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JP3989385B2 - 連結式発光帯 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、縁石上、高欄上、ガードレール部、中央分離帯、屋内・屋外壁面設置、駐車場(誘導用あるいはエリア表示用)、公園、アミューズメント施設等の視線誘導、イルミネーション等の用途として利用される連結式発光帯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の発光鋲が電線で連結されてなる連結式発光鋲として提案されている技術には、以下に示す先行技術文献に記載の発明がある。
【0003】
【特許文献1】
特許第2545042号明細書
【特許文献2】
特開2000−303413号公報
【特許文献3】
特開2000−96525号公報
【特許文献4】
特開2002−201620号公報
【0004】
上記の各発明は、電線により各鋲が連結されてなるものであり、現在では、このような技術による連結式の発光鋲において、同期制御,交互制御,遅延制御,指定番号鋲点滅制御などのように、種々のパターンで点滅制御可能な連結式発光鋲が製品化されている。
【0005】
ここで、このような連結式発光鋲を実際に路面に施工する場合には、鋲ベース部材を路面に固定するための埋設用のコア穴を加工する路面コア穴加工や、鋲と鋲とを連結する電線を埋設するためのスリットを加工する路面スリット加工などの路面加工作業に手間が掛かるといった不都合があるが、連結式発光鋲を道路センターラインや外側線等にて使用するのであれば、路面からの突出を極力抑え、且つ路面との設置強度を確保する必要があることから、この面倒な作業を行うこともやむを得ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、縁石上、高欄上、ガードレール部、中央分離帯、屋内・屋外壁面設置、駐車場(誘導用あるいはエリア表示用)、公園、アミューズメント施設等の視線誘導、イルミネーション等、製品に直接的に荷重負荷が掛からないような用途として利用される連結式発光鋲としては、必要以上に強度を追求する代わりに、視認性が良好であること,容易な施工が可能であること,安定した性能を有すること,場所を選ばずに設置できること、製造や設置に掛かるコストが安価であること,等といった利点を兼備したものが要求されているのが実情である。
【0007】
そこで本発明の目的は、縁石上、高欄上、ガードレール部、中央分離帯、屋内・屋外壁面設置、駐車場(誘導用あるいはエリア表示用)、公園、アミューズメント施設等の視線誘導、イルミネーション等の用途として利用される連結式発光帯に対して上記のように要求されている各利点を兼備した連結式発光帯を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明の連結式発光帯は、弾性体で作製された帯状の固定ベース部材上に配置される複数の発光体部材が電線を介して連結されると共に、各発光体部材に内蔵される回路基板と、各発光体部材における発光パターンの制御を行う制御装置内の回路基板とが信号線を介して連結され、電源から連続した各発光体部材へ電線を介して電気が供給されると共に、前記制御装置内の回路基板からは連続した各発光体部材の回路基板に、信号線を介して各発光体部材における点滅パターン制御信号が供給される構成となっている。
【0009】
また本発明において、前記固定ベース部材は、ゴム弾性体あるいは弾性体から作製されていることが好ましい。
前記帯状の固定ベース部材の底面に凹部が形成するとともに、
断面ほぼ円形の電線を、前記固定ベース部材の下面側から固定ベース部材内に、柔軟性のあるポッティング剤によってモールドする。
また、前記固定ベース部材は、厚さが10mm以下であり且つ幅が50〜200mmであり、さらに前記固定ベース部材の長手方向中央線に対して幅方向の両側に、対称的にスリット加工を施したものとしても良い。
さらには、前記固定ベース部材、および当該固定ベース部材の底面部にセットされる底板に、それぞれ長穴形状のネジ貫通孔を設け、該ネジ貫通孔に皿ネジを貫通させて各発光体部材を前記底板および前記固定ベース部材に取り付け、各発光体部材の前記固定ベース部材に対する角度を微調整することができるように構成しても良い。
【0010】
また本発明において、前記発光体部材に少なくとも4個の発光ダイオードを配置し、該発光ダイオードを、各発光体部材単位でも個別に点滅切替制御するようにしても良く、あるいは各発光体部材単位で2個以上の発光ダイオードを、それぞれ異なった色で各発光体部材単位でも個別に点滅切替制御するようにしても良い。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る連結式発光帯について、図面を参照して説明する。
図1は本実施形態に係る連結式発光帯の上面図、図2はその断面図、図3はその底面図、図4は図1におけるA−Aでの断面図である。
また、図5は本実施形態に係る連結式発光帯の各発光体部材の角度微調整を行った状態を示す図であり、図6は本実施形態に係る連結式発光帯の電源及び制御装置の連結状態を示す図である。
【0012】
本実施形態に係る連結式発光帯は、帯状の固定ベース部材1に複数の発光体部材2が取り付けられて成る。尚、本実施形態では、複数の発光体部材2が一列に取り付けられているが、複数列に取り付けられても良い。
【0013】
前記固定ベース部材1は弾性体またはゴム弾性体から成り、図4のようにつば状に形成され、さらに必要に応じて長手方向中央線に対して幅方向の両側に、対称的にスリット加工(図中の符号Sの部分)が施されている。また、前記固定ベース部材1の長手方向の中央部には電線3が配置されており、隣接する各発光体部材2同士は、図4のように前記固定ベース部材1内の長手方向中央部を通る前記電線3で連結されている。そして前記電線3は、柔軟性のあるポッティング剤4によって前記固定ベース部材1内に当該固定ベース部材1の下面側からモールドされている。こうして前記電線3は、連結式発光帯の設置時に路面表面に露出しないようになる。また、固定ベース部材1の底面には必要に応じて凹部1aを形成しても良い。
【0014】
また、本実施形態に係る各発光体部材2の内部には、図1及び図2のように少なくとも4個以上の発光ダイオード(以下、LEDという)2aが設けられている(本実施形態では図1のように1列に4個並設されたLED2aが2列分設けられている)。ここで、使用するLED2aの色は任意に設定可能であって個別に色を変えることも可能である。また、図1及び図2における各発光体部材2では長手方向の前後方向にそれぞれ複数個のLED2aが向けられており、長手方向の何れの側から見てもLED2aの発光を視認できるように構成されているが、これら複数個のLED2aを全列同方向に向けて各発光体部材2に設けても良い。このような構成とすると、一定方向からのLED2aの発光の視認性が向上するため、縁石上や駐車場誘導用などといった片側方向または一方向の誘導用で且つ視認性を向上させたい環境下で連結式発光帯を使用する場合に適したものとなる。尚、各発光体部材2の内部には、回路基板(後述のマスター基板に対し、スレーブ基板という、図示せず)が備えられている。
【0015】
さらに、本実施形態に係る連結式発光帯において、前記電線3は各発光体部材2の内部で当該発光体部材2と結線可能な構成となっており、当該連結式発光帯の工場出荷時に、各発光体部材2と電線3との結線作業が行われる。また、この発光体部材2の内部の結線部は、必要に応じて図2のように電気絶縁材5を充填することで防水シール処理が施される。
【0016】
また、前記固定ベース部材1の底面部には、図3のように底板6がセットされている。そして、前記底板6と前記固定ベース部材1には共に長穴形状のネジ貫通孔6aが設けられており、このネジ貫通孔6aに皿ネジ6bを貫通させて図1乃至図3のように各発光体部材2が前記底板6と前記固定ベース部材1とに備えられている。以上のような構成とすることにより、図5のように、各発光体部材2の前記固定ベース部材1に対する角度を左右方向に微調整することができるようになる。このような発光体部材2の角度微調整機能は、特に当該連結式発光帯を道路縁石上、中央分離帯上に設置する場合に有効である。尚、本実施形態における発光体部材2は、左右方向にそれぞれ0°〜10°の角度微調整を可能としている。
【0017】
さらに、連結式発光帯における固定ベース部材1の端部には、図6のように太陽電池や商用電源などの電源7と、各発光体部材2の発光パターンの制御を行う制御装置8とが設けられており、電源7から連続した各発光体部材2へ電線3を介して電気が供給され、前記制御装置8内の回路基板(マスター基板、図示せず)からは、連続した各発光体部材2の回路基板(スレーブ基板、図示せず)に、信号線(図示せず)を介して点滅パターン制御信号が供給される構成となっている。尚、この信号線も前記電線3と同様、固定ベース部材1の長手方向中央部を通り、固定ベース部材1に内蔵された状態となっている。そして、この電源7と制御装置8とによって、同期制御,交互制御,遅延制御,各発光体部材単位での個別点滅切替制御などのような種々のパターンでの点滅制御が、この連結式発光帯においても実行可能となる。例えば、本実施形態に係る連結式発光帯において、各発光体部材単位で2個以上の発光ダイオードが、それぞれ異なった色で個別に点滅切替するように制御しても、より視認性が良好となる。
【0018】
次に、以上のような構成の連結式発光帯の具体的な設置例について、図7から図9を参照して説明する。
【0019】
例えば、前記固定ベース部材1を厚さ10mm以下のゴム弾性体あるいは弾性体で作製することにより、この連結式発光帯を図7のように設置する壁面の曲率に合わせて屈曲させることができるようになる。よって、このような連結式発光帯は、トンネル内壁面、高欄、駐車場スロープなどの壁面設置の用途に適したものとなる。
【0020】
また例えば、前記固定ベース部材1を厚さ10mm以下,幅50〜200mmのゴム弾性体あるいは弾性体で作製し、且つ図1のようにスリット加工を施すことにより、この連結式発光帯を図8のようにカーブ曲率に合わせて屈曲させることができるようになる。よって、このような連結式発光帯は、カーブ縁石上、カーブ中央分離帯上の設置の用途に適したものとなる。
【0021】
尚、上記実施形態に係る連結式発光帯において、固定ベース部材1の底面に形成される凹部1aを接着剤溜まりとして利用することにより、当該連結式発光帯を接着剤を用いて設置面に固定することが可能となる。
【0022】
また、図9のように、設置する現地にて固定ベース部材1に穴を開け、市販のアンカーサドル9によって、上記実施形態に係る連結式発光帯を設置面に固定することも可能である。この時、固定ベース部材1の底面の凹部に両面テープ等を貼り付け、設置面への仮固定を行った後にアンカー固定を行っても良い。
【0023】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の連結式発光帯によれば、良好な視認性が確保されると共に、当該連結式発光帯の設置の際に従来のような路面コア加工や路面スリット加工といった手間の掛かる作業が不要となるため、施工が容易となり、また設置作業に熟練を要せず、その結果、施工費用のコストダウンを実現できる。
また、本発明の連結式発光帯によれば、壁面曲率やカーブ曲率に合わせた設置を容易に実現可能とし、さらに、設置の容易さ故に取り外しも容易であるため、故障が発生した場合等における設置後の製品交換,再設置も容易に行うことが可能となる。
特に、固定ベース部材の底面に凹部が形成されているので、これを接着剤溜まりとして利用し、当該連結式発光帯を設置面に接着固定するに好適であり、
断面ほぼ円形の電線が、前記固定ベース部材の下面側から固定ベース部材内に、柔軟性のあるポッティング剤によってモールドされているので、該電線が路面に露出することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る連結式発光帯の上面図である。
【図2】 図1の断面図である。
【図3】図1の底面図である。
【図4】 図1におけるA−Aでの断面図である。
【図5】本実施形態に係る連結式発光帯の各発光体部材の角度微調整を行った状態を示す図であり、図5(a)が上面図、図5(b)が底面図である。
【図6】本実施形態に係る連結式発光帯の電源及び制御装置の連結状態を示す図であり、図6(a)が上面図、図6(b)が断面図、図6(c)が底面図である。
【図7】本実施形態に係る連結式発光帯を壁面等の曲率に合わせて屈曲,固定した場合の設置状態を示す図である。
【図8】本実施形態に係る連結式発光帯をカーブ曲率に合わせて屈曲,固定した場合の設置状態を示す図である。
【図9】本実施形態に係る連結式発光帯のアンカー固定による設置状態を示す図であり、図9(a)が上面図、図9(b)は部分的に破断して描いた側面図である。
【符号の説明】
1…固定ベース部材、1a…凹部、2…発光体部材、2a…発光ダイオード(LED)、3…電線、4…ポッティング剤、5…電気絶縁材、6…底板、6a…ネジ貫通孔、6b…皿ネジ、7…電源、8…制御装置、9…アンカーサドル。

Claims (6)

  1. 弾性体で作製された帯状の固定ベース部材上に配置される複数の発光体部材が電線を介して連結されると共に、各発光体部材に内蔵される回路基板と、各発光体部材における発光パターンの制御を行う制御装置内の回路基板とが信号線を介して連結され、
    電源から連続した各発光体部材へ電線を介して電気が供給されると共に、前記制御装置内の回路基板からは連続した各発光体部材の回路基板に、信号線を介して各発光体部材における点滅パターン制御信号が供給される構成となっており、
    かつ、前記帯状の固定ベース部材の底面に凹部が形成されるとともに、
    断面ほぼ円形の電線が、前記固定ベース部材の下面側から固定ベース部材内に、柔軟性のあるポッティング剤によってモールドされていることを特徴とする連結式発光帯。
  2. 前記固定ベース部材は、ゴム弾性体あるいは弾性体から成ることを特徴とする請求項1に記載の連結式発光帯。
  3. 前記固定ベース部材は、厚さが10mm以下であり且つ幅が50〜200mmであり、さらに前記固定ベース部材の長手方向中央線に対して幅方向の両側に、対称的にスリット加工を施したことを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の連結式発光帯。
  4. 前記固定ベース部材、および当該固定ベース部材の底面部にセットされる底板に、それぞれ長穴形状のネジ貫通孔を設け、該ネジ貫通孔に皿ネジを貫通させて各発光体部材を前記底板および前記固定ベース部材に取り付け、各発光体部材の前記固定ベース部材に対する角度を微調整することができるように構成したことを特徴とする請求項1,2又は3の何れかに記載の連結式発光帯。
  5. 前記発光体部材に少なくとも4個の発光ダイオードを配置し、該発光ダイオードが、各発光体部材単位でも個別に点滅切替制御されることを特徴とする請求項1,2,3又は4の何れかに記載の連結式発光帯。
  6. 前記発光体部材に少なくとも4個の発光ダイオードを配置し、各発光体部材単位で2個以上の発光ダイオードが、それぞれ異なった色で各発光体部材単位でも個別に点滅切替制御されることを特徴とする請求項1,2,3又は4の何れかに記載の連結式発光帯。
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