JP4009732B2 - レポーター遺伝子産物を発現するhcv全長ゲノム複製細胞、並びに、当該細胞を用いたスクリーニング方法およびスクリーニングキット - Google Patents
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Description
本発明は、HCVの全長ゲノムを複製し、かつレポーター遺伝子産物を発現する細胞を提供する。本発明に係る細胞は、レポーター遺伝子配列、選択マーカー遺伝子配列およびHCV全長ゲノム配列を含むRNAが導入された細胞で、HCVの全長ゲノムを複製し、かつレポーター遺伝子産物を発現するものであればよい。本発明に係る細胞においては、レポーター遺伝子産物の発現量とHCV RNAの複製量は非常によく相関するので、レポーター遺伝子産物を定量することにより、HCV全長ゲノムの複製レベルを簡便にモニターすることができる。また、サブゲノミックHCVレプリコンでは不可能である、構造タンパク質の影響をも含めたHCVの機能解析に非常に有用である。すなわち、本発明に係る細胞を用いることにより、HCVの機能解析、抗HCV作用を有する物質のスクリーニングなどを簡便かつ迅速に行うことが可能となる。
本発明は、抗HCV作用を有する物質をスクリーニングする方法を提供する。本発明に係るスクリーニング方法は、被検物質を上述の本発明に係る細胞に接触させる工程、レポーター遺伝子産物のレベルを測定する工程、および上記レポーター遺伝子産物のレベルを、被検物質を接触させないときのレベルと比較する工程、を包含するものであればよい。本発明に係るスクリーニング方法を用いることにより、多数の被検物質を、簡便かつ迅速にスクリーニングすることができる。
本発明は、抗HCV作用を有する物質をスクリーニングするためのスクリーニングキットを提供する。本発明に係るスクリーニングキットは、上述した本発明に係る細胞を備えるものであればよい。当該スクリーニングキットを用いることにより、簡便かつ効率的に上記本発明に係るスクリーニング方法を実施することができる。
本発明は、C型肝炎治療用組成物を提供する。本発明に係るC型肝炎治療用組成物は、上述した本発明に係るスクリーニング方法により得られた抗HCV作用を有する物質を有効成分とするものであればよい。C型肝炎は、急性C型肝炎と慢性C型肝炎とに分けることができるが、本発明に係るC型肝炎治療用組成物は慢性C型肝炎に好適である。
現在、C型慢性肝炎に対する標準的治療法は、IFNとリバビリンの併用療法である。しかし、この治療法を適用したときのC型肝炎に対する有効性は、血中での安定性を高めたペグIFNを用いた場合でも最大50%に過ぎず、残りの患者は、致死的な肝硬変、肝癌発症の危険に曝されている。また、リバビリンは65歳以上の高齢者には溶血性貧血の副作用が頻発し、治療の中止を余儀なくされるという事態が生じている。したがって、リバビリンに代わる新たなIFNとの併用に有効な薬剤の早期開発が望まれている。
本発明は、上述した本発明に係るC型肝炎治療用組成物を備えるC型肝炎治療用のキットを提供する。本明細書中において使用される場合、用語「キット」は、特定の材料を内包する容器(例えば、ボトル、プレート、チューブ、ディッシュなど)を備えた包装が意図される。好ましくは当該材料を使用するための使用説明書を備える。使用説明書は、紙またはその他の媒体に書かれていても印刷されていてもよく、あるいは磁気テープ、コンピューター読み取り可能ディスクまたはテープ、CD-ROMなどのような電子媒体に付されてもよい。
また、本発明はC型肝炎治療法を提供する。本発明のC型肝炎治療法は、上記本発明に係るC型肝炎治療用組成物を被検体に投与する工程を包含するものであればよい。より好ましい形態は、IFNを有効成分とするC型肝炎治療用組成物との併用療法である。したがって、被検体がIFNを投与されるC型肝炎患者であることが好ましい。さらに好ましい形態は、IFNを有効成分とするC型肝炎治療用組成物およびシクロスポリンAを有効成分とするC型肝炎治療用組成物との3剤併用療法である。したがって、被検体がIFNおよびシクロスポリンAを投与されるC型肝炎患者であることが好ましい。
アトルバスタチンは山之内製薬より、シンバスタチンは萬有製薬より、プラバスタチン、フルバスタチン、ローバスタチンはCalbiochem社よりおよびピタバスタチンは興和より購入した。NystatinはCalbiochem社より、ファンギゾン(AMPH-B)は免疫生物研究所より購入した。IFN-αはSigma社より購入した。シクロスポリンAはSigma社より購入した。
高分化型ヒト肝癌細胞株であるHuH-7細胞を用いた。HuH-7細胞は、10%胎児牛血清、ペニシリンおよびストレプトマイシンを含むDulbecco’s modified Eagles medium (complete DMEM) (Invitrogen社)で培養した。サブゲノミックレプリコン、HCV全長ゲノムを含むHuH-7細胞株は0.3 mg/mlの濃度のG418(Invitrogen社)を含む培地で維持した。継代は週2回5:1の分割比で行った。
プラスミドpON/C-5B は、HCVのIRES(Internal ribosomal entry site)の下流にネオマイシンフォスフォトランスフェラーゼ(Neo)、およびEncephalomyocarditis virus(EMCV)のIRESの下流に全長HCV-Oタンパク質をコードする配列を含む。
プラスミドDNAをXba I で切断して線状化し、T7 MEGAscript Kit (Ambion社)を用いて、添付の実験説明書に従い、RNAの合成を行った。塩化リチウムで沈澱させた後、RNAを75%エタノールで洗浄し、RNaseフリー水で溶解した。
エレクトロポレーションを適用するために、HuH-7細胞を氷冷PBSで2回洗浄し、PBSで107cell/mlとなるように再懸濁した。細胞懸濁液500μLおよび上記合成したRNA 20μgを2mm幅のcuvette (Bio-Rad社)に移した。Gene Pulser(Bio-Rad社)にて1.2 KV、25μF、最大抵抗の条件で2回電気刺激を加え、RNAを細胞内へ導入した。その後10分間室温でインキュベートし、10cmの培養ディッシュに細胞を播いた。0.3 mg/mlの濃度のG418を含むDMEM培地にてG418耐性細胞を選抜した。
RNeasy Mini Kit (Qiagen社)を用いて、添付の実験説明書に従い、対象の細胞からトータルRNAを抽出した。波長260nmの吸光度測定により抽出したRNAを定量した。4μgのRNAを用いてHCV RNAおよびβ-actin RNAの検出を行った。すなわち、Northern Max Kit (Ambion社)を用いて、添付の実験説明書に従いRNAの特異的検出を行った。RNAサンプルを電気泳動し、ゲルをHybond-N+ ナイロンメンブレン (Amersham-Pharmacia Biotech社)にブロティングした。UVクロスリンク (Stratagene社)を行ってRNAをメンブレンに固定化し、メンブレン上の28S rRNA部分をエチジウムブロマイドで染色した。28S rRNA バンドの約1cm下でメンブレンをカットした。カットしたメンブレンの上部にはHCV RNAが含まれ、下部にはβ-actin mRNA が含まれる。HCV RNAの特異的検出のために、digoxigenine labeing kit (Roche社)を用いて、添付の実験説明書に従い、digoxigenineで標識したHCV NS5B領域に相補的なマイナス鎖リボプローブを合成して用いた。HCV RNAに特異的に結合したリボプローブの検出はアルカリフォスファターゼ標識抗digoxigenine抗体を用いた。CSPD(Roche社)で反応させた後、X線フィルムに感光し、特異的なHCV RNAの検出を行った。β-actin RNAの検出も同様に行った。なお、レプリコンRNAレベルおよび全長HCV RNAレベルとの比較のため、pON/3-5B/KEおよびpON/C-5Bからそれぞれ転写した合成RNA(108ゲノム相当の合成RNAを正常細胞由来のRNAに加えたもの)を用いた。
6ウェルの細胞培養プレートで培養した細胞に、SDSを含むサンプルバッファー100μlを加えて、細胞溶解液を回収した。10分間超音波破砕機にてソニケイションを行った後、各サンプルに10μlの2-メルカプトエタノールを加え100℃で3分間処理した。10〜20μlのサンプルを10%のSDS-PAGEに供し、これをメンブレン(PVDF膜)に転写した。5%のスキムミルクを含む0.1% トリス緩衝液(10mM Tris (ph7.5), 150mM NaCl, 0.1% Tween20)で60分間、蛋白質を転写したメンブレンをブロッキングした。その後、各HCV蛋白質に対する抗体およびβ-actin蛋白質に対する抗体を0.1% トリス緩衝液で1000倍希釈した溶液と前記のメンブレンとを接触させ、60分間反応を行った。メンブレンを0.1% トリス緩衝液にて5分×3回洗浄後、1000倍希釈したHRP標識マウス二次抗体を加えた0.1% トリス緩衝液と接触させ、60分間反応を行った。メンブレンを0.1% トリス緩衝液にて20分×3回洗浄した。ルネッサンスTMルミノールウェスタンブロット化学発光検出試薬プラス(NEN Life Science)にて化学発光させ、X線フィルム(KODAK BioMax)で感光した。
サブゲノミックレプリコン細胞由来の治癒細胞の作製方法は、非特許文献2に記載されている(なお、非特許文献2において「1B-2R1」と表記しているサブゲノミックレプリコン細胞を本明細書では「sO」と表記し、非特許文献2において「1B-2R1C」と表記しているサブゲノミックレプリコン細胞の治癒細胞を本明細書では「sOc」と表記する。)。HCV全長ゲノム複製細胞(本明細書では「O」と表記する。)の治癒細胞を作製するために、O細胞を6ウェル培養プレートに播き、24時間後にIFN処理を行った。ヒトIFN−α(Sigma)を最終濃度500 IU/mlで培地に添加した。4日ごとにIFN−α(500IU/ml)を含む新鮮な培地に交換し、G418なしで細胞を2週間培養した。本明細書ではO細胞の治癒細胞を「Oc」と表記する。
RT-PCRは分離した2つの部分について行った。第1の部分はHCVの5'UTRからNS3をカバーする部分で、約5.1kbのフラグメントが増幅される。第2の部分はNS2から大部分の3'UTRをカバーする部分で、約6.1kbのフラグメントが増幅される。これらのフラグメントはNS2およびNS3領域が重複しており、後述するようにpBR322にサブクローニングされHCVのORFの塩基配列解析に用いられた。
290ROK:5'-ATTATTCTAGATCGACCTGGTTCCTGTCCCG-3'(配列番号3)
386R:5'-AATGGCCTATTGGCCTGGAG-3'(配列番号4)
第1の部分のPCRには以下に示すプライマーペアを用いた。
21X: 5'-ATTATTCTAGAGCCAGCCCCCGATTGGGGGCG-3'(配列番号5)
NS3RXOK: 5'-ATTATTCTAGAGGCCTGTGAGACTAGTGATGATGC-3'(配列番号6)
第2の部分のPCRには以下に示すプライマーペアを用いた。
NS2XOK: 5'-ATTATTCTAGACGTGTGGGGACATCATCTTGGGTC-3'(配列番号7)
9388RX: 5'-ATTATTCTAGAATGGCCTATTGGCCTGGAGTG-3'(配列番号8)
KOD-plus DNAポリメラーゼを用い、45サイクルのPCRを行った。1サイクルはアニーリング64℃30秒、伸長68℃7分、変性94℃15秒とした。
2つのPCR産物(5.1kbおよび6.1kb)をXba Iで消化し、pBR322MCのXba Iサイトにサブクローニングした。プラスミドに挿入された領域についてセンス方向およびアンチセンス方向に塩基配列を解析した。解析にはBig Dye Terminator Cycle Sequencing kit (Perkin-Elmer Life Sciences)およびABI PRISM 310 genetic analyzer (Applied Biosystems)を用いた。
HCV RNA複製細胞から、RNeasy Mini Kit (Qiagen社)を用いて、添付の実験説明書に従い、トータルRNAを抽出した。はじめに、2μgのRNAを鋳型として、SuperScriptTMII 逆転写酵素 (Invitrogen社)および下記のプライマー319Rを用いて添付の実験説明書に従い、逆転写反応(RT)を行った。得られたcDNAを鋳型としてリアルタイムLightCycler PCRによるHCV RNAの定量を行った。リアルタイムLightCycler PCRは、下記のプライマー104および197Rを用いて、本発明者らが以前に報告した方法(参考文献:Acta Med. Okayama 56,107-110,2002)に基づいて実施した。
319R: 5'-TGCTCATGGTGCACGGTCTA-3'(配列番号9)
104: 5'-AGAGCCATAGTGGTCTGCGG-3'(配列番号10)
197R: 5'-CTTTCGCGACCCAACACTAC-3'(配列番号11)
〔薬剤処理〕
ORN/3-5B/KE細胞およびORN/C-5B/KE細胞に対するIFN−αまたは各種スタチンの作用を観察するために、24ウェル培養プレートに2×104個の細胞を播き、24時間培養した。
Renilla Luciferase Assay System (Promega社)を用い、添付の実験説明書に従って細胞を回収し、ウミシイタケルシフェラーゼの定量を行った。
上述のようにサブゲノミックレプリコン細胞(sO細胞)およびサブゲノミックレプリコン細胞の治癒細胞(sOc細胞)の作製方法については、非特許文献2に記載されている。
3つの独立したO細胞クローンについてHCVゲノムのORFの塩基配列を解析した。3クローンの塩基配列解析結果を相互に比較し、各クローンが有する変異を検出した。
pORN/3-5B/KEまたはpORN/C-5B/KEのin vitro 転写産物(ORN/3-5B/KE RNAまたはORN/C-5B/KE RNA、図1参照)の10μgをOc細胞にエレクトロポレーション法により導入し、細胞を5枚の細胞培養器に播いて(2μg RNA/細胞培養器)、4週間のG418(300μg/ml)含む培地で選抜し、G418耐性細胞(ORN/3-5B/KE細胞およびORN/C-5B/KE細胞)を選抜した。Oc細胞におけるORN/C-5B/KEのコロニー形成率は約7コロニー/μg RNA であった。
ルシフェラーゼ活性とHCV RNA量との相関を検証するために、ルシフェラーゼレポーターアッセイおよびリアルタイムLightCycler PCRを実施した。すなわち、ORN/3-5B/KE細胞およびORN/C-5B/KE細胞を、それぞれ最終濃度0、1、10および100IU/mlのIFN-αで24時間処理した後、上述の方法でルシフェラーゼレポーターアッセイおよびリアルタイムLightCycler PCRを行った。
上述の方法に従い、ORN/3-5B/KE細胞およびOR6細胞に対して、アトルバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチンおよびローバスタチンをそれぞれ0、5または10μMの濃度で72時間処理し、細胞を回収してルシフェラーゼ活性を測定した。
6ウェル培養プレートに4×104 個のOR6細胞を播き、24時間培養した後、アトルバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチンおよびローバスタチンをそれぞれ5μMの濃度で添加して72時間培養した。培養終了後、トリプシンで細胞を剥がしてトリパンブルー染色し、生細胞数を計測した。薬剤を添加していないOR6細胞を対照とした。
OR6細胞内におけるHCV蛋白質の発現はEMCV-IRESの活性により規定されていることから、スタチンがEMCV-IRESの活性を抑制している可能性がある。この可能性を否定するために、EMCV-IRESの下流にRenillaルシフェラーゼ遺伝子を有するような発現プラスミドを作成し、OR6c細胞(OR6細胞の治癒細胞)に導入してRenillaルシフェラーゼを発現させる系を作製した。
6ウェル培養プレートに4×104 個のOR6細胞を播き、24時間培養した後、各薬剤を添加して96時間培養した細胞を、ウエスタンブロット分析に供した。使用薬剤は、IFN-α(10 IU/ml)、プラバスタチン(5μM)、ローバスタチン(5μM)、フルバスタチン(5μMまたは10μM)である。対照として、治癒細胞であるOR6c細胞および薬剤処理していないOR6細胞を用いた。
OR6細胞で複製しているORN/C-5B/KE RNAには、HCVの遺伝子以外に、ウミシイタケルシフェラーゼ遺伝子、Neo遺伝子およびHCVタンパク質の翻訳をするためのEMCV-IRESの3つの外来性遺伝子が含まれている。スタチンがこれらの3つの外来性遺伝子を抑制する可能性を否定するために、外来性遺伝子を含まないHCV-O RNAのみを導入した細胞を作製した。
OR6細胞にアトルバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチンおよびローバスタチンを、それぞれ0、0.625、1.25、2.5または5μMの濃度で添加し、72時間後のルシフェラーゼ活性を測定した。
24ウェル培養プレートに4×104 個のOR6細胞を播き、24時間培養した後、アトルバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチンおよびローバスタチンをそれぞれ5μMの濃度で添加するとともに、IFN-αを0、2、4または8IU/mlの濃度で添加した。その後72時間培養し、細胞を回収してルシフェラーゼ活性を測定した。スタチンを添加せずに、IFN-αのみ0、2、4または8 IU/mlの濃度で添加した細胞を対照とした。
上記実施例11でIFN-αとの併用により最も強い抗HCV効果を示したフルバスタチンについて、より詳細にIFN-αとの併用効果を検討した。
OR6細胞にピタバスタチンを、それぞれ0、0.156、0.31、0.625、1.25、2.5または5μMの濃度で添加し、72時間後のルシフェラーゼ活性を測定した。
現在、臨床で用いられているリバビリンとIFN-αとの併用による抗HCV効果を、OR6細胞を用いて検討した。
24ウェル培養プレートに4×104 個のOR6細胞を播き、24時間培養した後、フルバスタチン、シクロスポリンA、IFN-αの各薬剤を添加した。フルバスタチンは0、0.625、1.25または2.5μMの濃度で添加した。シクロスポリンAは細胞毒性の認められない濃度として0.25μg/mlとした。IFN-αは2 IU/mlの濃度で添加した。薬剤の組み合わせとしては、フルバスタチンおよびシクロスポリンAの2剤併用、フルバスタチンおよびIFN-αの2剤併用、フルバスタチン、シクロスポリンAおよびIFN-αの3剤併用とした。対照は薬剤無添加とした。薬剤添加後72時間培養し、細胞を回収してルシフェラーゼ活性を測定した。
Claims (7)
- C型肝炎ウイルス(HCV)の全長ゲノムを複製し、かつレポーター遺伝子産物を発現する細胞であって、
レポーター遺伝子配列、選択マーカー遺伝子配列およびHCV全長ゲノム配列を含むRNAが、ヒト肝癌細胞株HuH−7由来のOc細胞(FERM P−20517)に導入されている細胞。 - 上記RNAは、さらに外来性のインターナルリボソーマルエントリーサイト(IRES)配列を含む、請求項1に記載の細胞。
- 上記RNAのHCVオープンリーディングフレーム配列中に、少なくとも1個のアミノ酸置換を伴う適応変異が含まれている、請求項1または2に記載の細胞。
- 上記適応変異がNS3領域内に生じている、請求項3に記載の細胞。
- 上記RNAは、5’末端から、HCVのIRES配列、レポーター遺伝子配列、選択マーカー遺伝子配列、外来性IRES配列、HCVオープンリーディングフレーム配列、HCV3’非翻訳配列の順に連結されている、請求項2に記載の細胞。
- 抗HCV作用を有する物質をスクリーニングする方法であって、
被検物質を請求項1ないし5のいずれかに記載の細胞と接触させる工程;
レポーター遺伝子産物のレベルを測定する工程;および
上記レポーター遺伝子産物のレベルを、被検物質を接触させないときのレベルと比較する工程
を包含する、方法。 - 抗HCV作用を有する物質をスクリーニングするためのキットであって、
請求項1ないし5のいずれかに記載の細胞を備える、スクリーニングキット。
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