JP4011220B2 - 金属管内面樹脂被覆の分別方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用済の、又は不合格の樹脂被覆金属管から樹脂被覆と金属管を分離回収し、資源としての再利用を図るために行う、樹脂被覆分別方法に関し、具体的には内面被覆への適用を可能にした方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
水道管、海水管、薬液配管などの金属管の管内面防食手段として、ポリオレフィン(ポリエチレンなど)、ポリ塩化ビニル、ポリアミド(ナイロンなど)、フッ素樹脂(テフロンなど)などの熱可塑性樹脂による厚膜被覆(通常は0.5〜3mm程度)が主流をなしている。
【0003】
更新のために取り外された使用済品、あるいは、工場生産時の不合格品の処分が難題であり、樹脂を加熱軟化させて手剥がしし、樹脂や金属管を資源として再利用し、金属管を再度被覆用途に供することは不可能ではないが、剥がしに多大な手数がかかる。又、剥がした樹脂の資源としての再利用技術が実用的にペイできるレベルにはなかった。特に、塩ビ被覆管は、樹脂が硬質であるために剥がしにくいことから、被覆付きの管体を小切片に切り分けて埋設廃棄せざるを得ない状況にあった。
【0004】
しかし、廃棄スペースの不足が加速しており、対策が切望されていた。折しも、樹脂の再資源化については、超臨界水処理などにより油脂類に分解して再利用に供する途が開けてきたことから、樹脂被覆を金属管から分別する技術が切望されている。
【0005】
樹脂被覆を金属母材から分離するために、誘導加熱を利用した種々の方法が先願で提案されている。しかし、これらは、金属管の外周面とか、大径の金属管の内周面のように、アクセス可能に露呈した被覆を対象としたものであり、内径が数10〜数100mmの管の内面に施された被覆には適用できない。
小径の金属管の内面に施されている樹脂被覆でも金属管から剥がすことができる方法として、管内面全体を加熱して樹脂被覆の接着強度を低下させると共に軟化させておき、金属管の一端側で樹脂被覆を剥がして掴み代を作り、その掴み代を引っ張ることで樹脂被覆を一端側から他端側までつながった状態で剥がして行く方法が知られている。しかしながら、この方法で樹脂被覆を剥がしてゆく際、加熱状態によっては、或いは剥離すべき樹脂被覆によっては、剥がれた後の樹脂被覆が依然として軟らかく、強度が低くて引きちぎらてしまうことがあるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる状況に鑑みて為されたもので、内径が数10〜数100mmといった小径の金属管の内面に施されている樹脂被覆に対しても、容易に且つ効率よく、樹脂被覆を金属管の一端側から他端側までつながった状態で即ち途中で引きちぎられることなく剥がして、金属管から分別することの可能な金属管内面樹脂被覆の分別方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願第一の発明は上記目的を達成するため、金属管の一端側で内面の樹脂被覆を剥がして掴み代を作り、その掴み代を他端方向に反転させると共に管内に挿通させた把持・牽引手段によって金属管の他端に向かって引っ張ることで樹脂被覆を反転させながら剥がしてゆき、その際に、少なくとも、既剥離領域と未剥離領域を分ける剥離前線近傍の管体を加熱して樹脂被覆の接着強度を一過的に低下させて樹脂被覆を剥がし易くし、更に、前記樹脂被覆を剥がしてゆく際に、剥がした直後の樹脂被覆を強制冷却するという構成としたものである。この構成により、樹脂被覆の一端を剥がして形成した掴み代を把持・牽引手段で掴んで他端に向かって直線状に引っ張ってゆくと、剥離前線では管体が局部的に加熱されているため接着強度が低下すると共に樹脂被覆が軟らかくなっていて容易に屈曲でき、しかも樹脂被覆は金属管内面から引き起こされるように引っ張られるため、樹脂被覆が屈曲しながらきわめて円滑に剥がれてゆき、剥がれた後の強制冷却による温度低下により硬くなって引きちぎれにくくなった樹脂被覆を介して引っ張り続けることで、樹脂被覆を金属管の一端から他端までつながった形態で効率良く剥がすことができる。
【0008】
本願第二の発明は、金属管の一端側で内面の樹脂被覆を剥がしてスパイラル状の掴み代を作り、その掴み代を管内に挿通させた把持・巻付け手段に連結し、次いでその把持・巻付け手段を回転させてその上に樹脂被覆を巻き取ってゆくことで樹脂被覆を剥がし、同時に或いはそれに先立って、前記樹脂被覆にスパイラル状に切り込みを施すことで、金属管内面の樹脂被覆をスパイラル状に剥がしてゆき、その際に、少なくとも、既剥離領域と未剥離領域を分ける剥離前線近傍の管体を加熱して樹脂被覆の接着強度を一過的に低下させて樹脂被覆を剥がし易くし、更に、前記樹脂被覆を剥がしてゆく際に、剥がした直後の樹脂被覆を強制冷却するという構成としたものである。この構成により、把持・巻付け手段を回転させ、その上に樹脂被覆を巻き付けてゆくことで、樹脂被覆を金属管の一端から他端に向かってスパイラル状に剥がしてゆくことができ、その際、剥離前線では管体が局部的に加熱されているため接着強度が低下すると共に樹脂被覆が軟らかくなっていて容易に屈曲でき、しかも樹脂被覆は金属管内面から引き起こされるように引っ張られるため、樹脂被覆が屈曲しながらきわめて円滑に剥がれてゆき、剥がれた後の強制冷却による温度低下により硬くなって引きちぎれにくくなった樹脂被覆を介して巻き取り続けることで、樹脂被覆を金属管の一端から他端までつながった形態で効率良く剥がすことができる。
【0009】
本願第三の発明は、金属管の一端側で内面の樹脂被覆を剥がして掴み代を作り、その被覆の掴み代を前記一端側から管軸方向の外方に引っ張って筒状の樹脂被覆を管軸方向に引き伸ばし且つ縮径させ、その縮径を利用して金属管内面から剥がしてゆき、その際に、少なくとも、既剥離領域と未剥離領域を分ける剥離前線近傍の管体を加熱して樹脂被覆の接着強度を一過的に低下させて樹脂被覆を剥がし易くし、更に、前記樹脂被覆を剥がしてゆく際に、剥がした直後の樹脂被覆を強制冷却するという構成としたものである。この構成により、剥がした掴み代を管軸方向に引っ張って樹脂被覆を金属管内面から剥がしてゆくと、剥離前線では管体が局部的に加熱されているため接着強度が低下すると共に樹脂被覆が軟らかくなっていて容易に伸張・縮径でき、しかも樹脂被覆は、縮径により金属管内面から引き起こすように引っ張られるため、樹脂被覆が伸張・縮径しながらきわめて円滑に剥がれてゆき、剥がれた後の強制冷却による温度低下により硬くなって引きちぎれにくくなった樹脂被覆を介して引っ張り続けることで、樹脂被覆を金属管の一端から他端までつながった形態で効率良く剥がすことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本願第一の発明は、金属管内面に施された樹脂被覆の、管の一端側の端部を剥離させて掴み代を作り、該掴み代を金属管内に挿通させた把持・牽引手段に連結すると共に金属管の他端側を向くように反転させ、次いでその掴み代を前記把持・牽引手段により前記金属管の他端側に引っ張って樹脂被覆を反転させながら管軸方向に剥がしてゆき、その際、少なくとも既剥離領域と未剥離領域とを分ける剥離前線付近の管体を加熱して樹脂被覆の接着強度を一過的に低下させておき、更に、前記樹脂被覆を剥がしてゆく際に、剥がした直後の樹脂被覆を強制冷却することを特徴とする金属管内面樹脂被覆の分別方法である。以下、その実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態によって金属管1の内面に施されている樹脂被覆2を剥がす手順を示すものである。まず、図1(a)に示すように、金属管1の一端において、樹脂被覆2の端部を金属管1から剥がし、掴み代2aを作る。この作業は、金属管1と樹脂被覆2の間に管端側からくさびを打ち込む等の手作業によって行う。この際、管端を加熱して剥がれやすくすることが好ましい。
【0012】
次に、図1(b)に示すように、剥がした掴み代2aを管内に挿通させた把持・牽引手段4に連結し且つその掴み代2aを折り返す。ここで用いる把持・牽引手段4は、掴み代2aを金属管1の他端に向かって(矢印A方向に)引き抜くことができるものであれば任意であり、本実施形態では、金属管1内に挿入される引抜棒4aと、その先端に取り付けられ、掴み代2aに連結するための連結具4bと、引抜棒4aを矢印A方向に引き抜くための駆動装置(図示せず)を備えている。
【0013】
次いで、金属管1の管軸方向の小領域を環状に局部的に加熱することの可能な、誘導コイル等の局部加熱手段5を、金属管1の外側に且つ、既剥離領域と未剥離領域とを分ける剥離前線6付近の管体(好ましくは剥離前線6及びこれに隣接する未剥離領域)を加熱しうる位置に配置し、剥離前線6付近の管体を加熱して被覆の接着強度を一過的に低下させると共に把持・牽引手段4を金属管1の他端側へ引っ張って樹脂被覆2を剥がす。この時、剥離前線6では管体1が局部的に加熱されているため接着強度が低下すると共にその部分の樹脂被覆2bが軟らかくなっていて容易に屈曲でき、しかも樹脂被覆2は金属管内面から引き起こすように引っ張られるため、樹脂被覆2bが屈曲しながら引き起こされ、剥離前線6に集中的に剥がし力が作用することとなり、これによって樹脂被覆2bがきわめて円滑に剥がされる。このような剥離進展操作を、局部加熱手段5を管の他端方向へ順次移動させ、従って加熱位置を順次移動させながら進めてゆく。これにより、図1(c)に示すように、剥がされた樹脂被覆2cを金属管内面に接着していた状態とは内外面を逆にした形態に反転させながら金属管1の他端側に引き抜いてゆき、最終的には金属管1から分離できる。
【0014】
ここで、樹脂被覆2が剥がされる際、管体の加熱によって樹脂被覆2も加熱されて軟らかくなるが、剥がれた後は放冷されやすくなり温度が下がって硬くなるので引きちぎられるということはあまりなく、樹脂被覆を金属管の一端から他端までつながった形態で効率良く剥がすことができる。しかしながら、金属管の加熱状態によっては、或いは剥離すべき樹脂被覆によっては、剥がれた後の樹脂被覆2が依然として軟らかく、強度が低くて引きちぎられる恐れのある場合がある。そこで、樹脂被覆を剥がしてゆく途中で引きちぎられることがないよう、剥がした後の樹脂被覆の強度を十分に回復させるため、剥がした樹脂被覆を強制冷却する。強制冷却の方法としては、例えば、金属管内に冷却用の空気を流して空冷する方法、剥がした直後の樹脂被覆に冷却用の空気、ミスト、水等をノズルで直接吹き付ける方法等を挙げることができる。
【0015】
上記した剥離操作において、局部加熱手段5による金属管1の加熱温度は、接着強度は低下させるが、樹脂被覆2を過度に軟化させることがないように設定するものであり、剥がすべき樹脂被覆2の種類によっても異なるが、通常、80〜150°C程度とすればよい。
【0016】
前記したように、この実施形態では、局部加熱手段5で加熱した領域の樹脂被覆を把持・牽引手段4によって剥がしてゆくという剥離進展操作を、局部加熱手段5を管の他端方向へ順次移動させ、従って加熱位置を順次移動させながら進めている。この剥離進展操作を進めてゆく具体的な方法としては、連続的、間欠的などの種々な方法を採ることができ、例えば、次に示すような方法を例示できる。
【0017】
(1)把持・牽引手段4を連続的に引っ張って樹脂被覆2を連続的に剥がしてゆき、同時にその剥離前線6の移動と連動するように局部加熱手段5を連続的に移動させ、剥離前線6近傍を加熱する方法。
(2)把持・牽引手段4は連続的に引っ張って樹脂被覆2を連続的に剥がしてゆくが、局部加熱手段5は間欠的に移動させて剥離前線6の近傍を加熱する方法。
(3)局部加熱手段5を停止させて、一定領域を加熱した後、把持・牽引手段4を引っ張って加熱した領域の樹脂被覆2を剥がし、次いで、局部加熱手段5を次に剥がすべき領域に移動させてその領域を加熱した後、再度把持・牽引手段4を引っ張って加熱した領域の樹脂被覆2を剥がすというように、局部加熱手段5及び把持・牽引手段4を間欠的に動作させる方法。
(4)局部加熱手段5を金属管1の適当な長さの領域に渡って連続的に移動させてその領域を加熱した後、把持・牽引手段4を引っ張って加熱した領域の樹脂被覆2を剥がし、次いで、局部加熱手段5を再び連続的に移動させて次に剥がすべき領域を加熱し、その後、再度把持・牽引手段4を引っ張って加熱した領域の樹脂被覆2を剥がすというように、局部加熱手段5及び把持・牽引手段4を連続、間欠を組み合わせて動作させる方法。
【0018】
上記した方法の実施に当たって、局部加熱手段5による金属管1の加熱幅は、局部加熱手段5を連続的に移動させる場合は剥離前線6を所望温度に加熱しうるものであれば、狭いものでよく、例えば、20〜100mm程度でよい。一方、局部加熱手段5を間欠的に移動させる場合には、一度に或る程度広い幅を加熱した方が作業性が良いが、あまり広くすると局部加熱手段5が大型化し、イニシャルコストやランニングコストが高くなるので、これらを考慮して、100〜500mm程度とすることが良い。
【0019】
把持・牽引手段4によって樹脂被覆を剥がしてゆく際の、把持・牽引手段4の駆動制御方法は任意であり、例えば、把持・牽引手段4の移動速度或いは移動量をほぼ一定とする方式のものでもよいし、把持・牽引手段4が樹脂被覆2に作用させるひっ張り力をほぼ一定とする方式のものでもよいが、後者の場合の方が、剥離動作中に樹脂被覆がちぎれるということが生じにくく、好ましい。すなわち、後者の場合には、把持・牽引手段4が樹脂被覆2に作用させる引っ張り力を、加熱されて剥がれやすくなった樹脂被覆2が剥離しうるが温度が下がった被覆が引きちぎれるには到らないレベルの引っ張り力(例えば、1kg/cm幅)に設定しておくと、管体が加熱され、接着強度が上記レベル迄低下した個所で剥離が自動的に起こってこの個所が剥離前線となり、結果的には剥離前線を狙って程よい加熱を施す操作が巧まずして行えることととなるからである。言い換えれば局部加熱手段の進行に合わせて剥離前線が進行するものであり、局部加熱手段による加熱にむらが生じたような場合にも、剥離前線の進行が遅くなるだけであって樹脂被覆の引きちぎれは起こらない。すなわち、剥離前線6と局部加熱手段5の位置関係を精密に管理する必要がなくなるという利点が得られる。
【0020】
なお、前記した実施形態では剥離進展操作を管端に向かって順次進める際に、金属管1を停止させておき、引抜棒4a及び局部加熱手段5を移動させているが、本発明はこの構成に限らず、引抜棒4a及び局部加熱手段5を金属管1に対して相対的に移動させれぱよく、例えば、局部加熱手段5を定位置に配置し、金属管1を移動させるように変更してもよい。
【0021】
以上に説明した方法では、金属管1の内面に貼り付けていた筒状の樹脂被覆2を剥がして反転させて直径を小さくするため、剥がされた後の樹脂被覆2cは図2に示すように、円周方向にしわのよった形態となる。ところで、樹脂被覆2が硬い場合などには、図2に示す形状に変形させることが困難な場合がある。図3はこのような問題を解決しうる実施形態を示すものであり、この実施形態では、剥がされた直後の(即ち剥離前線6付近の)樹脂被覆2bにカッタ8で管軸方向の切り込みを施しながら、剥離進展操作を行う。このように剥がされた樹脂被覆2を管軸方向に切断してゆくと、図4に示すように、剥がした後の樹脂被覆2dを円周方向に部分的に重ねることができ、剥がした後の樹脂被覆2を反転させる操作が円滑となり、掴み代2aを管の他端側へ引っ張り易くなる。なお、樹脂被覆2に入れる管軸方向の切り込みは図示した1個に限らず、複数個としてもよく、これにより、樹脂被覆を複数の帯状セグメントに分割しつつ剥がすことができる。また、樹脂被覆2に切り込みを入れる位置は、剥がした直後とする場合に限らず、剥がす前の位置(未剥離領域)としてもよく、未剥離領域で樹脂被覆2に切り込みを入れる場合には、剥離前線6の近傍に限らず、離れた位置でもよい。従って、把持・牽引手段4にカッタ8を取り付けておき、その把持・牽引手段4で掴み代2aを引っ張ってゆく際に、同時に管内面の樹脂被覆2にカッタ8で切り込みを入れていっても良い。更には、樹脂被覆の剥離動作に先立って、管内面の樹脂被覆2に管軸方向の切り込みを入れるように変更してもよい。
【0022】
樹脂被覆2に切り込みを入れるためのカッタ8としては、図示したナイフ形式のものを用いることが簡便であるが、これに限らず、他の形式のカッタ、例えば、ヤグレーザーを用いたレーザーカッタ等を用いてもよい。ナイフ形式のカッタ8を用いる場合には、未剥離の樹脂被覆2に切り込むと刃先が金属管1の内面に接触して早く摩耗することがあるので、切り込み深さを金属管内面に接触しない程度に留めておくことが好ましい。一方、レーザーカッタではこのような問題がないので、管内面に接着した状態の樹脂被覆2に切り込みを入れる場合に用いることが好ましい。
【0023】
前記した剥離進展操作を、樹脂被覆に複数の管軸方向の切り込みを入れて複数の帯状セグメントに分割して実施する場合には、図5に示すように、剥がした後の隣接した帯状セグメント2da、2dbの剥離前線6a、6bを管軸方向にずらせることも可能である。このように、剥離前線6a、6bを管軸方向にずらせると、剥がされた帯状セグメント2da、2dbを円滑に部分的に重なり合わせることができ、樹脂被覆2をきわめて円滑に剥がすことができる。更には、複数の帯状セグメントを同時に剥がす代わりに複数段(通常は2段)に分けて剥がしても良い。例えば、図6に示すように、まず、円周上に1個おきに位置する帯状セグメント2daを剥がし、次いで、残りの帯状セグメント2dbを剥がすようにしてもよい。この場合には、剥がされた帯状セグメント2da、2dbが互いに干渉しないので、きわめて円滑に剥がすことができる。
【0024】
なお、図1〜図6に示した各方法において、掴み代を他端側へ引っ張る操作を、軸線を中心とした捩りを加えながら行うことにより、剥離前線の樹脂被覆に捩り力を同時に作用させて剥離を増進させ且つ既剥離部を絞り外径を縮めて引っ張りやすくすることもできる。
【0025】
以上の実施形態では、金属管1を局部加熱手段5で局部的に加熱しながら剥離動作を行うものとしているが、本発明はこの構成に限らず、樹脂被覆2を剥がす前に、金属管1全体を接着強度が一過的に小さくなるように加熱し、その状態で前記した把持・牽引手段4による剥離動作を行う構成としてもよい。その場合、金属管1の加熱方法は任意の方法を採ることができ、例えば、局部加熱手段5を移動させて金属管全体を加熱するとか、金属管1を炉内に置いて加熱する等の方法を採ることができる。このように金属管1の全体を加熱する構成とすると、局部的に加熱する場合に比べてエネルギーロスは大きくなるが、加熱位置を剥離前線6に合わせて移動させる動作が不要となり、加熱動作が簡単となる。
【0026】
次に、本願第二の発明を説明する。第二の発明は、金属管内面に施された樹脂被覆の、管の一端側の端部をスパイラル状に剥離させて掴み代を作り、その掴み代を管内に挿通させた把持・巻付け手段に連結し、次いでその把持・巻付け手段を回転させてその上に樹脂被覆を巻き取ってゆくことで樹脂被覆を剥がし、同時に或いはそれに先立って、既剥離領域と未剥離領域とを分ける剥離前線付近若しくは未剥離領域において前記樹脂被覆にスパイラル状に切り込みを施し、これによって金属管内面の樹脂被覆をスパイラル状に剥がしてゆき、その際、少なくとも既剥離領域と未剥離領域とを分ける剥離前線付近の管体を加熱して樹脂被覆の接着強度を一過的に低下させておき、更に、前記樹脂被覆を剥がしてゆく際に、剥がした直後の樹脂被覆を強制冷却することを特徴とする金属管内面樹脂被覆の分別方法である。
【0027】
図7は、この分別方法の実施形態によって金属管11の内面に施されている樹脂被覆12を剥がす状態を示すものである。この実施形態では、図7(a)に示すように、金属管11の一端において、樹脂被覆12の端部を金属管11からスパイラル状に剥がして掴み代12aを作り、その掴み代12aを管内に挿通させた把持・巻付け手段14に固定し、その把持・巻付け手段14を回転させることで、その上に剥がした樹脂被覆を巻き取ることができるようにし、更に、剥離前線付近若しくはその上流の未剥離領域の樹脂被覆にスパイラル状に切り込むようにカッタ駆動装置15Aに取り付けたカッタ15を位置させる。ここで用いる把持・巻付け手段14は、掴み代12aを連結可能で且つ剥がした樹脂被覆を巻き取ることができる構成のものであれば任意であり、この実施形態では樹脂被覆を巻き付けることができる棒材を用いている。この把持・巻付け手段14は、金属管11内に挿入した後は、管軸方向には移動させないで、その位置で回転のみをさせて、図7(b)に示すように剥がした樹脂被覆12cを長い領域に巻き取ってゆく構成でもよいし、巻付け位置が樹脂被覆の剥離前線16にほぼ一致するように巻付け手段14を管軸方向に移動させながら回転させて、剥離した被覆を管軸方向に詰め合わせて巻き取ってゆく構成のものでもよい。一方、カッタ15を保持したカッタ駆動装置15Aは、樹脂被覆12をスパイラル状に切ることができるよう、回転しながら軸線方向に移動する構成としている。これらの機構は公知の任意のものを使用しうる。
【0028】
金属管11の外側には、スパイラル状に剥がしていく樹脂被覆の幅よりも少し大きい管軸方向の領域を環状に局部的に加熱することの可能な誘導コイル等の局部加熱手段18を、剥離前線16付近の管体(好ましくは剥離前線16及びこれに隣接する未剥離領域)を加熱しうる位置に配置し、剥離前線16付近の管体を加熱して被覆の接着強度を一過的に低下させると共に、カッタ駆動装置15Aを回転させながら管軸方向に移動させることでカッタ15により剥離前線16付近若しくは下流(なお、本明細書では剥離前線が移動してゆく先を下流とする)の未剥離領域の樹脂被覆12にスパイラル状に切り込みを施しながら、把持・巻付け手段14を回転させて剥がした樹脂被覆12cを巻き付けてゆき、これにより、剥離前線16にある樹脂被覆12bに引っ張り力を作用させて剥がしてゆく。この時、剥離前線16では管体11が局部的に加熱されているため接着強度が低下すると共にその位置の樹脂被覆12bが軟らかくなっていて容易に屈曲でき、しかも樹脂被覆12bは金属管内面から引き起こされるように引っ張られるため、樹脂被覆12bが屈曲しながら引き起こされ、剥離前線16に集中的に剥がし力が作用することとなり、これによって樹脂被覆12bがきわめて円滑に剥がされる。このような剥離進展操作を、局部加熱手段18を管の他端方向へ順次移動させながら進めてゆくことで、図7(b)に示すように、剥がされた樹脂被覆12cを把持・巻付け手段14に巻き付けてゆき、最終的には金属管11から分離できる。
【0029】
この実施形態では、樹脂被覆12を円周方向に剥がしてゆくが、一般に管体に施された樹脂被覆は円周方向の接着強度が管軸方向の接着強度よりも低い傾向があるので、剥がしやすいという利点が得られる。
【0030】
図7に示す実施形態においても、金属管の加熱条件等は図1〜図6に示す実施形態と同様に設定すればよい。また、剥がした直後の樹脂被覆を強制冷却して強度を回復させ、ちぎれにくくする方法も採っている。更に、図7の実施形態でも、剥離進展操作を、局部加熱手段18を管の他端方向へ順次移動させながら進めてゆく際の具体的な方法としては、図1〜図6の実施形態について説明したものと同様に種々な方法、例えば、剥がし動作と局部加熱手段18の移動を共に連続的に行う方法とか、一方或いは双方を間欠的に行う方法等を採ることができる。また、把持・巻付け手段14に樹脂被覆を巻き付けてゆく際の、把持・巻付け手段14の回転制御方法も任意であり、例えば、一定の回転速度となるように制御する方法、一定のトルクで回転させる方法等を挙げることができる。後者を採用すると、剥離する樹脂被覆にほぼ一定の引っ張り力を作用させることができるので、好ましい。更に、この実施形態では剥離前線16がスパイラル状に移動するので、管体を局部加熱するための手段としては、図示した金属管11を環状に加熱する局部加熱手段18を用いてそれを管軸方向に移動させる構成に限らず、剥離前線16近傍のみを加熱する局部加熱手段を用い、それをスパイラル状に移動させる構成としてもよい。また、この実施形態に用いるカッタ15としても、図示したナイフ式のものに限らず、レーザーカッタを用いてもよい。
【0031】
更に、図7に示す実施形態では、剥離前線16の近傍で、樹脂被覆12にカッタ15でスパイラル状の切り込みを入れているが、切り込みを入れる位置は剥離前線16から離れた位置としてもよく、更には、剥離を行う前に、金属管内面の樹脂被覆に予めスパイラル状の切り込みを入れておいても良い。図8はスパイラル状の切り込みを入れるための装置の1例を示すものである。図8に示すスパイラル切り込み装置19は、公転軸19aに複数のガイドコロ19bを設けて、この公転軸19aを金属管1内に同心状に回転可能とし、更に、形成すべきスパイラルのピッチに等しい間隔を開けて二本のカッタ19c、19dを取り付けている。この構成により、このスパイラル切り込み装置19を金属管1内に挿入し、管端から下流側のカッタ19dで樹脂被覆12にスパイラル状に切り込みを入れ、その切り込みに上流のカッタ19cが入るように設定すると、その後は、単に公転軸19aを手で回転させるのみで、上流のカッタ19cがスパイラル状の切り込みで案内されて公転軸19aを管軸方向に前進させ、下流のカッタ19dが所定の角度でスパイラル状の切り込みを入れて行くこととなる。かくして、簡単に金属管内面の樹脂被覆12に一定ピッチのスパイラル状の切り込みを入れることができる。
【0032】
図7に示す実施形態でも、金属管11を局部加熱手段18で局部的に加熱しながら剥離動作を行うものとしているが、本発明はこの構成に限らず、樹脂被覆12を剥がす前に、金属管11全体を接着強度が一過的に小さくなるように加熱し、その状態で前記した把持・巻付け手段16による剥離動作を行う構成としてもよい。
【0033】
次に、本願第三の発明を説明する。第三の発明は、金属管内面に施された樹脂被覆の、管の一端側の端部を剥離させて掴み代を作り、前記被覆の掴み代を管の一端側から管軸方向の外方へ引っ張って樹脂被覆を伸張・縮径させることで樹脂被覆を剥がしてゆき、その際、少なくとも既剥離領域と未剥離領域とを分ける剥離前線付近の管体を加熱して樹脂被覆の接着強度を一過的に低下させておき、更に、前記樹脂被覆を剥がしてゆく際に、剥がした直後の樹脂被覆を強制冷却することを特徴とする金属管内面樹脂被覆の分別方法である。
【0034】
図9はこの発明の一実施形態を説明するものであり、この実施形態では、図9(a)に示すように、金属管21の一端側で内面の樹脂被覆22を剥がして掴み代22aを作り、その掴み代22aを引っ張り手段24に連結する。この引っ張り手段24はウインチ等の駆動装置に連結されており、掴み代22aを矢印Bで示すように管軸方向の外方に引っ張る構成となっている。そして、金属管21の管軸方向の一部領域を環状に局部的に加熱することの可能な誘導コイル等の局部加熱手段25を、金属管21の外側の、既剥離領域と未剥離領域とを分ける剥離前線26付近の管体(好ましくは剥離前線26を含む未剥離領域)を加熱しうる位置に配置し、剥離前線26付近の管体を加熱して被覆の接着強度を一過的に低下させると共に掴み代22aを引っ張り手段24で引っ張る。これにより、剥離前線26付近の樹脂被覆22bが引き伸ばされると共に縮径し、金属管21の内面から剥がされる。この時、剥離前線26では管体1が局部的に加熱されているため接着強度が低下すると共に樹脂被覆22bが軟らかくなっていて容易に伸張・縮径でき、しかも樹脂被覆22bの下地界面には被覆の伸張に伴って生じる剪断力と縮径によって金属管内面から離れる方向の力が作用するため、樹脂被覆22bがきわめて円滑に剥がされる。また、剥がれた後は樹脂被覆22bが金属管21から離れて冷えるため、硬くなり、引きちぎられるということがない。このような剥離進展操作を、局部加熱手段25を管の他端方向へ順次移動させながら進めてゆくことで、図9(b)に示すように、樹脂被覆22が金属管内面から剥がされてゆき、最終的には金属管21から分離できる。なお、この方法でも、掴み代を外方へ引っ張る操作を、軸線を中心とした捩りを加えながら行うことにより、剥離前線に捩り力を同時に作用させて剥離を増進させ且つ既剥離部を絞り外径を縮めて引っ張りやすくすることができる。
【0035】
これらの方法では、前記した他の実施形態のように、金属管内に把持・牽引手段や把持・巻付け手段を通すという必要がなく、また、カッタを必要としないので、剥離作業に必要とする装置を簡単化でき、また、剥離作業が簡単となる等の利点が得られる。
【0036】
なお、この実施形態でも、金属管の加熱条件等は図1〜図6に示す実施形態と同様に設定すればよい。また、剥離直後の樹脂被覆を強制冷却し、強度を回復させる方法も採っている。更に、図9に示す実施形態でも、剥離進展操作を、局部加熱手段25を管の他端方向へ順次移動させながら進めてゆく際の具体的な方法としては、図1〜図6の実施形態について説明したものと同様に種々の方法、例えば、剥がし動作と局部加熱手段25の移動を共に連続的に行う方法とか、一方或いは双方を間欠的に行う方法等を採ることができる。また、引っ張り手段24による樹脂被覆の引っ張り制御方法は任意であり、例えば、引っ張り手段24の移動速度を一定とする方法、引っ張り手段24が樹脂被覆に作用させる引っ張り力を一定とする方法を挙げることができるが、後者の方が、樹脂被覆を引きちぎることがないので好ましい。更に、図9の実施形態でも、樹脂被覆22を剥がす前に、金属管21全体を接着強度が一過的に小さくなるように加熱し、その状態で掴み代22aを引っ張り手段24で引っ張って剥離動作を行う構成としてもよい。その場合、金属管21の加熱方法は任意の方法を採ることができ、例えば、局部加熱手段25を移動させて金属管全体を加熱するとか、金属管21を炉内に置いて加熱する等の方法を採ることができる。
【0037】
以上に説明した実施形態ではいずれも、樹脂被覆を剥がすべき金属管を水平に配置しているが、本発明はこれに限らず金属管を垂直或いは斜めに配置するようにしてもよい。金属管を垂直或いは斜めに配置して樹脂被覆を剥がす構成とすると、剥がした直後の樹脂被覆を水で強制冷却した場合の排水処理がやりやすいとか、金属管内に通す把持・牽引手段4、把持・巻付け手段14、公転軸19a等の自重によるたわみが発生しにくいとか、装置の設置面積を小さくできる等の利点が得られる。
【0038】
【発明の効果】
以上に説明したように、本願第一、第二、第三の方法はいずれも、金属管内面の樹脂被覆を一端側から他端側までつながった状態で剥がしてゆくことができ、このため、金属管内面にアクセスできないような小径の金属管に対しても実施でき、大径、小径の樹脂被覆金属管を、金属管と樹脂被覆とに分別してそれぞれ再利用することができ、資源の有効利用を図ることができると共に産業廃棄物を少なくできるという効果を有している。また、剥がした樹脂被覆はつながった状態であるので取り扱いが容易であるという効果も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)、(c)は本願第一の発明の実施形態によって、金属管内面から樹脂被覆を剥がす手順を示す概略断面図
【図2】図1(c)におけるC−C矢視概略断面図
【図3】第一の発明の他の実施形態を示す概略断面図
【図4】図3におけるD−D矢視概略断面図
【図5】第一の発明の更に他の実施形態を示す概略断面図
【図6】第一の発明の更に他の実施形態を示す概略断面図
【図7】(a)、(b)は本願第二の発明の実施形態によって、金属管内面から樹脂被覆を剥がす手順を示す概略断面図
【図8】金属管内面の樹脂被覆にスパイラル状の切り込みを入れる装置の1例を示す概略断面図
【図9】(a)、(b)は本願第三の発明の実施形態によって、金属管内面から樹脂被覆を剥がす手順を示す概略断面図
【符号の説明】
1、11、21 金属管
2、12、22 樹脂被覆
2a、12a、22a 掴み代
2b、12b、22b 樹脂被覆
4 把持・牽引手段
5、18、25 局部加熱手段
6、16、26 剥離前線
14 把持・巻付け手段
15 カッタ
24 引っ張り手段
Claims (7)
- 金属管内面に施された樹脂被覆の、管の一端側の端部を剥離させて掴み代を作り、該掴み代を金属管内に挿通させた把持・牽引手段に連結すると共に金属管の他端側を向くように反転させ、次いでその掴み代を前記把持・牽引手段により前記金属管の他端側に引っ張って樹脂被覆を反転させながら管軸方向に剥がしてゆき、その際、少なくとも既剥離領域と未剥離領域とを分ける剥離前線付近の管体を加熱して樹脂被覆の接着強度を一過的に低下させておき、更に、前記樹脂被覆を剥がしてゆく際に、剥がした直後の樹脂被覆を強制冷却することを特徴とする金属管内面樹脂被覆の分別方法。
- 前記樹脂被覆を金属管の管軸方向に剥がしてゆく際若しくはそれに先立って、前記剥離前線付近若しくは未剥離領域において前記樹脂被覆に管軸方向の切り込みを施し、前記掴み代を管の他端側へ引っ張りやすくすることを特徴とする請求項1記載の金属管内面樹脂被覆の分別方法。
- 前記樹脂被覆を金属管の管軸方向に剥がしてゆく際若しくはそれに先立って、前記剥離前線付近若しくは未剥離領域において前記樹脂被覆に管軸方向の複数の切り込みを施して前記樹脂被覆を複数の帯状セグメントに分割し且つ隣接した帯状セグメントの剥離前線を管軸方向にずらせて剥がしてゆくことを特徴とする請求項1記載の金属管内面樹脂被覆の分別方法。
- 金属管内面に施された樹脂被覆の、管の一端側の端部をスパイラル状に剥離させて掴み代を作り、その掴み代を管内に挿通させた把持・巻付け手段に連結し、次いでその把持・巻付け手段を回転させてその上に樹脂被覆を巻き取ってゆくことで樹脂被覆を剥がし、同時に或いはそれに先立って、既剥離領域と未剥離領域とを分ける剥離前線付近若しくは未剥離領域において前記樹脂被覆にスパイラル状に切り込みを施し、これによって金属管内面の樹脂被覆をスパイラル状に剥がしてゆき、その際、少なくとも既剥離領域と未剥離領域とを分ける剥離前線付近の管体を加熱して樹脂被覆の接着強度を一過的に低下させておき、更に、前記樹脂被覆を剥がしてゆく際に、剥がした直後の樹脂被覆を強制冷却することを特徴とする金属管内面樹脂被覆の分別方法。
- 金属管内面に施された樹脂被覆の、管の一端側の端部を剥離させて掴み代を作り、前記被覆の掴み代を管の一端側から管軸方向の外方へ引っ張って樹脂被覆を管軸方向に引き伸ばし且つ縮径させることで樹脂被覆を剥がしてゆき、その際、少なくとも既剥離領域と未剥離領域とを分ける剥離前線付近の管体を加熱して樹脂被覆の接着強度を一過的に低下させておき、更に、前記樹脂被覆を剥がしてゆく際に、剥がした直後の樹脂被覆を強制冷却することを特徴とする金属管内面樹脂被覆の分別方法。
- 前記剥離前線付近の管体を、その外側に配置した局部加熱手段で局部的に加熱し、加熱した領域の樹脂被覆を剥がしてゆくという剥離進展操作を、前記局部加熱手段を前記金属管に対して相対的に順次移動させながら進めてゆくことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の金属管内面樹脂被覆の分別方法。
- 前記樹脂被覆を剥がしてゆく際に、樹脂被覆に作用させる引っ張り力をほぼ一定に維持することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の金属管内面樹脂被覆の分別方法。
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