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JP4007972B2 - 梯子における支柱と踏桟とのリベット接合構造における踏桟の取り外し方法 - Google Patents
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梯子における支柱と踏桟とのリベット接合構造における踏桟の取り外し方法 Download PDF

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本発明は、一対の支柱間に踏桟を適当間隔おきに横架して形成される梯子であって、各踏桟が支柱に対しリベット接合されている梯子のリベット接合構造において、この梯子から踏桟を取り外す方法に関するものである。尚、梯子は、全体が梯子構造からなるものの他、脚立や作業台等の梯子部分を含むものとする。
一対の支柱間に複数の踏桟を適当間隔おきに横架して形成される梯子の製作にあたり、支柱及び踏桟としては一般にアルミ押出型材が一般に使用され、各踏桟の両端部は両支柱に対し夫々リベットによって接合されている。しかして、このように各踏桟が支柱に対しリベット接合された梯子において、踏桟の一つが破損するなどして、その踏桟を取り替える場合には、破損した踏桟と支柱とを接合しているリベットを抜き取って、その破損した踏桟を取り外し、新しい踏桟を取り付けることになる。
上記のように踏桟を取り替えるにあたってリベットを抜き取るには、リベット接合部で支柱の両側面に突出しているリベット頭部(予め形成されている頭部)とカシメ頭部(リベット接合時にかしめられた頭部)の何れか一方の頭部を切除すれば、もう一方の頭部側を外方へひっぱることによってリベットを抜き取ることができるわけであるが、例えばグラインダーやカッター等を使用してリベット頭部又はカシメ頭部を切除しようとする場合に、その頭部が切除され終わろうとする段階で回転砥石や回転刃物がリベット接合部の支柱側面に当たって、その支柱側面を損傷させるという問題が生じる。
本発明は、支柱から踏桟を取り外すにあたって、リベットを抜き取る作業を行う際に、支柱側面等のリベット接合部を傷付けることのないようにして、梯子のリベット接合部からリベットを容易に抜き取って踏桟を簡単に取り外すことができる踏桟の取り外し方法を提供することである。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、一対の支柱1,1間に踏桟2を適当間隔おきに横架して形成される梯子Aで、踏桟2が支柱1に対してリベット接合された梯子Aのリベット接合構造において、リベット3の軸部3aの一端部に予めリベット頭部3bが形成されたリベット軸部3aを、互いに重ね合わさった支柱1と踏桟2の貫通孔1a,2aに通して、このリベット軸部3aの他端部をかしめてカシメ頭部3cを形成すると共に、リベット頭部3b側又はカシメ頭部3c側のリベット軸部3aに金属製ワッシャー4を嵌め込み、且つ金属製ワッシャー4が嵌め込まれた側のリベット頭部3b又はカシメ頭部3cの中央部にドリル案内用の小穴5を形成し、該ドリル案内用の小穴5にドリル先端部を係合させ、この状態でリベット軸部3aとほぼ同径の孔を同軸状に穿孔することにより、そのリベット頭部3b又はカシメ頭部3cをリベット軸部3aから切除してリベット3を引き抜き、踏桟2を取り外すようにした踏桟の取り外し方法に係る。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、例えば破損した踏桟2を支柱1から取り外して新しいものと取り替える場合に、ドリル6を使用して、ワッシャー4が嵌め込まれた側のリベット頭部3b又はカシメ頭部3cを切除することにより、リベット3を引き抜いて、踏桟2を取り外すことができる。このリベット頭部3b又はカシメ頭部3cの切除作業時に、このリベット頭部3b側又はカシメ頭部3c側に嵌め込んであるワッシャー4によってリベット接合部が保護されるから、ドリルによって支柱1や踏桟2が損傷を受けることがない。
なお、ドリル6でリベット頭部3b又はカシメ頭部3cを穿孔して切除する際に、リベット頭部3b又はカシメ頭部3cの中央部にドリル案内用の小穴5が形成してあるから、ドリル6の刃先6aがリベット頭部3b又はカシメ頭部3cの中央部に食い付き易く、それによって同軸状に穿孔することができ、リベット頭3b又はカシメ頭部3cを的確に切除できる。
従って、本発明によれば、支柱1や踏桟2が損傷を受けることがなく、リベット頭部3b又はカシメ頭部3cを極めて簡単に切除することができて、踏桟2の取り外し作業を迅速に行うことができる。
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明すると、図1の(a) は本発明のリベット接合構造を有する脚立の梯子Aを表側から見た正面図、(b) は(a) の矢印Xで示される部分の拡大水平断面図である。図2の(a) は図1の(a) の矢印Xで示される部分の拡大図、(b) は同部分を梯子Aの裏側から見た拡大図である。図3の(a) は図2の(a) に示す部分の側面図、(b) は同部分の縦断側面図で、本発明に係るリベット接合構造を示す。
この梯子Aは、図1の(a) に示すように、一対の支柱1,1と両支柱1,1間に上下方向適当間隔おきに横架された複数の踏桟2・・・とからなり、各支柱1は図1の(b) に示すように断面コ字状のアルミ押出型材によって形成され、各踏桟2は図3に示すように断面台形状の中空状アルミ押出型材によって形成されたもので、図1の(b) に示すように、各踏桟2は、その両端部が夫々断面コ字状の支柱1に嵌合されて、リベット3により接合されている。
梯子Aの踏桟2が支柱1に対してリベット接合されたリベット接合構造は、図3の(b)
から分かるように、リベット3の軸部3aの一端部に予め形成されているリベット頭部3bの付け根部に金属製ワッシャー4を嵌め込んだ状態で、このリベット軸部3aを、互いに重ね合わさった支柱1及び踏桟2の貫通孔1a,2aに貫通させて、このリベット軸部3aの他端部を図示しないリベッタ(かしめ装置)でかしめることによりカシメ頭部3cを形成してなるものである。
この場合、リベット軸部3aの一端部に予め形成されているリベット頭部3bの中央部には、図2の(a) 及び図3の(b) から分かるように、ドリル案内用の小穴5が形成されている。この小穴5は、後述するように踏桟2を支柱1から取り外すにあたってリベット3を抜き取るためにドリル6でリベット頭部3bを穿孔する際に、ドリル6の刃先6aをリベット頭部3bの中央部に食い付かせ、それによって同軸状に的確に穿孔できるようにするためのものである。
リベット3は、鋼、鉄、アルミニウム等の適当な金属材により形成されるものである。また、ワッシャー4は、鋼、鉄、アルミニウム等の適当な金属材によって形成され平ワッシャーである。
上記のように各踏桟2が支柱1に対しリベット接合されて固定された梯子Aにおいて、踏桟2の一つが破損したために、その踏桟2を取り替える必要が生じた場合には、破損した踏桟2と支柱1とを接合しているリベット3を抜き取って、その破損した踏桟2を取り外し、新しい踏桟2を取り付ける。この場合の踏桟2の取り外し方法について、図4を参照して説明する。
先ず、図4の(a) に示すように、踏桟2と支柱1とを接合しているリベット3におけるリベット軸部3aの両端部のリベット頭部3bとカシメ頭部3cのうち、金属製ワッシャー4が嵌め込まれた側のリベット頭部3bに携帯用の電動ドリル6をリベット3と同軸上に対向させ、そして同図の(b) に示すようにドリル6の刃先部6aの尖端をリベット頭部3bの中央部に形成されたドリル案内用小穴5に係合させる。この場合、ドリル6は、リベット軸部3aの外径と同径又はそれより僅かに大きい径の孔を穿孔できるものとする。これは、穿孔される孔の径がリベット軸部3aよりも小さいと、リベット頭部3bを切り離すことができないからである。
こうしてドリル6の刃先部6aの尖端をリベット頭部3bのドリル案内用小穴5に係合させた状態で、ドリル6を回転させて、図4の(c) に示すように、リベット頭部3bに、リベット軸部3aとほぼ同径又の孔7を穿孔してゆく。しかして、同図の(c) に示すようにリベット頭部3bに孔7を穿孔し終わると、このリベット頭部3bは同図の(d) に示すようにリベット軸部3aから切り離された状態となるから、この状態でリベット軸部3aから切り離されたリベット頭部3bと反対側のカシメ頭部3cを外方へ引っ張って、リベット3を支柱1及び踏桟2の貫通孔1a,2aから抜き取ることにより、踏桟2を支柱1から取り外すことができる。
上記のようにドリル6によりリベット頭部3bに孔7を穿孔する時、この孔7がリベット頭部3bを貫通してリベット頭部3bがリベット軸部3aから切り離された状態では、ドリル6の刃先部6aがリベット軸部3aに突入しているため、リベット頭部3bの付け根部にワッシャー4が嵌め込んでなければ、支柱1の貫通孔1aが深く削り取られるなど支柱1側が損傷を受けることになるが、リベット軸部3aのリベット頭部3b側にワッシャー4が嵌め込んであるので、ドリル6の刃先部6aはリベット頭3bの孔7を穿孔し終えた段階でワッシャー4に食い込むことになり、従ってこの段階でドリル6の回転を止めれば、ワッシャー4に傷が付いても、支柱1を傷付けることがない。
図5の(a) は、図3の(a) に示すリベット接合構造と同じように梯子Aの踏桟2が支柱1に対してリベット接合されたものではあるが、この図5の(a) のリベット接合構造は、一端部に予めリベット頭部3bが形成されているリベット軸部3aを、互いに重ね合わさった支柱1と踏桟2の貫通孔1a,2aに通して、このリベット軸部3aの他端部側に同様な金属製ワッシャー4を嵌め込んだ状態で、当該リベット軸部3aの他端部をかしめることによりカシメ頭部3cを形成してなるものである。
この場合も、リベット軸部3aの他端部をかしめて形成されるカシメ頭部3cの中央部にはドリル案内用の小穴5が形成されている。
上記のような図5の(a) に示すリベット接合構造の梯子Aにおいて、踏桟2の一つを取り替える必要が生じた場合には、踏桟2と支柱1とを接合しているリベット3におけるリベット軸部3aの両端部のリベット頭部3b及びカシメ頭部3cのうち、金属製ワッシャー4が嵌め込まれた側のカシメ頭部3cに図4に示すような電動ドリル6をリベット3と同軸上に対向させ、ドリル刃先部6aの尖端をリベット頭3cの中央部に形成されたドリル案内用小穴5に係合させる。この状態でドリル6を回転させて、図5の(b) に示すように、カシメ頭部3cにリベット軸頭3aと同径又はそれより僅かに大きい径の孔7を穿孔してゆく。しかして、孔7を穿孔し終えた時点で、カシメ頭部3cはリベット軸部3aから切り離された状態となるから、この状態でリベット3を、切り離されたカシメ頭部3cと反対側のリベット頭部3bの方へ引っ張って、支柱1と踏桟2の貫通孔1a,2aから抜き取ることにより、踏桟2を支柱1から取り外すことができる。
この場合も、ドリル6でカシメ頭部3cに孔7を穿孔する時に、この孔7がカシメ頭部3cを貫通してカシメ頭部3cがリベット軸部3aから切り離された状態ではドリル6の刃先部6aがリベット軸部3aに突入しているため、カシメ頭部3cの付け根部にワッシャー4が嵌め込んでなければ、支柱1の貫通孔1aが深く削り取られるなど支柱1側が損傷を受けることになるが、穿孔するカシメ頭部3c側にワッシャー4が嵌め込んであるから、ドリル6の刃先部6aはカシメ頭部3cの孔7を穿孔し終えた段階でワッシャー4に食い込むことになり、従ってこの段階でドリル6の回転を止めれることにより、支柱1を傷付けることがない。
以上説明した実施形態では、ワッシャー4を嵌め込んだ側のリベット頭部3b又はカシメ頭部3cを切除するのに、電動ドリル6を使用して、リベット軸部3aとほぼ同径の孔7を同軸状に穿孔する方法について説明したが、リベット頭部3b又はカシメ頭部3cをリベット軸部3aから切除するには、上述した穿孔方法に限らず、電動カッター、グラインダー、サンダー等を使用してリベット頭部3b又はカシメ頭部3cをカットしたり削り取るようにしてもよい。但し、この実施形態で示したように、電動ドリル6によってリベット軸部3aとほぼ同径の孔を同軸状に穿孔する方法によれば、リベット頭部3b又はカシメ頭部3cを極めて簡単に切除することができて、踏桟2の取り外し作業を迅速に行うことができる。
(a) は本発明のリベット接合構造を有する脚立の梯子を表側から見た正面図、(b) は(a) の矢印Xで示される部分の拡大水平断面図である。 (a) は図1の(a) の矢印Xで示される部分の拡大図、(b) は同部分を梯子の裏側から見た拡大図である。 (a) は図2の(a) に示す部分の側面図、(b) は同部分の縦断側面図で、本発明に係るリベット接合構造を示す。 (a) 〜(d) は本発明に係る踏桟の取り外し方法を説明する説明図である。 (a) は本発明に係るリベット接合構造の他の実施形態を示す縦断側面図で、(b) はこの梯子の踏桟の取り外し方法を説明する拡大図である。
符号の説明
1 支柱
1a 貫通孔
2 踏桟
2a 貫通孔
3 リベット
3a リベット軸部
3b リベット頭部
3c カシメ頭部
4 ワッシャー
5 ドリル案内用の小穴
6 ドリル
7 孔

Claims (1)

  1. 一対の支柱間に踏桟を適当間隔おきに横架して形成される梯子で、踏桟が支柱に対してリベット接合された梯子のリベット接合構造において、リベットの軸部の一端部に予めリベット頭部が形成されたリベット軸部を、互いに重ね合わさった支柱と踏桟の貫通孔に通して、このリベット軸部の他端部をかしめてカシメ頭部を形成すると共に、リベット頭部側又はカシメ頭部側のリベット軸部に金属製ワッシャーを嵌め込み、且つ金属製ワッシャーが嵌め込まれた側のリベット頭部又はカシメ頭部の中央部にドリル案内用の小穴を形成し、該ドリル案内用の小穴にドリル先端部を係合させ、この状態でリベット軸部とほぼ同径の孔を同軸状に穿孔することにより、そのリベット頭部又はカシメ頭部をリベット軸部から切除してリベットを引き抜き、踏桟を取り外すようにした踏桟の取り外し方法。
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