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JP4011682B2 - ヘアドライヤ - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ヘアドライヤに関し、詳しくは、ファン出力及びヒータ出力を制御するスイッチ操作手段を改良したヘアドライヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数段に切換可能な各ヒータ出力毎に、複数段に切換可能なファン出力をそれぞれ組合せて、吹出温度や風量の異なる多段の運転モードを設定し、各運転モードをモード切換手段により選択して運転可能としたヘアドライヤがあった。
【0003】
例えば、所定回転数のファン出力の下で、メインスイッチの操作でヒータ出力を切換え、吹出温度の異なる複数段の基本運転モード(例えば、冷風モード、温風モード、熱風モード等)で運転可能とするとともに、各基本運転モードでサブスイッチの操作によりファン出力を切換え、風量及び吹出温度を変化させた多段の運転モードで運転可能としたものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来のヘアドライヤには下記の課題が残されていた。
【0005】
すなわち、ヒータ出力及びファン出力を、例えばそれぞれ強弱の二段階で切換可能とした場合、以下に示す運転モードが考えられる。
【0006】
▲1▼弱冷風モード(ヒータOFF、ファン出力弱)
▲2▼強冷風モード(ヒータOFF、ファン出力強)
▲3▼弱温風モード(ヒータ出力弱、ファン出力弱)
▲4▼強温風モード(ヒータ出力弱、ファン出力強)
▲5▼弱熱風モード(ヒータ出力強、ファン出力弱)
▲6▼強熱風モード(ヒータ出力強、ファン出力強)
しかし、髪を短時間で乾かそうとして、▲6▼の強熱風モードを選択しても、従来のヘアドライヤではヒータ能力を最大に発揮させることはできず、本来得られるはずの吹出温度よりも低い温度でしか髪を乾燥させることができなかった。
【0007】
すなわち、ヒータの最大出力を設定するには、ファンモータの出力、すなわち風量との兼ね合いが必要であり、ヒータ出力を最大とした場合は、風量が少ない場合(▲5▼弱熱風モード)であっても火傷するおそれがなく、また、例えば一般に合成樹脂製であるドライヤのケーシングが溶けて変形したり、頭髪に著しい悪影響を与えたりすることのない吹出温度に抑えなければならない。
【0008】
したがって、ファン出力弱(▲5▼弱熱風モード)への切換えを可能とした上記従来のヘアドライヤでヒータ能力の最大出力値を設定する際には、この弱熱風モードを選択した場合でも吹出温度が定められた温度以上になることのない、適正な範囲に収められたヒータ出力にしなければならず、当然ながらこのヒータ出力でファン出力を強(▲6▼強熱風モード)とすれば、風量が増すだけ吹出温度は下がってしまう。
【0009】
これでは、▲5▼の弱熱風モードを選択した場合は、短時間で髪を乾燥させるに適当な最大の吹出温度であっても風量が不足し、▲6▼の強熱風モードを選択した場合は、風量は十分得られても吹出温度が低くなるとう結果になっていた。
【0010】
このように、各ヒータ出力が異なる各基本運転モードにおいて風量の増減を可能とした従来のヘアドライヤでは、ヒータ能力を最大限に利用することができず、ヒータの最大出力とファンの最大出力とを組合せることができなくなって、最も効率よく短時間で髪を乾燥させることができなかった。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記課題を解決するために、請求項1記載の本発明では、複数段に切換可能な各ヒータ出力毎に、複数段に切換可能なファン出力をそれぞれ組合せて、吹出温度や風量の異なる多段の運転モードを設定し、各運転モードをモード切換手段により選択して運転可能とし、ヒータ出力が最大出力の運転モードでは、組み合わされるファン出力を最大出力のみに限定したヘアドライヤであって、前記モード切換手段は、ファンモータのON・OFFとヒータの出力切換えを行うメインスイッチと、ファンモータの出力切換えを行うサブスイッチとからなり、メインスイッチによるヒータの最大出力への切換操作を、サブスイッチがファンモータの最大出力側に位置している場合にのみ行えるように構成した。
【0012】
したがって、最大のヒータ出力と最大のファン出力とが組合わさり、同等のファン出力であれば、乾燥能力を著しく向上させることができ、髪の乾燥時間を大幅に短縮させることができる。しかも、各運転モードが風量変化と発熱量変化のスイッチの使い分けで区分されることになって、各運転モードの能力のレベルを把握しやすくなり、使い勝手が向上する。
【0013】
また、請求項2記載の本発明では、所定回転数のファン出力の下でヒータ出力を切換え、吹出温度の異なる複数段の基本運転モードで運転可能とするとともに、各基本運転モードでファン出力を切換え、風量及び吹出温度を変化させた多段の運転モードで運転可能とし、さらに、運転モードを選択するモード切換手段を具備し、ヒータ出力を最大とした運転モードを選択する場合、ファン出力を低回転側へは切換不可とし、最大回転数でのみ運転可能としたヘアドライヤであって、前記モード切換手段は、ファンモータのON・OFFとヒータの出力切換えを行うメインスイッチと、ファンモータの出力切換えを行うサブスイッチとからなり、メインスイッチによるヒータの最大出力への切換操作を、サブスイッチがファンモータの最大出力側に位置している場合にのみ行えるように構成した。したがって、ヒータ出力が最大のときにファン出力が弱となることがなく、吹出温度が過剰に上昇し、ヘアドライヤの吹出口あたりが熱変形したり、使用者が誤って火傷を負ったりするおそれもない。しかも、各運転モードが風量変化と発熱量変化のスイッチの使い分けで区分されることになって、各運転モードの能力のレベルを把握しやすくなり、使い勝手が向上する。
【0015】
また、請求項記載の本発明では、前記メインスイッチ及びサブスイッチを、同一面上で近接状態に並設した。したがって、ヘアドライヤを使用しながらモードチェンジを行いやすく、使い勝手がさらに向上する。
【0016】
さらに、請求項記載の本発明では、前端に吹出口を有し、同吹出口に整髪用のアタッチメントを着脱自在に取付可能とした本体ケースに、前記吹出口に近接させてアタッチメント着脱ボタンを設け、同着脱ボタンからケース後端側に向けて、それぞれスライド式としたサブスイッチ及びメインスイッチを順に配設した。したがって、メインスイッチの操作時に誤って指を前方へ滑らせてもアタッチメント着脱ボタンを押してしまうことがなく、ヘアドライヤの使用中にアタッチメントが外れたりするおそれがない。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明は、複数段に切換可能な各ヒータ出力毎に、複数段に切換可能なファン出力をそれぞれ組合せて、吹出温度や風量の異なる多段の運転モードを設定し、各運転モードをモード切換手段により選択して運転可能としたヘアドライヤにおいて、ヒータ出力が最大出力の運転モードでは、組み合わされるファン出力を最大出力のみに限定したものである。
【0018】
すなわち、本発明に係るヘアドライヤは、所定回転数のファン出力の下でヒータ出力を切換え、吹出温度の異なる複数段の基本運転モードで運転可能とするとともに、各基本運転モードでファン出力を切換え、風量及び吹出温度を変化させた多段の運転モードで運転可能とし、さらに、各運転モードを選択するモード切換手段を設けて、ヒータを最大出力とした運転モードを選択する場合、ファンの出力を低回転側へは切換不可とし、最大回転数でのみ運転可能としている。
【0019】
したがって、多様なモードで使用できるので使い勝手が向上するとともに、ヒータ出力が最大のときにファン出力が弱となることがないので、吹出温度が過剰に上昇し、ヘアドライヤの吹出口あたりが熱変形したり、使用者が誤って火傷を負ったりするおそれもなく、ヒータ能力を最大限に利用して、濡れた髪等を短時間で乾燥させることができる。
【0020】
前記モード切換手段は、ファンモータのON・OFFとヒータの出力切換えを行うメインスイッチと、ファンモータの出力切換えを行うサブスイッチとからなり、メインスイッチによるヒータの最大出力への切換操作を、サブスイッチがファンモータの最大出力側に位置している場合にのみ行えるように構成している。
【0021】
具体的には、メインスイッチとサブスイッチとの操作により、表1に示すモードでの運転を行えるようにしている。
【0022】
【表1】
Figure 0004011682
【0023】
表1で示すように、メインスイッチでは冷風、温風、熱風の基本運転モードを選択可能とし、その選択した基本運転モードにおいて、熱風のモード以外では、サブスイッチによりファン出力を制御して、風量の増減(強弱)を選択して運転可能としているが、熱風のモードでは、強熱風モードのみ運転可能としており、熱風のモードを選択した場合はサブスイッチによる風量弱での運転を禁止し、増風側への切換えはできない構成としている。
【0024】
すなわち、メインスイッチによる熱風モード選択には条件が課されていることになる。
【0025】
その条件とは、「サブスイッチが強の位置にある場合に限る」ということであり、サブスイッチが強の位置にあるときのみメインスイッチの熱風モードへの切換操作が可能となり(熱風強モードとなる)、サブスイッチが弱の位置にある場合はメインスイッチの熱風のモードへの切換操作を不能としている。
【0026】
かかるメインスイッチ及びサブスイッチは、同一面上で近接状態に並設することが好ましく、例えば、ヒータやファンを組み込むとともに、グリップを兼用する本体ケースの同一面上、あるいは、独立したグリップを有するものであれば同グリップの同一面上に近接させて並設すれば、スイッチがメインとサブとで二つあっても、操作性が低下することがない。
【0027】
本発明に係るヘアドライヤの本体ケースは、前端に吹出口を有し、同吹出口に整髪用のアタッチメントを着脱自在に取付可能とし、さらに、前記吹出口に近接させてアタッチメント着脱ボタンを設けたものとすることができ、かかる本体ケースであれば、アタッチメント着脱ボタンからケース後端側に向けて、それぞれスライド式としたサブスイッチ及びメインスイッチを順に配設するとよい。
【0028】
かかる構成とすることにより、アタッチメントを交換して多様な整髪が可能となり、また、スイッチをスライド式とすることによって、所望する運転モードの選択が容易となる。
【0029】
一方、OFFポジションから遠いポジションのモードを選択する場合、勢い余って指が滑る場合がある。特に、ヘアドライヤを使用する場合、先ず、メインスイッチで基本運転モードを選択するので、メインスイッチ操作時に指が滑る可能性が高い。
【0030】
そこで、本発明では、メインスイッチとアタッチメント着脱ボタンとを離隔して、その間にサブスイッチを設けているので、メインスイッチ操作時に誤って指を前方へ滑らせてもアタッチメント着脱ボタンを押してしまうことがなく、ヘアドライヤ使用中にアタッチメントが外れたりするおそれがなくなる。
【0031】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら具体的に説明する。
【0032】
図1〜図5に、本実施例に係るヘアドライヤAを示している。図1及び図2に示すように、ヘアドライヤAは、前端に吹出口10を形成するとともに、後端に吸込口11を形成した本体ケース1内に発熱装置2と送風装置3とを前後に収納配設している。4は本体ケース1の後端から伸延させた電源コードである。
【0033】
また、本実施例に係るヘアドライヤAは、必要に応じて吹出口10に装着可能とした整髪用のアタッチメント9を具備するとともに、アタッチメント着脱ボタン5を本体ケース1の前端近傍に設けている。
【0034】
本体ケース1は、図3〜図5に示すように、合成樹脂製の上下の二分割ケース1a,1b からなり、両ケース1a,1b を付き合わせて前後方向に細長い略円筒状に構成し、グリップを兼用できる形状としている。
【0035】
そして、前記アタッチメント着脱ボタン5の後方に本ヘアドライヤAのスイッチ部Sを配設しており、同スイッチ部Sを操作して吹出温度及び風量の異なる多段の運転モードを選択できるようにしている。
【0036】
発熱装置2は、正面視において十字形状の絶縁板20にヒータ線21を巻回してヒータHを構成し、これを前後方向に長い遮熱筒22に収納して構成している。
【0037】
また、送風装置3は、ファンモータMと同モータMの後端から突出したモータ軸30に固着したファンFとを具備しており、ファンモータMのモータケース31の外周面に、前方へ向けて沿うように整流翼32を放射状に配設するとともに、同整流翼32の外周の後端からファンガイド筒33を後方へ向けて一体成形し、同ファンガイド筒33内に前記ファンFを収納して構成している。34はベルマウス状の整流リングである。
【0038】
かかる発熱装置2及び送風装置3は、本体ケース1内に組み込まれる前に、図5に示すように、予め前記スイッチ部S等と結線されるとともに、本体ケース1の後端部に設けたコード引出部40から電力の供給を受けるリード線41を具備しており、同リード線41のコード引出部40側には端子保持筒43を配設し、同端子保持筒43内には図示しない二つの端子を設けている。
【0039】
上記構成のヘアドライヤAにおいて、本発明の要旨となるのは、ヒータ出力が最大の運転モードでは、組み合わされるファン出力を最大出力のみに限定したことにある。
【0040】
すなわち、各運転モードを選択するモード切換手段としての前記スイッチ部Sを操作し、ファンFを回転させながらヒータHの出力を切換えて吹出温度の異なる複数段の基本運転モードで運転可能とするとともに、各基本運転モードでファンモータMの出力を切換えて風量及び吹出温度を変化させた多段の運転モードで運転可能とする一方、ヒータHを最大出力とした運転モードを選択する場合、ファンモータMの出力を低回転側へは切換不可とし、ファンFが最大回転数で回転する時のみ運転可能としている。
【0041】
したがって、最大のヒータ出力と最大のファン出力とが組合わさり、同等のファン出力であれば、乾燥能力を著しく向上させることができ、濡れた髪等の乾燥時間を大幅に短縮させることができる。また、ヒータ出力が最大のときにファン出力が弱となることがないので、吹出温度が過剰に上昇し、吹出口10あたりが熱変形したり、使用者が誤って火傷を負ったりするおそれもなくなる。
【0042】
本実施例におけるスイッチ部Sは、図8に示すように、ファンモータMのON・OFFと、ヒータHの出力を制御して、COOL(冷風)・HAIR CARE (温風)・HIGH(熱風)からなる基本運転モードの順次切換えを行うメインスイッチ6と、ファンモータMの出力を制御して各基本運転モードにおける風量を増減してターボモード(強)と静音モード(弱)への切換えを行うサブスイッチ7とから構成しており、本体ケース1上の両スイッチ6,7 の側には、各モード名称を表示している。したがって、運転モードを認識しやすく、かつ、発熱量変化を切換操作するメインスイッチ6と、風量変化を切換操作するサブスイッチ6との使い分けで運転モードが区分できるので、運転しながらのスイッチ切換操作も容易となり、使い勝手が良好なものとなっている。
【0043】
しかも、メインスイッチ6によるHIGHモードへの切換操作は、サブスイッチ7がターボ(強)側に位置している場合にのみしか行えないものとしているので、前述したように、吹出温度の過剰な上昇を防止した安全なものとなっている。
【0044】
すなわち、スイッチ部Sは、図2〜図8に示すように、電源のON・OFF切換えと前記基本運転モードの切換えを可能としたスライド式のメインスイッチ6と、ファン出力を強弱二段階(ターボモード・静音モード)に切換え可能としたサブスイッチ7とを、本体ケース1の上側分割ケース1a内に収納固定し(図6)、本体ケース1に着脱自在に取付可能に形成したスイッチケース8にメインスイッチ用つまみ(以下「主つまみ」という)60とサブスイッチ用つまみ(以下「副つまみ」という)70とをスライド自在に取付け、さらに、メインスイッチ6の上面に設けた入切用スライド凸部61を、図2及び図3に示すように、主つまみ60の腹側に突設した対向リブ62,62 間に嵌入して、同主つまみ60のスライドに連動するように構成する一方、サブスイッチ7の側面に突設したプッシュ式凸部71を、図2及び図4に示すように、副つまみ70に垂設した操作片72のスライドによって押圧して出没させるように構成している。
【0045】
そして、図2、図3及び図7に示すように、主つまみ60の係合片60a,60a をスイッチケース8に形成した矩形状のスライド孔8aの両側突状縁8b,8b にスライド自在に係合するとともに、図4、図5及び図7に示すように、スイッチケース8の腹面に副つまみ70のスライド操作に連動する連係板80をスライド自在に配設し、同連係板80を介してメインスイッチ6のロック及びロック解除を可能としている。
【0046】
連係板80は、図5及び図7に示すように、前半部の左右両側に係合用孔81,81 を形成しており、同係合用孔81,81 に、副つまみ70の係合片70a,70a を、スイッチケース8に形成した係合片挿通孔8c,8c を挿通して係合している。また、両係合用孔81,81 間に矩形状の小切欠部82を形成し、同小切欠部82の後側縁に片持ち支持された弾性片83を小切欠部82内に伸延するともに、同弾性片83の上面に、図2、図4及び図5に示すように、ロック解除手段としてのロック解除用ボタン84を突設し、同ボタン84の後方に、図9及び図10に示すようにロック用係合突起85を形成し、さらに、同係合突起85に対応する係合凹部86をスイッチケース8に形成してロック手段を構成している。このように、本実施例では、ロック手段をスイッチケース8と連係板80とを連係させることで構成している。
【0047】
また、連係板80の後半部には、主つまみ60の係合片60a,60a の逃げ部分となる矩形状の大切欠部87を形成し、同大切欠部87の前側縁には主つまみ60の係合片 60a,60a に当接するストッパ部88を設けている。
【0048】
89はクリック機構であり、連係板80の側縁に設けた凸部89a と、スイッチケース8に設けた複数の凹部89b により構成し、サブスイッチ7のスライド操作時にクリック感を生起するようにして操作感を向上させている。
【0049】
なお、メインスイッチ6においては、図示しないがその内部にクリック機構を設け、主つまみ60の操作時にもクリック感を生起するようにしている。
【0050】
また、前記ロック解除用ボタン84は、図9及び図10に示すように、スイッチケース8に設けたボタン挿通孔8dを介して副つまみ70の中央部から突出させており、しかも、図4に示すように、その頂部84a を副つまみ70の最も高い部位よりもさらに上方に位置させているので、使用者が容易に押し下げることができ、適宜、同ロック解除用ボタン84を押し下げてロック用係合突起85を係合凹部86から離脱することにより、ロックを解除することができる。
【0051】
すなわち、副つまみ70が静音モード(弱)のポジションにあるときは、前記ロック用係合突起85がスイッチケース8に形成された係合凹部86に係合して連係板80はロックされた状態となっており、主つまみ60のスライドはOFF、COOL(冷風)、HAIR CARE (温風)までの間は自由にスライドして切換動作を行うことができるが(図9参照)、HAIR CARE (温風)からHIGH(熱風)への切換えは、主つまみ60の係合片60a,60a がストッパ部88に当接するのでスライドが禁止されて行えない。
【0052】
そこで、ロック解除用ボタン84を押下げて副つまみ70をターボモード(強)のポジションにスライド移動させることにより、同副つまみ70のスライドに連動して連係板80も前方へスライドし、前記ストッパ部88と主つまみ60の両係合片60a,60a との間に主つまみ60がスライドできるだけの間隙が形成され、主つまみ60をHIGH(熱風)のポジションへ移動することができる(図10参照)。
【0053】
このように、本実施例では、ファンFの回転数、並びにヒータHの発熱量を一段アップさせるサブスイッチ7にロック手段を設け、同ロック手段のロック解除用ボタン84を操作しなければファンFの回転数、並びにヒータHの発熱量を増加させることができないようにしている。
【0054】
すなわち、メインスイッチ6の操作において、ファンFの回転数、並びにヒータHの発熱量が一段アップする直前の運転モードであるHAIR CARE (温風)モードのポジションにおいて、サブスイッチ7が静音モード(弱)のポジションではメインスイッチ6がロックされ(図8参照)、増出力側、すなわちHIGH(熱風)モードに切換えることがでないようにしており、これを切換え可能とするためには、サブスイッチ7がターボモード(強)のポジションに位置していなければならないことになる。
【0055】
また、メインスイッチ6及びサブスイッチ7を、本体ケース1の同一面上で近接状態に並設しているので、本ヘアドライヤAを使用している最中にモードチェンジがしやすく、使い勝手が良い。
【0056】
さらに、図1、図2、図9及び図10に示すように、メインスイッチ6(主つまみ60)とアタッチメント着脱ボタン5とを離隔して、その間にサブスイッチ7(副つまみ70)を設けており、しかも、前述したように、副つまみ70に設けたロック解除用ボタン84は、その頂部84a を副つまみ70の最も高い部位よりもさらに上方に位置させ、さらには、ロック解除用ボタン84を、アタッチメント着脱ボタン5の高さよりも高位置となるようにしているので、主つまみ60の操作時に誤って指を前方へ滑らせても副つまみ70及びロック解除用ボタン84が介在しているのでアタッチメント着脱ボタン5を押してしまうことがなく、ヘアドライヤAの使用中にアタッチメント9が外れたりするおそれがない。
【0057】
図11に、本実施例に係るヘアドライヤAの回路図を示しており、メインスイッチ6は、▲4▼の端子を電源側として、▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲5▼の各端子との間の接続状態を切換えることにより、前記したように、COOL(冷風)・HAIR CARE (温風)・HIGH(熱風)の3種類の基本運転モードに順次切換える。
【0058】
図11において、ファンモータMは、全波整流回路35を介して供給される直流電源で駆動され、同全波整流回路35の一方の入力路36はメインスイッチ6の▲1▼端子に直接接続され、他方の入力路37は、中途に、ファンモータMの回転を制御する245 オームの可変抵抗Rと、183 ℃で作動する温度ヒューズ38とを介装し、ヒータ入力路23に接続している。
【0059】
ヒータ入力路23には、16.1オームのヒータ線21と、110 ℃で作動するサーモスタット24とを介装しており、メインスイッチ6の端子▲2▼、▲3▼とは、一方向の電流通過のみを許すダイオードDを介して接続するとともに、これと並列に、端子▲5▼と直接接続している。
【0060】
前記入力路37において、前記可変抵抗Rと並列にサブスイッチ7を接続しており、同サブスイッチ7は、常開スイッチであって、このOFF状態では静音(弱)モードとなっており、これをON状態に切り換えると、可変抵抗Rが一部バイパスされ、全波整流回路35に印加される電圧値が増大しファンモータMの回転数が上昇してターボ(強)モードとなる。なお、図中、39は第2の温度ヒューズ(110 ℃)、C1は雑音防止用コンデンサ、C2は平滑用コンデンサである。
【0061】
このように、サブスイッチ7は、基本運転モードの各状態に対してファン出力を制御して風量を増減させる機能を有するが、本実施例では、前述したように、サブスイッチ7がOFFの場合は、ロック手段によって、メインスイッチがHIGH(熱風)のポジションに移動することを禁止している。
【0062】
また、各運転モード時の端子接続状態を図12に、各運転モードにおけるモータ出力とヒータ出力の制御状態を図13に示しており、本実施例では、 COOL(冷風) モードではヒータHは作動せず、サブスイッチ7の操作によりファン出力を静音(弱:18000r.p.m)・ターボ(強:22000r.p.m)とで切換可能とし、HAIR CARE(温風) モードでは、ヒータ出力が350 Wで静音(弱:18000r.p.m) の場合は吹出温度を約95℃、ターボ(強:22000r.p.m)では吹出温度を約70℃となるように設定するとともに、HIGH(熱風) モードでは、ヒータ出力が700 W、ファンFの回転数が22000r.p.mで吹出温度を約120 ℃となるようにしている。
【0063】
このように、本実施例に係るヘアドライヤAでは、最大のヒータ出力と最大のファン出力とを組合せ可能としているので、同等の出力の送風装置3を有する従来のヘアドライヤと比べて乾燥能力が著しく向上し、髪の乾燥時間を大幅に短縮することができる。
【0064】
また、メインスイッチ6によるヒータHの最大出力への切換操作を、サブスイッチ7がファンモータMの最大出力側に位置している場合にのみ行えるように構成しているので、サブスイッチ7を最大出力側にしておかない限り、使用開始時にメインスイッチ6を操作していきなりヒータ最大出力で運転してしまうことがなく、深夜等に使用する際に、ファンFの回転による騒音の発生が防止できるとともに、他に高電力消費機器が使用されている場合に過剰電流が流れたりするおそれもない。
【0065】
なお、本実施例では、ヘアドライヤAをメインスイッチ6のロック手段を備えたものとして説明したが、特にロック手段を設ける必要はなく、例えば、サブスイッチ7が静音モードにあるときにメインスイッチ6を主つまみ60のスライド操作によりHIGH(熱風) モードに切換える場合、同主つまみ60のスライド動作に連動してサブスイッチ7の副つまみ70もターボモードポジションにスライド可能な構成とすることができる。
【0066】
また、本実施例では、上述してきたように、基本運転モードをCOOL(冷風)・HAIR CARE (温風)・HIGH(熱風)としたが、COOL(冷風)モードについては必ずしも設定する必要はなく、また、吹出温度を約70℃と約95℃としたHAIR CARE (温風)モードに代えて、ファン出力を低下させて弱風とし、吹出温度を約120 ℃とした一般的に採用されているLOW モードを設定することもできる。
【0067】
また、ヒータ出力並びにファン出力の切換えは、上記したように2段階とするに限らず、複数段階に切換え可能とすることもできる。
【0068】
さらに、本実施例では、ヒータ出力の切換手段としてダイオードを用いているが、例えば、出力の異なる複数のヒータ線を選択的に切換える回路構成とすることもでき、その切換手段としては種々考えられる。
【0069】
ここで、本実施例に係るヘアドライヤAのその他の構成について説明する。
【0070】
図2及び図5において、12は二分割ケース1a,1b の吹出口10の外周壁上に挿通する金属製のキャップであり、吹出口10の外周壁後端部に取付けられる締結リング13とともに、二分割ケース1a,1b の前端における突き合わせ状態をより確実に保持できるようにしている。14は前記キャップ12の周壁前端部に内装される補助リングである。
【0071】
また、二分割ケース1a,1b の後端側においては、その吸込口11の中央に放射状の径方向リブ15で支持された半割形のコード引出口筒42,42 で前記リード線41の端子保持筒43を抱合しており、かかる端子保持筒43に、スイベル式の電源コード4の接点44a,44b (図5)を有する端部を差し込んで、端子保持筒43内の二つの端子に回転自在に接触させている。45はコード引出口筒42の後端内部に設けた係止突起であり、同突起45と係合する環状溝部46を電源コード4の端部に設けて、コード引出口筒42で電源コード4の端部を抱合することにより電源コード4を回転自在に装着している。
【0072】
また、コード引出口筒42には、傘状に形成した吸込口フィルタ16を取付けており、二分割ケース1a,1b の後端部における締結を図っている。17はメッシュ状のフィルタ部、18は吸込口フィルタ16の取付用筒体である。
【0073】
次に、本ヘアドライヤAに着脱自在に装着されるアタッチメント9について説明する。
【0074】
かかるアタッチメント9としては、複数種の形状のものが用意されているが、その一例として、図1及び図14に示すようにブラシ形状としたものがある。
【0075】
このアタッチメント9は、中空状に形成したブラシ本体90に湾曲面を有するシリコンゴム製のベース91を取付け、同ベース91上に多数の植毛体92を植設するとともに、同植毛体92,92 間にスリット状の吹出部93を形成している。図14中、94はブラシ本体90の中空部内に突設した補強リブである。
【0076】
しかも、前記ベース91の左右側部には、同ベース91の略全長にわたり髪押さえ用条部95,95 を形成しており、ブラシ本体90を回動したり傾動したりして、所望する状態に整髪する場合、髪押さえ用条部95の先鋭部96により髪をしっかりと押さえつけながら温風又は冷風をあてることにより、所望するカール状態やくせ付けを容易に得ることができるので整髪しやすくなる。なお、髪押さえ用条部95は、本実施例ではベース91と一体成形しているが、別体のものを接着することもできる。
【0077】
かかるアタッチメント9の取り外しは、前記したようにアタッチメント着脱ボタン5の操作により行うものであって、アタッチメント着脱ボタン5は、図9及び図10に示すように、ボタン本体50をスイッチケース8の前側部に設けた着脱ボタン挿通孔8e(図5参照)から外方へ突出させるとともに、前記アタッチメント9に係脱するロック爪51を連設しており、ボタン本体50の内部には、基端を遮熱筒22に当接させた付勢ばね52を配設して、ボタン本体50を常に突出付勢している。
【0078】
参考例1
図15及び図16にヘアドライヤAの参考例1を示している。これは、スイッチ部Sからサブスイッチ7をなくし、メインスイッチ6によりファンモータMのON・OFFと、各基本運転モードのみの運転を行うようにしたもので、メインスイッチ6のつまみ6aにロック手段を付設したスイッチ部S2としている。
【0079】
ここでの基本運転モードは、ヒータ出力を停止し、ファン出力を弱としたCOOL(弱冷風)と、ヒータ出力及びファン出力を共に弱とし、吹出温度を約120 ℃とした所謂セットモードであるLOW (弱熱風)と、ヒータ出力及びファン出力を共に強とし、これも吹出温度を約120 ℃とした所謂乾燥モードであるHIGH(強熱風)としており、OFFからCOOL(弱冷風)、LOW (弱熱風)の各モードのポジション間は、自由に前記つまみ6aのスライドを可能としているが、LOW (弱熱風)モードのポジションに切換えるとロックされて、HIGH(強熱風)モードのポジションにスライドさせるためには、ロック解除用ボタン84を押し下げて、同ボタン84の後方に設けたロック用係合突起85を、スイッチケース8に設けた係合凹部86から離脱しなければならないようにしている。
【0080】
参考例においては、ヘアドライヤAの使用を終えてOFFとした場合、次の使用の際にHIGHモードにするためには必ずロック解除用ボタン84の操作が必要となるので、例えば深夜にヘアドライヤAを使用する際に、いきなりHIGHモードで運転されることがなく、このHIGHモードによるファンFの大きな音が騒音となって寝静まった周囲に迷惑をかけることがない。
【0081】
なお、本参考例における他の構成は前述の実施例と同様なのでここでの説明は省略する。
【0082】
参考例2
さらに、図17に示した参考例2に係るヘアドライヤAのスイッチ部S3について説明する。
【0083】
これは、メインスイッチ6から電源の入切機能を切り離し、別途、入切スイッチ6'を設けたものである。
【0084】
メインスイッチ6のつまみ6aの構成は第2実施例と略同様であるが、ここでは、LOW (弱熱風)モードのポジションとHIGH(強熱風)モードのポジションとの間に、先の第1実施例で示したHAIR CARE モードにおいてファン出力を強として風量を増加させた強温風に等しいMEDIUMモードを設定し、同MEDIUMモードのポジションでスイッチ操作がロックされるようにしている。
【0085】
したがって、本参考例においては、つまみ6aをHIGH(強熱風)モードのポジション以外に位置させて入切スイッチ6'をOFFとしておけば、再使用の際に、いきなりヒータ出力が大のHIGH(強熱風)モードとなることがないので、例えば、電力消費の大きい他の電気製品が同時使用されていても、過剰電流が流れるおそれがなく安全である。
【0086】
さらに、COOL(冷風)からMEDIUM(強温風)モードまでのいずれかのポジションでOFFとしておけば、そのモードでの使用開始が入切スイッチ6'をONするだけで可能となり、使い勝手が向上する。
【0087】
なお、本参考例においては、つまみ6aがHIGH(強熱風)モードのポジションにあるときには、入切スイッチ6'がOFFに入らないように構成しておくことが好ましく、かかる構成とすれば、入切スイッチ6'のOFF時につまみ6aがHIGH(強熱風)モードのポジションにないことを確認する必要がないので安全性がより高まる。
【0088】
なお、本参考例における他の構成は、第1、第2実施例と同様であるのでここでの説明は省略する。
【0089】
ところで、上記してきた各例では、スイッチ操作を直線方向へのスライド式として説明したが、例えば、図18に示すように、スイッチ部S4のつまみ6bは回動スライド式の構成としてもよく、要は、メインスイッチ6の操作において、ファンFの回転数、並びにヒータHの発熱量が一段アップする直前の運転モードで、ロック手段によりメインスイッチ6の切換操作がロックされて増出力側に切換えできないようにしたものであればよい。
【0090】
(第実施例)
次に、第実施例に係るヘアドライヤAのスイッチ部S4について、図19を参照しながら説明する。
【0091】
これは、ヒータ出力やファン出力を複数段に切換える場合、連続的な出力可変を行えるようにするとともに、ファン出力が最高出力以外では、メインスイッチ6による操作でヒータ出力が最大となるHIGH(熱風)ポジションに入らないように規制したロック手段を設けたものである。
【0092】
すなわち、本実施例に係るスイッチ部S4は、図19に示すように、ダイヤル式のサブスイッチ7'でファンモータMの出力を位相制御により電圧可変に構成するとともに、メインスイッチ6は、第2実施例で示したスライド式のものからロック解除用ボタン84を取り除いた構成としている。
【0093】
さらに、メインスイッチ6のつまみ6bの下側部に、凸片63を先端に設けた連結板64を連設して、同連結板64を前記つまみ6bと連動させてスライド自在とするとともに、つまみ6bのスライド移動がLOW (弱熱風)ポジションまでは前記凸片63がサブスイッチ7'に当接しないように構成している。
【0094】
一方、サブスイッチ7'の周側面には、同スイッチ7'が最高出力のポジションに回転したところで前記凸片63と係合するロック用凹部73を設け、かかる凸片63とロック用凹部73とによりロック手段を構成している。
【0095】
すなわち、図19(a) に示すように、サブスイッチ7'が最高出力のポジション以外であれば、凸片63がサブスイッチ7'の周側面に当接してメインスイッチ6はHIGH(熱風)ポジションには入ることがなく、他方、図19(b) に示すように、サブスイッチ7'が最高出力のポジションにある場合は、凸片63とロック用凹部73とが対応し、メインスイッチ6はHIGH(熱風)ポジションまでスライド可能となる。
【0096】
このように、本実施例では、ヒータ出力の最大出力と組み合わされるファン出力を最大出力に限定しながら、かつ、ヒータ出力が最大以外では、風量の増減を連続的に変化させることができるようにして、好みの風量及び吹出温度で整髪可能としている。
【0097】
なお、本実施例における他の構成は、第1実施例と同様であるのでここでの説明は省略する。
【0098】
ところで、本実施例では風量の増減、すなわちファン出力を連続的に可変としたが、ファン出力は段階的に変化させ、ヒータ出力を可変としたり、あるいは両者共に連続的に可変とすることもできる。
【0099】
【発明の効果】
本発明は上記の形態で実施されるもので、以下の効果を奏する。
【0100】
(1)請求項1記載の本発明では、複数段に切換可能な各ヒータ出力毎に、複数段に切換可能なファン出力をそれぞれ組合せて、吹出温度や風量の異なる多段の運転モードを設定し、各運転モードをモード切換手段により選択して運転可能とし、ヒータ出力が最大出力の運転モードでは、組み合わされるファン出力を最大出力のみに限定したヘアドライヤであって、前記モード切換手段は、ファンモータのON・OFFとヒータの出力切換えを行うメインスイッチと、ファンモータの出力切換えを行うサブスイッチとからなり、メインスイッチによるヒータの最大出力への切換操作を、サブスイッチがファンモータの最大出力側に位置している場合にのみ行えるように構成したことにより、多様なモードで使用できるので使い勝手が向上するとともに、最大のヒータ出力と最大のファン出力とが組合わさり、同等のファン出力であれば、乾燥能力を著しく向上させることができ、髪の乾燥時間を大幅に短縮させることができる。しかも、各運転モードが風量変化と発熱量変化のスイッチの使い分けで区分されることになって、各運転モードの能力のレベルを把握しやすくなり、使い勝手が向上する。
【0101】
(2)請求項2記載の本発明では、所定回転数のファン出力の下でヒータ出力を切換え、吹出温度の異なる複数段の基本運転モードで運転可能とするとともに、各基本運転モードでファン出力を切換え、風量及び吹出温度を変化させた多段の運転モードで運転可能とし、さらに、運転モードを選択するモード切換手段を具備し、ヒータ出力を最大とした運転モードを選択する場合、ファン出力を低回転側へは切換不可とし、最大回転数でのみ運転可能としたヘアドライヤであって、前記モード切換手段は、ファンモータのON・OFFとヒータの出力切換えを行うメインスイッチと、ファンモータの出力切換えを行うサブスイッチとからなり、メインスイッチによるヒータの最大出力への切換操作を、サブスイッチがファンモータの最大出力側に位置している場合にのみ行えるように構成したことにより、多様なモードで使用できるので使い勝手が向上するとともに、ヒータ出力が最大のときにファン出力が弱となることがないので、吹出温度が過剰に上昇し、ヘアドライヤの吹出口あたりが熱変形したり、使用者が誤って火傷を負ったりするおそれもなく、また、ヒータの最大出力を十分に利用して、濡れた髪等を短時間で乾燥させることができる。しかも、各運転モードが風量変化と発熱量変化のスイッチの使い分けで区分されることになって、各運転モードの能力のレベルを把握しやすくなり、使い勝手が向上する。
【0103】
(3)請求項記載の本発明では、前記メインスイッチ及びサブスイッチを、同一面上で近接状態に並設したことにより、上記(1)又は(2)の効果に加え、ヘアドライヤを使用しながらモードチェンジを行いやすく、使い勝手がさらに向上する。
【0104】
(4)請求項記載の本発明では、前端に吹出口を有し、同吹出口に整髪用のアタッチメントを着脱自在に取付可能とした本体ケースに、前記吹出口に近接させてアタッチメント着脱ボタンを設け、同着脱ボタンからケース後端側に向けて、スライド式のサブスイッチ及びメインスイッチを順に配設したことにより、上記(1)〜(3)の効果に加え、メインスイッチの操作時に誤って指を前方へ滑らせてもアタッチメント着脱ボタンを押してしまうことがなく、ヘアドライヤの使用中にアタッチメントが外れたりするおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るヘアドライヤの説明図である。
【図2】同ヘアドライヤの縦断面図である。
【図3】図1のI−I線における断面図である。
【図4】図1のII−II線における断面図である。
【図5】本実施例に係るヘアドライヤの分解斜視図である。
【図6】本体ケースからスイッチケースを取り外した状態を示す説明図である。
【図7】スイッチケースの背面図である。
【図8】スイッチ部の説明図である。
【図9】静音モードを示す断面視による説明図である。
【図10】ターボモードを示す断面視による説明図である。
【図11】本実施例に係るヘアドライヤの回路図である。
【図12】各運転モードにおける端子の接続状態表である。
【図13】各運転モードにおけるモータ出力とヒータ出力の制御状態表である。
【図14】アタッチメントの横断面図である。
【図15】第2実施例に係るスイッチ部の説明図である。
【図16】同スイッチ部の断面図である。
【図17】第3実施例に係るスイッチ部の説明図である。
【図18】スイッチ部の一形態を示す説明図である。
【図19】第4実施例に係るスイッチ部の説明図である。
【符号の説明】
A ヘアドライヤ
F ファン
H ヒータ
M ファンモータ
1 本体ケース
5 アタッチメント着脱ボタン
6 メインスイッチ
7 サブスイッチ
9 アタッチメント
10 吹出口

Claims (4)

  1. 複数段に切換可能な各ヒータ出力毎に、複数段に切換可能なファン出力をそれぞれ組合せて、吹出温度や風量の異なる多段の運転モードを設定し、各運転モードをモード切換手段により選択して運転可能とし、ヒータ出力が最大出力の運転モードでは、組み合わされるファン出力を最大出力のみに限定したヘアドライヤであって、
    前記モード切換手段は、ファンモータ (M) のON・OFFとヒータ (H) の出力切換えを行うメインスイッチ (6) と、ファンモータ (M) の出力切換えを行うサブスイッチ (7) とからなり、メインスイッチ (6) によるヒータ (H) の最大出力への切換操作を、サブスイッチ (7) がファンモータ (M) の最大出力側に位置している場合にのみ行えるように構成したことを特徴とするヘアドライヤ。
  2. 所定回転数のファン出力の下でヒータ出力を切換え、吹出温度の異なる複数段の基本運転モードで運転可能とするとともに、各基本運転モードでファン出力を切換え、風量及び吹出温度を変化させた多段の運転モードで運転可能とし、さらに、運転モードを選択するモード切換手段を具備し、ヒータ出力を最大とした運転モードを選択する場合、ファン出力を低回転側へは切換不可とし、最大回転数でのみ運転可能としたヘアドライヤであって、
    前記モード切換手段は、ファンモータ (M) のON・OFFとヒータ (H) の出力切換えを行うメインスイッチ (6) と、ファンモータ (M) の出力切換えを行うサブスイッチ (7) とからなり、メインスイッチ (6) によるヒータ (H) の最大出力への切換操作を、サブスイッチ (7) がファンモータ (M) の最大出力側に位置している場合にのみ行えるように構成したことを特徴とするヘアドライヤ。
  3. 前記メインスイッチ (6) 及びサブスイッチ (7) を、同一面上で近接状態に並設したことを特徴とする請求項1又は2に記載のヘアドライヤ。
  4. 前端に吹出口 (10) を有し、同吹出口 (10) に整髪用のアタッチメント (9) を着脱自在に取付可能とした本体ケース (1) に、前記吹出口 (10) に近接させてアタッチメント着脱ボタン (5) を設け、同着脱ボタン (5) からケース後端側に向けて、それぞれスライド式としたサブスイッチ (7) 及びメインスイッチ (6) を順に配設したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のヘアドライヤ。
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