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JP3985358B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力用半導体素子として用いられる半導体装置、つまり縦型MOSFETやIGBTの製造方法に関し、その単体又は電力用半導体素子を組み込んだMOSICに適用して好適である。
【0002】
【従来の技術】
電力半導体素子として用いられる縦型MOSFETもしくはIGBTとして、コンケーブ型と呼ばれるものが特開平8−236766号公報に開示されている。
この従来公報に示される電力用半導体素子の断面構造を図7に示し、従来における電力用半導体素子の製造方法について説明する。
【0003】
まず、n+ 型シリコンからなる半導体基板101の主表面にn- 型のエピタキシャル層(以下、n- 型エピ層という)102を成長させたのち、このn- 型エピ層102上に形成したマスク材を用いてディープベース層103を形成する。そして、マスク材を除去したのち、新たにシリコン窒化膜をマスクとしてLOCOS酸化を行い、コンケーブ(溝部)104を形成する。そして、LOCOS酸化膜をマスクとしてn+ 型ソース領域105やp型ベース領域106を形成したのち、LOCOS酸化膜を除去し、ゲート酸化工程にてゲート酸化膜107を形成したり、ゲート電極108のパターニングを行う等して図7に示した電力用半導体素子が完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、n+ 型ソース領域105及びp型ベース領域106を形成するマスク(上記LOCOS酸化膜)と、ディープベース層103を形成するマスク(上記マスク材)とが別マスクとなっているため、アライメントずれにより図7に示されるようにn+ 型ソース領域105やp型ベース領域106の幅(紙面左右方向の間隔)が不均一になってしまう。
【0005】
このため、p型ベース領域106における抵抗値(ベース抵抗)が不均一になってしまい、ブレークダウン時にn+ 型ソース領域105とp型ベース領域106とn- 型エピ層102で構成される寄生トランジスタの耐圧の不均一、エネルギー吸収時の不均一、さらに動作時におけるしきい値電圧Vtやオン抵抗の不均一を発生させてしまうという問題がある。
【0006】
本発明は上記問題に鑑みて成され、アライメントずれによるベース領域の幅(ベース抵抗)の不均一性をなくすことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、以下の技術的手段を採用する。
請求項1乃至6に記載の発明においては、半導体層(2)側に第1の開口部(32a)及び第2の開口部(32b)を有するマスク材を形成する工程(32)と、第1の開口部(32a)を第1のレジスト(33)で覆ったのち、マスク材及び第1のレジストをマスクとして第2の開口部より第2導電型不純物をドーピングし、半導体層内に第2導電型のディープベース層(9)を形成する工程と、第1のレジストを除去したのち、マスク材をマスクとして、第1の開口部から露出した半導体層をLOCOS酸化することにより、該半導体層の表面に第1のLOCOS酸化膜(37a)を形成する工程と、第1のLOCOS酸化膜をマスクとして第2導電型不純物をドーピングすることにより、半導体層の表層部に所定深さを有する第2導電型のベース領域(8)を形成する工程と、を有していることを特徴としている。
【0008】
つまり、マスク材に形成された第2の開口部より不純物ドーピングを行ってディープベース層を形成し、マスク材に形成された第1の開口部よりLOCOS酸化させて形成したLOCOS酸化膜をマスクとしてベース領域及びベース領域を形成している。
このように1つのマスクによってディープベース層及びLOCOS酸化膜の形成位置が規定されるようにしているため、LOCOS酸化膜をマスクとして形成するソース領域やベース領域がディープベース層に対して自己整合位置に形成される。このため、アライメントずれという問題が発生せず、ベース領域における抵抗値(ベース抵抗)を均一にすることができる。従って、ブレークダウン時における寄生トランジスタの耐圧の不均一、エネルギー吸収時の不均一、さらに動作時におけるしきい値電圧Vtやオン抵抗の不均一を発生させることもない。
【0009】
なお、請求項3に示すように、第1のLOCOS酸化膜を形成する工程は、第1のレジストを除去したのち、第2の開口部を第2のレジスト(35)で覆うと共に、マスク材及び第2のレジストをマスクとして半導体層をエッチングし、半導体層に初期溝(36)を形成する工程と、第2のレジストを除去する工程と、マスク材をマスクとして、第1の開口部から露出した初期溝の内壁をLOCOS酸化することにより、第1のLOCOS酸化膜を形成する工程と、によって形成されるようにしてもよい。
【0010】
請求項4に記載の発明においては、第2のレジストを除去する工程をLOCOS酸化工程の前に行うことにより、LOCOS酸化工程にて第2の開口部から露出した半導体層を酸化することで第2のLOCOS酸化膜(37b)を形成することを特徴としている。
このように、第2のレジストを除去する工程をLOCOS酸化工程の前に行っておけば、第2のLOCOS酸化膜もディープベース層に対して自己整合位置に形成されるようにできる。
【0011】
請求項5に記載の発明においては、ベース領域形成工程及びソース領域形成工程では、第1のLOCOS酸化膜(37a)及び第2のLOCOS酸化膜(37b)をマスクとした不純物ドーピングを行うことを特徴としている。
このように、第1のLOCOS酸化膜のみでなく、第2のLOCOS酸化膜もマスクとしてベース領域やソース領域を形成すれば、ベース領域やソース領域の端部は第2のLOCOS酸化膜で位置整合して形成される。
【0012】
請求項6に記載の発明においては、第1のLOCOS酸化膜を除去することにより、ベース領域およびソース領域より深い溝部(50)を形成する工程において、同時に第2のLOCOS酸化膜を除去することにより、半導体層に凹部(10)を形成する工程と、凹部の内壁及びソース領域を酸化することにより、凹部の内壁及びソース領域の上に、凹部の内壁の上よりもソース領域の上の方が厚くなる酸化膜(38)を形成する工程と、酸化膜をマスクとして凹部の内壁に第2導電型不純物をイオン注入することによりベース領域に接続される第2導電型のコンタクト領域(11)を形成する工程と、を有することを特徴としている。
【0013】
このように、凹部の内壁及びソース領域の上に酸化膜を形成すれば、ソース領域上に形成される酸化膜の方が凹部の内壁に形成される酸化膜よりも厚く形成される。このため、この酸化膜をマスクとして凹部の内壁に不純物をイオン注入すれば、第2導電型のコンタクト領域をディープベース層に対して自己整合的に形成することができる。
【0015】
なお、上記した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施形態について説明する。
図1に、本発明の一実施形態を適用して形成したコンケーブ型の縦型パワーMOSFETの断面構成を示す。
この縦型パワーMOSFETは、コンケーブ型と呼ばれるU溝50の内壁をチャネル領域とするMOSFETをユニットセルとして、このユニットセルが所定のピッチ幅(ユニットセル寸法)で平面上にマトリクス形状に多数配置された構造を有している。
【0017】
縦型パワーMOSFETに使用されているウェハ21は、不純物濃度が3×1019cm-3程度で厚さ500〜600μm程度のn+ 型シリコンからなる半導体基板1の主表面上に、不純物濃度が1×1016cm-3程度で厚さ7μm程度のn- 型エピ層2が形成されたもので構成されている。そして、このウェハ21のn- 型エピ層2の側にユニットセルが構成されている。
【0018】
- 型エピ層2には、12μm程度のユニットセル寸法でU溝50が形成されており、このU溝50の内壁及びウェハ表面の一部に厚さ60nm程度のゲート酸化膜3を介して、厚さ400nm程度のポリシリコンからなるゲート電極4が形成されている。そして、このゲート電極4上にはBPSGからなる層間絶縁膜6が形成されている。
【0019】
一方、U溝50の側壁を構成するウェハ21の表層部には、接合深さが0.5μm程度のn+ 型ソース領域7及び、接合深さが1〜2μm程度のp型ベース領域8が形成されている。そして、U溝50の側壁において、p型ベース領域8がn+ 型ソース領域7及びn- 型エピ層2に挟まれた構成となっており、U溝50の側壁にチャネル領域が設定されるようになっている。
【0020】
なお、p型ベース領域8の接合深さはU溝50の底辺のエッジ部でブレークダウンによる破壊が生じない深さに設定されている。
p型ベース領域8の中央部には、p型ベース領域8よりも接合深さが深くされたp型のディープベース層9が形成されている。このp型ディープベース層9により、ドレイン・ソース間に高電圧が印加されたときに、p型ディープベース層9の部分でブレークダウンが生じるようになっている。
【0021】
本実施形態では、このp型ディープベース層9と、p型ベース領域8、及びn+ 型ソース領域7を自己整合的に形成しており、p型ベース領域8及びn+ 型ソース領域7の幅(紙面左右方向の間隔)が均一な構成となっている。なお、これらp型ディープベース層9と、p型ベース領域8、及びn+ 型ソース領域7の形成方法の詳細は後述する。
【0022】
また、ユニットセルの中央において、ウェハ21には凹部10が形成されており、この凹部10の内壁面において高濃度のp型コンタクト領域11が形成されている。そして、少なくともp型コンタクト領域11が露出するように、層間絶縁膜6にはコンタクトホール6aが形成されている。さらに、ゲート電極4上の層間絶縁膜6、n+ 型ソース領域7、及びp型コンタクト領域11の上にはソース電極12が形成されており、p型ベース領域8がp型コンタクト領域11を介してソース電極12とオーミック接触している。
【0023】
また、ウェハ21の裏面、つまり半導体基板1の裏面側には半導体基板1とオーミック接触するようにドレイン電極13が形成されている。
次に、上記構成を有する縦型パワーMOSFETの製造方法について説明する。図2〜図6に、縦型パワーMOSFETの製造工程を示し、これらの図に基づいて上記説明を行う。
【0024】
〔図2(a)に示す工程〕
まず、n+ 型シリコンからなる面方位が(100)である半導体基板1の主表面にn- 型エピ層2を成長させたウェハ21を用意する。半導体基板1は、不純物濃度が3×1019cm-3で厚さが615μm程度となっており、n- 型エピ層2は不純物濃度が1×1016cm-3で厚さが7nm程度となっている。
【0025】
そして、ウェハ21のうちn- 型エピ層2の表面を熱酸化して、n- 型エピ層2の表面に熱酸化膜(SiO2 膜)31を形成したのち、シリコン窒化膜(Si3 4 膜)32をデポジションする。
この後、フォトレジスト33を塗布、パターン形成したのち、このフォトレジスト33をマスクとして、コンケーブを形成する領域及びp型ベース領域8を形成する領域(図1参照)においてシリコン窒化膜32を開口させる。以下、シリコン窒化膜32のうち、コンケーブを形成する領域において開口させた部分を開口部(第1の開口部)32aといい、p型ベース領域8を形成する領域において開口させた部分を開口部(第2の開口部)32bという。
【0026】
〔図2(b)に示す工程〕
次に、まずフォトレジスト33を除去する。そして、再びフォトレジスト34を塗布したのち、シリコン窒化膜32の開口部32bが露出するようにフォトレジスト34を開口させる。これにより、シリコン窒化膜32の開口部32aがフォトレジスト34で完全に覆われる。
【0027】
そして、フォトレジスト34及びシリコン窒化膜32をマスクとしてボロン(B)をイオン注入し、p型ディープベース層9を形成する。これにより、p型ディープベース層9は、シリコン窒化膜32に形成された開口部32bによって規定される正確な位置に形成される。
なお、フォトレジスト34を開口させる時にアライメントずれが発生しても、フォトレジスト34は実質的に開口部32aを覆うために利用されるのみであるため、p型ディープベース層9は正確な位置に形成される。
【0028】
〔図3(a)に示す工程〕
フォトレジスト34を除去して、開口部32a、開口部32bを完全に露出させる。
〔図3(b)に示す工程〕
次に、フォトレジスト35を塗布したのち、シリコン窒化膜32の開口部32aが露出するようにフォトレジスト35を開口させる。これにより、シリコン窒化膜32の開口部32bがフォトレジスト35で完全に覆われる。
【0029】
そして、開口部32aを通じてウェハ21の上における熱酸化膜31を除去し、開口部32aにおいてウェハ21(n- 型エピ層2)を露出させる。
〔図4(a)に示す工程〕
フォトレジスト35を除去したのち、開口部32aを通じてダメージの少ない等方性のCDE(ケミカルドライエッチング)法によりn- 型エピ層2をエッチングし、初期溝36を形成する。このとき、SiO2 /Siの選択比の良いエッチング条件を用いることにより、SiO2 が上部に形成されているp型ディープベース層9はエッチングされないようにできる。なお、SiO2 /Siの選択比がとれない場合には、フォトレジスト35を除去せずに上記エッチングを行ってもよい。
【0030】
〔図4(b)に示す工程〕
シリコン窒化膜32をマスクとして初期溝36の部分を選択的に熱酸化する。これはLOCOS法と呼ばれる酸化方法であり、この酸化によりLOCOS酸化膜(第1のLOCOS酸化膜)37aが形成され、同時にLOCOS酸化によって喰われたn- 型エピ層2の表面に断面U字形状のU溝50が形成される。また、p型ディープベース層9の形成に使用した開口部32bにおいてもある程度酸化が進み、p型ディープベース層9の中央部にLOCOS酸化膜(第2のLOCOS酸化膜)37bが形成される。これにより、p型ディープベース層9の中央部にU溝50よりも浅い所定深さの凹部10が形成される。
【0031】
このとき、p型ディープベース層9を形成するために使用したシリコン窒化膜32をマスクとしてLOCOS酸化を行っているため、LOCOS酸化膜37a、37bはp型ディープベース層9に対して自己整合的に形成される。
なお、このLOCOS酸化の際には、U溝50の側面のチャネル領域の面方位が(111)に近い面となるようにケミカルドライエッチングの条件とLOCOS酸化の条件を選択することにより、U溝50の内壁表面を平坦で欠陥が少ないものにすることができる。
【0032】
〔図5(a)に示す工程〕
シリコン窒化膜32を除去したのち、LOCOS酸化膜37a、37bをマスクとしてp型ベース領域8を形成するためのボロンをイオン注入する。このとき、LOCOS酸化膜37a、37bと熱酸化膜31との境界位置が自己整合位置となっているため、ボロンは正確な位置に注入される。
【0033】
また、同様に、LOCOS酸化膜37a、37bをマスクとしてn+ 型ソース領域7を形成するためのリン又はヒ素をイオン注入する。このときも、LOCOS酸化膜37a、37bと熱酸化膜31との境界位置が自己整合位置となっていることから、リンが正確な位置に注入される。
そして、注入されたイオンを熱拡散させることにより、p型ベース領域8とn+ 型ソース領域7とが自己整合的に形成される。また、p型ベース領域8とn+ 型ソース領域7のU溝50に接する端面は、U溝50の側壁の位置で自己整合的に規定され、p型ベース領域8とn+ 型ソース領域7の凹部10に接する端面は、凹部10の内壁面の位置で自己整合的に規定される。
【0034】
このように、p型ディープベース層9の形成位置に対して自己整合位置に形成されたLOCOS酸化膜37a、37bをマスクとしてp型ベース領域8及びn+ 型ソース領域7を形成することにより、p型ディープベース層9に対してp型ベース領域8及びn+ 型ソース領域7が正確な位置関係で形成される。このため、p型ベース領域8の抵抗値(ベース抵抗)が均一にでき、ブレークダウン時にn+ 型ソース領域7とp型ベース領域8とn- 型エピ層2で構成される寄生トランジスタの耐圧を均一にできると共にエネルギー吸収を均一にでき、さらに動作時におけるしきい値電圧Vtやオン抵抗を均一にすることができる。
【0035】
〔図5(b)に示す工程〕
フッ酸を含む水溶液中において、フッ化アンモニウムによりPHが5程度に調整された状態で、シリコンの表面を水素で終端させながら酸化膜37a、37b、31を除去し、U溝50や凹部10の内壁を露出させる。この除去工程は酸化膜37a、37b、31の形成されている面に光が当たらないように遮光布で遮光して行う。
【0036】
この後、ウェハ21を水溶液中から取り出して、清浄な空気中で乾燥させる。そして、チャネルが形成される予定のU溝50の側壁に位置するp型ベース領域8に対し、(111)面が形成されるまで熱酸化を行う。この熱酸化工程により原子オーダーでの平坦度が高くなる。この熱酸化工程は、酸素雰囲気に保たれた状態にて、約1000℃に保持されている酸化炉にウェハ21を徐々に挿入することにより行う。これにより、熱酸化工程の初期には比較的低い温度で酸化が行われ、p型ベース領域8やn+ 型ソース領域7における不純物がウェハ21の外部に飛散することを防止することができる。
【0037】
その後、熱酸化によってできた酸化膜を除去したのち、再度熱酸化を行ってU溝50の側面や底面を含むウェハ21の全面に酸化膜38を形成する。この酸化膜38のうち、U溝50の側壁におけるp型ベース領域8の上に形成されたものがゲート酸化膜3となる。このとき、n+ 型ソース領域7の上にはU溝50や凹部10の内壁よりも厚めに酸化膜38が形成される。
【0038】
そして、ゲート酸化膜3を含む酸化膜38の上にポリシリコンを堆積したのち、フォトレジスト39をマスクとしてポリシリコンをパターニングしてゲート電極4を形成する。
さらに、ボロンのイオン注入を行う。このとき、n+ 型ソース領域7上においては酸化膜38が厚めに形成されていることから、この酸化膜38の薄い部分である凹部10が形成された領域のみボロンが通過し、凹部10が形成された領域にだけボロンが注入される。そして、ボロンを熱拡散させてp型コンタクト領域11が形成される。このように、p型ディープベース層9やp型ベース領域8、及びn+ 型ソース領域7を形成するために使用したマスクと同一マスクで形成した溝の部分にp型コンタクト領域11が形成されるようにできるため、p型コンタクト領域11はp型ディープベース領域等に対して自己整合位置に形成される。
【0039】
なお、本工程において、ボロンのイオン注入はフォトレジストを除去した後に行ってもよい。
〔図6(a)に示す工程〕
フォトレジスト39を除去すると共にゲート電極4を構成するポリシリコンを酸化したのち、ウェハ21の全面にBPSG(若しくはPSG等)からなる層間絶縁膜6をデポジションする。そして、フォトレジスト40を塗布したのち、p型コンタクト領域11上においてフォトレジスト40を開口させる。その後、フォトレジスト40をマスクとして層間絶縁膜6をエッチングし、層間絶縁膜6の所定領域を開口させる。
【0040】
〔図6(b)に示す工程〕
フォトレジスト40をマスクとしてウェットエッチングを行い、p型コンタクト領域11上の酸化膜を除去すると共に、サイドエッチングによりn+ 型ソース領域7上において部分的に酸化膜38及び層間絶縁膜6を除去する。
この後、フォトレジスト40を除去すると共にアルミニウム膜からなるソース電極12を形成する。これにより、コンタクトホール6aを介してp型コンタクト及びn+ 型ソース領域7がソース電極12とオーミック接触する。
【0041】
さらに、ウェハ21の裏面側において、半導体基板1を研磨したのちドレイン電極13を形成することにより図1に示す縦型パワーMOSFETが完成する。
このように、同一マスクによってp型ディープベース層9、p型ベース領域8、n+ 型ソース領域7、及びp型コンタクトを形成することにより、これらそれぞれが自己整合位置に形成され、正確な位置関係の縦型パワーMOSFETとすることができる。
【0042】
これにより、p型ベース領域8の抵抗値(ベース抵抗)が均一にでき、ブレークダウン時にn+ 型ソース領域7とp型ベース領域8とn- 型エピ層2で構成される寄生トランジスタの耐圧を均一にできると共にエネルギー吸収を均一にでき、さらに動作時におけるしきい値電圧Vtやオン抵抗を均一にすることができる。
【0043】
(他の実施形態)
上記実施形態では、縦型パワーMOSFETについて本発明の一実施形態を適用した例を示したが、IGBTに適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を適用して形成した縦型パワーMOSFETの断面図である。
【図2】図1に示す縦型パワーMOSFETの製造工程を示す図である。
【図3】図2に続く縦型パワーMOSFETの製造工程を示す図である。
【図4】図3に続く縦型パワーMOSFETの製造工程を示す図である。
【図5】図4に続く縦型パワーMOSFETの製造工程を示す図である。
【図6】図5に続く縦型パワーMOSFETの製造工程を示す図である。
【図7】従来における縦型パワーMOSFETの断面構成を示す図である。
【符号の説明】
1…半導体基板、2…n- 型エピ層、3…ゲート酸化膜、4…ゲート電極、
6…層間絶縁膜、7…n+ 型ソース領域、8…p型ベース領域、
9…p型ディープベース層、10…凹部、11…p型コンタクト領域、
12…ソース電極、13…ドレイン電極、32…シリコン窒化膜、
32a、32b…開口部、37a、37b…LOCOS酸化膜、50…U溝。

Claims (6)

  1. 半導体基板(1)と、
    この半導体基板(1)の主表面上に形成された高抵抗な第1導電型の半導体層(2)と、
    前記半導体層の表層部に形成された第2導電型のベース領域(8)と、
    前記ベース領域の表層部に、該ベース領域よりも接合深さが浅く形成された第1導電型のソース領域(7)と、
    前記ソース領域および前記半導体層に挟まれた前記ベース領域の上に、ゲート絶縁膜(3)を介して形成されたゲート電極(4)と、を備えてなる半導体装置の製造方法において、
    前記半導体基板(1)の主表面上に、前記半導体層(2)が形成されてなるウェハ(21)を用意する工程と、
    前記ウェハ(21)の前記半導体層側に第1の開口部(32a)及び第2の開口部(32b)を有するマスク材を形成する工程(32)と、
    前記第1の開口部を第1のレジスト(33)で覆ったのち、前記マスク材及び前記第1のレジストをマスクとして前記第2の開口部より第2導電型不純物をドーピングし、前記半導体層内に第2導電型のディープベース層(9)を形成する工程と、
    前記第1のレジストを除去したのち、前記マスク材をマスクとして、前記第1の開口部から露出した前記半導体層をLOCOS酸化することにより、該半導体層の表面に第1のLOCOS酸化膜(37a)を形成する工程と、
    前記第1のLOCOS酸化膜をマスクとして第2導電型不純物をドーピングすることにより、前記半導体層の表層部に所定深さを有する第2導電型のベース領域(8)を形成する工程と、を有していることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 半導体基板(1)の主表面上に、高抵抗な第1導電型の半導体層(2)が形成されてなるウェハ(21)を用意する工程と、
    前記ウェハ(21)の前記半導体層側に第1の開口部(32a)及び第2の開口部(32b)を有するマスク材を形成する工程(32)と、
    前記第1の開口部を第1のレジスト(34)で覆ったのち、前記マスク材及び前記第1のレジストをマスクとして前記第2の開口部より第2導電型不純物をドーピングし、前記半導体層内に第2導電型のディープベース層(9)を形成する工程と、
    前記第1のレジストを除去したのち、前記マスク材をマスクとして、前記第1の開口部から露出した前記半導体層をLOCOS酸化することにより、該半導体層の表面に第1のLOCOS酸化膜(37a)を形成する工程と、
    前記第1のLOCOS酸化膜をマスクとして第2導電型不純物をドーピングすることにより、前記半導体層の表層部に所定深さを有する第2導電型のベース領域(8)を形成する工程と、
    前記第1のLOCOS酸化膜をマスクとして第1導電型不純物をドーピングすることにより、前記半導体層の表層部に前記ベース領域よりも接合深さの浅い第1導電型のソース領域(7)を形成する工程と、
    前記第1のLOCOS酸化膜を除去することにより、前記ベース領域及び前記ソース領域を貫通する溝部(50)を形成する工程と、
    前記溝部の内壁にゲート絶縁膜(3)を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜の上にゲート電極(4)を形成する工程と、
    前記ゲート電極を覆うように層間絶縁膜(6)を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜の上に、前記ベース領域と電気的に接続されるソース電極(12)を形成する工程と、
    前記半導体基板の前記主表面の反対面となる裏面側にドレイン電極(13)を形成する工程と、を備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1のLOCOS酸化膜を形成する工程は、
    前記第1のレジストを除去したのち、前記第2の開口部を第2のレジスト(35)で覆うと共に、前記マスク材及び前記第2のレジストをマスクとして前記半導体層をエッチングし、前記半導体層に初期溝(36)を形成する工程と、
    前記第2のレジストを除去する工程と、
    前記マスク材をマスクとして、前記第1の開口部から露出した前記初期溝の内壁をLOCOS酸化することにより、前記第1のLOCOS酸化膜を形成する工程と、を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第2のレジストを除去する工程を前記LOCOS酸化工程の前に行うことにより、前記LOCOS酸化工程にて前記第2の開口部から露出した前記半導体層を酸化することで第2のLOCOS酸化膜(37b)を形成することを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記ベース領域形成工程及び前記ソース領域形成工程では、前記第1のLOCOS酸化膜及び前記第2のLOCOS酸化膜をマスクとした不純物ドーピングを行うことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第1のLOCOS酸化膜を除去することにより、前記ベース領域および前記ソース領域より深い溝部(50)を形成する工程において、同時に前記第2のLOCOS酸化膜を除去することにより、前記半導体層に凹部(10)を形成する工程と、
    前記凹部の内壁及び前記ソース領域を酸化することにより、前記凹部の内壁及び前記ソース領域の上に、前記凹部の内壁の上よりも前記ソース領域の上の方が厚くなる酸化膜(38)を形成する工程と、
    前記酸化膜をマスクとして前記凹部の内壁に第2導電型不純物をイオン注入することにより前記ベース領域に接続される第2導電型のコンタクト領域(11)を形成する工程と、を有することを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
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