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JP4013415B2 - カラー画像形成方法 - Google Patents
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は反射及び透過カラー画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
反射及び透過カラー画像とは光源色以外の物体色からなる文字や画像全てを指しており、凸版、凹版、平版等を用いた印刷物、プリンター(インクジェットプリンター、レーザープリンター、昇華型プリンター、転写型プリンター、静電プリンターその他現在公知の全てのプリンターを含む。)による出力、感光材料、コピー、その他全ての反射及び透過原稿を指す(以下、これらをハードコピーと呼ぶ。)。ハードコピーの善し悪しは、階調、解像度、色再現域、シャープネスなどで決まる。
【0003】
ハードコピーの色彩には、紙やOHPシートなどの画像担持体の色、色素の色、インクやトナー組成物が関与している。
従来、色再現域を広げたり、色相を改良するためには、より色純度の高い色素の探索、つまり化学構造に基づく改良が行われ、副吸収を減らす努力がなされてきたが、耐光性、コストその他の条件を考えあわせると、その改良には限界があった。
【0004】
また、色素の凝集状態や、インクやトナーを構成する活性剤、ポリマー等の光透過性などが工夫されたが、色素の副吸収をなくすには至っていない。
更に、蛍光物質をカラー画像の改良に用いることが行なわれており、その例として蛍光増白剤を用いることが知られているが、蛍光増白剤として用いられる蛍光染料はそれ自体が可視光波長域に吸収を持たない無色の化合物であり、発光波長域が青色に限られるため、黄ばみ等に対する白地の改良、調整にとどまっており、色素の副吸収カットという効果を奏させるものではない。
【0005】
また、米国特許4,774,181号明細書に蛍光物質を放出するカプラー(蛍光色素放出カプラー)を用いる方法が開示されている。該蛍光色素放出カプラーは感光材料中に均一に内蔵されており、現像などのプロセスの後に蛍光色素となるものである。更に、該蛍光色素放出カプラーは保存性が悪く、実用的ではない。
また、ハードコピーに蛍光物質を用いる例としては、偽造防止の目的で蛍光体を用いる例がある。しかしながら、ここで用いられている蛍光体は自然光や蛍光灯等の通常光下では可視光域の発色するものではない。通常光下で蛍光を発するインク等も知られているが、これらは画像を派手に見せたり、視覚的にインパクトを与えたりするのが目的であり、色純度を上げたり、色再現域を広げる目的で用いられているものではない。
【0006】
今後デジタル化が進むに連れ、ハードコピーの色相及び色再現域はCRTのそれに近づくことが望まれてくる。そのためのアプローチはカラーマネージメントとしてデジタル信号処理の面では開発が進んでいるが、素材の面からは上記のような方法にとどまっている。
減法混色と加法混色を併用するという考え方はディスプレイに応用されている。これらは蛍光体の発色にカラーフィルターをかぶせることでよけいな発色を吸収し、色純度を上げようとするもの、つまり、加法混色による形成画像を減法混色で色補正したものである。しかし、逆に、減法混色の場に加法混色を併用して色純度を上げるという考え方は、強いて挙げれば上記白地改良を目的とする蛍光増白剤の使用のみであり、従来、イメージワイズな色補正を目的として色純度を上げるという考え方はなかった。
そこで本発明者らは、画像の色再現域を広げたり、色相を改良するために種々の検討を行った結果、蛍光物質を用いて色補正することにより、色再現域を広げたり、色相を改良できることを見出した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、減法混色のみで構成されているハードコピーの色再現域を広げ、色相を改良し、CRT画像や液晶画像に近い色再現が得られるハードコピーを得ることができるカラー画像形成方法を提供することにある。
【0008】
【発明を解決するための手段】
上記課題は以下の方法により達成される。
(1可視領域に吸収を有する色材と可視領域に発光を有する蛍光物質とを混合することによって減法混色に加法混色を共用して色補正するカラー画像形成方法であって、可視領域に吸収を有する色材がイエロー色材、マゼンタ色材及びシアン色材から選ばれた色材であり、蛍光物質が該イエロー色材、マゼンタ色材及びシアン色材のうちの少なくとも1つの色材の望ましくない吸収波長領域に発光を有する蛍光物質であることを特徴とするカラー画像形成方法。
色材の望ましくない吸収波長領域に発光を有する蛍光物質を混合したイエロー色材、マゼンタ色材及びシアン色材から選ばれた色材から形成されるカラー画像の望ましくない吸収波長領域の吸収波形で形成される図形の面積を、可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しない可視領域に吸収を有する色材の同一の望ましくない吸収波長領域の吸収波形で形成される図形の面積の98%以下としたことを特徴とする上記(1)に記載のカラー画像形成方法。
色材の望ましくない吸収波長領域に発光を有する蛍光物質を混合したイエロー色材、マゼンタ色材及びシアン色材から選ばれた色材から形成されるカラー画像の望ましくない吸収波長領域の吸収ピークの高さを、可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しない可視領域に吸収を有する化合物の同一の望ましくない吸収波長領域の吸収ピークの高さの98%以下としたことを特徴とする上記(1)に記載のカラー画像形成方法。
色材の望ましくない吸収波長領域に発光を有する蛍光物質を混合したイエロー色材、マゼンタ色材及びシアン色材から選ばれた色材から形成されるカラー画像のメイン吸収ピークの半値幅が、可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しない可視領域に吸収を有する色材のメイン吸収ピークの半値幅の99.5%以下としたことを特徴とする上記(1)に記載のカラー画像形成方法。
色材がイエロー色材であり、かつ、カラー画像の波長500 nm 以上の領域の吸収波形で形成される図形の面積が、可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しないイエロー色材の波長500 nm 以上の領域の吸収波形で形成される図形の面積の98%以下であることを特徴とする上記(2)〜(4)のいずれかに記載のカラー画像形成方法。
色材がマゼンタ色材であり、かつ、カラー画像の波長500 nm 〜600 nm 以外の領域の吸収波形で形成される図形の面積が、可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しないマゼンタ色材の波長500 nm 〜600 nm 以外の領域の吸収波形で形成される図形の面積の98%以下であることを特徴とする上記(2)〜(4)のいずれかにに記載のカラー画像形成方法。
色材がシアン色材であり、かつ、カラー画像の波長600 nm 以下の領域の吸収波形で形成される図形の面積が、可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しないシアン色材の波長600 nm 以下の領域の吸収波形で形成される図形の面積の98%以下であることを特徴とする上記(2)〜(4)のいずれかに記載のカラー画像形成方法。
蛍光物質が無機蛍光体であることを特徴とする上記(1)〜(7)のいずれかに記載のカラー画像形成方法。
蛍光物質が酸素原子を含む組成を有する蛍光物質であることを特徴とする上記(1)〜(8)のいずれかに記載のカラー画像形成方法。
【0011】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明において色補正とは、色素の吸光度、吸収波形、半価幅、吸収ピーク、色純度、明度、彩度のうち少なくとも1つを変化させることをいう。すなわち、色素の色相を変化させること、副吸収を減少させること、色再現域を変化させることなどが含まれる。また、色純度を向上あるいは低下させたり、色再現域を拡大あるいは縮小させたりすることも含まれる。色純度とは、吸収ピークとそれ以外の吸収波長域の吸収の割合のことで、吸収ピーク以外の吸収波長域の吸収の割合が小さいほど色純度が高い。
【0012】
本発明における色再現域とは、カラー画像の発色可能な全領域をいい、例えば、CIE(国際照明委員会)色度図(JIS Z−8721)上で表される発色可能な全領域、あるいは、JIS Z−8722(物体色の測定方法)に定められた方法に従って測定されるL***空間で表される全領域をいう。
本発明における色再現域の拡大とは、蛍光物質を用いるなどして加法混色することにより、加法混色を用いない場合と比較して色再現域を拡大させたことをいう。例えば、CIE色度図上で、表される発色可能な全領域の面積を拡大させたこと、あるいは、L***空間の体積を拡大させたことをいう。
【0013】
本発明における色相の変化とは、ハードコピーの反射あるいは透過スペクトルを測定して得た主波長あるいは色純度の変化をいう。
通常のハードコピーはイエロー、マゼンタ、シアン色素の減法混色からなり、色素の持つ本来の吸収がそのまま形成画像に反映されるため、色素に副吸収があった場合、それ以上、高純度の色を出すのは不可能であった。しかし、例えば、色素の副吸収部に発光を持つ蛍光物質を加えるなどして加法混色を行なうことでその副吸収をキャンセルすることができる。
【0014】
図1は色材と色材に蛍光物質を添加した後の吸収曲線を示すものである。
本発明のカラー画像形成方法で、可視領域に吸収を有する色材と可視領域に発光を有する蛍光物質とを混合したとき、見た目に蛍光を感じると、色補正とは違う効果を持ってしまうため、蛍光物質は、色材に蛍光物質を添加した後の吸収波形の任意の点で、図1に示す吸収強度(abs.値)の−0.3の線を下回らないような量または比率で混合することが好ましい。より好ましくは吸収強度(abs.値)が−0.1を下回らないことであり、さらに好ましくは0を下回らないことである。
【0015】
この好ましい量または比率は使用する化合物や蛍光物質の組み合わせによって異なるが、それぞれの場合に上記を満たすような量または比率であればよい。また、添加する蛍光体は1種類であってもよく、また、2種以上を併用してもよい。例えば、波長変換可能な組み合わせを用いて所望の発光を得ることもできる。蛍光物質はインクやトナーなどの色材に加えてもよく、支持体に均一に塗布してもよい。支持体に塗布する場合には、発光ピークが30nm以上異なる2種以上の蛍光体を混合して用いることが好ましい。
【0016】
通常、ハードコピーは、400nm〜500nmにメインの吸収を有するイエロー、500nm〜600nmにメインの吸収を有するマゼンタ、600nm〜700nmにメインの吸収を有するシアン色素を用いる減法混色で色再現がなされており、メインの吸収波長領域とは、イエローに対しては400nm〜500nmの波長領域、マゼンタに対しては500nm〜600nmの波長領域、シアンに対しては600nm〜700nmの波長領域指し、望ましくない吸収波長領域とは、イエローに対してはマゼンタ、シアンの領域、マゼンタに対してはイエロー、シアンの領域、シアンに対してはイエロー、マゼンタの領域をいい、例えば、イエローに対しては500nm以上、マゼンタに対しては500nm以下及び600nm以上、シアンに対しては600nm以下の吸収波長領域を指す。
【0017】
図2は望ましくない吸収波長領域の吸収波形で形成される図形の面積及び可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しない可視領域に吸収を有する化合物の同一の望ましくない吸収波長領域の吸収波形で形成される図形の面積を説明する説明図である。
望ましくない吸収波長領域の吸収波形で形成される図形の面積とは、望ましくない吸収波長領域において、色材(可視領域に吸収を有する化合物)に蛍光物質を混合した後の吸収曲線と吸収強度(abs.値)が0.0の線で囲まれた範囲の面積(図2では縦線で示す。)をいい、可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しない可視領域に吸収を有する化合物の同一の望ましくない吸収波長領域の吸収波形で形成される図形の面積とは、望ましくない吸収波長領域において、色材の吸収曲線と吸収強度(abs.値)0.0の線で囲まれた範囲の面積(図2では横線で示す。)をいう。
望ましくない吸収波長領域の吸収波形で形成される図形の面積を、可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しない可視領域に吸収を有する化合物の同一の望ましくない吸収波長領域の吸収波形で形成される図形の面積の98%以下することが好ましい。更に好ましくは、95%以下とすることであり、より好ましくは93%以下にすることである。
例えば、可視領域に吸収を有する化合物がシアンである場合、シアンに蛍光物質を併用した後の600nm以下の吸収波長領域の吸収曲線と吸収強度(abs.値)が0.0の線で囲まれた範囲の面積を、蛍光物質を併用していないシアンそのものの600nm以下の吸収波長領域の吸収曲線と吸収強度(abs.値)0.0の線で囲まれた範囲の面積の98%以下とすることをいう。
【0018】
図3は望ましくない吸収波長領域の吸収ピークの高さ及び可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しない可視領域に吸収を有する化合物の同一の望ましくない吸収波長領域の吸収ピークの高さを説明する説明図である。
図3において、Aは色材に蛍光物質を混合した後の吸収曲線の望ましくない吸収波長領域の吸収ピークの高さを示し、Bは色材のみの吸収曲線の望ましくない吸収波長領域の吸収ピークの高さを示す。
本発明において、色材に蛍光物質をした後の望ましくない吸収波長領域の吸収ピークの高さAは、色材のみの望ましくない吸収波長領域の吸収ピークの高さBの98%以下とすることが好ましい。更に好ましくは、95%以下とすることであり、より好ましくは93%以下にすることである。
【0019】
例えば、可視領域に吸収を有する化合物がシアンである場合、600nm以下の吸収波長領域における吸収ピークの高さを、蛍光物質を併用していないシアンそのものの600nm以下の吸収波長領域の吸収ピークの高さの98%以下とすることをいう。
【0020】
図4はメイン吸収ピークの半値幅を説明する説明図である。図において、Cは色材に蛍光物質を混合した後の吸収曲線の半値幅を示し、Dは色材のみの吸収曲線の半値幅を示す。
本発明において、メイン吸収ピークの半値幅を可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しない可視領域に吸収を有する化合物のメイン吸収ピークの半値幅の99.5%以下とするとは、図4におけるCをDの99.5%以下とするこという。
本発明においては更に、メイン吸収ピークの半値幅を色材に蛍光物質を混合した後のメイン吸収ピークの半値幅を、色材のみのメイン吸収ピークの半値幅の99%以下とすることが好ましく、更に98%以下とすることが好ましい。
【0021】
以上述べた要件を満たす操作を施す際に、望ましい吸収が減少することもあるが、蛍光体の添加量が後出の量であれば問題はない。また、望ましい吸収の減少を補うために他の色素を加えてさらに補正してもよい。
【0022】
本発明における蛍光体の励起波長域は画像に影響を与えない紫外領域にあることが好ましいが、画像形成に悪影響がなければ可視部でもよい。好ましくは300nmから450nm、より好ましくは350nmから420nmである。色補正の効果は、白熱灯、蛍光灯、昼光と共にブラックライトを照射したときに得ることができるようにしてもよいが、特別な光源を用いなくても色補正の効果が得られるように、350nmから420nmの光を含む可視光線(白熱灯、蛍光灯、昼光)下で得られるようにすることがことが望ましい。
【0023】
本発明において、カラー画像形成方法で使用される蛍光体は、望ましくない吸収域に発光をもてばこれまでに知られている有機蛍光体や無機蛍光体を任意に使用することができる。
【0024】
有機蛍光体としては現在公知のあらゆる物質を使用することができ、例えば、brilliantsulfoflavine FF、basic yellow HG、eosine、rhodamine 6G、rhodamine Bや、ピレン環を有する蛍光体、例えば、ピレントリスルホン酸ナトリウムやピレンテトラスルホン酸ナトリウム、これらのヒドロキシ置換体、アミノ置換体、アセトアミド置換体や、C.I.ベーシックレッド1、C.I.ベーシックレッド2、C.I.ベーシックレッド9、C.I.ベーシックレッド12、C.I.ベーシックレッド13、C.I.ベーシックレッド14、C.I.ベーシックレッド17、C.I.アシッドレッド51、C.I.アシッドレッド52、C.I.アシッドレッド92、C.I. アシッドレッド、C.I.ベーシックバイオレット1、C.I.ベーシックバイオレット3、C.I.ベーシックバイオレット7、C.I.ベーシックバイオレット10、C.I.ベーシックバイオレット14等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0025】
本発明に用いられる無機蛍光体の組成は、例えば、特開昭50−6410号公報、同61−65226号公報、同64−22987号公報、同64−60671号公報、特開平1−168911号公報等に記載されている。
本発明に用いられる無機蛍光体の組成は特に制限はないが、結晶母体であるY2O2S,Zn2SiO4,Ca5(PO4)3Cl等に代表される金属酸化物及びZnS,SrS,CaS等に代表される硫化物に、Ce, Pr, Nd, Pm, Sm, Eu, Gd, Tb, Dy, Ho, Er, Tm, Yb等の希土類金属のイオンやAg, Al, Mn, Sb等の金属のイオンを賦活剤または共賦活剤として組み合わせたものが好ましい。
【0026】
結晶母体の好ましい例を以下に列挙する。
ZnS, Y2O2S, Y3Al5O12, Y2SiO3, Zn2SiO4, Y2O3, BaMgAl10O17, BaAl12O19, (Ba, Sr, Mg)O・aAl2O3, (Y, Gd)BO3, YO3, (Zn, Cd)S, SrGa2S4, SrS, GaS, SnO2, Ca10(PO4)6(F,Cl)2, (Ba, Sr)(Mg, Mn)Al10O17, (Sr, Ca, Ba, Mg)10(PO4)6Cl2,(La, Ce)PO4, CeMgAl11O19, GdMgB5O10, Sr2P2O7, Sr4Al14O25
【0027】
以上の結晶母体及び賦活剤または共賦活剤は、同族の元素と一部置き換えたものでも構わない。
無機蛍光体の元素組成は特に制限はなく、紫外から青色領域の光を吸収して可視光を発するものであればよい。
【0028】
以下に、本発明に好ましく使用される無機蛍光体を示すが、本発明はこれらの化合物に限定されるものではない。
[青色発光 無機蛍光化合物]
(BL−1) Sr2P2O7:Sn4+
(BL−2) Sr4Al14O25:Eu2+
(BL−3) BaMgAl10O17:Eu2+
(BL−4) SrGa2S4:Ce3+
(BL−5) CaGa2S4:Ce3+
(BL−6) (Ba, Sr)(Mg, Mn)Al10O17:Eu2+
(BL−7) (Sr, Ca, Ba, Mg)10(PO4)6Cl2:Eu2+
(BL−8) ZnS:Ag
(BL−9) CaWO4
(BL−10)Y2SiO5:Ce
(BL−11)ZnS:Ag,Ga,Cl
(BL−12)Ca2B5O9Cl:Eu2+
(BL−13)BaMgAl14O23:Eu2+
【0029】
[緑色発光 無機蛍光化合物]
(GF−1) (Ba,Mg)Al16O27:Eu2+,Mn2+
(GF−2) Sr4Al14O25:Eu2+
(GF−3) (Sr,Ba)Al2Si2O8:Eu2+
(GF−4) (Ba,Mg)2SiO4:Eu2+
(GF−5) Y2SiO5:Ce3+,Tb3+
(GF−6) Sr2P2O7-Sr2B2O5:Eu2+
(GF−7) (Ba,Ca,Mg)5(PO4)3Cl:Eu2+
(GF−8) Sr2Si3O8-2SrCl2:Eu2+
(GF−9) Zr2SiO4, MgAl11O19:Ce3+,Tb3+
(GF−10)Ba2SiO4:Eu2+
(GF−11)ZnS:Cu,Al
(GF−12)(Zn,Cd)S:Cu,Al
(GF−13)ZnS:Cu,Au,Al
(GF−14)Zn2SiO4:Mn
(GF−15)ZnS:Ag,Cu
(GF−16)(Zn,Cd)S:Cu
(GF−17)ZnS:Cu
(GF−18)Gd2O2S:Tb
(GF−19)La2O2S:Tb
(GF−20)Y2SiO5:Ce,Tb
(GF−21)Zn2GeO4:Mn
(GF−22)CeMgAl11O19:Tb
(GF−23)SrGa2S4:Eu2+
(GF−24)ZnS:Cu,Co
(GF−25)MgO・nB2O3:Ce,Tb
(GF−26)LaOBr:Tb,Tm
(GF−27)La2O2S:Tb
【0030】
[赤色発光 無機蛍光化合物]
(RL−1)Y2O2S:Eu3+
(RL−2)(Ba,Mg)2SiO4:Eu3+
(RL−3)(Ba,Mg)Al16O27:Eu3+
(RL−4)(Ba,Ca,Mg)5(PO4)3Cl:Eu3+
(RL−5)YVO4:Eu3+
(RL−6)CaS:Eu3+
(RL−7)Y2O3:Eu
(RL−8)3.5MgO,0.5MgF2GeO2:Mn
(RL−9)(Y,Cd)BO3:Eu
【0031】
更に、本発明では、3波長蛍光体に使用されている蛍光体や、ハロリン酸カルシウム等も使用することができる。
本発明のカラー画像形成方法には、無機蛍光体の中でも、無機酸化物蛍光体または無機ハロゲン化物蛍光体を使用することが好ましく、無機酸化物蛍光体を使用することが特に好ましい。
【0032】
更に、無機蛍光体の中でも、発光効率のよいストークス型シフトを示す無機蛍光体が望ましい。
そのストークスシフト値は、10nm以上であればよいが、好ましくは、20nm以上、より好ましくは30nm以上である。例えば、望ましくない吸収領域が波長400nmから500nmである場合には、ストークスシフト値は10nm〜100nm、望ましくない吸収領域が波長500nmから600nmである場合には、ストークスシフト値は100nmから200nm、望ましくない吸収領域が波長600nmから700nmである場合には、ストークスシフト値は200nm300nmが好ましい。
【0033】
用いる蛍光体の発光波長は、例えば、イエローに対しては500nmから600nmあるいは600nmから700nm、マゼンタに対しては400nmから500nmあるいは600nmから700nm、シアンに対しては400nmから500nmあるいは500nmから600nmであることが好ましい。
発光波形はブロードでもシャープでもよく、副吸収域全てを覆うことが好ましいが、色補正ができれば副吸収が残ってもよく、また、例えば、人間の視感度の強い部分だけ特異的に発光させても構わない。
【0034】
使用する無機蛍光体は、環境や人体への負荷が少ないものが好ましい。
無機蛍光体は、従来から公知のあらゆる方法で製造できる。発光強度の観点からは、製造時に機械的破砕工程を経ない、つまりビルドアップ法で合成されたものが好ましく、特に、Sol−Gel法等による液相法によって製造されるものが好ましい。
【0035】
Sol−Gel法による製造方法とは、一般的には母体または賦活剤または共賦活剤に用いる元素(金属)を、例えば、Si(OCH3)4やEu3+(CH3COCH=C(O-)CH3)3等の金属アルコキシドや金属錯体またはそれらの有機溶媒溶液に金属単体を加えて作るダブルアルコキシド(例えば、Al(OBu)3]2の2−ブタノール溶液に金属マグネシウムを加えて作るMg[Al(OBu)3]2等)、金属ハロゲン化物、有機酸の金属塩、金属単体として必要量混合し、熱的または化学的に重縮合することによる製造方法を意味し、必要に応じて焼成や還元処理等を施してもよい。
また、特に、Sol−Gel法で製造する場合、蛍光体の前駆溶液または一次粒子を含む液を透明基板に印刷法やインクジェット法等でパターニングした後に焼成や還元処理等の結晶化処理または高輝度化処理を施してもよい。
無機蛍光体は、必要に応じて、表面改質剤や界面活性剤、微粒子シリカゲル、エアロジル、アルミナ等のマット化剤等により、表面改質や分散性の向上を図ってもよい。
これら蛍光体の発光効率、耐水性、耐光性、耐候性は高い程よいが、効果があれば低くてもよく、この場合は表面加工等が利用できる。
【0036】
本発明のカラー画像の形成において、減法混色による画像の形成には、従来、減法混色による画像の形成に用いられている色素を用いることができる。
これら色素としては、例えば、以下のようなものが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0037】
フォトクロミック色素として用いられている、ベンゼンアゾ型、スピロピラン型、フルギド型、ジアリルエテン型、ジピドロピレン型、ベンゾチオスピロピラン型、スピロオキサジン型、スピロクマリノピラン、スピロインドリン、スピロチアジン、オキサゾリル、チアゾリルエテン、ジアルキルエテン、ジオキシピリミジン、ナフタセン誘導体、ポルフィリン系、ポリメチン系、ポリジアセチレン系、チオフェノキシスルホニウムテトラボレート、チオインジゴ系、サクシネートジアルキルエステル、ヘキサフェニル・イミダゾリル。
【0038】
トナー用として用いられている、カーボンブラック、ベンジジンイエロー、ジフェニルメタン系色素、キナクリドン、ローダミン、フタロシアニンブルー、オイルブルー、アルカリブルー、フタロシアニングリーン、インドフェノール系色素、フタロシアニン系色素、アゾ系色素、アントラキノン系色素、ニグロシン染料、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーンオクサレート、ローズベンガル。
【0039】
感圧・感熱用としてとして用いられている、トリフェニルメタン−フタリド系、フルオラン系、フェノチアジン系、インドリルフタリド系、リューコオーラミン系、スピロピラン系、ローダミンラクタム系、トリフェニルメタン系、チオフルオラン系、キサンテン系、メチン系、アミノフェニルペンタジエン系、ベンゾピラン系。より具体的には、CVL、BLMB、ODB、レッド2、S−205、ATP、DEBW、
PSD−:P、V、O、R、HR、G、150、170、
TH−:106、107
【0040】
感熱転写用として用いられている、アゾ系、アントラキノン系、アゾメチン系、メチン系、インドアニリン系、スピロ系。
【0041】
昇華転写用として用いられている、例えば、CI Disperse Yellow54、CI Disperse Red60、CI Disperse Blue14。
【0042】
溶融転写用として用いられている、
イエロー:
クロム黄(黄鉛)、ジンククロメード(亜鉛黄)、レモンイエロー(クロム酸バリウム)、カドミウム黄、ナフトールエローS、ハンザエロー5G、ハンザエロー3G、ハンザエローG、ハンザエローGR、ハンザエローA、ハンザエローRN、ハンザエローR、ベンジンエロー、ベンジンエローG、ベンジンエローGR、パーマネントエローNGG、キノリンエローレーキ、オーラミン。
マゼンタ:
パーマネントレッド4R、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーミンBS、パーマネントカーミンFB、リソールレッド、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ピグメントスカーレット3B、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、ローダミン。
シアン:
ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、ビクトリアブルー。
【0043】
インクジェット用水溶性染料として用いられている、
イエロー:
CI Direct Yellow;12,27,33,39,50,58,85,86,88,100,110
CI Acid Yellow;7,17,23,29,42,99
マゼンタ:
CI Direct Red;1,11,37,62,75,83,99,220,227
CI Acid Red;35,87,92,94,115,131,154,186,254,265
シアン:
CI Direct Blue;1,2,6,8,15,22,25,71,76,78,86,90,98,108,120,192〜196,199,200〜203,207,236,237
CI Acid Blue;1,7,9,23,43,78,82,127,234,236
ブラック:
CI Direct Black;2,4,17,19,22,32,38,51,56,62,71,74,75,77,105,108,112,154,168
CI Acid Black;1,2,7,24,31,52,94
CI Food Black;1,2
【0044】
インクジェット用油溶性染料として用いられている、
黄色系:Solvent Ye11ow;19,21,61,80
橙色系:So1vent Orange;1,37,40
赤色系:Solvent Red;8,81,82,84,100
桃色系:Diaresin Pink M,Sumiplast Pink R・FF
紫色系:Solvent Violet;8,21
青色系:Solvent Blue;2,11,25,36
緑色系:Solvent Green;3
茶色系:Solvent Brown 3,Diaresin Brown A
黒色系:Solvent Black;3,5,7,22
偏光フィルム用として用いられている、キノフタロン系、ナフトキノン系、アントラキノン系、ペリレン系、アゾ系。
【0045】
光ディスク用として用いられている、シアニン系、アズレニウム系、ナフタロシアニン系、ナフトキノン系、インドアニリン系、ベンゼンチオール系、ジアミン系、ジアミノナフトキノン系、ナフタレンジカルボン酸ジアミド、ベンゼンチオール金属錯体、ジアミン金属錯体系、インドアニリン金属錯体系、テトラキスアミノフェニルベンゼン、ビチエニリデンビスベンゾキノン、ベンゾチオピリリウム、スクアリリウム、ベンゼンジオレートエチルホスホニウム金属錯体、フタリド化合物、ペンタフェニルペンタジエン、同縮合体、フルオレン誘導体、ペンタジエン。
【0046】
PHB(光化学ホールバーニング)用として用いられている、クロリン、キニザリン、カルバゾール系、ジメチルーSテトラジン、テトラポルフィリン誘導体、テトラフェニルポルフィン。
【0047】
さらに、最近その発色のよさと、耐光性の高さから注目されているNi,Cu,Co,Zn,Cr,Pt,Pd及びFeなどの金属と錯体を形成する色素及び金属錯体色素の前駆体である色素、例えば、特願平9−261904号明細書、特願平8−092478号明細書に記載の色素。
【0048】
写真用色素として用いられている、例えば、特開平3−214103号公報、特開平3−220502号公報、特開平2−278204号公報、特開平2−228604号公報、特開平2−156203号公報、特開平2−127603号公報、特開平7−159610号公報に記載の色素前駆体と現像主薬のカップリング反応により形成される色素。
【0049】
更に、色鉛筆、クレヨン、ポスターカラー、水彩絵具、油絵具、フェルトペン等に使われる色素も本発明の色素として用いることができる。
【0050】
本発明は、特に、彩度の低い色素や、顔料等に用いたときに効果を発揮する。可視領域に吸収を有する化合物として用いられる色素や、バインダー、活性剤、ポリマー等としては、その吸収波長が蛍光物質の励起波長に重ならないものが好ましいが、インクやトナー等の特性上やむを得ない場合は蛍光体の励起波長域に吸収を持ってもよい。インクやトナーに加工する場合、比重や粒径、帯電特性等が元の色材に似通っていてもよく、異なってもよい。ハードコピー上での蛍光物質の位置は効果が高くなるように表面近傍に加えてもよく、深部でもよい。
【0051】
本発明のカラー画像形成方法は、透過型または反射型のあらゆるハードコピーに適用することができる。ここでいう透過型ハードコピーとは、支持体が光透過性で透過光を鑑賞に用いるものを指す。反射型ハードコピーとは、支持体が光反射性で反射光を鑑賞に用いるものを指す。これらは一部でも全体でもよく、組合わさっていてもよい。
本発明における画像担持体とは、支持体そのものまたは支持体上に色剤を保持し、画像を形成する層を塗設した媒体を総称したものを指す。帯電防止層や、各種機能性層を裏面または表面に積層してもよい。
【0052】
カラー画像を形成する支持体としては、バライタ紙、α−オレフィンポリマー等をラミネートした紙、紙支持体と、樹脂層が容易に剥離できる紙支持体、合成紙、酢酸セルロース、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネイト、ポリアミド、ポリエチレンサルフォン、ARTON、ポリ乳酸等の半合成または合成高分子からなるフィルム、ガラス、金属、タイル、磁器などの剛体、布、皮等が挙げられる。
【0053】
本発明における画素とは画像形成用素材が画像を形成する際の単位を指す。
本発明における像様とは、形成したい画像の濃淡、色調に応じて画像担持体上に一様でなく画像形成用素材が存在する様を示す。
本発明のカラー画像形成方法には、転写型、吹きつけ型等の方法を用いることができる。転写型としては、凸版、凹版、平版等を用いた印刷、転写プリンター、より詳細には(1)OPCを帯電させる、(2)OPCを露光する、(3)画像形成用素材をOPCに吸着させる、(4) 画像形成用素材をOPCから中間転写体に転写させる、(5)1、2、3、4の工程をイエロー、シアン、マゼンダ、ブラックの各色に対し行う、(6)中間転写体上の画像形成用素材を画像担持体に転写し定着するという工程の一部または全部を含む方式であり、タイプによっては順番が前後することもあり得る。具体的には、レーザープリンター、電子写真等を用いることができる。吹きつけ型としては、(1)記録ヘッドのノズルから画像形成用素材を放出する、(2) 放出した画像形成用素材を画像担持体に吸着させる、(3) 1,2の工程をイエロー、シアン、マゼンダ、ブラックの各色に対し行うという工程の一部または全部を含む方式であり、具体的には、インクジェット、トナージェットなどを用いることができる。
【0054】
【実施例】
以下に、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
【0055】
実施例1
以下により画像試料を作成した。
《画像試料の作成方法》
出力機器 カラーレーザープリンターKL−2010(コニカ製)
ドライバ 純正ドライバ
出力媒体 コニカ普通紙コピー用ペーパー(中性紙)
出力画像 ISO/JIS−SCIDサンプル S7〜S10
【0056】
使用したトナーは以下のとおりである。
トナー1−1(比較)
銅フタロシアニン系純正シアントナー
トナー1−2(比較)
銅フタロシアニン系純正シアントナーに発光ピークが350nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
トナー1−3(本発明)
銅フタロシアニン系純正シアントナーに発光ピークが502nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
【0057】
得られた画像試料の色再現性を目視により評価した。
また、得られた画像試料のL***空間での色再現域体積をそれぞれ求めた。以下に、L***空間での色再現域体積の測定、計算方法を示す。
《L***空間での色再現域体積の測定、計算方法》
刺激値直読方法
測定方法の種類 Sa(ダブルビーム)
等色関数の種類 X101010表色系(10度視野)
標準の光の種類 D50(蛍光灯)
照明及び受光の幾何学的条件 0−45
3刺激値計算方法 W10
測定機器 X−Rite 938
有効波長 400〜700nm
【0058】
得られたL***空間での色再現域体積を用いて、比較のトナー1−1及び1−2を用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積からの本発明のトナー1−3を用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積の増加値を求めた。
得られた結果を併せて表1に示す。
【0059】
【表1】
Figure 0004013415
【0060】
表1の結果より、可視光領域内に発光を持つ蛍光体を色材に添加すると色再現域が増加し、本発明の効果が顕著に発現していることが判る。
【0061】
実施例2
トナーとして下記のトナーを使用した以外は実施例1と同様にして画像を作成した。
トナー1−3(本発明)
実施例1に記載のトナー1−3
トナー1−4〜1−6(本発明)
銅フタロシアニン系純正シアントナーに発光ピークが502nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 表2に記載)
【0062】
得られた画像の吸収強度(abs.値)の最小値を下記測定方法により求めた。
【0063】
《吸収強度(abs.値)の最小値の測定》
測定方法の種類 シングルビーム
等色関数の種類 X101010表色系(10度視野)
標準の光の種類 D50(蛍光灯)
照明及び受光の幾何学的条件 0−45
3刺激値計算方法 W10
測定機器 MCPD−1000(大塚電子製)
有効波長 400〜700nm
【0064】
また、実施例1と同様にして、比較のトナー1−1を用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積からの本発明のトナー1−3〜6を用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積の増加値を求めた。
得られた結果を併せて表2に示す。
【0065】
【表2】
Figure 0004013415
【0066】
表2の結果より、吸収強度の最小値が−0.3を下回ると蛍光性が強調され意図する色補正を十分に達成していないが、吸収強度の最小値が−0.3を上回っていると本発明の意図する色補正を顕著に発現していることが判る。
【0067】
実施例3
トナーとして下記のトナーを使用した以外は実施例1と同様にして画像を作成した。
トナー1−3(本発明)
実施例1に記載のトナー1−3
トナー1−7〜1−8(本発明)
銅フタロシアニン系純正シアントナーに発光ピークが表3に記載の蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
【0068】
トナー1−3、1−7及び1−8において、色材の吸収ピーク高さを100としたときの蛍光体色材蛍光物質混合時の吸収ピーク高さを下記により求めた。
《吸収ピーク高さの測定》
測定方法の種類 シングルビーム
等色関数の種類 X101010表色系(10度視野)
標準の光の種類 D50(蛍光灯)
照明及び受光の幾何学的条件 0−45
3刺激値計算方法 W10
測定機器 MCPD−1000(大塚電子製)
有効波長 400〜700nm
また、実施例1と同様にして、比較のトナー1−1を用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積からの本発明のトナー1−3〜1−6を用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積の増加値を求めた。
得られた結果を併せて表3に示す。
【0069】
【表3】
Figure 0004013415
【0070】
表3の結果より、色材の吸収ピーク高さを100としたときの蛍光体と色材混合時の吸収ピーク高さを98%以下にすることにより、明るく鮮やかな発色及び画像を得ることができることが判る。
【0071】
実施例4
トナーとして下記のトナーを使用した以外は実施例1と同様にして画像を作成した。
トナー1−1(比較)
実施例1に記載のトナー1−1
トナー1−3(本発明)
実施例2に記載のトナー1−3
トナー1−9(比較)
銅フタロシアニン系純正シアントナーに発光ピーク波長が500nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
トナー1−6及び9に用いた蛍光体の励起ピーク波長を表4に示す。
【0072】
得られた画像試料の色再現を目視により評価した。
また、実施例1と同様にして、比較のトナー1−1を用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積からの本発明のトナー1−6及び9を用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積の増加値を求めた。
得られた結果を併せて表4に示す。
【0073】
【表4】
Figure 0004013415
【0074】
表4の結果より、350〜420nmの波長領域に励起ピーク波長を有する蛍光物質を使用すると、太陽光などの自然光下や蛍光灯下などでも蛍光を発することができるため、色再現域を更に拡大できることが認められる。
【0075】
実施例5
トナーとして下記のトナーを使用した以外は実施例1と同様にして画像を作成した。
トナー2−1〜2−3(本発明)
銅フタロシアニン系純正シアントナーに励起ピーク波長405nm及び発光ピーク波長502nmの蛍光体を表5に記載の混合比率で混合
【0076】
トナー2−1〜2−3において、色材の望ましくない吸収ピーク高さを100としたときの蛍光体色材混合時の吸収ピーク高さ及び色材本来の吸収ピークの半値幅を100としたときの蛍光体色材混合時の吸収ピークの半値幅を下記により求めた。
【0077】
《吸収ピークの半値幅の測定》
測定方法の種類 シングルビーム
等色関数の種類 X101010表色系(10度視野)
標準の光の種類 D50(蛍光灯)
照明及び受光の幾何学的条件 0−45
3刺激値計算方法 W10
測定機器 MCPD−1000(大塚電子製)
有効波長 400〜700nm
【0078】
《吸収ピーク高さの測定》
測定方法の種類 シングルビーム
等色関数の種類 X101010表色系(10度視野)
標準の光の種類 D50(蛍光灯)
照明及び受光の幾何学的条件 0−45
3刺激値計算方法 W10
測定機器 MCPD−1000(大塚電子製)
有効波長 400〜700nm
また、実施例1と同様にして、比較のトナー1−1を用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積からの本発明のトナー1−3〜6を用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積の増加値を求めた。
得られた結果を併せて表5及び6に示す。
【0079】
【表5】
Figure 0004013415
【0080】
【表6】
Figure 0004013415
【0081】
表5及び6の結果より、蛍光体の混合比率を制御し、色材の望ましくない吸収ピーク高さを100としたときの蛍光体と色材混合物の吸収ピーク高さを98以下にすることによって色再現域の拡大なされることが判る。また、色材本来の吸収ピークの半値幅を100としたときの蛍光体と色材混合物の半値幅を98以下にすることによって色再現域の拡大なされることが判る。
【0082】
実施例6
トナーとして下記のトナーを使用した以外は実施例1と同様にして画像を作成した。
トナー3−1(比較)
ベンジジン系純正イエロートナー
トナー3−2(比較)
ベンジジン系純正イエロートナーに発光ピークが350nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
トナー3−3(本発明)
ベンジジン系純正イエロートナーに発光ピークが540nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
【0083】
トナー3−4(比較)
銅フタロシアニン系純正シアントナーに発光ピークが350nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
トナー3−5(本発明)
銅フタロシアニン系純正シアントナーに発光ピークが450nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
トナー3−6(本発明)
銅フタロシアニン系純正シアントナーに発光ピークが540nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
【0084】
トナー3−7(比較)
キナクリドン系純正マゼンタトナーに発光ピークが350nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
トナー3−8(本発明)
キナクリドン系純正マゼンタトナーに発光ピークが450nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
トナー3−9(本発明)
キナクリドン系純正マゼンタトナーに発光ピークが610nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
【0085】
得られた画像試料の色再現を目視により評価した。
また、得られた画像試料のL***空間での色再現域体積を実施例1と同様にして求めた。
【0086】
得られたL***空間での色再現域体積を用いて、イエロートナー3−1〜3−3から得られた画像試料については、比較のトナー3−1及び3−2を用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積からの本発明のトナー3−3を用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積の増加値を求めた。
得られた結果を表7に示す。
【0087】
また、シアントナー3−4〜3−6から得られた画像試料については、比較のトナー3−4を用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積からの本発明のトナー3−5及び3−6を用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積の増加値を求めた。
得られた結果を表8に示す。
【0088】
また、マゼンタトナー3−7〜3−9から得られた画像試料については、比較のトナー3−7を用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積からの本発明のトナー3−8及び3−9を用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積の増加値を求めた。
得られた結果を表9に示す。
【0089】
【表7】
Figure 0004013415
【0090】
表7の結果から、色材がイエローである場合は、500〜600nmに発光ピークを有する蛍光物質を混合する方が色再現域体積増分が増大し、本発明の効果が大きく、明るく鮮やかな発色及び画像を得ることができることが判る。
【0091】
【表8】
Figure 0004013415
【0092】
表8の結果から、色材がシアンである場合は、400〜500nm、500〜600nmに発光ピークを有する蛍光物質を混合する方が色再現域体積増分が増大し、本発明の効果が大きく、明るく鮮やかな発色及び画像を得ることができることが判る。
【0093】
【表9】
Figure 0004013415
【0094】
表9の結果から、色材がマゼンタである場合は、400〜500nm、600〜700nmに発光ピークを有する蛍光物質を混合する方が色再現域体積増分が増大し、本発明の効果が大きく、明るく鮮やかな発色及び画像を得ることができることが判る。
【0095】
実施例7
トナーとして下記のトナーを使用した以外は実施例1と同様にして画像を作成した。
イエロートナー
トナー4−1(比較)
ベンジジン系純正イエロートナーに発光ピークが450nm、吸収ピークが445nm、ストークスシフト幅が5nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 1%)
トナー4−2(本発明)
ベンジジン系純正イエロートナーに発光ピークが450nm、吸収ピークが400nm、ストークスシフト幅が50nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 3%)
トナー4−3(本発明)
ベンジジン系純正イエロートナーに発光ピークが450nm、吸収ピークが250nm、ストークスシフト幅が150nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
【0096】
シアントナー
トナー4−4(比較)
銅フタロシアニン系純正シアントナーに発光ピークが540nm、吸収ピークが535nm、ストークスシフト幅が5nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 1%)
トナー4−5(本発明)
銅フタロシアニン系純正シアントナーに発光ピークが540nm、吸収ピークが400nm、ストークスシフト幅が140nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 3%)
トナー4−6(本発明)
銅フタロシアニン系純正シアントナーに発光ピークが540nm、吸収ピークが290nm、ストークスシフト幅が250nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
【0097】
マゼンタトナー
トナー4−7(比較)
キナクリドン系純正マゼンタトナーに発光ピークが610nm、吸収ピークが605nm、ストークスシフト幅が5nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 1%)
トナー4−8(本発明)
キナクリドン系純正マゼンタトナーに発光ピークが610nm、吸収ピークが400nm、ストークスシフト幅が210nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 3%)
トナー4−9(比較)
キナクリドン系純正マゼンタトナーに発光ピークが610nm、吸収ピークが260nm、ストークスシフト幅が350nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
得られた画像試料の色再現を目視により評価した。
得られた結果を表10〜12に示す。
【0098】
【表10】
Figure 0004013415
【0099】
表10の結果から、イエローの色材に、発光ピーク波長が400〜500nmである蛍光物質を混合する場合、ストークスシフト幅を10〜100nmとすることにより、本発明の効果が大きく、鮮やかな発色及び画像を得ることができることが判る。
【0100】
【表11】
Figure 0004013415
【0101】
表11の結果から、シアンの色材に、発光ピーク波長が500〜600nmである蛍光物質を混合する場合、ストークスシフト幅を100〜200nmとすることにより、本発明の効果が大きく、鮮やかな発色及び画像を得ることができることが判る。
【0102】
【表12】
Figure 0004013415
【0103】
表12の結果から、マゼンタの色材に、発光ピーク波長が600〜700nmである蛍光物質を混合する場合、ストークスシフト幅を200〜300nmとすることにより、本発明の効果が大きく、鮮やかな発色及び画像を得ることができることが判る。
【0104】
実施例8
トナーとして下記のトナーを使用した以外は実施例1と同様にして画像を作成した。
イエロートナー
トナー5−1(本発明))
ベンジジン系純正イエロートナー(吸収ピーク 435nm)に励起ピーク405nm、発光ピークが540nmの蛍光体を蛍光体の混合比率1%で混合
トナー5−2(本発明)
ベンジジン系純正イエロートナー(吸収ピーク 435nm)に励起ピーク405nm、発光ピークが540nmの蛍光体を蛍光体の混合比率3%で混合
トナー5−3(本発明)
ベンジジン系純正イエロートナー(吸収ピーク 435nm)に励起ピーク405nm、発光ピークが540nmの蛍光体を蛍光体の混合比率5%で混合
【0105】
マゼンタトナー
トナー5−4(本発明)
キナクリドン系純正マゼンタトナー(吸収ピーク 570nm)に励起ピーク405nm、発光ピークが610nmの蛍光体を蛍光体の混合比率1.5%で混合
トナー5−5(本発明)
キナクリドン系純正マゼンタトナー(吸収ピーク 570nm)に励起ピーク405nm、発光ピークが610nmの蛍光体を蛍光体の混合比率3.5%で混合
トナー5−6(本発明)
キナクリドン系純正マゼンタトナー(吸収ピーク 570nm)に励起ピーク405nm、発光ピークが610nmの蛍光体を蛍光体の混合比率5.5%で混合
【0106】
シアントナー
トナー5−7(本発明)
銅フタロシアニン系純正シアントナー(吸収ピーク 660nm)に励起ピーク405nm、発光ピークが502nmの蛍光体を蛍光体の混合比率1%で混合
トナー5−8(本発明)
銅フタロシアニン系純正シアントナー(吸収ピーク 660nm)に励起ピーク405nm、発光ピークが502nmの蛍光体を蛍光体の混合比率3%で混合
トナー5−9(本発明)
銅フタロシアニン系純正シアントナー(吸収ピーク 660nm)に励起ピーク405nm、発光ピークが502nmの蛍光体を蛍光体の混合比率5%で混合
【0107】
また、上記トナー5−1〜5−9における色材と蛍光体の混合物の吸収ピークの面積を求めた。表13〜15に、色材と蛍光体の混合物の吸収ピークの面積を色材本来の吸収ピークの面積を100とする相対値で示した。
【0108】
また、得られた画像試料のL***空間での色再現域体積を実施例1と同様にして求めた。
得られたL***空間での色再現域体積を用いて、イエロートナー5−1〜5−3から得られた画像試料については、純正トナーを用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積からの本発明のトナー5−1〜5−3を用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積の増加値を求めた。
得られた結果を表13に示す。
【0109】
また、マゼンタトナー5−4〜5−6から得られた画像試料については、純正トナーを用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積からの本発明のトナー5−4〜5−6を用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積の増加値を求めた。
得られた結果を表14に示す。
【0110】
また、シアントナー5−7〜5−9から得られた画像試料については、純正トナーを用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積からの本発明のトナー5−7〜5−9を用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積の増加値を求めた。
得られた結果を併せて表15に示す。
【0111】
【表13】
Figure 0004013415
【0112】
表13の結果から、使用する色材がイエロー色材である場合、500nm以上の波長領域の吸収を98%以下にすると本発明の効果が大きく、明るく鮮やかな発色及び画像を得ることができることが判る。
【0113】
【表14】
Figure 0004013415
【0114】
表14の結果から、使用する色材がマゼンダ色材である場合、400〜500nm、600〜700nmの波長領域の吸収を98%以下にすると本発明の効果が大きく、明るく鮮やかな発色及び画像を得ることができることが判る。
【0115】
【表15】
Figure 0004013415
【0116】
表15の結果から、使用する色材がシアン色材である場合、600nm以下の波長領域の吸収を98%以下にすると本発明の効果が大きく、明るく鮮やかな発色及び画像を得ることができることが判る。
【0117】
実施例9
以下により画像試料を作成した。
《画像試料の作成方法》
出力機器 カラーインクジェットプリンターBJ F600(キヤノン製)純正ドライバ
出力媒体 コニカフォトジェットペーパーPhotolike QP光沢紙・厚手
出力画像 ISO/JIS−SCIDサンプル S7〜S10
【0118】
また、使用したインクは以下のとおりである。
インク6−1(比較)
純正インク(BC−31)
インク6−2(比較)
純正インク(BC−31)に発光ピークが350nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 3%)
インク6−3(本発明)
純正インク(BC−31)に発光ピークが502nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
【0119】
得られた画像試料の色再現を目視により評価した。
また、得られた画像試料のL***空間での色再現域体積をそれぞれ求めた。以下に、L***空間での色再現域体積の測定、計算方法を示す。
【0120】
《L***空間での色再現域体積の測定、計算方法》
刺激値直読方法
測定方法の種類 Sa(ダブルビーム)
等色関数の種類 X101010表色系(10度視野)
標準の光の種類 D50(蛍光灯)
照明及び受光の幾何学的条件 0−45
3刺激値計算方法 W10
測定機器 X−Rite 938
有効波長 400〜700nm
【0121】
得られたL***空間での色再現域体積を用いて、比較のインク6−1を用いて得られた画像のイエロー色のL***空間での色再現域体積からの本発明のインク6−3を用いて得られた画像のイエロー色のL***空間での色再現域体積の増加値を求めた。
得られた結果を併せて表16に示す。
【0122】
【表16】
Figure 0004013415
【0123】
表16の結果より、可視光領域内に発光を持つ蛍光体を色材に添加すると色再現域が増加し、本発明の効果が顕著に発現していることが判る。
【0124】
【発明の効果】
本発明のカラー画像形成方法によれば、色再現域が広く、色相を改良され、CRT画像や液晶画像に近い色再現が得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は色材と色材に蛍光物質を添加した後の吸収曲線を示すものであり、蛍光物質が、可視領域に吸収を有する化合物と可視領域に発光を有する蛍光物質の混合後の吸収強度(abs.値)がマイナス0.3を下回らない量混合されているとの要件を説明する説明図である。
【図2】図2は望ましくない吸収波長領域の吸収波形で形成される図形の面積及び可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しない可視領域に吸収を有する化合物の同一の望ましくない吸収波長領域の吸収波形で形成される図形の面積を説明する説明図である。
【図3】図3は望ましくない吸収波長領域の吸収ピークの高さ及び可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しない可視領域に吸収を有する化合物の同一の望ましくない吸収波長領域の吸収ピークの高さを説明する説明図である。
【図4】図4はメイン吸収ピークの半値幅を説明する説明図である。

Claims (9)

  1. 可視領域に吸収を有する色材と可視領域に発光を有する蛍光物質とを混合することによって減法混色に加法混色を共用して色補正するカラー画像形成方法であって、可視領域に吸収を有する色材がイエロー色材、マゼンタ色材及びシアン色材から選ばれた色材であり、蛍光物質が該イエロー色材、マゼンタ色材及びシアン色材のうちの少なくとも1つの色材の望ましくない吸収波長領域に発光を有する蛍光物質であることを特徴とするカラー画像形成方法。
  2. 色材の望ましくない吸収波長領域に発光を有する蛍光物質を混合したイエロー色材、マゼンタ色材及びシアン色材から選ばれた色材から形成されるカラー画像の望ましくない吸収波長領域の吸収波形で形成される図形の面積を、可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しない可視領域に吸収を有する色材の同一の望ましくない吸収波長領域の吸収波形で形成される図形の面積の98%以下としたことを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成方法。
  3. 色材の望ましくない吸収波長領域に発光を有する蛍光物質を混合したイエロー色材、マゼンタ色材及びシアン色材から選ばれた色材から形成されるカラー画像の望ましくない吸収波長領域の吸収ピークの高さを、可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しない可視領域に吸収を有する化合物の同一の望ましくない吸収波長領域の吸収ピークの高さの98%以下としたことを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成方法。
  4. 色材の望ましくない吸収波長領域に発光を有する蛍光物質を混合したイエロー色材、マゼンタ色材及びシアン色材から選ばれた色材から形成されるカラー画像のメイン吸収ピークの半値幅が、可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しない可視領域に吸収を有する色材のメイン吸収ピークの半値幅の99.5%以下としたことを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成方法。
  5. 色材がイエロー色材であり、かつ、カラー画像の波長500 nm 以上の領域の吸収波形で形成される図形の面積が、可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しないイエロー色材の波長500 nm 以上の領域の吸収波形で形成される図形の面積の98%以下であることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のカラー画像形成方法。
  6. 色材がマゼンタ色材であり、かつ、カラー画像の波長500 nm 〜600 nm 以外の領域の吸収波形で形成される図形の面積が、可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しないマゼンタ色材の波長500 nm 〜600 nm 以外の領域の吸収波形で形成される図形の面積の98%以下であることを特徴とする請求項2〜4のいずれかにに記載のカラー画像形成方法。
  7. 色材がシアン色材であり、かつ、カラー画像の波長600 nm 以下の領域の吸収波形で形成される図形の面積が、可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しないシアン色材の波長600 nm 以下の領域の吸収波形で形成される図形の面積の98%以下であることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のカラー画像形成方法。
  8. 蛍光物質が無機蛍光体であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のカラー画像形成方法。
  9. 蛍光物質が酸素原子を含む組成を有する蛍光物質であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のカラー画像形成方法。
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