JP3988352B2 - ディスクカートリッジ及びドライブ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクカートリッジ及びドライブ装置に関するものであり、詳しくは、膜面入射方式のディスクカートリッジであって、ドライブ装置との適合性を位置決め穴によって直ちに判別し得るディスクカートリッジ、ならびに、当該ディスクカートリッジに情報を読書きするドライブ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
MO等のディスクカートリッジは、情報記録媒体としてのディスクをケースに収容して構成される。ディスクカートリッジは、ディスクの多様化に伴い、同一外形のケースに異なる種類のディスクを収容したものも多く、適合しないドライブ装置に挿入された場合は、不適切な記録再生条件によるアクセスによってディスク上のデータを破損する危険性がある。そこで、ドライブ装置に対する誤挿入を防止するための手段あるいは誤挿入された場合にディスクの相違を区別するための手段として、カートリッジのケースの一部には、ドライブ装置側のガイド機構などによって適合性を判別するための特定の形状部分がディスクの種類に応じて設けられる。
【0003】
図2は、従来のISO規格のディスクカートリッジの一部分を示す平面図であり、図2に示す様に、例えば、HSやZipなどのディスクカートリッジでは、側面下部に切り欠き(8)が設けられる。また、90mmの光磁気ディスクカートリッジでは、シャッター開閉面にノッチが設けられたり、ケースの角部に面取りが施される。
【0004】
また、昨今、ディスクカートリッジに適用される新たなディスクとしては、記録面側に光学ヘッドを位置させ、直接、記録層に光を照射して読書きする膜面入射方式が検討されている。膜面入射方式は、基板の厚さ誤差や、光学ヘッドに対するディスク基板面の傾き誤差による光スポットの収差がさほど増大しないため、光学ヘッドの対物レンズの開口数を大きく設計でき、光スポットを一層小さく出来る。その結果、記録容量を一層増大でき、読み書きの速度をより高速化し得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ディスクカートリッジにおいて、上記の様な新たなディスクを使用するには、ディスクやドライブ装置の破損防止のため、前述した様に、不適合なドライブ装置に対する挿入規制手段または不適合なドライブ装置における光学ヘッドのアクセス規制手段を新たに設ける必要がある。しかしながら、判別用の形状部分を新たに勘案し、専用のケースを設計するには、金型の製作などに多大な費用を必要とする。しかも、ドライブ装置の内部構造も新たに設計する必要がある。
【0006】
勿論、ドライブ装置に対するディスクカートリッジの適合性は、ディスクに直接アクセスし、記録情報の読出しの可否によって判別することも出来るが、仮に、膜面入射方式のドライブ装置に従来の基板面入射方式のディスクを誤って挿入した場合には、フォーカス制御の際のレンズの作動距離と焦点位置の相違のため、記録情報を読取る以前に、ディスクの基板面に光学ヘッドを衝突させる危険がある。
【0007】
本発明は、上記の実情に鑑みなされたものであり、その目的は、膜面入射方式のディスクカートリッジであって、ドライブ装置に対する適合性を直ちに判別し得る判別手段がケースに備えられ、かつ、当該判別手段が従来のケース形状を大幅に設計変更することなく簡単に構成できるディスクカートリッジ、ならびに、当該ディスクカートリッジに情報を読書きするドライブ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明のディスクカートリッジは、情報記録媒体としてのディスクをISO規格のISO/IEC10089に準拠したケースに収容して成り且つドライブ装置の位置決めピンを嵌合させる位置決め穴がケースに設けられたディスクカートリッジにおいて、前記ディスクが、膜面入射方式の光ディスクであり、かつ、前記位置決め穴は、ISO規格のISO/IEC10089に準拠した位置決めピンよりも大きな外径の膜面入射方式ドライブ装置の位置決めピン、または、ISO規格のISO/IEC10089に準拠した位置決めピンとは異なる位置に配置された膜面入射方式ドライブ装置の位置決めピンが嵌合する穴であることを特徴とする。
【0009】
すなわち、上記ディスクカートリッジにおいて、位置決め穴は、特定のISO規格に準じた位置決めピンとは異なる大きさ又は異なる位置に配置された膜面入射方式ドライブ装置の位置決めピンが嵌合する穴であるため、本発明のディスクカートリッジは、適合する膜面入射方式のドライブ装置に挿入した場合にのみディスクにアクセスすることが出来る。
【0010】
また、位置決め穴の判別機能を発現させるための上記ディスクカートリッジの好ましい態様においては、位置決め穴が、方形または略円形の穴であり、その短辺の長さ又は直径(L1)は、1mm以上で且つケースの一辺の長さの1/10以下であり、しかも、短辺の長さ又は直径(L1)は、ISO規格のISO/IEC10089に準拠したディスクカートリッジにおける位置決め穴の短辺の長さ又は直径(L2)に対し、0.5mm≦L1−L2≦4.0mmの関係を有している。
【0011】
更に、上記ディスクカートリッジの好ましい他の態様においては、位置決め穴が、方形または略円形の穴であり、その短辺の長さ又は直径(L1)は、1mm以上で且つケースの一辺の長さの1/10以下であり、しかも、位置決め穴の中心位置は、ISO規格のISO/IEC10089に準拠したディスクカートリッジにおける位置決め穴の中心位置に対し、0.5〜4.0mmずれていてもよい。
【0012】
また、本発明のドライブ装置は、上記の各態様のディスクカートリッジに対して情報を読書きするドライブ装置であって、ディスクカートリッジの位置決め穴に嵌合する位置決めピンを備え、かつ、当該位置決めピンが嵌合したディスクカートリッジに対してのみ光学ヘッドをアクセスする様になされていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係るディスクカートリッジの実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係るディスクカートリッジの主な構成を示す平面図である。図1に示す様に、本発明のディスクカートリッジは、外観は従来の可搬式のカートリッジと略同様であり、情報記録媒体としてのディスク(2)を扁平な箱状のケース(1)に収容して構成される。
【0014】
ケース(1)は、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレン樹脂などの射出成形によって各一体成形された上側ケース部材と下側ケース部材を組み合わせて構成される。ケース(1)には、情報の読書きのためにディスク(2)を露出させるアクセス窓(3)が設けられ、アクセス窓(3)は、ばねによって常時閉じる方向に付勢されたシャッター(4)によって封止される。シャッター(4)は、ドライブ装置(情報記録再生装置)のガイド機構などによって挿入時に開放される様になされている。
【0015】
本発明において、ディスク(2)としては、膜面入射方式の光情報記録媒体(光ディスク)が使用される。膜面入射方式のディスク(2)は、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ノルボルネン系樹脂、ポリメチルメタクリレート系樹脂などの樹脂基板の一面側または両面側に記録層を形成して成り、かつ、レンズ・コイル一体型の光学ヘッドを記録面側に位置させ、記録層側から直接光を照射して読書きする方式のディスクである。
【0016】
ディスク(2)の外径は、所謂5インチ、3.5インチ等の従来の規格に基づいて設定される。すなわち、ディスク(2)は、ISO規格に準じた130mmディスク(ISO規格;ISO/IEC10089)、90mmディスク(ISO/IEC10090)等とされる。また、ディスク(2)の中心部には、従来の基板面入射方式のディスクと同様に、ドライブ装置においてチャッキングするためのハブ(5)が設けられる。
【0017】
本発明のディスクカートリッジにおいて、ケース(1)には、従来のディスクカートリッジと同様に、ドライブ装置へ挿入した際にドライブ装置の位置決めピンを嵌合させる位置決め穴(6)が設けられる。位置決め穴(6)は、ドライブ装置に挿入した際にドライブ装置内のチャック機構などに対して相対的な位置関係を保持するために設けられる。位置決め穴(6)は、1箇所でもよいが、位置決め精度を高めるため、従来のディスクカートリッジと同様に、ロケーションホール(6a)とアライメントホール(6b)の一対の位置決め穴が各々設けられる。両面記録型の場合は、これらロケーションホール(6a)とアライメントホール(6b)がケース(1)の0面側および1面側に各々設けられる。
【0018】
位置決め穴(6)は、ディスクカートリッジを正確に位置決めするため、対応するドライブ装置の位置決めピンが正確に嵌合する大きさに形成される。そして、本発明の特徴は、上記の位置決め穴(6)を利用し、ドライブ装置との適合性を判別する様になされている点にある。すなわち、本発明のディスクカートリッジにおいて、位置決め穴(6)には、ドライブ装置の位置決めピンとの嵌合関係によってドライブ装置にディスク(2)の適合性を判別させる機能が備えられている。
【0019】
具体的には、上記の判別機能を備えた位置決め穴(6)としては、基板面入射方式などの従来のドライブ装置に設けられたISO規格の位置決めピンよりも大きな外径の位置決めピンに嵌合する位置決め穴、ならびに、従来のドライブ装置に設けられたISO規格の位置決めピンと異なる位置に配置された位置決めピンに嵌合する位置決め穴の2つの態様が挙げられる。
【0020】
図1及び図2を参照して説明すると、第1の態様においては、位置決め穴(6)が、方形または略円形の穴であり、その短辺の長さ又は直径(L1)は、1mm以上で且つケース(1)の一辺(短手方向の一辺)の長さの1/10以下であり、しかも、短辺の長さ又は直径(L1)は、ディスクの種類の異なる他のディスクカートリッジにおける位置決め穴(9)の短辺の長さ又は直径(L2)に対し、0.5mm≦L1−L2≦4.0mmの関係を有している。
【0021】
すなわち、基準穴であるロケーションホール(6a)は、例えば、正方形の穴として形成され、その一辺の長さ(L1)は、1mm以上で且つケース(1)の一辺の長さの1/10以下に形成され、しかも、従来のロケーションホール(9a)の一辺の長さ(L2)との関係において、0.5mm≦L1−L2≦4.0mmとなる様に形成される。また、アライメントホール(6b)の短辺は、ロケーションホール(6a)の上記の一辺と同等の長さ(L1)に設定される。
【0022】
例えば、ISO規格の130mmディスクに準じた本発明のディスクカートリッジにおいて、ロケーションホール(6a)の一辺およびアライメントホール(6b)の短辺の長さ(L1)は、従来のディスクカートリッジの位置決め穴(9)の一辺の長さ(L2)が4mmであるのに対して4.5mm以上で且つ8mm以下とされるのが好ましく、例えば5mmに拡大される。また、ロケーションホール(6a)又はアライメントホール(6b)の一方だけが拡大されてもよい。
【0023】
位置決め穴(6)の大きさを上記の様に設定する理由は次の通りである。すなわち、位置決め穴(6)の短辺の長さ又は直径(L1)が1mm以下の場合は、樹脂成形において所要の寸法精度を確保するのが困難であり、また、ケース(1)の一辺の長さの1/10以上の場合は、ケース(1)表面に占める位置決め穴(6)の開口面積が大きくなり過ぎる。更に、このような樹脂成形において許容される寸法公差が±0.1mm程度であること、ならびに、製造上のばらつき及びドライブ装置側の位置決めピンの配置精度を考慮すると、従来の規格と確実に区別可能な寸法差は0.5mm以上にするのが好ましく、また、寸法差を4.0mmよりも大きくすると上記と同様に開口面積が大きくなり過ぎる。
【0024】
ケース(1)は、前述の様に射出成形によって作製され、その際に使用される金型は、各形状部分に相当する幾つかの「入れ子」と称する金型部品を金型本体に組付けて構成される。従って、本発明のディスクカートリッジにおいて、従来の寸法よりも大きな上記の様な位置決め穴(6)は、ロケーションホール(6a)及びアライメントホール(6b)に該当する金型部品を入れ替えるだけで容易に形成できる。
【0025】
また、図1及び図2を参照して説明すると、第2の態様においては、位置決め穴(6)が、方形または略円形の穴であり、その短辺の長さ又は直径(L1)は、1mm以上で且つケース(1)の一辺(短手方向の一辺)の長さの1/10以下であり、しかも、位置決め穴(6)の中心位置は、ディスクの種類の異なる他のディスクカートリッジにおける位置決め穴(9)の中心位置に対し、0.5〜4.0mmずれている。
【0026】
すなわち、基準穴であるロケーションホール(6a)は、例えば、第1の態様と同様の正方形の穴として形成され、かつ、上記と同様の理由から、ロケーションホール(6a)の一辺およびアライメントホール(6b)の短辺の長さ(L1)を1mm以上で且つケース(1)の一辺の長さの1/10以下に設定される。しかも、従来のディスクカートリッジに比べ、ロケーションホール(6a)とアライメントホール(6b)は、各々0.5〜4.0mmずれた位置に形成される。
【0027】
例えば、ISO規格の130mmディスクに準じた本発明のディスクカートリッジにおいて、ロケーションホール(6a)とアライメントホール(6b)の中心間距離(M1)は、従来のディスクカートリッジのロケーションホール(9a)とアライメントホール(9b)の中心間距離(M2)が122mmであるのに対して114mm以上で且つ121.5mm以下とされるのが好ましく、例えば120mmに縮小される。換言すれば、ロケーションホール(6a)とアライメントホール(6b)は、1mmづつ中心寄りに形成される。
【0028】
位置決め穴(6)は、勿論、従来の規格の位置決め穴(9)に対し、ロケーションホール(6a)又はアライメントホール(6b)の一方だけがずれた状態に形成されてもよく、また、ケース(1)表面において上下あるいは左右の何れの方向にずれていてもよい。位置決め穴(6)の位置を上記の様に設定する理由は、前述したのと同様に、樹脂成形において許容される寸法公差、製造上のばらつき及びドライブ装置側の位置決めピンの配置精度に起因する。
【0029】
そして、前述の態様と同様に、本発明のディスクカートリッジにおいて、従来の位置と異なる位置の上記の様な位置決め穴(6)は、ロケーションホール(6a)及びアライメントホール(6b)に該当する金型部品の取付位置を変更するだけで容易に形成できる。なお、本発明のディスクカートリッジにおいて、位置決め穴(6)は、上記の第1の態様と第2の態様を組み合わせた形態であってもよい。
【0030】
一方、本発明のドライブ装置は、上記の各態様の膜面入射方式のディスクカートリッジに対して情報を読書きするドライブ装置であり、ディスクカートリッジの位置決め穴(6)に嵌合する位置決めピンを備え、かつ、当該位置決めピンが嵌合したディスクカートリッジに対してのみ光学ヘッドをアクセスする様になされている。上記のドライブ装置は、前述の様に記録面側に位置し且つ記録層側に直接光を照射するレンズ・コイル一体型の光学ヘッド、および、所要のファームウェアを備えている点を除き、ディスクカートリッジを装填・排出するためのガイド機構、チャック機構、回転機構などは従来の情報記録再生装置と同様に構成される。
【0031】
上記のドライブ装置において、位置決めピンは、ディスクカートリッジの位置決め穴(6)に正確に嵌合し得る形状であれば、適宜の断面形状に形成できるが、通常は円形断面に形成される。そして、例えば、ISO規格の130mmディスクに準じた膜面入射方式のディスクカートリッジであって、位置決め穴(6)が上記の様に従来の規格よりも大きく形成されたディスクカートリッジに情報を読書きするドライブ装置においては、従来の位置決めピンの直径が4mmであるのに対して5mmに拡大される。
【0032】
また、同様に、ISO規格に準じた膜面入射方式のディスクカートリッジであって、位置決め穴(6)の中心間距離(M1)が短く、ロケーションホール(6a)とアライメントホール(6b)が上記の様に従来の規格よりも中心寄りに形成されたディスクカートリッジに情報を読書きするドライブ装置においては、従来の位置決めピンの中心間距離が122mmであるのに対して120mmに縮小される。位置決めピンは、通常、独立部品としてドライブ装置内に取り付けられるため、上記の様な位置決めピンの直径の変更や配置の変更は極めて容易である。
【0033】
本発明のディスクカートリッジ及びドライブ装置においては、位置決め穴(6)の判別機能により次の様な効果が奏せられる。すなわち、本発明のディスクカートリッジは、仮に、基板面入射方式のドライブ装置に誤って挿入された場合、ISO規格の位置決めピンよりも大きな外径の位置決めピンに嵌合する大きな位置決め穴(6)を備えており、正確に位置決めできないため、チャッキング出来ないか、あるいは、たとえチャッキング出来たとしてもディスク(2)上の情報を読取ることが出来ない。従って、不良ディスクの扱いに準じて排出させることが出来る。また、基板面入射方式のドライブ装置においては、ディスクに対するアクセス時の光学ヘッドの距離が比較的離れているため、ディスク(2)に光学ヘッドを接触させる危険はない。
【0034】
他方、膜面入射方式の本発明のドライブ装置においては、位置決めピンの直径を上記の様に拡大され、あるいは、位置決めピンの中心間距離を上記の様に縮小されている。従って、仮に、基板面入射方式の従来のディスクカートリッジが誤って上記の膜面入射方式のドライブ装置に挿入された場合でも、位置決め穴(9)に位置決めピンが勘合しないために規定位置に装着できない。そして、ディスクカートリッジが装着できない場合には、ディスク装着検出器(ディスクの有無を検出するセンサー)によって装着不良を検出できるため、ドライブ装置から排出するか又は光学ヘッドのアクセスを規制することが出来る。
【0035】
すなわち、本発明のディスクカートリッジにおいて、特定の機能を備えた位置決め穴(6)は、ドライブ装置に挿入された際、位置決めピンが嵌合するか否かによってディスク(2)の適合性をドライブ装置に判別させるため、本発明のディスクカートリッジは、適合する膜面入射方式のドライブ装置に挿入した場合にのみディスク(2)にアクセスすることが出来る。換言すれば、本発明のディスクカートリッジは、位置決め穴(6)によってドライブ装置に対する適合性を直ちに判別でき、しかも、従来のケース(1)形状を大幅に設計変更することなく、判別手段としての位置決め穴(6)を簡単に構成できる。
【0036】
そして、本発明のドライブ装置は、上記の特定の位置決め穴(6)に嵌合する位置決めピンを備えており、当該位置決めピンが嵌合したディスクカートリッジに対してのみ光学ヘッドをアクセスする。換言すれば、適合する膜面入射方式のディスクカートリッジに対してのみ光学ヘッドを近接させ、基板面入射方式の書き換え型光ディスクやWORM型光ディスク等の種類の異なるディスクカートリッジに対しては光学ヘッドを作動させることがないため、ディスクと光学ヘッドの衝突を確実に防止できる。しかも、本発明のドライブ装置は、位置決めピンの仕様を変更するだけで構成でき、従前の装置からの設計変更が極めて容易である。
【0037】
【発明の効果】
本発明のディスクカートリッジによれば、特定の機能を備えた位置決め穴によってドライブ装置に対する適合性を直ちに判別でき、しかも、従来のケース形状を大幅に設計変更することなく、判別手段としての位置決め穴を簡単に構成できる。また、本発明のドライブ装置によれば、上記の特定の位置決め穴に嵌合する位置決めピンを備えており、ディスクの種類の異なるディスクカートリッジに対して光学ヘッドを作動させることがないため、ディスクと光学ヘッドの衝突を確実に防止でき、しかも、位置決めピンの仕様を変更するだけで構成でき、従前の装置からの設計変更が極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカートリッジの主な構成を示す平面図
【図2】従来のISO規格のディスクカートリッジの一部分を示す平面図
【符号の説明】
1 :ケース
2 :ディスク
6 :位置決め穴
6a:ロケーションホール
6b:アライメントホール
9 :位置決め穴
9a:ロケーションホール
9b:アライメントホール
L1:位置決め穴の短辺の長さ又は直径
L2:位置決め穴の短辺の長さ又は直径
M1:位置決め穴の中心間距離
M2:位置決め穴の中心間距離
Claims (6)
- 情報記録媒体としてのディスク(2)をISO規格のISO/IEC10089に準拠したケース(1)に収容して成り且つドライブ装置の位置決めピンを嵌合させる位置決め穴(6)がケース(1)に設けられたディスクカートリッジにおいて、ディスク(2)が、膜面入射方式の光ディスクであり、かつ、位置決め穴(6)は、ISO規格のISO/IEC10089に準拠した位置決めピンよりも大きな外径の膜面入射方式ドライブ装置の位置決めピン、または、ISO規格のISO/IEC10089に準拠した位置決めピンとは異なる位置に配置された膜面入射方式ドライブ装置の位置決めピンが嵌合する穴であることを特徴とするディスクカートリッジ。
- 位置決め穴(6)が、方形または略円形の穴であり、その短辺の長さ又は直径(L1)は、1mm以上で且つケース(1)の一辺の長さの1/10以下であり、しかも、短辺の長さ又は直径(L1)は、ISO規格のISO/IEC10089に準拠したディスクカートリッジにおける位置決め穴(9)の短辺の長さ又は直径(L2)に対し、0.5mm≦L1−L2≦4.0mmの関係を有している請求項1に記載のディスクカートリッジ。
- 位置決め穴(6)が、方形または略円形の穴であり、その短辺の長さ又は直径(L1)は、1mm以上で且つケース(1)の一辺の長さの1/10以下であり、しかも、位置決め穴(6)の中心位置は、ISO規格のISO/IEC10089に準拠したディスクカートリッジにおける位置決め穴(9)の中心位置に対し、0.5〜4.0mmずれている請求項1に記載のディスクカートリッジ。
- ディスク(2)の直径が約130mmであり、位置決め穴(6)が方形の穴であり、そして、位置決め穴(6)の短辺の長さ(L1)が4.5mm以上で且つ8.0mm以下である請求項1〜3の何れかに記載のディスクカートリッジ。
- ディスク(2)の直径が約130mmであり、2つの位置決め穴(6a)及び(6b)の中心間距離(M1)が114mm以上且つ121.5mm以下である請求項1〜4の何れかに記載のディスクカートリッジ。
- 請求項1〜5の何れかに記載のディスクカートリッジに対して情報を読書きするドライブ装置であって、ディスクカートリッジの位置決め穴(6)に嵌合する位置決めピンを備え、かつ、当該位置決めピンが嵌合したディスクカートリッジに対してのみ光学ヘッドをアクセスする様になされていることを特徴とするドライブ装置。
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