JP4014064B2 - 流動層火炉とペースト状燃料供給ノズル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、流動層で石炭を燃焼し、発生した蒸気によってタービンを駆動し、更に高圧、高温の燃焼ガスでガスタービンを駆動して高効率で電力を得る流動層ボイラに関し、特に流動層火炉内へ石炭と水の混合ペーストを供給するノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】
加圧流動層ボイラは発生する蒸気及び高圧の燃焼ガスからエネルギーを得ることができるので高効率の発電が可能である。流動層では数ミリの大きさの石炭をほぼ同じ大きさの石灰石の流動媒体(以下BMと称することがある)とともに、流動層内で燃焼させる。ただし、固体である石炭粒子を加圧状態の流動層火炉内に連続的に安定して供給することが重要である。この加圧流動層燃焼炉に石炭を供給する方式としてはいわゆる乾式供給法と湿式供給法があるが、湿式供給法が運用面で優れている。流動層火炉に石炭を供給する方法として、湿式供給方式(例えば、特開昭62−155433号)がある。
【0003】
図13に示すように湿式供給方式は最大径6mm前後の石炭粒子と水及び炉内脱硫剤として石灰石を混練機10で混合して水分25%のペースト(CWP:Coal Water Paste、以下CWPと称することがある)とし、該CWPを一時的に撹拌機25付きのCWPタンク20内に貯蔵した後、CWPポンプ30で昇圧してCWP配管31及びライン32を通してCWP供給ノズル40から流動層火炉70に圧送する。CWP供給ノズル40では分散空気によってCWPを分散して流動層火炉70内の流動媒体71内に供給する。
【0004】
流動層火炉70内へのCWPの供給を停止する場合はライン31、32間に配置された切替バルブ35によって流路をCWP循環配管36に切り替え、CWPタンク20内にCWPを再循環する。ここで、流動層火炉70は加圧容器80内に収納され、加圧空気の供給によって加圧下に保持されている。
このCWPの湿式供給方式は乾式供給方式、例えばロックホッパーで昇圧した後に空気輸送する方式に比べて乾燥などの前処理が不要であるために低コストで、また輸送管の磨耗が少ないなどの特徴がある。
【0005】
なお、流動層火炉70内のBMは下方から燃焼用空気によってCWPとともに流動化され、CWPの燃焼で伝熱管74内の水を加熱して蒸気を生成させる。流動層火炉70の出口には燃焼ガス中の灰を除去する脱塵装置90が設置され、除塵された燃焼ガスは図示していないガスタービンに供給される。
【0006】
図14にCWP供給ノズル40の構造断面図を示す。CWP供給ノズル40はCWP供給管43の外周に設けた冷却水管44を、更にその外周に設けたCWP分散用の分散空気供給管45で構成されており、一体構造となっている。
【0007】
注水導管61は冷却水管44内に配置され、CWP供給管43の先端の分散空気噴出スリット45a出口近傍のCWP供給管43の流路に注水導管61先端の開口部60を設けている。また、パージ空気孔42からCWP供給管43内に空気を噴出させると、CWPと衝突して噴霧(分散)が良好になる。パージ空気はパージ空気孔42を通ってCWP供給管43内に供給されて、CWPとパージ空気はCWP供給管43内を共存しながら流動層火炉70内へ送られる。
【0008】
なお、注水導管61は、プラントの緊急停止時に火炉70内からの輻射熱によってCWP供給管43内に残留しているCWPが乾燥固化するのを防止するためにCWP供給管43の先端部に微量の水を供給するものである。
【0009】
CWP供給管43は流動層火炉70の壁面71(図14)及び圧力容器80の壁面81の開口部に挿入し、火炉壁71のフランジ71a及び圧力容器壁81のフランジ81aと分散空気供給管45のフランジ45b及び45cによりそれぞれ固定される。分散空気供給管45には熱膨張を吸収するエクスパンション45dを設置されている。CWPはCWP供給ライン32(図13)を経て分散空気供給管45から流動層火炉70内へ供給される。
【0010】
CWP供給管43内に残留したCWPを除去するパージ空気供給管37(図13)は加圧容器80より外側に出ているCWP供給管43で合流する構造になっている。
【0011】
また、CWP分散用の空気は分散空気供給管45内へ導かれ、分散空気噴出スリット45aからの噴出で流動層火炉70内でのCWPの分散を良好にしているが、分散空気供給管45の噴射スリット45aは出口部より数mm上流側のCWP供給管43内部に配置され、その形状は円周全面に開口したノズル構造、または円周に沿って複数個開口した構造が用いられる。複数個開口した構造の場合は、各分散空気用噴出スリット45aの隙間は約3〜5mmであり、分散空気用噴出スリット45aからの空気噴出速度は30〜80m/sの範囲で運用される。分散空気用噴出スリット45aから供給された分散空気によってCWP供給管43から流れてきたCWPが分散され、流動層内に連続供給される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記の湿式供給方式を用いた加圧流動層ボイラにおいて、流動層火炉70へCWPの供給を通常時に停止する場合には、図13に示す切り替えバルブ35で流路をCWP循環配管36に切り替え、タンク20内にCWPを戻す操作を行った後、直ちに切り替えバルブ35の後流に設けたパージ空気配管37から所定量のパージ用空気と水をライン38から供給してCWP供給管43内に残留したCWPを流動層火炉70内へ排出する。
【0013】
この排出されたCWPを燃焼した後、燃焼用空気の供給を停止する。この操作によってCWP供給管43内にCWPが残留することはない。しかし、プラントを何らかの原因で緊急停止しなければならない場合がある。そのとき、燃焼用空気の供給は停止し、CWPの供給も停止される。供給が停止されたCWPはCWP供給管43内に残留し、火炉70内の(図15(a)は正面図、図15(b)はノズル40の側断面図)高温(860℃以上)の流動媒体(BMということがある)がCWP供給ノズル40の分散空気噴出スリット45aから侵入し、分散空気供給管45の水平部の通路内の下側に堆積する。
【0014】
分散空気供給管45内に堆積した流動媒体は図15(図15(a)はノズル40の正面図、図15(b)はノズル40の側断面図)に示すようにCWP供給ノズル40の正面から見て、分散空気供給管45の垂直部の空間の1/4を閉塞させており、図16に示すようにCWP供給ノズル40の側面方向から見て、分散空気供給管45水平部の通路内に流動媒体(BM)の安息角分が少量であるが堆積している。図16に示すように火炉内流動媒体がCWP供給管43b内で安息角θ(30〜40度)分が火炉70内から分散空気噴出スリット45aまで達して侵入したものである。
【0015】
堆積した流動媒体の安息角は流動媒体の種類(石灰石の産出場所の違いなどによる種類)及び粒子径等で変化する。分散空気噴出スリット45aの開口寸法は、プラントの運転時に火炉内の流動媒体層の圧力損失変動値より大きな圧力損失になるように設計している。しかしながら、分散空気噴出スリット45aの開口寸法を流動媒体の粒子径より小さくなるように設計すると分散空気噴出スリット45aからの分散空気の噴出速度が速くなって磨耗の問題が生じる。そこで、プラントの運転時に流動媒体が分散空気噴出スリット45aから侵入しない条件及び磨耗しない条件を満足するように分散空気噴出スリット45aの開口径を決めている。
【0016】
プラントを再起動した場合、CWP供給ノズル40の分散空気供給管45水平部の通路内の下側に堆積している流動媒体が再飛散しない状態では、分散空気噴出スリット45aから噴出する分散空気量が不均一となる。CWP供給ノズル40の分散空気噴出スリット45aからの分散空気量は下側が少なく、上側が多くなり、下側への噴流が強くなってCWPの分散特性を低下させている。CWP供給ノズル40のCWP分散特性が悪い状態では火炉内でCWPの燃焼性が低下し、アグロメ発生のおそれがある。
【0017】
上記のCWPの湿式供給方式を用いた場合、加圧流動層ボイラの緊急時に供給停止して、CWP供給管内に残留したCWPは流動媒体から侵入する熱によってCWP中の水分が蒸発して乾燥固化する。
【0018】
また、CWP流路内で乾燥固化したCWPはCWPポンプ30の起動を阻害し、再起動のためには、乾燥固化したCWPを取り除くために図14に示すようにCWP供給管43の先端部には、注水導管61の開口部60を冷却水管44で冷却する領域に設けており、その注水導管61に注水すると、残留CWPが加湿されて水分の蒸発を防止する。しかし、冷却水管44で冷却していない領域のCWP供給管43内に残留するCWPは高温である火炉70側に近いために乾燥しやすい。このことから、注水導管61を用いる注水の効果は薄いという問題がある。また、CWP供給管43に注水する操作を誤った場合には、例えば注水した水が流動層火炉70に侵入すると流動媒体のカルシウム化合物(例えば、CaCO3,CaSO4)に接触し、硬く塊りが生成する。その大きな塊は流動化を妨害し、ボイラの再起動ができなくなる。
【0019】
また、ボイラの緊急停止時における分散空気噴出スリット45aへの流動媒体の混入によって、分散空気噴出スリット45aの供給部でBMが固化する現象が起こる。これはボイラ緊急停止時から再起動に要する時間は約24時間以上と長く、この間に分散空気噴出スリット45aに溜まったBMが結露した水と反応して水和固形物を生成し、分散空気噴出スリット45aが部分的に閉塞するためである。分散空気噴出スリットが閉塞した状態で分散空気を再供給した際、CWP分散粒径が増大し、流動層内でCWPの粗大塊状物が蓄積し、流動不良を来す問題がある。
【0020】
一方、通常運転時にもBMが分散空気噴出スリット45aに混入する問題がある。流動層では粒子の激しい運動または気泡の破裂などで圧力変動が発生し、圧力の急激な上昇に伴い分散空気供給管内にBMが逆流する問題がある。
【0021】
また、従来のCWP供給ノズル40では分散空気注入孔60が前記ノズル43の先端部に位置しているため、所定のCWP分散粒径を得るために分散空気流量を増加しなければならない問題がある。分散空気は加圧容器内に供給された約300℃ の高温空気を一旦冷却し、これを再び昇圧して分散空気として用いる。したがって、冷却することで空気の持つ顕熱を失いボイラ効率の低下につながる。また、CWP供給ノズル40内壁面の摩耗を低減するためにも分散空気流量はできるだけ少ないことが望ましい。
【0022】
本発明の第1の課題は、加圧流動層ボイラなどのプラント緊急停止時において、CWP供給ノズルの分散空気供給管水平部の通路内に侵入して堆積した流動媒体を、再び火炉内へ再飛散させて分散空気ノズルからの分散空気量を均一化し、CWPの分散特性を良好にしてアグロメ発生の原因を無くすることができるCWP供給ノズルと該ノズルを備えた流動層ボイラを提供することである。
【0023】
本発明の第2の課題はCWP供給ノズル内に残留したCWPの乾燥と固化を防止し、CWPを流動可能な状態に保持し、ボイラの緊急停止時および通常運転時において分散空気噴出スリットにBMなどの混入することを防止し、流動層ボイラなどの再起動を容易にすることができるCWP供給ノズルと該ノズルを備えた流動層ボイラを提供するものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記の第1の課題を達成するため、粗粉炭、微粉炭スラリー、水及び石灰石などを混合して製造したCWPを該燃料供給ノズルから流動層中に供給して燃焼させる流動層火炉において、燃料供給ノズルは、CWP流路と、該CWP流路を構成する壁面の火炉側出口部近傍に設けたCWPを火炉内に向けて分散させるための空気噴出用の分散空気噴出スリットと、CWP流路の外周部に前記分散空気噴出スリットに空気を供給するための燃料分散空気供給流路とからなり、また該燃料分散空気供給流路内の分散空気の流速が、火炉から分散空気噴出スリットを経て燃料分散空気供給流路内に侵入する固体粒子の侵入速度(固体粒子が侵入する前に粒子に相対的に火炉側へ戻すような速度成分を与えるのに必要な空気流速)以上であるように燃料分散空気供給流路の大きさと該流路に供給する分散空気供給源の能力を制御する空気流速制御装置を設けた流動層火炉を用いる。
【0025】
本発明に係る流動層ボイラが緊急停止した場合、全ての駆動部が停止する。特に、火炉内の流動媒体の流動が停止すると、CWP供給ノズルの分散空気噴出スリットは火炉からの距離が非常に近い(10〜30mm)。そのため、火炉内の流動媒体の安息角(30〜40度)分がCWP供給ノズル孔内に侵入して分散空気噴出スリットから分散空気供給流路の水平部内に堆積する。分散空気供給流路の水平部の通路内に堆積したBMの飛散除去は、BMの堆積物の流速の増加に伴って向上する。すなわち堆積したBMの飛散除去は堆積BMの侵入速度以上にすればよいことが分かった。
【0026】
そこで、CWP供給ノズルの分散空気供給流路の水平部の通路内に堆積した流動媒体の侵入速度以上になるように、例えば分散空気供給流路の全周に絞り部を設ける。分散空気供給流路の水平部内に設けている絞り部は低圧力損失の流線形で、直進流もしくは旋回流を与える翼で構成している。流動層ボイラプラントを起動した場合、CWP供給ノズルの分散空気供給流路内に分散空気を供給すると、
【0027】
1)分散空気供給流路の水平部の全周に設けた直進流を与える絞り部は低圧力損失の流線形であるので、その絞り部では急激に流動媒体の侵入速度以上に増加し、堆積流動媒体を再飛散させて火炉内へ排出する。
2)CWP分散空気供給流路内に設けている旋回流を与える翼によっても堆積流動媒体を旋回しながら再飛散させて火炉内へ排出する。
【0028】
3)CWP分散空気供給流路内の下側に設けたパージ用ノズルはプラントの運転中に流動媒体の堆積部まで前進して堆積流動媒体の侵入速度以上で一定時間を連続もしくは間欠時に噴射して堆積流動媒体を再飛散させて火炉内へ排出する。その後、パージ用ノズルは所定位置まで前進させる。パージ用ノズルからの噴射は分散空気の通気時に行うものである。更に、本パージ用ノズルはプラントの停止時に吸引操作することによって分散空気供給流路内に堆積しているBMを系外へ吸引除去することができる。そのためにプラントの運転中でのパージ用ノズルによる効果がある。このとき、堆積物パージ用または吸引用のノズルには独立した空気供給源または吸引源と該空気供給源または吸引源からのパージ用または吸引用空気を連続的または間欠的に供給または吸引制御することが望ましい。
【0029】
上記本発明の第2の課題を解決するために鋭意、実験検討を行った結果CWP供給ノズル内に残留したCWPの固化を防止し、CWPを流動可能な状態に保持し、ボイラの緊急停止時および通常運転時において分散空気供給流路の火炉側の開口部にBMなどの固体粒子の混入を防止するためにはCWP流路の出口近傍に分散媒体を該出口部に向かって噴出し、CWPと合流させるための分散空気噴出スリットを設け、該スリットは火炉からCWP流路内に侵入する固体粒子がCWP流路内で堆積する際の堆積物の安息角を形成するに十分な間隔を保ってCWP供給流路の上流側に配置することが必要であることを見い出した。
【0030】
加圧流動層ボイラが緊急停止したとき燃焼用空気の供給が停止し、流動媒体の流動が停止する。同時にCWP供給用のポンプが停止し、CWPスラリの供給も停止する。この状態では図7に示すようにCWPスラリはCWP流路壁面にある分散空気噴出スリット開口部の上流側ではCWP流路内にほぼ100%充満するが、分散空気噴出スリット開口部の下流側にはCWPがほとんどない状態となる。さらにCWP供給ノズル先端部ではBMが安息角を形成して停止する。したがって分散空気噴出スリット開口部とCWP供給ノズル先端部の間には空間部が形成される。BMなどの堆積物の安息角はBMなど堆積物の性状によっても変化するが15〜45°であり、安息角が最も小さい15°の場合でもBMなどが分散空気噴出スリット開口部にBMなどが侵入することはない。したがって、CWP供給ノズル先端に溜まったBMが流動層内のBMと置換されず、BMの温度が急激に低下し、BMからCWP流路内に溜まっているCWPに侵入する熱を防ぐ効果がある。そのためCWP流路内に溜まっているCWP水分の蒸発を抑制することができる。
【0031】
また、図9に示すように分散空気噴出スリットがCWP流路の内部に位置しているため少ない気液比(分散空気量/CWP流量)で所定の分散粒径を得られる。
【0032】
また、上記本発明の第2の課題は、前記CWP流路の先端部に水もしくは気体を供給する手段を設け、且つ前記水もしくは気体を供給する箇所より流動層火炉側に温度を計測する手段を備えた構成で達成できる。
【0033】
加圧流動層ボイラなどの流動層ボイラが緊急停止した場合、CWPの一次分散用の空気及び二次分散用の空気の供給が停止し、その状態でCWP供給流路内にCWPが残留する。CWP供給流路内に残留したCWPの乾燥固化を防止するためには、CWP供給流路の先端部に注水または気体を注入して、CWPを加湿し、所定(初期)の水分を保持している。注水などは一定量もしくは図12に示すように、層内温度に応じて任意に注水量を変えて行う。CWP供給流路の注水停止は、例えばCWP供給流路先端部の温度が60℃以下もしくは層内温度が200℃以下で行うように制御している。もしくはボイラの緊急停止と同時に注水手段に空気好ましくは不活性ガス(例えば、窒素ガス、炭酸ガス)の気体を供給し、先端部の残留CWPを除去した後に注水を行う。流動層火炉の通常の運転時には、CWP供給流路の先端に設けている注水孔がCWPあるいは流動媒体で閉塞することを防止するために、流動層内温度が200℃に達するとCWPノズル先端部に注水を開始する。CWP供給ノズル先端部の注水停止は、CWP供給の停止後にCWP供給流路内を空気及びパージ完了後に行う。
【0034】
前記CWP供給流路の先端部に水もしくは気体を供給する位置はCWP供給流路が冷却水管で冷却されていない箇所に配置する。また、流動層の層温度に応じて前記水若しくは気体の注入量を任意に制御する装置を備えても良い。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面と共に詳細に説明する。
図1、図2及び図3に本発明の実施の形態の好適なCWP供給ノズルの構造断面図を示し、図4に図3に示すCWP供給ノズル内部の一部破断面の斜視図を示す。
図1には図14に示すCWP供給ノズル40の先端部の断面図を示す。CWP供給ノズル40はCWP供給管43、冷却水管44及び分散空気供給管45の順に同心円の管で構成されている。CWP供給管43の先端部には注水導管61が配置されている。注水導管61は冷却水管44の流路内を通して分散空気噴出スリット45aの出口近傍のCWP供給管43に開口して設けられている。なお、注水導管61先端の注水孔(開口部)60は冷却水管44内からCWP供給管43に開口している。冷却水管44内に冷却水を通してCWP供給管43の壁温度を50℃以下になるように水量で調整している。分散空気噴出スリット45aは、当該スリット45aから噴出するCWP分散用空気の噴出角度θが水平方向に対して45度の傾きでノズル中心軸方向に向かうように設けられている。
【0036】
分散空気噴出スリット45aが設けられる箇所のCWPの流れの上流側の分散空気供給管45水平部の通路内には、該通路の全周に亘り、流路面積を狭くする絞り部100を設けている。図1に示す絞り部100は流線形の直進流を与える構造であり、絞り部100は上流側は流線形で下流側に向かってマイナスのテーパ形状をした扁平な末広形状となっており(図4参照)、絞り部100は冷却水管44の外壁に溶接もしくはボルト締め付けで固定されている。
【0037】
図2には、図1で示した絞り部100の形状は断面半円形状にしたものである。図3には絞り部100を旋回流を与える翼としてものであり、図4にその一部破断面の斜視図を示すが、この例では30〜60度の旋回角度となるように絞り部100を設けたものである。
【0038】
図1、図2及び図3に示した何れの絞り部100近傍を通過した分散空気速度は分散空気供給管45内に堆積する流動媒体粒子(図15、図16)が堆積しない速度より大きい値となっている。
【0039】
図5は絞り部を設ける代わりにCWP分散空気噴出スリット45a近傍の分散空気供給管45水平部の通路内の下側にパージ用ノズル110を配置を示したものである。図5には示していないがパージ用ノズル110が前後移動できるように圧縮ガス式シリンダ及びシリンダの前後移動、噴射条件を任意に制御ができる制御装置を設けている。なお、パージ用ノズル110の空気源は、分散空気源と別個に設けており、またパージ用ノズル110から堆積している流動媒体を吸引できる装置を設けることもできる。パージ用ノズル110先端部は斜めに切断した形状となっている。これは分散空気供給管45内に安息角を形成して堆積する流動媒体粒子堆積物の表面にできるだけ近くに開口して、パージ空気または吸引用空気が効果的に作用するようにするためである。
【0040】
上記の構造において、CWPは図1に示すCWP供給管43内を通って、先端部の分散空気ノズル噴出45aから噴出する分散空気と45度の角度θで衝突し、火炉内の流動媒体層内へ分散供給される。冷却水は冷却水管44を通って送られ、CWP供給ノズル40を冷却する。
【0041】
ところで、何らかの原因によって加圧流動層ボイラ、常圧流動層ボイラなどの運転停止を余儀なくされ、緊急的に燃焼空気及びCWPの供給を遮断せざるを得ないことがある。CWP供給管43内へ火炉内の流動媒体(BM)の安息角θ(30〜40度)形成分が侵入することで分散空気噴出スリット45aから分散空気供給管45水平部の通路内に堆積する(図16参照参照)。
【0042】
本発明のCWP供給ノズル40によれば、分散空気供給管45水平部の通路内部に低圧力損失の絞り部100を設けて、絞り部100部分の空気流速は分散空気供給管45水平部の通路内に堆積する流動媒体の侵入速度以上になるように設定している。そのため、プラントの再起動時には分散空気供給管45に分散空気を通気すると、次のような現象が生じる。
【0043】
(1)図1、図2及び図3に示すように分散空気供給管45水平部の通路内部の全周に設けた流線形の断面末広形状もしくは断面半円形状の絞り部100が直進流を絞り込むことにより、急激に分散空気の流速を増加させ、堆積したBMを飛散させて分散空気噴出スリット45aから火炉内へ排出する。
絞り部100の効果は分散空気供給管45の先端の垂直方向に向いた通路の端と絞り部100との間の距離LをBMが安息角を形成して堆積する領域の近くに設置する程、BMの飛散除去率が向上する。
(2)図4に示すように分散空気供給管45水平部の通路内部の全周に旋回流(30〜60度)を与える翼を設けた絞り部100では、堆積したBMを旋回させながら飛散し、火炉内へ排出する。
【0044】
(3)図5に示した分散空気供給管45水平部の通路内の下側にパージ用ノズル110を設け、これを通常の運転中では通路の上流側に引き、再起動時では前方に出して分散空気の通気と共にパージ用ノズル110からの連続もしくは間欠的に噴射する空気で堆積したBMを飛散させ、火炉内へ排出する。
(4)前記(3)で述べたパージ用ノズル110において、プラントの停止時に吸引装置で吸引操作させて堆積しているBMを系外へ吸引除去する。
【0045】
流動層ボイラプラントの再起動時には、分散空気供給管45内に堆積したBMが火炉内へ排出される。そのため、分散空気噴出スリット45aから噴出する分散空気量は均一化していることからCWPの分散特性を低下させることなく、安定な運転ができる。
【0046】
図6に示すCWP供給ノズル40の断面図に示す例では、該ノズル40はその中心からCWP供給管43、二重管である冷却水管44、分散空気供給管45の順に同心円の管で構成されているが、分散空気供給管45には環状に配置される分散空気噴出スリット45aが形成されている。
【0047】
分散空気噴出スリット45aは管端板45dからCWP供給管43の直径Dの2〜5倍の位置に位置され、その開口部は管端板45dに向かって配置されている。また、冷却水管44の管端板44aが分散空気噴出スリット45aより下流側に頭出し、その周囲を分散空気が流れる。これは管端板45aおよび分散空気供給管45が850℃ 以上の高温に曝されるため管端板44aを迂回して、管端板45dおよび分散空気供給管45が高温になることを防止する目的を果たしている。
【0048】
図7にはボイラ緊急停止時のCWP供給ノズル40周りのCWP、BMの堆積などの状態を示している。ボイラ緊急停止時にはCWPポンプ30(図13)が停止し、CWPの供給も停止すると同時に分散空気の噴出も停止する。図7に示すように分散空気噴出スリット45aの開口部より上流側のCWP供給管43内にCWPは残留するが、分散空気噴出スリット45aの開口位置の下流側のCWP供給管43にはほとんどない状態になる。さらにCWP供給管43の先端部ではBMが安息角θを形成して停止する。
【0049】
したがって分散空気噴出スリット45aの開口とCWP供給管43の先端部の間には空間部102が形成される。BMの安息角θはBMの性状によっても変化するが15°〜45°であり、最もBMが分散空気噴出スリット45aの開口に流入し易い場合、すなわち安息角θ=15°でも分散空気噴出スリット45aの開口にBMが侵入することはなく、BMとCWPが直接接することがない。 この空間部102の形成により、CWP供給管43の先端部に溜まったBMが火炉の流動層内のBMと置換されず、BMの温度が急激に低下し、BMからCWPに侵入する熱を防ぐ点にある。そのためCWP流路内に溜まっているCWPに含まれる水分の蒸発を抑制することができる。
【0050】
上記した特性を検証した試験結果の1例を図8に示す。ボイラの緊急停止時のCWP供給ノズル40を解体したときのCWP供給ノズル40の先端からの距離に対するCWP水分濃度を図14に示す従来技術と図6に示す本発明の技術で比較して示した。
【0051】
従来技術のCWP供給ノズル40の先端部の水分濃度が14重量%であるのに対して、本発明のCWP供給ノズル40では22〜23%と初期のCWP水分濃度とほとんど変わらないことが示された。CWP中の水分濃度は通常23〜25重量%であるが、CWP中の水分が14重量%ではCWPの流動性は全くなく、完全に固化状態になる。この場合、CWPポンプ30で固化したCWPを押し出し、除去することは不可能であり、CWP供給ノズル40を解体点検し、掃除を行う作業が発生する。
【0052】
また、図6、図7に示す本発明の例では少ない分散空気流量で所定のCWP分散粒径を得ることができる。図9にはその1例として、気液比(分散空気量/CWP流量)を変化させた場合のCWPの噴霧粒径を従来法と比較して示した。 気液比が0.2以上と多い場合にはCWP分散粒径はほぼ同等であるが、気液比が0.2以下になると本発明のCWP供給ノズル40では従来技術のノズルに比べて、CWP分散粒径が小さくなることが明らかになった。これはCWP分散空気で分散されたCWPがCWP供給管の壁面でさらに破壊、分裂されることによる。
【0053】
しかし、分散空気噴出スリット45aのCWP供給管43壁面での開口部が、CWP供給管43のさらに上流側に位置するとCWP分散粒径は増加するとともに分散が脈動することが確認された。これは分散されたCWPがCWP供給管43内で、その保有量が増し、CWP供給管43内で再び集合、脈流するためと推定された。
【0054】
図10及び図11に示すCWP供給ノズル40の先端部の断面図及び注水制御系統図に示す。この実施の形態はボイラ緊急停止時にCWP供給管43の先端部に注水することで、残留したCWPの水分を保持してノズルの閉塞を防止使用とするものである。
図10に示すようにCWP供給ノズルは、中心からCWP供給管43、冷却水管44及び分散空気供給管45の順に同心円の管で構成している。
【0055】
注水導管61(図14)は冷却水管44の流路内を通して分散空気供給管45の分散空気噴出スリット45aの出口近傍のCWP供給管43に開口する注水孔60を備えている。なお、注水孔60は冷却水管44で冷却していない下流側のCWP供給管43部分に設けている。また、分散空気噴出スリット45aは、分散空気噴出角度が45度である。
【0056】
図11にはCWP供給ノズル40先端部に注水導管61から注水孔60を経由して注水する制御系統図を示したものであり、CWP供給ノズル40先端部の注水装置は注水装置120、流動層火炉70の壁面71に設置している層内温度検出器(熱電対)72と図10に示すCWP供給ノズル40の先端に設置している温度検出器(熱電対)65及び制御装置130及び図示していない注水ポンプ、電磁バルブ及び流量計等で構成されている。
【0057】
上記の図10、図11に示すノズル構造において、CWPは図10に示すCWP供給管43内を通って、パージ空気はパージ空気孔42(図14)を通ってCWP供給管43内に供給される。従って、CWPとパージ空気42aはCWP供給管43内を共存しながら流動層火炉70内へ送られる。
【0058】
ところで、何らかの原因によって加圧流動層ボイラの運転停止を余儀なくされ、緊急的に燃焼空気及びCWPの供給を遮断せざるを得ないことがある。CWPの供給が停止した場合、加圧流動層ボイラの運転停止してCWP供給管43内に残存したCWPが流動層火炉70からの輻射熱によって水分が蒸発され乾燥、固化するが、上記図10、図11に示すCWP供給ノズル40によれば、CWP供給管43内壁に付着したCWPの乾燥、固化を防止するためにはCWP供給管43の先端部に注水導管61から注水し、残留したCWPに注入して、この残留CWPの水分を保持する。もしくは注水孔60に窒素ガスもしくは空気の気体を数秒間供給して残留CWPを除去し、火炉70の高温部からの距離を離すことによって乾燥を避けるようにしてから注水を行う。
【0059】
CWP供給管43先端部の注水停止は、CWP供給管43に注水している箇所より流動層火炉70側に設置している温度検出器65の温度が60℃以下もしくは流動層火炉70の層内温度が200℃以下で行う。これにより、CWP供給管43内に空洞を形成した状態で残留したCWPの水分が保持でき、流動性が得られているためにCWPポンプの再起動が容易にできる。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、例えば、加圧流動層火炉への石炭・水の混合ペースト(CWP)供給ノズルにおいて、ボイラの緊急停止時にCWP供給ノズルの分散空気供給管内へ火炉内流動媒体が侵入して堆積するが、プラントの再起動時に堆積した流動媒体が全て再飛散して火炉内へ排出される。分散空気噴出スリットから噴出する分散空気量が均一である。そのため、CWPの分散特性は低下させることなく火炉内でのアグロメ発生が無く長期間の安定な運転をすることができ経済性の高い加圧流動層ボイラを提供することができる。またボイラの再起動が容易になり、信頼性の高いCWPノズルを提供することができる。さらに再起動に必要な経費および再起動に伴う付帯設備を省略できることから低コストボイラを提供できる。同時に分散空気流量を低減できる効果があるためボイラ効率も上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のCWP供給ノズルの構造断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態のCWP供給ノズルの構造断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態のCWP供給ノズルの構造断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態のCWP供給ノズルの一部破断斜視図である。
【図5】 本発明の実施の形態のCWP供給ノズルの構造断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態のCWP供給ノズル構造断面図である。
【図7】 図6のCWP供給ノズル内のCWP状態図である。
【図8】 本発明と従来技術に係わるCWPノズル先端部に溜まったCWPの水分率と該ノズル先端からの距離との関係を示す図である。
【図9】 本発明と従来技術に係わるCWPノズル内の水分濃度特性の説明図である。
【図10】 本発明ののCWP供給ノズル構造断面図である。
【図11】 図10のCWP供給ノズルの構造の一部断面図及び注水制御系統図である。
【図12】 流動層内温度と注水量の関係図である。
【図13】 加圧流動層におけるCWP製造装置と得られたCWPを流動層ボイラに供給する系統図である。
【図14】 従来のCWP供給ノズルの構造断面図である。
【図15】 図14のCWP供給ノズルでの分散空気供給管内の流動媒体堆積量の割合である。
【図16】 CWP供給ノズル分散空気供給管内の流動媒体堆積状況を示す拡大図である。
【符号の説明】
10 混練機 20 CWPタンク
25 撹拌機 30 CWPポンプ
31 CWP配管 32 CWPライン
35 切り替えバルブ 36 CWP循環配管
37 パージ空気配管 40 CWP供給ノズル
42 パージ空気孔 43 CWP供給管
44 冷却水管 45 分散空気供給管
45a 分散空気噴出スリット 60 注水孔(開口部)
61 注水導管 70 流動層火炉
71 流動層火炉壁面 72 層内温度検出器
74 伝熱管 80 圧力容器
81 圧力容器壁 90 脱塵装置
100 絞り部 102 空間部
Claims (14)
- 石炭と水を含む混合物からなるペースト状燃料を該燃料供給ノズルから流動層中に供給して燃焼させる流動層火炉において、燃料供給ノズルは、ペースト状燃料流路と、該ペースト状燃料流路を構成する壁面の火炉側出口部近傍に設けたペースト状燃料を火炉内に向けて分散させるための空気噴出用の分散空気噴出のスリットと、前記燃料流路の外周部に前記分散空気噴出スリットに空気を供給するための燃料分散空気供給流路とからなり、該燃料分散空気供給流路内の分散空気の流速が、火炉から分散空気噴出スリットを経て燃料分散空気供給流路内に侵入する固体粒子の侵入速度以上であるように燃料分散空気供給流路の大きさと該流路に供給する分散空気供給源の能力を制御する空気流速制御装置を設けたことを特徴とした流動層火炉。
- 燃料分散空気供給流路内の分散空気噴出スリットの上流側に燃料分散空気流路を狭くする絞り部を設けたことを特徴とする請求項1記載の流動層火炉。
- 燃料分散空気流路を狭くする絞り部は燃料分散空気供給流路の先端部に、火炉から分散空気噴出のスリットを経て侵入する固体粒子が堆積する際の堆積物の安息角を形成するに十分な間隔を保って燃料分散空気供給流路の上流側に配置したことを特徴とする請求項1記載の流動層火炉。
- 燃料分散空気供給流路に設けた絞り部の外形は流線形または旋回流を与える形状にしたことを特徴とする請求項1記載の流動層火炉。
- 分散空気噴出スリットより上流側の燃料分散空気供給流路内に堆積物パージ用または吸引用の空気ノズルを設け、かつ該空気ノズルは燃料分散空気供給流路内を摺動自在に配置したことを特徴とする請求項1記載の流動層火炉。
- 堆積物パージ用または吸引用の空気ノズルには独立した空気供給源または吸引源と該空気供給源または吸引源からのパージ用または吸引用空気を連続的または間欠的に供給または吸引制御するパージ用空気供給または吸引制御装置を設けたことを特徴とする請求項5記載の流動層火炉。
- 分散空気噴出スリットは、火炉からペースト状燃料流路内に侵入する固体粒子が該ペースト状燃料流路内で堆積する際の堆積物の安息角を形成するに十分な間隔を保って燃料供給流路の上流側のペースト状燃料流路を構成する壁面に開口部を配置したことを特徴とする請求項1記載の流動層火炉。
- ペースト状燃料流路の火炉側出口部に水または気体を供給する手段を設け、かつ前記水もしくは気体を供給する手段の配置位置より火炉側のペース状燃料流路に温度計測手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の流動層火炉。
- ペースト状燃料流路の外周部に該流路冷却用の冷却水流路を設け、水もしくは気体を供給する手段は前記冷却水流路で冷却されていない箇所に設置したことを特徴とする請求項8記載の流動層火炉。
- 石炭と水を含む混合物からなるペースト状燃料を火炉内に供給するペースト状燃料流路と、該ペースト状燃料流路を構成する壁面の火炉側出口部近傍に設けたペースト状燃料を火炉内に向けて分散させるための空気噴出用の分散空気噴出のスリットと、前記燃料供給流路の外周部に前記分散空気噴出スリットに空気を供給するための燃料分散空気供給流路と、ペースト状燃料流路を構成する壁面の火炉側出口部に設けた水または気体を供給する手段と、該水もしくは気体を供給する手段の配置位置より火炉側のペースト状燃料流路に設けた温度計測手段とを備えたペースト状燃料供給ノズルから流動層中にペースト状燃料を供給して燃焼させる流動層火炉の運転方法であって、流動層の層内温度に応じて水もしくは気体を供給する手段からの水もしくは気体の供給量を任意に制御することを特徴とする流動層火炉の運転方法。
- 流動層火炉内の温度が200℃以上であると、水もしくは気体を供給する手段からの水もしくは気体の供給を行い、その供給の停止はペースト状燃料流路の火炉側出口部分の温度が60℃以下もしくは層内温度が200℃以下で行うことを特徴とする請求項10記載の流動層火炉の運転方法。
- 石炭と水を含む混合物からなるペースト状燃料を火炉内に供給する ペースト状燃料流路と、該ペースト状燃料流路を構成する壁面の火炉側出口近傍に設けたペースト状燃料を火炉内に向けて分散させるための空気噴出用の分散空気噴出スリットと、前記燃料供給流路の外周部に前記分散空気噴出スリットに空気を供給するための燃料分散空気供給流路と、燃料分散空気供給流路内の分散空気噴出スリットの上流側に設けた燃料分散空気流路を狭くする絞り部とを備えていることを特徴とするペースト状燃料供給ノズル。
- 石炭と水を含む混合物からなるペースト状燃料を火炉内に供給するペースト状燃料流路と、該ペースト状燃料流路を構成する壁面の火炉側出口部近傍に設けたペースト状燃料を火炉内に向けて分散させるための空気噴出用の分散空気噴出のスリットと、前記燃料供給流路の外周部に前記分散空気噴出スリットに空気を供給するための燃料分散空気供給流路と、分散空気噴出スリットより上流側の燃料分散空気供給流路内に摺動自在に設けられた堆積物パージ用または吸引用の空気ノズルと、を備えたことを特徴とするペースト状燃料供給ノズル。
- 石炭と水を含む混合物からなるペースト状燃料を火炉内に供給するペースト状燃料流路と、火炉からペースト状燃料流路内に侵入する固体粒子が該ペースト状燃料流路内で堆積する際の堆積物の安息角を形成するのに十分な間隔を保ってペースト状燃料供給流路の上流側の壁面に開口部を設けて配置した、ペースト状燃料を火炉内に向けて分散させるための空気噴出用の分散空気噴出のスリットと、前記燃料供給流路の外周部に前記分散空気噴出スリットに空気を供給するための燃料分散空気供給流路とを備えていることを特徴とするペースト状燃料供給ノズル。
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