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JP4001525B2 - クリップ及びクリップの固定構造 - Google Patents
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JP4001525B2 - クリップ及びクリップの固定構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタ等の被取付部品を車体パネル等の被取付体に取り付けるためのクリップ及びクリップの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、コネクタ、プロテクタ、ワイヤーハーネス用クランプ等の被取付部品を車体パネル等の被取付体に取り付ける場合、パネルの取付穴に係着可能なクリップを介して取り付けることがよく行われている。その場合、クリップをコネクタ等の被取付部品に一体化するものもあるが、クリップをコネクタとは別体で製作し、後からクリップとコネクタを一体に嵌合して用いるものもあり、本発明は後者の技術に関するものである。
【0003】
図10は、特開平9−82423号公報等に開示されたクリップの取付構造を示している。
図10に示したように、コネクタ2を車体パネル3に固定する場合、取付板部7に垂設された係止脚部8を備えた別体のクリップ1をコネクタ外面に装着し、該クリップ1を介してコネクタ2を車体パネル3に固定保持している。
【0004】
前記クリップ1は、取付板部7に垂設されて車体パネル3の取付穴3aに係着する係止脚部8を有し、該取付板部7の下側には、一対のL字型ガイド片6,6から成る係合部が突設されている。
一方、前記コネクタ2の外面には、逆L字型断面を有する一対のガイドレール5a,5aと係止突起5bとから成るにクリップ受け入れ部5が設けられており、クリップ1のL字型ガイド片6,6を一対のガイドレール5a,5aに沿って挿入し、これらガイド片6,6の間に突設された弾性ロック片(図示せず)を前記係止突起5bに係合させて着脱自在とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のクリップ1における一対のL字型ガイド片6,6は、係合相手であるコネクタ2側のクリップ受け入れ部5の寸法に合わせて製作されているため、対応するコネクタ2に対してしか使用することができず、寸法違いのクリップ受け入れ部5を有するコネクタ2には使用することができなかった。
そのため、例えば、同じ車両の同じ場所に異なるコネクタを組み付けようとした場合、クリップ1とコネクタの寸法が合わないために、新たにクリップを用意しなくてはならず、コスト高になっていた。
【0006】
従って、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、クリップ受け入れ部の寸法の異なる複数種の被取付部品に適用することのできるクリップ及びクリップの固定構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、被取付部品のクリップ受け入れ部に挿脱自在に保持される係合舌片と、該係合舌片に設けられた取付板部に垂設されて被取付体の取付穴に係着する係止脚部とを備えたクリップであって、
前記係合舌片の両側には、前記クリップ受け入れ部より幅広に形成された他のクリップ受け入れ部の挿入幅に対応した外側縁幅を有する一対の幅広用係合舌片が設けられていることを特徴とするクリップにより達成される。
【0008】
上記構成によれば、係合舌片の両側に一対の幅広用係合舌片を設けているので、該係合舌片が挿入されるクリップ受け入れ部を有した被取付部品と組み合わせる場合には、前記係合舌片をクリップ受け入れ部に挿入し、幅広のクリップ受け入れ部を有した被取付部品と組み合わせる場合には、一対の前記幅広用係合舌片をクリップ受け入れ部に挿入する。
【0009】
そこで、異なる寸法のクリップ受け入れ部を有する二種類の被取付部品に対して、一種類のクリップを共用することができる。即ち、クリップ受け入れ部の寸法違いの被取付部品に対応することができるので、クリップの汎用性が拡大し、コストダウンが図れる。
【0010】
又、本発明の上記目的は、被取付体の取付穴に係着する係止脚部が垂設された取付板部を備えたクリップと、
被取付部品のクリップ受け入れ部に挿脱自在に保持される係合舌片と、前記クリップ受け入れ部より幅広に形成された他のクリップ受け入れ部の挿入幅に対応した外側縁幅を有して前記係合舌片の両側に設けられた一対の幅広用係合舌片と、前記クリップの取付板部を着脱自在に固定可能なクリップ固定部とを有するアダプタ部材と、
を備えたことを特徴とするクリップの固定構造により達成される。
【0011】
上記構成によれば、クリップと被取付部品との間にアダプタ部材を介在させ、そのアダプタ部材に係合舌片とそれより幅広の幅広用係合舌片とを設けているので、該係合舌片が挿入されるクリップ受け入れ部を有した被取付部品と組み合わせる場合には、前記係合舌片をクリップ受け入れ部に挿入し、幅広のクリップ受け入れ部を有した被取付部品と組み合わせる場合には、一対の前記幅広用係合舌片をクリップ受け入れ部に挿入する。
【0012】
そこで、異なる寸法のクリップ受け入れ部を有する二種類の被取付部品に対して、一種類のクリップを共用することができる。即ち、係合舌片及び一対の幅広用係合舌片を有するアダプタ部材を使用することにより、クリップ受け入れ部の寸法違いの被取付部品に対応することができるので、クリップの汎用性が拡大し、コストダウンが図れる。更に、クリップ受け入れ部に応じて異なる寸法のアダプタ部材を追加する際も、共通のクリップを利用することができる。
【0013】
又、本発明の上記目的は、被取付体の取付穴に係着する係止脚部が垂設された取付板部を備えたクリップと、
被取付部品のクリップ受け入れ部に挿脱自在に保持される係合舌片と、前記クリップ受け入れ部より幅広に形成された他のクリップ受け入れ部の挿入幅に対応した幅広用係合舌片とが、互いに反対方向に突設されると共に、これら各係合舌片に対応して前記クリップの取付板部を選択的に固定可能な一対のクリップ固定部を有するアダプタ部材と、
を備えたことを特徴とするクリップの固定構造により達成される。
【0014】
上記構成によれば、クリップと被取付部品との間にアダプタ部材を介在させ、そのアダプタ部材に係合舌片とそれより幅広の幅広用係合舌片とを設けているので、該係合舌片が挿入されるクリップ受け入れ部を有した被取付部品と組み合わせる場合には、前記係合舌片をクリップ受け入れ部に挿入し、幅広のクリップ受け入れ部を有した被取付部品と組み合わせる場合には、前記幅広用係合舌片をクリップ受け入れ部に挿入する。
【0015】
そこで、異なる寸法のクリップ受け入れ部を有する二種類の被取付部品に対して、一種類のクリップを共用することができる。即ち、係合舌片及び幅広用係合舌片を有するアダプタ部材を使用することにより、クリップ受け入れ部の寸法違いの被取付部品に対応することができるので、クリップの汎用性が拡大し、コストダウンが図れる。また、アダプタ部材を追加するだけで、共通のクリップを利用することができる。
【0016】
更に、二種類の係合舌片及び幅広用係合舌片を反対向きに突設しているので、幅広用係合舌片も全幅を有する1枚の板体として作ることができ、強度を高めることができる。
また、クリップの取付板部を固定するクリップ固定部は、使用する係合舌片に応じて選択することができるので、クリップの固定位置を適切に選ぶことができ、安定した状態でクリップをアダプタ部材を介して被取付部品に取り付けることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係るクリップ及びクリップの固定構造を詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態として示すクリップの全体斜視図、図2(a)は図1に示したクリップと嵌合可能な小コネクタの斜視図、図2(b)は図1に示したクリップと小コネクタの嵌合状態を示す斜視図、図3(a)は図1に示したクリップと嵌合可能な大コネクタの斜視図、図3(b)は図1に示したクリップと大コネクタの嵌合状態を示す斜視図である。
【0018】
本第1実施形態のクリップ10は、図1に示したように、取付板部11と、取付板部11に垂設された係止脚部12とを有する。係止脚部12には、図示しない車体パネル(被取付体)の取付穴に挿入された際に抜け止めロックされる一対の弾性羽根13が設けられており、取付板部11には、弾性羽根13がロックされたとき、車体パネルに押圧してがたつきをなくす一対の弾性押圧板14が突設されている。
【0019】
前記取付板部11の下側には、取付板部11と平行に延びる係合舌片15Aと、該係合舌片15Aの両側にスリット16を介して平行に延びる一対の幅広用係合舌片15B,15Bとが設けられている。
前記係合舌片15Aは、図2に示した小コネクタ(被取付部品)50のクリップ受け入れ部51に挿脱自在に保持されるものであり、その外側縁幅a1は、クリップ受け入れ部51の挿入幅a2に対応して設定されている。
【0020】
また、一対の前記幅広用係合舌片15B,15Bは、図3に示した大コネクタ(被取付部品)60のクリップ受け入れ部61に挿脱自在に保持されるものであり、その外側縁幅b1は、クリップ受け入れ部61の挿入幅b2に対応して設定されている。
ここで、大コネクタ60におけるクリップ受け入れ部61の挿入幅b2は、小コネクタ50におけるクリップ受け入れ部51の挿入幅b1よりも大きい。
【0021】
尚、係合舌片15Aと各幅広用係合舌片15Bとの間に形成されたスリット16には、該係合舌片15Aを小コネクタ50のクリップ受け入れ部51に挿入した際に、クリップ受け入れ部51側の側壁51aが嵌挿される。
又、上記係合舌片15Aと各コネクタ50,60との間には、クリップ10を抜け止めロックする公知のロック手段が設けられる。本実施形態においては、ロック手段が、係合舌片15Aに形成された係合孔17と、可撓ロック片51b(61b)とから成る。
【0022】
即ち、本実施形態のクリップ10は、係合舌片15Aと一対の幅広用係合舌片15B,15Bとを備えているので、図2(b)に示すように、通常の幅狭なクリップ受け入れ部51を有した小コネクタ50と組み合わせる場合には、前記係合舌片15Aをクリップ受け入れ部51に挿入することで、小コネクタ50と一体化することができる。
【0023】
また、図3(b)に示すように、幅広のクリップ受け入れ部61を有した大コネクタ60と組み合わせる場合には、一対の幅広用係合舌片15B,15Bをクリップ受け入れ部61に挿入することで、大コネクタ60と一体化することができる。
従って、異なる寸法のクリップ受け入れ部51,61を有する小コネクタ50及び大コネクタ60に対し、一種類のクリップ10を共用することができ、クリップ10の汎用性が拡大し、コストダウンが図れる。
【0024】
図4は本発明の第2実施形態に係るクリップ固定構造の説明図であり、(a)は分解斜視図、(b)はアダプタ部材の裏面図、図5は小コネクタに図4に示したアダプタ部材を介してクリップを固定した状態を示す斜視図、図6は大コネクタに図4に示したアダプタ部材を介してクリップを固定した状態を示す斜視図である。
【0025】
本第2実施形態のクリップ固定構造では、図4に示すように、クリップ20を直接小コネクタ50に取り付けるのではなく、クリップ20と小コネクタ50との間にアダプタ部材30を介在させるようにしている。
前記クリップ20は、図示しない車体パネルの取付穴に係着する係止脚部22が垂設された取付板部21を備え、係止脚部12には弾性羽根23が設けられ、取付板部21には弾性押圧板24が設けられている。
【0026】
前記アダプタ部材30は、図4に示したように、基板部31の上面側にはクリップ20の取付板部21を着脱自在に固定するクリップ固定部32を有すると共に、下面側には基板部31と平行に延びる係合舌片35Aと、該係合舌片35Aの両側に平行に延びる一対の幅広用係合舌片35B,35Bとが設けられている。
【0027】
図4(b)に示したように、前記係合舌片35Aは、前記小コネクタ50のクリップ受け入れ部51に挿脱自在に保持されるものであり、その外側縁幅a1は、クリップ受け入れ部51の挿入幅a2に対応して設定されている。
また、一対の前記幅広用係合舌片35B,35Bは、図6に示した大コネクタ60のクリップ受け入れ部61に挿脱自在に保持されるものであり、その外側縁幅b1は、クリップ受け入れ部61の挿入幅b2に対応して設定されている。
【0028】
本第2実施形態のクリップ固定構造では、クリップ20を取り付けるアダプタ部材30に、係合舌片35Aと一対の幅広用係合舌片35B,35Bとが設けられている。
そこで、図5に示すように、アダプタ部材30を介して幅狭なクリップ受け入れ部51を備えた小コネクタ50とクリップ20とを組み合わせる場合には、まず、クリップ20の取付板部21をアダプタ部材30のクリップ固定部32に固定し、その状態でアダプタ部材30における係合舌片35Aを小コネクタ50のクリップ受け入れ部51に挿入することで、小コネクタ50と一体化することができる。
【0029】
また、図6に示すように、アダプタ部材30を介して幅広のクリップ受け入れ部61を備えた大コネクタ60とクリップ20とを組み合わせる場合には、まず、クリップ20の取付板部21をアダプタ部材30のクリップ固定部32に固定し、その状態でアダプタ部材30における一対の幅広用係合舌片35B,35Bを大コネクタ60のクリップ受け入れ部61に挿入することで、大コネクタ60と一体化することができる。
【0030】
従って、異なる寸法のクリップ受け入れ部51,61を有する小コネクタ50及び大コネクタ60に対し、一種類のクリップ10を共用することができ、クリップ20の汎用性が拡大し、コストダウンが図れる。更に、クリップ受け入れ部に応じて異なる寸法のアダプタ部材を追加する際も、共通のクリップ20を利用することができる。
【0031】
尚、上記説明では、クリップ20をアダプタ部材30のクリップ固定部32に取り付けた後で、アダプタ部材30の係合舌片35A(35B)をコネクタ50(60)のクリップ受け入れ部51(61)に挿入したが、順序を逆にして、アダプタ部材30の係合舌片35A(35B)をコネクタ50(60)のクリップ受け入れ部51(52)に挿入した後で、クリップ20をアダプタ部材30のクリップ固定部32に取り付けてもよい。
【0032】
図7は本発明の第3実施形態に係るクリップ固定構造に使用するアダプタ部材の構成図であり、(a)は上面側の構成を示す斜視図、(b)は裏面側の構成を示す斜視図である。図8は図7に示したアダプタ部材を用いてクリップを小コネクタに取り付ける場合の斜視図、図9は図7に示したアダプタ部材を用いてクリップを大コネクタに取り付ける場合の斜視図である。尚、本第3実施形態に係るクリップ固定構造は、アダプタ部材30をアダプタ部材40に代えた以外は、上記第2実施形態のクリップ固定構造における構成部品と同じである。
【0033】
本第3実施形態に係るアダプタ部材40は、図7に示したように、基板部41の上面側にはクリップ20の取付板部21を選択的に固定可能な一対のクリップ固定部42a,42bを有すると共に、下面側には基板部41と平行に延びる係合舌片45Aと幅広用係合舌片45Bとが互いに反対方向に突設されている。
【0034】
図7(b)に示したように、前記係合舌片45Aは、小コネクタ50のクリップ受け入れ部51に挿脱自在に保持されるものであり、その外側縁幅a1は、クリップ受け入れ部51の挿入幅a2に対応して設定されている。
また、前記幅広用係合舌片45Bは、大コネクタ60のクリップ受け入れ部61に挿脱自在に保持されるものであり、その外側縁幅b1は、クリップ受け入れ部61の挿入幅b2に対応して設定されている。
【0035】
そして、これら反対方向を向いた係合舌片45A又は幅広用係合舌片45Bに対応して、前記クリップ20の取付板部21を一対のクリップ固定部42a,42bに選択的に固定することができるように構成されている。
即ち、前記係合舌片45Aを小コネクタ50に挿着する際には、該係合舌片45Aと同じ側にあるクリップ固定部42aにクリップ20を固定し、前記幅広用係合舌片45Bを大コネクタ60に挿着する際には、該幅広用係合舌片45Bと同じ側にあるクリップ固定部42bにクリップ20を固定する。なお、前記クリップ20の取付板部21には、各クリップ固定部42a,42bの係止突起43と係合して抜け止めされるロック部(図示せず)が設けられている。
【0036】
本第3実施形態のクリップ固定構造では、クリップ20を取り付けるアダプタ部材40に、係合舌片45Aと幅広用係合舌片45Bとが設けられている。
そこで、図8に示すように、アダプタ部材40を介して幅狭なクリップ受け入れ部51を備えた小コネクタ50とクリップ20とを組み合わせる場合には、まず、クリップ20の取付板部21をアダプタ部材40のクリップ固定部42aに固定し、その状態でアダプタ部材40における係合舌片45Aを小コネクタ50のクリップ受け入れ部51に挿入することで、小コネクタ50と一体化することができる。
【0037】
また、図9に示すように、アダプタ部材40を介して幅広のクリップ受け入れ部61を備えた大コネクタ60とクリップ20とを組み合わせる場合には、まず、クリップ20の取付板部21をアダプタ部材40のクリップ固定部42bに固定し、その状態でアダプタ部材40における幅広用係合舌片45Bを大コネクタ60のクリップ受け入れ部61に挿入することで、大コネクタ60と一体化することができる。
【0038】
従って、異なる寸法のクリップ受け入れ部51,61を有する小コネクタ50及び大コネクタ60に対し、一種類のクリップ20を共用することができ、クリップ20の汎用性が拡大し、コストダウンが図れる。更に、クリップ受け入れ部に応じて異なる寸法のアダプタ部材を追加する際も、共通のクリップ20を利用することができる。
【0039】
更に、二種類の幅の係合舌片45A及び幅広用係合舌片45Bを反対向きに突設しているので、幅広用係合舌片45Bも全幅を有する1枚の板体として作ることができ、強度を高めることができる。
また、クリップ20の取付板部21を固定するクリップ固定部42a,42bは、使用する係合舌片45A又は幅広用係合舌片45Bに応じて選択することができるので、クリップ20の固定位置を適切に選ぶことができ、安定した状態でクリップ20をアダプタ部材40を介して各コネクタ50,60に取り付けることができる。
【0040】
尚、本発明のクリップ及びクリップの固定構造に係る被取付部品、係合舌片、幅広用係合舌片、クリップ及びアダプタ部材等の構成は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態においては、被取付部品としてコネクタを例に説明したが、プロテクタ、ワイヤーハーネス用クランプ等にも応用できることは勿論である。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、係合舌片の両側に一対の幅広用係合舌片を設けているので、該係合舌片が挿入されるクリップ受け入れ部を有した被取付部品と組み合わせる場合には、前記係合舌片をクリップ受け入れ部に挿入し、幅広のクリップ受け入れ部を有した被取付部品と組み合わせる場合には、一対の前記幅広用係合舌片をクリップ受け入れ部に挿入する。
そこで、異なる寸法のクリップ受け入れ部を有する二種類の被取付部品に対して、一種類のクリップを共用することができる。即ち、クリップ受け入れ部の寸法違いの被取付部品に対応することができるので、クリップの汎用性が拡大し、コストダウンが図れる。
【0042】
又、請求項2の発明によれば、クリップと被取付部品との間にアダプタ部材を介在させ、そのアダプタ部材に係合舌片とそれより幅広の幅広用係合舌片とを設けているので、該係合舌片が挿入されるクリップ受け入れ部を有した被取付部品と組み合わせる場合には、前記係合舌片をクリップ受け入れ部に挿入し、幅広のクリップ受け入れ部を有した被取付部品と組み合わせる場合には、一対の前記幅広用係合舌片をクリップ受け入れ部に挿入する。
【0043】
そこで、異なる寸法のクリップ受け入れ部を有する二種類の被取付部品に対して、一種類のクリップを共用することができる。即ち、係合舌片及び一対の幅広用係合舌片を有するアダプタ部材を使用することにより、クリップ受け入れ部の寸法違いの被取付部品に対応することができるので、クリップの汎用性が拡大し、コストダウンが図れる。更に、クリップ受け入れ部に応じて異なる寸法のアダプタ部材を追加する際も、共通のクリップを利用することができる。
【0044】
又、請求項3の発明によれば、クリップと被取付部品との間にアダプタ部材を介在させ、そのアダプタ部材に係合舌片とそれより幅広の幅広用係合舌片とを設けているので、該係合舌片が挿入されるクリップ受け入れ部を有した被取付部品と組み合わせる場合には、前記係合舌片をクリップ受け入れ部に挿入し、幅広のクリップ受け入れ部を有した被取付部品と組み合わせる場合には、前記幅広用係合舌片をクリップ受け入れ部に挿入する。
【0045】
そこで、異なる寸法のクリップ受け入れ部を有する二種類の被取付部品に対して、一種類のクリップを共用することができる。即ち、係合舌片及び幅広用係合舌片を有するアダプタ部材を使用することにより、クリップ受け入れ部の寸法違いの被取付部品に対応することができるので、クリップの汎用性が拡大し、コストダウンが図れる。また、アダプタ部材を追加するだけで、共通のクリップを利用することができる。
【0046】
更に、二種類の係合舌片及び幅広用係合舌片を反対向きに突設しているので、幅広用係合舌片も全幅を有する1枚の板体として作ることができ、強度を高めることができる。
また、クリップの取付板部を固定するクリップ固定部は、使用する係合舌片に応じて選択することができるので、クリップの固定位置を適切に選ぶことができ、安定した状態でクリップをアダプタ部材を介して被取付部品に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態として示すクリップの全体斜視図である。
【図2】(a)は図1に示したクリップと嵌合可能な小コネクタの斜視図、(b)は図1に示したクリップと小コネクタの嵌合状態を示す斜視図である。
【図3】(a)は図1に示したクリップと嵌合可能な大コネクタの斜視図、(b)は図1に示したクリップと大コネクタの嵌合状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るクリップ固定構造の説明図であり、(a)は分解斜視図、(b)はアダプタ部材の裏面図である。
【図5】小コネクタに図4に示したアダプタ部材を介してクリップを固定した状態を示す斜視図である。
【図6】大コネクタに図4に示したアダプタ部材を介してクリップを固定した状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係るクリップ固定構造に使用するアダプタ部材の構成図であり、(a)は上面側の構成を示す斜視図、(b)は裏面側の構成を示す斜視図である。
【図8】図7に示したアダプタ部材を用いてクリップを小コネクタに取り付ける場合の斜視図である。
【図9】図7に示したアダプタ部材を用いてクリップを大コネクタに取り付ける場合の斜視図である。
【図10】従来のクリップ固定構造の説明図である。
【符号の説明】
10 クリップ
11 取付板部
12 係止脚部
15A 係合舌片
15B 幅広用係合舌片
50 小コネクタ(被取付部品)
51 クリップ受け入れ部
60 大コネクタ(被取付部品)
61 クリップ受け入れ部

Claims (3)

  1. 被取付部品のクリップ受け入れ部に挿脱自在に保持される係合舌片と、該係合舌片に設けられた取付板部に垂設されて被取付体の取付穴に係着する係止脚部とを備えたクリップであって、
    前記係合舌片の両側には、前記クリップ受け入れ部より幅広に形成された他のクリップ受け入れ部の挿入幅に対応した外側縁幅を有する一対の幅広用係合舌片が設けられていることを特徴とするクリップ。
  2. 被取付体の取付穴に係着する係止脚部が垂設された取付板部を備えたクリップと、
    被取付部品のクリップ受け入れ部に挿脱自在に保持される係合舌片と、前記クリップ受け入れ部より幅広に形成された他のクリップ受け入れ部の挿入幅に対応した外側縁幅を有して前記係合舌片の両側に設けられた一対の幅広用係合舌片と、前記クリップの取付板部を着脱自在に固定可能なクリップ固定部とを有するアダプタ部材と、
    を備えたことを特徴とするクリップの固定構造。
  3. 被取付体の取付穴に係着する係止脚部が垂設された取付板部を備えたクリップと、
    被取付部品のクリップ受け入れ部に挿脱自在に保持される係合舌片と、前記クリップ受け入れ部より幅広に形成された他のクリップ受け入れ部の挿入幅に対応した幅広用係合舌片とが、互いに反対方向に突設されると共に、これら各係合舌片に対応して前記クリップの取付板部を選択的に固定可能な一対のクリップ固定部を有するアダプタ部材と、
    を備えたことを特徴とするクリップの固定構造。
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