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JP3993178B2 - 地上ビーコン局及びビーコン波送信方法 - Google Patents
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JP3993178B2 - 地上ビーコン局及びビーコン波送信方法 - Google Patents

地上ビーコン局及びビーコン波送信方法 Download PDF

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Description

この発明は、衛星と地上ビーコン局に関する発明である。たとえば、2機の準天頂衛星がハンドオーバーをする場合の地上ビーコン局からのビーコン波の制御に関するものである。
3機の準天頂衛星が8の字を書きながら地球上を旋回することにより、日本上空において、常時1機の準天頂衛星を飛行させる技術が知られている。その際、2機の準天頂衛星がハンドオーバーをする必要がある。また、準天頂衛星は、8の字の軌道を有しているため、軌道を移動しながら、衛星の姿勢を制御しなければならない。この姿勢の制御のために地上ビーコン局からビーコン波を送り、このビーコン波を追尾させることにより、準天頂衛星の姿勢を制御することが考えられる。
特開2004−062874号公報 特開2004−028593号公報 特開2004−015451号公報
2機の準天頂衛星がハンドオーバーする場合に、一つのビーコン波を用いてどのようにしてハンドオーバーするかという技術的な解決方法を模索しなければならないという課題があった。
この発明は、準天頂衛星などの2機の衛星がハンドオーバーする場合に一つのビーコン波を用いてハンドオーバーすることが可能な方式、あるいは、方法を提供することを目的とする。
この発明に係る地上ビーコン局は、衛星に対してビーコン波を送信する地上ビーコン局において、2機の衛星の会合点においてハンドオーバーする場合に、ビーコン波を2機の衛星の間に向けて送信することを特徴とする。
この発明によれば、2機の衛星が会合点においてハンドオーバーする場合に、ビーコン波を2機の衛星の間に向けて交信するので、一つの地上ビーコン局を用いてハンドオーバーすることができる。
また、衛星も同一周波数のビーコン波を受信する受信機を搭載するので、衛星のコストを低減させることができる。
まず、準天頂衛星について、以下に詳細を説明する。
図1は、準天頂衛星と静止衛星との仰角の違いを説明する図である(図1は、「www2.crl.go.jp/ka/control/efsat/index−j.html」からの引用である)。
図1に示すように、準天頂衛星は、仰角60度以上になるように打ち上げられる。一方、静止衛星は、東京での場合仰角48度より高くすることができない。この仰角の違いにより、静止衛星では電波が建物や山に遮られて届かないことがある。例えば、図1のようにビル陰にある車輌に対して、仰角の高い準天頂衛星からは電波が届くが、仰角の低い静止衛星からは電波が届かない。
図2は、傾斜軌道を赤道面に投影した場合を説明する図である。図3は、地図上での準天頂衛星Zの軌跡を示す図である。(図2,図3は、「www2.crl.go.jp/ka/control/efsat/8n.html」からの引用である)。準天頂衛星は3機の衛星を図2のZ1,Z2,Z3のように配置する。図2において、S1,S2,S3は静止衛星Sの公転を示し、Z1,Z2,Z3は準天頂衛星Zの公転を示している。
「郵政省通信総合研究所 準天頂衛星 8の字衛星」の文献に記載された内容を引用して図4を説明する。
図4は、順天頂衛星の軌道と赤道面に対する傾斜角度を示す図である。3機の準天頂衛星のそれぞれは、図4のように赤道面から約45度の傾斜角になるように地上35800km上空を地球の自転に合わせて1日に1周回している。
また、3機のそれぞれの準天頂衛星は、赤道面との交点において120度ずつ離れるように配置されている。例えば、3機のうちの1機の準天頂衛星Z1(図2)に着目すると、準天頂衛星は静止衛星に比べてマイナス方向に経度がずれている。
このため、地上を固定して考えると、準天頂衛星の軌跡は図3のように、「8の字」を描く。3機の準天頂衛星は、軌道面を異にするが、8時間毎に交代するように切れ目なく日本の上空に位置している。
また、日本上空に仰角が60度以上の準天頂衛星が切れ目なく常に存在しているということは、測位情報の受信者はビル影等でも準天頂衛星から電波を受けることができ、静止衛星を用いたGPSと比べて電波を遮られる心配が無いため、必要な測位精度での測位ができる時間率が上がる。
以上、図4及び上記説明文は、「郵政省通信総合研究所 準天頂衛星 8の字衛星」の文献に記載された内容である。
実施の形態1.
図5は、この実施の形態の地上ビーコン波トラッキングシステムの構成図である。地上ビーコン局55は、ビーコン波44を送信する。上空には3機の準天頂衛星99が飛んでいる。
そのうち、1機は日本の上空にあり、ACTIVE衛星88である。ここで、ACTIVE衛星88とは、実際に通信を行なっている衛星のことである。すなわち、通信状態にある衛星のことを言う。
また、残りの2機は日本の上空にはなく、インアクティブ衛星である。ここで、インアクティブ衛星とは、通信を行なっていない衛星のことである。すなわち、非衛星通信状態にある衛星のことである。
図5において、会合点41より右側にある軌道43を飛行中の衛星は、ACTIVE衛星88である。また、会合点41より左側にある2機の衛星がインアクティブ衛星である。
地上ビーコン局55は、ビーコン波44をACTIVE衛星88に向けて送信する。ACTIVE衛星88はビーコン波44を捕捉し、ビーコン波44に対してACTIVE衛星88の姿勢を向けるように制御することにより、ACTIVE衛星88は地上にある他の通信装置と正確な通信を行なうことができる。
図5において、ACTIVE衛星88が、会合点41に向かう場合をOUT衛星66と呼ぶ。また、図5において、インアクティブ衛星が会合点41に向かう場合をIN衛星77と呼ぶ。OUT衛星66は、第1衛星の一例である。IN衛星77は、第2衛星の一例である。
OUT衛星66とIN衛星77は、会合点41において交差する。その際、ハンドオーバーを行なう。すなわち、OUT衛星66は、アクティブ衛星からインアクティブ衛星に変わる。逆に、IN衛星77は、インアクティブ衛星からアクティブ衛星に変わる。
このハンドオーバーに伴い、地上ビーコン局55はビーコン波44をOUT衛星66からIN衛星77に切替える必要がある。すなわち、ビーコン波44は矢印Cのように指向方向が変更されなければならない。
準天頂衛星99には、例えば、24個のホーンアンテナが設置されている。図6は、準天頂衛星99のホーンアンテナの配置を示す図である。この配置はちょうど日本列島を覆うような形になっている。4つのホーンで1つのビームを形成する。すなわち、4つのホーンのほぼ中央がビームの中心となる。
図6において、A、B、C、Dは、大阪に向けた大阪ビーム用のホーンを示している。
図7は、ビーム配置を示す図である。図6に示した24個のホーンの4つずつのホーンにより1つのビームが形成される。そして、図7に示すように、9つのビームが日本列島を覆うような形で照射される。これらの複数のビームのことをマルチビームと呼ぶ。
このビームは、常に、図7に示すような位置を照射しなければ通信が行えない。しかし、準天頂衛星99が軌道43を移動することから、マルチビームを正確に地上に照射するためには、準天頂衛星99の姿勢制御を行なわなければならない。
このために、準天頂衛星99には、RF(無線周波数)トラッキングを行なう必要がある。すなわち、RFトラッキングによる高精度ポインティングが必要である。地上ビーコン局55から送信されるビーコン波44は、RFトラッキングに用いられものである。
準天頂衛星99は、この地上ビーコン局55からのビーコン波44を受信し、準天頂衛星99の姿勢制御を行い、マルチビームが正しく日本列島の各場所に照射されるよう制御を行なう。
図8は、地上ビーコン局55の構成図である。
地上ビーコン局55は、ビーコン波44を送信するアンテナ51を備えている。また、アンテナ51は、準天頂衛星99からの電波を受信する。
送受信器53は、アンテナ51が送受信する信号を送信あるいは受信する。通信系54は、送受信器53が送受信する信号を処理するための回路である。送受信器53は、準天頂衛星99からの信号を受信し、その受信レベルを追尾装置57に出力する。
追尾装置57は、軌道パラメータデータベース58から準天頂衛星99の軌道パラメータを入力し、その軌道パラメータに基づいて、ビーコン波44の方向を決定するものである。追尾装置57のこの動作は、追尾プログラム59により行なわれる。
また、追尾装置57は、受信レベルを入力し、準天頂衛星99からの受信が正しく行なわれていることを確認する。追尾装置57は、アンテナ51の方向を制御する信号を出力する。
駆動部56は、追尾装置57から出力されたアンテナ51の方向を制御する信号を受信して、アンテナ51の方向を変える。アンテナ51は、駆動部56の制御により、アンテナの方向を変え、結果的にビーコン波44の方向を変更する。
図9は、準天頂衛星99の構成図である。準天頂衛星99には、24個のホーンアンテナ81が備えられている。図9には、その内、4個のホーンアンテナ81を示している。この4個のホーンアンテナ81は、大阪ビーム用である。
準天頂衛星99には、ホーンアンテナ81に対応してテストカップラ83、バンドパスフィルタ84が設けられている。バンドパスフィルタ84の出力は、衛星通信系86に入力される。衛星通信系86では、準天頂衛星99の通信制御を行なう。
準天頂衛星99には、さらに、指向制御部97が設けられている。指向制御部97には、プログラム追尾部91とビーコン波追尾部93と衛星制御系95が設けられ、準天頂衛星99の姿勢を制御している。
ビーコン波追尾部93は、カップラ85からの信号を入力し、RF追尾を行なうものである。
プログラム追尾部91は、プログラムにより準天頂衛星99の姿勢を制御するものである。
モノパルスコンパレータ87は、大阪ビーム用ホーンからの信号A、B、C、Dから和パターンと差パターンを出力する。
追尾受信機89は、和パターンと差パターンから制御信号を衛星制御系95に出力する。衛星制御系95は、衛星の姿勢を制御する。
図10は、ハンドオーバー時の衛星アンテナ指向制御のシーケンスである。
図11は、地上ビーコン局55の追尾プログラム59のフローチャートである。
図12は、準天頂衛星99の指向制御部97のフローチャートである。
図10において、横軸は時間である。縦軸にOUT衛星66とIN衛星77と地上ビーコン局55を示している。
OUT衛星66とIN衛星77の通信信号のハンドオーバーの時間は、120秒である。ハンドオーバー(H/O)の前後の時間は、衛星の姿勢を安定させるための時間である。HOを含めたこの前後の時間が23分である。この23分の期間をここでは会合期間と呼ぶ。
OUT衛星66は、ACTIVE衛星88であるため、会合地点に向かってRF追尾を行なう。すなわち、地上ビーコン局55の方向を向くように姿勢制御される。会合期間終了時刻になると、OUT衛星66はプログラム追尾に切り替わる。プログラム追尾は、地球の中心(以下、地心)に向くように衛星の姿勢を制御するものである。
一方、IN衛星77は、インアクティブ衛星であるため、プログラム追尾により地心を向いた制御が行なわれており、会合期間開始時刻になるとRF追尾が行なわれる。したがって、地上ビーコン局55の方向を向くように衛星の姿勢が制御される。
地上ビーコン局55は、ビーコン波44の方向を追尾プログラム59により制御し、軌道パラメータに基づいた方向にビーコン波44を向けて放出し続ける。
会合期間開始時刻になると、地上ビーコン局55は、ビーコン波44をOUT衛星66とIN衛星77の間、すなわち、会合点に固定する。会合期間終了時刻になると、地上ビーコン局55は、ビーコン波44をIN衛星77に向けてそのIN衛星77を追尾する。
図11に基づいて、地上ビーコン局55の追尾プログラム59の動作を説明する。
軌道パラメータデータベース58には、図13に示すように、日本列島上空の軌道を示すパラメータが記憶されている。すなわち、図13に示す8時間の衛星軌道が記憶されている。この8時間の軌道はアクティブ衛星の軌道である。
S61;第1衛星追尾工程
まず、アクティブ衛星(OUT衛星66)を軌道パラメータデータベース58に記憶された軌道パラメータに基づいて追尾する。
S63;会合開始判定工程
追尾プログラム59は、現在時刻が会合期間開始時刻か否かを判定する。会合期間開始時刻でない場合には、S61を継続する。会合期間開始時刻になった場合には、以下のS64を実行する。
S64;ビーム変更工程
会合期間開始時刻になった場合、地上ビーコン局55の追尾プログラム59は、ビーコン波44のビーム方向をOUT衛星66とIN衛星77の間に変更する。すなわち、ビームを会合点に移動させる。
S65;ビーコン波固定工程
追尾プログラム59は、ビーコン波44のビームを会合点に固定する。このビームを会合点に固定している間は、図14に示すように、ビーコン波44の範囲にOUT衛星66とIN衛星77が存在していることになる。この時間が約23分である。IN衛星77は、この23分の初期の時間を用いて衛星が地上ビーコン局55の方向を向くように姿勢を制御する。そして、120秒間のハンドオーバーが行なわれる。
S67;会合終了判定工程
追尾プログラム59は、現在時刻が会合期間終了時刻になったか否かを判定し、なっていない場合には、S65におけるビームの固定を維持し続ける。会合期間終了時刻となった場合には、以下のS68を実行する。
S68;追尾開始工程
追尾プログラム59は、ビーコン波44のビームをIN衛星77に変更する。
S69;第2衛星追尾工程
追尾プログラム59は、IN衛星77をプログラム追尾する。その後追尾プログラム59は、S61に戻り、IN衛星77をアクティブ衛星として追尾し続ける。
次に、図12を用いて、準天頂衛星99の指向制御部97の動作について説明する。まず、S91において、会合期間中か否かを判定する。会合期間中でない場合には、S93において、アクティブ中であるか、インアクティブ中であるかを判定する。インアクティブ中の場合には、S94において、プログラム追尾を行なう。このプログラム追尾は、ビーコン波を全く用いない追尾方法である。すなわち、ビーコン波を無視した追尾工程である。このプログラム追尾は、衛星を地心方向に向けるように姿勢制御を行なうものである。
図15は、衛星の方向を説明するものである。準天頂衛星99から見た地上ビーコン局55の方向と地心方向には角度θの差がある。プログラム追尾は受信方向に衛星を姿勢制御するものである。この角度θは、衛星の軌道位置によって異なるものである。例えば、衛星が会合点にいる場合には、地上ビーコン局55の方向と地心方向との角度が約1.4度である。
次に、S93において、衛星がアクティブ衛星であると判定された場合には、S95において、RF追尾を行なう。この追尾により、衛星は地上ビーコン局55の方向に姿勢制御がされる。
次に、S91において、会合期間中になっていると判断された場合には、S96において、その衛星がOUT衛星66であるか、IN衛星77であるかが判定される。IN衛星77である場合には、S97において、RF追尾が開始される。すなわち、図15に示したように、地心方向から地上ビーコン局55の方向に姿勢を変える作業が行なわれる。地上ビーコン局が大阪地方に位置する場合、この角度は約1.4度である。なお、地上ビーコン局の位置は大阪に限ることはなく、任意の位置で可能である。S96において、OUT衛星66と判定された場合には、S98においてRF追尾が継続される。いずれの追尾の場合においても、S99において実際の姿勢制御が衛星制御系95により行なわれる。
図16は、前述した動作を図で表わしたものである。
図16の左側はハンドオーバー前を示している。右側はハンドオーバー後を示している。T1からT10には時刻を示している。
ハンドオーバーは、T6に実行されるものとする。また、会合期間開始時刻は、T5であるものとする。また、会合期間終了時刻は、T7であるものとする。
図16において、矢印Aは、IN衛星77の移動方向を示している。矢印Bは、OUT衛星66の移動方向を示している。矢印A上の○は、IN衛星77の位置を示している。矢印B上の○は、OUT衛星66の位置を示している。
図16の左側に示すように、地上ビーコン局55は、時刻T4までOUT衛星66を追尾している。時刻T5には、2つの衛星がビーム内に入る方向にビーコン波44の方向が変更される。そして、T6、T7の間、ビーコン波44は両衛星がビーム内に入る方向に固定される。たとえば、ビーコン波44の中心が会合点を向いているのが望ましい。あるいは、両衛星から均等の距離の地点にビーコン波44の中心が向いているのが望ましい。この時刻T5、T6、T7の間に衛星の姿勢制御が行なわれ、ハンドオーバーが行なわれることになる。時刻T8になると、ビーコン波44は、IN衛星77に向けられる。その後は、IN衛星77を追尾する。
図17から図20は、ビーコン波追尾部93のモノパルスコンパレータ87と追尾受信機89の動作を説明する図である。ビーコン波追尾部93は、4つのホーンアレイにわるモノパルス追尾を行なうものである。
図17は、4つのホーンA、B、C、Dの配置を示している。横方向は、アジマス方向である。縦方向はエレベーション方向である。
図18は、モノパルスコンパレータ87の動作説明図である。モノパルスコンパレータ87は、4つのホーンA、B、C、Dからの信号を入力し、合成回路に#1#2、#3、#4により和パターンΣと差パターンΔを出力する。
図19は、和パターンと差パターンの関係図である。図19の横軸は、アンテナの方向である。単位は角度である。縦軸は、利得である。差パターン(Δ)から和パターン(Σ)を引いたものをここでは利得差と呼ぶ。追尾受信機89は、利得差が最大になるように衛星の姿勢を制御する。すなわち、追尾受信機89は、アンテナの方向(衛星の姿勢)を左右上下に振ることにより、利得差が最大に近づく点を探索するのである。追尾受信機89は、一定時間間隔でアンテナの方向を左右上下に振り、姿勢方向を探すことになる。
以上のように、この実施の形態においては、マルチビーム用通信アンテナの一次放射器をモノパルス追尾を考慮して4素子角錐ホーンアレイ構成で実現する方式を説明した。
準天頂衛星においては、Ku帯通信送受信のために、直径3.5メートルのアンテナを用いることになる。そして、このアンテナをマルチビームを構成するホーンと供用する。このように、通信用アンテナとモノパルス追尾用アンテナを供用することにより、以下の利点がある。
準天頂衛星99のアンテナを高利得とすることで、地上ビーコン局55のアンテナ51を小口径とすることが可能となる。
このように、地上ビーコン局55のアンテナ51を小口径(約30センチメートル)とすることより、ビーコン波44の指向方向が広くなり、ハンドオーバー時に2つの衛星を同時にカバーすることが可能になる。すなわち、1つの地上ビーコン局55により、2つの衛星を同時に捕捉することが可能になる。
こうして、地上ビーコン局55を2つ設ける必要がなく、地上局のコストを低減することが可能である。また、一つの地上ビーコン局55を設ければよいため、2つの準天頂衛星99のために単一ビーコン周波数の信号を用いることが可能になる。
一方、準天頂衛星99においては、3機の準天頂衛星99とも同一周波数の受信機を搭載すればよいため、衛星の製造コストを低減することができる。
なお、前述した例において、RF追尾とプログラム追尾はそれぞれ個別に動作したが、RF追尾中はプログラム追尾が常にバックアップし、RF追尾が故障した場合でも、プログラム追尾がすぐに行なわれるようにしてもよい。また、逆に、プログラム追尾は、RF追尾の情報により、常時、修正され、高精度に保たれるようにしてもよい。
準天頂衛星と静止衛星との仰角の違いを説明する図である。 傾斜軌道を赤道面に投影した場合を説明する図である。 地図上での準天頂衛星Zの軌跡を示す図である。 順天頂衛星の軌道と赤道面に対する傾斜角度を示す図である。 地上ビーコン局55とOUT衛星66とIN衛星77を示す図である。 ホーン配置を示す図である。 ビーム配置を示す図である。 地上ビーコン局55の構成図である。 準天頂衛星99の構成図である。 ハンドオーバー時の衛星アンテナ指向制御のシーケンスである。 地上ビーコン局55の追尾プログラム59のフローチャートである。 準天頂衛星99の指向制御部97のフローチャートである。 準天頂衛星99の軌道を示す図である。 OUT衛星66とIN衛星77の会合状態を示す図である。 地上ビーコン局55と地心の角度を説明する図である。 ビーコン波のRFトラッキングを説明する図である。 ホーンの配置関係を示す図である。 モノパルスコンパレータ87の動作説明図である。 和パターンと差パターンの関係図である。
符号の説明
41 会合点、43 軌道、44 ビーコン波、51 アンテナ、53 送受信器、54 通信系、55 地上ビーコン局、56 駆動部、57 追尾装置、58 軌道パラメータデータベース、59 追尾プログラム、66 OUT衛星、77 IN衛星、81 ホーンアンテナ、88 ACTIVE衛星、99 準天頂衛星。

Claims (2)

  1. 衛星に対してビーコン波を送信する地上ビーコン局において、
    上記ビーコン波が送信される衛星は、第1のループ軌道と第2のループ軌道とを1つの点で接続させた会合点を有する軌道を移動する複数の衛星のうち、第1のループ軌道を移動する第1の衛星であり、
    上記第1のループ軌道を移動する第1の衛星は、上記会合点において第2のループ軌道を移動する第2の衛星とあらかじめ定められた期間ハンドオーバーして、第2のループ軌道を移動する第2の衛星となる衛星であり、
    第2のループ軌道を移動する第2の衛星は、ハンドオーバーにより上記第1のループ軌道を移動する第1の衛星となる衛星であり、
    上記地上ビーコン局は、
    衛星軌道を記憶する軌道パラメータデータベースと、
    上記ビーコン波を送信するアンテナと、
    上記アンテナの方向を制御する信号を受信して、受信した信号に基づいて上記アンテナの方向を制御する駆動部と、
    上記軌道パラメータデータベースが記憶した衛星軌道を入力して、入力した衛星軌道に基づいて、上記第1の衛星の軌道を追尾して、上記アンテナから送信されるビーコン波の方向を上記第1の衛星の方向に制御させる信号を上記駆動部に出力し、
    上記入力した衛星軌道に基づいて上記会合点を求め、
    上記入力した衛星軌道に基づいて、上記会合点において上記第1の衛星が上記第2の衛星とハンドオーバーを開始する時刻と、ハンドオーバーを終了する時刻と、ハンドオーバー開始時刻の所定時間前の会合期間開始時刻と、ハンドオーバー終了時刻の所定時間後の会合期間終了時刻とを求め、
    現在時刻が会合期間開始時刻であるか否かを判定し、現在時刻が会合期間開始時刻である場合、上記第1の衛星の追尾をやめて上記アンテナから送信されるビーコン波の方向を上記求めた会合点の方向に制御させる信号を上記駆動部に出力し、現在時刻が上記会合期間終了時刻になるまで、上記駆動部によりアンテナから送信されるビーコン波の方向を会合点の方向に固定させ、現在時刻が上記会合期間終了時刻である場合、第2のループ軌道から第1のループ軌道へと移動することにより第2の衛星から第1の衛星となった衛星の追尾を開始して、上記アンテナから送信されるビーコン波の方向を、上記第2の衛星から第1の衛星となった衛星の方向に制御させる信号を上記駆動部に出力する追尾装置とを備えた
    ことを特徴とする地上ビーコン局。
  2. 第1のループ軌道と第2のループ軌道とを1つの点で接続させた会合点を有する軌道を移動する複数の衛星のうち、第1のループ軌道を移動する第1の衛星に対してビーコン波を送信するアンテナと、上記アンテナの方向を制御する駆動部と、上記アンテナの方向を制御する信号を上記駆動部に出力する追尾装置とを備える地上ビーコン局のビーコン波送信方法において、
    上記第1のループ軌道を移動する第1の衛星は、上記会合点において第2のループ軌道を移動する第2の衛星とあらかじめ定められた期間ハンドオーバーして、第2のループ軌道を移動する第2の衛星となる衛星であり、
    上記第2のループ軌道を移動する第2の衛星は、ハンドオーバーにより上記第1のループ軌道を移動する第1の衛星となる衛星であり、
    上記ビーコン波送信方法は、
    上記追尾装置によって、衛星軌道を記憶した軌道パラメータデータベースから衛星軌道を入力して、入力した衛星軌道に基づいて、上記第1の衛星の軌道を追尾して、上記アンテナから送信されるビーコン波の方向を上記第1の衛星の方向に制御させる信号を上記駆動部に出力する第1衛星追尾工程と、
    上記追尾装置によって、上記入力した衛星軌道に基づいて上記会合点を求め、
    上記追尾装置によって、上記入力した衛星軌道に基づいて、上記会合点において上記第1の衛星が上記第2の衛星とハンドオーバーを開始する時刻と、ハンドオーバーを終了する時刻と、ハンドオーバー開始時刻の所定時間前の会合期間開始時刻と、ハンドオーバー終了時刻の所定時間後の会合期間終了時刻とを求め、
    上記追尾装置によって、現在時刻が会合期間開始時刻であるか否かを判定する会合開始判定工程と、
    上記会合開始判定工程により現在時刻が会合期間開始時刻であると判定された場合、上記追尾装置によって、第1衛星追尾工程による上記第1の衛星の追尾をやめて、上記アンテナから送信されるビーコン波の方向を上記求めた会合点の方向に制御させる信号を上記駆動部に出力するビーム変更工程と、
    上記ビーム変更工程により変更されたビーコン波の送信方向を、上記追尾装置によって、現在時刻が会合期間終了時刻になるまで、上記アンテナから送信されるビーコン波の方向を会合点の方向に固定させるように制御する信号を上記駆動部に出力するビーコン波固定工程と、
    上記追尾装置によって、現在時刻が会合期間終了時刻であるか否かを判定する会合終了判定工程と、
    上記会合終了判定工程により現在時刻が会合期間終了時刻であると判定された場合、上記追尾装置によって、第2のループ軌道から第1のループ軌道へと移動することにより第2の衛星から第1の衛星となった衛星の追尾を開始して、上記アンテナから送信されるビーコン波の方向を、上記第2の衛星から第1の衛星となった衛星の方向に制御させる信号を上記駆動部に出力する第2衛星追尾工程と
    を備えたことを特徴とするビーコン波送信方法。
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