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JP3988604B2 - 図形表示制御装置及びプログラム - Google Patents
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JP3988604B2 - 図形表示制御装置及びプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、図形表示制御装置びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、幾何図形を描画する描画機能を備えた装置が知られている。例えば、方程式計算、行列演算、複素数演算等の計算機能や、財務計算機能、統計機能等の豊富な機能を備えた関数電卓において、上述した描画機能を備えた関数電卓(以下、「関数電卓」という。)が知られている。
【0003】
また、上述したような関数電卓において、表示させたいグラフの概形を入力ペン等で手書き入力するとともに、当該グラフ上の座標を入力することにより、関数式を特定させて、当該関数式に基づく正確なグラフを表示させる機能を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−282476号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一方、パーソナルコンピュータにおいては、所定のOS上で、コピーアンドペースト操作により、異なるアプリケーション間で、例えば、文字列やビットマップ等のデータの移動操作や複製操作が可能なものが知られている。例えば、文字データを扱うワープロソフトとビットマップ等のイメージデータを扱うペイントソフトの画面を表示させておき、ペイントソフトの画面上で選択したイメージデータをワープロ画面上へコピーアンドペースト操作することにより、当該イメージデータをワープロ画面上に貼り付けることができる。本明細書において、移動操作とは、いわゆるコピーアンドペーストの複写と、いわゆるドラッグアンドドロップの移動との両方の操作を指すこととする。
【0006】
しかしながら、上述した関数電卓等における移動操作は、コピーアンドペースト操作やドラッグアンドドロップ操作等による表示データを単に移動させるものであった。本発明は、表示されたグラフに対して所定の操作が行われた際に、対応する幾何変換式を表示できる図形表示制御装置を実現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項に記載の図形表示制御装置は、
幾何変換式を表示する変換式表示部(例えば、図7に示す行列ウィンドウMW11)と、
所定座標系上にグラフを表示するグラフ表示部(例えば、図7に示すグラフウィンドウGW11)と、
このグラフ表示部に表示されたグラフに対して、所定の幾何変換操作がなされた場合に、当該幾何変換操作に応じて当該グラフを再表示するグラフ再表示制御手段(例えば、図2に示すCPU10;図6に示すステップB12,B14)と、
前記幾何変換操作がなされた場合に、当該幾何変換操作に対応する幾何変換式を前記変換式表示部に表示制御する変換式表示制御手段(例えば、図2に示すCPU10;図6に示すステップB16,B18)と、
を備えることを特徴としている。
【0011】
また、請求項に記載のプログラムは、
幾何変換式を表示する変換式表示部と、所定座標系上にグラフを表示するグラフ表示部とを備えるコンピュータに、
前記グラフ表示部に表示されたグラフに対して、所定の幾何変換操作がなされた場合に、当該幾何変換操作に応じて当該グラフを再表示するグラフ再表示制御機能と、
前記幾何変換操作がなされた場合に、当該幾何変換操作に対応する幾何変換式を前記変換式表示部に表示制御する変換式表示制御機能と、
を実現させることを特徴としている。
【0012】
この請求項又はに記載の発明によれば、所定座標系上にグラフを表示するグラフ表示部に表示されたグラフに対して行われた所定の幾何変換操作に基づいて、対応する幾何変換式を自動的に算出することができる。そして、当該算出処理結果に基づいて、変換式表示部の表示を自動的に更新させることができる。
【0013】
請求項に記載の発明は、
第1のグラフと第2のグラフとを所定座標系上に表示制御する図形表示制御装置において、
幾何変換式を表示する変換式表示部(例えば、図10に示す行列ウィンドウMW12)と、
所定の選択操作によって前記第1のグラフと前記第2のグラフとが選択された場合に、第1のグラフから第2のグラフへ幾何変換するための幾何変換式を算出して前記変換式表示部に表示制御する変換式表示制御手段(例えば、図2に示すCPU10;図9に示すステップC12〜16)と、
を備えることを特徴としている。
【0014】
また、請求項に記載の発明プログラムは、
幾何変換式を表示する変換式表示部を備え、第1のグラフと第2のグラフとを所定座標系上に表示制御するコンピュータに、
所定の選択操作によって前記第1のグラフと前記第2のグラフとが選択された場合に、第1のグラフから第2のグラフへ幾何変換するための幾何変換式を算出して前記変換式表示部に表示制御する変換式表示制御機能を実現させることを特徴としている。
【0015】
この請求項又はに記載の発明によれば、所定座標系上にグラフを表示するグラフ表示部において第1グラフと第2グラフとを選択することにより、第1グラフを第2グラフに幾何変換するための幾何変換式を自動的に算出することができる。そして、当該算出処理結果に基づいて、変換式表示部の表示を自動的に更新させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図22を参照して、本発明に係る図形表示制御装置を関数電卓に適用した場合の実施の形態について詳細に説明する。
【0022】
図1に、本発明を適用した関数電卓1の概観図の一例を示す。同図に示すように、関数電卓1は、ディスプレイ3、各種キー群5、入力ペン7を備えて構成されている。各種キー群5を構成するキーにはそれぞれ固有の機能が割り当てられており、ユーザは、これらのキーを押下して関数電卓1を操作する。さらに、ディスプレイ3には後述するタブレット(タッチパネル)30が一体的に構成されており、ユーザは、入力ペン7を使用したディスプレイ3上のタッチ操作により入力することも可能である。
【0023】
〔第1の実施の形態〕
先ず、本発明を適用した関数電卓の第1の実施の形態について説明する。尚、以下においては、本発明を、グラフ描画機能を実現するためのグラフ描画アプリケーションプログラム(以下、「グラフアプリケーション」という。)及び計算機能を実現するための計算アプリケーションプログラム(以下、「計算アプリケーション」という。)を搭載した関数電卓に適用した場合を例にとって説明する。
【0024】
ユーザは、グラフアプリケーションの画面(以下、「グラフウィンドウ」という。)において、例えば、表示させるグラフの関数式を指定すると、関数式に基づいたグラフオブジェクトをグラフウィンドウ上に表示させることができる。オブジェクトとは、描画(表示)されたグラフの単位のことである。例えば、直線が描画されている場合には、その描画されている線図(円)のことを直線オブジェクトという。グラフウィンドウに表示されるグラフオブジェクトは、入力ペン等により選択して、移動操作、回転操作等により表示位置を変更させることができる。
【0025】
また、ユーザは、計算アプリケーションの画面(以下、「計算ウィンドウ」という。)において、方程式計算、行列演算、複素数演算等の各種計算処理や、統計計算等を行わせることができる。特に、計算ウィンドウで行列演算モードの選択操作を入力すると、関数電卓1の動作モードが行列演算モードに設定され、行列演算処理を行う画面(以下、「行列ウィンドウ」という。)が表示され、この行列ウィンドウにおいて、行列式や演算処理の実行指示等を入力することにより、指定した行列式に基づく行列演算処理を行わせることができる。
【0026】
図2は、関数電卓1の機能構成例を示す図である。同図に示すように、関数電卓1は、CPU10、入力部20、タブレット30、位置検出回路40、通信部60、表示部50、ROM70、RAM80の各機能部を備えて構成される。
【0027】
CPU10は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送等を行い、関数電卓1を統括的に制御する。具体的には、CPU10は、入力部20又はタブレット30から入力される操作信号に応じてROM70に格納されたプログラムを読み出し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、処理結果をRAM80に保存するとともに、当該処理結果を表示するための表示信号を適宜表示部50に出力して、対応した表示情報を表示させる。
【0028】
入力部20は、数値や数式等の入力、機能選択等に必要なキー群を備えた入力装置であり、押下されたキーの押下信号等をCPU10に出力する。この入力部20におけるキー入力により、特に、幾何アプリケーション又は数式アプリケーションの起動指示、図形描画処理の実行、数式の入力、演算処理等の実行、処理の終了やモードの解除、各種ポインタやメニュー画面におけるカーソル等の移動、又は各種選択操作や当該選択操作の確定指示等の入力手段を実現する。尚、この入力部20は、図1に示すキー群5に相当するものである。
【0029】
また、関数電卓1は、入力装置として、タッチパネルであるタブレット30を備える。このタブレット30は、表示部50における位置を指示する入力ペン(図1に示す、入力ペン7に相当)等の装置と、指示された表示部50の位置を感知する装置とが組み合わされた入力装置であり、タブレット30に接続される位置検出回路40は、タブレット30により指示された位置座標を検出する。このタブレット30を使用すれば、表示部50における位置を細かく指定することができ、タブレット30を使用した表示部50のタッチ操作により、上述した入力部20における入力手段を実現することができる。
【0030】
特に、このタブレット30を使用したドラッグアンドドロップ操作により、行列ウィンドウに表示される行列式をグラフウィンドウ上に移動させることができる。ここで、表示部50に入力ペンを当接させるとともに、当該表示部50に当接させた入力ペンを表示部50上で摺動させる操作のことをドラッグ、入力ペンを表示部50から離す操作をドロップといい、この一連の操作をドラッグアンドドロップという。
【0031】
表示部50は、CPU10から入力される表示信号に基づいて表示部50を制御して各種画面を表示させるものであり、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される。尚、この表示部50は、図1に示すディスプレイ3に相当するものであり、タブレット30と一体的に形成されている。
【0032】
通信部60は、ネットワークN1を介して接続される他の装置(例えば、サーバ90)と所定の情報を送受するための通信装置で構成される。CPU10は、この通信部60及びネットワークN1を介し、外部機器との通信を行うための制御を行う。
【0033】
具体的には、例えば、通信部60及びネットワークN1を介してサーバ90から受信したプログラムやデータ等をROM70やRAM80に格納するように構成することにより、ユーザは、サーバ90内に蓄積されるプログラムやデータ等を利用することができる。
【0034】
ROM70には、各種初期設定、ハードウェアの検査、又は必要なプログラムのロード等を行うための初期プログラムが格納される。CPU10は、関数電卓1の電源投入時においてこの初期プログラムを実行することにより、関数電卓1の動作環境を設定する。
【0035】
また、ROM70には、幾何アプリケーションプログラムや、計算アプリケーションプログラム等のアプリケーションプログラム、メニュー表示処理、各種設定処理等の関数電卓1の動作に係る各種処理プログラム、関数電卓1の備える種々の機能を実現するためのプログラム等が格納されるとともに、特に、一次変換グラフ作成プログラム70aが格納される。
【0036】
CPU10は、この一次変換グラフ作成プログラム70aに従って一次変換処理を実行する。具体的には、CPU10は、行列ウィンドウで作成された行列式のグラフウィンドウ上へのドラッグアンドドロップ操作を検知した際に、当該行列式に基づいてグラフウィンドウに表示されるグラフオブジェクトを表す関数式を一次変換する。そして、CPU10は、得られた関数式に基づいてグラフオブジェクトを再表示する。
【0037】
RAM80は、CPU10が実行する各種プログラムや、これらプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持するメモリ領域を備える。特に、行列ウィンドウに表示させる行列データを保持する行列データ格納領域80aと、グラフウィンドウに表示させるグラフオブジェクトデータを保持するグラフデータ格納領域80bとを備える。
【0038】
グラフデータ格納領域80aには、グラフオブジェクトデータが、グラフIDと対応付けられて格納される。CPU10は、このグラフIDにより、タブレット30により画面上に選択されたグラフオブジェクトを識別し、対応する関数式を読み出す。
【0039】
次に、図3及び図4を参照して、一次変換グラフ作成プログラム70aに従ってCPU10が実行する一次変換グラフ作成処理について説明する。図3は、一次変換グラフ作成処理の実行に係る関数電卓1の動作を示すフローチャート、図4は、表示部50に表示される画面の遷移例を示す図である。
【0040】
図3に示すように、先ず、CPU10は、グラフ描画指示に応じてグラフ描画処理を実行し、指示されたグラフオブジェクトをグラフウィンドウに描画する(ステップA10)。また、CPU10は、行列作成指示に応じて行列作成処理を実行し、作成した行列データを行列ウィンドウに表示させる(ステップA12)。この際、CPU10は、描画したグラフオブジェクトに基づいてグラフデータ格納領域80bを更新するとともに、作成した行列データを行列ウィンドウに表示させる。
【0041】
図4(a)は、この段階で表示される関数電卓1の表示画面100の一例を示している。同図に示す表示画面100は、直線の描画指示を入力した場合の画面例であり、グラフウィンドウGW10には直線オブジェクト102が描画され、行列ウィンドウMW10には行列データが表示されている。
【0042】
また、CPU10は、行列ウィンドウに表示される行列データのグラフウィンドウへのドラッグアンドドロップ操作を検知すると(ステップA14:YES)、グラフウィンドウに表示されるグラフオブジェクトを表す関数式に対して、行列データ格納領域80aに格納される行列データを用いた一次変換処理を実行する(ステップA16)。そして、CPU10は、当該一次変換処理結果に基づいて一次変換グラフを作成し、グラフウィンドウの表示を更新して(ステップA18)、本処理を終了する。
【0043】
例えば、図4(b)に示すように、入力ペン7を用いた範囲指定操作により行列ウィンドウMW10に表示される行列データを指定して反転表示させる。そして、ドラッグアンドドロップ操作により当該指定領域T10をグラフウィンドウGW10上に移動させると、(c)に示すように、グラフウィンドウGW10において、作成した行列に基づく一次変換処理結果に従って、直線オブジェクト102が再表示される。
【0044】
以上説明した第1の実施の形態によれば、表示画面上に行列ウィンドウとグラフウィンドウとを同時に表示させ、行列ウィンドウに表示される行列をグラフウィンドウにドラッグアンドドロップすることにより、グラフウィンドウにおいて、当該グラフの関数式を一次変換した結果を自動的にグラフ表示させることができる。
【0045】
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。尚、第2の実施の形態における関数電卓の構成は、第1の実施の形態において図2に示して説明した関数電卓1の構成において、ROM70を図5(a)に示すROM71に、RAM80を図5(b)に示すRAM81に置き換えた構成と同様であり、以下、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0046】
先ず、図5を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態におけるROM71とRAM81の構成について説明する。図5(a)にROM71の、(b)にRAM81の構成をそれぞれ示す。図5(a)に示すように、ROM71には、特に、回転行列作成プログラム71aが格納される。
【0047】
CPU10は、この回転行列作成プログラム71aに従って回転行列作成処理を実行する。具体的には、CPU10は、グラフウィンドウに描画されたグラフオブジェクトの回転操作を検知した際に、当該回転操作量に基づいてグラフオブジェクトを再表示する。さらに、CPU10は、回転操作後のグラフオブジェクトの行列ウィンドウ上へのドラッグアンドドロップ操作を検知した際に、回転操作前のグラフオブジェクトを表す関数式と、回転操作後のグラフオブジェクトを表す関数式に基づいて回転行列を作成して、行列ウィンドウに表示させる。
【0048】
また、図5(b)に示すように、RAM81は、特に、行列データ格納領域81aと、グラフデータ格納領域81bと、グラフデータ前回値格納領域81cとを備える。グラフデータ前回値格納領域81cには、グラフウィンドウに表示されるグラフオブジェクトがドラッグアンドドロップ操作により回転操作された際、当該回転操作前のグラフデータが前回値として保持される。
【0049】
次に、図6及び図7を参照して、回転行列作成プログラム71aに従ってCPU10が実行する回転行列作成処理について説明する。図6は、変換行列作成処理の実行に係る関数電卓1の動作を示すフローチャート、図7は、表示部50に表示される画面の遷移例を示す図である。
【0050】
図6に示すように、CPU10は、グラフ描画指示に応じてグラフ描画処理を実行し、指示されたグラフオブジェクトをグラフウィンドウに描画する(ステップB10)。
【0051】
図7(a)は、この段階で表示される関数電卓1の表示画面100の一例を示している。同図に示す画面は、直線の描画指示を入力した場合の画面例であり、表示画面100には行列ウィンドウMW11と、グラフウィンドウGW11が表示されている。また、グラフウィンドウGW11には直線オブジェクト112が描画されている。
【0052】
また、CPU10は、グラフウィンドウに表示されるグラフオブジェクトが選択されるとともに、ドラッグアンドドロップ操作による当該グラフオブジェクトの回転操作を検知すると(ステップB12:YES)、グラフ回転処理を実行して回転操作量に応じて回転させたグラフデータを作成し、グラフウィンドウの表示を更新して(ステップB14)、本処理を終了する。この際、CPU10は、回転操作前のグラフデータでグラフデータ前回値格納領域81cを更新し、回転操作後のグラフデータでグラフデータ格納領域81bを更新する。
【0053】
例えば、図7(b)に示すように、グラフウィンドウGW11において、入力ペン7を用いて直線オブジェクト112を選択し、当該直線オブジェクト112をドラッグアンドドロップ操作により回転させると、当該回転操作量に応じて直線オブジェクト112が再表示される。同図において、回転操作前の直線オブジェクトを点線で示している。
【0054】
次いで、CPU10は、グラフウィンドウに表示されるグラフオブジェクトの行列ウィンドウへのドラッグアンドドロップ操作を検知すると(ステップB16)、グラフデータ格納領域81bに格納されるグラフデータと、グラフデータ前回値格納領域81cに格納されるグラフデータとに基づいて回転行列を作成し、行列ウィンドウの表示を更新して(ステップB18)、本処理を終了する。
【0055】
例えば、図7(c)に示すように、グラフウィンドウGW11において、入力ペン7を用いて回転操作後のグラフオブジェクト112を選択し、ドラッグアンドドロップ操作により行列ウィンドウMW11上に移動させると、行列ウィンドウMW11上に、(a)に示す回転操作前の直線オブジェクト112の関数式を(b)に示す回転操作後の直線オブジェクト112の関数式に変換するための変換行列が表示される。
【0056】
以上説明した第2の実施の形態によれば、表示画面上に行列ウィンドウとグラフウィンドウを同時に表示させ、グラフウィンドウに表示されるグラフオブジェクトを回転させた後、当該回転操作後のグラフオブジェクトを行列ウィンドウにドラッグアンドドロップすることにより、回転操作前の関数式と、グラフオブジェクトの回転操作量に応じて求められた回転操作後の関数式とに基づく回転行列を計算ウィンドウに自動的に表示させることができる。
【0057】
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。尚、第3の実施の形態における関数電卓の構成は、第1の実施の形態において図2に示して説明した関数電卓1の構成において、ROM70を図8(a)に示すROM72に、RAM82を図8(b)に示すRAM82に置き換えた構成と同様であり、以下、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0058】
先ず、図8を参照して、本発明を適用した第3の実施の形態におけるROM72とRAM82の構成について説明する。図8(a)にROM72の、(b)にRAM82の構成をそれぞれ示す。図8(a)に示すように、ROM72には、特に、変換行列作成プログラム72aが格納される。
【0059】
CPU10は、この変換行列作成プログラム72aに従って変換行列作成処理を実行する。具体的には、CPU10は、グラフウィンドウに描画された2つのグラフオブジェクトの選択操作を検知し、さらに、当該選択された2つのグラフオブジェクトの行列ウィンドウ上へのドラッグアンドドロップ操作を検知した場合に、当該2つのグラフオブジェクトを定義した2つの関数式に基づいて変換行列を作成し、行列ウィンドウに表示させる。
【0060】
また、図8(b)に示すように、RAM82は、特に、行列データ格納領域82aと、グラフデータ格納領域82bとを備える。
【0061】
次に、図9及び図10を参照して、変換行列作成プログラム72aに従ってCPU10が実行する変換行列作成処理について説明する。図9は、変換行列作成処理の実行に係る関数電卓1の動作を示すフローチャート、図10は、表示部50に表示される画面の遷移例を示す図である。
【0062】
図9に示すように、先ず、CPU10は、グラフ描画指示に応じてグラフ描画処理を実行する(ステップC10)。
【0063】
図10(a)は、この段階で表示される関数電卓1の表示画面120の一例を示している。同図に示す表示画面120において、行列ウィンドウMW12と、2つのグラフウィンドウGW12a,GW12bが表示されている。この表示画面120は、各グラフウィンドウGW12a,GW12bにおいてそれぞれ直線の描画指示を入力した場合の画面例であり、グラフウィンドウGW12aには直線オブジェクト122が描画され、グラフウィンドウGW12bには、直線オブジェクト124が描画されている。
【0064】
また、CPU10は、グラフウィンドウにおいて、2つのグラフオブジェクトの選択操作を検知するとともに(ステップC12:YES)、グラフウィンドウから行列ウィンドウへのドラッグアンドドロップ操作を検知すると(ステップC14:YES)、グラフデータ格納領域82bを参照し、選択された2つのグラフオブジェクトを表す関数式に基づいて変換行列を作成し、算出した変換行列データを行列ウィンドウに表示させて(ステップC16)、本処理を終了する。
【0065】
例えば、図10(b)に示すように、入力ペン7を用いて、グラフウィンドウGW12aに表示される直線オブジェクト122及びグラフウィンドウGW12bに表示される直線オブジェクト124を順番に選択して、当該選択した2つの直線オブジェクト122,124をドラッグアンドドロップ操作により、行列ウィンドウMW12に移動させると、各直線オブジェクト122,124を表す関数式に基づいて算出された変換行列が、行列ウィンドウMW12に表示される。
【0066】
尚、2つのグラフオブジェクトの選択をするために、図10においては、表示画面120上に2つのグラフウィンドウGW12a,GW12bを表示させて、各グラフウィンドウGW12a,GW12bにそれぞれ描画された直線オブジェクト122,124を選択する場合について説明したが、1つのグラフウィンドウ上に描画された2つの直線オブジェクトを選択することとしてもよい。
【0067】
以上説明した第3の実施の形態によれば、表示画面上に行列ウィンドウとグラフウィンドウを同時に表示させ、グラフウィンドウに表示される2つのグラフオブジェクトを選択し、当該2つのグラフオブジェクトを行列ウィンドウにドラッグアンドドロップすることにより、該当する2つの関数式に基づく変換行列を計算ウィンドウに表示させることができる。
【0068】
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第4の実施の形態について説明する。尚、第4の実施の形態における関数電卓の構成は、第1の実施の形態において図2に示して説明した関数電卓1の構成において、ROM70を図11(a)に示すROM73に、RAM80を図11(b)に示すRAM83に置き換えた構成と同様であり、以下、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0069】
第4の実施の形態における関数電卓1は、第1の実施の形態と同様に、グラフ描画アプリケーションと計算アプリケーションを搭載する。特に、計算ウィンドウで統計モードの選択操作を入力すると、関数電卓1の動作モードが統計モードに設定されて、各種統計処理を行う画面(以下、「統計ウィンドウ」という。)が表示され、この統計ウィンドウにおいて、データや統計処理の実行指示を入力することにより、入力データに対する統計処理を行わせることができる。
【0070】
また、統計モードにおいて回帰計算指示を入力すると、テーブルウィンドウが表示され、当該テーブルウィンドウ上に、入力データに対する回帰計算結果を表示させることができる。
【0071】
先ず、図11を参照して、本発明を適用した第4の実施の形態におけるROM73とRAM83の構成について説明する。図11(a)にROM73の、(b)にRAM83の構成をそれぞれ示す。図11(a)に示すように、ROM73には、特に、統計・テーブル変換プログラム73aが格納される。
【0072】
CPU10は、この統計・テーブル変換プログラム73aに従って統計・テーブル変換処理を実行する。具体的には、CPU10は、統計ウィンドウで作成した統計データのテーブルウィンドウ上へのドラッグアンドドロップ操作を検知した場合に、当該統計データに所定の回帰数式を適用して補間データを作成し、テーブルウィンドウに表示させる。
【0073】
ここで、回帰数式とは、複数のデータの相関を示す関数のことである。即ち、複数のデータからなるデータ群を解析し、最小二乗法等を利用して、データ群を構成する全てのデータに最も近似する係数値を決定することにより求められる直線や曲線等の関数式である。
【0074】
また、CPU10は、テーブルウィンドウで作成したテーブルデータの統計ウィンドウ上へのドラッグアンドドロップ操作を検知した場合に、当該テーブルデータに基づいて、統計データの作成処理を実行する。具体的には、CPU10は、乱数(1から9の整数値)を発生させてxの値を決定するとともに、対応するyの値を乱数により決定して候補データを作成し、当該候補データに基づいて所定の回帰数式を適用して補間データを作成する。そして、CPU10は、作成した候補データと補間データとが等しい場合に、当該候補データを統計データとして確定する。
【0075】
また、図11(b)に示すように、RAM83は、特に、統計ウィンドウに表示させる統計データを保持する統計データ格納領域83aと、テーブルウィンドウに表示させるテーブルデータを保持するテーブルデータ格納領域83bとを備える。
【0076】
次に、図12〜図14を参照して、統計・テーブル変換プログラム73aに従ってCPU10が実行する統計・テーブル変換処理について説明する。図12は、統計・テーブル変換処理の実行に係る関数電卓1の動作を示すフローチャート、図13及び図14は、表示部50に表示される画面の遷移例を示す図である。
【0077】
図12に示すように、CPU10は、統計データの作成操作又はテーブルデータの作成操作の入力を受け付け(ステップD10)、統計データの作成操作が入力された場合と、テーブルデータの作成操作が入力された場合とに応じて、それぞれ対応する処理を実行する。CPU10は、統計ウィンドウにおける統計データの作成操作に応じて、統計データを作成する(ステップD12)。
【0078】
図13(a)は、この段階で表示される関数電卓1の表示画面130の一例を示している。同図に示す表示画面130には、統計ウィンドウSW13とテーブルウィンドウTW13とが表示されており、統計ウィンドウSW13には、統計データが表示されている。
【0079】
また、CPU10は、統計ウィンドウに表示される統計データの行列ウィンドウへのドラッグアンドドロップ操作を検知した場合には(ステップD14:YES)、統計データ格納領域83aに格納される統計データに所定の回帰数式を適用することによりテーブルデータを作成してテーブルデータ格納領域83bを更新し(ステップD15)、テーブルウィンドウの表示を更新して(ステップD16)、本処理を終了する。
【0080】
例えば、図13(b)に示すように、入力ペン7を用いた範囲指定操作により統計ウィンドウSW13に表示される統計データを指定して反転表示させる。そして、ドラッグアンドドロップ操作により当該指定領域T13をテーブルウィンドウTW13に移動させると、テーブルウィンドウTW13には、例えば、統計ウィンドウSW13に表示される統計データに一次回帰直線を適用して作成されたテーブルデータが表示される。
【0081】
また、CPU10は、テーブルウィンドウにおけるテーブルデータの作成操作に応じて、テーブルデータを作成する(ステップD18)。
【0082】
図14(a)は、この段階で表示される関数電卓1の表示画面140の一例を示している。同図に示すテーブルウィンドウTW14において、テーブルデータが表示されている。
【0083】
また、CPU10は、テーブルウィンドウに表示されるテーブルデータの統計ウィンドウへのドラッグアンドドロップ操作を検知した場合には(ステップD20:YES)、テーブルデータ格納領域83bに格納されるテーブルデータに基づいて候補データの作成処理を繰り返し実行することにより統計データを作成して統計データ格納領域83aを更新し(ステップD21)、統計ウィンドウの表示を更新して(ステップD22)、本処理を終了する。
【0084】
例えば、図14(b)に示すように、入力ペン7を用いた範囲指定操作によりテーブルウィンドウTW14に表示されるテーブルデータを指定して反転表示させる。そして、ドラッグアンドドロップ操作により、当該指定領域T14を統計ウィンドウSW14に移動させると、統計ウィンドウSW14に、テーブルウィンドウTW14に表示されるテーブルデータに基づいて作成された統計データが表示される。
【0085】
以上説明した第4の実施の形態によれば、表示画面上に統計ウィンドウとテーブルウィンドウとを同時に表示させ、統計ウィンドウの統計データをテーブルウィンドウにドラッグアンドドロップすることにより、当該統計データに対して所定の回帰数式を適用して回帰系計算を自動的に行わせ、計算結果をテーブルウィンドウに表示させることができる。また、テーブルウィンドウのテーブルデータを統計ウィンドウにドラッグアンドドロップすることにより、当該テーブルデータに基づく統計データの作成処理を実行し、作成した統計データを統計ウィンドウに自動的に表示させることができる。
【0086】
〔第5の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第5の実施の形態について説明する。尚、第5の実施の形態における関数電卓の構成は、第1の実施の形態において図2に示して説明した関数電卓1の構成において、ROM70を図15(a)に示すROM74に、RAM80を図15(b)に示すRAM84に置き換えた構成と同様であり、以下、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0087】
先ず、図15を参照して、本発明を適用した第5の実施の形態におけるROM74とRAM84の構成について説明する。図15(a)にROM74の、(b)にRAM84の構成をそれぞれ示す。図15(a)に示すように、ROM74には、特に、統計・行列変換プログラム74aが格納される。
【0088】
CPU10は、この統計・行列変換プログラム74aに従って統計・行列変換処理を実行する。具体的には、CPU10は、統計ウィンドウで作成した統計データの行列ウィンドウ上へのドラッグアンドドロップ操作を検知した場合に、当該統計データを行列データに変換して行列ウィンドウに表示させる。また、CPU10は、行列ウィンドウで作成した行列データの統計ウィンドウ上へのドラッグアンドドロップ操作を検知した場合に、当該行列データを統計データに変換して統計ウィンドウに表示させる。
【0089】
また、図15(b)に示すように、RAM84は、特に、統計データを保持する統計データ格納領域84aと、行列データ格納領域84bとを備える。
【0090】
次に、図16〜図18を参照して、統計・行列変換プログラム74aに従ってCPU10が実行する統計・行列変換処理について説明する。図16は、変換行列作成処理の実行に係る関数電卓1の動作を示すフローチャート、図17及び図18は、表示部50に表示される画面の遷移例を示す図である。
【0091】
図16に示すように、CPU10は、統計データの作成操作又は行列データの作成操作の入力を受け付け(ステップE10)、統計データの作成操作が入力された場合と、行列データの作成操作が入力された場合とに応じて、それぞれ対応する処理を実行する。CPU10は、統計ウィンドウにおける統計データの作成操作に応じて、統計データを作成する(ステップE12)。
【0092】
図17(a)は、この段階で表示される関数電卓1の表示画面150の一例を示している。同図に示す表示画面150には、統計ウィンドウSW15と行列ウィンドウMW15とが表示されており、統計ウィンドウSW15には、統計データが表示されている。
【0093】
また、CPU10は、統計ウィンドウに表示される統計データの行列ウィンドウへのドラッグアンドドロップ操作を検知した場合には(ステップE14:YES)、統計データ格納領域84aに格納される統計データを行列データに変換して行列データ格納領域84bを更新し(ステップE16)、行列ウィンドウの表示を更新して(ステップE18)、本処理を終了する。
【0094】
例えば、図17(b)に示すように、入力ペン7を用いた範囲指定操作により統計ウィンドウSW15に表示される統計データを指定して反転表示させる。そして、ドラッグアンドドロップ操作により当該指定領域T15を行列ウィンドウMW15に移動させると、行列ウィンドウMW15に、統計ウィンドウSW15に表示される統計データに基づいて作成された行列データが表示される。
【0095】
また、CPU10は、行列ウィンドウにおける行列データの作成操作に応じて、行列データを作成する(ステップE18)。
【0096】
図18(a)は、この段階で表示される関数電卓1の表示画面160の一例を示している。同図に示す行列ウィンドウMW16において、行列データが表示されている。
【0097】
また、CPU10は、行列ウィンドウに表示される行列データの統計ウィンドウへのドラッグアンドドロップ操作を検知した場合には(ステップE20:YES)、行列データ格納領域84bに格納される行列データを統計データに変換して統計グラフデータ84aを更新し(ステップE22)、統計ウィンドウの表示を更新して(ステップE24)、本処理を終了する。
【0098】
例えば、図18(b)に示すように、入力ペン7を用いた範囲指定操作により行列ウィンドウMW16に表示される行列データを指定して反転表示させる。そして、ドラッグアンドドロップ操作により当該指定領域T16を統計ウィンドウSW16に移動させると、統計ウィンドウSW16に、行列ウィンドウMW16に表示されていた行列データに基づいて作成された統計データが表示される。
【0099】
以上説明した第5の実施の形態によれば、表示画面上に統計ウィンドウと行列ウィンドウを同時に表示させ、統計ウィンドウの統計データを行列ウィンドウにドラッグアンドドロップすることにより、当該統計データを行列データに変換して行列ウィンドウに表示させることができる。また、行列ウィンドウの行列データを統計ウィンドウにドラッグアンドドロップすることにより、当該行列データを統計データに変換して統計ウィンドウに表示させることができる。
【0100】
〔第6の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第6の実施の形態について説明する。尚、第6の実施の形態における関数電卓の構成は、第1の実施の形態において図2に示して説明した関数電卓1の構成において、ROM70を図19(a)に示すROM75に、RAM80を図19(b)に示すRAM85に置き換えた構成と同様であり、以下、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0101】
先ず、図19を参照して、本発明を適用した第6の実施の形態におけるROM75とRAM85の構成について説明する。図19(a)にROM75の、(b)にRAM85の構成をそれぞれ示す。図19(a)に示すように、ROM75には、特に、テーブル・行列変換プログラム75aが格納される。
【0102】
CPU10は、このテーブル・行列変換プログラム75aに従ってテーブル・行列変換処理を実行する。具体的には、具体的には、CPU10は、テーブルウィンドウで作成したテーブルデータの行列ウィンドウ上へのドラッグアンドドロップ操作を検知した場合に、当該テーブルデータに基づいて、行列データの作成処理を実行する。具体的には、CPU10は、乱数(1から9の整数値)を発生させてxの値を決定するとともに、対応するyの値を乱数により決定して候補データを作成し、当該候補データに基づいて所定の回帰数式を適用して補間データを作成する。そして、CPU10は、作成した候補データと補間データとが等しい場合に、当該候補データを行列データとして確定する。
【0103】
また、行列ウィンドウで作成した行列データのテーブルウィンドウ上へのドラッグアンドドロップ操作を検知した場合に、当該行列データに所定の回帰数式を適用して補間データを作成し、テーブルウィンドウに表示させる。
【0104】
また、図19(b)に示すように、RAM85は、特に、行列データ格納領域85aと、テーブルウィンドウに表示させるテーブルデータを保持するテーブルデータ格納領域85bとを備える。
【0105】
次に、図20〜図22を参照して、テーブル・行列変換プログラム75aに従ってCPU10が実行するテーブル・行列変換処理について説明する。図20は、変換行列作成処理の実行に係る関数電卓1の動作を示すフローチャート、図21及び図22は、表示部50に表示される画面の遷移例を示す図である。
【0106】
図20に示すように、CPU10は、テーブルデータの作成操作又は行列データの作成操作の入力を受け付け(ステップF10)、テーブルデータの作成操作が入力された場合と、行列データの作成操作が入力された場合とに応じて、それぞれ対応する処理を実行する。CPU10は、テーブルウィンドウにおけるテーブルデータの作成操作に応じて、テーブルデータを作成する(ステップF12)。
【0107】
図21(a)は、この段階で表示される関数電卓1の表示画面170の一例を示している。同図に示すテーブルウィンドウTW17には、行列ウィンドウMW17とテーブルウィンドウTW17とが表示されており、テーブルウィンドウTW17には、テーブルデータが表示されている。
【0108】
また、CPU10は、テーブルウィンドウに表示されるテーブルデータの行列ウィンドウへのドラッグアンドドロップ操作を検知した場合には(ステップF14:YES)、テーブルデータ格納領域85bに格納されるーブルデータに基づいて候補データの作成処理を繰り返し実行することにより行列データを作成して行列データ格納領域85aを更新し(ステップF15)、行列ウィンドウの表示を更新して(ステップF16)、本処理を終了する。
【0109】
例えば、図21(b)に示すように、入力ペン7を用いた範囲指定操作によりテーブルウィンドウTW17に表示されるテーブルデータを指定して反転表示させる。そして、ドラッグアンドドロップ操作により当該指定領域T17を行列ウィンドウMW17に移動させると、行列ウィンドウMW17に、テーブルウィンドウTW17に表示されるテーブルデータに基づいて作成された行列データが表示される。
【0110】
また、CPU10は、行列ウィンドウにおける行列データの作成操作に応じて、行列データを作成する(ステップF18)。
【0111】
図22(a)は、この段階で表示される関数電卓1の表示画面180の一例を示している。同図に示す行列ウィンドウMW18において、行列データが表示されている。
【0112】
また、CPU10は、行列ウィンドウに表示される行列データの行列ウィンドウへのドラッグアンドドロップ操作を検知した場合には(ステップF20:YES)、行列データ格納領域85aに格納される行列データに所定の回帰数式を適用することによりテーブルデータを作成してテーブルデータ格納領域85bを更新し(ステップF21)、テーブルウィンドウの表示を更新して(ステップF22)、本処理を終了する。
【0113】
例えば、図22(b)に示すように、入力ペン7を用いた範囲指定操作により行列ウィンドウMW18に表示される行列データを指定して反転表示させる。そして、ドラッグアンドドロップ操作により当該指定領域T18をテーブルウィンドウTW18に移動させると、テーブルウィンドウTW18には、例えば、行列ウィンドウMW18に表示される行列データに一次回帰直線を適用して作成されたテーブルデータが表示される。
【0114】
以上説明した第6の実施の形態によれば、表示画面上に行列ウィンドウとテーブルウィンドウを同時に表示させ、テーブルウィンドウのテーブルデータを行列ウィンドウにドラッグアンドドロップすることにより、当該テーブルデータに基づく行列データ作成処理を実行し、作成した行列データを行列ウィンドウに自動的に表示させることができる。また、行列ウィンドウの行列データをテーブルウィンドウにドラッグアンドドロップすることにより、当該行列データに対して所定の回帰数式を適用して回帰計算を自動的に行わせ、計算結果をテーブルウィンドウに表示させることができる。
【0115】
以上、6つの実施の形態について、本発明を関数電卓に適用した場合を例にとって説明したが、本発明である図形表示制御装置を汎用コンピュータやパーソナルコンピュータ等によって実現することも勿論可能である。具体的には、上述した各プログラムをオペレーティングシステム(OS)下で稼動するソフトウェアとして構成させ、ハードディスク、磁気ディスク、光ディスク等の各種記憶媒体に格納する。この場合には、例えば、マウス等のポインティングデバイスを用いたドラッグアンドドロップ操作により、コピーアンドペースト指示を入力する。
【0117】
【発明の効果】
請求項又はに記載の発明によれば、所定座標系上にグラフを表示するグラフ表示部に表示されたグラフに対して行われた所定の幾何変換操作に基づいて、対応する幾何変換式を自動的に算出することができる。そして、当該算出処理結果に基づいて、変換式表示部の表示を自動的に更新させることができる。
【0118】
請求項又はに記載の発明によれば、所定座標系上にグラフを表示するグラフ表示部において第1グラフと第2グラフとを選択することにより、第1グラフを第2グラフに幾何変換するための幾何変換式を自動的に算出することができる。そして、当該算出処理結果に基づいて、変換式表示部の表示を自動的に更新させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した関数電卓の概観図の一例を示す図である。
【図2】第1の実施の形態における関数電卓の機能構成を示す図である。
【図3】一次変換グラフ作成処理の実行に係る関数電卓の動作を示すフローチャートである。
【図4】第1の実施の形態における関数電卓の表示画面の遷移例を示す図である。
【図5】第2の実施の形態におけるROMの構成(a)、及びRAMの構成(b)の一例を示す図である。
【図6】回転行列作成処理の実行に係る関数電卓の動作を示すフローチャート図である。
【図7】第2の実施の形態における関数電卓の表示画面の遷移例を示す図である。
【図8】第3の実施の形態におけるROMの構成(a)、及びRAMの構成(b)の一例を示す図である。
【図9】変換行列作成処理の実行に係る関数電卓の動作を示すフローチャート図である。
【図10】第3の実施の形態における関数電卓の表示画面の遷移例を示す図である。
【図11】第4の実施の形態におけるROMの構成(a)、及びRAMの構成(b)の一例を示す図である。
【図12】統計・テーブル変換処理の実行に係る関数電卓の動作を示すフローチャート図である。
【図13】第4の実施の形態における関数電卓の表示画面の遷移例を示す図である。
【図14】第4の実施の形態における関数電卓の表示画面の遷移例を示す図である。
【図15】第5の実施の形態におけるROMの構成(a)、及びRAMの構成(b)の一例を示す図である。
【図16】統計・行列変換処理の実行に係る関数電卓の動作を示すフローチャート図である。
【図17】第5の実施の形態における関数電卓の表示画面の遷移例を示す図である。
【図18】第5の実施の形態における関数電卓の表示画面の遷移例を示す図である。
【図19】第6の実施の形態におけるROMの構成(a)、及びRAMの構成(b)の一例を示す図である。
【図20】テーブル・行列変換処理の実行に係る関数電卓の動作を示すフローチャート図である。
【図21】第6の実施の形態における関数電卓の表示画面の遷移例を示す図である。
【図22】第6の実施の形態における関数電卓の表示画面の遷移例を示す図である。
【符号の説明】
1 関数電卓
10 CPU
20 入力部
30 タブレット
40 位置検出回路
50 表示部
60 通信部
70 ROM
72a 一次変換グラフ作成プログラム
80 RAM
80a 行列データ格納領域
80b グラフデータ格納領域
90 サーバ
N1 ネットワーク

Claims (4)

  1. 幾何変換式を表示する変換式表示部と、
    所定座標系上にグラフを表示するグラフ表示部と、
    このグラフ表示部に表示されたグラフに対して、所定の幾何変換操作がなされた場合に、当該幾何変換操作に応じて当該グラフを再表示するグラフ再表示制御手段と、
    前記幾何変換操作がなされた場合に、当該幾何変換操作に対応する幾何変換式を前記変換式表示部に表示制御する変換式表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする図形表示制御装置。
  2. 第1のグラフと第2のグラフとを所定座標系上に表示制御する図形表示制御装置において、
    幾何変換式を表示する変換式表示部と、
    所定の選択操作によって前記第1のグラフと前記第2のグラフとが選択された場合に、第1のグラフから第2のグラフへ幾何変換するための幾何変換式を算出して前記変換式表示部に表示制御する変換式表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする図形表示制御装置。
  3. 幾何変換式を表示する変換式表示部と、所定座標系上にグラフを表示するグラフ表示部とを備えるコンピュータに、
    前記グラフ表示部に表示されたグラフに対して、所定の幾何変換操作がなされた場合に、当該幾何変換操作に応じて当該グラフを再表示するグラフ再表示制御機能と、
    前記幾何変換操作がなされた場合に、当該幾何変換操作に対応する幾何変換式を前記変換式表示部に表示制御する変換式表示制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  4. 幾何変換式を表示する変換式表示部を備え、第1のグラフと第2のグラフとを所定座標系上に表示制御するコンピュータに、
    所定の選択操作によって前記第1のグラフと前記第2のグラフとが選択された場合に、第1のグラフから第2のグラフへ幾何変換するための幾何変換式を算出して前記変換式表示部に表示制御する変換式表示制御機能を実現させるためのプログラム。
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