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JP3983015B2 - シール機構付処理装置 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、シール機構付処理装置に関するもので、更に詳細には、例えば半導体ウエハやLCD用ガラス基板等の被処理体を密封雰囲気の処理室内に収容して処理流体例えば薬液、リンス液あるいは乾燥流体、反応性ガス等を接触して処理を施すシール機構付処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、半導体デバイスの製造工程やLCD製造工程においては、シール機構を有する処理装置の一つとして半導体ウエハやLCD用ガラス等の被処理体(以下にウエハ等という)に付着したレジストやドライ処理後の残渣(ポリマ等)を除去するために、処理液やガス等の処理流体を用いる洗浄・乾燥処理装置が広く採用されている。ここでいう処理液とは、例えば有機溶剤あるいは有機酸や無機酸等の薬液とリンス液等で、ガスとは乾燥ガスや雰囲気コントロールガス等のことをいう。
【0003】
従来のこの種の洗浄・乾燥処理装置として、例えば、一側方にウエハ等の搬入・搬出用の開口を有する処理室と、この処理室内に配設されると共に、ウエハ等を収容したキャリアを回転する保持手段例えばロータと、処理室の開口部を閉塞する閉塞手段例えば蓋と、ウエハ等に対して液体を供給する液体供給手段と、ウエハ等に対してガスを供給するガス供給手段と、を具備する洗浄・乾燥装置が知られている。
【0004】
上記洗浄・乾燥処理装置において、ウエハ等に対して処理流体を接触して処理を施す際には、処理室外部に処理流体が漏れるのを防止するために、処理室と閉塞手段(蓋)とをシール機構によって気水密にする必要がある。そこで、従来では、処理室又は閉塞手段(蓋)のいずれか一方に、シール部材を配設して処理室と閉塞手段(蓋)間の気水密の維持を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のシール機構においては、シール部材が一重構造であるため、シール性能の向上が必要であり、何等かの原因でシール部分が破損したりシール効果が発揮できなくなると、処理流体や処理流体として高温の液体やガスを用いた場合の蒸気が外部に漏れるという問題があった。また、処理流体として高温の液体やガスを用いた場合、シール部材も高温雰囲気に晒されるため、シール部材に耐熱性の良い材質を使用しなければならず、シール部材の材質が限定される。更には、シール時と非シール時に動作する部分をシールするため、シール時に加圧流体によりシール部材を膨張させてシールすることも検討されるが、これにおいては寿命が短い等の問題が考えられ、若し、シール部材が破損した場合の対策も必要であった。
【0006】
この発明は上記事情に鑑みなされたもので、シール性の向上及び寿命の増大を図れるようにした処理装置におけるシール機構を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、被処理体を保持した保持手段を処理室内に収容し、処理室を閉塞手段で密封した状態で、上記被処理体に処理流体を接触させて処理を施す処理装置において、 上記処理室と閉塞手段との閉塞部における処理室又は閉塞手段のいずれか一方に、可撓性を有する中空シール部材を二重に配設し、 上記各中空シール部材の中空部に、圧力検出手段及び開閉手段を介して加圧流体供給源を接続し、 上記二重中空シール部材間に、漏れ検出手段を介して排気手段を接続してなることを特徴とする。
【0008】
この発明において、上記加圧流体供給源を気体供給源とすることができ(請求項2)、また、加圧流体供給源を、冷却水供給源にて形成し、上記中空シール部材の中空部に、排水管を接続してもよい(請求項3)。この場合、排水管に、開閉手段と流量調整手段とを並列状に介設する方が好ましい(請求項4)。
【0009】
このように構成することにより、二重の中空シール部材の中空部に加圧流体供給源から加圧流体例えば空気や不活性ガス等の気体を供給して中空シール部材を膨脹させてシールすることができ、このときの加圧状態を圧力検出手段にて監視することができる。したがって、万一、一方の中空シール部材が破損してシール効果を発揮しなくなった場合には、その状態を圧力検出手段によって検知することができる。しかも、一方の中空シール部材が破損しても他方の中空シール部材によってシール性を維持することができ、シール部全体の寿命の増大が図れると共に、シール性の向上及び安全性の向上が図れる(請求項1,2)。
【0010】
また、加圧流体として冷却水を用いて中空シール部材の中空部内に冷却水を流すことによって、高熱処理におけるシール部材の温度上昇を抑制して、シール部材自体の寿命を増大させることができる(請求項3)。この場合、排水管に、開閉手段と流量調整手段とを並列状に介設することによって、冷却水の排水量を調節してシール状態と非シール状態にすることができると共に、シール時と非シール時にも冷却水を流すことができる(請求項4)。また、シール部材が破損した場合に開閉手段を開放して冷却水を速やかに排水することができる(請求項4)。
【0011】
請求項記載の発明は、被処理体を保持した保持手段を処理室内に収容し、処理室を閉塞手段で密封した状態で、上記被処理体に処理流体を接触させて処理を施す処理装置において、 上記処理室と閉塞手段との閉塞部における処理室又は閉塞手段のいずれか一方に、処理室側又は閉塞手段側に向かって変形可能な変形中空シール部材を二重に配設し、 上記各変形中空シール部材の中空部に、圧力検出手段及び開閉切換手段を介して圧力調整手段を接続し、 上記二重変形中空シール部材間に、漏れ検出手段を介して排気手段を接続してなることを特徴とする。
【0012】
請求項記載の発明において、上記圧力調整手段を、気体供給源あるいは、吸引装置にて形成することができる(請求項6,7)。
【0013】
このように構成することにより、変形可能な変形中空シール部材に圧力調整手段からの小さな圧力、例えば加圧あるいは負圧によって変形中空シール部材を変形させて、シール状態と非シール状態とを切り換えることができる。したがって、加圧流体によって膨張するシール部材に比べて摩耗が少なくなるので、シール部材の寿命の増大を図ることができる(請求項5)。
【0014】
また、二重の変形中空シール部材の中空部に圧力調整手段からの圧力、例えば加圧あるいは負圧によってシール部材を変形させて、シールすることができ、このときの加圧あるいは負圧状態を圧力検出手段にて監視することができる。したがって、万一、一方の変形中空シール部材が破損してシール効果を発揮しなくなった場合には、その状態を圧力検出手段によって検知することができる。しかも、一方の変形中空シール部材が破損しても他方の変形中空シール部材によってシール性を維持することができ、シール部全体の寿命の増大が図れると共に、シール性の向上及び安全性の向上が図れる(請求項)。
【0015】
また、請求項1,5記載の発明によれば、中空シール部材(変形中空シール部材)のシール状況を監視することができる。また、排気量を増やすことにより、処理室と閉塞手段が引き合わされて密接させることができ、より一層シール性の向上を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態では半導体ウエハの洗浄・乾燥処理装置にこの発明に係るシール機構を適用した場合について説明する。
【0017】
図1はこの発明に係るシール機構を適用した洗浄・乾燥処理システムの一例を示す概略平面図である。
【0018】
上記洗浄・乾燥処理システムは、被処理体である半導体ウエハW(以下にウエハWという)の複数枚例えば25枚を収納する容器例えばキャリア1を搬入、搬出するための搬入・搬出部2と、ウエハWを液処理すると共に乾燥処理する処理部3と、搬入・搬出部2と処理部3との間に位置してウエハWの受渡し、位置調整及び姿勢変換等を行うインターフェース部4とで主に構成されている。なお、搬入・搬出部2とインターフェース部4の側方には、空のキャリア1を一時収納するキャリアストック5と、キャリア1をクリーニングするキャリアクリーナ6が配設されている。
【0019】
上記搬入・搬出部2は、洗浄・乾燥処理装置の一側端部に配置されており、キャリア搬入部2aとキャリア搬出部2bが併設されている。
【0020】
上記インターフェース部4には、キャリア載置台7が配置されており、このキャリア載置台7と、搬入・搬出部2との間には、キャリア搬入部2aから受け取ったキャリア1をキャリア載置台7又はキャリアストック5上に搬送し、キャリア載置台7上のキャリア1をキャリア搬出部2b又はキャリアストック5へ搬送するキャリア搬送手段8が配設されている。また、インターフェース部4には、処理部3と連なる搬送路9が設けられており、この搬送路9にウエハ搬送手段例えばウエハ搬送チャック10が移動自在に配設されている。このウエハ搬送チャック10は、キャリア載置台7上のキャリア1内から未処理のウエハWを受け取った後、処理部3に搬送し、処理部3にて処理された処理済みのウエハWをキャリア1内に搬入し得るように構成されている。
【0021】
一方、上記処理部3には、ウエハWに付着するレジストやポリマ等を除去するこの発明に係る処理装置20が配設されている。
【0022】
上記処理装置20は、図2に示すように、ウエハWを保持する回転可能な保持手段例えばロータ21と、このロータ21を水平軸を中心として回転駆動する駆動手段であるモータ22と、ロータ21にて保持されたウエハWを包囲する複数例えば2つの処理室(第1の処理室,第2の処理室)を形成する内チャンバ23,外チャンバ24と、これら内チャンバ23又は外チャンバ24内に収容されたウエハWに対して処理流体例えばレジスト剥離液,ポリマ除去液等の薬液の供給手段50、この薬液の溶剤例えばイソプロピルアルコール(IPA)の供給手段60、リンス液例えば純水等の処理液の供給手段(リンス液供給手段)70又は例えば窒素(N2)等の不活性ガスや清浄空気等の乾燥気体(乾燥流体)の供給手段80{図2では薬液供給手段50と乾燥流体供給手段80を示す。}と、内チャンバ23を構成する内筒体25と外チャンバ24を構成する外筒体26をそれぞれウエハWの包囲位置とウエハWの包囲位置から離れた待機位置に切り換え移動する移動手段例えば第1,第2のシリンダ27,28及びウエハWを上記ウエハ搬送チャック10から受け取ってロータ21に受け渡すと共に、ロータ21から受け取ってウエハ搬送チャック10に受け渡す被処理体受渡手段例えばウエハ受渡ハンド29とで主要部が構成されている。
【0023】
上記のように構成される処理装置20におけるモータ22、処理流体の各供給手段50,60,70,80{図2では薬液供給手段50と乾燥流体供給手段80を示す。}の供給部、ウエハ受渡ハンド29等は制御手段例えば中央演算処理装置30(以下にCPU30という)によって制御されている。
【0024】
また、図3に示すように、上記ロータ21は、水平に配設されるモータ22の駆動軸22aに片持ち状に連結されて、ウエハWの処理面が鉛直になるように保持し、水平軸を中心として回転可能に形成されている。この場合、ロータ21は、モータ22の駆動軸22aにカップリング22bを介して連結される回転軸21Aを有する第1の回転板21aと、この第1の回転板21aと対峙する第2の回転板21bと、第1及び第2の回転板21a,21b間に架設される複数例えば4本の固定保持棒31と、これら固定保持棒31に列設された保持溝(図示せず)によって保持されたウエハWの上部を押さえる図示しないロック手段及びロック解除手段によって押え位置と非押え位置とに切換移動する一対の押え棒32とで構成されている。また、ロータ21の回転軸21Aは、ベアリング33を介して第1の固定壁34に回転可能に支持されており、第1の固定壁側のベアリング33に連接するラビリンスシール35によってモータ22側に発生するパーティクル等が処理室内に侵入しないように構成されている(図3参照)。なお、モータ22は、第1の固定壁34に連設される固定筒体36内に収納されている。また、モータ22は、予めCPU30に記憶されたプログラムに基づいて所定の回転数を選択的に行い得るように制御されている。
【0025】
なお、モータ22は過熱される虞があるので、モータ22には、過熱を抑制するための冷却手段37が設けられている。この冷却手段37は、図2に示すように、モータ22の周囲に配管される循環式冷却パイプ37aと、この冷却パイプ37aの一部と冷却水供給パイプ37bの一部を配設して、冷却パイプ37a内に封入される冷媒液を冷却する熱交換器37cとで構成されている。この場合、冷媒液は、万一漏洩してもモータ22が漏電しないような電気絶縁性でかつ熱伝導性の良好な液、例えばエチレングリコールが使用されている。また、この冷却手段37は、図示しない温度センサによって検出された信号に基づいて作動し得るように上記CPU30によって制御されている。なお、冷却手段37は必ずしも上記のような構造である必要はなく、例えば空冷式あるいはペルチェ素子を用いた電気式等任意のものを使用することができる。
【0026】
一方、処理室例えば内チャンバ23(第1の処理室)は、閉塞手段である第1の固定壁34と、この第1の固定壁34と対峙する閉塞手段である第2の固定壁38と、これら第1の固定壁34及び第2の固定壁38との間にそれぞれ後述するシール機構40(40A〜40D)を構成する第1及び第2のシール部材40a,40bを介して係合する内筒体25とで形成されている。すなわち、内筒体25は、移動手段である第1のシリンダ27の伸張動作によってロータ21とウエハWを包囲する位置まで移動されて、第1の固定壁34との間に第1のシール部材40aを介してシールされると共に、第2の固定壁38との間に第2のシール部材40bを介してシールされた状態で内チャンバ23(第1の処理室)を形成する(図2及び図3参照)。また、第1のシリンダ27の収縮動作によって固定筒体36の外周側位置(待機位置)に移動されるように構成されている。この場合、内筒体25の先端開口部は第1の固定壁34との間に第2のシール部材40bを介してシールされ、内筒体25の基端部は固定筒体36の中間部に周設されたフランジ部36aに第1のシール部材40aを介してシールされて、内チャンバ23内に残存する薬液の雰囲気が外部に漏洩するのを防止している。
【0027】
また、外チャンバ24(第2の処理室)は、待機位置に移動された内筒体25との間に第2のシール部材40bを介在する第1の固定壁34と、第2の固定壁38と、第2の固定壁38と内筒体25との間にそれぞれ第3及び第4のシール部材40c,40dを介して係合する外筒体26とで形成されている。すなわち、外筒体26は、移動手段である第2のシリンダ28の伸張動作によってロータ21とウエハWを包囲する位置まで移動されて、第2の固定壁38との間に第3のシール部材40cを介してシールされると共に、外筒体26の基端部外方に位置する第4のシール部材40dを介してシールされた状態で、外チャンバ24(第2の処理室)を形成する。また、第2のシリンダ28の収縮動作によって固定筒体36の外周側位置(待機位置)に移動されるように構成されている。この場合、外筒体26と内筒体25の基端部間には第4のシール部材40dが介在されて、シールされている。したがって、内チャンバ23の内側雰囲気と、外チャンバ24の内側雰囲気とは、互いに気水密な状態に離隔されるので、両チャンバ23,24内の雰囲気が混じることなく、異なる処理流体が反応して生じるクロスコンタミネーションを防止することができる。
【0028】
上記のように構成される内筒体25と外筒体26は共に一端に向かって拡開するテーパ状に形成されており、同一水平線上に対峙する第1の固定壁34、第2の固定壁38及び装置側壁39に架設された互いに平行な複数(例えば3本)のガイドレール(図示せず)に沿って摺動可能に取り付けられており、上記第1及び第2のシリンダ27,28の伸縮動作によって同心上に互いに出没可能及び重合可能に形成されている。このように内筒体25及び外筒体26を、一端に向かって拡開するテーパ状に形成することにより、処理時に内筒体25又は外筒体26内でロータ21が回転されたときに発生する気流が拡開側へ渦巻き状に流れ、内部の薬液等が拡開側へ排出し易くすることができる。また、内筒体25と外筒体26とを同一軸線上に重合する構造とすることにより、内筒体25と外筒体26及び内チャンバ23及び外チャンバ24の設置スペースを少なくすることができると共に、装置の小型化が図れる。
【0029】
なお、上記内筒体25及び外筒体26はステンレス鋼にて形成されている。また、内筒体25の外周面には例えばポリテトラフルオロエチレン(テフロン(登録商標))等の断熱層が形成されており、この断熱層によって内チャンバ23内で処理に供される薬液及び薬液の蒸気が冷えるのを防止し得るように構成されている。
【0030】
一方、シール機構40を構成する上記第1ないし第4のシール部材40a〜40dは、シールする対象物すなわち内筒体25、外筒体26、第1の固定壁34、第2の固定壁35の一方に膨隆可能又は変形可能に装着される例えばエチレン・プロピレン・ジエン・ゴム(EPDM)やカルレッツ(商品名)等の耐熱性、耐薬品性、耐候性等に富む合成ゴム製の中空パッキンにて形成されており、圧縮空気を封入することにより膨脹又は変形して、対象物(内筒体25、外筒体26、第1の固定壁34、第2の固定壁35)をシールし、圧縮空気の供給を停止すると共に、排気することにより、シールが解除され、内筒体25あるいは外筒体26が移動し得るようになっている。
【0031】
以下に、シール機構40について、図5〜図12を参照して詳細に説明する。図5は、この発明に係るシール機構40の第一実施形態のシール前の状態を示す概略断面図、図6は、第一実施形態のシール状態を示す概略断面図である。
【0032】
上記シール機構40は、上記中空シール部材40a〜40d(以下に中空シール部材40aを代表して説明する。)を、例えば上記内筒体25の端部内周面部に、取付ねじ200をもって取り付けられる2個の取付ブロック300を介して二重に配設される中空シール部材100,101(以下に中空パッキン100,101という)を具備してなり、各中空パッキン100,101の中空部102に空気供給管104を介して圧力流体供給源例えば空気供給源103が接続されている。この場合、両中空パッキン100,101を同じ材質にしてもよいが、耐熱性、耐薬品性を考慮して外側と内側の中空パッキン100,101を別の材質、例えば、カルレッツ(商品名)やEPDM等にしてもよい。
【0033】
なお、取付ブロック300に設けられた通路301及びこの通路301に連通するように内筒体25に設けられた連通路25aを介して空気供給管104が接続されている。そして、各空気供給管104には、空気供給源103から中空パッキン100,101に向かって順に、開閉手段である開閉弁105,蓄圧器106,逆止弁107と可変絞り108とで構成される流量調整弁109、圧力検出手段である圧力検出スイッチ110が介設されている。なお、圧力検出スイッチ110は、制御手段例えば中央演算処理装置400(以下にCPU400という)に電気的に接続されており、この圧力検出スイッチ110にて検出された検出信号がCPU400に伝達され、CPU400から例えばアラーム等の信号が発せるようになっている。
【0034】
上記のように構成されるシール機構40によれば、図5に示す非シール状態では、開閉弁105は閉じて空気供給源103からの空気の供給が停止しており、中空パッキン100,101は収縮した状態で第1の固定壁34から後退している。したがって、内筒体25は、中空パッキン100,101に接触することなく使用位置と待機位置に移動することができる。また、図6に示すシール状態では、開閉弁105が開放して空気供給源103からの供給される空気が蓄圧器106に蓄えられた空気の相乗作用によって加圧されて中空パッキン100,101の中空部102内に供給され、この圧縮空気によって中空パッキン100,101が膨脹して第1の固定壁34に密接して、内筒体25と第1の固定壁34との間の気水密を維持することができる。このシール状態において、万一、中空パッキン100,101の一方が破損したとしても、他方の中空パッキン100又は101によってシール状態は維持されるので、第1の処理室(内チャンバ23)内の雰囲気が外部に漏れる恐れはない。なお、この場合、中空パッキン100,101の中空部102内の圧力が低下するので、圧力検出スイッチ110が減圧状態を検出して、その検出信号をCPU400に伝達することができ、CPU400からの制御信号(アラーム等)によって中空パッキン100,101の破損等を検知することができる。これにより、例えば次の処理の前に破損した中空パッキン100,101を交換あるいは補修することができる。
【0035】
図7は、この発明に係るシール機構の第二実施形態を示す概略断面図である。第二実施形態は、シール機構40Aのシール性を更に向上させると共に、シール状況を監視するようにした場合である。すなわち、両中空パッキン100,101間に、漏れ検出手段であるガスセンサ111を介して排気手段112を接続した場合である。なお、ガスセンサ111は上記CPU400に電気的に接続されており、中空パッキン100,101のシール効果の低下を検知(監視)できるようになっている。なお、液体の漏れを検知(監視)するときは、上記ガスセンサ111に代えて液センサを用いればよい。
【0036】
なお、第二実施形態において、その他の部分は、上記第一実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して、説明は省略する。
【0037】
このように、中空パッキン100,101間に、漏れ検出用のガスセンサ111を介して排気手段112を接続することにより、処理中すなわち中空パッキン100,101によるシール状態において、常時排気手段112によって両中空パッキン100,101間を排気すなわち真空引きするので、中空パッキン100,101のシール機能が低下して中空パッキン100,101間から処理室(内チャンバ23)内の雰囲気ガスが漏れた場合にはガスセンサ111によって検出することができる。また、排気手段112の排気量を増やすことによって内筒体25と第1の固定壁34が引き合わされて両中空パッキン100,101のシール効果を助長することができる。
【0038】
また、この実施の形態にあっては、図5及び図6に示す実施形態と同様に、圧力検出スイッチ110が設けられているから、圧力低下を検知することによってパッキンの破損、圧力漏れ等を判断することもできる。したがって、漏れチェックを二重に行うことができ、シールを確実なものにすることができる。
【0039】
図8は、この発明に係るシール機構の第三実施形態を示す概略断面図である。第三実施形態は、シール機構40Bに冷却機能をもたせると共に、中空パッキン100,101自体の寿命の増大を図れるようにした場合である。
【0040】
すなわち、上記中空パッキン100,101の中空部102に冷却水供給管120を介して加圧流体供給源である冷却水供給源121を接続する一方、中空パッキン100,101の中空部102に、排水管122を接続した場合である。この場合、冷却水供給管120には、冷却水供給源121から中空パッキン100,101側に向かって順に、開閉手段である開閉弁105A、圧力検出手段であるフローメータ123が介設されている。そして、フローメータ123は、上記第一及び第二実施形態と同様に上記CPU400に電気的に接続されており、中空パッキン100,101が破損等した場合を検出し得るようになっている。また、排水管122には、開閉手段であるドレン弁124と流量調整手段である可変絞り125とが並列状に介設されている。
【0041】
上記のように構成されるシール機構40Bによれば、開閉弁105Aを開放して冷却水供給源121から冷却水を中空パッキン100,101の中空部102内に供給して中空パッキン100,101を膨脹させて第1の固定壁(図示せず)に密接させてシールすることができる。また、中空パッキン100,101の中空部102内に供給された冷却水は可変絞り125によって所定の流量が常時ドレン側に排水されているので、中空パッキン100,101は冷却水によって冷却される。したがって、高温度下における処理室(内チャンバ23)内の温度による中空パッキン100,101の温度上昇を抑制することができるので、シール部材自体の寿命を増大させることができる。また、排水管122に、ドレン弁124と可変絞り125とが並列状に介設されているので、冷却水の排水量を調節することができ、非シール時はドレン弁124を用いて冷却水を流通させることもできると共に、シール時に万一、中空パッキン100,101が破損した場合にドレン弁124を開放して冷却水を速やかに排水することができる。したがって、冷却水が処理室(内チャンバ23)内に侵入することはない。
【0042】
なお、第三実施形態において、その他の部分は上記第一及び第二実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して、説明は省略する。
【0043】
図9は、この発明に係るシール機構の第四実施形態の非シール状態及びシール状態を示す概略断面図である。第四実施形態は、中空シール部材(中空パッキン)を小さな加圧流体圧によって変形させてシールさせるようにした場合である。
【0044】
すなわち、第四実施形態のシール機構40Cは、第1の固定壁(図示せず){閉塞手段}側に向かって変形可能な変形中空パッキン130(図9(a)参照)を内筒体25に配設し、変形中空パッキン130の中空部102に、開閉切換手段である開閉切換弁140を介して圧力調整手段例えば空気供給源141を接続した場合である。この場合、変形中空パッキン130は、非加圧状態(非シール状態)において常時断面凹状例えば断面略M字状に形成されている。なお、この場合、変形中空パッキン130と空気供給源141とを接続する空気供給管142には、空気供給源141側から変形中空パッキン130側に向かって上記第一実施形態と同様に、流量調整弁109と圧力検出スイッチ110(圧力検出手段)が介設されている。そして、圧力検出スイッチ110は、CPU400に電気的に接続されている。
【0045】
このように、非加圧状態において、断面略M字状の変形中空パッキン130の中空部102に、開閉切換弁140、圧力検出スイッチ110を介して空気供給源141を接続することにより、内筒体25の待機時や移動時に、開閉切換弁140を排気側に切り換えて、空気供給源141からの加圧空気の供給を停止して変形中空パッキン130を断面略M字状にすることができ、変形中空パッキン130を内筒体25と非接触とすることができる(図9(a)参照)。また、内筒体25が、使用位置に移動された状態において、開閉切換弁140を加圧側に切り換えると、空気供給源141から変形中空パッキン130の中空部102内に加圧空気が供給されて、変形中空パッキン130が凸状に変形して、第1の固定壁34の外周面に密接し、内筒体25と第1の固定壁34とをシールすることができる(図9(b)参照)。このシール状態において、上記第一実施形態と同様に、圧力検出スイッチ110とCPU400によって変形中空パッキン130の破損やシール効果の低下等が監視されている。なお、処理が終了した後、開閉切換弁140を排気側に切り換えれば、変形中空パッキン130は再び断面略M字状に変形して、第1の固定壁34の外周面と非接触となる。
【0046】
したがって、第四実施形態のシール機構40Cによれば、空気供給源141からの小さな加圧空気の供給によって、変形中空パッキン130が凸状に変形してシール状態を維持するので、シール状態が確実となり、一重の変形中空パッキン130によってシールすることができる。また、変形中空パッキン130の中空部102内の空気を排気すると、変形中空パッキン130が断面略M字状に変形するので、第1の固定壁34との非接触状態が確実になるので、内筒体25の移動の際、変形中空パッキン130が第1の固定壁34(閉塞手段)に接触して摩耗することがなくなり、変形中空パッキン130の寿命の増大を図ることができる。
【0047】
なお、上記説明では、変形中空パッキン130が一重に配設される場合について説明したが、図10に示すように、上記第一実施形態及び第二実施形態と同様に、内筒体25の端部内周面部に、変形中空パッキン130を二重に配設することによって更にシール機構40Cの信頼性を高めることができる。この場合、各変形中空パッキン130の中空部102には、それぞれ空気供給管104を介して空気供給源141が接続され、空気供給管104には、上述したように、空気供給源141から変形中空パッキン130側に向かって順に、開閉切換弁140、流量調整弁109,圧力検出スイッチ110が介設されている。
【0048】
また、図10に示す、変形中空パッキン130を二重に配設した形態においても、上記第二実施形態と同様に、両変形中空パッキン130間に、ガスセンサ111(漏れ検出手段)を介して排気手段112を接続する方が好ましい。なお、ガスセンサ111は上記CPU400に電気的に接続されており、中空パッキン100,101のシール効果の低下を検知(監視)できるようになっている。
【0049】
なお、第四実施形態において、その他の部分は、上記第一実施形態、第二実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して、説明は省略する。
【0050】
なお、上記第四実施形態では、変形中空パッキン130は、非加圧状態(非シール状態)では、加圧空気が供給されずに断面略M字状に形成される場合について説明したが、変形中空パッキン130の断面形状は必ずしも略M字状である必要はなく、例えば断面略U字状であってもよい。
【0051】
また、上記第四実施形態では、変形中空パッキン130が常時断面凹状例えば断面略M字状に形成され、加圧状態(シール状態)では変形中空パッキン130が凸状に変形する場合について説明したが、非加圧状態(非シール状態)と加圧状態(シール状態)の形状が逆になる変形中空パッキンを用いたシール機構40Dとしてもよい。
【0052】
例えば、上記変形中空パッキン130に代えて、常時断面凸状例えば断面略逆U字状の変形中空パッキン130Aを内筒体25の端部内周壁に配設し、この変形中空パッキン130Aの中空部102に、空気吸引管151を介して吸引装置150を接続すると共に、空気吸引管151に開閉手段である開閉弁105Bを介設してもよい(図11参照)。なお、この場合、空気吸引管151には、開閉弁105Bと変形中空パッキン130Aとの間に、上記第四実施形態と同様に、流量調整弁109及び圧力検出スイッチ110が介設され、圧力検出スイッチ110には上記CPU400が電気的に接続されている。
【0053】
このように構成することにより、非加圧状態(非シール状態)においては、開閉弁105Bを開放することにより、変形中空パッキン130Aの中空部102内の空気を吸引装置150によって吸引して、変形中空パッキン130Aを変形させることができる(図11(b)参照)。また、開閉弁105Bを閉じると、変形中空パッキン130Aが断面凸状に復元するので、これによって加圧状態(シール状態)にすることができる(図11(A)参照)。
【0054】
また、上記断面略逆U字状の変形中空パッキン130Aに代えて、図12に示すような、常時シール可能な蛇腹状の変形中空パッキン130Bを用いてもよい。なお、図11において、その他の部分は、図11と同じであるので、同一部分には同一符号を付して、説明は省略する。
【0055】
なお、上記説明では、中空パッキン100,101、変形中空パッキン130,130A,130Bを内筒体25に配設する場合について説明したが、内筒体25の閉塞対象物となる第1の固定壁34あるいは第2の固定壁38に中空パッキン100,101、変形中空パッキン130,130A,130Bを配設してもよい。
【0056】
また、上記説明では、シール機構40、40A〜40Dを第1のシール部材40aを代表して説明したが、その他の第2〜第4のシール部材40b〜40dにおいても同様に上記シール機構40、40A〜40Dを適用することができる。
【0057】
次に、上記のようなシール機構の他の例について説明する。
【0058】
図13ないし図16は、中空シール部材を構成する二重中空パッキンを示す図である。図13に示す二重中空パッキン701は、外側シール部材である外側パッキン703と内側シール部材である内側パッキン705とを有し、外側パッキン703と内側パッキン705との間の空間707(中空部)には、冷却された加圧流体が供給され、内側パッキン705の内側の空間709(中空部)には常温の加圧流体が供給される。このようにすることによってパッキンの過熱を防止し、パッキンの寿命を向上させることができる。なお、内側パッキン705の内側の空間にも、冷却された加圧流体を供給すれば、更にパッキンの過熱を防止することができる。
【0059】
図14ないし図16に示す二重中空パッキン711は、耐薬品性を有する外側パッキン713と耐薬品性と特に有しない内側パッキン715とからなり、外側パッキン713と内側パッキン715との間に空間717を有すると共に、内側パッキン715の内側に空間719とを有している。この場合、空間717は、開閉手段である開閉弁712を介設した供給管路714を介して加圧流体供給源721が接続され、また、空間719は、開閉手段である開閉弁716を介設した供給管路718を介して加圧流体供給源723が接続されている。
【0060】
このような構成において、通常は、空間717と空間719の両方に加圧流体供給源721,723からそれぞれ同圧の加圧流体が供給される。この状態では、空間717と空間719に同じ圧力が加わるため、内側パッキン715は、内側からの力と外側からの力が釣り合った状態にあり、負荷が加わらない。このため、内側パッキン715には機械的疲労や劣化が生じにくく長寿命を維持できる。他方、耐薬品性を有する外側パッキン713はシール面Sに押圧されてシール作用を行う。
【0061】
なお、図14ないし図16においては、2つの加圧流体供給源721,723が設けられているが、これに限る必要はなく、一つの加圧流体供給源から分岐して空間717と空間719にそれぞれ至る供給管路を形成し、加圧流体を供給するようにしてもよい。このようにすれば、より簡単な構成で同圧の加圧流体を空間717,空間719に供給することができる。
【0062】
この状態で、外側パッキン713が繰り返し加わる機械的負荷や薬品の化学作用によって劣化し、亀裂を生じたとする。すると、図15に示すように、内側パッキン715が、圧力の減少した空間717側へ膨張し、図16に示すように、外側パッキン713を介してシール面Sを押圧する。したがって、外側パッキン713が破れても直ちに内側パッキン715が膨張してとりあえずシールを確保することができる。
【0063】
このように、この二重中空パッキン711にあっては、外側パッキン713は耐薬品性にする必要があるが、臨時的に使用される内側パッキン715は通常の材質で十分であり、したがってコストを削減できる。また、外側パッキン713が破損すると、自動的に内側パッキン715がシール機能を果たすことになるので、機械を停止する必要がなく、機械の稼働率を向上させることができる。
【0064】
図17及び図18は、中空パッキン731に切換弁733を介して加圧気体供給源735を接続すると共に、切換弁737を介して真空源739を接続したものである。このシール機構においては、シール時には、切換弁733を開き、切換弁737を閉じることによって、積極的に中空パッキン731を膨張させてシールを行い、非シール時には、切換弁737を開き、切換弁733を閉じることによって、積極的に中空パッキン731を収縮させ、シールを解除する。このようにすると、中空パッキン731に特別な剛性を必要としないため、中空パッキン731の肉厚や材質等に関する設計の自由度を向上させることができる。
【0065】
図19は、シール面Sと接する側に、凸稜741を設けた中空パッキン743を示したものである。このようにすることによって、凸稜741を確実にシール面Sに押圧することができ、シール性能を向上させることができる。
【0066】
図20及び図21は、中空パッキン751を保持する取付ブロック753に冷却用流体を通過させる冷却流体通路755を設けたものである。この取付ブロック753には、中空パッキン751内部へ窒素(N2)や空気等の加圧流体を供給する加圧流体通路757が半径方向に形成され、この加圧流体通路757には加圧流体供給源758が接続されている。この加圧流体通路757の周方向の両側には、例えば冷却された純水を注入、排出する冷却流体注入口759と冷却流体排出口761がそれぞれ設けられており、上記冷却流体通路755が、冷却流体注入口759からリング状の取付ブロック753の内部を通って冷却流体排出口761まで形成されている。このような構成にすることによって、中空パッキン751を根本側から冷却することが可能となるので、パッキンの過熱を防止し寿命を向上させることができる。
【0067】
なお、以上図13ないし図21に説明したパッキン、シール機構を、図5ないし図10に説明したシール機構に適宜適用することも可能である。
【0068】
なお、上記処理流体供給手段のうち、薬液例えばポリマ除去液の供給手段50は、図2、図3及び図4に示すように、内筒体25内に取り付けられる薬液供給ノズル51と、薬液供給部52と、この薬液供給ノズル51と薬液供給部52とを接続する薬液供給管路53に介設されるポンプ54、フィルタ55、温度調整器56、薬液供給弁57を具備してなる。この場合、薬液供給部52は、薬液供給源58と、この薬液供給源58から供給される新規の薬液を貯留する薬液供給タンク52aと、処理に供された薬液を貯留する循環供給タンク52bとで構成されており、両薬液供給タンク52a,52bには、上記内チャンバ23の拡開側部位の下部に設けられた第1の排液ポート41に第1の排液管42が接続され、第1の排液管42には、図示しない切換弁(切換手段)を介して循環管路90が接続されている。なお、内チャンバ23の拡開側部位の上部には、第1の排気ポート43が設けられており、この第1の排気ポート43には、図示しない開閉弁を介設した第1の排気管44が接続されている。また、両供給タンク52a,52bの外部には温度調整用ヒータ52cが配設されて、供給タンク52A,52b内の薬液が所定の温度に維持されるようになっている。また、薬液供給ノズル51は、ロータ21にて保持された複数例えば25枚のウエハW全体に均一に薬液を供給し得るように、最側端のウエハWの外方及び各ウエハW間に位置する26個のノズル孔(図示せず)を有するシャワーノズルにて形成されており、かつ各ノズル孔から薬液が略扇形状に噴射されるように構成されている。したがって、薬液供給ノズル51のノズル孔から、ロータ21と共に回転するウエハに向かって薬液を供給することにより、ロータ21に保持された複数例えば25枚のウエハWに均一に薬液を供給することができる。ここで、ロータ21には25枚のウエハWがキャリア1に収納されていた時と同じ間隔で保持されている場合を説明したが、キャリア収納時の間隔の半分で例えば50枚をロータ21に保持させることもある。この場合は、ノズル孔は51個となる。
【0069】
薬液の溶剤例えばIPAの供給手段60は、図4に示すように、内筒体25内に取り付けられる上記薬液供給ノズルを兼用する供給ノズル51(以下に薬液供給ノズル51で代表する)と、溶剤供給部61と、この供給ノズル51と薬液供給部52とを接続するIPA供給管路62に介設されるポンプ54A、フィルタ55A、IPA供給弁63を具備してなる。ここでいう薬液の溶剤とは薬液と反応することなく、その後の工程で使用されるリンス液とも反応することがない液体で、この薬液の溶剤により、ウエハWやチャンバに付着した薬液を大まかに洗い流すことができるものであればよい。この場合、溶剤供給部61は、溶剤例えばIPAの供給源64と、このIPA供給源64から供給される新規のIPAを貯留するIPA供給タンク61aと、処理に供されたIPAを貯留する循環供給タンク61bとで構成されており、両IPA供給タンク61a,61bには、上記内チャンバ23の拡開側部位の下部に設けられた第1の排液ポート41に接続する第1の排液管42に図示しない切換弁(切換手段)を介して循環管路90が接続されている。
【0070】
一方、リンス液例えば純水の供給手段70は、図2,図3及び図4に示すように、第2の固定壁38に取り付けられる純水供給ノズル71と、純水供給源72と、純水供給ノズル71と純水供給源72とを接続する純水供給管路73に介設される供給ポンプ74、純水供給弁75とを具備してなる。この場合、純水供給ノズル71は、内チャンバ23の外側に位置すると共に、外チャンバ24の内側に位置し得るように配設されており、内筒体25が待機位置に後退し、外筒体26がロータ21とウエハWを包囲する位置に移動して外チャンバ24を形成した際に、外チャンバ24内に位置して、ウエハWに対して純水を供給し得るように構成されている。
【0071】
また、外チャンバ24の拡開側部位の下部には、第2の排液ポート45が設けられており、この第2の排液ポート45には、図示しない開閉弁を介設した第2の排液管46が接続されている。なお、第2の排液管46には、純水の比抵抗値を検出する比抵抗計47が介設されており、この比抵抗計47によってリンス処理に供された純水の比抵抗値を検出し、その信号を上記CPU30に伝達するように構成されている。したがって、この比抵抗計47でリンス処理の状況を監視し、適正なリンス処理が行われた後、リンス処理を終了することができる。
【0072】
なお、上記外チャンバ24の拡開側部位の上部には、第2の排気ポート48が設けられており、この第2の排気ポート48には、図示しない開閉弁を介設した第2の排気管49が接続されている。
【0073】
また、乾燥流体供給手段80は、図2、図3及び図4に示すように、第2の固定壁38に取り付けられる乾燥流体供給ノズル81と、乾燥流体例えば窒素(N2)供給源82と、乾燥流体供給ノズル81とN2供給源82とを接続する乾燥流体供給管路83に介設される開閉弁84、フィルタ85、N2温度調整器86とを具備してなり、かつ乾燥流体供給管路83におけるN2温度調整器86の二次側に切換弁87を介して上記IPA供給管路62から分岐される分岐管路88を接続してなる。この場合、乾燥流体供給ノズル81は、上記純水供給ノズル71と同様に内チャンバ23の外側に位置すると共に、外チャンバ24の内側に位置し得るように配設されており、内筒体25が待機位置に後退し、外筒体26がロータ21とウエハWを包囲する位置に移動して外チャンバ24を形成した際に、外チャンバ24内に位置して、ウエハWに対してN2ガスとIPAの混合流体を霧状に供給し得るように構成されている。この場合、N2ガスとIPAの混合流体で乾燥した後に、更にN2ガスのみで乾燥する。なお、ここでは、乾燥流体がN2ガスとIPAの混合流体である場合について説明したが、この混合流体に代えてN2ガスのみを供給するようにしてもよい。
【0074】
なお、上記薬液供給手段50、IPA供給手段60、純水供給手段70及び乾燥流体供給手段80におけるポンプ54,54A、温度調整器56,N2温度調整器86、薬液供給弁57、IPA供給弁63及び切換弁87は、CPU30によって制御されている(図2参照)。
【0075】
なお、上記のように構成される処理装置20は、上方にフィルタユニット(図示せず)を有する処理空間内に配設されて、常時清浄空気がダウンフローされている。
【0076】
次に、上記洗浄・乾燥処理装置の動作態様について説明する。まず、搬入・搬出部2のキャリア搬入部2aに搬入された未処理のウエハWを収納したキャリア1を、キャリア搬送手段8によってキャリア載置台7上に搬送する。次に、ウエハ搬送チャック10がキャリア載置台7上に移動して、キャリア1内からウエハWを搬出し、受け取ったウエハWを処理部3の処理装置20の上方、すなわち、内筒体25及び外筒体26が待機位置に後退した状態のロータ21の上方位置まで搬送する。すると、ウエハ受渡ハンド29が上昇して、ウエハ搬送チャック10にて搬送されたウエハWを受け取り、その後、下降してウエハWをロータ21の固定保持棒31上に受け渡した後、ウエハ受渡ハンド29は元の位置に移動する。ロータ21の固定保持棒31上にウエハWを受け渡した後、図示しないロック手段が作動してウエハ押え棒32がウエハWの上側縁部まで移動してウエハWの上部を保持する。
【0077】
上記のようにしてロータ21にウエハWがセットされると、内筒体25及び外筒体26がロータ21及びウエハWを包囲する位置まで移動して、内チャンバ23内にウエハWを収容する。なお、内筒体25及び外筒体26が移動するときは、シール機構40,40A〜40Dのシール部材40a〜40dすなわち中空パッキン100,101、変形中空パッキン130,130A,130Bは非シール状態になっており、第1の固定壁34や第2の固定壁38とは非接触となっている。また、内筒体25及び外筒体26が移動した後は、シール機構40,40A〜40Dの中空パッキン100,101、変形中空パッキン130,130A,130Bはシール状態となる。
【0078】
シール機構40,40A〜40Dがシール状態になると、まず、ウエハWに薬液を供給して薬液処理を行う。この薬液処理は、ロータ21及びウエハWを低速回転例えば1〜500rpmで回転させた状態で所定時間例えば数十秒間薬液を供給した後、薬液の供給を停止し、その後、ロータ21及びウエハWを数秒間高速回転例えば100〜3000rpmで回転させてウエハW表面に付着する薬液を振り切って除去する。この薬液供給工程と薬液振り切り工程を数回から数千回繰り返して薬液処理を完了する。なお、シール機構40,40A〜40Dのシール状態において、中空パッキン100,101、変形中空パッキン130,130A,130Bのシール状態を、上記圧力検出スイッチ110、ガスセンサ111等で監視し、中空パッキン100,101や変形中空パッキン130,130A,130Bが万一破損したり、シール効果が低下した場合、CPU400にて検知することができる。
【0079】
上記薬液処理工程において、最初に供給される薬液は、循環供給タンク52b内に貯留された薬液が使用され、この最初に使用された薬液は第1の排液管42から廃棄され、以後の処理に供される薬液は供給タンク52b内に貯留された薬液を循環供給する。そして、薬液処理の最後に、薬液供給源58から供給タンク52a内に供給された新規の薬液が使用されて、薬液処理が終了する。
【0080】
なお、薬液処理工程の際には、薬液処理に供された薬液は第1の排液ポート41に排出され、切換弁(図示せず)の動作によって薬液供給部52の循環管路45又は第1の排液管42に排出される一方、薬液から発生するガスは第1の排気ポート43を介して第1の排気管44から排気される。
【0081】
薬液処理を行った後、内チャンバ23内にウエハWを収容したままの状態で、IPA供給手段60のIPAの供給ノズルを兼用する薬液供給ノズル51から低速回転例えば1〜500rpmで回転させた状態で所定時間例えば数十秒間IPAを供給した後、IPAの供給を停止し、その後、ロータ21及びウエハWを数秒間高速回転例えば100〜3000rpmで回転させてウエハW表面に付着するIPAを振り切って除去する。このIPA供給工程とIPA振り切り工程を数回から数千回繰り返して薬液除去処理を完了する。この薬液除去処理においても、上記薬液処理工程と同様に、最初に供給されるIPAは、循環供給タンク61b内に貯留されたIPAが使用され、この最初に使用されたIPAは第1の排液管42から廃棄され、以後の処理に供されるIPAは供給タンク61b内に貯留されたIPAを循環供給する。そして、薬液除去処理の最後に、IPA供給源64から供給タンク61a内に供給された新規のIPAが使用されて、薬液除去処理が終了する。
【0082】
なお、薬液除去処理において、薬液除去処理に供されたIPAは第1の排液ポート41に排出され、切換弁(図示せず)の動作によって溶剤供給部61の循環管路90又は第1の排液管42に排出される一方、IPAガスは第1の排気ポート43を介して第1の排気管44から排気される。
【0083】
薬液処理及びリンス処理が終了した後、シール機構40,40A〜40Dの中空パッキン100,101、変形中空パッキン130,130A,130Bを非シール状態にした後、内筒体25が待機位置に後退して、ロータ21及びウエハWが外筒体26によって包囲、すなわち外チャンバ24内にウエハWが収容される。したがって、内チャンバ23内で処理されたウエハWから液がしたたり落ちても外チャンバ24で受け止めることができる。この状態において、まず、リンス液供給手段の純水供給ノズル71から回転するウエハWに対してリンス液例えば純水が供給されてリンス処理される。このリンス処理に供された純水と除去されたIPAは第2の排液ポート45を介して第2の排液管46から排出される。また、外チャンバ24内に発生するガスは第2の排気ポート48を介して第2の排気管49から外部に排出される。
【0084】
このようにしてリンス処理を所定時間行った後、外チャンバ24内にウエハWを収容したままの状態で、乾燥流体供給手段80のN2ガス供給源82及びIPA供給源64からN2ガスとIPAの混合流体を回転するウエハWに供給して、ウエハ表面に付着する純水を除去することで、ウエハWと外チャンバ24内の乾燥を行うことができる。また、N2ガスとIPAの混合流体によって乾燥処理した後、N2ガスのみをウエハWに供給することで、ウエハWの乾燥と外チャンバ24内の乾燥をより一層効率よく行うことができる。
【0085】
上記のようにして、ウエハWの薬液処理、薬液除去処理、リンス処理及び乾燥処理が終了した後、第3,第4のシール部材40c,40dのシール機構40,40A〜40Dが非シール状態となり、外筒体26が内筒体25の外周側の待機位置に後退する一方、図示しないロック解除手段が動作してウエハ押え棒32をウエハWの押え位置から後退する。すると、ウエハ受渡ハンド29が上昇してロータ21の固定保持棒31にて保持されたウエハWを受け取って処理装置20の上方へ移動する。処理装置の上方へ移動されたウエハWはウエハ搬送チャック10に受け取られてインターフェース部4に搬送され、キャリア載置台7上のキャリア1内に搬入される。処理済みのウエハWを収納したキャリア1はキャリア搬送手段8によってキャリア搬出部2bに搬送された後、装置外部に搬送される。
【0086】
なお、上記実施形態では、薬液(薬品)処理、IPA処理、純水処理、乾燥処理を例に説明しているが、処理室と閉塞手段とを閉塞した密封雰囲気内で処理を行うものであれば、他の処理にも適用できることは勿論である。
【0087】
また、上記実施形態では、処理室を形成する内筒体25と外筒体26に対して閉塞手段が第1の固定壁34と第2の固定壁38である処理装置にシール機構40,40A〜40Dを適用する場合について説明したが、必ずしもこのような構造の処理装置である必要はなく、例えば、処理室に対して進退移動する蓋体にて閉塞手段を構成する処理装置にも適用できることは勿論である。
【0088】
なお、上記実施形態では、この発明に係る処理装置を半導体ウエハの洗浄・乾燥処理装置に適用した場合について説明したが、その他の処理液を使った処理装置や反応性ガスを利用した処理装置等シール性を必要とする処理装置に適用されるのは勿論、半導体ウエハ以外のLCD用ガラス基板等にも適用できることは勿論である。
【0089】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような効果が得られる。
【0090】
1)請求項1,2記載の発明によれば、二重の中空シール部材の中空部に加圧流体供給源から加圧流体例えば空気や不活性ガス等の気体を供給して中空シール部材を膨脹させてシールすることができ、このときの加圧状態を圧力検出手段にて監視することができるので、万一、一方の中空シール部材が破損してシール効果を発揮しなくなった場合には、その状態を圧力検出手段によって検知することができる。しかも、一方の中空シール部材が破損しても他方のシール部材によってシール性を維持することができ、シール部全体の寿命の増大が図れると共に、シール性の向上及び安全性の向上が図れる。
【0091】
2)請求項3記載の発明によれば、加圧流体として冷却水を用いて中空シール部材の中空部内に冷却水を流すことによって、高熱処理におけるシール部材の温度上昇を抑制して、シール部材自体の寿命を増大させることができる。この場合、排水管に、開閉手段と流量調整手段とを並列状に介設することによって、冷却水の排水量を調節してシール状態と非シール状態にすることができると共に、シール時と非シール時にも冷却水を流すことができる(請求項4)。また、シール部材が破損した場合に開閉手段を開放して冷却水を速やかに排水することができる(請求項4)。
【0092】
3)請求項5記載の発明によれば、変形可能な変形中空シール部材に圧力調整手段からの小さな圧力、例えば加圧あるいは負圧によって変形中空シール部材を変形させて、シール状態と非シール状態とを切り換えることができるので、常時シール状態におかれるシール部材に比べて摩耗が少ないので、シール部材の寿命の増大を図ることができる。
【0093】
4)また、請求項5記載の発明によれば、二重の変形中空シール部材の中空部に圧力調整手段からの圧力、例えば加圧あるいは負圧によって変形中空シール部材を変形させて、シールすることができ、このときの加圧あるいは負圧状態を圧力検出手段にて監視することができる。したがって、万一、一方の変形中空シール部材が破損してシール効果を発揮しなくなった場合には、その状態を圧力検出手段によって検知することができる。しかも、一方の変形中空シール部材が破損しても他方の変形中空シール部材によってシール性を維持することができ、シール部全体の寿命の増大が図れると共に、シール性の向上及び安全性の向上が図れる。
【0094】
5)請求項1,5記載の発明によれば、二重中空シール部材(変形中空シール部材)間に、漏れ検出手段を介して排気手段を接続してなるので、中空シール部材のシール状況を監視することができる。また、排気量を増やすことにより、処理室と閉塞手段が引き合わされて密接させることができ、より一層シール性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る処理装置を適用した洗浄・乾燥処理装置の概略平面図である。
【図2】 この発明に係る処理装置の概略構成図である。
【図3】 この発明に係る処理装置の要部断面図である。
【図4】 この発明に係る処理装置における配管系統を示す概略配管図である。
【図5】 この発明におけるシール機構の第一実施形態の非シール状態を示す要部拡大断面図である。
【図6】 上記シール機構のシール状態を示す要部拡大断面図である。
【図7】 上記シール機構の第二実施形態の要部拡大断面図である。
【図8】 上記シール機構の第三実施形態の要部拡大断面図である。
【図9】 上記シール機構の第四実施形態の非シール状態及びシール状態を示す要部拡大断面図である。
【図10】 上記第四実施形態のシール機構の変形例のシール状態を示す要部拡大断面図である。
【図11】 上記シール機構の第五実施形態のシール状態及び非シール状態を示す要部拡大断面図である。
【図12】 上記第五実施形態のシール機構の変形例のシール状態及び非シール状態を示す要部拡大断面図である。
【図13】 シール機構の別の例のシール状態を示す要部拡大断面図である。
【図14】 シール機構の更に別の例のシール状態を示す要部拡大断面図である。
【図15】 上記シール機構における内側パッキンが圧力の減少した空間側へ膨張した状態を示す拡大断面図である。
【図16】 上記内側パッキンが外側パッキンを介してシール面を押圧する状態を示す拡大断面図である。
【図17】 シール機構の更に別の例のシール状態を示す要部拡大断面図である。
【図18】 上記シール機構の非シール状態を示す要部拡大断面図である。
【図19】 シール機構の更に別の例のシール状態を示す要部拡大断面図である。
【図20】 シール機構の更に別の例を示す要部拡大側面図である。
【図21】 図20のI−I線に沿う断面図である。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被処理体)
21 ロータ(回転保持手段)
23 内チャンバ(第1の処理室)
24 外チャンバ(第2の処理室)
25 内筒体
26 外筒体
34 第1の固定壁(閉塞手段)
38 第2の固定壁(閉塞手段)
40,40A〜40D シール機構
40a〜40d シール部材
100,101 中空パッキン
102 中空部
103 空気供給源(圧力流体供給源)
105,105A,105B 開閉弁(開閉手段)
110 圧力検出スイッチ(圧力検出手段)
111 ガスセンサ(漏れ検出手段)
112 排気手段
121 冷却水供給源(加圧流体供給源)
122 排水管
123 フローメータ(圧力検出手段)
124 開閉弁(開閉手段)
125 可変絞り(流量調整手段)
130,130A,130B 変形中空パッキン
140 開閉切換弁(開閉切換手段)
141 空気供給源(圧力調整手段)
150 吸引装置
701,711 二重中空パッキン(中空シール部材)
703,713 外側パッキン
705,715 内側パッキン(中空部)
707,709,717,719 空間(中空部)
712,716 開閉弁(開閉手段)
714,718 供給管路
721,723 加圧流体供給源
731,743,751 中空パッキン
733,737 切換弁
735 加圧気体供給源
739 真空源
755 冷却流体通路
757 加圧流体通路
758 加圧流体供給源

Claims (7)

  1. 被処理体を保持した保持手段を処理室内に収容し、処理室を閉塞手段で密封した状態で、上記被処理体に処理流体を接触させて処理を施す処理装置において、
    上記処理室と閉塞手段との閉塞部における処理室又は閉塞手段のいずれか一方に、可撓性を有する中空シール部材を二重に配設し、
    上記各中空シール部材の中空部に、圧力検出手段及び開閉手段を介して加圧流体供給源を接続し、
    上記二重中空シール部材間に、漏れ検出手段を介して排気手段を接続してなることを特徴とするシール機構付処理装置。
  2. 請求項1記載のシール機構付処理装置において、
    上記加圧流体供給源が、気体供給源であることを特徴とするシール機構付処理装置。
  3. 請求項1記載のシール機構付処理装置において、
    上記加圧流体供給源を、冷却水供給源にて形成し、
    上記中空シール部材の中空部に、排水管を接続してなることを特徴とするシール機構付処理装置。
  4. 請求項3記載のシール機構付処理装置において、
    上記排水管に、開閉手段と流量調整手段とを並列状に介設することを特徴とするシール機構付処理装置。
  5. 被処理体を保持した保持手段を処理室内に収容し、処理室を閉塞手段で密封した状態で、上記被処理体に処理流体を接触させて処理を施す処理装置において、
    上記処理室と閉塞手段との閉塞部における処理室又は閉塞手段のいずれか一方に、処理室側又は閉塞手段側に向かって変形可能な変形中空シール部材を二重に配設し、
    上記各変形中空シール部材の中空部に、圧力検出手段、開閉切換手段及び圧力調整手段を接続し、
    上記二重変形中空シール部材間に、漏れ検出手段を介して排気手段を接続してなることを特徴とするシール機構付処理装置。
  6. 請求項記載のシール機構付処理装置において、
    上記圧力調整手段が、気体供給源であることを特徴とするシール機構付処理装置。
  7. 請求項記載のシール機構付処理装置において、
    上記圧力調整手段が、吸引装置であることを特徴とするシール機構付処理装置。
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