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JP3991999B2 - 中央処理ユニット及びプロセッサ制御方法 - Google Patents
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Description

本発明は、プロセッサを介さない所定処理の実行中に、プロセッサの動作状態を制御する中央処理ユニット及びプロセッサ制御方法に関する。
従来、例えば、DMA(Direct Memory Access)処理の実行中に、プロセッサへのクロック信号の供給を停止し、プロセッサによる消費電力を小さくするコンピュータシステムがある(例えば、特許文献1参照。)。このようなコンピュータシステムにあっては、例えば、プロセッサの処理効率が向上するように、DMA処理の実行中に、プロセッサからDMAコントローラの動作状態の問い合わせがあったときにだけ、プロセッサへのクロック信号の供給を停止し、プロセッサによる命令の実行を中断することも考えられる。
また、例えば、プロセッサに実行させる処理の命令コードのアドレスを記憶するプログラムカウンタと、割り込み処理の開始要求が発生したときに、プログラムカウンタに記憶されていたアドレスを退避させる割り込み処理用プログラムカウンタとを備えたプロセッサもある。このようなプロセッサにあっては、一般に、割り込み処理が終了すると、割り込み処理用プログラムカウンタに退避させていたアドレスをプログラムカウンタに記憶させ(戻し)、その戻されたアドレスの命令コードから順番に実行するようになっている。
ところで、上記従来の技術を組み合わせたものにあっては、例えば、DMA処理の実行中に、RAMへのアクセス要求を生じ、プロセッサがDMA処理の実行状態を問い合わせると、プロセッサへのクロック信号の供給が停止され、プロセッサによる命令の実行が中断される。また、クロック信号の供給が停止されているときに、割り込み処理が開始されると、プログラムカウンタに格納されていたアドレス(RAMへのアクセス要求に続く命令コードのアドレス)が割り込み処理用プログラムカウンタに退避され、割り込み処理が実行される。そのため、割り込み処理が終了し、割り込み処理用プログラムカウンタに退避されていたアドレスがプログラムカウンタに戻されると、DMA処理の実行中であるにも関わらず、RAMへのアクセス要求に続く命令コードが実行されてしまう恐れがあった。
また、DMA処理の終了に伴い、アクセス要求に続く命令コードが実行されてしまうことが防止されるように、クロック信号の供給が停止されているときに割り込み処理が開始されることを禁止すると、割り込み処理の開始要求が発生してから割り込み処理が開始されるまでの間の時間、つまり、割り込み応答時間が大きくなってしまう恐れがあった。
本発明は、上記従来の技術の未解決の課題を解決することを目的とするものであって、割り込み処理の終了に伴い、中断されていた命令に続く命令コードが実行されてしまうことを防止することができる中央処理ユニット及びプロセッサ制御方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の中央処理ユニットは、プロセッサを介さずに所定処理を実行可能な機能部と、前記所定処理の実行中に、前記プロセッサが前記所定処理の実行状態を問い合わせると、前記プロセッサに動作を停止させる動作停止部と、前記所定処理が終了すると前記プロセッサに動作を再開させる動作再開部と、前記動作停止部によって前記プロセッサの動作が停止されているときに、割り込み処理の開始要求が発生すると、前記プロセッサに前記割り込み処理を実行させる割り込み処理実行部と、前記割り込み処理が終了すると、前記プロセッサに前記所定処理の実行状態の問い合わせを行わせる問い合わせ部とを備えたことを特徴とする。
また、前記プロセッサに実行させる命令コードのアドレスを記憶するプログラムカウンタと、前記プロセッサに前記割り込み処理を実行させるときに、前記プログラムカウンタに記憶されているアドレスから1命令分のアドレス値を減じたアドレスを記憶する割り込み処理用プログラムカウンタとを備え、前記問い合わせ部は、前記割り込み処理が終了すると、前記割り込み処理用プログラムカウンタに記憶されているアドレスを前記プログラムカウンタに記憶させるようにしてもよい。
さらに、前記動作停止部は、前記所定処理の実行中に、前記プロセッサが前記所定処理の実行状態を問い合わせると、前記プロセッサへのクロック信号の供給を停止させ、前記動作再開部は、前記所定処理が終了すると前記プロセッサへのクロック信号の供給を再開させ、前記割り込み処理実行部は、前記動作停止部によって前記プロセッサへのクロック信号の供給が停止されているときに、割り込み処理の開始要求が発生すると、前記プロセッサへのクロック信号の供給を再開して当該プロセッサに前記割り込み処理を実行させるようにしてもよい。
また、前記機能部は、プロセッサを介さずにメモリアクセス可能なDMAコントローラであってもよい。
一方、本発明のプロセッサ制御方法は、プロセッサを介さずに所定処理を実行可能な機能部が当該所定処理を実行しているときに、前記プロセッサが前記所定処理の実行状態を問い合わせると、前記プロセッサの動作を停止可能な動作停止部が前記プロセッサに動作を停止させ、前記所定処理が終了すると、前記プロセッサの動作を再開可能な動作再開部が前記プロセッサに動作を再開させるプロセッサ制御方法であって、前記所定処理の実行状態の問い合わせによって前記プロセッサの動作が停止されているときに、割り込み処理の開始要求が発生すると、前記プロセッサによる割り込み制御を実行可能な割り込み処理実行部が前記プロセッサに前記割り込み処理を実行させ、前記割り込み処理が終了すると、前記プロセッサによる前記所定処理の実行状態の問い合わせを実行可能な問い合わせ部が前記プロセッサに前記所定処理の実行状態の問い合わせを行わせることを特徴とする。
このような構成によれば、プロセッサの動作が停止されているときに、割り込み処理の開始要求が発生すると、プロセッサの動作が一時的に再開され、割り込み処理が実行される。そして、その割り込み処理が終了すると、所定処理の実行状態の問い合わせが行われ、プロセッサの動作が再び停止される。そのため、所定処理が実行されているにも関わらず、割り込み処理の終了に伴い、中断されていた命令に続く命令コードが実行されてしまうことを防止することができる。
以下、本発明の中央処理ユニットの実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の中央処理ユニットの実施形態の概略構成を示すブロック図である。この図1に示すように、中央処理ユニット1は、プログラムカウンタ(PC:program counter)3及び割り込み処理用プログラムカウンタ(EPC:Exception program counter)4を備えたプロセッサ2、RAM(Random Access Memory)5、状態通知レジスタ7を備えたDMAコントローラ6、及びクロック制御部8を含んで構成され、クロック制御部8を除く各部は、データ制御部9で互いにデータ授受可能に接続されている。
これらのうち、プロセッサ2は、プロセッサ2で実行する処理の命令コードのアドレスを記憶するプログラムカウンタ3と、プロセッサ2へのクロック信号の供給が停止され且つ割り込み処理の開始要求信号が発生したときに、プログラムカウンタ3に記憶されていたアドレスから1命令分のアドレス値(例えば、プロセッサ2が32ビット処理を行うものである場合には「4」)を減じたアドレスを退避させる割り込み処理用プログラムカウンタ4とを備えている。また、プロセッサ2は、プログラムカウンタ3に記憶されているアドレスに対応する命令コードをRAM5から読み出し、その読み出された命令コードに従って、各種処理を実行する。また、プロセッサ2は、割り込み処理が終了したときに、割り込み処理用プログラムカウンタ4に退避させておいたアドレスをプログラムカウンタ3に記憶させる。
また、プロセッサ2は、RAM5へのアクセス要求が発生すると、DMA処理の実行状態を示すフラグをDMAコントローラ6内の状態通知レジスタ7から読み出すための信号(以下、「レジスタ読出信号」とも呼ぶ。)をDMAコントローラ6に出力する。そして、プロセッサ2は、DMAコントローラ6からDMA処理を実行中でないことを示すフラグ(以下、「非実行中フラグ」とも呼ぶ。)が読み出されると、RAM5へのアクセスを開始する。
また、RAM5は、図示しない記憶装置から読み出した命令コードやデータを展開するためのワークエリアを形成すると共に、プロセッサ2によって実行された各種処理に係るデータやDMA処理によって転送されるデータを記憶するためのメモリ領域を形成する。なお、プロセッサ2によるRAM5へのアクセス要求とDMA処理によるRAM5へのアクセス要求との調停は、図示しないメモリインターフェースによって行われる。
さらに、DMAコントローラ6は、DMA処理の開始要求信号を取得すると、DMA処理を開始させる。また、DMAコントローラ6は、プロセッサ2からレジスタ読出信号が出力されると、プロセッサ2がアクセスしようとしているRAM5のアドレスに対してDMA処理を実行中であるか否かを判定し、DMA処理を実行中でない場合には状態通知レジスタ7に格納されている非実行中フラグをプロセッサ2に読み出させ、実行中である場合にはWAIT信号をプロセッサ2とクロック制御部8とに出力する。さらに、DMAコントローラ6は、WAIT信号の出力中に、割り込み処理の開始要求の信号が出力されると、WAIT信号の出力を一旦停止する。
さらに、クロック制御部8は、DMAコントローラ6からWAIT信号が出力されているか否かを判定し、WAIT信号が出力されていない場合にはプロセッサ2にクロック信号を供給し、WAIT信号が出力されている場合にはクロック信号の供給を停止する。
次に、本実施形態の中央処理ユニット1の動作を詳細に説明する。
まず、図2(c)の時刻t1に示すように、プロセッサ2によって処理Aが実行されているときに、DMA処理の開始要求信号が生じたとする。すると、図2(a)、(c)の時刻t1〜t2に示すように、プロセッサ2によって、処理Aの実行が継続されつつ、DMAコントローラ6によって、DMA処理が開始される。そして、プロセッサ2によって、処理対象となるデータや命令コードがRAM5の所定アドレスから読み出されたり、DMA処理によって、所定のデータがRAM5の所定アドレスに転送されたりする。
また、プロセッサ2によって処理Aが実行されるうちに(時刻t2)、DMA処理を実行中のRAM5のアドレスに対してプロセッサ2の処理Aによってアクセス要求が発生し、プロセッサ2がレジスタ読出信号をDMAコントローラ6に出力したとする。つまり、DMA処理が終了するまで、プロセッサ2が処理対象となるデータをRAM5から読み出すことができない状態になったとする。すると、DMAコントローラ6によって、プロセッサ2とクロック制御部8とにWAIT信号が出力され、クロック制御部8によって、プロセッサ2へのクロック信号の供給が停止される。そして、図2(a)(b)の時刻t2〜t3に示すように、プロセッサ2が停止状態とされ、DMA処理だけが継続される。
さらに、図2(b)の時刻t3に示すように、プロセッサ2が停止状態とされているときに、割り込み処理の開始要求信号が発生したとする。すると、DMAコントローラ6によって、WAIT信号の出力が一旦停止され、クロック制御部8によって、プロセッサ2へのクロック信号の供給が一時的に再開され、図2(b)の時刻t3に示すように、プロセッサ2が動作状態とされる。そして、プロセッサ2によって、プログラムカウンタ3に記憶されていたアドレスから1命令分のアドレス値を減じたアドレス、つまり、RAM5へのアクセス要求を発生させた命令のアドレスが割り込み処理用プログラムカウンタ4に退避された後、図2(d)の時刻t3に示すように、割り込み処理が開始される。
また、割り込み処理が実行されるうちに、割り込み処理が終了したとする(時刻t4)。すると、プロセッサ2によって、割り込み処理用プログラムカウンタ4に退避させておいたアドレスがプログラムカウンタ3に記憶される(戻される)。また、プロセッサ2によって、プログラムカウンタ3に記憶された(戻された)アドレスに対応する命令コードがRAM5から読み出され、その読み出された命令コードに従って、図2(c)の時刻t4に示すように、RAM5へのアクセス要求を発生させた命令が再び実行される。そして、プロセッサ2によって、レジスタ読出信号がDMAコントローラ6に出力され、DMAコントローラ6によって、プロセッサ2とクロック制御部8とにWAIT信号が出力され、クロック制御部8によって、プロセッサ2へのクロック信号の供給が再び停止され、図2(b)の時刻t5に示すように、プロセッサ2が再び停止状態とされる。
このように、本実施形態の中央処理ユニット1にあっては、プロセッサ2の動作が停止されているときに、割り込み処理の開始要求信号が発生すると、プロセッサ2の動作が一時的に再開され、割り込み処理が実行される。そして、その割り込み処理が終了すると、DMAコントローラ6にレジスタ読出信号が出力され、プロセッサ2の動作が再び停止される。そのため、DMA処理が実行されているにも関わらず、割り込み処理の終了に伴い、RAM5へのアクセス要求に続く命令コードが実行されてしまうことを防止できる。
さらに、プロセッサ2が再び停止状態とされているときに(時刻t6)、DMA処理が終了したとする。すると、DMAコントローラ6によって、WAIT信号の出力が停止され、クロック制御部8によって、プロセッサ2へのクロック信号の供給が完全に再開され、図2(b)に示すように、プロセッサ2が動作状態とされる。そして、プロセッサ2によって、プログラムカウンタ3に記憶されているアドレスに対応する命令コードがRAM5から読み出され、その読み出された命令コードに従って、RAM5へのアクセスが開始され、図2(c)に示すように、処理Aの実行が再開される。
なお、上記実施形態では、図1のDMAコントローラ6が機能部を構成し、以下同様に、図1のDMAコントローラ6及びクロック制御部8が動作停止部及び動作再開部を構成し、図1のプロセッサ2、DMAコントローラ6及びクロック制御部8が割り込み処理実行部を構成し、図1のプロセッサ2が問い合わせ部を構成する。
また、上記実施形態は、本発明に係る中央処理ユニット及びプロセッサ制御方法の一例を示したものであり、その構成等を限定するものではない。
例えば、上記実施形態では、図2に示すように、DMA処理中に、1つの割り込み処理が発生する例を示したが、これに限られるものではない。例えば、図3に示すように、2つの割り込み処理(第1及び第2の割り込み処理)が連続して発生するようにしてもよい。また、DMA処理中に、特定処理を実行させる割り込み処理が発生するようにしてもよく、そのようにすれば、特定処理の終了に伴い、中断されていた処理の続きの命令コードが実行されてしまうことを防止することができる。
また、例えば、プロセッサ2がアクセスしようとしているRAM5のアドレスに対してDMA処理を実行中であるときに、プロセッサ2の動作を停止させる例を示したが、これに限られるものではない。例えば、プロセッサ2がアクセスしようとしているRAM5のアドレスと関係なく、単に、DMA処理の実行中に、RAM5へのアクセス要求がプロセッサ2に発生したときに、プロセッサ2の動作を停止させるようにしてもよい。
本発明の中央処理ユニットの実施形態を示す概略構成図である。 図1の中央処理ユニットの動作を示すタイミングチャートである。 図1の中央処理ユニットの動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1は中央処理ユニット、2はプロセッサ、3プログラムコントローラ、4は割り込み処理用プログラムコントローラ、5はRAM、6はDMAコントローラ、7は状態通知レジスタ、8はクロック制御部、9はデータバス

Claims (5)

  1. プロセッサを介さずに所定処理を実行可能な機能部と、前記所定処理の実行中に、前記プロセッサが前記所定処理の実行状態を問い合わせると、前記プロセッサに動作を停止させる動作停止部と、前記所定処理が終了すると前記プロセッサに動作を再開させる動作再開部と、前記動作停止部によって前記プロセッサの動作が停止されているときに、割り込み処理の開始要求が発生すると、前記プロセッサに前記割り込み処理を実行させる割り込み処理実行部と、前記割り込み処理が終了すると、前記プロセッサに前記所定処理の実行状態の問い合わせを行わせる問い合わせ部と、を備えたことを特徴とする中央処理ユニット。
  2. 前記プロセッサに実行させる命令コードのアドレスを記憶するプログラムカウンタと、前記プロセッサに前記割り込み処理を実行させるときに、前記プログラムカウンタに記憶されているアドレスから1命令分のアドレス値を減じたアドレスを記憶する割り込み処理用プログラムカウンタとを備え、
    前記問い合わせ部は、前記割り込み処理が終了すると、前記割り込み処理用プログラムカウンタに記憶されているアドレスを前記プログラムカウンタに記憶させることを特徴とする請求項1に記載の中央処理ユニット。
  3. 前記動作停止部は、前記所定処理の実行中に、前記プロセッサが前記所定処理の実行状態を問い合わせると、前記プロセッサへのクロック信号の供給を停止させ、
    前記動作再開部は、前記所定処理が終了すると前記プロセッサへのクロック信号の供給を再開させ、
    前記割り込み処理実行部は、前記動作停止部によって前記プロセッサへのクロック信号の供給が停止されているときに、割り込み処理の開始要求が発生すると、前記プロセッサへのクロック信号の供給を再開して当該プロセッサに前記割り込み処理を実行させることを特徴とする請求項1又は2に記載の中央処理ユニット。
  4. 前記機能部は、プロセッサを介さずにメモリアクセス可能なDMAコントローラであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の中央処理ユニット。
  5. プロセッサを介さずに所定処理を実行可能な機能部が当該所定処理を実行しているときに、前記プロセッサが前記所定処理の実行状態を問い合わせると、前記プロセッサの動作を停止可能な動作停止部が前記プロセッサに動作を停止させ、前記所定処理が終了すると、前記プロセッサの動作を再開可能な動作再開部が前記プロセッサに動作を再開させるプロセッサ制御方法であって、
    前記所定処理の実行状態の問い合わせによって前記プロセッサの動作が停止されているときに、割り込み処理の開始要求が発生すると、前記プロセッサによる割り込み制御を実行可能な割り込み処理実行部が前記プロセッサに前記割り込み処理を実行させ、前記割り込み処理が終了すると、前記プロセッサによる前記所定処理の実行状態の問い合わせを実行可能な問い合わせ部が前記プロセッサに前記所定処理の実行状態の問い合わせを行わせることを特徴とするプロセッサ制御方法。
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