JP3986277B2 - 信号伝送線識別装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、認識タグを用いた信号伝送線識別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光配線盤等の、多数の光コードが信号伝送線として配線されている場所では、配線を変更する際、変更したい光コードを識別して特定する必要がある。従来、光コードを識別するには、光コードの配線情報を手書きしたタグを各光コードに予め取り付けておき、タグに書かれた内容がまとめられた配線情報一覧表を参照して特定したいタグを探し出している。また、複数の光コードが束ねられたトレイ毎にバーコードを取り付け、このバーコードを読み取ることによって配線情報をパソコン(パーソナルコンピュータ)で識別管理するシステムも用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のタグを用いた光コードの識別においては、光コードを識別する作業は、配線情報一覧表を参照して各光コードに取り付けられたタグを人の目で読み取ることにより行っている。従って、例えば数100本の光コードの中から特定の光コードを識別するには間違える可能性もある。万が一、特定すべき光コードを間違えてそのまま配線変更を行ってしまうと、接続先のシステムの機能停止等を発生させてしまう恐れもあるので、配線変更の際に光コードを識別する作業は、従来、非常に神経を使い、手間のかかる作業になっている。
【0004】
また、バーコードを用いてパソコンで識別管理する従来のシステムにおいては、バーコードを読み取り可能な状態で取り付けなければならないため、取付場所が平面を有する場所等に限定されてしまい、曲線的な光コード1本1本にバーコードを取り付けることは困難であった。このため、特定したい光コードが接続されているトレイを識別する段階にとどまり、光コード1本1本を特定して識別する段階までは及んでいない。従って、上記従来のシステムは、配線変更を行う際の光コードの識別作業においては、あまり有用なシステムではなかった。また、実作業においては、バーコードを管理する携帯型のパソコン等を現場に持ち込まなければならず、不便であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、信号伝送線の配線情報を受信するタグ側通信部,このタグ側通信部によって受信された信号伝送線に固有の配線情報を記憶する記憶部,この記憶部に記憶された固有配線情報とタグ側通信部によって受信された問合せ配線情報とを照合する照合部,および固有配線情報と問合せ配線情報とが照合部での照合の結果一致した場合に動作が制御される光源または音源を備えた認識タグと、固有配線情報および問合せ配線情報をタグ側通信部に送信する読み書き側通信部,この読み書き側通信部によって送信される各配線情報を入力する情報入力部,および光透過性の棒状体または中空円筒状の棒状体を備えたタグ読み書き手段とから、信号伝送線識別装置を構成した。
【0006】
本構成において、認識タグへの配線情報の書き込みは、認識タグが取り付けられた信号伝送線に固有の配線情報が、タグ読み書き手段の情報入力部に入力されることによって行われる。情報入力部に入力された固有配線情報は読み書き側通信部から送信され、認識タグのタグ側通信部に受信される。受信された固有配線情報は認識タグに備えられた記憶部に記憶され、認識タグへの配線情報の書き込みが行われる。一方、認識タグに書き込まれた配線情報の読み出しは、所望の信号伝送線に固有の配線情報を問合せ配線情報として、タグ読み書き手段の情報入力部に入力されることによって行われる。情報入力部に入力された問合せ配線情報は読み書き側通信部から送信され、認識タグのタグ側通信部に受信される。受信された問合せ配線情報は照合部によって記憶部に記憶された固有配線情報と照合され、照合の結果、固有配線情報と問合せ配線情報とが一致した場合には光源または音源の動作が制御される。また、タグ読み書き手段に備えられた棒状体を複数の信号伝送線の束の中に挿入して掻き分けることにより、認識タグが発する光は光透過性の棒状体の先端もしくは側面から棒状体内部を通って、または棒状体の先端から中空円筒状部を通って信号伝送線の束の外部へ導出される。
【0007】
また、本発明は、認識タグが、照合部での照合の結果固有配線情報と問合せ配線情報とが一致した場合に、タグ側通信部から一致信号を送信し、タグ読み書き手段が、光源または音源を備え、読み書き側通信部がタグ側通信部から一致信号を受信した場合に、自身の光源または音源の動作を制御することを特徴とする。
【0008】
本構成によれば、認識タグの照合部での照合の結果、固有配線情報と問合せ配線情報とが一致した場合には、認識タグの光源または音源の動作が制御されると共に、タグ読み書き手段の光源または音源の動作も制御される。従って、認識タグが発光または発音したり等することにより、所望の信号伝送線の存在位置が知らされると共に、タグ読み書き手段が発光または発音をしたり等することにより、所望の信号伝送線が検出されたことがタグ読み書き手段の操作者に知らされる。
【0009】
また、本発明は、認識タグが、複数の信号伝送線が束ねられた束毎または信号伝送線の1本毎に設けられていることを特徴とする。
【0010】
本構成によれば、複数の信号伝送線の束毎または信号伝送線の1本毎に、認識タグの発光や発音等が認識され、従って、信号伝送線を所望の単位で認識することが出来る。
【0013】
また、本発明は、読み書き側通信部が棒状体に埋設されたアンテナを有していることを特徴とする。
【0014】
本構成によれば、棒状体が読み書き側通信部のアンテナに兼用される。また、認識タグが信号伝送線の束の中にあったり等してタグ読み書き手段が出力する信号が認識タグに及び難い状況でも、棒状体を信号伝送線の束等の中に挿入することにより、タグ読み書き手段が出力する信号は認識タグに及び易くなる。
【0015】
また、本発明は、コネクタが、このコネクタを挟むコネクタ狭持部を先端に備えた棒状のコネクタ挿抜治具によって抜き差しされ、読み書き側通信部が、このコネクタ挿抜治具の先端近傍に設けられたアンテナを有していることを特徴とする。
【0016】
本構成によれば、コネクタ挿抜治具が読み書き側通信部のアンテナに兼用される。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による信号伝送線識別装置を光ファイバーケーブルの配線盤に適用した一実施形態について説明する。
【0018】
図1は、本実施形態による信号伝送線識別装置が適用された光配線盤1の構成を示す正面図である。光配線盤1は、26個の線路成端トレイ2からなる線路成端ユニット3が上下方向に6個設けられて構成されている。
【0019】
図2は、線路成端トレイ2を構成するアダプタモジュール4の正面斜視図である。アダプタモジュール4には、光コネクタアダプタ5が上下方向一列に8個配設されており、このようなアダプタモジュール4が上下一対に配設されて1つの線路成端トレイ2が構成されている。従って、1つの線路成端ユニット3は、横方向に26個の線路成端トレイ2が配設されて構成されているため、合計416(=8×2×26)個の光コネクタアダプタ5を備えている。
【0020】
図3は、図2に示すアダプタモジュール4を上下一対に備えた線路成端トレイ2が密に配設された線路成端ユニット3の一部を示す斜視図である。
【0021】
箱形状を成す線路成端ユニット3には、26個の線路成端トレイ2が互いに隣接して整然と収納されている。各線路成端トレイ2の光コネクタアダプタ5には、光コネクタプラグ6が挿入されている。この光コネクタプラグ6には信号伝送線であるジャンパ光コード7の一端が接続されており、ジャンパ光コード7の他端にも図示しない別の光コネクタプラグ6が接続されて他の線路成端ユニット3の光コネクタアダプタ5に挿入されている。つまり、光配線盤1においては、各線路成端ユニット3間がジャンパ光コード7によって接続されて光コードが配線されており、光コードの配線の変更は光コネクタプラグ6の挿入位置を変更することによって行われる。
【0022】
また、各線路成端トレイ2上部の線路成端ユニット3の前側面にRF−IDタグ(電磁誘導方式認識タグ)8が両面粘着テープで貼り付けられ、各線路成端トレイ2毎つまり16本のジャンパ光コード7の束毎にRF−IDタグ8が設けられている。
【0023】
RF−IDタグ8は、線路成端トレイ2近傍の線路成端ユニット3ではなく、線路成端トレイ2自身に両面粘着テープで貼り付けてもよい。また、RF−IDタグ8は、両面粘着テープにより貼り付ける方法に限らず、自身に貼られた面ファスナーと線路成端ユニット3の前側面や線路成端トレイ2に貼られた面ファスナーとを係合させたり、線路成端トレイ2やその近傍の線路成端ユニット3に結束バンドにより締め付けたりして取り付けてもよい。また、線路成端トレイ2やその近傍の線路成端ユニット3に粘着テープで巻き付けたり、RF−IDタグ8に一体に取り付けられたバネ体で線路成端トレイ2やその近傍の線路成端ユニット3の一部を挟み込むようにして取り付けてもよい。ここで、バネ体は、RF−IDタグ8に一体に取り付けられた対向する弾性体を構成しており、対向する弾性体の間隙の物体を弾性力によって挟み込む。
【0024】
また、RF−IDタグ8は各光コネクタプラグ6に接続された各ジャンパ光コード7にも図3に示すように取り付けられ、ジャンパ光コード7の1本毎にもRF−IDタグ8が設けられている。RF−IDタグ8のジャンパ光コード7への取付方法としては、図4(a)に示すように、予めRF−IDタグ8に接着または一体成型しておいた上述のバネ体9により、ジャンパ光コード7を挟み込むようにして取り付ける方法がある。また、同図(b)に示すように、結束バンド10を用いてRF−IDタグ8をジャンパ光コード7の周囲に縛り付ける方法がある。この他、粘着テープでジャンパ光コード7の周囲に巻き付けたり、両面粘着テープや面ファスナーでRF−IDタグ8の端面とジャンパ光コード7の外周面とを貼り付けたり係合させて取り付けてもよく、特定の取付方法に限定されることはない。
【0025】
図5は、本実施形態による信号伝送線識別装置の構成の概略を示す図である。
RF−IDタグ8は、光源であるLED(発光ダイオード)11、LEDを発光制御するCPU(中央演算処理装置)12、電気的処理によりデータの消去および書き込みが可能なEEROM(Electrically Eraseble ROM)13、および外部と通信するアンテナ部14を備えて構成されている。ここで、CPU12およびアンテナ部14は信号伝送線の配線情報を電磁波として受信するタグ側通信部を構成している。また、EEROM13は、タグ側通信部によって受信された信号伝送線に固有の配線情報を記憶する記憶部を構成している。また、CPU12はEEROM13に記憶された固有配線情報とタグ側通信部によって受信された問合わせ配線情報とを照合する照合部を構成している。
【0026】
RF−IDタグ8は、自身で電源を備えておらず、タグ読み書き手段であるタグリーダ/ライタ15により発生される誘導電磁界を電源として動作する。
【0027】
タグリーダ/ライタ15は、光コードの配線情報を入力する情報入力部としてキー15a、このキー15aに入力された配線情報を固有配線情報または問合わせ配線情報としてRF−IDタグ8のタグ側通信部に電磁波で送信する図示しない読み書き側通信部、および音源として図示しないブザーを備えて構成されている。また、ブザーが発する音を外部へ出力する透音孔15b、キー15に入力された配線情報等を表示するディスプレイ15c、本体と通信コードを介して接続された電磁波を送受信するアンテナ16を備えている。このアンテナ16は、中空円筒状に形成された光透過性の材質からなる棒状体に金属線が埋設されて形成されており、光コードの束の間に挿入することが可能である。
【0028】
アンテナ16は、図6に示すように本体に一体にして、中空円筒状の棒状体の端部に覗き窓17を設け、この覗き窓17から中空部を介して棒状体の他端部が見えるように形成してもよい。なお、同図において図5と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。
【0029】
このような構成において、タグリーダ/ライタ15への光コードの固有の配線情報の入力は、キー15aの操作により手動で行うか、または、パソコンと接続して行う。パソコンと接続して行う場合は、パソコンのキーを光コードの配線情報を入力する情報入力部としてパソコンに配線情報を入力し、入力した配線情報をタグリーダ/ライタ15に伝送すると共に、情報管理のためにパソコンにも記憶させる。タグリーダ/ライタ15へ入力された固有の配線情報は、アンテナ16からの電磁波によりRF−IDタグ8のタグ側通信部に送信され、CPU12によってEEROM13に固有配線情報として書き込まれる。本実施形態においては、各ジャンパ光コード7に取り付けられたRF−IDタグ8には、そのジャンパ光コード7によって接続されている光コードの配線情報が上記のようにして書き込まれており、各線路成端トレイ2のブロック毎に設けられたRF−IDタグ8には、その線路成端トレイ2に接続されている全てのジャンパ光コード7に共通する光コードのブロック配線情報が書き込まれている。
【0030】
パソコンを用いて光コードの配線を変更する際は、まず、変更対象となる光コードが属するブロックの固有配線情報を問い合わせ配線情報としてパソコンにキー入力し、タグリーダ/ライタ15の読み書き側通信部に伝送する。パソコンを情報管理に用いない場合は、問い合わせ配線情報をキー15aの手動操作により直接タグリーダ/ライタ15に入力する。問い合わせ配線情報の入力が完了したら、タグリーダ/ライタ15のアンテナ16をまず線路成端トレイ2上部の各線路成端ユニット3の前面近傍にかざす。アンテナ16からは読み書き側通信部の制御の下で電磁波が出力されており、この電磁波による誘導電磁界にかざされたRF−IDタグ8が誘導電源によって起動され、起動されたRF−IDタグ8のタグ側通信部とタグリーダ/ライタ15の読み書き側通信部との間でデータ通信が行われる。なお、本実施形態においては、電磁波が及ぶ距離は約100〔mm〕以内に設定されているため、タグリーダ/ライタ15はRF−IDタグ8まで100〔mm〕以内の範囲に接近させてかざす。
【0031】
タグリーダ/ライタ15とRF−IDタグ8との間のデータ通信において、タグリーダ/ライタ15は、入力された問合わせ配線情報をRF−IDタグ8のタグ側通信部へ電磁波で送信する。RF−IDタグ8は、タグ側通信部のアンテナ部14を介して受信した問合わせ配線情報をEEROM13に記憶された固有配線情報と照合させる。照合の結果、固有配線情報と問合わせ配線情報とが一致した場合、CPU12によりLED11が発光され、また、アンテナ部14よりタグリーダ/ライタ15へ一致信号が電磁波として送信される。
【0032】
RF−IDタグ8からの一致信号が読み書き側通信部のアンテナ16を介してタグリーダ/ライタ15に受信されると、ブザーが作動され、透音孔15bよりブザー音が発音される。従って、作業者は、線路成端トレイ2上部の線路成端ユニット3の前面近傍でかざしたタグリーダ/ライタ15からブザー音が発せられたら、その近くでLED11が発光しているRF−IDタグ8を探し出すことにより、所望の光コードに繋がるジャンパ光コード7が接続されている線路成端トレイ2のブロックを特定することが出来る。
【0033】
次に、所望の光コードに繋がるジャンパ光コード7が有する固有配線情報を問い合わせ配線情報として、再度、パソコンまたは直接タグリーダ/ライタ15に入力し、特定された線路成端トレイ2に接続された16本のジャンパ光コード7の各RF−IDタグ8近傍にアンテナ16をかざす。そして、LED11が発光しているジャンパ光コード7を探し出すことにより、所望の光コードを特定することが出来る。
【0034】
所望の光コードに繋がるジャンパ光コード7を特定したら、タグリーダ/ライタ15により、特定したジャンパ光コード7に取り付けられたRF−IDタグ8のEEROM13に記憶された変更前の配線情報を消去し、新たな固有配線情報を上述した手順で書き込む。あるいは、特定したジャンパ光コード7に取り付けられているRF−IDタグ8を取り外し、新たな配線情報を書き込んだ新たなRF−IDタグを取り付ける。このようにしてRF−IDタグ8の更新が完了したら、配線変更後の接続先のRF−IDタグ8も上述した手順と同様にして識別し、配線を組み替える。また、パソコンで配線情報の管理をしている場合は、配線変更情報を入力して管理情報も更新しておく。
【0035】
このような本実施形態による信号伝送線識別装置によれば、所望の光コードに繋がるジャンパ光コード7が接続された線路成端トレイ2に固有の配線情報をRF−IDタグ8に予め書き込んでおき、タグリーダ/ライタ15のキー15aまたはパソコンのキーから問い合わせ配線情報を入力することにより、所望の光コードに繋がるジャンパ光コード7が接続された線路成端トレイ2に設けられたRF−IDタグ8が発光する。また、所望の光コードに繋がるジャンパ光コード7に固有の配線情報をRF−IDタグ8に予め書き込んでおき、タグリーダ/ライタ15のキー15aまたはパソコンのキーから問い合わせ配線情報を随時入力することにより、配線変更する予定の光コードに繋がるジャンパ光コード7に取り付けられたRF−IDタグ8が発光する。従って、作業者は、発光しているRF−IDタグ8を探し出すことにより、多数のジャンパ光コード7の中から配線変更する光コードに繋がるジャンパ光コード7を容易に識別することが出来る。この結果、従来のように、配線情報一覧表等を参照して、都度確認しながら光コードを識別するという神経を使って手間のかかる作業をすることなく、所望の光コードを容易に識別することが可能になる。しかも、RF−IDタグ8が発光することによってその位置が明確に特定されるので、従来のように配線変更する光コードに接続されたジャンパ光コード7を見間違えることもない。
【0036】
また、本実施形態によれば、配線変更する光コードの配線情報が書き込まれたRF−IDタグ8が発光すると共に、タグリーダ/ライタ15がブザー音を発して所望の光コードが検出されたことをタグリーダ/ライタ15の操作者に報知する。従って、発光しているRF−IDタグ8を作業者が視認出来ないことがあっても、手元のタグリーダ/ライタ15の発音により報知されることによって、注意を払って周りを再確認することが出来る。この結果、配線変更する光コードを漏れなく識別することが出来る。
【0037】
また、本実施形態では、ジャンパ光コード7の束毎およびジャンパ光コード7の1本毎にRF−IDタグ8の発光が認識され、ジャンパ光コード7を所望の単位で認識することが出来る。このため、ジャンパ光コード7の束を線路成端トレイ2毎に最初に識別し、その後、その線路成端トレイ2の中から所望の1本のジャンパ光コード7を識別することが出来る。よって、膨大なジャンパ光コード7の中から所望の1本のジャンパ光コード7を効率よく探し出すことが出来る。
【0038】
また、本実施形態によれば、光配線盤1に新規に光コードを配線したときや配線変更を行った後、上述した一連の動作と同様に、タグリーダ/ライタ15に特定したい光コードの配線情報を入力して光配線盤1の近傍にかざし、RF−IDタグ8が発光するか否かを判別することによって、光コードが光配線盤1に正しく配線されているか否かを確認することも出来る。
【0039】
なお、本実施形態においては、各線路成端トレイ2毎にその近傍にRF−IDタグ8を設ける構成としたが、ジャンパ光コード7を所定数毎に束ね、その束に直接RF−IDタグ8を取り付ける構成としてもよい。ジャンパ光コード7の束へのRF−IDタグ8の取り付けは、束の周囲に粘着テープで巻き付けたり、束の周囲に両面粘着テープで貼ったり、束の周囲に面ファスナーで係合させたり、束を結束バンド10で縛ったり、大きなバネ体9で束を挟み込んだりすることにより、行える。
【0040】
このとき、束にするジャンパ光コード7の本数が多くて中の方のジャンパ光コード7一本毎に取り付けられたRF−IDタグ8に誘導電磁界が及びにくい場合は、タグリーダ/ライタ15のアンテナ16を束の中に挿入して埋もれたRF−IDタグ8までの距離を接近させればよい。この際、ジャンパ光コード7一本毎に取り付けられたRF−IDタグ8の発光が視認できなくても、RF−IDタグ8が発する光が、アンテナ16の透明な棒状体の先端もしくは側面から棒状体の内部を通って、または棒状体の先端から中空円筒状部を通って外部へ導出されるため、束の中で発光しているRF−IDタグ8を視認することが出来る。あるいは、アンテナ16の棒状体の端部に覗き窓17を設けた場合、この覗き窓17から棒状体の中空円筒状部を介して束の中で発光しているRF−IDタグ8を視認することが出来る。この場合、アンテナ16の棒状体の材質は、必ずしも光透過性でなくてもよい。
【0041】
また、本実施形態では、RF−IDタグ8を上記のように探し出す棒状体をアンテナ16に兼用しているため、部品点数を増やすことなく、装置の多機能化を図ることが出来る。
【0042】
また、本実施形態においては、RF−IDタグ8をジャンパ光コード7にバネ体9や結束バンド10等で取り付ける構成としたが、光コネクタプラグ6と一体に取り付けるようにしてもよい。
【0043】
図7(a)は、RF−IDタグ8が一体成型された光コネクタプラグ6の一例を示す一部断面図である。光コネクタプラグ6は光コネクタアダプタ5に結合されるハウジング6aを有しており、ジャンパ光コード7の端部の折れ曲がりを防止するためにハウジング6aとジャンパ光コード7との接続箇所にコネクタブーツ6bが設けられている。RF−IDタグ8は、このコネクタブーツ6bの一部に一体に成型されており、脱落を防止するために断面が凸型に成形されたものが用いられている。このように、予めRF−IDタグ8をコネクタブーツ6bに一体に成型すれば、上述したバネ体9や結束バンド10等の取付部品が削減されると共に、後からジャンパ光コード7等に取り付ける手間が省け、作業負担が軽減される。また、同図(b)に示すように、ハウジング6aの側面に一体に成型したり、同図(c)に示すように、ハウジング6aに埋め込んで一体に成型しても同様な効果が得られる。また、同図(d)に示すように、コネクタブーツ6bに予めはめ込み部分6cだけを成型し、後からRF−IDタグ8をこのはめ込み部分6cにはめ込むことによっても、容易に取り付けることが出来、バネ体9や結束バンド10等の取付部品を削減することが出来る。また、これらハウジング6aやコネクタブーツ6bの周囲に、RF−IDタグ8を粘着テープで巻き付けたり、両面粘着テープで貼り付けたり、面ファスナーで係合させたり、結束バンド10で締め付けたり、バネ体9によって挟み込んだりすることによっても、取り付けることが出来る。
【0044】
また、本実施形態においては、タグリーダ/ライタ15のアンテナ16をRF−IDタグ8を探し出す棒状体に埋設したが、光コネクタプラグ6を光コネクタアダプタ5に抜き差しする際に用いられるコネクタ挿抜治具に設けてもよい。
【0045】
図8は、コネクタ挿抜治具18の構成を示す斜視図である。コネクタ挿抜治具18は、先端に光コネクタプラグ6を挟み込むコネクタ狭持部18aが設けられた棒状の治具であり、グリップ18bにより把持されて用いられる。コネクタ挿抜治具18の先端近傍には、アンテナ19が設けられており、コード20を介してタグリーダ/ライタ15に接続されている。
【0046】
このコネクタ挿抜治具18を用いて所望の光コードを識別する場合、作業者は、アンテナ19が設けられたコネクタ挿抜治具18の先端を各RF−IDタグ8の近傍にかざす。そして、LED11が発光したRF−IDタグ8を識別することにより、そのRF−IDタグ8が取り付けられている所望の光コードを識別する。そして、そのままコネクタ挿抜治具18を用いて、識別した光コードの光コネクタプラグ6をコネクタ狭持部18aに挟んで光コネクタアダプタ5から抜き外す。引き続き配線変更を行う場合は、治具を持ち替えることなく、抜き外した光コネクタプラグ6をコネクタ狭持部18aに挟んだまま、変更先の光コネクタアダプタ5に差し込む。
【0047】
この作業においては、図7に示したように、RF−IDタグ8が光コネクタプラグ6に設けられている場合、コネクタ挿抜治具18の先端は光コネクタプラグ6にかざされ、所望の光コードに接続された光コネクタプラグ6にかざされたとき、コネクタ狭持部18aは挿抜の対象となる光コネクタプラグ6の近傍に位置すると共に、その光コネクタプラグ6に設けられたRF−IDタグ8のLED11は発光する。従って、LED11が発光している光コネクタプラグ6を速やかにかつ確実にコネクタ挿抜治具18のコネクタ狭持部18aに狭持することが出来、LED11が発光していない隣接する他の光コネクタプラグ6を誤って抜き差ししてしまうことを確実に防止できる。
【0048】
RF−IDタグ8をジャンパ光コード7等の光コネクタプラグ6以外の部位に取り付けた場合であっても、光コネクタプラグ6からRF−IDタグ8までの距離が所定範囲内であれば上記の場合と同様な効果が得られる。つまり、光コネクタプラグ6からRF−IDタグ8までの距離が、アンテナ19から出力される電磁波が及ぶ距離(本実施形態においては約100〔mm〕以内)であれば、コネクタ挿抜治具18のコネクタ狭持部18aに光コネクタプラグ6が狭持されるときにLED11は発光したままである。このため、RF−IDタグ8をジャンパ光コード7等の光コネクタプラグ6以外の部位に取り付けた場合であっても、光コネクタプラグ6からRF−IDタグ8までの距離が所定範囲内であれば、RF−IDタグ8が光コネクタプラグ6に設けられている上記の場合と同様に、隣接する他の挿抜対象外の光コネクタプラグ6を誤って抜き差ししてしまうことを確実に防止できる。
【0049】
また、本実施形態においては、RF−IDタグ8の空間伝送媒体方式として電磁誘導方式を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、静電気による誘導作用を利用した静電結合方式、または密に結合した電磁誘導作用を利用した電磁結合方式をRF−IDタグの空間伝送媒体方式に適用してもよい。あるいは、マイクロ波帯の電波を利用したマイクロ波方式、または赤外線などの光を利用した光方式等を適用してもよい。これら各方式をRF−IDタグの空間伝送媒体方式として適用した場合においても、上記実施形態と同様な作用・効果が奏される。
【0050】
また、本実施形態においては、RF−IDタグ8に対する各配線情報等の信号の送受信をタグリーダ/ライタ15により行う構成としたが、携帯型のパソコン等で直接RF−IDタグ8との間で各配線情報等の信号の送受信を行い、パソコンをタグリーダ/ライタ15として用いる構成としてもよい。このような構成にした場合、RF−IDタグに対する配線情報の読み書きに加え、配線情報の管理をも1台のパソコンで行えるため、合理的である。
【0051】
また、本実施形態においては、所望の光コードが識別されると、RF−IDタグ8が発光し、タグリーダ/ライタ15が発音する構成としたが、RF−IDタグ8に音源を設け、タグリーダ/ライタ15に光源を設けて、所望の光コードが識別されると、RF−IDタグ8が発音し、タグリーダ/ライタ15が発光する構成としてもよい。また、全てのRF−IDタグ8に電源を設けて、予め全てのRF−IDタグ8を発光または発音させておき、所望の光コードが識別されると対応するRF−IDタグ8が消光または消音する構成としてもよい。このような各構成においても、上記実施形態と同様な作用・効果が奏される。
【0052】
また、本実施形態においては、光配線盤1に配線された複数の光コードの中から特定の光コードを識別する場合について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、光ケーブルやメタル通信ケーブル等の信号伝送線を識別する場合にも適用することが出来、この場合においても上記実施形態と同様な作用・効果が奏される。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、所望の信号伝送線に固有の配線情報を認識タグの記憶部に予め書き込んでおき、タグ読み書き手段の情報入力部から問合せ配線情報を随時入力することにより、所望の信号伝送線に取り付けられた認識タグは発光または発音したり、発光または発音を停止する。このため、配線情報一覧表を参照して、都度確認しながら信号伝送線を識別するという、神経を使って手間のかかる従来の作業をすることなく、所望の信号伝送線を容易に識別することが可能になる。しかも、認識タグが発光したり発音したり等して所望の信号伝送線の位置を知らせるため、従来のように間違えることなく、所望の信号伝送線を確実に識別することが可能になる。また、タグ読み書き手段に光透過性の棒状体または中空円筒状の棒状体を備えているので、この棒状体を複数の信号伝送線の束の中に挿入して掻き分けることにより、認識タグが発する光は光透過性の棒状体の先端もしくは側面から棒状体内部を通って、または棒状体の先端から中空円筒状部を通って信号伝送線の束の外部へ導出される。このため、認識タグが複数の信号伝送線の束に埋もれていても、棒状体を信号電線の束の中に挿入することにより、所望の信号伝送線を探し出すことが出来る。
【0054】
また、固有配線情報と問合せ配線情報とが一致した場合に、タグ側通信部から一致信号を送信し、読み書き側通信部がこの一致信号を受信した場合に、タグ読み書き手段の光源または音源が動作する構成とした場合、認識タグが発光または発音したり等することにより、所望の信号伝送線の存在位置が知らされると共に、タグ読み書き手段が発光または発音をしたり等することにより、所望の信号伝送線が検出されたことがタグ読み書き手段の操作者に知らされる。このため、作業者が認識タグの発光や発音等を認識出来ないことがあっても、手元のタグ読み書き手段により報知されることによって、再度注意を払って発光や発音等している認識タグを探すことが出来るので、漏れなく容易に識別することが出来る。
【0055】
また、複数の信号伝送線が束ねられた束毎または信号伝送線の1本毎に認識タグを設ける構成とした場合、複数の信号伝送線の束毎または信号伝送線の1本毎に、認識タグの発光や発音等が認識され、従って、信号伝送線を所望の単位で認識することが出来る。このため、複数の信号伝送線の束をまず最初に識別し、その後、その束の中からさらに所望の1本の信号伝送線を識別することが出来る。よって、膨大な信号伝送線の中から所望の1本の信号伝送線を効率よく探し出すことが出来る。
【0057】
また、棒状体にアンテナを埋設した場合、棒状体が読み書き側通信部のアンテナに兼用される。このため、部品点数を増やすことなく、装置の多機能化を図ることが出来る。また、棒状体にアンテナを埋設した場合、認識タグが信号伝送線の束の中にあったり等してタグ読み書き手段が出力する信号が認識タグに及び難い状況でも、棒状体を信号伝送線の束等の中に挿入することにより、タグ読み書き手段が出力する信号は認識タグに及び易くなる。このため、様々な状況下でタグ読み書き手段と認識タグとの間の通信が行い易くなり、信号伝送線の識別を多様な形態で行うことが可能になる。
【0058】
また、コネクタを抜き差しするコネクタ挿抜治具にアンテナを設けた場合、コネクタ挿抜治具が読み書き側通信部のアンテナに兼用される。従って、コネクタ挿抜治具を用いて所望の信号伝送線につながるコネクタを識別し、そのままコネクタを抜き差しすることが出来る。また、認識タグがコネクタから所定範囲内に設けられている場合、コネクタの挿抜作業中、タグ読み書き手段が出力する信号が認識タグに及び、タグに設けられた光源または音源が作動中になるため、タグの光源または音源が作動していない隣接する他の挿抜対象外のコネクタを誤って抜き差ししてしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による信号伝送線識別装置が適用された光配線盤の正面図である。
【図2】図1に示す光配線盤の線路成端トレイを構成するアダプタモジュールの正面斜視図である。
【図3】図2に示すアダプタモジュールを上下一対に備えた線路成端トレイが密に配設された線路成端ユニットの一部を示す斜視図である。
【図4】(a)はRF−IDタグがバネ体によってジャンパ光コードに取り付けられている状態を示す図であり、(b)はRF−IDタグが結束バンドによってジャンパ光コードに取り付けられている状態を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態による信号伝送線識別装置の構成の概略を示す図である。
【図6】タグリーダ/ライタのアンテナを形成する棒状体の設置例を示す斜視図である。
【図7】(a),(b),(c)はRF−IDタグがコネクタブーツ,ハウジングに一体成型された取り付けの一例を示す一部断面図であり、(d)はRF−IDタグのコネクタブーツへのはめ込みによる取り付けの一例を示す一部断面図である。
【図8】タグリーダ/ライタのアンテナを形成するコネクタ挿抜治具の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…光配線盤
2…線路成端トレイ
3…線路成端ユニット
4…アダプタモジュール
5…光コネクタアダプタ
6…光コネクタプラグ
6a…ハウジング
6b…コネクタブーツ
6c…RF−IDタグのはめ込み部分
7…ジャンパ光コード
8…RF−IDタグ
9…バネ体
10…結束バンド
11…LED
12…CPU
13…EEROM
14…アンテナ部
15…タグリーダ/ライタ
15a…キー(情報入力部)
15b…透音孔
15c…ディスプレイ
16,19…アンテナ
18…コネクタ挿抜治具
Claims (10)
- 信号伝送線の配線情報を受信するタグ側通信部,このタグ側通信部によって受信された信号伝送線に固有の配線情報を記憶する記憶部,この記憶部に記憶された固有配線情報と前記タグ側通信部によって受信された問合せ配線情報とを照合する照合部,および前記固有配線情報と前記問合せ配線情報とが前記照合部での照合の結果一致した場合に動作が制御される光源または音源を備えた認識タグと、
前記固有配線情報および前記問合せ配線情報を前記タグ側通信部に送信する読み書き側通信部,この読み書き側通信部によって送信される前記各配線情報を入力する情報入力部,および光透過性の棒状体または中空円筒状の棒状体を備えたタグ読み書き手段と
からなる信号伝送線識別装置。 - 前記認識タグは、前記照合部での照合の結果前記固有配線情報と前記問合せ配線情報とが一致した場合に、前記タグ側通信部から一致信号を送信し、
前記タグ読み書き手段は、光源または音源を備え、前記読み書き側通信部が前記タグ側通信部から前記一致信号を受信した場合に、自身の前記光源または音源の動作を制御することを特徴とする請求項1に記載の信号伝送線識別装置。 - 前記認識タグは、複数の信号伝送線が束ねられた束毎または信号伝送線の1本毎に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の信号伝送線識別装置。
- 前記認識タグは、支持体の周囲に粘着テープに巻かれて、または、両面粘着テープによって支持体の周囲に貼られて、または、自身に貼られた面ファスナーと支持体に貼られた面ファスナーとが係合して、または、支持体の周囲に結束バンドによって締め付けられて、または、一体に取り付けられた対向する弾性体がその弾性力によって支持体を挟み込んで、支持体に取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の信号伝送線識別装置。
- 前記支持体は、前記認識タグが複数の信号伝送線の束毎に設けられる場合には、複数の信号伝送線の束、または配線盤に複数収容されてそれぞれ複数の信号伝送線が接続される線路成端トレイ、またはこの線路成端トレイ近傍の配線盤内の部材であり、前記認識タグが信号伝送線1本毎に設けられる場合には、1本の信号伝送線、または信号伝送線に接続されたコネクタ、またはこのコネクタと信号伝送線との接続箇所に設けられたコネクタ・ブーツであることを特徴とする請求項4に記載の信号伝送線識別装置。
- 前記認識タグは、信号伝送線に接続されたコネクタ、もしくはこのコネクタと信号伝送線との接続箇所に設けられたコネクタ・ブーツに埋設され、または、前記コネクタもしくは前記コネクタ・ブーツの成型時に一体成型されて、信号伝送線1本毎に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の信号伝送線識別装置。
- 前記読み書き側通信部は前記棒状体に埋設されたアンテナを有していることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の信号伝送線識別装置。
- 信号伝送線の配線情報を受信するタグ側通信部,このタグ側通信部によって受信された信号伝送線に固有の配線情報を記憶する記憶部,この記憶部に記憶された固有配線情報と前記タグ側通信部によって受信された問合せ配線情報とを照合する照合部,および前記固有配線情報と前記問合せ配線情報とが前記照合部での照合の結果一致した場合に動作が制御される光源または音源を備えた認識タグと、
前記固有配線情報および前記問合せ配線情報を前記タグ側通信部に送信する読み書き側通信部,およびこの読み書き側通信部によって送信される前記各配線情報を入力する情報入力部を備えたタグ読み書き手段とからなる信号伝送線識別装置であって、
前記認識タグは、複数の信号伝送線が束ねられた束毎または信号伝送線の1本毎に設けられており、
前記認識タグは、支持体の周囲に粘着テープに巻かれて、または、両面粘着テープによって支持体の周囲に貼られて、または、自身に貼られた面ファスナーと支持体に貼られた面ファスナーとが係合して、または、支持体の周囲に結束バンドによって締め付けられて 、または、一体に取り付けられた対向する弾性体がその弾性力によって支持体を挟み込んで、支持体に取り付けられており、
前記支持体は、前記認識タグが複数の信号伝送線の束毎に設けられる場合には、複数の信号伝送線の束、または配線盤に複数収容されてそれぞれ複数の信号伝送線が接続される線路成端トレイ、またはこの線路成端トレイ近傍の配線盤内の部材であり、前記認識タグが信号伝送線1本毎に設けられる場合には、1本の信号伝送線、または信号伝送線に接続されたコネクタ、またはこのコネクタと信号伝送線との接続箇所に設けられたコネクタ・ブーツであり、
前記コネクタは、このコネクタを挟むコネクタ狭持部を先端に備えた棒状のコネクタ挿抜治具によって抜き差しされ、
前記読み書き側通信部は、このコネクタ挿抜治具の先端近傍に設けられたアンテナを有していることを特徴とする信号伝送線識別装置。 - 信号伝送線の配線情報を受信するタグ側通信部,このタグ側通信部によって受信された信号伝送線に固有の配線情報を記憶する記憶部,この記憶部に記憶された固有配線情報と前記タグ側通信部によって受信された問合せ配線情報とを照合する照合部,および前記固有配線情報と前記問合せ配線情報とが前記照合部での照合の結果一致した場合に動作が制御される光源または音源を備えた認識タグと、
前記固有配線情報および前記問合せ配線情報を前記タグ側通信部に送信する読み書き側通信部,およびこの読み書き側通信部によって送信される前記各配線情報を入力する情報入力部を備えたタグ読み書き手段とからなる信号伝送線識別装置であって、
前記認識タグは、信号伝送線に接続されたコネクタ、もしくはこのコネクタと信号伝送線との接続箇所に設けられたコネクタ・ブーツに埋設され、または、前記コネクタもしくは前記コネクタ・ブーツの成型時に一体成型されて、信号伝送線1本毎に設けられており、
前記コネクタは、このコネクタを挟むコネクタ狭持部を先端に備えた棒状のコネクタ挿抜治具によって抜き差しされ、
前記読み書き側通信部は、このコネクタ挿抜治具の先端近傍に設けられたアンテナを有していることを特徴とする信号伝送線識別装置。 - 前記認識タグは、前記照合部での照合の結果前記固有配線情報と前記問合せ配線情報とが一致した場合に、前記タグ側通信部から一致信号を送信し、
前記タグ読み書き手段は、光源または音源を備え、前記読み書き側通信部が前記タグ側通信部から前記一致信号を受信した場合に、自身の前記光源または音源の動作を制御することを特徴とする請求項8または請求項9に記載の信号伝送線識別装置。
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