JP3986754B2 - 情報記録再生装置と情報記録再生方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、記録媒体に対する情報の記録及び再生を行うCD−RWドライブ等の情報記録再生装置とその情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報(データ)を1回だけ記録可能であり、記録後は一般の再生用CDと完全互換になり、CDプレーヤやCD−ROMドライブを接続したパソコンで再生することができる追記型ディスク(CD−Recordable Disk:CD−Rディスク)が知られている。
【0003】
また、ディスクの材質に依存する回数でデータの書き換えが可能であり、ドライブ設計に小変更(RF信号ゲイン切替えを追加)するだけで再生可能になり、さらにユニバーサルディスクフォーマット(Universal Disk Format:UDF)に基づくランダム書き換えが可能な再記録可能ディスク(CD−ReWritable Disk:CD−RWディスク)が注目されている。
【0004】
従来、上記のようなCD−RWディスクに対するデータの記録及び再生を行うCD−RWドライブ等の情報記録再生装置は、再記録可能ディスクに対する再生(リード)及び記録(ライト)の対象であるデータの処理がリード処理及びライト処理で完全に分離されていた。そのため、同一データに対して小変更を繰り返す場合、再記録可能ディスクに対して該当するデータの書き換えのライト・アクセスを発生していた。
【0005】
また、一旦ディスクにライトされたデータは明示的には情報記録再生装置内に保持されないので、以降の同一データの再生では再度データをディスクから再生する必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように従来の情報記録再生装置では、リード処理及びライト処理が完全に分離されており、特にライト・アクセスはリード・アクセスに対して構造的に遅いので、同一データに対して小変更を繰り返したときのランダム・アクセスの処理時間が遅くなるという問題があった。
【0007】
この発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、CDメディア等の記録媒体で構造的な課題であるランダム・アクセス時の速度(スピード)を向上させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、記録媒体に対する情報の記録及び再生を行う情報記録再生装置において、上記記録媒体から再生した情報及び上記記録媒体に記録する情報を保持する情報保持手段と、当該装置が休止状態になるまでは上記情報保持手段に保持された情報に対して書き換えを行うと共に再生要求に応じて読み出して出力し、当該装置が休止状態になったときに上記情報保持手段に保持された情報のうち上記記録媒体上の対応する情報と不一致の情報を単位時間当たりの変更頻度の最も低い順に上記記録媒体に書き戻す情報記録再生制御手段を設けたものである。
【0009】
また、上記のような情報記録再生装置において、上記情報記録再生制御手段に、上記情報保持手段に保持された情報を上記記録媒体に書き戻した後も上記情報保持手段に保持させる情報保持制御手段を設けるとよい。
【0010】
さらに、上記のような情報記録再生装置において、上記記録媒体から再生した情報及び上記記録媒体に記録する情報を上記情報保持手段において同一形式で保持するようにするとよい。
【0012】
さらに、上記のような情報記録再生装置において、上記情報保持手段が一杯になったとき、単位時間当たりの変更頻度の最も低い情報を上記記録媒体に書き戻して新規の情報を保持するための領域を空ける手段を設けるとよい。
【0013】
また、記録媒体に対する情報の記録及び再生を行う情報記録再生方法において、上記記録媒体から再生した情報及び上記記録媒体に記録する情報を保持し、当該装置が休止状態になるまでは上記保持された情報に対して書き換えを行うと共に再生要求に応じて読み出して出力し、当該装置が休止状態になったときに上記保持された情報のうち上記記録媒体上の対応する情報と不一致の情報を単位時間当たりの変更頻度の最も低い順に上記記録媒体に書き戻すとよい。
【0014】
さらに、上記のような情報記録再生方法において、上記保持された情報を上記記録媒体に書き戻した後も保持し続けるとよい。
【0015】
また、上記のような情報記録再生方法において、上記記録媒体から再生した情報及び上記記録媒体に記録する情報を保持するときに同一形式で保持するとよい。
【0017】
さらにまた、上記のような情報記録再生方法において、上記情報を保持する領域が一杯になったとき、単位時間当たりの変更頻度の最も低い情報を上記記録媒体に書き戻して新規の情報を保持するための領域を空けるとよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
上述したように、従来のCD−RWドライブでは、リード操作とライト操作はデータ・フローで完全に独立しており、リード操作ではバッファ上に残されたデータを使うことはあるものの、ライト操作と組み合わせて使うことはなかった。そのため、同一データに対して小変更を繰り返す場合に、データ要求があるたびにディスクに対するアクセスが発生し、ランダムアクセス時の処理速度が低下していた。
【0019】
また、CD−RWディスクのセクタ寿命は、そのセクタに対する最大ライト回数で規定されており、その最大ライト回数を越えたセクタは使用不能になるので、その使用不能セクタは交代処理によって他のセクタに代替していた。そのため、その分のディスクの記録容量が減少してしまっていた。
【0020】
そこで、最近ディスク価格の低下により、持ち運び可能な書き換え媒体としてフロッピ・ディスクの代替に注目されるCD−RWディスクを対象とするCD−RWドライブにおいて、CDメディアで構造的な課題であるランダム・アクセス時のスピードをリード/ライト・キャッシュ機能を応用して高速化を図るものである。
【0021】
図1は、この発明の一実施形態であるCD−RWドライブのこの発明に係わる主要部の構成を示すブロック図であり、通常のCD−RWドライブと共通する公知の部分についてはその説明を省略する。
【0022】
このCD−RWドライブは、CPU,ROM,RAM等からなるマイクロコンピュータによって実現される制御部1,CDデコーダ(CD−DEC)ブロック2,CDエンコーダ(CD−ENC)ブロック5,リード/ライトキャッシュバッファ(キャッシュバッファ)6,ホストインタフェイス(ホストI/F)7からなる。
【0023】
制御部1は、このCD−RWドライブの全体の制御を司り、記録媒体に対する情報の記録及び再生を行う処理と、この発明に係わる制御処理を実行する。
すなわち、当該装置が休止状態になるまでは上記情報保持手段に保持された情報に対して書き換えを行うと共に再生要求に応じて読み出して出力し、当該装置が休止状態になったときに上記情報保持手段に保持された情報のうち上記記録媒体上の対応する情報と不一致の情報を単位時間当たりの変更頻度の最も低い順に上記記録媒体に書き戻す情報記録再生制御手段の機能を果たす。
【0024】
また、上記情報保持手段に保持された情報を上記記録媒体に書き戻した後も上記情報保持手段に保持させる情報保持制御手段の機能も果たす。
さらに、上記記録媒体から再生した情報及び上記記録媒体に記録する情報を上記情報保持手段において同一形式で保持するようにする手段の機能も果たす。
【0026】
さらに、上記情報保持手段が一杯になったとき、単位時間当たりの変更頻度の最も低い情報を上記記録媒体に書き戻して新規の情報を保持するための領域を空ける手段の機能も果たす。
【0027】
したがって、上記制御部1は、記録媒体に対する情報の記録及び再生を行う情報記録再生処理と、この発明に係わる記録媒体から再生した情報及び記録媒体に記録する情報を保持し、当該装置が休止状態になるまでは上記保持された情報に対して書き換えを行うと共に再生要求に応じて読み出して出力し、当該装置が休止状態になったときに上記保持された情報のうち上記記録媒体上の対応する情報と不一致の情報を単位時間当たりの変更頻度の最も低い順に記録媒体に書き戻す制御処理を行う。
【0028】
さらに、上記保持された情報を記録媒体に書き戻した後も保持し続ける制御処理も行う。
また、記録媒体から再生した情報及び記録媒体に記録する情報を保持するときに同一形式で保持する制御処理も行う。
【0030】
さらにまた、上記情報を保持する領域が一杯になったとき、単位時間当たりの変更頻度の最も低い情報を記録媒体に書き戻して新規の情報を保持するための領域を空ける制御処理も行う。
【0031】
CDデコーダブロック2は、CD−DAデコーダ3とCD−ROMデコーダ4とからなり、CD−RWディスク等のディスク8から読み出したデータを復調する。CDエンコーダブロック5は、ディスク8に書き込むデータを変調する。
【0032】
キャッシュバッファ6は、CDデコーダブロック2で復調された再生データと、ホストコンピュータから送られた記録データを保持するメモリである。
すなわち、上記記録媒体から再生した情報及び上記記録媒体に記録する情報を保持する情報保持手段の機能を果たす。ホストI/F7は、ホストコンピュータとのデータのやり取りを制御する。
【0033】
この実施形態のCD−RWドライブは、図1に示したように構成することにより、ホストコンピュータからの指示に基づくリード処理及びライト処理時の対象データをキャッシュバッファ6上のデータにすることによって、ディスク8に対する直接のリード処理とライト処理を行わずにアクセス時間を素早くすることができる。
【0034】
また、一旦ライトされたデータもキャッシュバッファ6上にある限り、ホストコンピュータが要求したリードのデータとして使うことも可能であり、ライト処理もアルゴリズムによるライト・バックのタイミング調整で明示的に減らし、実質的なライト回数を減少することによって、このCD−RWドライブによってデータの読み書きがされるCD−RWディスクの寿命を延ばすことができる。
【0035】
次に、このCD−RWドライブの処理について詳しく説明する。
このCD−RWドライブは、図1に示したように、ホストI/F7とCDデコーダブロック2及びCDエンコーダブロック5との間にキャッシュバッファ6を設けている。
【0036】
まず、この発明の参考技術の処理を説明する。制御部1の制御処理により、ディスク8から読み出したデータ及びホストI/F7を介してホストコンピュータから受け取ったディスク8に記録するデータをキャッシュバッファ6に格納して保持した後は、所定の条件を満たすまではキャッシュバッファ6に対してリード処理及びライト処理を行う。
【0037】
上記所定の条件として、予め設定したアルゴリズムによって生成する所定のインターバルで行うとよい。例えば、予め設定した時間間隔毎にディスク8への書き戻し(ライト・バック)を行うと良い。
【0038】
この場合、制御部1は、内部タイマによって時間をカウントし、そのカウント値に基づく時刻によって、予め設定した時間が経過したときに、キャッシュバッファ6上のデータをディスク8に書き戻し、上記時間が経過するまではホストコンピュータからのライト要求に応じてキャッシュバッファ6上にデータを書き込む。
【0039】
さらに、ホストコンピュータからディスク8上のデータに変更が加えられた場合も、そのデータがキャッシュバッファ6上に保持されており、上記時間が経過するまではキャッシュバッファ6上で書き換える。
【0040】
また、制御部1は、キャッシュバッファ6上に記録されたデータはバッファ容量がある限りキャッシュバッファ6上に保持し、リードすべきデータがキャッシュバッファ6上にある場合は、ディスク8にリード・アクセスせずにキャッシュバッファ6上のデータを返す。さらに、ディスク8に書き戻したデータもバッファ容量がある限りキャッシュバッファ6上に保持することにより、ディスク8から一度再生したデータはその後は常に素早く読み出すことができる。
【0041】
次に、上記所定の条件として、予め設定したアルゴリズムによって生成する所定のインターバルとして、CD−RWドライブが休止状態になったときにディスク8への書き戻し(ライト・バック)を行うようにしても良い。
【0042】
この場合、制御部1は、CD−RWドライブの動作状態を監視し、休止状態になったことを検出したら、キャッシュバッファ6上のデータをディスク8に書き戻し、上記動作状態の間はホストコンピュータからのライト要求に応じてキャッシュバッファ6上にデータを書き込む。
【0043】
さらに、ホストコンピュータからディスク8上のデータに変更が加えられた場合も、そのデータがキャッシュバッファ6上に保持されており、ドライブが休止状態になるまではキャッシュバッファ6上で書き換える。
このようにして、CD−RWドライブが動作状態のときには、データのリード及びライトの動作を常に素早く行うことができる。
【0044】
図2は、このCD−RWドライブにおけるキャッシュバッファ6に対するリード処理及びライト処理のアクセス動作の一例を示す説明図である。
キャッシュバッファ6にデータを保持した後は、上述した所定の時間毎あるいはドライブの休止状態のときのように所定のインターバルでディスク8へのライト操作を実行することにより、所定のインターバル毎にディスク8上のデータとキャッシュバッファ6上のデータとの整合性をとることができる。
【0045】
また、所定のインターバル間ではホストコンピュータからのリード要求とライト要求が有ったとき、キャッシュバッファ6上から再生及びキャッシュバッファ6上で記録を実施するので、ランダムアクセス処理の速度を低下させずに済む。
【0046】
このように、実際にディスク8にデータを書き戻すタイミング(ライト・バック)をデータの変更時点ではなく、予め設定されたインターバル毎に行うことにより、ディスク8へのライトアクセス回数を少なくすることができ、データの再生や書き換えを頻繁に行うときの処理時間を短縮することができる。
【0047】
このCD−RWドライブでは、制御部1は、キャッシュバッファ6上のデータを、ディスク8における対応データとの一致あるいは不一致をパラメータとしてもつ同一形式の中間データとして扱い、ライト・アクセスによって中間データをディスク8上の対応するデータと一致させる処理を行う。
そして、中間データと対応するディスク8上のデータとの状態が不一致のときに、それを一致させるためのライト・バックを上記アルゴリズムで調整する。
【0048】
また、キャッシュバッファ6上のデータにはディスク8上での対応するデータと一致するか否かの属性を持たせるようにすれば、その属性を形式的に変換することによってリード及びライトのデータの保持形式を同一にすることができる(一致させることができる)。したがって、キャッシュバッファ6上でリード及びライトのデータを容易に混在させることができる。
【0049】
さらに、リード及びライトのデータの保持形式を同一にする場合の処理を説明する。
制御部1は、リード時に誤り訂正を施して信頼性を保証した後の2Kバイトのユーザデータをデータ単位とし、キャッシュバッファ6上のデータの保持形式を、上記データ単位の連続した一連のデータ列の先頭位置とディスク8上の絶対位置を示すアドレスとを同一にみなす情報単位にする。
このようにして、リード時にはリードアドレスから対応したキャッシュバッファ6上のユーザデータをホストコンピュータへ返し、ライト時にはそのユーザデータから次のリード時の誤り訂正のための付加する冗長符号を加えた記録データを生成することができる。
【0050】
次に、このCD−RWドライブに、構成上目的の異なる3種類のキャッシュバッファを設けるとコスト高につながるので、キャッシュバッファ6をCD−DECブロック2及びCD−ENCブロック5の作業バッファと共有化する。
【0051】
すなわち、CD−DECブロック2及びCD−ENCブロック5の入出力形式をキャッシュバッファ6の中間データの形式に合わせることによってキャッシュバッファを1つにする。
【0052】
このようにして、CD−DEC2とCD−ENC5における入出力バッファの形式もキャッシュバッファ6上の保持形式に一致させることにより、CD−DEC2とCD−ENC5に新たなバッファメモリを設ける必要が無くなり、部品点数を減らすことができ、CD−RWドライブの製造コストを低減することができる。
【0053】
次に、上記データの書き戻しのとき、キャッシュバッファ6とディスク8の対応するデータが不一致のもののみを書き戻すようにすると良い。
この場合、制御部1は、CD−RWドライブの動作状態を監視し、休止状態になったことを検出したら、キャッシュバッファ6上のデータの属性に基づいてディスク8上のデータを参照し、両者の属性が異なる場合にはディスク8の該当するデータに上書きして書き戻し、両者の属性が同じ場合には書き戻しを行わないようにする。
【0054】
また、上記動作状態の間はホストコンピュータからのライト要求に応じてキャッシュバッファ6上にデータを書き込む。さらに、ホストコンピュータからディスク8上のデータに変更が加えられた場合も、そのデータがキャッシュバッファ6上に保持されており、ドライブが休止状態になるまではキャッシュバッファ6上で書き換える。
このようにして、ディスクへのライト動作を必要な場合にのみ行うので、ディスクの寿命を延ばすことができる。
【0055】
こうして、実際にディスクにデータを書き戻すタイミング(ライト・バック)をデータの変更時点ではなく、予め設定したアルゴリズムによって生成する所定のインターバルを持つ要因に基づいて行うことにより、インターバル間の同一データに対する実質的なライト・アクセスを吸収し、同時にリード要求に対しては、キャッシュ・バッファ上に対象がある場合はこのデータを返すことで、実質的なリード・アクセスも吸収することができる。
また、単位時間当たりのライト・アクセスの発生回数を減少させることによってディスクの寿命を延ばすこともできる。
【0056】
次に、ランダム・アクセスによるディスクに対するアクセスは頻繁にアクセスする期間と全くアクセスしない期間があり、この点で間欠的である。したがって、CD−RWドライブに単位時間当たりのアクセス回数の上限を制限すると、上述の処理は難しくなる。
【0057】
そこで、制御部1によるライト・バックを実行するアルゴリズムを、CD−RWドライブの休止状態を検出したら強制的に開始し、キャッシュバッファ6が一杯(フル)になった場合のデータ追い出しを単位時間当たりの変更頻度の最も低いデータに対して施すことにするとよい。
【0058】
次に、この発明に係る処理を説明する。
制御部1は、ライト・バックを実行するアルゴリズムとして、CD−RWドライブの休止状態になった場合、単位時間当たりの変更頻度の最も低い順にすべての不一致データをディスク8にライト・バックする。
また、新規データのリードとライトに使われるキャッシュバッファ6がフルになった場合にそのデータを格納するための領域を空けるライト・バックには、単位時間当たりの変更頻度の最も低い領域を当てる。
【0059】
図3乃至図5は、このCD−RWドライブにおける処理を示すフローチャート図である。
図3に示すように、制御部1は、ステップ(図中「S」で示す)1でCD−RWドライブが休止状態になったか否かを判断し、休止状態になったらステップ2でキャッシュバッファ上に不一致データが有るか否かを判断する。
【0060】
ステップ2の判断で不一致データが無ければ最初の処理に戻り、不一致データが有れば、ステップ3でキャッシュバッファ上の単位時間当たりの変更頻度の最も低いデータ(領域)を選択し、ステップ4でそのデータ(領域)をディスクに書き戻すライト・バックのためのライト・アクセスを実行し、最初の処理に戻る。
【0061】
ステップ1の判断でCD−RWドライブが休止状態でなければ、図4のステップ5へ進んでホストコンピュータからのデータ要求が有るか否かを判断し、データ要求が無ければ、図3のステップ1へ戻り、データ要求が有れば、ステップ6でキャッシュバッファ上に該当するデータか有るか否かを判断し、該当するデータが有れば、ステップ7でキャッシュバッファ上のその同一データ(領域)を選択して、図5のステップ8へ進む。
【0062】
ステップ6の判断で該当するデータが無ければ、ステップ11でキャッシュバッファ上に空き領域が有るか否かを判断し、有ればステップ12でキャッシュバッファ上の空き領域を選択して、図5のステップ8へ進む。
【0063】
ステップ11の判断で空き領域が無ければ、ステップ14でキャッシュバッファ上の単位時間当たりの変更頻度の最も低いデータ(領域)を選択し、ステップ15でキャッシュバッファに空き領域を作るライト・バックのためのライト・アクセスを実行し、図5のステップ8へ進む。
【0064】
図5のステップ8ではホストコンピュータからのリード要求が有ったか否かを判断し、リード要求が有ったらステップ9でキャッシュバッファにリード・アクセスし、ステップ10でリード・データをホストコンピュータへ転送して、図3のステップ1へ戻り、リード要求ではなく、ライト要求ならばステップ13でキャッシュバッファにライトデータを転送して、図3のステップ1へ戻る。
【0065】
このようにして、ランダム・アクセスにおける間欠的なディスクのアクセスを時間的に均一化し、ライト・バックを実行するアルゴリズムとして、ドライブの休止状態になった場合は単位時間当たりの変更頻度の最も低い順にすべての不一致データをライト・バックすることによってCD−RWドライブの使用効率を向上させることができる。
【0066】
また、新規データのライトに使われるキャッシュ・バッファがフルになった場合にそのデータを格納するための領域を空けるライト・バックには、単位時間当たりの変更頻度の最も低い領域を当てることにより、ディスク8からのデータの再読み込みの回数を減らすことができ、ランダムアクセス時の処理速度を向上させることができる。
【0067】
この実施形態のCD−RWドライブは、インターバル間の同一データに対するディスクへのライト・アクセスが不要になり、平均的なデータ要求から応答までの処理時間を早めることができる。
【0068】
また、一旦ライトされたデータを再びリードする場合、キャッシュバッファに保持されていれば(キャッシュ・ヒット)、ディスクにアクセスすることなく高速にリードすべきデータを返すことができる。
【0069】
さらに、キャッシュバッファ上での保持形態を同一にすることにより、リードとライトのデータの混在が容易になる。
また、ランダム・アクセスにおける間欠的なディスクのアクセスを時間的に均一化することが可能になり、CD−RWドライブの使用効率が向上する。
【0070】
さらに、ライト・アクセスの発生回数を減少させることにより、減少の割合に反比例する傾向でCD−RWディスクの容量および寿命を延ばすことができる。さらにまた、作業バッファも兼ねたキャッシュバッファを使用することによって、バッファに要するコストを抑えることができる。
【0071】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明の情報記録再生装置及び情報記録再生方法によれば、CDメディア等の記録媒体で構造的な課題であるランダム・アクセス時の速度(スピード)を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態であるCD−RWドライブの主要な構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すCD−RWドライブにおけるリード操作及びライト操作時のキャッシュメモリへのアクセス動作を示す説明図である。
【図3】図1に示すCD−RWドライブにおける処理を示すフローチャート図である。
【図4】図3の続きの処理を示すフローチャート図である。
【図5】図3及び図4の続きの処理を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1:制御部 2:CDデコーダブロック
3:CD−DAデコーダ 4:CD−ROMデコーダ
5:CDエンコーダブロック 6:キャッシュバッファ
7:ホストI/F 8:ディスク
Claims (8)
- 記録媒体に対する情報の記録及び再生を行う情報記録再生装置において、
前記記録媒体から再生した情報及び前記記録媒体に記録する情報を保持する情報保持手段と、
当該装置が休止状態になるまでは前記情報保持手段に保持された情報に対して書き換えを行うと共に再生要求に応じて読み出して出力し、当該装置が休止状態になったときに前記情報保持手段に保持された情報のうち前記記録媒体上の対応する情報と不一致の情報を単位時間当たりの変更頻度の最も低い順に前記記録媒体に書き戻す情報記録再生制御手段を設けたことを特徴とする情報記録再生装置。 - 請求項1記載の情報記録再生装置において、
前記情報記録再生制御手段に、前記情報保持手段に保持された情報を前記記録媒体に書き戻した後も前記情報保持手段に保持させる情報保持制御手段を設けたことを特徴とする情報記録再生装置。 - 請求項1又は2記載の情報記録再生装置において、
前記記録媒体から再生した情報及び前記記録媒体に記録する情報を前記情報保持手段において同一形式で保持するようにしたことを特徴とする情報記録再生装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報記録再生装置において、
前記情報保持手段が一杯になったとき、単位時間当たりの変更頻度の最も低い情報を前記記録媒体に書き戻して新規の情報を保持するための領域を空ける手段を設けたことを特徴とする情報記録再生装置。 - 記録媒体に対する情報の記録及び再生を行う情報記録再生方法において、
前記記録媒体から再生した情報及び前記記録媒体に記録する情報を保持し、当該装置が休止状態になるまでは前記保持された情報に対して書き換えを行うと共に再生要求に応じて読み出して出力し、当該装置が休止状態になったときに前記保持された情報のうち前記記録媒体上の対応する情報と不一致の情報を単位時間当たりの変更頻度の最も低い順に前記記録媒体に書き戻すことを特徴とする情報記録再生方法。 - 請求項5記載の情報記録再生方法において、
前記保持された情報を前記記録媒体に書き戻した後も保持し続けることを特徴とする情報記録再生方法。 - 請求項5又は6記載の情報記録再生方法において、
前記記録媒体から再生した情報及び前記記録媒体に記録する情報を保持するときに同一形式で保持することを特徴とする情報記録再生方法。 - 請求項5乃至7のいずれか一項に記載の情報記録再生方法において、
前記情報を保持する領域が一杯になったとき、単位時間当たりの変更頻度の最も低い情報を前記記録媒体に書き戻して新規の情報を保持するための領域を空けることを特徴とする情報記録再生方法。
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