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JP3983449B2 - パルス幅変調回路、光書き込み装置及び画像形成装置 - Google Patents
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JP3983449B2 - パルス幅変調回路、光書き込み装置及び画像形成装置 - Google Patents

パルス幅変調回路、光書き込み装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザプリンタ、LEDプリンタ、光ディスク装置、デジタル複写機、光通信装置等における光源の光出力制御等に用いられるパルス幅変調回路、このようなパルス幅変調回路による変調信号を用いる光書き込み装置、及びこの光書き込み装置を備えるレーザプリンタ、LEDプリンタ、デジタル複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光源の光出力を変調する方式としては、光の量自体を変調するパワー変調方式、光の点灯時間を変調するパルス幅変調方式、及びその両者を組み合わせたパワー・パルス幅混合変調方式などがある。その内のパルス幅変調方式においては、各パルス発生周期に対応した三角波もしくはのこぎり波を発生し、これをコンパレータでアナログビデオ信号と比較することでパルス幅変調信号を生成する方式や、高周波クロックを生成し、このクロックをデジタル的に分周することで遅延パルスを生成し、その論理和又は論理積でパルス幅変調信号を生成する方式などが提案されている。
【0003】
特開平6−284276号公報には、パルス幅変調にて画像の階調表現を行う画像形成装置において、所定の基準クロック信号をもとに、入力した画像信号により遅延量を決定する手段と、前記遅延量において設定された遅延時間遅れた所定パルス幅を有する信号を発生する手段とを備え、前記所定パルス幅が有する信号に従って前記パルス幅変調を行うことを特徴とする画像形成装置が記載されている。
【0004】
特開平9−183250号公報には、画像信号に基づいて変調された光源からの光で回転感光体を走査する走査手段と該回転感光体に対し所定の位置において前記走査手段からの走査光を検出する走査光検出手段と基準発振器とを有し、該基準発振器からの発振出力と前記走査光検出手段からの検出信号に基づいた所定タイミングで前記回転感光体を走査して前記画像信号に応じた静電潜像を形成し、記録媒体に該静電潜像に応じた画像を形成する画像形成装置において、前記基準発振器からの発振出力のn倍(nはn≧2なる整数)の周波数の高周波クロックを生成する高周波クロック生成手段と、該高周波クロックと前記走査光検出手段からの前記検出信号とに基づいて、前記検出信号に同期した画像処理クロック信号を生成する画像処理クロック生成手段と、該高周波クロックに基づいて前記画像信号を変調することで画像変調信号を生成する変調手段とを具備し、該画像変調信号に基づいて前記光源を駆動することを特徴とする画像形成装置が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
画像形成装置においては、動作速度の高速化が望まれており、上記パルス幅変調方式を使用したものでは、三角波もしくはのこぎり波の直線性・再現性と動作速度の高速化が両立せず、また高周波クロックをデジタル的に分周するパルス幅変調方式の場合には、最高動作周波数はデバイスに依存し、画像の階調性と動作速度の高速化が両立しない問題があった。
【0006】
例えば、画素クロックが50MHzの場合において256値変調をパルス幅で行おうとすれば、三角波もしくはのこぎり波においては20nsの周期において良好な直線性及びスイングを有することは困難であり、また高周波クロックをデジタル的に分周するパルス幅変調方式の場合には50MHz×256=12.8GHzのクロックを有する構成を実現することが困難である。
【0007】
本発明は、動作速度が速い場合でも対応でき、例えば画像の高階調性を実現でき、小型、低コスト、省電力にできるパルス幅変調回路、光書き込み装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明のパルス幅変調回路は、基準となるクロック信号と、デジタルデータ入力信号に略反比例する信号を生成する信号生成手段と、この信号生成手段からのデジタルデータ入力信号に略反比例する信号に基づき前記クロック信号を所望の位相遅延させる遅延量生成手段と、この遅延量生成手段の遅延量を制御する遅延量制御手段と、前記遅延量生成手段からのパルスと前記クロック信号とからパルス幅変調された変調信号を生成する変調信号生成手段と、を備え、前記遅延量生成手段は、デジタルデータ入力信号の下位ビットをDA変換するDA変換回路と、前記DA変換回路の出力信号に基づき前記デジタルデータ入力信号に略反比例する信号を生成する割り算回路と、前記DA変換回路と前記割り算回路とにより生成される制御電流に基づき前記クロック信号を遅延させる遅延手段と、を備えるものである。
【0010】
請求項2に係る発明は、請求項1記載のパルス幅変調回路において、前記変調信号生成手段は、パルス幅変調を行う基準時間幅を前記基準となるクロック信号の周期未満とするものである。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載のパルス幅変調回路において、前記変調信号生成手段は、パルス幅変調を行う基準時間幅が、前記基準となるクロック信号の周期未満と前記クロック信号の周期とで切替自在である。
ものである。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか一に記載のパルス幅変調回路において、前記信号生成手段と前記遅延量生成手段とを複数系統有するものである。
ものである。
【0013】
請求項5記載の発明は、請求項2又は3記載のパルス幅変調回路において、前記デジタルデータ入力信号が画像データであり、前記クロック信号の正転もしくは反転信号を基準とし1ドット内における書き込み位相を制御するようにしたものである。
ものである。
【0014】
請求項6記載の発明のパルス幅変調回路は、基準となるクロック信号に同期し周波数が逓倍された高周波クロックを生成し、この高周波クロックより位相の異なる複数のパルス信号を生成する手段と、この手段からの前記複数のパルス信号を上記クロック信号と同期のとれたデジタルデータ入力信号の上位ビット信号に基づき選択するパルス選択手段と、デジタルデータ入力信号の下位ビット信号に略反比例する信号を生成する信号生成手段と、前記パルス選択手段からの信号を前記信号生成手段からの信号に基づき所望の位相遅延させる遅延量生成手段と、この遅延量生成手段の遅延量を制御する遅延量制御手段と、前記遅延量生成手段からのパルスと前記複数のパルス信号のうちの1つパルス信号とからパルス幅変調された変調信号を生成する変調信号生成手段と、を備え、前記遅延量生成手段は、デジタルデータ入力信号の下位ビットをDA変換するDA変換回路と、前記DA変換回路の出力信号に基づき前記デジタルデータ入力信号に略反比例する信号を生成する割り算回路と、前記DA変換回路と前記割り算回路とにより生成される制御電流に基づき前記クロック信号を遅延させる遅延手段と、を備えたものである。
【0016】
請求項7記載の発明は、請求項6記載のパルス幅変調回路において、前記変調信号生成手段は、パルス幅変調を行う基準時間幅が前記パルス信号の周期未満とするものである。
【0017】
請求項8記載の発明は、請求項6または7に記載のパルス幅変調回路において、前記変調信号生成手段は、パルス幅変調を行う基準時間幅が、前記パルス信号の周期未満と前記パルス信号の周期とで切替自在である。
【0018】
請求項9記載の発明は、請求項6ないし8の何れか一に記載のパルス幅変調回路において、前記信号生成手段と前記遅延量生成手段とを複数系統有するものである。
【0019】
請求項10記載の発明は、請求項7または8記載のパルス幅変調回路において、前記デジタルデータ入力信号が画像データであり、位相の異なる前記複数のパルス信号のうちの何れか1つのパルス信号を基準とし1ドット内における書き込み位相を制御するようにしたものである。
【0020】
請求項11記載の発明の光書き込み装置は、デジタル多値画像データによるデジタルデータ入力信号に基づいてパルス幅変調された画像変調信号により光源を駆動し、この光源の光出力を走査手段により感光体上に走査して静電潜像を形成する光書き込み装置において、請求項1ないし10の何れか一に記載のパルス幅変調回路と、前記パルス幅変調回路からの画像変調信号により前記光源を駆動する光源駆動部と、を備えたものである。
【0021】
請求項12記載の発明は、請求項11記載の光書き込み装置において、前記走査手段からの走査光を所定の位置で検出する走査光検出手段と、この走査光検出手段からの検出信号に同期した基準となるクロック信号を生成するクロック生成部とを有し、このクロック生成部と前記光源駆動部と前記パルス幅変調回路とを1チップの集積回路で構成したものである。
【0022】
請求項13記載の発明は、請求項11または12記載の光書き込み装置において、デジタル多値画像データによるデジタルデータ入力信号における文字領域を認識する文字領域認識手段と、この文字領域認識手段により得られる文字領域信号に基づき書き込みデータを生成する書き込みデータ生成手段とを備え、前記文字領域信号に従い、非文字領域には前記基準となるクロック信号の周期を1画素分とするパルス幅変調を行い、文字領域には前記基準となるクロック信号の半分の周期を1画素分とするパルス幅変調を行うようにしたものである。
【0023】
請求項14記載の発明は、デジタル多値画像データによるデジタルデータ入力信号に基づいてパルス幅変調された画像変調信号により光源を駆動し、この光源の光出力を走査手段により感光体上に走査して静電潜像を形成し、この静電潜像に応じた画像を記録媒体に形成する画像形成装置において、請求項11ないし13の何れか一に記載の光書き込み装置を備えたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施の形態を示す。この実施の形態は、パルス幅変調回路の例である。画素クロックの周波数逓倍回路であるPLL回路は、電圧制御発振器(VCO)11、分周回路12、位相比較器または位相周波数比較器13により構成され、基準となるクロック信号(画素クロック)の周波数を逓倍して更に分周回路12にてその逓倍したクロック信号より位相の異なる複数のクロック信号X0、X1、X2、X3を生成する。
【0025】
セレクタ14は、分周回路12からの位相の異なる複数のクロック信号X0、X1、X2、X3のいずれかをデジタルデータ入力信号であるデジタル多値画像データの上位ビット信号に基づいて選択し、クロック信号X0をデジタル多値画像データの上位ビット信号に基づいて遅延させたものとする。アナログ遅延部15はセレクタ14からのパルス信号(クロック信号)をアナログ的にデジタル多値画像データの下位ビット信号に基づいて所定量遅延させ、遅延量制御部16はアナログ遅延部15の遅延量を制御する。パルス幅生成部17はアナログ遅延部15からのパルス信号と分周回路12からの位相の異なる複数のクロック信号X0、X1、X2、X3のうちの1つのクロック信号X0とから、パルス幅変調された画像変調信号を生成する。
【0026】
図2は本実施の形態の動作概念図を示す。図2においては、説明の簡単化のため、PLL回路が画素クロックの周波数を4逓倍するとし、‘4×Clock’がその4逓倍したクロック信号を表す。この4逓倍したクロック信号はデューティが50%であるとする。この4逓倍したクロック信号よりπ/2ずつ位相の異なるクロック信号X0〜X3を生成する。
【0027】
ここで、デジタル多値画像データは、最上位ビットがD4、最下位ビットがD0である画像データが入力される。つまり、1ドット当たり32階調のパルス幅変調を行うと仮定し、デジタル多値画像データは、最上位ビット信号がD4、上位ビット信号がD3,D2、下位ビット信号がD1,D0である画像データとする。この実施の形態におけるセレクタ14の論理は、セレクタ14の出力信号をPselectLとすると、
PselectL =D4・(D3・D2・X3+D3・/D2・X2+/D3・D2・X1+/D3・/D2・X0)+/D4・(D3・D2・/X3+D3・/D2・/X2+/D3・D2・/X1+/D3・/D2・/X0)
とする。ここに、“/”は反転を意味し、/D3はD3の反転信号を意味する。“・”は論理積を意味し、D3・D2・X3はD3,D2=(1,1)であればX3を選択することを意味する。
【0028】
次に、アナログ遅延部15の論理は、クロック信号X0の周期をTとすると、下位ビットデータD1,D0に従い、
D1・D0(D1,D0=1,1) :(3/32)T遅延
D1・/D0(D1,D0=1,0) :(2/32)T遅延
/D1・D0(D1,D0=0,1) :(1/32)T遅延
/D1・/D0(D1,D0=0,0):遅延なし
とする。
【0029】
ここで、例えばD3,D2,D1,D0=(1,0,1,0)とし、アナログ遅延部15の上記論理による出力信号をDPulseとすると、図2に示すようにDPulseはX2+Δ1(=(2/32)T遅延)となる。なお、X2+Δ1はX2をΔ1遅延させたものである。アナログ遅延部15において、DPulseと分周回路12からのクロック信号/X0とにより論理手段でLPulse=/X0・(X2+Δ1)なる演算を行うことにより、図2に示すようなLPulseが得られる。
【0030】
パルス幅生成部17は、最上位ビット信号D4が1の場合にX0がハイレベルの時にパルス信号を出力するものとし、図2に示すようにアナログ遅延部15からのLPulse1と分周回路12からのクロック信号X0とからパルス幅変調された画像変調信号(LPulse1とX0とを加算したもの)PWMOUT0を1ドット毎に出力する。図2の例では、1ドット内において左に寄せたドットを形成するパルス幅変調信号を生成しているが、セレクタ14の論理やアナログ遅延部15の設定によりドット内において右に寄せたドットを形成するパルス幅変調信号を生成することも可能であり、図3はその場合の本発明の実施の形態の動作概念図を示す。
【0031】
図3の実施の形態では、上記実施の形態において、セレクタ14の論理は、セレクタ14の出力をPselectRとすると、
PselectR =D4・(D3・D2・X0+D3・/D2・X1+/D3・D2・X2+/D3・/D2・X4)+/D4・(D3・D2・/X0+D3・/D2・/X1+/D3・D2・/X2+/D3・/D2・/X3)
とする。
【0032】
次に、アナログ遅延部15の論理は、下位ビットデータD1,D0に従い、
D1・D0 :(1/32)T遅延
D1・/D0 :(2/32)T遅延
/D1・D0 :(3/32)T遅延
/D1・/D0:(4/32)T遅延
とする。
【0033】
ここで、例えばD3,D2,D1,D0=(0,1,0,1)とし、図3に示すようにアナログ遅延部15の生成パルス信号DPulseはX2+Δ2(=(3/32)T遅延)となる。アナログ遅延部15において、DPulseと分周回路12からのクロック信号/X0とにより論理手段でRPulse=X0・(X2+Δ2)なる演算を行うことにより、図3に示すようなRPulse1が得られる。
【0034】
また、パルス幅生成部17は、最上位ビットD4が1の場合に/X0がハイレベルの時にパルス幅を出力するものとし、図3に示すように分周回路12からのクロック信号X0とアナログ遅延部15からのRPulse1とからパルス幅変調された画像変調信号PWMOUT1(RPulse1とX0とを加算したもの)PWMOUT1を1ドット毎に出力する。
【0035】
このように、セレクタ14の論理やアナログ遅延部15の設定によりドット内において右に寄せたドットを形成するパルス幅変調信号を生成することも可能であり、セレクタ14の論理やアナログ遅延部15の設定を切り替えるモードセレクタがあれば、外部制御信号によるモードセレクタの制御により、1ドット内でドット毎に左寄せ、右寄せのドット形成が可能である。
【0036】
図4は上記遅延量制御部16の構成例を示す。この遅延量制御部16では、分周回路12からのクロック信号X0,/X0が遅延部18で遅延され、位相遅れ検出部19が遅延部18からのクロック信号の位相遅れ量を検出する。誤差増幅部20は、位相遅れ検出部19の出力信号と基準信号とを比較し、その差に応じた遅延量制御信号により遅延部18の遅延量を制御する。アナログ遅延部15の遅延量は誤差増幅部20からの遅延量制御信号により制御される。
【0037】
図5は上記遅延量制御部16の他の構成例を示す。この遅延量制御部16は、上記図4に示す遅延量制御部において、位相遅れ検出部19に制御信号を加えて位相遅れ検出部19の位相遅れ検出量を制御できる構成としたものであり、誤差増幅部20の構成を簡略化して回路素子数を削減することができる。
【0038】
図6は上記遅延量制御部16の動作タイミングを示す。まず、クロック信号X0、/X0が遅延部18により時間ΔTだけ遅延されてX0D、/X0Dとなる。位相遅れ検出部19の論理は、その出力をCとすると、
C=X0・/X0D+/X0・X0D
で表される。位相遅れ検出部19の論理をこのようにしている理由は、入力パルス信号X0,/X0のデューティが50%でなくても位相遅れ量が正確に検出できるようにするためである。この場合、位相遅れ検出部19の出力信号Cは、図6に示すような遅延時間ΔTのパルスがT/2周期で現れる波形となる。ここで、位相遅れ検出部19の出力信号Cは電流出力であり、その電流値はN×Irefとする。
【0039】
誤差増幅部20は、位相遅れ検出部19の電流出力Cと、基準信号となる基準電流Irefを比較して、遅延部18の遅延量を決定する電流Idelayを生成する。この場合、例えば、N=4とすれば、遅延時間ΔT=T/8となる場合にCの積分波形の積分値がIrefとなるので、遅延時間ΔT=T/8となるように遅延部18の遅延量が制御される。一般に、
遅延時間ΔT=T/2N
と表すことができる。つまり、Nを自由に設定することにより、入力信号X0,/X0の半分の周期T/2の範囲内の遅延で、遅延時間ΔTが制御されたパルス信号を自由に得ることができる。
【0040】
図7は上記遅延量制御部16をバイポーラトランジスタで構成した具体的回路例を示す。トランジスタQ16〜Q18及び抵抗R0で構成される電流源100により、遅延量生成部101の遅延量を決定する電流Idelayが生成される。入力されたパルス信号X0,/X0は、トランジスタQ21,Q22で構成される差動回路102を介して、トランジスタQ1,Q2で構成されるダイオード負荷回路103、及びトランジスタQ19,Q20で構成されるエミッタフォロワ回路104により遅延される。
【0041】
トランジスタQ1,Q2で構成されるダイオード負荷回路103の出力は非常に小さい振幅を有するので、トランジスタQ19,Q20で構成されるエミッタフォロワ回路104の出力信号がトランジスタQ3,Q4及び抵抗R3,R4で構成される2値化回路105を介して出力されることで、スイングが調整される。トランジスタQ5〜Q10で構成されるECL論理回路106は、その出力をCとすると、上記2値化回路105からの入力信号X0D,/X0Dにより
C=/X0・X0D+X0・/X0D
とし、その出力電流IcはトランジスタQ11,Q12で構成されるカレントミラー回路107により反転されてトランジスタQ14及び抵抗R1で生成される基準電流Irefと比較される。比較部108であるトランジスタQ14のコレクタは、ハイインピーダンスであり、また対グランドGNDに対して容量C1が接続されていることにより、IcとIrefとが比較され、その比較出力がトランジスタQ15及び抵抗R0による電流源109で生成される電流となる。
【0042】
ここで、トランジスタQ15〜Q18及び抵抗R0で構成される電流源100,109は、エミッタ抵抗がそれぞれ抵抗R0であることより、それぞれに流れる電流が同じとなるカレントミラー回路となっている。つまり、トランジスタQ15及び抵抗R0で生成される電流はIdelayとなり、遅延量生成部101の遅延量が所望の遅延量となるようにトランジスタQ15〜Q18及び抵抗R0で構成されるカレントミラー回路の出力電流IdelayがトランジスタQ15及び抵抗R0による出力で制御される。
【0043】
ここで、トランジスタQ13及び抵抗R2で構成される電流源110の電流をIrefのN倍とすると、上述のように
遅延時間ΔT=T/2N
となる遅延パルス信号X0D、/X0Dを得ることができる。例えば、N=4の場合には、
R1:R2=4:1
トランジスタQ13のエリアファクタ(エミッタ面積):トランジスタQ14のエリアファクタ(エミッタ面積)=4:1
となるように設定すれば、正確に4×Irefなる電流をトランジスタQ13及び抵抗R2で構成される電流源110に流すことが可能であるので、遅延時間ΔT=T/8、つまり位相遅れ量としてはΔθ=π/4の遅延パルス信号X0D、/X0Dを生成することができる。上記遅延量制御部16をアナログ遅延部15のすべての設定したい遅延量に対してそれぞれ構成すれば、すべての遅延時間を制御することが可能となる。
【0044】
ここで、遅延時間と遅延を生成する電流Idelayとの関係を考える。例えば、図7に示す遅延量制御部16の場合、パルス信号X0がハイレベルの時、トランジスタQ21,Q22で構成される差動回路102のトランジスタQ22はオフとなっており、その結果として、トランジスタQ22に対してダイオード負荷となっているトランジスタQ2はオフであり電流が流れていない。
【0045】
パルス信号X0がハイレベルの状態からローレベルの状態に高速に変化した時の過渡動作を考えると、トランジスタQ22に電流が流れ始めるが、トランジスタQ2のエミッタ抵抗は電流がほとんど流れていないためハイインピーダンスとなっている。トランジスタQ22のコレクタにはコレクタサブストレート間寄生容量などの寄生容量があるため、トランジスタQ22に流れる電流はその寄生容量の変化電位に対する充放電電流となる。
【0046】
一般に容量をC、その変化電位をΔV、電流をI、充放電時間をtとすると、電荷Qは、
Q=C・ΔV=I・t
で表現できる。つまり、tは
t=(C・ΔV)/I
であり、寄生容量の充放電に要する時間、つまり遅延時間は容量に充放電する電流に反比例する。上述の例の遅延時間ΔT=T/8、つまり位相遅れ量としてはΔθ=π/4の遅延の場合の遅延時間と遅延制御電流の関係を式で表すと、
τ/8=K/I8+Δτ…(1)
となる。ここで、τは周期、Kは比例定数、I8はτ/8遅れを制御する遅延制御電流、Δτは固定遅れ定数である。
【0047】
同様に、
I16:τ/8+τ/16遅れを制御する電流
I32:τ/8+τ/32遅れを制御する電流
I64:τ/8+τ/64遅れを制御する電流
I128:τ/8+τ/128遅れを制御する電流
I256:τ/8+τ/256遅れを制御する電流…(2)
とすると、
τ/8+τ/16=K/I16+Δτ
τ/8+τ/32=K/I32+Δτ
τ/8+τ/64=K/I64+Δτ
τ/8+τ/128=K/I128+Δτ
τ/8+τ/256=K/I256+Δτ
と表すことができる。
【0048】
一般に、
τ/8+τ/An=K/IAn+Δτ…(3)
となる。ここで、遅延量制御部16において、τ/8遅れを生成する電流I8及び、τ/16遅れを生成する電流I16の2つの制御電流を生成すると考えると、(1)(2)(3)式よりτ、K、Δτを消去して、
In=2・I8・I16/{32・(I8-I16)/An+2・I16} …(4)
と、InをI8とI16を用いて表すことができる。
【0049】
図8は上記アナログ遅延部15をバイポーラトランジスタで構成した具体的回路例を示す。まず、図8における割り算回路121の動作を説明する。割り算回路121は電流I0,I1,I2をそれぞれ生成する電流源21〜23を有し、トランジスタQ32,Q33のコレクタには電流In,In‘が流れる。差動スイッチID0〜ID3は電流源24〜27からの電流ΔI/8,ΔI/4,ΔI/2,ΔIをデジタル多値画像データの下位ビットデータに応じてスイッチングして加算することによりデジタル多値画像データの下位ビットデータをD/A変換して電流源22の電流I1に加算するが、今差動スイッチID0〜ID3から電流源22の電流I1に加算される電流がないとする。
【0050】
トランジスタQ30,Q31で構成される差動回路122のベース電位はそのままトランジスタQ34,Q35で構成されるエミッタフォロワ回路123を介してトランジスタQ32,Q33で構成される差動回路124のベース電位に入力されるので、トランジスタQ30,Q31で構成される差動回路122に流れる電流比とトランジスタQ32,Q33で構成される差動回路124に流れる電流比は同じである。
【0051】
このことより、
In+In‘=I2
In:In‘=I0:(I1−I0)
なる関係式が導かれ、その結果、この割り算回路121は
In=I0・I2/I1…(5)
で表される割り算回路であることが分かる。
【0052】
(4)(5)式より、
I0=I8
I2=2・I16
I1=2・I16
ΔI=I8−I16
とすると、図8に示す回路構成により(4)式に示す制御電流Inを生成することが可能となり、制御電流Inにより遅延部75の遅延時間が制御される。電流源22,23はそれぞれ図4又は図5に示す誤差増幅部20の出力信号により制御され、遅延部75はセレクタ14からのパルス信号を上記制御電流Inに応じた時間遅延させる。従って、セレクタ14からのパルス信号は、遅延部75にて、デジタル多値画像データの下位ビットデータに基づいて遅延され、かつ、遅延量制御部16で決定された遅延量遅延され、さらに、上述のように論理手段で/X0との論理積がとられる。
【0053】
図8に示す回路構成の場合、DA変換回路125の一部を構成する差動スイッチID0〜ID3、トランジスタQ30,Q31で構成される差動回路122、トランジスタQ32,Q33で構成される差動回路124はすべて高速に動作することにより、入力される画像データに従い、各ドット毎に遅延量を高速に変化させることが可能である構成を実現できる。図8に示す回路例は、制御電流I8,I16をそれぞれ生成し、4ビット構成の差動スイッチID0〜ID3により1ドット当たり8ビット階調(256階調)表現を行う構成例を示しているが、もちろん更に高階調表現が必要な系や階調数の少ない系においても同様の構成により自由にパルス幅を生成することが可能である。
【0054】
この実施の形態のパルス幅変調部によれば、入力されたデジタル多値画像データ(デジタルデータ入力信号)に基づいてパルス幅変調を行うパルス幅変調回路において、基準となるクロック信号と、デジタル多値画像データに略反比例する信号を生成する信号生成手段としてのPLL回路11〜13及びアナログ遅延部15内のDA変換回路125及び割り算回路121と、この信号生成手段からのデジタル多値画像データに略反比例する信号に基づき前記クロック信号を所望の位相遅延させる遅延量生成手段としての遅延部75と、この遅延量生成手段の遅延量を制御する遅延量制御手段としての遅延量制御部16と、前記遅延量生成手段からのパルスと前記クロック信号とからパルス幅変調された画像変調信号(変調信号)を生成する変調信号生成手段としてのパルス幅生成部17とを備えたので、高速アナログ遅延回路を用いることで、動作速度が速い場合でも画像の高階調性を実現できる。
【0055】
また、この実施の形態のパルス幅変調部によれば、入力されたデジタル多値画像データ(デジタルデータ入力信号)に基づいてパルス幅変調を行うパルス幅変調回路において、基準となるクロック信号に同期し周波数が逓倍された高周波クロックを生成し、この高周波クロックより位相の異なる複数のパルス信号を生成する手段としてのPLL回路11〜13と、この手段11〜13からの前記複数のパルス信号を上記クロック信号と同期のとれたデジタル多値画像データの上位ビット信号に基づき選択するパルス選択手段としてのセレクタ14と、デジタル多値画像データの下位ビット信号に略反比例する信号を生成する信号生成手段としてのアナログ遅延部15内のDA変換回路125及び割り算回路121と、前記パルス選択手段からの信号を前記信号生成手段からの信号に基づき所望の位相遅延させる遅延量生成手段としての遅延部75と、この遅延量生成手段の遅延量を制御する遅延量制御手段としての遅延量制御部16と、前記遅延量生成手段からのパルスと前記複数のパルス信号のうちの1つパルス信号とからパルス幅変調された画像変調信号(変調信号)を生成する変調信号生成手段としてのパルス幅生成部17とを備えたので、高速アナログ遅延回路とデジタル遅延回路を組み合わせることで、動作速度が速い場合でも画像の高階調性を実現できる。
【0056】
図9は本発明の他の実施の形態を示す。この実施の形態は、1ドット当たり8ビット階調(256階調)出力が可能となるPWMパルス生成ブロックの構成例を示す。図9では、基準となるクロック(画素クロック)信号からクロック信号X0〜X3を生成するVCO、分周回路、位相比較器または位相周波数比較器などで構成されるPLL回路からなる周波数逓倍回路は省略されている。
【0057】
セレクタ28の論理は、セレクタの出力をLPWM1、RPWM1とすると、
LPWM1=LD6・LD5・/X1+LD6・/LD5・/X0+/LD6・LD5・X3+/LD6・/LD5・/X2
RPWM1=RD6・RD5・/X1+RD6・/RD5・/X0+/RD6・RD5・X3+/RD6・/RD5・/X2
となる。ここで、LD5、LD6、RD5、RD6で示されるデータは、図示しない論理手段により図10に示すように、それぞれLラッチパルス、Rラッチパルスによりラッチされた画像データにより、以下の論理により生成されるデータである。
【0058】
LD6=M・(P・D6+/P・/D6)+/M・(D7・D6+/D7・/D6)
LD5=M・(P・D5+/P・/D5)+/M・(D7・D5+/D7・/D5)
LD4=M・(P・D4+/P・/D4)+/M・(D7・D4+/D7・/D4)
LD3=M・(P・D3+/P・/D3)+/M・/(D7+D6+D5+D4)
LD2=M・(P・D2+/P・/D2)+/M・/(D7+D6+D5+D4)
LD1=M・(P・D1+/P・/D1)+/M・/(D7+D6+D5+D4)
LD0=M・(P・D0+/P・/D0)+/M・/(D7+D6+D5+D4)
RD6=M・(P・D6+/P・/D6)+/M・(D3・D2+/D3・/D2)
RD5=M・(P・D5+/P・/D5)+/M・(D3・D1+/D3・/D1)
RD4=M・(P・D4+/P・/D4)+/M・(D3・D0+/D3・/D0)
RD3=M・(P・D3+/P・/D3)+/M・/(D3+D2+D1+D0)
RD2=M・(P・D2+/P・/D2)+/M・/(D3+D2+D1+D0)
RD1=M・(P・D1+/P・/D1)+/M・/(D3+D2+D1+D0)
RD0=M・(P・D0+/P・/D0)+/M・/(D3+D2+D1+D0)
LON=M・P・D7 +/M・D7・D6・D5・D4
RON=M・/P・D7+/M・D3・D2・D1・D0
RPOS=M・P+/M・D3
LPOS=M・P+/M・D7
【0059】
ここで、Mはモード切り換え信号、Pはポジション信号であり、Mがハイレベルの時は通常モード、Mがローレベルの時は倍速モードである。Pがハイレベルの場合にはドットを左から形成する左モード、Pがローレベルの場合にはドットを右から形成する右モードとなる。また、LD6,LD5が1,1の時に/X1のパルスを選択する理由は、後段における遅延量を考慮して選択がなされているからである。図10はそのタイミングを示す。
【0060】
π/4遅延・3π/8遅延セレクタ29は、遅延量生成手段であって、図8に示すアナログ遅延部15と同様にDA変換回路、割り算回路及び遅延部を有し、セレクタ28からのLPWM1、RPWM1をデータLD4,RD4により
LPulse=LD4・(LPWM1を3π/8遅延させたもの)+/LD4・(LPWM1をπ/4遅延させたもの)
RPulse=RD4・(RPWM1を3π/8遅延させたもの)+/RD4・(RPWM1をπ/4遅延させたもの)
とする。このπ/4遅延・3π/8遅延セレクタ29は、遅延量制御部32により、π/8遅れ(π/4位相遅れ)を生成する電流I8と3π/16遅れ(3π/8位相遅れ)を生成する電流I16が制御される。
【0061】
L位相シフト部30は、図8に示す回路において、4ビット構成の差動スイッチID0〜ID3にそれぞれLD0〜LD3を入力することにより、出力信号LPWMを
Figure 0003983449
とする。上式中点々で表している部分には上下の論理と同様に論理式が継続しているものとする。
【0062】
同様に、R位相シフト部31は、出力信号RPWMを、
Figure 0003983449
とする。
【0063】
上記論理により、例えば、L位相シフト部30はLpulseより画像データにより位相がπ/4〜略3π/8遅れたLPWMを生成することができる。L位相シフト部30、R位相シフト部31と位相シフト部が2つ構成されている理由は、図8に示すアナログ遅延部15はDA変換回路125も割り算回路121も十分に高速に動作して遅延電流を生成するが、遅延電流生成が十分に安定した後に遅延を行う方がより安定した正確な遅延パルスが得られるからである。
【0064】
遅延量制御部32は、図4もしくは図5に示す回路が2チャンネルで構成され、その1チャンネルにてτ/8遅れ(π/4位相遅れ)を生成する電流I8が制御され、もう1チャンネルにて3τ/16遅れ(3π/8位相遅れ)を生成する電流I16が制御される。
【0065】
次に、PWM生成部33の動作を説明する。PWM生成部33には、PWMパルスを生成する基本クロックとなるX2(PLL回路からのX2)が遅延量調整部34で遅延量の微調整を受けたものDCLKが入力される。また、パルス幅をドットの左端及び右端のどちらから画像データに従いドットを形成するかを決定する位置制御信号であるPOS信号が図示しない論理手段により上式で示すLPOS,RPOSとされてPWM生成部33に入力される。
【0066】
PWM生成部33の論理は、その出力信号をPWMOUTとすると、
PWMOUT=DCLK・(/LPWM・LPOS+LPWM・/LPOS+LON)+/DCLK・(/RPWM・RPOS+RPWM・/RPOS+RON)・・・(6)
とする。PWM生成部33をこのような構成とすることにより、1ドット当たりパルス幅変調による256値階調出力が得られ、またドットの書き込み位置制御機能によりドットの左寄せ及び右寄せが自在である高速な光書き込み装置を備えた画像形成装置の実現が可能となる。
【0067】
レベル調整部35においては、PWM生成部33の出力PWMOUTの出力レベルの調整を行う。このレベル調整を行う際、強制光源点灯信号としての強制LD点灯信号LDONや、強制光源消灯信号としての強制LD消灯信号LDOFFをスイッチからレベル調整部35に入力してLDをON、OFFさせることにより、強制LD点灯機能、強制LD消灯機能を付加することが可能である。
【0068】
倍速モード時、上式の論理に従い、通常のドットの左半分の画像データとしてD7、D6、D5、D4を与え、通常のドットの右半分の画像データとしてD3、D2、D1、D0を与えれば、通常のドットの左半分及び右半分はそれぞれ独立のドットとなり、それぞれ4ビット階調分のPWM変調が実現できる。このような倍速モードを用いれば、画素クロック及び画像データの転送レートを変更することなく、階調数は減少するが、見かけ上倍の動作速度で動作するパルス幅変調回路を実現できる。
【0069】
このことは、例えば、レーザプリンタやデジタル複写機のようにレーザ光をポリゴンミラーなどを用いてラスタースキャンする系においては、ポリゴンミラーの回転数を倍にすれば、画素クロックもしくは画像データ転送レートの倍の速度で動作する高速な光書き込み装置を備えた画像形成装置が実現でき、また、ポリゴンミラーの回転数が同じであれば、主走査方向の密度が倍になる高密度な画像形成装置が実現できる。具体的には、例えば画素クロックが50MHzで通常モードの1ドット当たり(時間では20ns当たり)8ビット(256階調)の変調を行えるとすれば、倍速モード時には、画素クロック及び画像データ転送は50MHzであるが、1ドット当たり(時間では10nsで通常モード時のドットの半分当たり)4ビット(16値)の変調がモード切り換え部の切り換えにより容易に可能であるパルス幅変調回路、及びそのパルス幅変調信号を画像変調信号とする光書き込み装置を備えた画像形成装置を実現できる。つまり、画素クロック及び画像データの転送レートを変化させることなく、書き込みは画像クロックの倍の速度で行うことができる光書き込み装置を備えた画像形成装置を実現できる。
【0070】
この実施の形態によれば、入力されたデジタル多値画像データ(デジタルデータ入力信号)に基づいてパルス幅変調を行うパルス幅変調回路において、基準となるクロック信号と、デジタル多値画像データに略反比例する信号を生成する信号生成手段と、この信号生成手段からのデジタル多値画像データに略反比例する信号に基づき前記クロック信号を所望の位相遅延させる遅延量生成手段とを構成するPLL回路、L位相シフト部30、R位相シフト部31と、前記遅延量生成手段の遅延量を制御する遅延量制御手段としての遅延量制御部32と、前記遅延量生成手段からのパルスと前記クロック信号とからパルス幅変調された画像変調信号(変調信号)を生成する変調信号生成手段としてのPWM生成部33とを備えたので、高速アナログ遅延回路を用いることで、動作速度が速い場合でも画像の高階調性を実現できる。
【0071】
また、この実施の形態のパルス幅変調部によれば、入力されたデジタル多値画像データ(デジタルデータ入力信号)に基づいてパルス幅変調を行うパルス幅変調回路において、基準となるクロック信号に同期し周波数が逓倍された高周波クロックを生成し、この高周波クロックより位相の異なる複数のパルス信号を生成する手段としてのPLL回路と、この手段からの前記複数のパルス信号を上記クロック信号と同期のとれたデジタル多値画像データの上位ビット信号に基づき選択するパルス選択手段としてのセレクタ28と、デジタル多値画像データの下位ビット信号に略反比例する信号を生成する信号生成手段及び、前記パルス選択手段からの信号を前記信号生成手段からの信号に基づき所望の位相遅延させる遅延量生成手段を構成するL位相シフト部30、R位相シフト部31と、この遅延量生成手段の遅延量を制御する遅延量制御手段としての遅延量制御部32と、前記遅延量生成手段からのパルスと前記複数のパルス信号のうちの1つパルス信号とからパルス幅変調された画像変調信号(変調信号)を生成する変調信号生成手段としてのパルス幅生成部33とを備えたので、高速アナログ遅延回路とデジタル遅延回路を組み合わせることで、動作速度が速い場合でも画像の高階調性を実現できる。
【0072】
図11は、本発明の他の実施の形態を示す。この実施の形態は、デジタル遅延とアナログ遅延を行うパルス幅変調部(PLL回路を含む)にLD駆動部36を付加して1チップの集積回路としてIC化したものである。この実施の形態では、図9の実施の形態において、M,Pが用いられず、セレクタ28はデータLD5,LD6,RD5,RD6の代りに画像データD6,D5が入力されて図9の実施の形態の場合と同じ論理で1つの出力信号を生成する。
【0073】
π/4遅延・3π/8遅延セレクタ29は、LD4,RD4の代りに画像データD4が用いられ、図9の実施の形態の場合と同じ論理で1つの出力信号を生成する。アナログ遅延部30aは、L位相シフト部30(又はR位相シフト部31)においてデータLD0〜LD3の代りに画像データD0〜D3が入力され、L位相シフト部30(又はR位相シフト部31)と同じ論理で1つの出力信号を生成する。PWM生成部33aは、最上位ビット信号D7が1の場合にX2がハイレベルの時にパルスを出力し、アナログ遅延部30aからのパルス信号と分周回路12からのクロック信号X2により、パルス幅変調された画像変調信号を生成する。
【0074】
LD駆動部36は、PWM生成部33aの出力信号により光源である半導体レーザLD37を高速に駆動する電流駆動部からなり、受光素子38はLD37の光出力を受光してその光量を検出する。受光素子38の出力は抵抗39で受けられて検出され、抵抗39の電圧が誤差増幅器40で基準信号と比較されてその比較出力がLD駆動部36にフィードバックされてLD駆動部36の設定電流となる。この実施の形態は、上記図9に示す実施の形態と同様な効果を奏し、かつ、IC化されたことにより、1チップでPWMからLD駆動までを高速に実現できる。この実施の形態では、光源をLDしているが、光源をLEDとしても同様の効果が得られる。
【0075】
図12は本発明の他の実施の形態における光走査装置(光書き込み装置)151を示す。光源としてのLD37は、PWMパルス生成及びLD駆動を行う回路、例えば図11に示すPWM・LD駆動回路41のLD駆動部36からのレーザ変調・駆動信号により変調・駆動され、光変調されたレーザビームを出射する。LD37から出射されたレーザビームは、コリメータレンズ42及びシリンダレンズ43を介して、図示しない駆動部により回転駆動されている走査手段としてのポリゴンミラー44に入射して偏向走査される。ポリゴンミラー44からのレーザビームは、fθレンズ45、反射ミラー46、トロイダルレンズ47を介して感光体48に照射される。このような光走査装置151は、特に図示しないが、光学ハウジング内に収納されることにより光書き込みユニットとしてユニット化され、感光体48に対する一つのプロセス部材として配設される。
【0076】
感光体48は、例えば感光体ドラムが用いられ、図示しない駆動部により回転駆動される。この感光体48は、周知の電子写真プロセスにより画像が形成され、すなわち、帯電手段により一様に帯電された後に、トロイダルレンズ47からのレーザビームによりポリゴンミラー44の回転に伴って主走査方向に走査されるとともに感光体48の回転に伴い副走査方向に所定のタイミングで走査されて露光されることで静電潜像が形成される。この感光体48上の静電潜像は現像装置により現像されてトナー像となり、副走査方向に給送される記録媒体に感光体48上のトナー像が転写手段により転写されて定着装置により記録媒体上のトナー像が定着される。
【0077】
この場合、水平同期センサ49はfθレンズ45からのレーザビームを画像形成領域外の走査開始側で検知し、画像処理部50は画像信号を所定の処理を行った後に水平同期センサ49からの水平同期信号に同期してPWM生成・LD駆動回路41へ出力する。
【0078】
図13は本発明の他の実施の形態における光走査装置(光書き込み装置)151を示す。この実施の形態では、図12に示す実施の形態において、クロック生成、PWMパルス生成及びLD駆動を行う回路、例えば図11に示すPWM生成・LD駆動回路とクロック生成部とが1チップの集積回路で構成されてクロック生成・PWM生成・LD駆動回路51が構成されている。
【0079】
クロック生成・PWM生成・LD駆動回路51のクロック生成部は水平同期センサ49からの水平同期信号に同期した基準クロックを画像処理部52に入力し、画像処理部52は画像信号を所定の処理を行った後にクロック生成部からの基準クロックに同期してクロック生成・PWM生成・LD駆動回路51に入力する。LD37はクロック生成・PWM生成・LD駆動回路51からのレーザ変調・駆動信号により変調・駆動される。この実施の形態は、図14に示すようにクロック生成部53、パルス幅変調部54、LD駆動部55からなるクロック生成・PWM生成・LD駆動回路51を1チップの集積回路に集積化することにより、より小型、低コストな画像形成装置を実現できる。
【0080】
図15はクロック生成部53の構成例を示す。このクロック生成部53は、周波数frの入力信号とVCO56の出力信号との位相の差あるいは周波数の差を検出する位相比較器57と、この位相比較器57から出力される位相差若しくは周波数差を積分して直流電圧を得るローパスフィルタ58と、このローパスフィルタ58で得られる直流電圧により発振周波数が可変されるVCO56から構成されている。ローパスフィルタ58には、ラグフィルタ、ラグリードフィルタ、アクティブフィルタなどが良く使用される。
【0081】
図16はクロック生成部53の別の構成例を示す。このクロック生成部53は、図15に示すクロック生成部において、VCO56と位相比較器57との問にプログラマブルディバイダ59が挿入された周波数シンセサイザの例であり、VCO56の出力がプログラマブルディバイダ59で分周されて位相比較器57に入力される。このプログラマブルディバイダ59は、任意進ディバイダとも呼ばれ、内蔵のプログラムを変えることによりそれに従って分周比を変化させることができるディバイダである。プログラマブルディバイダ59の分周比を1/mとすると、このPLLループが入力信号に完全にロックした場合には
fr=f0/m
となる。ここに、mは任意進(M=1,2,3・・・・・)であるので、VCO56の発振周波数f0はfrの周波数ステップで変化させることが可能である。
【0082】
図17はVCO56の構成例を示す。このVCO56はエミッタ結合型非安定マルチバイブレータからなるVCOの基本構成例である。このVCO56は、トランジスタQ36〜Q39、電流源60、61、抵抗R5,R6及びコンデンサC2からなり、発振周波数がコンデンサC2の電圧制御電流Ia,Ibによる充放電で近似的に決定され、電流源60,61の電流Ia,Ibが制御電圧入力により可変される。このマルチバイブレータは、高速化のため、トランジスタQ36,Q37で構成されるダイオード負荷となっている。このタイプのVCOの特徴としては、電圧−周波数特性がリニアであり、周波数の調整が容易である。また、図17はバイポーラトランジスタを用いたVCO56の例を示しているが、VCO56をバイポーラトランジスタを用いて構成した場合のクロックの振幅は図17のような構成では増幅しても集積回路内では精々250mV程度であり、CMOS回路で構成した場合の振幅(大よそ電源−グランド間電圧で例えば5Vや3.5V)に比較して約1/10以下であり、エネルギー量で考えると1/10以下となるので、EMIなどに関しても図17の構成例などを用いて1チップの集積回路をバイポーラトランジスタを用いて構成した場合に有利となることは明白である。
【0083】
図18は上記クロック生成部53の構成例を示す。この構成例は、走査光検出手段としての水平同期センサ49から得られた水平同期信号に同期した基準となるクロック信号を生成する構成例である。この構成では、基準周波数frの入力信号より図16に示すような周波数シンセサイザ56〜59を用いて基準となる周波数f0の周波数逓倍クロックを生成し、同期パルス生成部60にてその周波数逓倍クロックを分周することにより基準周波数frと同じ周波数の位相の異なる複数のパルスを生成して該複数のパルスのうちから水平同期信号により1つのパルスを選択することで、水平同期信号と同期がとれた、所望の周波数である基準クロックを生成する。
【0084】
図12、図13の実施の形態によれば、デジタル多値画像データ(デジタルデータ入力信号)に基づいてパルス幅変調された画像変調信号により光源としてのLD37を駆動し、この光源37の光出力を走査手段としてのポリゴンミラー44により感光体48上に走査して静電潜像を形成し、この静電潜像に応じた画像を記録媒体に形成する画像形成装置において、基準となるクロック信号と、デジタル多値画像データに略反比例する信号を生成する信号生成手段と、この信号生成手段からのデジタル多値画像データに略反比例する信号に基づき前記クロック信号を所望の位相遅延させる遅延量生成手段と、この遅延量生成手段の遅延量を制御する遅延量制御手段と、前記遅延量生成手段からのパルスと前記クロック信号とからパルス幅変調された画像変調信号(変調信号)を生成する変調信号生成手段とを有するパルス幅変調部を含むPWM生成・LD駆動回路41又はクロック生成・PWM生成・LD駆動回路51を備えたので、動作速度が速い場合でも画像の高階調性を実現できる。
【0085】
また、図12、図13の実施の形態によれば、デジタル多値画像データ(デジタルデータ入力信号)に基づいてパルス幅変調された画像変調信号により光源としてのLD37を駆動し、この光源37の光出力を走査手段としてのポリゴンミラー44により感光体48上に走査して静電潜像を形成し、この静電潜像に応じた画像を記録媒体に形成する画像形成装置において、基準となるクロック信号に同期し周波数が逓倍された高周波クロックを生成し、この高周波クロックより位相の異なる複数のパルス信号を生成する手段と、この手段からの前記複数のパルス信号を上記クロック信号と同期のとれたデジタル多値画像データの上位ビット信号に基づき選択するパルス選択手段と、デジタル多値画像データの下位ビット信号に略反比例する信号を生成する信号生成手段と、前記パルス選択手段からの信号を前記信号生成手段からの信号に基づき所望の位相遅延させる遅延量生成手段と、この遅延量生成手段の遅延量を制御する遅延量制御手段と、前記遅延量生成手段からのパルスと前記複数のパルス信号のうちの1つパルス信号とからパルス幅変調された画像変調信号(変調信号)を生成する変調信号生成手段とを有するパルス幅変調部を含むPWM生成・LD駆動回路41又はクロック生成・PWM生成・LD駆動回路51を備えたので、動作速度が速い場合でも画像の高階調性を実現できる。
【0086】
また、図13の実施の形態によれば、前記変調信号生成手段からの画像変調信号により前記光源を駆動する光源駆動部としてのLD駆動部36と、前記走査手段からの走査光を所定の位置で検出する走査光検出手段としての水平同期センサ49と、この走査光検出手段49からの検出信号に同期した基準となるクロック信号を生成するクロック生成部53とを有し、このクロック生成部53と前記光源駆動部36と前記パルス幅変調部とを1チップの集積回路51で構成したので、EMIに強く、小型、低コスト、省電力にできる。
【0087】
図19は上記クロック生成部53の別の構成例を示す。この構成例は複数の同期パルス生成部61、62…を有する構成例であり、同期パルス生成部61,62…はそれぞれ周波数シンセサイザ56〜59により生成された周波数逓倍クロックを分周することにより基準周波数frと同じ周波数の位相の異なる複数のパルスを生成して該複数のパルスのうちから水平同期信号1、水平同期信号2…により各々1つのパルスを選択することで、水平同期信号1、水平同期信号2…とそれぞれ同期がとれた、所望の周波数である基準クロック1、基準クロック2…を生成する。ここに、光走査装置が複数本のレーザビームで感光体48を走査し、水平同期センサ49がその複数本のレーザビームを画像形成領域外の走査開始側で検知して水平同期信号1、水平同期信号2…を生成する。
【0088】
図20は本発明の実施の形態における集積回路510全体の構成例を示す。この実施の形態では、図13に示す実施の形態において、光走査装置151が複数のLDからの複数本のレーザビームで感光体48を走査し、水平同期センサ49がその複数本のレーザビームを画像形成領域外の走査開始側で検知して水平同期信号1、水平同期信号2…を生成し、同期パルス生成部が複数個ある。図20は説明の簡単のため同期パルス生成部が2個ある場合の集積回路510全体の構成例を示している。
【0089】
光走査装置151は、光源として2個のLD371,LD372を有し、このLD371,LD372からのレーザビームをコリメータレンズ43などを走査手段としてのポリゴンミラー44により偏向走査し、fθレンズ45などを介して感光体48に照射することで感光体48を露光して静電潜像を形成する。水平同期センサ49はその複数本のレーザビームを画像形成領域外の走査開始側で検知して水平同期信号1、水平同期信号2を生成する。
【0090】
LD371、372はそれぞれLD駆動部551,552により駆動され、受光素子381,382はそれぞれLD371、372の光出力を受光してその光量を検出する。受光素子381,382の出力はそれぞれ抵抗391,392で受けられて検出され、抵抗391,392の電圧がLD駆動部551,552に入力される。パルス幅変調部541,542及びLD駆動部551,552は上記パルス幅変調部54及びLD駆動部55と同様に構成され、パルス幅変調部541,542にはLD371,372を変調するための各デジタル多値画像データが入力される。
【0091】
クロック生成部53は水平同期センサ49からの水平同期信号1、水平同期信号2に同期した書き込みパルス(基準クロック1、基準クロック2)を生成するが、この基準クロック1、基準クロック2は周波数が同一である。つまり、多数のLDを同時に変調する場合でもクロック生成部53は1つあれば良く、多数のLDを駆動する集積回路510を構成する場合、図19のようなクロック生成部53をLD駆動部、パルス幅変調部と一緒にバイポーラトランジスタを用いた1チップの集積回路で構成することにより、高周波発振回路が1個で更にバイポーラトランジスタで構成されているので、EMIに強く、小型、省電力、低コストとなる画像形成装置を実現できる。なお、光源としてのLD371,372は、アノードコモンタイプであるが、もちろんカソードコモンタイプでも良く、また同時に複数の光源の駆動及びパルス幅変調を行える構成であるので、光源はLEDを用いても同様の効果が得られる画像形成装置を実現することができる。この実施の形態は、上記図12、図13の実施の形態と同様な効果が得られる。
【0092】
図21は本発明の他の実施の形態における画像入力から画像出力までの画像処理の流れを示し、図22は該実施の形態の一部を示す。この実施の形態は、上記実施の形態とは以下の点が異なる。この実施の形態では、画像入力は、コンピュータからの画像データ入力でも、複写機のように画像入力部71による画像データ入力でも良い。通常、入力される画像データの解像度と画像形成の解像度が異なるので、画像処理部72で入力画像データの解像度を画像形成の解像度に変換する。
【0093】
ここで、画像処理部52は、画像処理部72からの画像データの絵領域と文字領域を分離する機能(絵文字分離部)73を有する。一般に、画像形成を行う場合、文字を形成したい時には、階調数は少なくても書き込み密度が高い方がシャープで良好な画像が得られる。しかしながら、写真のような画像を形成したい場合には、階調数が少なく書き込み密度が高いままとすると、画像の平滑性が悪くぼそぼその画像が形成されてしまうので、文字の場合とは逆に階調数が多く書き込み密度が低い方が滑らかで原画に忠実な画像形成が可能となる。
【0094】
そこで、絵文字分離部73は画像処理部72からの画像データの絵領域と文字領域を分離し、文字領域で文字領域信号を書き込みデータ生成部74へ出力する。さらに、絵文字分離部73は上記モード切り換え信号Mをクロックに同期して画像データの絵領域と文字領域に応じて切り換え、書き込みデータ生成部74は画像処理部72からの画像データを絵文字分離部73からの文字領域信号に基づきクロックに同期して画像データの絵領域と文字領域に応じて切り換えてクロック生成部53からの基準クロックに同期してパルス幅変調部54へ出力する。
【0095】
例えば、絵文字分離部73は、画像データの文字領域を分離した場合にはパルス幅変調部54へのMをローレベルとして倍速モードでパルス幅変調を行わせ、画像データの絵領域を分離した場合にはパルス幅変調部54へのMをハイレベルとして通常モードでパルス幅変調を行わせる。この実施の形態では、パルス幅変調部54は図9に示すものが用いられる。従って、文字領域を出力する場合は、主走査方向には通常モードの場合に比較して倍の書き込み密度とすることができ、例えば通常モードの場合の書き込み密度600dpiに比べて倍の1200dpiの書き込み密度とすることができる。
【0096】
例えば、入力画像データが8ビットであるとすると、画像データの絵領域を出力する場合には画像データを8ビット階調で出力し、画像データの文字領域を出力する場合には画像データを、4ビット階調をパラレルに合計8ビットデータとして出力する。通常モード時の主走査方向の書き込み密度を600dpiとすると、画像データの絵領域を出力する通常モードでは、主走査方向の書き込み密度は600dpiの1ドット当たり256階調のパルス幅変調表現(8ビット)となり、また画像データの文字領域を出力する倍速モード時では、主走査方向の書き込み密度は1200dpiの1ドット当たり16階調のパルス幅変調表現(4ビット)となる構成が書き込みクロックを変更すること無く実現できる。なお、図21には文字領域出力時主走査方向1200dpi出力、文字領域外出力時主走査方向600dpi出力と記載したが、これは一例であり、本発明においてはパルス幅変調を行う場合には、文字領域出力時と文字領域外出力時では主走査方向に対して倍(又は半分)の書き込み密度に切り換えることができる画像形成装置を実現できる。
【0097】
この実施の形態によれば、上記図12、図13の実施の形態と同様な効果が得られる。また、この実施の形態によれば、デジタル多値画像データ(デジタルデータ入力信号)に基づいてパルス幅変調された画像変調信号により光源としてのLD37を駆動し、この光源37の光出力を走査手段としてのポリゴンミラー44により感光体48上に走査して静電潜像を形成し、この静電潜像に応じた画像を記録媒体に形成する画像形成装置において、基準となるクロック信号と、デジタル多値画像データに略反比例する信号を生成する信号生成手段と、この信号生成手段からのデジタル多値画像データに略反比例する信号に基づき前記クロック信号を所望の位相遅延させる遅延量生成手段と、この遅延量生成手段の遅延量を制御する遅延量制御手段と、前記遅延量生成手段からのパルスと前記クロック信号とからパルス幅変調された画像変調信号(変調信号)を生成する変調信号生成手段とを有するパルス幅変調部51と、前記デジタル多値画像データにおける文字領域を認識する文字領域認識手段としての絵文字分離部73と、この絵文字分離部(文字領域認識手段)73により得られる文字領域信号に基づき書き込みデータを生成する書き込みデータ生成手段としての書き込みデータ生成部74とを備え、前記文字領域信号に従い、非文字領域には前記基準となるクロック信号の周期を1画素とするパルス幅変調を行い、文字領域には前記基準となるクロック信号の半分の周期を1画素とするパルス幅変調を行うので、文字領域ではシャープで良好な画像が得られ、非文字領域では滑らかで原画に忠実な画像形成が可能になる。
【0098】
また、この実施の形態によれば、デジタル多値画像データ(デジタルデータ入力信号)に基づいてパルス幅変調された画像変調信号により光源としてのLD37を駆動し、この光源37の光出力を走査手段としてのポリゴンミラー44により感光体48上に走査して静電潜像を形成し、この静電潜像に応じた画像を記録媒体に形成する画像形成装置において、基準となるクロック信号に同期し周波数が逓倍された高周波クロックを生成し、この高周波クロックより位相の異なる複数のパルス信号を生成する手段と、この手段からの前記複数のパルス信号を上記クロック信号と同期のとれたデジタル多値画像データの上位ビット信号に基づき選択するパルス選択手段と、デジタル多値画像データの下位ビット信号に略反比例する信号を生成する信号生成手段と、前記パルス選択手段からの信号を前記信号生成手段からの信号に基づき所望の位相遅延させる遅延量生成手段と、この遅延量生成手段の遅延量を制御する遅延量制御手段と、前記遅延量生成手段からのパルスと前記複数のパルス信号のうちの1つパルス信号とからパルス幅変調された画像変調信号(デジタルデータ入力信号)を生成する変調信号生成手段とを有するパルス幅変調部51と、前記デジタル多値画像データにおける文字領域を認識する文字領域認識手段としての絵文字分離部73と、この絵文字分離部(文字領域認識手段)73により得られる文字領域信号に基づき書き込みデータを生成する書き込みデータ生成手段としての書き込みデータ生成部74とを備え、前記文字領域信号に従い、非文字領域には前記基準となるクロック信号の周期を1画素とするパルス幅変調を行い、文字領域には前記基準となるクロック信号の半分の周期を1画素とするパルス幅変調を行うので、文字領域ではシャープで良好な画像が得られ、非文字領域では滑らかで原画に忠実な画像形成が可能になる。
【0099】
図23は、本発明の他の実施の形態における説明図を示す。前述した実施の形態のアナログ遅延量制御部16においては、基準となるクロック信号X0または/X0より遅延量を制御できることを図6及び図7により説明した。このような構成例によれば、遅延量は基準となるクロック信号(周期T)に対して、例えば、T、T/2、T/3,T/4・・・等自由に設定が可能である。この遅延時間量に対して、例えば、3ビットのパルス幅を生成することができるので、図23に示すような出力が可能となる。図23中では、3ビット(=8値)でパルス幅変調を行う場合の例を示している。周期Tを画像における1ドットとすると、基準時間幅=フルスケール時間T(遅延基準値1)で3ビットパルス幅変調を行う場合のドットイメージ図が図23(a)、フルスケール時間3T/4(遅延基準値2)で3ビットパルス幅変調を行う場合のドットイメージ図が図23(b)、フルスケール時間T/2(遅延基準値3)で3ビットパルス幅変調を行う場合のドットイメージ図が図23(c)である。
【0100】
このようにパルス幅変調を行う基準時間幅=フルスケールを周期T以下で自在に変更しても高速パルス幅生成が可能であるので階調性を保持することができる。例えば、文字画像を出力する場合には周期Tをフルスケールとするパルス幅変調を行い、写真画像を出力する場合には、周期T未満をフルスケールとするパルス幅変調を行うこと等により、パルス幅変調の密度が可変となり、ハイライト部における階調性が向上し、高速・高解像度の光書き込み装置を備えた画像形成装置が実現できる。
【0101】
なお、図23では、1ドット内において、右寄せでパルスを出力する場合を示しているが、左寄せや中央寄せでも同様の効果があることは明白である。
【0102】
このように、信号生成手段をデジタルデータ入力信号をDA変換するDA変換回路125と、割り算回路121とで構成することにより、高速なパルス幅生成が可能となり、パルス幅変調を行うフルスケールを基準となるクロック信号の周期T未満とすることにより階調性を損なうことのない高解像度のパルス幅変調回路を実現することができる。特に、パルス幅変調を行うフルスケールを基準となるクロック信号の周期Tと周期T未満とで切替え自在とすることにより、変調する対象により階調性を損なうこと無く高解像度のパルス幅変調回路を実現することができる。即ち、画像形成装置で考えると、高濃度部や文字領域における出力と、画像のハイライト部における出力とを切替えでき、高濃度部や文字領域における画像の鮮明さとハイライト部における画像の階調性を損なうこと無く高解像度を実現できる。
【0103】
図24及び図25は、本発明の他の実施の形態におけるパルス幅変調回路の構成例、特に遅延パルスを生成する構成例を示すブロック図である。まず、図24に示す構成例の動作を説明すると、画像データは、図8に示した高速の遅延信号生成部15により瞬時に遅延量生成電流となり、遅延量生成部101において、遅延量が制御された遅延パルスを生成する。この遅延パルスは、基準となるクロック信号と論理和もしくは論理積をとられることにより、変調パルスを生成する。
【0104】
基準となるクロック信号が遅い場合には、この構成でも十分変調パルスを正確に生成可能であるが、基準となるクロック信号が高速になった場合、遅延信号生成部15が如何に瞬時に遅延量生成電流を生成するといっても、どうしても時間遅れが生じてしまうため、正確に変調パルスを生成することが困難となる。この問題を解決するため、この実施の形態では、図25に示すように、遅延信号生成部及び遅延量生成部が遅延信号生成部15a,15b及び遅延量生成部101a,101bとして複数系統、ここでは、2系統に構成されている。
【0105】
例えば、プリンタにおける光書き込みで説明すると、あるドットにおける変調パルス生成を遅延信号生成部1 15a及び遅延量生成部1 101aで行い、次のドットにおける変調パルス生成を遅延信号生成部2 15b及び遅延量生成部2 101bで行い、また次のドットは遅延信号生成部1 15a及び遅延量生成部1 101aで行うように交互に(トグル作用)変調パルスを生成する構成とした場合、遅延信号生成部15で生成される遅延量生成電流は、1つ前のドットの変調パルスを生成している時間分のセットアップ、ホールド時間の余裕があるため、基準となるクロック信号が高速になっても、高精度の変調パルスを生成することが可能となる。
【0106】
本実施の形態では、2系統としているが、基準クロックが更に高速となった場合には、同様に複数系統の遅延信号生成部及び遅延量生成部を設けることにより、基準クロックの速度に関わらず高精度の変調パルスを生成することが可能となる。
【0107】
図26は、本発明の他の実施の形態における説明図を示す。図26では、1ドットを決定する基準となるクロック信号(例えば、X0)の正転信号(正転クロック)を用いて遅延基準値4を生成している例と、クロック信号の反転信号(反転クロック)を用いて遅延基準値3を生成している例を図示している。この図26に示すように、例えば、基準となるクロック信号のデューティが50%の場合には、基準となるクロック信号の正転クロックと反転クロックとのどちらを選択して基準信号とするかにより、1ドット内において、右からパルス幅変調を行うか、左からパルス幅変調を行うかを選択することができ、書き込むドットの位相をシフトさせることが可能となるので、本実施の形態では主走査方向に対して、更に高解像度のパルス幅変調を実現することが可能となる。
【0108】
なお、このように1ドット内における書き込み位相を制御する上で、図1等に示したようにPLL回路等によるデジタル遅延回路を含む構成の場合であれば、デジタル遅延回路により生成される複数のクロック信号(パルス信号)X0,X1,X2,X3又はこれらの反転信号/X0,/X1,/X2,/X3のうちの何れか1つの信号を選択し、それを基準とすることにより制御するようにしてもよい。これらによれば、1ドット内の中央寄り位置等を選択することも可能となる。
【0109】
【発明の効果】
以上のように請求項1に係る発明のパルス幅変調回路によれば、高速アナログ遅延回路によるため、動作速度が速い場合でも対応でき、例えば画像の高階調性を実現できる。
また遅延量生成手段は、デジタルデータ入力信号の下位ビットをDA変換するDA変換回路と、前記DA変換回路の出力信号に基づき前記デジタルデータ入力信号に略反比例する信号を生成する割り算回路と、前記DA変換回路と前記割り算回路とにより生成される制御電流に基づき前記クロック信号を遅延させる遅延手段とで構成することにより、高速なパルス幅生成が可能となり、動作速度が速い場合でも対応でき、例えば画像の高階調性を実現できる。
【0111】
請求項2に係る発明のパルス幅変調回路によれば、パルス幅変調を行う基準時間幅を基準となるクロック信号の周期未満とすることにより、階調性を損なうことのない高解像度を実現できる。
【0112】
請求項3に係る発明のパルス幅変調回路によれば、パルス幅変調を行う基準時間幅を基準となるクロック信号の周期と周期未満とで切替え自在とすることにより、変調する対象により階調性を損なうこと無く高解像度のパルス幅変調回路を実現することができる。
【0113】
請求項4に係る発明のパルス幅変調回路によれば、より高速化に対応することができる。
【0114】
請求項5に係る発明のパルス幅変調回路によれば、パルス幅変調の密度を変えることができ、例えば、ハイライト部における階調性を向上させることができる。
【0115】
請求項6に係る発明のパルス幅変調回路によれば、高速アナログ遅延回路にデジタル遅延回路を加えた構成によるため、動作速度が速い場合でも対応でき、例えば画像の高階調性を実現できる。
また、高速アナログ遅延回路部分の遅延量生成手段を、デジタルデータ入力信号の下位ビットをDA変換するDA変換回路と、前記DA変換回路の出力信号に基づき前記デジタルデータ入力信号に略反比例する信号を生成する割り算回路と、前記DA変換回路と前記割り算回路とにより生成される制御電流に基づき前記クロック信号を遅延させる遅延手段とで構成することにより、高速なパルス幅生成が可能となり、動作速度が速い場合でも対応でき、例えば画像の高階調性を実現できる。
【0117】
請求項7に係る発明のパルス幅変調回路によれば、パルス幅変調を行う基準時間幅をパルス信号の周期未満とすることにより、階調性を損なうことのない高解像度を実現できる。
【0118】
請求項8に係る発明のパルス幅変調回路によれば、パルス幅変調を行う基準時間幅をパルス信号の周期と周期未満とで切替え自在とすることにより、変調する対象により階調性を損なうこと無く高解像度のパルス幅変調回路を実現することができる。
【0119】
請求項9に係る発明のパルス幅変調回路によれば、より高速化に対応することができる。
【0120】
請求項10に係る発明のパルス幅変調回路によれば、パルス幅変調の密度を変えることができ、例えば、ハイライト部における階調性を向上させることができる。
【0121】
請求項11に係る発明の光書き込み装置によれば、請求項1ないし12の何れか一に記載のパルス幅変調回路を用いているので、動作速度が速い場合でも画像の高階調性を実現できる。
【0122】
請求項12に係る発明の光書き込み装置によれば、EMIに強く、小型、低コスト、省電力にできる。
【0123】
請求項13に係る発明の光書き込み装置によれば、文字領域ではシャープで良好な画像が得られ、非文字領域では滑らかで原画に忠実な画像形成が可能になる。
【0124】
請求項14に係る発明の光書き込み装置によれば、請求項13ないし15の何れか一に記載の光書き込み装置を用いているので、動作速度が速い場合でも画像の高階調性を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態の動作概念図である。
【図3】本発明の他の実施の形態の動作概念図である。
【図4】上記実施の形態の遅延量制御部の構成例を示すブロック図である。
【図5】上記実施の形態の遅延量制御部の他の構成例を示すブロック図である。
【図6】上記遅延量制御部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図7】上記実施の形態の遅延量制御部をバイポーラトランジスタで構成した具体的回路例を示す回路図である。
【図8】上記実施の形態のアナログ遅延部をバイポーラトランジスタで構成した具体的回路例を示す回路図である。
【図9】本発明の他の実施の形態を示すブロック図である。
【図10】同実施の形態の動作概念図である。
【図11】本発明の他の実施の形態を示すブロック図である。
【図12】本発明の他の実施の形態における光走査装置を示す斜視図である。
【図13】本発明の他の実施の形態における光走査装置を示す斜視図である。
【図14】同実施の形態のクロック生成・PWM・LD駆動回路を示すブロック図である。
【図15】クロック生成部の構成例を示すブロック図である。
【図16】クロック生成部の別の構成例を示すブロック図である。
【図17】VCOの構成例を示す回路図である。
【図18】上記実施の形態におけるクロック生成部の構成例を示すブロック図である。
【図19】クロック生成部の別の構成例を示すブロック図である。
【図20】本発明の実施の形態における集積回路全体の構成例を示すブロック図である。
【図21】本発明の他の実施の形態における画像入力から画像出力までの画像処理の流れを示フローチャートである。
【図22】同実施の形態の一部を示すブロック図である。
【図23】本発明の他の実施の形態を示す説明図である。
【図24】本発明の他の実施の形態の前提的構成例を示すブロック図である。
【図25】同実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図26】本発明の他の実施の形態を示す説明図である。
【符号の説明】
14、28 セレクタ(パルス選択手段)
15,30a アナログ遅延部(信号生成手段)
16,32 遅延量制御部(遅延量制御手段)
17,33,33a パルス幅生成部(変調信号生成手段)
29 π/4遅延・3π/8遅延セレクタ(遅延量生成手段)
30 L位相シフト部(遅延量生成手段)
31 R位相シフト部(遅延量生成手段)
37 LD(光源)
44 走査手段
48 感光体
49 水平同期センサ(走査光検出手段)
53 クロック生成部
54 パルス幅変調回路
55 LD駆動部(光源駆動部)
73 絵文字分離部(文字領域認識手段)
74 書き込みデータ生成部(書き込みデータ生成手段)
75 遅延部(遅延量生成手段)
121 割り算回路
125 DA変換回路
151 光書き込み装置

Claims (14)

  1. 基準となるクロック信号と、デジタルデータ入力信号に略反比例する信号を生成する信号生成手段と、
    この信号生成手段からのデジタルデータ入力信号に略反比例する信号に基づき前記クロック信号を所望の位相遅延させる遅延量生成手段と、
    この遅延量生成手段の遅延量を制御する遅延量制御手段と、
    前記遅延量生成手段からのパルスと前記クロック信号とからパルス幅変調された変調信号を生成する変調信号生成手段と、を備え、
    前記遅延量生成手段は、デジタルデータ入力信号の下位ビットをDA変換するDA変換回路と、
    前記DA変換回路の出力信号に基づき前記デジタルデータ入力信号に略反比例する信号を生成する割り算回路と、
    前記DA変換回路と前記割り算回路とにより生成される制御電流に基づき前記クロック信号を遅延させる遅延手段と、を備えることを特徴とするパルス幅変調回路。
  2. 前記変調信号生成手段は、パルス幅変調を行う基準時間幅を前記基準となるクロック信号の周期未満とすることを特徴とする請求項1に記載のパルス幅変調回路。
  3. 前記変調信号生成手段は、パルス幅変調を行う基準時間幅が、前記基準となるクロック信号の周期未満と前記クロック信号の周期とで切替自在であることを特徴とする請求項1または2に記載のパルス幅変調回路。
  4. 前記信号生成手段と前記遅延量生成手段とを複数系統有することを特徴とする請求項1ないし3の何れか一に記載のパルス幅変調回路。
  5. 前記デジタルデータ入力信号が画像データであり、前記クロック信号の正転もしくは反転信号を基準とし1ドット内における書き込み位相を制御するようにした請求項2又は3記載のパルス幅変調回路。
  6. 基準となるクロック信号に同期し周波数が逓倍された高周波クロックを生成し、この高周波クロックより位相の異なる複数のパルス信号を生成する手段と、
    この手段からの前記複数のパルス信号を上記クロック信号と同期のとれたデジタルデータ入力信号の上位ビット信号に基づき選択するパルス選択手段と、
    デジタルデータ入力信号の下位ビット信号に略反比例する信号を生成する信号生成手段と、
    前記パルス選択手段からの信号を前記信号生成手段からの信号に基づき所望の位相遅延させる遅延量生成手段と、
    この遅延量生成手段の遅延量を制御する遅延量制御手段と、
    前記遅延量生成手段からのパルスと前記複数のパルス信号のうちの1つパルス信号とからパルス幅変調された変調信号を生成する変調信号生成手段と、を備え、
    前記遅延量生成手段は、デジタルデータ入力信号の下位ビットをDA変換するDA変換回路と、
    前記DA変換回路の出力信号に基づき前記デジタルデータ入力信号に略反比例する信号を生成する割り算回路と、
    前記DA変換回路と前記割り算回路とにより生成される制御電流に基づき前記クロック信号を遅延させる遅延手段と、を備えることを特徴とするパルス幅変調回路。
  7. 前記変調信号生成手段は、パルス幅変調を行う基準時間幅が前記パルス信号の周期未満とすることを特徴とする請求項6に記載のパルス幅変調回路。
  8. 前記変調信号生成手段は、パルス幅変調を行う基準時間幅が、前記パルス信号の周期未満と前記パルス信号の周期とで切替自在であることを特徴とする請求項6または7に記載のパルス幅変調回路。
  9. 前記信号生成手段と前記遅延量生成手段とを複数系統有することを特徴とする請求項6ないし8の何れか一に記載のパルス幅変調回路。
  10. 前記デジタルデータ入力信号が画像データであり、位相の異なる前記複数のパルス信号のうちの何れか1つのパルス信号を基準とし1ドット内における書き込み位相を制御するようにした請求項7又は8記載のパルス幅変調回路。
  11. デジタル多値画像データによるデジタルデータ入力信号に基づいてパルス幅変調された画像変調信号により光源を駆動し、この光源の光出力を走査手段により感光体上に走査して静電潜像を形成する光書き込み装置において、
    請求項1ないし10の何れか一に記載のパルス幅変調回路と、
    前記パルス幅変調回路からの画像変調信号により前記光源を駆動する光源駆動部と、を備えたことを特徴とする光書き込み装置。
  12. 前記走査手段からの走査光を所定の位置で検出する走査光検出手段と、
    この走査光検出手段からの検出信号に同期した基準となるクロック信号を生成するクロック生成部とを有し、
    このクロック生成部と前記光源駆動部と前記パルス幅変調回路とを1チップの集積回路で構成したことを特徴とする請求項11記載の光書き込み装置。
  13. デジタル多値画像データによるデジタルデータ入力信号における文字領域を認識する文字領域認識手段と、
    この文字領域認識手段により得られる文字領域信号に基づき書き込みデータを生成する書き込みデータ生成手段とを備え、
    前記文字領域信号に従い、非文字領域には前記基準となるクロック信号の周期を1画素分とするパルス幅変調を行い、文字領域には前記基準となるクロック信号の半分の周期を1画素分とするパルス幅変調を行うことを特徴とする請求項11又は12記載の光書き込み装置。
  14. デジタル多値画像データによるデジタルデータ入力信号に基づいてパルス幅変調された画像変調信号により光源を駆動し、この光源の光出力を走査手段により感光体上に走査して静電潜像を形成し、この静電潜像に応じた画像を記録媒体に形成する画像形成装置において、
    請求項11ないし13の何れか一に記載の光書き込み装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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