JP3989989B2 - 内視鏡用処置具とその加工装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡的治療に利用される金属撚り線にて形成された内視鏡用処置具とその加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、内視鏡的処置として高周波によりポリープ等を切除するために用いられる内視鏡用処置具は、その先端部が極めて細い撚り線ワイヤを図13および図14に示す加工装置および方法によって作られているものがある。この場合、図1に示すように、内視鏡用処置具の先端部4の望ましい形状として、正面が操作用ワイヤ1の軸心に対して左右対称であり、この操作用ワイヤ1を90度だけ回した状態で、操作用ワイヤ1および先端部4が図2のように同一平面状であることが挙げられる。
【0003】
しかしながら、このような形状をつくるにあたり、図3に示すように、素材5は操作用ワイヤ1の先端側を細い撚り線ワイヤ2でループ状のループ部4Aを形成するとともに、細い撚り線ワイヤ2の各両端を接続用パイプ3で固定して形成されている。この素材5のループ部4Aを拡げて図13の平面図で示す加工装置のベース板106に固着した型103にセッティングするとともに、操作用ワイヤ1(あるいは接続用パイプ3)をチャックにて挟持するとともに、牽引機構107にて引張り力(すなわち、撚り線ワイヤ2に張力)を付与する。ついで、型101をシリンダ105にて移動して、型101の先端側に形成された溝101aおよび型103の中心突部103aにて、図14に示すように、撚り線ワイヤ2の中央部を変形させる。この場合、図14で示す型103の両肩部103bおよび両側部103cでも、図示を省略した押圧手段にてそれぞれ撚り線ワイヤ2を押圧し、成形するというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記において、既述のように図3に示した素材5の各両端における基部側は、1本の撚り線ワイヤ2の両端を平行に揃えて、接続用パイプ3で固定した状態であり、撚り線ワイヤ2の中央部に相当する先端部4は撚り線の状態になっている為に、先端部4には回転する(即ち、捩じれようとする)作用が生ずることになる。従って、型103に対する素材5のセッティング時には、図17で示すように、型103の中心突部103aに対して素材5が望ましい位置(ハッチングで示す素材5の位置)から捩じれた状態(2点鎖線で示す位置)となったり、あるいは、素材5の先端側と基部側とがベース板106 に対して水平にはならずに、斜めに下がったり(図15参照)、斜めに上がったり(図16参照)する。
【0005】
この為、成形後に内視鏡用処置具として使用する際、図4の示すように、成形した先端部4をコイルシース6側に引き込んだときには、先端部4はコイルシース6に対して捩じれるように、コイルシース6内に入って行くことになる。よって、内視鏡用処置具の先端部4が望ましい形状の場合は、図19の如くに例えばポリープ7の基部7aに対して良好に引っ掛け易くなるが、先端部4が捩じれたり、斜めになる形状の場合は、図20のようにポリープ7の基部7aに対して引っ掛けにくくなり、内視鏡用処置具の使用時に先端側の操作をしにくくする可能性があり、形状に細心の注意が払われていた。この為、生産性の向上が図りにくいものであった。
【0006】
また、図17で示した中心突部103aにて、撚り線ワイヤ2の中央部を凸状に成形する場合、図18に示すように、該中心突部103aの頂上面103a1 に撚り線ワイヤ2が押し付けられ、ついで両肩103a2 にて撚り線ワイヤ2に型101による押圧力が付与される。この為、両肩103a2 にて撚り線ワイヤ2が折り曲げられ、この折り曲げによって、内視鏡処置具先端中央凸部の内側が鋭角(角度θ1 )的となって狭くなるとともに、両側も拡がって角度θ2 となって平行とはならず(図21参照)、ポリープ7を高周波にて切除する際の切れ具合が低下しやすいものであった。
【0007】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明の課題は、先端部を望ましい形状に保つことができ、ポリープ等の切除時の操作を容易にした内視鏡用処置具を提供することである。
請求項2に係る発明の課題は、内視鏡用処置具の先端部を望ましい形状に安定して加工することができる内視鏡用処置具の加工装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する為に、請求項1に係る発明は、内視鏡的治療に利用される金属撚り線にて形成された内視鏡用処置具において、内視鏡用処置具の先端部を1本の金属撚り線によって角度180度のUターンで円弧をなして平行に延長して形成した小開口部と、この小開口部の平行な前記金属撚り線をそれぞれ外方に向かって屈曲させた曲がり部を有するとともに、前記小開口部の平行に延長した金属撚り線の方向で前記金属撚り線を揃えて結束しこの部分に略三角形状の結束部分を形成した拡口部とを有し、前記小開口部の外幅と同一の溝幅に設定した溝を有する移動型と、小開口部の内幅と同一の幅に設定した中間型とにより円弧部分から延長された金属撚り線を挟んで金属撚り線の内側をしごいた後、移動型の押圧力を解除する成形加工時における押圧力が解除される際に前記円弧部分に金属撚り線のしごきによる各素線の応力の戻り分が溜まることにより膨らんで、前記小開口部における円弧部分の厚さ寸法が前記金属撚り線の直径寸法より大きく形成されるとともに、前記結束部分と拡口部と小開口部とが同一平面状になっていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、先端部を1本の金属撚り線によって角度180度のUターンで円弧をなして平行に延長して形成した小開口部と、この小開口部の平行な前記金属撚り線をそれぞれ外方に向かって屈曲させた曲がり部を有するとともに前記金属撚り線を揃えて結束した結束部分を形成した拡口部とを有する内視鏡用処置具の加工装置において、基台に固着されるとともに、小開口部の内幅と同一幅に設定した中央突部、中央突部の基部より両側に形成した傾斜面、両肩部および両側部が形成された固定型と、該固定型に対向して進退自在かつ押圧自在に配された小開口部の外幅と同一の溝幅に設定した溝を有する移動型と、前記固定型と前記移動型との中間に前記固定型に対向して移動自在に配され、且つ、前記移動型より弱い押圧力にて前記固定型に対向する方向に付勢されているとともに、金属撚り線をフックの肩部で保持し小開口部の内幅と同一の幅に設定した中間型と、を備え、前記移動型は前記固定型の方向へ移動する途中で前記中間型とにより円弧部分を有する前記小開口部を成形し、その後前記移動型は前記中間型の付勢力に打ち勝って前記中間型と一体になって前記固定型の方向へ移動して、前記固定型とにより前記拡口部の曲がり部を成形することをことを特徴とする。
【0009】
請求項1に係る発明の作用では、内視鏡的治療に利用される金属撚り線にて形成された内視鏡用処置具において、内視鏡用処置具の先端部を1本の金属撚り線によって角度180度のUターンで円弧をなして平行に延長して形成した小開口部と、この小開口部の平行な前記金属撚り線をそれぞれ外方に向かって屈曲させた曲がり部を有するとともに、前記小開口部の平行に延長した金属撚り線の方向で前記金属撚り線を揃えて結束しこの部分に略三角形状の結束部分を形成した拡口部とを有し、前記小開口部の外幅と同一の溝幅に設定した溝を有する移動型と、小開口部の内幅と同一の幅に設定した中間型とにより円弧部分から延長された金属撚り線を挟んで金属撚り線の内側をしごいた後、移動型の押圧力を解除する成形加工時における押圧力が解除される際に前記円弧部分に金属撚り線のしごきによる各素線の応力の戻り分が溜まることにより膨らんで、前記小開口部における円弧部分の厚さ寸法が前記金属撚り線の直径寸法より大きく形成されるとともに、前記結束部分と拡口部と小開口部とが同一平面状になっていることにより、撚り線の応力が解除され、円弧部分の形状および前記結束部分と拡口部と小開口部との同一平面状が維持される。
請求項2に係る発明によれば、先端部を1本の金属撚り線によって角度180度のUターンで円弧をなして平行に延長して形成した小開口部と、この小開口部の平行な前記金属撚り線をそれぞれ外方に向かって屈曲させた曲がり部を有するとともに前記金属撚り線を揃えて結束した結束部分を形成した拡口部とを有する内視鏡用処置具の加工装置において、基台に固着されるとともに、小開口部の内幅と同一幅に設定した中央突部、中央突部の基部より両側に形成した傾斜面、両肩部および両側部が形成された固定型と、該固定型に対向して進退自在かつ押圧自在に配された小開口部の外幅と同一の溝幅に設定した溝を有する移動型と、前記固定型と前記移動型との中間に前記固定型に対向して移動自在に配され、且つ、前記移動型より弱い押圧力にて前記固定型に対向する方向に付勢されているとともに、金属撚り線をフックの肩部で保持し小開口部の内幅と同一の幅に設定した中間型と、を備え、前記移動型は前記固定型の方向へ移動する途中で前記中間型とにより円弧部分を有する前記小開口部を成形し、その後前記移動型は前記中間型の付勢力に打ち勝って前記中間型と一体になって前記固定型の方向へ移動して、前記固定型とにより前記拡口部の曲がり部を成形することにより、内視鏡用処置具の小開口部形状を成形し保持してから、他の拡口部の曲がり部を成形する。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1〜図12は発明の実施の形態を示し、図1は内視鏡用処置具の先端部の正面図、図2は内視鏡用処置具の先端部の側面図、図3は内視鏡用処置具の素材の先端部の正面図、図4は内視鏡用処置具をコイルシースに組み込んだ状態図、図5は内視鏡用処置具の加工装置の左側面図、図6は内視鏡用処置具の加工装置の正面図、図7は内視鏡用処置具の加工装置の右側面図、図8は加工装置の中間型のフック部分を示す斜視図、図9は加工装置の移動型、中間型および固定型の関係を示す斜視図、図10は内視鏡用処置具の加工工程図、図11は内視鏡用処置具の小開口部の加工状況図、図12は内視鏡用処置具の拡口部の加工状況図である。
【0011】
本発明の実施の形態では、内視鏡用処置具は、図3に示す素材5から、後に説明する加工装置と方法により、その先端部を図1および図2に示す形状に成形される。この内視鏡用処置具は、操作用ワイヤ1の先端側に細い撚り線ワイヤ2からなる先端部4を形成している。先端部4は、最先端を円弧状に形成して180度Uターンした平行な撚り線ワイヤ2からなる小開口部4aと、この小開口部4aの平行な撚り線ワイヤ2をそれぞれ外方に向かって屈曲し、さらに小開口部4aの平行な撚り線ワイヤ2の方向で、撚り線ワイヤ2を揃えて接続用パイプ3で結束し、この部分に略三角形状の拡口部4bとからなっている。この内視鏡用処置具は、図2に示すように、側面から見ると、小開口部4aと拡口部4bと接続用パイプ3とが、一直線上にあり、同一平面状をなしている。また、最先端の頂部2bの円弧状の部分の厚さtは、撚り線ワイヤ2の直径dよりも、膨らみにより大きく形成されている。
【0012】
つぎに、内視鏡用処置具の加工装置について説明する。図5〜図7において、固定型13は、固定台14に固着されている。固定台14は、図示を省略した水平台から垂直に立設されている。固定型13は、中央突部13aを形成しており、この幅は、内視鏡用処置具の小開口部4aの内幅w(図1参照)と同一に設定されている。中央突部13aの基部13bより両側に傾斜面13cが形成され、さらに両肩部13dおよび両側部13eが形成されている。固定型13に対向して、移動型11が進退自在かつ押圧自在に配設されている。移動型11には、これを進退自在かつ押圧自在に駆動するシリンダ15が連設され、取付け具16を介して、固定台14に取着されている。移動型11の中央先端には、溝11aが形成されており、その溝幅は、内視鏡用処置具の小開口部4aの外幅w+2d(図1参照)と同一に設定されている。さらに、溝11aの両肩部11bから両側に、固定型13の傾斜面13cに平行な傾斜面11cが形成されている。
【0013】
固定型13と移動型11との中間には、中間型12が配設されている。中間型12の幅は、固定型13の中央突部13aと同様に、内視鏡用処置具の小開口部4aの内幅w(図1参照)と同一に設定されている。中間型12は、その基部を2枚の摺動板18に挟持されて一体的に固着されている。摺動板18は、固定台14に固着されたガイド17に摺動自在に嵌装しており、ガイド17内に装着されたコイルバネ19により上方に付勢されている。コイルバネ19の弾発力は、シリンダ15の押圧力より弱く設定されており、中間型12に移動型11が当接して下降した場合には、中間型12は移動型11と一体になって下降する。図8に示すように、中間型12は、先端部にフック12aを形成し、素材5の撚り線ワイヤ2を引っ掛けることができるようになっている。
【0014】
素材5は、既に説明したように、図3に示す形状をしており、操作用ワイヤ1と撚り線ワイヤ2からなるループ部4Aとを、接続用パイプ3により連結して構成されている。この素材5のループ部4Aを、中間型12のフック12aに引っ掛けて、操作ワイヤ1の中途の所定の位置に錘20を取着し、撚り線2に張力を与えている。
【0015】
つぎに、上記加工装置を用いた内視鏡用処置具の製造方法を説明する。まず、素材5のループ部4Aを2つ折りにして、軽い曲がりぐせをつける。図9に示すように、この2つ折りした部分の撚り線ワイヤ2を、中間型12のフック12aに掛け、撚り線ワイヤ2の両側は、固定型13の両肩部13dに掛ける。さらに、図5および図6に示したように、錘20を操作ワイヤ1に取着し、撚り線ワイヤ2に張力を付与する。この状態が、図10(a)の工程図に図示されている。また、図11に示すように、撚り線ワイヤ2をフック12aに掛けたとき、撚り線ワイヤ2の中央部には、円弧Rが形成されている。
【0016】
移動型11を下降させ、中間型12のフック12aに掛けられた撚り線ワイヤ2に、移動型11の溝11aの両肩部11bが接触し、撚り線ワイヤ2は、中間型12に付勢された弾発力により支持されているので、円弧Rが形成された状態で、かつフック12aの両肩部12bに当接した状態で、移動型11の両肩部11bにより、フック12aの両側面12cに押し当てられる。この状態が、図10(b)の工程図および図11に図示されている。
【0017】
移動型11がさらに下降すると、移動型11の押圧力は中間型12の弾発力に打ち勝って、フック12aも下降する。撚り線ワイヤ2の円弧Rは形成されたまま、フック12aと一緒に下降する。やがて、フック12aの下面が固定型13の中央突部13aの上面に当接する。移動型11の両肩部11bが、撚り線ワイヤ2(すなわち、撚り線ワイヤ2を撚り構成する各素線)を引っ張りながら、固定型13との間で折り曲げ変形させる。最後に、図12に示すように、移動型11の斜面11cが、固定型13の斜面13cに、撚り線ワイヤ2を挟んで当接し、撚り線ワイヤ2の曲がり部2aが押圧成形される。このとき、フック12aの両肩部12bで、撚り線2の内側がしごかれ、また、円弧Rは、曲率が僅かに小さく(曲率半径は大きく)なる程度である。この場合、図5で示す固定型13の両肩部13dおよび両側部13eも、図示を省略した押圧手段にてそれぞれ撚り線ワイヤ2を押圧し、成形する。この状態が、図10(c)の工程図に図示されている。
【0018】
つぎに、移動型11が上昇すると、中間型12および撚り線ワイヤ2も追従して上昇する。また、図5で示す固定型13の両肩部13dおよび両側部13eを押圧していた押圧手段も復帰する。この状態が、図10(d)の工程図に図示されている。さらに、移動型11が上昇すると、中間型12および撚り線ワイヤ2が停止し、移動型11から撚り線ワイヤ2が離脱する。この状態が、図10(e)の工程図に図示されている。
【0019】
このとき、撚り線ワイヤ2の曲がり部2aの押圧力が解除される。押圧力が解除されることにより、撚り線ワイヤ2を撚り構成する各素線の応力が解除されるので、各素線には、図12に示す矢印方向に戻ろうとする力が作用する。フック12aの両肩部12bでしごかれた撚り線ワイヤ2の断面形状が、ほぼ保たれた状態で、頂部2bの円弧Rが形成された個所に、各素線の戻り分が溜まり、頂部2bを側方からみたとき、図2に示すように、頂部2bの厚さtは、撚り線ワイヤ2の直径dよりも僅かに膨らむ。この膨らんだ状態で、頂部2bの円弧形状が維持されるとともに、円弧Rに続く平行部2cの平行状態が維持される。また、撚り線2の応力が解除されているので、小開口部4aと拡口部4bと接続パイプ3とが同一平面状に形成される。以上により、図1および図2に示すように、望ましい形状をした内視鏡用処置具を得ることができる。
【0020】
本発明の実施の形態によれば、頂部の膨らみにより、円弧形状が維持され、小開口部と拡口部とからなる先端部と接続用パイプとが同一平面状になり、望ましい形状となった内視鏡用処置具を得ることができる。また、中間型を設けて、内視鏡用処置具の小開口部を先に成形し、その後拡口部を成形するように構成したので、上記先端部を望ましい形状に安定して加工することができる内視鏡用処置具の加工装置を提供することができる。
【0021】
本発明の実施の形態では、加工装置を垂直に構成して、錘の重力により、撚り線に張力を付与しているが、加工装置は水平に構成してもよく、その場合は、操作ワイヤを滑車に掛けて錘を吊るし、重力が水平方向に働くようにすればよい。また、錘に替えて、エアーシリンダにより張力を付与するようにしてもよい。また、中間型の押圧力をコイルバネにより付勢しているが、エアーシリンダにより押圧力を付勢するようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、成形加工時における押圧力が解除される際に円弧部分に各素線のしごきによる応力の戻り分が溜まることにより膨らんで小開口部における円弧部分の厚さ寸法が金属撚り線の直径寸法より大きく形成され、円弧部分の形状および結束部分と拡口部と小開口部との同一平面状が維持されるので、先端部を望ましい形状に保つことができ、ポリープ等の切除時の操作を容易に行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、移動型は前記固定型の方向へ移動する途中で中間型とにより前記小開口部を成形し、その後移動型は中間型の付勢力に打ち勝って中間型と一体になって固定型の方向へ移動して、固定型とにより拡口部の曲がり部を成形するので、内視鏡用処置具の先端部を望ましい形状に安定して加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態の内視鏡用処置具の先端部の正面図である。
【図2】発明の実施の形態の内視鏡用処置具の先端部の側面図である。
【図3】発明の実施の形態の内視鏡用処置具の素材の先端部の正面図である。
【図4】発明の実施の形態の内視鏡用処置具をコイルシースに組み込んだ状態図である。
【図5】発明の実施の形態の内視鏡用処置具の加工装置の左側面図である。
【図6】発明の実施の形態の内視鏡用処置具の加工装置の正面図である。
【図7】発明の実施の形態の内視鏡用処置具の加工装置の右側面図である。
【図8】発明の実施の形態の加工装置の中間型のフック部分を示す斜視図である。
【図9】発明の実施の形態の加工装置の移動型、中間型および固定型の関係を示す斜視図である。
【図10】発明の実施の形態の内視鏡用処置具の加工工程図である。
【図11】発明の実施の形態の内視鏡用処置具の小開口部の加工状況図である。
【図12】発明の実施の形態の内視鏡用処置具の拡口部の加工状況図である。
【図13】従来技術の内視鏡用処置具の加工装置の平面図である。
【図14】従来技術の内視鏡用処置具の加工装置の平面図である。
【図15】従来技術の不具合を示す加工装置の側面図である。
【図16】従来技術の不具合を示す加工装置の側面図である。
【図17】従来技術の不具合を示す図13のX矢視図である。
【図18】従来技術の図13のY部拡大図である。
【図19】従来技術の望ましい形状の処置具を掛けた状態を示す図である。
【図20】従来技術の望ましくない形状の処置具を掛けた状態を示す図である。
【図21】従来技術の内視鏡用処置具の小開口部の不具合を示す図である。
【符号の説明】
1 操作ワイヤ
2 撚り線ワイヤ
2b 頂上部
3 接続用パイプ
4 先端部
4a 小開口部
4b 拡口部
Claims (2)
- 内視鏡的治療に利用される金属撚り線にて形成された内視鏡用処置具において、内視鏡用処置具の先端部を1本の金属撚り線によって角度180度のUターンで円弧をなして平行に延長して形成した小開口部と、
この小開口部の平行な前記金属撚り線をそれぞれ外方に向かって屈曲させた曲がり部を有するとともに、前記小開口部の平行に延長した金属撚り線の方向で前記金属撚り線を揃えて結束しこの部分に略三角形状の結束部分を形成した拡口部とを有し、
前記小開口部の外幅と同一の溝幅に設定した溝を有する移動型と、小開口部の内幅と同一の幅に設定した中間型とにより円弧部分から延長された金属撚り線を挟んで金属撚り線の内側をしごいた後、移動型の押圧力を解除する成形加工時における押圧力が解除される際に前記円弧部分に金属撚り線のしごきによる各素線の応力の戻り分が溜まることにより膨らんで、前記小開口部における円弧部分の厚さ寸法が前記金属撚り線の直径寸法より大きく形成されるとともに、前記結束部分と拡口部と小開口部とが同一平面状になっていることを特徴とする内視鏡用処置具。 - 先端部を1本の金属撚り線によって角度180度のUターンで円弧をなして平行に延長して形成した小開口部と、この小開口部の平行な前記金属撚り線をそれぞれ外方に向かって屈曲させた曲がり部を有するとともに前記金属撚り線を揃えて結束した結束部分を形成した拡口部とを有する内視鏡用処置具の加工装置において、
基台に固着されるとともに、小開口部の内幅と同一幅に設定した中央突部、中央突部の基部より両側に形成した傾斜面、両肩部および両側部が形成された固定型と、
該固定型に対向して進退自在かつ押圧自在に配された小開口部の外幅と同一の溝幅に設定した溝を有する移動型と、
前記固定型と前記移動型との中間に前記固定型に対向して移動自在に配され、且つ、前記移動型より弱い押圧力にて前記固定型に対向する方向に付勢されているとともに、金属撚り線をフックの肩部で保持し小開口部の内幅と同一の幅に設定した中間型と、
を備え、
前記移動型は前記固定型の方向へ移動する途中で前記中間型とにより円弧部分を有する前記小開口部を成形し、その後前記移動型は前記中間型の付勢力に打ち勝って前記中間型と一体になって前記固定型の方向へ移動して、前記固定型とにより前記拡口部の曲がり部を成形することを特徴とする内視鏡用処置具の加工装置。
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1996
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