JP3995754B2 - Bathing equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、病人や寝たきりの老人あるいは手術後の患者を入浴させるための入浴装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような患者を入浴させるための入浴装置として、浴槽が昇降式となっており、はじめに浴槽を下降状態としておいてその上方に患者を配置し、次いで浴槽を上昇させて患者を入浴させる形式のものが提供されている。ここで、患者を浴槽の上方に配置させるにあたっては、ストレッチャー上の担架に患者を載せ、ストレッチャーを浴槽に横付けして担架ごと患者を浴槽上方に水平移動させて送り込むる場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、患者の移送および入浴は介護者が行うわけであるが、上記のようにストレッチャーから患者を浴槽の上方に送り込む際には、介護者は浴槽に横付けしたストレッチャーの横に立ち、担架を浴槽方向に押してスライドさせる。このとき、担架を浴槽上方に送り込むにつれて介護者の腹部等がストレッチャー上の担架台に当たり、その状態から介護者自身から離れていく担架をさらに浴槽方向に押すには担架台が邪魔になって無理な姿勢を強いられる。これは、入浴後に担架をストレッチャー上に戻す際も同様である。このため、担架をスライドさせる作業がしづらくなって介護者の負担が増大していた。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ストレッチャー上の担架を浴槽上方へ送り込んだり戻したりする作業を容易として介護者の負担軽減が図られる入浴装置の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、次の手段をもって上記目的の達成を図っている。
すなわち、浴槽と、該浴槽に隣接されるストレッチャー上から略水平方向に移動される担架を受けて該担架を前記浴槽上方の入浴位置に導くガイド部材と、前記浴槽内に立設された支柱と、該支柱に設けられ、前記ガイド部材が取り付けられ、前記ガイド部材を介して前記担架を前記浴槽上方に支持するとともに、前記担架を支持した状態で、前記浴槽の上方の中央位置と前記ガイド部材が前記ストレッチャーのガイドレールに近接或いは当接する位置との間において移動自在な支持台と、前記支持台と前記浴槽の少なくとも一方を上下方向に移動させる昇降機構と、前記担架を支持した前記支持台を移動させることで、該支持台上に載せられた前記担架をストレッチャー上と前記入浴位置との間において移動させる担架駆動機構とを具備することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
(1)第1の実施形態
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。
A.構成
図1および図2は、第1の実施形態に係る入浴装置4にストレッチャー装置1が横付けされて接続された状態の上面および正面断面をそれぞれ示しており、図3はストレッチャー装置1の側面を示している。
まず、患者を載せて移送させるストレッチャー装置1から説明する。このストレッチャー装置1は、ストレッチャー2と、このストレッチャー2の上に配置されて実際に患者(入浴者)Mが載せられる担架3とから構成されている。図4および図5は、担架3を除いたストレッチャー2のみを示した図であって、それぞれ上面図、正面図である。
【0007】
図3には、担架3に載せられた患者Mが示されており、同図で患者Mは頭を右に、足を左にした仰臥状態で担架3に載せられている。以降のストレッチャー装置1および入浴装置4の説明において前後左右といった方向に関しては、担架3に載せられた患者Mを基準とし、頭側を前方、足側を後方、患者Mの左右方向をすなわち左右方向と定義する。
【0008】
ストレッチャー2は、4つのキャスタ(走行手段)5が装着されたフレーム6の上に担架台7が固定されたものであり、前後および左右対称の形状とされている。フレーム6は、前後に2本ずつ配された4本の脚部フレーム11を主体としており、これら脚部フレーム11の下端部にキャスタ5が装着されている。前後方向に離れた各左右一対の脚部フレーム11間には、補強フレーム12が架け渡されて固定されている。これら前後一対の補強フレーム12の中央部およびその両側の間には、サイドメンバ13、14、14が架け渡されて固定されている。両側の2本のサイドメンバ14は、補強フレーム12から左右に突出しており、それら突出端からは、ガイドアーム15が垂下している。これらガイドアーム15の下端部には、ガイドリング16が、ガイドアーム15の延びる方向すなわち上下方向を軸として回動自在に装着されている。
【0009】
前後の左右一対とされる脚部フレーム11には、前側および後側のハンドルバー17がそれぞれ固定されている。これら前後のハンドルバー17は、脚部フレーム11における補強フレーム12の接続部分のやや上方位置に固着されており、その固着部分より、それぞれ前方および後方に延びてから上方に立ち上がり、その上端部から実際に手で握る水平部分に移行する形状となっている。
【0010】
また、前後の左右一対の脚部フレーム11には、キャスタ5の動きを制動する切換ペダル18が、ステー19を介してそれぞれ装着されている。図3に示すように、これら切換ペダル18は、足踏み操作により、左右に延びる回動軸に対して3段階に回動角度を切換えられるようになっており、一方側(前側か後側)の切換ペダル18の動作が、リンク20によって他方側に伝わって連動するようになっている。ちなみに切換ペダル18の3段階切換により、キャスタ5は「4輪固定」、「フリー(360度双方向回動)」、「直進」が選択される。
【0011】
図3および図5に示すように、中央部のサイドメンバ13には、入浴装置4にストレッチャー装置1を横付け状態で接続するためのロック機構21が設けられている。このロック機構21は、サイドメンバ13に固定されて垂下する左右一対の支持ロッド22と、これら支持ロッド22の下端部から左右にそれぞれ延びて揺動可能に支持され、先端にロックピン23を有するロックペダル24と、各ロックペダル24の中央部とサイドメンバ13の間にわたって斜めに渡されたシリンダ25と、ロックペダル24の動きを相反するように連動させるリンク26とを備えている。このロック機構21によれば、ロックペダル24はシリンダ25により水平に保持されており、一方のロックペダル24の先端上部であってロックピン23の上部に形成された足踏み部24aを踏むと、リンク26の働きにより他方のロックペダル24が上方に回動するようになっている。そして、足踏み部24aから足を離すと両方のロックペダル24はシリンダ25の働きで元の水平状態に戻るようになっている。
【0012】
担架台7は仰臥する患者Mの全身を受ける適宜な大きさの略長方形状に形成されたものであり、ストレッチャー2の4本の脚部フレーム11の上端部に水平に固定されている。脚部フレーム11の上端部は担架台7を貫通して上面側にわずかに突出しており、貫通部はパッキン等で液密処理がなされている。前後に並ぶ脚部フレーム11の突出端の間には縦フレーム31が固定され、さらにこれら縦フレーム31の中央部の間に横フレーム32が架け渡されて固定されている。また、横フレーム32の上には左右に延びる前後一対のガイドレール(スライド手段)33Aが適宜間隔をおいて固定され、縦フレーム32の中央部の上にはストッパ34Aが固定されている。
【0013】
本実施形態の担架台7は、患者Mを載せる担架3を支持するとともに、その状態で患者Mを洗浄できるように洗浄台としても機能するようになっている。そのため、担架台7の外縁は受け皿状に立ち上がっている。また、図4に示すように、左右方向の中央には前方向に水を流す排水溝36が前後方向に沿って形成されている。この排水溝36の前端には排水口37が形成され、排水口37には排水ホース38が接続されている。
【0014】
担架台7の中央部に設けられたストッパ34Aは、図1ないし図3に示すように、長方形状の基板部41の両長辺縁から台形状の側板部42が立ち上がり、これら側板部42の上端部が内側に180度屈曲されて係止板部43が形成されてなるもので、係止板部43の中央部には、下端側に開口する係止スリット43aが形成されている。このストッパ34Aは、係止板部43が前後に配された状態で基板部41が前記縦フレーム32の中央部に固着されている。
【0015】
実際に患者Mが載せられる担架3は、図2および図3に示すように、左右一対のベースフレーム51と、このベースフレーム51上に患者Mがリクライニング可能に仰臥し得るよう設置されたリクライニングシート52とから構成されている。ベースフレーム51の下面側における前端部および中央部やや後側には、前記担架台7のガイドレール33Aに沿って担架3をスライドさせ得るガイド機構(スライド手段)53が設けられている。これらガイド機構53は、図2、図3および図7に示すように、ガイドレール33Aに係合する断面クランク状のガイドプレート54と、ガイドレール33A上を転動する複数のローラ55とから構成されている。これらガイド機構53により、担架3は、前後に移動不能で、かつガイドレール33A上を走行して左右方向にスライド可能とされている。そして、前後のガイド機構53の間には、前記ストッパ34Aに係止して担架3を担架台7の中央位置で固定状態とするロックバー56が設けられている。
【0016】
このロックバー56は、図6に示すように、左右のベースフレーム51の下側に設けられたブラケット61に取り付けられている。ブラケット61は、天板部62の両長辺縁から互いに対向する側板部63が垂下してなる断面門型の細長い部材で、長手方向が左右方向に延びる状態で天板部62が左右のベースフレーム51の下面に固着されている。側板部63は平たい二等辺三角形状で、その中央部には縦長の長孔63aが形成されており、両側板部63の長孔63aに、ロックバー56が長孔63aに沿って上下動可能に貫通されている。ロックバー56の中央部には周溝56aが形成されており、この周溝56aとブラケット61の天板部62の下面に固着された左右一対のステー64間に、コイル状のリターンスプリング65が掛け渡されている。
【0017】
また、図6に示すように、ブラケット61内には、左右一対のロック解除レバー66が設けられている。これらロック解除レバー66は、ブラケット61の両側板部63に取り付けられたローラ67を支点として前後方向を軸に揺動するようになっている。ロック解除レバー66の外側端部は操作端部66aとされ、担架台7の側縁の下方に位置している。また、内側端部66bにはスリット68が形成されており、それら内側端部66bは互いに重畳し、かつ一方のロック解除レバー66の内側端部66bがロックバー56の上面に当接している。前記リターンスプリング65により、ロックバー56は常に上方に付勢され、これとともにロック解除レバー66の内側端部66bは上方に付勢されて操作端部66aが水平に保持される。そして、操作端部66aを上方に回動させると内側端部66bがリターンスプリング65に抗して下方に回動し、これによりロックバー56が長孔63aに沿って下降させられる。この場合、重畳する内側端部66bが下側にあるロック解除レバー66を操作するとそのロック解除レバー66は単独で作動し、内側端部66bが上側にあるロック解除レバー66を操作すると他方のロック解除レバー66も連動するようになっている。
【0018】
ここで、上記ストッパ34Aおよびロックバー56の作用を説明する。担架3を担架台7の左右いずれか一方側に配した状態から、ガイド機構53をガイドレール33Aに係合させて担架台7の上方にスライドさせていくと、ロックバー56がストッパ34Aの係止板部43の傾斜縁43bに当たる。さらにスライドされるにつれ、ロックバー56は傾斜縁43bに案内されて下方に移動した後、ロックバー56が係止板部43の係止スリット43a内に入り込むと同時にリターンスプリング65により上に戻される。これでロックバー56はストッパ34Aに係止され、担架3は担架台7の中央位置で固定状態となる。次に、一方のロック解除レバー66の操作端部66aを上方に操作すると、上述のようにロックバー56が下降し、これによってロックバー56は係止スリット43aから抜け出る。この状態から、担架3を担架台7上で左右方向にスライドさせることが可能になる。
【0019】
次に、本発明の第1の実施形態に係る入浴装置4を説明する。
入浴装置4は、図1および図2に示すように、フロアFに固定された箱状の架台71と、この架台71に昇降可能に設置された浴槽74とを備えている。架台71の底板72の中央部には円筒状の支柱73が立設されており、この支柱73が浴槽74の底板75に液密的に貫通している。浴槽74は支柱73に沿って昇降するようになっており、その昇降動作は、双方の底板72、75の間に配された昇降機構76によりなされる。なお、浴槽74の縁には、図1に示すように、シャワーコック77aならびにシャワーノズル77bを備えたシャワー装置77が備えられている。支柱73の上端には支柱ヘッド73aが固定されており、この支柱ヘッド73aに、支持台78が、支柱ヘッド73aにガイドされて左右方向に移動自在に設けられている。そして、この支持台78の上には、担架台7上に設けられたガイドレール33Aおよびストッパ34Aと同一構成の、前後一対の水平なガイドレール33Bおよびストッパ34Bが設けられている。
【0020】
図8に示すように、支柱73の内部には、支柱73と同軸的に駆動軸91が貫通されている。この駆動軸91の上端にはピニオンギヤ92が取り付けられ、支持台78の内部には、左右方向に延びてピニオンギヤ92に噛み合うラック93が設けられている。駆動軸91の下端部は架台71の底板72から突出し、その突出端部には、一対のかさ歯ギヤ94a、94bを介して、底板72の下面に固定されたモータ95が連結されている。これら駆動軸91、ピニオンギヤ92、ラック93、かさ歯ギヤ94a、94bおよびモータ95により、ガイドレール33Bおよびストッパ34Bが固定された支持台78を左右方向に移動させる担架駆動機構96が構成されている。すなわち、モータ95により駆動軸91が回転し、その回転がピニオンギヤ92からラック93に伝わって支持台78が左右方向に移動するようになっている。
【0021】
また、架台71の左右の外側面の下方には、前後一対のガイドクッション81が設けられるとともに、これらガイドクッション81の間にロックプレート82が設けられている。ガイドクッション81は、入浴装置4に横付けさせるストレッチャー装置1の前後のガイドリング16が係合し、これによりストレッチャー装置1の位置決めおよび接続がなされる。ロックプレート82の中央部には、前記ロックピン23が上から嵌入されるロック孔82aを有している。
【0022】
ストレッチャー装置1を、図1および図2に示すように入浴装置4に横付け状態に接続するには、次のようにする。
すなわち、ストレッチャー装置1を入浴装置4の側方に近付け、入浴装置4に対向する側の前後のガイドリング16を前後のガイドクッション81にそれぞれ係合させるとともに、反入浴装置4側のロックペダル24を踏み込んで入浴装置4側のロックペダル24を上に回動させた後、踏み込んだロックペダル24を離してロックピン23をロックプレート82のロック孔82aに嵌入させる。このように接続すると、ストレッチャー装置1側および入浴装置4側の各前後のガイドレール33A、33Bは、僅かに離間した状態で一直線状に、かつ同一レベルで水平に配される。
【0023】
B.使用動作および作用
続いて、上記ストレッチャー装置1および入浴装置4により患者Mを入浴させる使用動作および作用を説明する。
【0024】
まず、病室のベッド等から患者Mを担架3上に載せるとともに、ロックバー56をストッパ34Aに係合させて、担架3を担架台7上の中央に固定する。そして、ストレッチャー装置1を入浴装置4の側方まで走行移動させる。次いで、入浴装置4側の前後のガイドリング16を入浴装置4の架台71の前後のガイドクッション81にそれぞれ係合させるとともに、反入浴装置4側のロックペダル24aを踏み込んで入浴装置4側のロックペダル24aを上に回動させた後、踏み込んだロックペダル24aを離してロックピン23をロックプレート82のロック孔82aに嵌入させる。これで、ストレッチャー装置1は入浴装置4に接続され、この状態で、介護者が入浴装置4のシャワー装置77により患者Mの洗髪、洗浄を行う。洗浄水であるシャワー水(温水)は担架台7で受けられ、排水ホース38から排水される。
【0025】
続いて、モータ95を駆動させて支持台78をストレッチャー装置1側に移動させ、支持台78側のガイドレール33Bをストレッチャー装置1側のガイドレール33Aに近接させるか、あるいは当接させて両ガイドレール33A、33Bを一直線状にする。この状態から、介護者は、左側のロック解除レバー66の操作端部66aを上方に操作してロックバー56をストッパ34Aから外し、担架3を担架台7のガイドレール33Aに沿って、右側に押してスライドさせる。これにより担架3の前後のガイド機構53は、入浴装置4側のガイドレール33B上に移っていき、ほどなくロックバー56が支持台78上のストッパ34Bに係止されて担架3が支持台78上で固定される。図7は、その状態を示している。支持台78がストレッチャー装置1側に移動しているので、支持台78側のストッパ34Bにロックバー56が係止するまで担架3の移動距離すなわち介護者が押す距離は、わずかで済む。
【0026】
次に、モータ95を上記と逆方向に駆動させ、支持台78を浴槽74の上方における中央まで移動させる。これにより、担架3も浴槽74の上方の中央に配置される。これで入浴準備が完了し、続いて浴槽74を上昇させて患者Mを入浴させる。患者Mの入浴を終えたら浴槽74を下降させた後、上記と逆の操作を行って担架3を担架台7上に戻して固定する。そして、介護者が患者Mの清拭を行って最終的に入浴を終えた後、入浴装置4の架台71に対するストレッチャー装置1の接続を外し、ストレッチャー装置1を走行移動させて患者Mを病室等に移送する。
【0027】
上記入浴装置4によれば、担架3を受ける支持台78が、担架駆動機構96により浴槽74の上方からストレッチャー装置1の間を往復移動するので、介護者が担架3をストレッチャー装置1から浴槽74側に送り込んだりストレッチャー装置1に戻す動作はわずかで済み、かつ無理な姿勢を強いられることがない。したがって、担架3の移動作業が容易となって介護者の負担軽減が図られる。
【0028】
なお、上記実施形態では、支持台78をストレッチャー装置1側に移動させ、支持台78上のストッパ34Aにロックバー56が係止されるまでは介護者の作業となるが、担架台7上の担架3をストッパ34Aで固定されるまで自動的に引き込んで送り込み、かつ戻す機構を備えるようにしてもよい。こうすることにより、介護者は全く担架3を移動させる作業から解放され、介護作業の大幅な負担軽減が図られる。
【0029】
図9および図10は、上記担架駆動機構96の変形例をそれぞれ示している。図9の担架駆動機構96Aは、モータ95の駆動力を、かさ歯ギヤ94a、94bを介して駆動軸91に掛けられた駆動ベルト97に伝達するベルト駆動方式である。また、図10の担架駆動機構96Bは、油圧シリンダ98と駆動軸91との間に中間軸99を配置するとともに、両軸91、99に固定した各プーリ91a、99aにベルト100を巻回し、油圧シリンダ98の伸縮により中間軸99を回転させ、その回転をベルト100を介して駆動軸91に伝達するベルト駆動方式である。
【0030】
(2)第2の実施形態
次に、上記第1の実施形態と同様に、支持台78ごとガイドレール33Bおよびストッパ34Bをストレッチャー装置1側に移動させる第2の実施形態について、図11を参照して説明する。
【0031】
第2の実施形態における支持台78を移動させる担架駆動機構101は、支持台78の内部に設けられた油圧シリンダ102と、この油圧シリンダ102を作動させるための油圧ポンプ103、油路切換え装置104ならびに油圧配管105a、105bから構成されている。油圧シリンダ102は左右方向に延び、ピストンロッド102aの両端が支持台78に固定され、さらにこのピストンロッド102aの中央には、油圧シリンダ102内を液密的に摺動し、かつ内部を左室106aと右室106bとに仕切るピストン106が、一体的に設けられている。この場合、支柱73は架台71の底板72上に設置されたテーブル107上に立設されており、このテーブル107上に油圧ポンプ103が置かれている。油圧ポンプ103は油路切換え装置104に接続され、この油路切換え装置104には、油圧シリンダ102の左室106aおよび右室106bに接続された各油圧配管105a、105bが接続されている。
【0032】
この担架駆動機構101によれば、油路切換え装置104により、作動油が右室106bへ流入、左室106aから排出の状態とされて油圧ポンプ103が駆動されると、ピストン106が左方すなわちストレッチャー装置1側に移動し、これに伴ってピストンロッド102aと一体に支持台78がストレッチャー1側に移動する。また、油路切換え装置104により作動油が左室106aに流入、右室106bから排出の状態とすることにより、支持台78は浴槽74の上方の中央に戻る。
【0033】
なお、図12は前記油圧シリンダ102の作動油をグリセリンとした場合の変形例を示しており、この場合の担架駆動機構101Aは、各配管105a、105bを、グリセリンを密封した油圧シリンダ107に接続するとともに、この油圧シリンダ107のピストンロッド107aを単なる作動油が密封された油圧シリンダ108に連結している。
【0034】
さて、上記第1および第2の実施形態においては、支持台78ごとガイドレール33Bおよびストッパ34Bをストレッチャー装置1側に移動させるものであるが、ストッパ34Bのみを移動するようにしてもよく、その例である第3および第4の実施形態を以下に説明する。
【0035】
(3)第3の実施形態
図13および図14に示すように、ストッパ34Bは、支持台78の両端部の間にわたって形成されたスリット111に沿って左右方向に移動自在とされている。支持台の78内部におけるスリット111の前方(図13で下側、図14で手前側)両端部には、上下方向に延びる回転軸112、113が支持台78に固定され、これら回転軸112、113にプーリ112a、113aがそれぞれ回転自在に装着されている。プーリ112a、113aにはベルト114が巻回されており、ベルト114には、ステー115を介してストッパ34Bが連結されている。ベルト114は、支柱73を貫通する駆動軸116の上端部に取り付けられたギヤ117の回転により作動するようになっている。駆動軸116は、図示せぬモータで回転させられる。これらプーリ112a、113a、ベルト114、駆動軸116、ギヤ117およびモータにより、ストッパ34Bを左右方向に移動させる担架駆動機構118が構成されている。すなわち、モータにより駆動軸116が回転し、その回転が駆動ギヤ117からベルト114に伝わってストッパ34Bが左右方向に移動するようになっている。
【0036】
(4)第4の実施形態
図15に示すように第4の実施形態の場合は、複数のローラ121により支持台78上を左右方向に移動するように設けられたプレート122上に、ストッパ34Bが固定されている。プレート122は左右方向に長い長方形状のもので、その中央部には、下方に垂下し、かつ上下方向に延びる長孔123aが形成されたステー123が固定されている。ステー123は支柱73の前側に配され、支持台78に形成された左右方向に延びる図示せぬスリットを貫通しており、プレート122の移動を妨げないようになっている。一方、支持台78の下面のやや右寄りには、左右方向に揺動可能にシリンダ124がピン結合されており、このシリンダ124のピストンロッド124aの先端には、支柱73に設けられた支点125に回動自在に支持されたL字状のリンク126の一端がピン結合されている。このリンク126の他端は、ステー123の長孔123aに、この長孔123aに沿って移動可能なように係合されている。これらローラ121、プレート122、ステー123、シリンダ124、支点125およびリンク126により、ストッパ34Bを左右方向に移動させる担架駆動機構128が構成されている。
【0037】
この担架駆動機構128によれば、シリンダ124のピストンロッド124aが進出すると、リンク126が図15に示すR方向に回動してステー123およびプレート122とともにストッパ34Bは右側に移動し、ピストンロッド124aが退行するとリンクが126方向に回動し、ストッパ34Bは左側に移動する。
【0038】
上記担架駆動機構128の場合は、シリンダ124およびリンク126が略鉛直面内に沿って作動する形式であるが、図16に示す担架駆動機構128Aは、シリンダ124およびリンク126が略水平面内に沿って作動する変形例を示している。すなわち、シリンダ124は支持台78の下面に上下方向を軸として回動可能に取り付けられ、ステー123は支持台78上においてプレート122の後側に水平に固定されている。リンク126は直線状であって略水平に配され、その一端が、支持台78の下面前部に設けられた支点125にピン結合されている。また、リンク126の他端は、支持台78に形成された孔131を貫通してステー123の長孔123aに係合されている。シリンダ124のピストンロッド124aはリンク126の途中にピン結合され、これにより、ピストンロッド124aの伸縮により、プレート122を介してストッパ34Bが左右に移動するようになっている。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、浴槽上方の支持台に設けられた担架駆動機構により担架をストレッチャー上と浴槽上方の入浴位置との間において移動させることができるので、介護者が担架をストレッチャーから浴槽側に送り込んだり、ストレッチャーに戻す動作はわずかで済み、かつ無理な姿勢を強いられることがないことから、担架の移動作業が容易となって介護者の負担軽減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る入浴装置にストレッチャー装置が接続された状態の平面図である。
【図2】 同正面断面図である。
【図3】 ストレッチャー装置に患者が仰臥状態で載っている状態の側面図である。
【図4】 同ストレッチャー装置の担架を除いた平面図である。
【図5】 同正面図である。
【図6】 担架を担架台上に脱着させる機構を説明するための、(a)上面図、(b)側面断面図である。
【図7】 入浴装置の支持台の上に担架が固定された状態の側面断面図である。
【図8】 本発明の第1の実施形態の担架駆動機構の側面断面図である。
【図9】 本発明の第1の実施形態に係る担架駆動機構の変形例を示す側面断面図である。
【図10】 本発明の第1の実施形態に係る担架駆動機構の他の変形例を示す側面断面図である。
【図11】 本発明に係る担架駆動機構の第2の実施形態を示す側面断面図である。
【図12】 本発明に係る担架駆動機構の第2の実施形態の変形例を示す側面断面図である。
【図13】 本発明の担架駆動機構の第3の実施形態を示す平面図である。
【図14】 同側面断面図である。
【図15】 本発明の担架駆動機構の第4の実施形態を示す側面図である。
【図16】 本発明に係る担架駆動機構の第4の実施形態の変形例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ストレッチャー装置
2 ストレッチャー
3 担架
4 介護用入浴装置
5 キャスタ(走行手段)
6 フレーム
7 担架台(洗浄台)
33B ガイドレール(ガイド部材)
74 浴槽
76 昇降機構
78 支持台
96、96A、96B、101、101A、118、128、128A 担架駆動手段、M…患者(入浴者)。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a bathing apparatus for bathing a sick person, a bedridden elderly person, or a patient after an operation.
[0002]
[Prior art]
As a bathing device for bathing the patient as described above, the bathtub is a liftable type, and the patient is placed in the lower state first by placing the patient in the lowered state, and then the bathtub is raised to bathe the patient. Things are offered. Here, when the patient is placed above the bathtub, the patient may be placed on a stretcher on the stretcher, the stretcher is placed on the bathtub, and the patient is moved horizontally along the stretcher and sent.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the caregiver transfers and bathes the patient, but when the patient is sent from the stretcher to the upper side of the tub as described above, the caregiver stands next to the stretcher laid on the tub and stretches the stretcher. Press and slide toward the bathtub. At this time, the abdomen of the caregiver hits the stretcher on the stretcher as the stretcher is fed above the bathtub, and the stretcher gets in the way to push the stretcher away from the caregiver from that state further in the bathtub direction. Forced posture. This is the same when returning the stretcher onto the stretcher after bathing. This makes it difficult to slide the stretcher, increasing the burden on the caregiver.
[0004]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a bathing device that facilitates the work of feeding or returning a stretcher on a stretcher to the upper side of a bathtub and reduces the burden on a caregiver.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention achieves the above object by the following means.
That is, a tub and a guide member that receives a stretcher moved in a substantially horizontal direction from above the stretcher adjacent to the tub and guides the stretcher to a bathing position above the bathtub,A support column erected in the bathtub, provided on the support column,A guide member is attached, and the stretcher is supported above the bathtub through the guide member.In addition, while supporting the stretcher, it is movable between a central position above the bathtub and a position where the guide member approaches or contacts the guide rail of the stretcher.A support, a lifting mechanism for moving at least one of the support and the bathtub in the vertical direction;By moving the support base that supports the stretcher, the stretcher placed on the support base is moved.A stretcher drive mechanism that moves between the stretcher and the bathing position is provided.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(1) First embodiment
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
A. Constitution
FIG. 1 and FIG. 2 respectively show an upper surface and a front cross-section in a state where the stretcher device 1 is connected to the bathing device 4 according to the first embodiment, and FIG. 3 is a side view of the stretcher device 1. Is shown.
First, the stretcher device 1 for placing and transferring a patient will be described. The stretcher device 1 is composed of a
[0007]
FIG. 3 shows a patient M placed on the
[0008]
The
[0009]
Front and
[0010]
In addition, a
[0011]
As shown in FIGS. 3 and 5, the
[0012]
The
[0013]
The
[0014]
As shown in FIGS. 1 to 3, the stopper 34 </ b> A provided at the center portion of the
[0015]
As shown in FIGS. 2 and 3, the
[0016]
As shown in FIG. 6, the
[0017]
As shown in FIG. 6, a pair of left and right lock release levers 66 are provided in the
[0018]
Here, the operation of the
[0019]
Next, the bathing apparatus 4 according to the first embodiment of the present invention will be described.
As shown in FIGS. 1 and 2, the bathing apparatus 4 includes a box-
[0020]
As shown in FIG. 8, a
[0021]
A pair of front and rear guide cushions 81 is provided below the left and right outer surfaces of the
[0022]
In order to connect the stretcher apparatus 1 to the bathing apparatus 4 in a horizontal state as shown in FIGS. 1 and 2, the following is performed.
That is, the stretcher device 1 is brought close to the side of the bathing device 4 and the front and rear guide rings 16 on the side facing the bathing device 4 are respectively engaged with the front and rear guide cushions 81 and the anti-bathing device 4 side lock pedal. 24, the
[0023]
B. Usage behavior and effects
Subsequently, a use operation and an action for bathing the patient M by the stretcher device 1 and the bath device 4 will be described.
[0024]
First, the patient M is placed on the
[0025]
Subsequently, the
[0026]
Next, the
[0027]
According to the bathing device 4, the
[0028]
In the above embodiment, the support table 78 is moved to the stretcher device 1 and the work of the caregiver is performed until the
[0029]
9 and 10 show modifications of the
[0030]
(2) Second embodiment
Next, as in the first embodiment, a second embodiment in which the
[0031]
The
[0032]
According to the
[0033]
FIG. 12 shows a modification when the hydraulic oil of the
[0034]
In the first and second embodiments, the
[0035]
(3) Third embodiment
As shown in FIGS. 13 and 14, the stopper 34 </ b> B is movable in the left-right direction along a slit 111 formed between both ends of the
[0036]
(4) Fourth embodiment
As shown in FIG. 15, in the case of the fourth embodiment, a stopper 34 </ b> B is fixed on a
[0037]
According to this
[0038]
In the case of the
[0039]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the stretcher can be moved between the stretcher and the bathing position above the bathtub by the stretcher driving mechanism provided on the support base above the bathtub.The caregiver needs to move the stretcher from the stretcher to the bathtub side and return it to the stretcher, and there is no forced posture.The work of moving the stretcher is facilitated and the burden on the caregiver is reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a state in which a stretcher device is connected to a bathing apparatus according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front sectional view of the same.
FIG. 3 is a side view showing a state where a patient is lying on the stretcher device.
FIG. 4 is a plan view of the stretcher device without a stretcher.
FIG. 5 is a front view of the same.
6A is a top view and FIG. 6B is a side sectional view for explaining a mechanism for attaching and detaching the stretcher on the stretcher base.
FIG. 7 is a side sectional view showing a state where a stretcher is fixed on a support base of a bathing apparatus.
FIG. 8 is a side sectional view of the stretcher driving mechanism according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a side sectional view showing a modification of the stretcher drive mechanism according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a side sectional view showing another modification of the stretcher drive mechanism according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a side cross-sectional view showing a second embodiment of the stretcher drive mechanism according to the present invention.
FIG. 12 is a side cross-sectional view showing a modification of the second embodiment of the stretcher drive mechanism according to the present invention.
FIG. 13 is a plan view showing a third embodiment of the stretcher driving mechanism of the present invention.
FIG. 14 is a sectional side view of the same.
FIG. 15 is a side view showing a fourth embodiment of the stretcher drive mechanism of the present invention.
FIG. 16 is a plan view showing a modification of the fourth embodiment of the stretcher drive mechanism according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Stretcher device
2 Stretcher
3 stretchers
4 bathing equipment for nursing
5 Casters (traveling means)
6 frames
7 Stretcher stand (washing stand)
33B Guide rail (guide member)
74 Bathtub
76 Lifting mechanism
78 Support stand
96, 96A, 96B, 101, 101A, 118, 128, 128A Stretcher driving means, M ... patient (bath).
Claims (1)
該浴槽に隣接されるストレッチャー上から略水平方向に移動される担架を受けて該担架を前記浴槽上方の入浴位置に導くガイド部材と、
前記浴槽内に立設された支柱と、
該支柱に設けられ、前記ガイド部材が取り付けられ、前記ガイド部材を介して前記担架を前記浴槽上方に支持するとともに、前記担架を支持した状態で、前記浴槽の上方の中央位置と前記ガイド部材が前記ストレッチャーのガイドレールに近接或いは当接する位置との間において移動自在な支持台と、
前記支持台と前記浴槽の少なくとも一方を上下方向に移動させる昇降機構と、
前記担架を支持した前記支持台を移動させることで、該支持台上に載せられた前記担架をストレッチャー上と前記入浴位置との間において移動させる担架駆動機構と、
を具備することを特徴とする入浴装置。A bathtub,
A guide member that receives a stretcher moved in a substantially horizontal direction from above the stretcher adjacent to the bathtub and guides the stretcher to a bathing position above the bathtub;
A support column erected in the bathtub;
The guide member is attached to the support column, and the stretcher is supported above the bathtub via the guide member, and in the state where the stretcher is supported, the central position above the bathtub and the guide member are A support base movable between a position close to or in contact with the guide rail of the stretcher ;
A lifting mechanism for moving at least one of the support base and the bathtub in the vertical direction;
A stretcher drive mechanism for moving the stretcher placed on the support stand between the stretcher and the bathing position by moving the support stand supporting the stretcher;
A bathing apparatus characterized by comprising:
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