルートの一部分を、価値ポイントと、該お勧めルートを構成する各区間に予め付与したコストとに基づいて設定する。
【0024】
ここで、各区間に付与するコストとは、例えば移動距離を基準とするコストとしたり、移動時間を基準とするコストとしたりすることである。
【0025】
このように、価値ポイントだけでなく、コストをも考慮して経路に含めるお勧めルートの一部分を設定することにより、お勧めルートの利用価値と総コストとの両立を確実に達成させて、ユーザの利便性と満足度とを共に向上させることができる。
【0026】
また、経路設定ステップを、指定された出発地から目的地までの経路を、ユーザによる操作に応じて、価値ポイントとコストとに基づくお勧めルートの一部分が含まれる経路(ベストバランスルート)、又は上記コストに基づく最小コストの経路(最小コストルート)に設定するステップとしてもよい。
【0027】
こうすることで、例えばコストを重視するユーザは、そのように指定操作をすることで、例えば出発地から目的地までの最短経路であって、景勝地等を通らない、といった最小コストの経路が設定される。一方、利用価値を重視するユーザは、そのように指定操作をすることで、出発地から目的地までの最短経路ではないが、景勝地等を通る、といったお勧めルートの一部分が含まれる経路が設定される。このように、ユーザの嗜好に応じて設定する経路を切り換えることによって、ユーザの利便性及び満足度を大幅に向上させることが可能になる。
【0028】
尚、ユーザによる操作によって、価値ポイントの重視度合いを設定可能にして、経路設定ステップを、上記設定された重視度合いと価値ポイントとコストとに基づいて、指定された出発地から目的地までの経路を設定するステップとしてもよい。この場合でも、ユーザの嗜好に応じた経路を設定することが可能になる。
【0029】
さらに、お勧めルートを構成する各区間に、複数種類の価値ポイントをそれぞれ予め付与しておくと共に、ユーザによる操作によって、上記価値ポイントの種類を選択する選択ステップを備えるようにして、経路設定ステップを、指定された出発地から目的地までの経路に含めるお勧めルートの一部分を、上記選択ステップにおいて選択された種類の価値ポイントと、コストとに基づいて設定するステップとしてもよい。
【0030】
ここで、価値ポイントの種類としては、例えば、景勝地等に対してポイントを上げる「自然に親しむ」、美術館等に対してポイントを上げる「文化を感じる」、テーマパーク等に対してポイントを上げる「アミューズメントで楽しむ」というものに設定することが考えられる。
【0031】
そして、この構成によると、経路設定ステップは、指定された出発地から目的地までの経路に含めるお勧めルートの一部分を、選択ステップにおいて選択された種類の価値ポイントに基づいて設定する。このため、ユーザが、例えば「自然に親しむ」を選択したときには、お勧めルートにおける景勝地等を通る区間が含まれた経路が設定される。このように、価値ポイントの種類を選択可能にすることで、ユーザの嗜好に応じた経路を設定することが可能になり、これにより、ユーザの利便性及び満足度を大幅に向上させることが可能になる。
【0032】
第3の発明は、所定の出発地から目的地までの経路がお勧めルートとして記憶されかつ、双方向通信可能な通信回線を介して接続されたユーザ端末の操作に応じて、ユーザにより指定された出発地から目的地までの経路を設定するように構成された経路設定サーバに係る。
【0033】
上記お勧めルートは、交差点を端点とする複数区間の集合により構成しており、そのお勧めルートを構成する各区間には、その区間の利用価値を示す価値ポイントと、その区間の移動距離及び移動時間の少なくとも一方を基準とするコストと、を予め付与しており、この第3の発明に係る経路設定サーバでは、上記ユーザによるユーザ端末の操作に応じて上記お勧めルートを該ユーザ端末に提供するお勧めルート提供処理と、上記ユーザによるユーザ端末の操作によって指定された出発地から目的地までの経路を設定する経路設定処理と、該経路設定処理によって設定した経路を上記ユーザ端末に提供する経路提供処理とを実行するように構成する。そして、上記経路設定処理を、上記指定された出発地から目的地までの経路を、上記価値ポイントとコストとに基づいて、上記記憶しているお勧めルートの一部分が上記区間単位で含まれるベストバランスルートとして設定する処理とし、上記ベストバランスルートは、その総コストを、上記コストが最小となるように上記出発地から目的地までの経路を設定した最小コストルートの総コストに対し所定比率よりも小さくするという条件下で、価値ポイントの合計が可及的に高くかつコストの合計が可及的に低くなるように、上記価値ポイント及びコストに基づいて設定する。
【0034】
第3の発明によると、第1の発明と同様の作用効果が得られる。
【0035】
上記経路設定処理は、指定された出発地から目的地までの経路を、ユーザによるユーザ端末の操作に応じて、価値ポイントとコストとに基づくお勧めルートの一部分が含まれる経路(ベストバランスルート)、又は上記コストに基づく最小コストの経路(最小コストルート)に設定する処理としてもよい。
【0036】
また、お勧めルートを構成する各区間に、複数種類の価値ポイントをそれぞれ予め付与しておき、ユーザによるユーザ端末の操作に応じて上記価値ポイントの種類を選択する選択処理を実行するように構成して、経路設定処理を、指定された出発地から目的地までの経路に含めるお勧めルートの一部分を、上記選択処理によって選択された種類の価値ポイントと、コストとに基づいて設定する処理としてもよい。
【0037】
第4の発明は、所定の出発地から目的地までの経路がお勧めルートとして記憶されかつ、ユーザにより指定された出発地から目的地までの経路を設定するように構成された経路設定装置に係る。
【0038】
上記お勧めルートは、交差点を端点とする複数区間の集合により構成しており、そのお勧めルートを構成する各区間には、その区間の利用価値を示す価値ポイントと、その区間 の移動距離及び移動時間の少なくとも一方を基準とするコストと、を予め付与しており、この第4の発明に係る経路設定装置では、上記ユーザによる操作に応じて上記お勧めルートを該ユーザに提示するお勧めルート提示処理と、上記ユーザによる操作によって指定された出発地から目的地までの経路を設定する経路設定処理と、該経路設定処理によって設定した経路を上記ユーザに提示する経路提示処理とを実行するように構成する。そして、上記経路設定処理を、上記指定された出発地から目的地までの経路を、上記価値ポイントとコストとに基づいて、上記記憶しているお勧めルートの一部分が上記区間単位で含まれるベストバランスルートとして設定する処理とし、上記ベストバランスルートは、その総コストを、上記コストが最小となるように上記出発地から目的地までの経路を設定した最小コストルートの総コストに対し所定比率よりも小さくするという条件下で、価値ポイントの合計が可及的に高くかつコストの合計が可及的に低くなるように、上記価値ポイント及びコストに基づいて設定する。
【0039】
第4の発明によると、第2の発明と同様の作用効果が得られる。
【0040】
第5の発明は、所定の出発地から目的地までの経路がお勧めルートとして記憶されかつ、双方向通信可能な通信回線を介して接続されたユーザ端末の操作に応じて、ユーザにより指定された出発地から目的地までの経路を設定するように構成された経路設定サーバを制御するための経路設定プログラムに係る。
【0041】
上記お勧めルートは、交差点を端点とする複数区間の集合により構成しており、そのお勧めルートを構成する各区間には、その区間の利用価値を示す価値ポイントと、その区間の移動距離及び移動時間の少なくとも一方を基準とするコストと、を予め付与しており、この第5の発明に係る経路設定プログラムは、上記経路設定サーバに、上記ユーザによるユーザ端末の操作に応じて上記お勧めルートを該ユーザ端末に提供するお勧めルート提供処理と、上記ユーザによるユーザ端末の操作によって指定された出発地から目的地までの経路を設定する経路設定処理と、該経路設定処理によって設定した経路を上記ユーザ端末に提供する経路提供処理とを実行させると共に、上記経路設定処理として、上記指定された出発地から目的地までの経路を、上記価値ポイントとコストとに基づいて、上記記憶しているお勧めルートの一部分が上記区間単位で含まれるベストバランスルートとして設定する処理を実行させるものとする。そして、上記ベストバランスルートは、その総コストを、上記コストが最小となるように上記出発地から目的地までの経路を設定した最小コストルートの総コストに対し所定比率よりも小さくするという条件下で、価値ポイントの合計が可及的に高くかつコストの合計が可及的に低くなるように、上記価値ポイント及びコストに基づいて設定する。
【0042】
また、第6の発明は、所定の出発地から目的地までの経路がお勧めルートとして記憶されかつ、ユーザにより指定された出発地から目的地までの経路を設定するように構成された経路設定装置を制御するための経路設定プログラムに係る。
【0043】
上記お勧めルートは、交差点を端点とする複数区間の集合により構成しており、そのお勧めルートを構成する各区間には、その区間の利用価値を示す価値ポイントと、その区間の移動距離及び移動時間の少なくとも一方を基準とするコストと、を予め付与しており、この第6の発明に係る経路設定プログラムは、上記経路設定装置に、上記ユーザによる操作に応じて上記お勧めルートを該ユーザに提示するお勧めルート提示処理と、上記ユーザによる操作によって指定された出発地から目的地までの経路を設定する経路設定処理と、該経路設定処理によって設定した経路を上記ユーザに提示する経路提示処理とを実行させると共に、上記経路設定処理として、上記指定された出発地から目的地までの経路を、上記価値ポイントとコストとに基づいて、上記記憶しているお勧めルートの一部分が上記区間単位で含まれるベストバランスルートとして設定する処理を実行させるものとする。そ して、上記ベストバランスルートは、その総コストを、上記コストが最小となるように上記出発地から目的地までの経路を設定した最小コストルートの総コストに対し所定比率よりも小さくするという条件下で、価値ポイントの合計が可及的に高くかつコストの合計が可及的に低くなるように、上記価値ポイント及びコストに基づいて設定する。
【0044】
第5及び第6の発明によると、それぞれ第1及び第2の発明と同様の作用効果が得られる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明における経路設定方法、経路設定装置、経路設定サーバ、及び経路設定プログラムによれば、指定された出発地から目的地までの経路を、記憶しているお勧めルートの一部分が含まれる経路に設定するため、利用価値のある経路を設定することができる。一方で、お勧めルートの全部でなく、その一部分を経路に含めることで、総コストの増大を抑制することができる。こうして、お勧めルートの利用価値と総コストとが両立して、ユーザの利便性と満足度とを共に向上させることができる。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基いて説明する。
【0047】
図1は、本発明の経路設定方法に係るシステム1を示しており、本システム1は、サーバ2と車両5に搭載された、ユーザ端末としての車載機3とが双方向通信可能な通信回線(インターネット4及び無線通信回線)を介して互いに接続されて構成されている。
【0048】
上記サーバ2は、その動作中に必要に応じて、一般的な手法により、地図データや、お勧めルートのデータ、またユーザが登録した情報が蓄積されたデータベース21にアクセスすることができる。ここで、お勧めルートとは、所定の出発地から目的地までの経路であり、具体的に一例を挙げると、呉にある海軍兵学校を出発地とし、岩国城を目的地とする海岸沿いの広島湾を一周する経路が、例えば「山陽の歴史を訪ねて」という名称で、お勧めルートとして設定される。このお勧めルートは複数設定されており、それぞれが上記データベース21に格納されている。
【0049】
上記サーバ2及び車載機3はそれぞれ、詳細な図示は省略するが、少なくとも液晶表示器等からなる表示部、キーボード等のキースイッチや、マウス等のポインティング・デバイス等からなる入力部、各種の処理結果やプログラム等を記憶するRAMやハードディスク等からなる記憶部、外部の装置と通信回線を介して通信するための通信部(車載機3では、無線通信部)、及びCPU(中央演算処理装置)を備えている。このCPUは、記憶部に記憶したプログラムに従って装置全体を制御する。また、表示部及び入力部は、後述する各表示画面において、ユーザに対していわゆるマン・マシンインタフェースを提供する。
【0050】
また、上記車載機3はさらに、車両5の現在位置を検出するGPS(Global Positioning System)アンテナを備えていて、GPSを利用した車両5の現在地の検出及び車両5の経路誘導を行うことが可能である。また、この車載機3は、詳しくは後述するが、上記サーバ2に対して出発地と目的地とを指定することによって、このサーバ2において設定された出発地から目的地までの経路に基づいて、車両5の経路誘導を行うことが可能に構成されている。また、上記お勧めルートに係る出発地から目的地までの経路に基づいて、車両5の経路誘導を行うことも可能に構成されている。
【0051】
また、サーバ2及び車載機3はそれぞれ、インターネット通信を行うことが可能な一般的な通信プロトコルのソフトウエア(ソフトウエアプログラム)、並びに、そのソフトウエアに従ってインターネット4を介してデータを送受信するインターネットブラウザ機能、及びブラウザを描画する一般的なソフトウエアを有する。
【0052】
上記の構成において、サーバ2と車載機3とは、後述するように、各種の情報を送受信すべく、インターネット4を介して一般的な通信手法に従って、双方向通信を行うことができる。このとき、車載機3は、基地局41を介して公衆無線電話回線等も使用される。これらの通信手段自体には一般的な構成を採用するものとし、本実施形態における詳細な説明は省略する。
【0053】
そして、上記の各ソフトウエアがCPUによって適宜実行されることにより、車載機3がインターネット4を介してサーバ2に接続された(ログインした)状態において、いわゆるサーバ・クライアント環境が形成される。
【0054】
次に、サーバ2において実行されるソフトウエア(プログラム)について説明する。本システムにおいては、後述する各種の処理がサーバ2にて実行されると共に、車載機3においてプログラムが実行されることにより、本システムにクライアントとして自端末をリンクさせることで、車載機3の表示部には、図3〜図5に示す各種画面の表示等によるマン・マシンインタフェースが提供される。この各表示画面において車載機3による選択操作又は入力操作を行うことにより、車載機3のユーザは所望する情報等を入手したりすることができる。尚、サーバ2において実行されるプログラムは、例えばCD−ROM等の記録媒体(図示省略)に記録されることもあり、この場合は、上記サーバ2が記録媒体に記録されたプログラムを読み込むことによって、このサーバ2において後述する各種の処理が実行されることとなる。
【0055】
上記サーバ2が実行する処理としては、大別して2つの処理があり、一つは、お勧めルートを始めとする各種の情報をユーザに提供する情報提供処理である。この処理は、ユーザ(車載機3)からの要求に応じて、サーバ2から要求に対応する情報(お勧めルート)をユーザに提供する処理であり、サーバ・クライアント環境における一般的な手法に従った処理である。これにより、ユーザがデータベース21に蓄積されているお勧めルートの内から所望のお勧めルートを選択することで、サーバ2から車載機3には、選択したお勧めルートに係る出発地及び目的地の位置データ、及び経路データがそれぞれ提供され、上記車載機3は、受信した出発地及び目的地のデータ、及び経路データに基づいて経路誘導を行うことになる。
【0056】
上記サーバ2が実行するもう一つの処理は、ユーザからの要求に応じて出発地から目低地までの経路を設定する経路設定処理である。
【0057】
次に、本発明に係る経路設定処理について、図2を参照しながら説明する。
【0058】
同図は地図を概略的に示したものであり、同図において、出発地及び目的地は、それぞれユーザが指定することによって設定される。また、(1)〜(6)(丸数字の1〜6)は、それぞれ交差点(ノード)を示す。さらに、同図の破線は、所定のお勧めルートを示しており、このお勧めルートは、ノード(1)〜(4)を経由するルートに設定されている。このお勧めルートは換言すると、ノード(1),(2)を端点とする(1)−(2)区間、ノード(2),(3)を端点とする(2)−(3)区間、及びノード(3),(4)を端点とする(3)−(4)区間の集合によって構成されている。
【0059】
そして、この各区間には、コストと、その区間の利用価値を示す価値ポイントとが付与されている。ここでは、コストは、区間内距離を基準にしている。尚、コストは、移動距離等その他の要素を基準にしてもよい。また、価値ポイントの対象には複数種類が設定されており、ここでは、「自然に親しむ」、「文化を感じる」及び「アミューズメントで楽しむ」の3つの種類が設定されている。尚、「自然に親しむ」は、景勝地等に対してポイントを上げるものであり、「文化を感じる」は、美術館等に対してポイントを上げるものであり、「アミューズメントで楽しむ」は、テーマパーク等に対してポイントを上げるものである。そして、上記各区間には、これら3種類それぞれについて価値ポイントが付与されている。例えば(1)−(2)区間には、距離が8km、「自然に親しむ」の価値ポイントが2、「文化を感じる」の価値ポイントが8、及び「アミューズメントで楽しむ」の価値ポイントが2となっている。
【0060】
一方、上記お勧めルートに含まれない各区間、例えば(2)−(6)区間等にも、区間内距離と価値ポイントとが付与されている。但し、価値ポイントが0の区間も存在する(例えば(2)−(6)区間)。
【0061】
そして、ユーザにより指定された出発地から目的地までの経路を設定するときには、少なくとも2つの経路が設定される。1つは、最小コストの経路(最小コストルート)であり、もう1つは、コストと価値ポイントとを両立させた経路(ベストバランスルート)である。
【0062】
この内、最小コストルートは、上記各区間に付与されたコストに基づいて公知の手法に従って設定すればよい。
【0063】
一方、ベストバランスルートは、各区間に付与された価値ポイントに基づいて設定する。但し、価値ポイントに基づいて設定した経路の総コスト(総移動距離)と、上記最小コストルートの総コストとの比率が所定値以上大きいとき(例えば総移動距離を基準に比較して3倍以上のとき)には、コストと価値ポイント(利用価値)とが両立していないとして、その設定した経路はベストバランスルートとしては採用しない。
【0064】
また、上記価値ポイントの種類は、後述するようにユーザによって選択可能に構成されるが、価値ポイントの種類が選択されたときには、その選択された価値ポイントに基づいてベストバランスルートを設定する。
【0065】
こうすることで、図例においては、出発地から目的地までの経路として、
1.出発地からノード(2),(6)を経由して目的地に至る第1経路
2.出発地からノード(2),(3),(4)を経由して目的地に至る第2経路
3.出発地からノード(2),(3),(6)を経由して目的地に至る第3経路
4.出発地からノード(2),(5),(3),(4)を経由して目的地に至る第4経路
の概ね4つの経路が考えられるが、この内、第1経路は、最小コストルートとなる。一方、第3経路は、第2経路に比べて価値ポイントの合計が小さくなり、第4経路は、第2経路に比べて総コストが高くなる。従って、図例においては、第2経路が、コストと価値ポイントとが両立したベストバランスルートとなる。
【0066】
次に、車載機3の表示部に表示される具体的な表示画面(図3〜図5)を参照しながら、本発明に係る経路設定処理の手順について説明する。
【0067】
先ず、図3は、出発地と目的地とを設定する場所設定画面S−1を示す。この場所設定画面S−1は、本システムのトップ画面(図示省略)において、ユーザが車載機3の入力部を所定操作することによって、この車載機3の表示部に表示される表示画面である。この場所設定画面S−1においては、ユーザは、出発地及び目的地を具体的に指定することができる。つまり、ユーザは、例えば現在地周辺を出発地に指定したり、いずれかの駅・空港・港等を出発地又は目的地に指定したりすることができる。また、検索した施設等を出発地又は目的地に指定したり、ユーザがサーバ2のデータベース21に登録している施設を出発地又は目的地に指定したりすることもできる。
【0068】
こうして、出発地及び目的地を具体的に指定した上で、上記場所設定画面S−1において「OK」操作ボタンを選択操作したときには、サーバ2において出発地と目的地とが設定される(図2参照)。また、車載機3の表示部には、図4に示す条件設定画面S−2が表示される。
【0069】
この条件設定画面S−2では、指定された出発地から目的地までの経路を設定する際の条件、つまり、ベストバランスルートの設定に係る条件を、設定するように構成されている。具体的には、この条件設定画面S−2には、「自然に楽しむ」、「文化を感じる」、「アミューズメント」の各チェックボックスが含まれていると共に、「全て」及び「なし」の各チェックボックスが含まれている。
【0070】
上述したように、これら「自然に楽しむ」、「文化を感じる」、「アミューズメント」は価値ポイントの種類であって、この条件設定画面S−2においてユーザがチェックを付した種類の価値ポイントに基づいて、ベストバランスルートが設定される。尚、「全て」のチェックボックスにチェックを付したときは、上記3種類全てを重視することを意味し、「なし」のチェックボックスにチェックを付したときは、いずれも重視しない(つまり、コストのみを重視して、最小コストの経路設定を求める)ことを意味する。このように、条件設定画面S−2において、ユーザが条件を設定可能にすることで、ユーザの嗜好に応じた経路を設定することが可能になる。
【0071】
こうして、この条件設定画面において、いずれかのチェックボックスにチェックを付した上で、「OK」操作ボタンを選択操作すれば、サーバ2において、上述したように、設定された条件に応じて経路が設定される。
【0072】
こうして、車載機3の表示部には、図5に示すような検索結果画面S−3が表示される。尚、同図に示す検索結果画面S−3は、上記条件設定画面において「全て」のチェックボックスが付された場合の画面の一例である。
【0073】
この検索結果画面S−3では、「最小コストルート」と「ベストバランスルート」との2つの項目が含まれており、この各項目には、総距離と、走行時間と、各種類毎に価値ポイントの合計との表示が含まれている。具体的に、「最小コストルート」の項目には、図2における最小コストルート(ノード(2),(6)を経由するルート)のデータが含まれており、移動距離として17km、走行時間として40分、価値ポイントとして「自然に親しむ」、「文化を感じる」及び「アミューズメントで楽しむ」がそれぞれ0となっている。一方、ベストバランスルートの項目には、図2におけるベストバランスルート(ノード(2),(3),(4)を経由するルート)のデータが含まれており、移動距離として20km、走行時間として50分、価値ポイントとして、「自然に親しむ」が12、「文化を感じる」が9、「アミューズメントで楽しむ」が10となっている。
【0074】
ユーザは、この検索結果画面S−3において、「最短ルート」又は「ベストバランスルート」のいずれかを選択操作可能に構成されており、ユーザが選択操作を行ったときには、その選択したルートを表示する地図画面が、車載機3の表示部に表示される。この地図画面は、例えば図2に示すような地図が表示された表示画面である。但し、この地図画面では、上記選択したルートのみが強調して表示される。
【0075】
また、サーバ2から車載機3には、出発地及び目的地の位置データ、及び経路データ(ノードデータ)がそれぞれ提供され、上記車載機3は、受信した出発地及び目的地のデータ、及び経路データ(ノードデータ)に基づいて経路誘導を行うことになる。
【0076】
こうして、本システムにおいては、ユーザによって指定された出発地から目的地までの経路を設定する際に、予め設定されているお勧めルートの一部分を含む経路を設定する。このとき、お勧めルートを構成する各区間に付与された価値ポイントとコストとに基づいて、経路に含めることとなるお勧めルートの一部分が設定される。このため、最小コストルートとは違って、価値ポイントが付与された経路を設定することができると共に、その価値ポイントとコストとを両立させることができる。その結果、ユーザの利便性と満足度とを共に向上させることができる。
【0077】
また、条件設定画面S−2においては、ユーザが価値ポイントの種類を選択可能に構成されているため、ユーザの嗜好に応じた経路を設定することが可能である。これにより、ユーザの利便性及び満足度を大幅に向上させることができる。
【0078】
さらに、検索結果画面S−3では、ユーザは、最小コストルートとベストバランスルートとの2つのルートを選択可能に構成されているため、ユーザの嗜好に応じて経路誘導に係る経路を設定することが可能であり、ユーザの利便性及び満足度を大幅に向上させることが可能になる。
【0079】
<他の実施形態>
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、出発地から目的地までの経路を設定するときに、最小コストルートとベストバランスルートとの2つの経路を設定するようにして、ユーザによる選択を可能に構成しているが、これに限らず、ユーザが、価値ポイントの重視度合いを設定可能に構成して、その設定された重視度合いと、コストと価値ポイントとに基づいて経路を1つのみ設定するようにしてもよい。これは、例えば条件設定画面S−2において、価値ポイントの重視度合いを設定可能に構成すればよく、また、上記実施形態では、ベストバランスルートを設定するときに、価値ポイントに基づいて設定した経路の総コストと、最小コストルートの総コストとの比率が所定値以上大きいときは、その経路をベストバランスルートとして採用しないようにしているが、例えば価値ポイントの重視度合いの低いときには上記所定値を小さくして、最小コストルートの総コストに比較的近いコストの経路が設定されるようにする。逆に、価値ポイントの重視度合いが高いときには、上記所定値を大きくして、最小コストルートの総コストよりも比較的大きいコストの経路でも設定可能にする。尚、価値ポイントの重視度合いを反映させた経路の設定方法としては、これに限るものではなく、その他の種々の方法が考えられる。また、価値ポイントの種類毎に、重視度合いを設定可能にしてもよい。
【0080】
また、上記実施形態では、ユーザ端末を、車載機3としているが、ユーザ端末はこれに限らず、例えばパーソナルコンピュータ(PC)や、携帯電話等としてもよい。
【0081】
さらに、上記実施形態では、本発明に係る経路設定方法を、サーバ2と車載機3とからなるシステムで行っているが、本発明に係る経路設定方法は、車載機3単体でも行うことが可能である。つまり、上記車載機3を経路設定装置として、この車載機3にお勧めルートのデータを予め記憶させておくことで、この車載機3においても、上述したような、お勧めルートの一部分を含む経路を設定させることが可能になる。また、例えばPC等を経路設定装置として、これにお勧めルートのデータを予め記憶させておけば、このPCにおいて、上述したような、お勧めルートの一部分を含む経路を設定させることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 出発地から目的地までの経路設定の一例を示す図である。
【図3】 場所設定画面の一例を示す図である。
【図4】 条件設定画面の一例を示す図である。
【図5】 検索結果画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
2 サーバ(経路設定サーバ)
3 車載機(ユーザ端末,経路設定装置)
4 インターネット(通信回線)
Claims (10)
- 所定の出発地から目的地までの経路をお勧めルートとして記憶しているサーバと、ユーザ端末との間の双方向通信によって、ユーザにより指定された出発地から目的地までの経路を設定する経路設定方法であって、
上記お勧めルートは、交差点を端点とする複数区間の集合により構成しており、そのお勧めルートを構成する各区間には、その区間の利用価値を示す価値ポイントと、その区間の移動距離及び移動時間の少なくとも一方を基準とするコストと、を予め付与しており、
上記サーバにおいて、上記ユーザによるユーザ端末の操作に応じて上記お勧めルートを該ユーザ端末に提供するお勧めルート提供ステップと、上記ユーザによるユーザ端末の操作によって指定された出発地から目的地までの経路を設定する経路設定ステップと、該経路設定ステップにおいて設定した経路を上記ユーザ端末に提供する経路提供ステップとを備え、
上記経路設定ステップは、上記指定された出発地から目的地までの経路を、上記価値ポイントとコストとに基づいて、上記記憶しているお勧めルートの一部分が上記区間単位で含まれるベストバランスルートとして設定するステップであり、
上記ベストバランスルートは、その総コストを、上記コストが最小となるように上記出発地から目的地までの経路を設定した最小コストルートの総コストに対し所定比率よりも小さくするという条件下で、価値ポイントの合計が可及的に高くかつコストの合計が可及的に低くなるように、上記価値ポイント及びコストに基づいて設定されることを特徴とする経路設定方法。 - 所定の出発地から目的地までの経路をお勧めルートとして記憶しているコンピュータにおいて、ユーザにより指定された出発地から目的地までの経路を設定する経路設定方法であって、
上記お勧めルートは、交差点を端点とする複数区間の集合により構成しており、そのお勧めルートを構成する各区間には、その区間の利用価値を示す価値ポイントと、その区間の移動距離及び移動時間の少なくとも一方を基準とするコストと、を予め付与しており、
上記ユーザによるコンピュータの操作に応じて上記お勧めルートを該ユーザに提示するお勧めルート提示ステップと、上記ユーザによるコンピュータの操作によって指定された出発地から目的地までの経路を設定する経路設定ステップと、該経路設定ステップにおいて設定した経路を上記ユーザに提示する経路提示ステップとを備え、
上記経路設定ステップは、上記指定された出発地から目的地までの経路を、上記価値ポイントとコストとに基づいて、上記記憶しているお勧めルートの一部分が上記区間単位で含まれるベストバランスルートとして設定するステップであり、
上記ベストバランスルートは、その総コストを、上記コストが最小となるように上記出発地から目的地までの経路を設定した最小コストルートの総コストに対し所定比率よりも小さくするという条件下で、価値ポイントの合計が可及的に高くかつコストの合計が可及的に低くなるように、上記価値ポイント及びコストに基づいて設定されることを特徴とする経路設定方法。 - 請求項1又は2において、
経路設定ステップは、指定された出発地から目的地までの経路を、ユーザによる操作に応じて、上記ベストバランスルート、又は上記最小コストルートに設定するステップであることを特徴とする経路設定方法。 - 請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、
お勧めルートを構成する各区間には、複数種類の価値ポイントをそれぞれ予め付与しており、
ユーザによる操作によって、上記価値ポイントの種類を選択する選択ステップを備え、
経路設定ステップは、指定された出発地から目的地までの経路に含めるお勧めルートの一部分を、上記選択ステップにおいて選択された種類の価値ポイントと、コストとに基づいて設定するステップであることを特徴とする経路設定方法。 - 所定の出発地から目的地までの経路がお勧めルートとして記憶されかつ、双方向通信可能な通信回線を介して接続されたユーザ端末の操作に応じて、ユーザにより指定された出発地から目的地までの経路を設定するように構成された経路設定サーバであって、
上記お勧めルートは、交差点を端点とする複数区間の集合により構成しており、そのお勧めルートを構成する各区間には、その区間の利用価値を示す価値ポイントと、その区間の移動距離及び移動時間の少なくとも一方を基準とするコストと、を予め付与しており、
上記ユーザによるユーザ端末の操作に応じて上記お勧めルートを該ユーザ端末に提供するお勧めルート提供処理と、上記ユーザによるユーザ端末の操作によって指定された出発地から目的地までの経路を設定する経路設定処理と、該経路設定処理によって設定した経路を上記ユーザ端末に提供する経路提供処理とを実行するように構成され、
上記経路設定処理は、上記指定された出発地から目的地までの経路を、上記価値ポイントとコストとに基づいて、上記記憶しているお勧めルートの一部分が上記区間単位で含まれるベストバランスルートとして設定する処理であり、
上記ベストバランスルートは、その総コストを、上記コストが最小となるように上記出発地から目的地までの経路を設定した最小コストルートの総コストに対し所定比率よりも小さくするという条件下で、価値ポイントの合計が可及的に高くかつコストの合計が可及的に低くなるように、上記価値ポイント及びコストに基づいて設定されることを特徴とする経路設定サーバ。 - 請求項5において、
経路設定処理は、指定された出発地から目的地までの経路を、ユーザによるユーザ端末の操作に応じて、上記ベストバランスルート、又は上記最小コストルートに設定する処理であることを特徴とする経路設定サーバ。 - 請求項5又は請求項6において、
お勧めルートを構成する各区間には、複数種類の価値ポイントがそれぞれ予め付与されており、
ユーザによるユーザ端末の操作に応じて上記価値ポイントの種類を選択する選択処理を実行するように構成され、
経路設定処理は、指定された出発地から目的地までの経路に含めるお勧めルートの一部分を、上記選択処理によって選択された種類の価値ポイントと、コストとに基づいて設定する処理であることを特徴とする経路設定サーバ。 - 所定の出発地から目的地までの経路がお勧めルートとして記憶されかつ、ユーザにより指定された出発地から目的地までの経路を設定するように構成された経路設定装置であって、
上記お勧めルートは、交差点を端点とする複数区間の集合により構成しており、そのお勧めルートを構成する各区間には、その区間の利用価値を示す価値ポイントと、その区間の移動距離及び移動時間の少なくとも一方を基準とするコストと、を予め付与しており、
上記ユーザによる操作に応じて上記お勧めルートを該ユーザに提示するお勧めルート提示処理と、上記ユーザによる操作によって指定された出発地から目的地までの経路を設定する経路設定処理と、該経路設定処理によって設定した経路を上記ユーザに提示する経路提示処理とを実行するように構成され、
上記経路設定処理は、上記指定された出発地から目的地までの経路を、上記価値ポイントとコストとに基づいて、上記記憶しているお勧めルートの一部分が上記区間単位で含まれるベストバランスルートとして設定する処理であり、
上記ベストバランスルートは、その総コストを、上記コストが最小となるように上記出発地から目的地までの経路を設定した最小コストルートの総コストに対し所定比率よりも小さくするという条件下で、価値ポイントの合計が可及的に高くかつコストの合計が可及的に低くなるように、上記価値ポイント及びコストに基づいて設定されることを特徴とする経路設定装置。 - 所定の出発地から目的地までの経路がお勧めルートとして記憶されかつ、双方向通信可能な通信回線を介して接続されたユーザ端末の操作に応じて、ユーザにより指定された出発地から目的地までの経路を設定するように構成された経路設定サーバを制御するための経路設定プログラムであって、
上記お勧めルートは、交差点を端点とする複数区間の集合により構成しており、そのお勧めルートを構成する各区間には、その区間の利用価値を示す価値ポイントと、その区間の移動距離及び移動時間の少なくとも一方を基準とするコストと、を予め付与しており、
上記経路設定サーバに、
上記ユーザによるユーザ端末の操作に応じて上記お勧めルートを該ユーザ端末に提供するお勧めルート提供処理と、上記ユーザによるユーザ端末の操作によって指定された出発地から目的地までの経路を設定する経路設定処理と、該経路設定処理によって設定した経路を上記ユーザ端末に提供する経路提供処理とを実行させると共に、
上記経路設定処理として、上記指定された出発地から目的地までの経路を、上記価値ポイントとコストとに基づいて、上記記憶しているお勧めルートの一部分が上記区間単位で含まれるベストバランスルートとして設定する処理を実行させ、
上記ベストバランスルートは、その総コストを、上記コストが最小となるように上記出発地から目的地までの経路を設定した最小コストルートの総コストに対し所定比率よりも小さくするという条件下で、価値ポイントの合計が可及的に高くかつコストの合計が可及的に低くなるように、上記価値ポイント及びコストに基づいて設定されることを特徴とする経路設定プログラム。 - 所定の出発地から目的地までの経路がお勧めルートとして記憶されかつ、ユーザにより指定された出発地から目的地までの経路を設定するように構成された経路設定装置を制御するための経路設定プログラムであって、
上記お勧めルートは、交差点を端点とする複数区間の集合により構成しており、そのお勧めルートを構成する各区間には、その区間の利用価値を示す価値ポイントと、その区間の移動距離及び移動時間の少なくとも一方を基準とするコストと、を予め付与しており、
上記経路設定装置に、
上記ユーザによる操作に応じて上記お勧めルートを該ユーザに提示するお勧めルート提示処理と、上記ユーザによる操作によって指定された出発地から目的地までの経路を設定する経路設定処理と、該経路設定処理によって設定した経路を上記ユーザに提示する経路提示処理とを実行させると共に、
上記経路設定処理として、上記指定された出発地から目的地までの経路を、上記価値ポイントとコストとに基づいて、上記記憶しているお勧めルートの一部分が上記区間単位で含まれるベストバランスルートとして設定する処理を実行させ、
上記ベストバランスルートは、その総コストを、上記コストが最小となるように上記出発地から目的地までの経路を設定した最小コストルートの総コストに対し所定比率よりも小さくするという条件下で、価値ポイントの合計が可及的に高くかつコストの合計が可及的に低くなるように、上記価値ポイント及びコストに基づいて設定されることを特徴とする経路設定プログラム。
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