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JP4014205B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents
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JP4014205B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、図柄表示装置に確定表示された選出図柄が所定の当り図柄態様である場合に、所定の賞球形態を発生させる特別遊技作動を実行するようにしたパチンコ遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
選出図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球の通過を検知する図柄始動領域とを遊技領域上に設け、該図柄表示装置で、選出図柄を変動し、停止して図柄確定する一連の図柄生成行程を実行する図柄制御手段と、図柄始動領域への遊技球通過を契機として始動記憶を発生する毎に、図柄生成行程の図柄態様を選定し記憶保持し、該始動記憶の消化により、記憶保持された該図柄態様に従って図柄生成行程を実行させ、所定の当り図柄態様を確定表示する場合に、所定の賞球形態を発生させることとなる特別遊技作動を実行する遊技制御手段とを備えたパチンコ遊技機は良く知られている。これらには、いわゆる第1種パチンコ遊技機及び第3種パチンコ遊技機がある。
【0003】
ここで、第1種パチンコ遊技機は、開閉片により開閉制御される大入賞口を具備する可変入賞装置を備え、選出図柄が所定の当り図柄態様で確定表示された場合に、特別遊技作動として、可変入賞装置の大入賞口の開放と、所定の開放制限時間の経過又は該開放制限時間内での規定個数の入賞満了による大入賞口の閉鎖とを順次生じてなる開閉ラウンドを、大入賞口内に設けられた特定領域を遊技球が通過することを継続条件として、所定制限回数まで繰り返して実行するものである。
【0004】
また、第3種パチンコ遊技機は、開口を開閉制御してその内部の特別作動領域へ球通過可能な状態と不可能な状態とに変換する普通電動役物と、開閉制御される大入賞口と、遊技球通過に伴って該大入賞口を開放する特定領域への流入制御を行う役物とを備え、選出図柄が所定の当り図柄態様で確定表示された場合に、普通電動役物を開放制御し、その特別作動領域への遊技球通過に伴って特別遊技作動を実行するものである。ここで、特別遊技作動は、役物が駆動して特定領域への球通過が可能となり、かつ該球通過ごとに、大入賞口の開放と、閉鎖とを生じてなる開閉ラウンドを複数回繰り返してなるものである。
【0005】
このようなパチンコ遊技機にあって、図柄生成行程が当り図柄態様を確定表出した場合に実行される特別遊技作動は、多くの賞球を遊技者に供与し得るものであるから、遊技者の最も望む遊技状況である。そのため、図柄生成行程で、リーチや当りの発生を遊技者に予見させる様々な演出表示を行うようにした構成が、従来から提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。この演出表示によって、遊技者の当りへの期待感と緊張感とを刺激し、遊技に対する興趣を高めるようにしている。
【0006】
また、上記パチンコ遊技機にあって、図柄始動領域を遊技球が通過することにより発生した始動記憶は、所定限度数まで記憶保持され、順次消化されるようにした構成が一般的である。この構成では、所定限度数を越えて記憶保持された場合には、この上限数を越えた始動記憶の発生が全て無効となるようにしている。
【0007】
【特許文献1】
特許第2873674号公報
【特許文献2】
特開2002−136715号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のパチンコ遊技機にあって、当りを予見させる演出は、図柄生成行程の実行中に発生し、当該図柄生成行程における当りの発生を予見させるものであるため、この図柄生成行程が終了するとともに、緊張感が一気に減退することとなっていた。そのため、このような予見演出では、遊技者の緊張感を持続的に高揚させることは難しく、遊技の興趣性にも限界が生じていた。また、当りの予見演出が発生しない図柄生成行程では、遊技者は次の図柄生成行程を早く実行されることを望むこととなり、当該図柄生成行程への興味が失われ、単に終了するまでの時間を浪費する消化行程となるという問題もあった。
【0009】
一方、近年、複数回の図柄生成行程で予見演出を行うようにして、複数回後に実行される図柄生成行程における当りの発生を予見させるようにした構成も登場してきた。ところが、このような予見演出は、各図柄生成行程にあって、毎回同じ演出表示が同じタイミングで表出されるものであるから、単調な表示の繰り返しでしかなく、何度も表出されると飽き易く、興趣性に乏しい遊技内容であった。
【0010】
本発明はかかる問題を解決することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述のパチンコ遊技機において、遊技制御手段が、未消化の始動記憶が存在する場合に、始動記憶の発生に伴って選定した図柄生成行程の図柄態様が、特定の利得図柄態様であると、当該始動記憶の消化前に実行される図柄生成行程から、該利得図柄態様を表出するまで、各図柄生成行程毎に夫々に異なる発生タイミングで、該利得図柄態様の表出を予見させる予見演出を発生させるようにした予見制御内容を備えていることを特徴とする。
【0012】
ここで、予見演出は、利得図柄態様の表出を遊技者に予見させるものであって、図柄表示装置に所定の演出図柄を表示したり、所定パターンによる音響や照光等を発生させるように設定することができる。また、予見演出によって予見させる特定の利得図柄態様としては、特別遊技作動を実行させることとなる当り図柄態様とすることが好適である。さらに、この当り図柄態様にあって、特別遊技作動後に当り確率を向上させる、いわゆる確変当り図柄態様を備えている場合には、該確変当り図柄態様を利得図柄態様として設定することもできる。尚、かかる予見演出が、リーチの発生を予見させるものとして設定するようにしても良い。
【0013】
かかる構成にあって、未消化の始動記憶による図柄生成行程から、利得図柄態様を表出する図柄生成行程までの各図柄生成行程で、予見演出を夫々に異なる発生タイミングによって発生させることにより、該利得図柄態様の表出まで連続して実行される各図柄生成行程で、該予見演出が不定期に発生することとなるから、予見演出の発生を遊技者に予測し難いものとすることができる。そのため、図柄生成行程の終了後、次の図柄生成行程が連続して実行される毎に、遊技者は利得図柄態様の予見演出が再び発生するか否かを疑う不安な感情と、利得図柄態様への期待感との両者が誘起されることとなり、緊張感が一層高揚される興趣溢れる遊技を楽しむことができる。また、この予見演出により、利得図柄態様の表出を、これ以前の図柄生成行程から予見させ得るから、該利得図柄態様への期待感が、1回の図柄生成行程の終了により損なわれることが無く、遊技者の緊張感を持続して高揚させることが可能である。
【0014】
このような遊技制御手段が、未消化の始動記憶が存在する場合に、所定始動記憶の消化により実行される図柄生成行程の、特定の利得図柄態様を表出する確率が見かけ上高くなることを予見させる予見演出を、当該始動記憶の消化前に実行される図柄生成行程から、該始動記憶の消化による図柄生成行程まで、各図柄生成行程毎に夫々に異なる発生タイミングで発生させる予見制御内容を備えている構成が提案される。かかる構成にあっては、未消化の始動記憶が存在する場合に、利得図柄態様の表出確率を見かけ上高くなることを遊技者に予見させる予見演出を発生させることにより、例え利得図柄態様を表出する始動記憶が存在しない場合にあっても、利得図柄態様への期待感と不安感とを断続的に誘起させ得るから、遊技を一層魅力溢れる娯楽性の高いものとすることができる。
【0015】
ここで、遊技制御手段が、予見演出の発生態様に従って、特定の利得図柄態様の表出確率が高くなることを暗示させるようにしている構成も提案される。ここで、予見演出の発生態様としては、特定の種類の予見演出を発生することや、予見演出の発生期間等のように、様々に設定することができる。例えば、予見演出が図柄表示装置で予見演出図柄を表出する構成である場合にあっては、この予見演出図柄の図柄種類、表出数、表出期間等とすることができる。かかる構成により、連続する図柄生成行程で予見演出が発生する毎に、遊技者の当該図柄生成行程による利得図柄態様の表出への期待感を一層刺激することができるから、予見演出の発生する図柄生成行程の趣向性を一層高め得る。
【0016】
予見制御内容が、各図柄生成行程毎に表出させる予見演出の発生タイミングを、予め設定された複数の異なる発生時点の中から、選択的に実行させるようにしている構成が提案される。かかる構成により、予見演出が様々な発生タイミングで発生する図柄生成行程を実行することができるから、遊技者が予見演出の発生タイミングを予想することは一層困難となり、遊技者の期待感と不安感とを一層刺激することができる。かかる構成として、各図柄生成行程毎に異なる発生時点が予め設定された、複数の選択要素を設け、ここから抽出された一個の要素に従って、予見演出を行う一連の図柄生成行程毎の発生タイミングを一度に選定する構成や、複数の異なる発生時点が夫々に設定された選択要素を設け、予見演出を行う一連の図柄生成行程毎に、該選択要素を抽出して、各発生タイミングを選定する構成等を好適に用い得る。
【0017】
また、予見制御内容が、各図柄生成行程毎に表出させる予見演出を、予め設定された複数の異なる発生期間の中から、選択的に表示実行させるようにしている構成も提案される。ここで、予見演出の発生期間としては、少なくとも遊技者が、該予見演出を認識し得る長さの期間とすることが望ましい。かかる構成により、各図柄生成行程で夫々に異なる発生タイミングで発生する予見演出が、多様な発生期間で表出されることとなるから、一層多彩な予見演出を実行することができ、変化に富んだ面白い図柄生成行程を提供できる。尚、かかる構成として、予見演出を行う一連の図柄生成行程では同じ発生時点が選定されるようにした構成や、予見演出を行う一連の図柄生成行程毎に夫々に異なる発生期間が選定される構成等とすることができる。
【0018】
このような予見制御内容が、予見演出を、複数の図柄生成行程に渡って継続して表示する場合もあるようにしている構成が提案される。かかる構成にあっては、上述したように、予見演出を遊技者が明確かつ容易に認識できるだけの発生期間が比較的長めに設定され、該予見演出が図柄生成行程の終了間近で発生することとなると、この予見演出が次ぎの図柄生成行程に渡って継続することもあり得るとするものである。かかる構成により、一層多彩な予見演出が実行されることから、予見演出を異なる発生タイミングで発生させるようにした本発明の意義が一層高まる。尚、かかる構成で、前の図柄生成行程から継続して発生する予見演出がある場合にあっても、当該図柄生成行程では改めて予見演出が発生することとなる。
【0019】
上述のような特定の利得図柄態様が、当り図柄態様である構成が提案される。かかる構成にあって、特別遊技作動が実行される当り図柄態様を、予見演出によって予見させることにより、遊技者を予見演出の発生に一層注目させることができるから、当り図柄態様への期待感と緊張感とを刺激でき、遊技に一層熱中させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
いわゆる第1種パチンコ遊技機に本発明を適用した一実施形態例を説明する。図1はパチンコ遊技機の遊技盤1の正面図である。また図2は、遊技盤1の内側レール内の中央に配設されたセンターケース4の正面図である。ここでセンターケース4内には液晶表示器、CRT表示器、ドットマトリックスまたは7セグメント指示器等からなる図柄表示装置6が設けられる。この図柄表示装置6の図柄表示領域Fには三つの特別図柄A,B,Cと二つの普通図柄X,Yとが表示される。ここで、本実施形態例における第1種パチンコ遊技機にあっては、特別図柄A,B,Cを選出図柄としている。この特別図柄A,B,Cは、「0」〜「9」の10個の数字図柄によって構成され、いずれかの数字図柄が表示される。また、普通図柄X、Yは、「7」及び「−」のいずれかを表示するものであり、普通図柄X=Y=「7」の普通図柄当り態様を表示した場合には、普通電動役物15を開放する。さらに、この図柄表示領域Fには、後述する本発明の要部にかかる予見演出図柄jが表示される(図7参照)。
【0021】
図柄表示装置6の直上右位置には四個のパイロットランプからなる特別図柄始動記憶数表示装置8が設けられる。この特別図柄始動記憶数表示装置8は、後述する主制御基板60(図3参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶された始動記憶数を表示する。
【0022】
また、図柄表示装置6の直上左位置には、四個のパイロットランプからなる普通図柄始動記憶数表示装置12が設けられ、後述の普通図柄始動スイッチS2(図3参照)からの遊技球検出信号が、所定数を上限として主制御基板60(図3参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶された場合に、その記憶数を表示する。
【0023】
一方、センターケース4の左右両側には、普通図柄作動ゲート(普通図柄始動領域)13,13が設けられ、遊技球の通過により該普通図柄作動ゲート13,13に内蔵された普通始動スイッチS2から遊技球検出信号が発生すると、図柄表示装置6の普通図柄X、Yが変動する。
【0024】
また、図柄表示装置6の直下位置には、内部を特別図柄始動領域14として、開閉翼片により始動領域(入賞口兼用)の開口度を変化させるようにした普通電動役物15が配設されている。そして、普通図柄X、Yが上述の普通図柄当り態様を表示した場合には、開閉翼片が約0.5秒拡開して、特別図柄始動領域14の開口度を拡開させ、遊技球が入り易い状態となる。普通電動役物15内には、光電スイッチ、リミットスイッチ等の特別図柄始動スイッチS1(図3参照)が備えられ、該特別図柄始動スイッチS1による遊技球通過検知に起因して、図柄表示装置6の特別図柄A,B,Cを変動表示し、所定の特別図柄表示態様で停止表示することとなる。
【0025】
普通電動役物15のさらに下方には、内部に特定領域と一般領域とを有する大入賞口23が配設され、開閉片24を大入賞口開放ソレノイド(図3参照)により開閉制御することにより大入賞口23を開放状態と閉鎖状態のいずれかに変換する可変入賞装置22が配設されている。そして、図柄表示装置6の特別図柄A,B,Cの組み合わせが当り図柄態様となると、開閉片24が開いて、その開放状態で開閉片24の上面が案内作用を生じ、大入賞口23へ遊技球を案内すると共に、特定領域に遊技球が入ると、次の開閉ラウンドへ移行可能となり、連続開放作動を生じて、遊技者に所定の利得が供される。この可変入賞装置22は、後述する特別遊技作動を実行するものであって、その内部には、図3で示すように、特定領域に入った遊技球を検知する特定領域スイッチS3と、当り中の入賞個数を計数するカウントスイッチS4とが設けられている。ここで特定領域スイッチS3にも、特定領域に入った遊技球を計数するカウントスイッチとしての機能が備えられている。
【0026】
図3は、本実施形態例にかかるパチンコ遊技機の遊技作動を制御する制御回路を示すものである。
主制御基板60には、パチンコ遊技機の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられており、この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設されている。この主制御用中央制御装置CPUは、遊技に関する統括的な制御を処理実行するものであって、該主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書き可能な記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示せず)と、データのやり取りを行なうデータバス(図示せず)を介して接続され、該主制御基板60の基板回路を構成している。この記憶装置ROMには、動作プログラム、乱数テーブル等の固定データが記憶されている。この乱数テーブルにあっては、当り特別乱数テーブルk、当り図柄乱数テーブルl、ハズレ図柄乱数テーブルm、リーチ乱数テーブルn、リーチ図柄乱数テーブルp、リーチ態様乱数テーブルq、普通当り乱数テーブルu、普通当り図柄乱数テーブルv等が格納されている。そして、所定の要件が充足されると主制御用中央制御装置CPUにて各乱数値の抽選が行われ、当り特別乱数値K、当り図柄乱数値L、ハズレ図柄乱数値Ma,Mb ,Mc 、リーチ乱数値N、リーチ図柄乱数値P、リーチ態様乱数値Q、普通当り乱数値U、普通当り図柄乱数値V等が抽出される。そして、これら抽出された各乱数値を用い、所定の動作プログラムを実行することにより、図柄生成行程の図柄態様を決定する。また、記憶装置RAMには、特別図柄始動スイッチS1 、普通図柄始動スイッチS2 のON作動による記憶数等が一時的に記憶される記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域及びワークエリア等が設けられている。
【0027】
この主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示せず)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして主制御用中央制御装置CPUは一定間隔のクロックパルスによって、時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして、時間を計測するタイマーTMも接続されている。
【0028】
また、この主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示せず)及び出力ポート(図示せず)が設けられており、該出力ポートを介して主制御基板60からの制御指令が、図柄表示制御基板62、音源制御基板63、光源制御基板64、及び払出制御基板65の各入力ポートに向け、一方向に発信されるように接続されている。また、主制御基板60の入力ポートには、上述した特別図柄始動スイッチS1が直に接続されている。さらに、盤面中継基板61を介して普通図柄始動スイッチS2 、特定領域スイッチS3、カウントスイッチS4が接続されている。そして、主制御基板60は、2ms毎に各スイッチS1〜4の遊技球検出状態を調べ、遊技球検出があるとその信号が波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して普通電動役物15のソレノイドや、大入賞口23のソレノイド等が接続され、主制御用中央制御装置CPUが所定の条件を選出した場合に作動される。
【0029】
ここで主制御用中央制御装置CPU及び後述する各制御基板に設置されている各中央制御装置CPUは、所定の制御プログラムの制御処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。なお、該演算ユニットの連成数によって、中央制御装置CPUの演算処理能力が決まる。そして、この主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成した制御指令信号を各制御基板に夫々送信し、各制御基板の中央制御装置CPUが該制御指令信号に従って所定の制御を処理実行することとなる。
【0030】
上記の図柄表示制御基板62には、図柄表示装置6の図柄表示領域F上で表出される図柄表示態様を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、図柄表示態様を制御処理する図柄制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムが格納されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きできる記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この記憶装置ROMには、動作プログラム、図柄表示領域Fで表示する特別図柄A,B,C及び普通図柄X、Yの可変パターン及びその表示パターン、当り遊技パターン、リーチ演出パターン、祝祭表示パターン、及び本発明にかかる予見演出発生パターン等の表示態様を行う固定データも記憶されている。
【0031】
また、図柄表示制御基板62は、主制御基板60から入力ポートを介して受信した制御指令信号を図柄制御用中央制御装置CPUにおいて、所定の動作プログラムに従って演算処理し、所定の図柄表示態様を演出する図柄データを、出力ポートを介して表示用ドライバに送信する。そして、該表示用ドライバは該図柄データに従って、図柄表示装置6の図柄表示領域Fに所定の図柄を表出させる。この図柄表示装置6としては、CRT表示器やLCD(液晶)表示器等が好ましく用い得る。
【0032】
上記の音源制御基板63には、スピーカから発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、音響を制御する音源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや音響発生パターン、及び祝祭パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この音源制御基板63は、上記の主制御基板60より入力ポートを介して受信した制御指令信号を音源制御用中央制御装置CPUで所定の動作プログラムに従って演算処理し、所定の音データを出力ポートを介してサウンドジェネレータに発信して、該音データを受けてスピーカ66に出力させる。
【0033】
上記の光源制御基板64には、パチンコ遊技機に備えられた発光ダイオードLEDや装飾ランプといった電飾装置を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、電飾装置の点灯、点滅等を制御する光源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや、発光ダイオードLED,装飾ランプ等を電飾するための電飾パターン、及び祝祭パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この光源制御基板64は、光源制御用中央制御装置CPUで、上記の主制御基板60から入力ポートを介して受信した制御指令信号を所定の動作プログラムに従って演算処理し、所定の光データを出力ポートを介して、発光ダイオードLEDや装飾ランプ等を発光作動するドライバを配した光源作動基板に送信し、所定の発光ダイオードLEDや装飾ランプ等を点灯、点滅させる。
【0034】
上記の払出制御基板65には、遊技球の貸球や賞球等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、貸球ユニットや賞球ユニット等の各種ソレノイドを作動して、所定の貸球や賞球の供給を制御する払出制御用中央制御装置CPUに、動作プログラム、賞球や貸球の球数パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、球数カウントデータ等の必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この払出制御基板65は、主制御基板60から受信した制御指令信号に従い、払出制御用中央制御装置CPUで所定の動作プログラムに従って演算処理し、所定のデータを出力ポートを介して払出中継基板に送信し、該データにより貸球ユニットや賞球ユニット等の各種ソレノイドを作動し、所定の貸球や賞球の払い出しを実行する。また、払出制御基板65は、遊技球の貸球を記憶したプリペイドカードの読み込み書き込みを行うプリペイドカードユニットと、該プリペイドカードのデータ処理を中継するCR接続基板を介して接続され、遊技球の残球等のデータをやりとりする。
【0035】
このように、上述の各中央制御装置CPU、記憶装置ROM、記憶装置RAM、動作プログラム等によって、パチンコ遊技機の遊技進行を制御実行するマイクロコンピュータシステムが構成されている。このマイクロコンピュータには、所定の動作プログラムに従って、遊技の進行態様を決定する遊技制御手段と、該遊技制御手段による制御指示信号に従って、図柄態様の表示、変動等を制御実行する図柄制御手段とが構成されている。
【0036】
次に本実施形態例の制御態様をパチンコ遊技機の作動に従って説明する。
遊技球が発射装置より遊技盤1に発射され、該遊技球が特別図柄始動領域14を通過し、特別図柄始動スイッチS1がON作動すると、該信号を主制御基板60が認識する。かかる信号により、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、記憶装置ROMに記憶されている各乱数テーブルから、当り特別乱数値K、当り図柄乱数値L、ハズレ図柄乱数値Ma,Mb ,Mc 、リーチ乱数値N、リーチ図柄乱数値P、リーチ態様乱数値Q等を夫々に抽出する。そして、これら抽出した各乱数値により、所定の動作プログラムを演算処理し、図柄生成行程の図柄態様を選定し、この図柄態様を記憶装置RAMに一旦、始動記憶として記憶保持する。このように始動記憶が記憶されると、該始動記憶の記憶数を表す始動記憶数Iに1が加算される。この始動記憶数Iの値に従って、上述した特別図柄始動記憶表示装置8が点灯又は消灯して、始動記憶数Iを遊技者に報知する。
【0037】
さらには、この特別図柄始動スイッチS1のON信号に基づき、主制御用中央制御装置CPUで演算処理して賞球指令信号を払出制御基板65に発信すると共に、賞球作動に連動する賞球音の発生指令信号を音源制御基板63に、賞球ランプ等の発生指令信号を光源制御基板64に夫々発信する。
【0038】
主制御基板60から賞球指令信号を受信した払出制御基板65は、記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて払出制御用中央制御装置CPUにて演算処理を行い、その結果に従って賞球ユニットのソレノイドを作動させて所定数量の賞球を払い出す。これと同期して、賞球音の発生指令信号を受けた音源制御基板63は、記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて音源制御用中央制御装置CPUにて演算処理を行い、その結果に従ってスピーカより所定の賞球音を上記賞球の払出時に合わせて出力する。同時に光源制御基板64でも、受信した賞球ランプの発生指令信号に従って光源制御用中央制御装置CPUが記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて演算処理を行い、その結果に従って所定の発光ダイオードLEDや装飾ランプ等を点灯、点滅させる。
【0039】
また、遊技球が特別図柄始動領域14に連続的に通過した場合、或いは、既に始動記憶が存在する場合には、上記の始動記憶の記憶保持に従って、始動記憶数Iに1が累積加算され、最高四回まで保留される。そして、この始動記憶数Iに従って、特別図柄始動記憶表示装置8の発光ダイオードLEDが点灯する。なお、始動記憶数が満杯(四個)となっている場合には、特別図柄始動領域14を遊技球が通過しても始動記憶は無効となる。
【0040】
このように、記憶装置RAMに始動記憶が存在する場合にあって、主制御基板60は、上述した大入賞口23を開閉作動する特別遊技作動が作動していない状態、及び特別図柄A,B,Cが変動していない状態を認識していると、主制御基板60の記憶装置RAMに記憶されている始動記憶を消化する。そして、この始動記憶による図柄生成行程の図柄態様を読み込み、該図柄態様を実行するための図柄制御指令信号を図柄表示制御基板62に送信する。そして、この図柄制御指令信号に従って、図柄表示制御基板62の図柄制御用中央制御装置CPUは、記憶装置ROMに記憶されている所定の表示プログラムを用いて、図柄表示装置6で表示する図柄生成行程の一連の表示パターンを選定する。そして、該表示パターンに従って、特別図柄A,B,Cの変動を開始し、順次停止して所定の図柄表示態様を確定表示する図柄生成行程が実行される。
【0041】
その他、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、音響作動と発光作動を該図柄表示態様に連動させるため、音響制御指令信号を音源制御基板63に発信すると共に、電飾制御指令信号を光源制御基板64に発信する。音響制御指令を受けた音源制御基板63は、記憶装置ROMに記憶されている動作プログラム等を用いて音源制御用中央制御装置CPUで演算処理を行い、得られた音データをサウンドジェネレータを介してスピーカ66より出力する。また上記光源制御基板64では、電飾制御指令信号に従って、記憶装置ROMに記憶されている動作プログラム等を用いて光源制御用中央制御装置CPUで演算処理を行い、得られた光データを、光源作動基板を介して、所定の発光ダイオードLEDもしくは装飾ランプを点灯、点滅させる。
【0042】
ここで、上述の当り特別乱数値Kが当りを選出していた場合には、主制御基板60からの制御指令信号に従って、図柄表示制御基板62は図柄表示装置6に所定の当り図柄態様を表出することとなる。すなわち、特別図柄A,B,Cを変動開始した後、特別図柄A=Bで停止してリーチ状態とし、所定のリーチ作動を実行した後、特別図柄Cを停止して、特別図柄A=B=Cを所定の当り図柄態様により確定表示する。同時に光源制御基板64及び音源制御基板63が所定の電飾装置と効果音を発生させる。
【0043】
そして、主制御基板60は、盤面中継基板61を介して大入賞口ソレノイドを駆動して、大入賞口23を開放する。そして、大入賞口23に遊技球が流入され、該大入賞口23内の特定領域スイッチS3やカウントスイッチS4がON作動されると、その信号を盤面中継基板61を介して主制御基板60が確認し、必要に応じて、図柄表示制御基板62や払出制御基板65に制御指令を発信し、而して、一連の特別遊技作動が実行される。
【0044】
すなわち、サウンドジェネレータがファンファーレを発すると共に、大入賞口ソレノイドが駆動し、開閉片24が前方に傾動して可変入賞口23が開放され、開閉ラウンドが実行される。この開閉ラウンドは、所定制限時間(30秒)が経過するか、該所定制限時間内で、特定領域スイッチS3とカウントスイッチS4とにより合計10個の遊技球の入賞検知がなされるまで継続される。また上述したように、大入賞口23の特定領域に遊技球が流入し、特定領域スイッチS3がON作動した時は、次の開閉ラウンドへの移行条件が充足され、一旦開閉片24が閉鎖駆動して、一ラウンドが終了する。そして、その動作終了後に再び大入賞口23が開放して、次の開閉ラウンドへ移行する。このように開閉ラウンドが最大15回繰り返されて、大入賞口23の連続開放作動を生じ、遊技者に所定の利得が供される。
【0045】
一方、当り特別乱数値Kが当りを選出していなかった場合には、主制御基板60からの制御指令信号に従って、図柄表示制御基板62は図柄表示装置6に所定のハズレ図柄態様を表出させる。ここで、リーチ作動が実行される場合には、特別図柄A=Bのリーチ図柄を一旦表出し、所定のリーチ作動を実行した後、特別図柄Cをハズレ図柄となるように停止し、確定表示する。
【0046】
次に図柄表示装置6の図柄制御につき再度、詳細に説明する。
上述の主制御基板60の記憶装置ROMには、0〜599の600コマからなる当り特別乱数テーブルkが格納されている。ここで、当り図柄態様を確定表示した特別図柄A,B,Cの表示内容によって、この後実行される当該特別遊技作動が終了した後の図柄生成行程を、当り図柄態様の表出確率が向上する確変遊技状態とする場合と、当り図柄態様の表出確率が変化しない通常遊技状態とする場合とのいずれかとする。通常遊技状態では、当り特別乱数値KがK=7,277であると当りとする通常確率判定基準を適用する。すなわち、この通常確率判定基準の当り確率は2/600=1/300である。また、確変遊技状態ではK=7,89,137,197,241,307,389,437,497,541の場合に当りとする高確率判定基準を適用する。すなわち、この高確率判定基準の当り確率は10/600=1/60である。そしてそれ以外はハズレとなる。また、上述したように記憶装置ROMには、当り図柄乱数テーブルlが格納されており、ここから抽出された当り図柄乱数値Lにより、1,3,5,7,9の奇数図柄(確変図柄)で当り図柄態様を表示することとなった場合には、前記した確変遊技状態を、次に当り図柄態様が表出するまで継続する。一方、当り図柄乱数値Lに従って当り図柄態様が0,2,4,6,8の偶数図柄(通常図柄)を表示することとなった場合には、前記通常遊技状態とする。
【0047】
また、記憶装置RAMには、上述したように、リーチ乱数テーブルn、リーチ図柄乱数テーブルp、リーチ態様乱数テーブルqも格納されている。当り特別乱数値Kが当りを抽出していた場合、又は、該Kがハズレであって、リーチ乱数値Nがリーチ作動を行うことを抽出していた場合に、リーチ図柄乱数値Pとリーチ態様乱数Qとを有効とし、このPに従って所定のリーチ図柄態様を表出し、Qに従って所定のリーチ作動が実行される。ここで、リーチ乱数値Nはハズレの場合にリーチ作動の実行有無を決めるものであり、リーチ図柄乱数値Pはリーチ図柄態様を決めるものであり、リーチ態様乱数値Qはリーチ作動で実行される、非リーチ状態のときと異なるリーチ変動態様の種類を選定する。ここで、リーチ変動態様としては、例えば、ロングリーチ、低速スクロール、低速走行からの加速的停止等、種々の変動形態が設定されている。
【0048】
そして、特別図柄A,B,Cが変動開始し、約6.5秒以上経過すると、順に図柄変動を停止して、所定の図柄表示態様が確定表示される。
【0049】
一方、上述のように、主制御基板60の記憶装置RAMに記憶されている特別図柄の始動記憶の消化に伴って、特別図柄A,B,Cを変動表示させる場合にあって、該始動記憶の記憶数には限度(通常四個)があり、この個数を越えると、特別図柄始動スイッチS1からの遊技球検知信号があっても、無効となる。このため、このような記憶満杯に伴う無効球の発生を少なくするためには、始動記憶が迅速に消化されることが望まれる。そこで、特別遊技作動が終了した直後には、通常の図柄変動時間よりも、短い図柄変動時間を選択して、図柄生成行程を時短変動状態(時短)とするようにしている。すなわち特別図柄を停止表示するための図柄生成行程に要する平均変動時間(図柄変動の開始から停止するまでに要する時間)が通常10秒であるものが5秒に短縮される。また、本実施形態例にあっては、上述した確変遊技状態で、この時短遊技状態を同時に実行させている。
【0050】
次に普通図柄作動につき説明する。
遊技球が普通図柄始動ゲート13を通過すると、該遊技球は普通図柄始動スイッチS2で検出される。この普通図柄始動スイッチS2で遊技球検出されると、図柄表示装置6の図柄表示領域Fで、普通図柄X、Yが変動する。この普通図柄X,Yは、それぞれ「7」、「−」の2種の図柄で構成されている。この普通図柄X,Yが変動中、又は普通電動役物15が開放中のときに、普通図柄始動スイッチS2で遊技球検出されると、主制御基板60の記憶装置RAMにその遊技球検出が記憶される。そして、この普通始動記憶に伴って普通図柄始動記憶数表示装置12の発光ダイオードLEDが点灯し、普通図柄X,Yが変動開始する毎に消灯されて、記憶個数が表示される。尚、普通図柄始動記憶数表示装置12の最大記憶数は四個であり、それ以上は無効とされる。
【0051】
この普通図柄X、Yの確定表示後、約0.5秒以上経過すると、普通始動記憶の消化に伴って、普通図柄X,Yは再び変動開始する。普通図柄X,Yが変動開始後、約30秒以上経過すると変動が停止し、普通図柄X=Y=「7」で確定表示すると当りとなり、普通電動役物15が約0.5秒間開放される。
【0052】
一方、前述の図柄表示装置6の時短変動作動中においては、普通図柄表示装置10の変動時間も、常態の約30秒から短縮され、約5秒経過すると変動が停止する。さらに、普通電動役物15の開放時間が約0.5秒間から約2秒間に延長される。
【0053】
ここで、普通図柄表示装置10が変動を停止したときに表示する図柄態様は、主制御基板60の記憶装置ROMに格納されている、0〜94の95コマからなる普通当り乱数テーブルuから抽出された普通当り乱数値Uにより決定される。遊技球通過により、普通図柄始動スイッチS2がON作動すると、主制御基板60は記憶装置ROMに格納されている普通当り乱数テーブルu、普通当り図柄乱数テーブルvから普通当り乱数値U、及び普通当り図柄乱数値Vを夫々に選出し、その内容を一旦記憶装置RAMに記憶する。そして、普通始動記憶の消化に伴って、普通当り乱数値Uを用いて所定の動作プログラムにより当りハズレを決定する。ここで、Uが当りの場合には、普通図柄X=Y=「7」を確定表示させる。また、Uがハズレの場合は、普通当り図柄乱数値Vに従って、普通図柄X、Yの少なくとも一方を「−」で確定表示させるハズレ図柄態様を決定する。
【0054】
次に、本発明の要部について説明する。
本実施形態例にあっては、未消化の、特別図柄の始動記憶が記憶保持されている状況で、特別図柄始動スイッチS1の遊技球検知によって抽出された各乱数値により、当り図柄態様が表出されることとなった場合、又は、ハズレ図柄態様であってリーチ作動を実行することとなった場合に、これ以降、当該図柄生成行程までの各図柄生成行程で、所定の予見演出図柄jを夫々に異なる発生タイミングにより、図柄表示装置6の図柄表示領域Fに表出するようにしたものである。本実施形態例にあって、発生タイミングとしては、図柄生成行程において、予見演出図柄jの発生時点と発生期間とによって構成されるものとしている。例えば、発生時点が同じであっても、発生期間が異なれば、この予見演出の発生タイミングは異なることとする。
かかる実施例につき、以下詳細に説明する。
【0055】
(実施例1)
実施例1にあっては、予見演出を発生させることとなった場合には、予見演出図柄jと、該予見演出図柄jの発生時点とを選定することにより、予見演出態様を決定する。また、予見演出図柄jの発生期間は約2秒間に設定されている。ここで、予見演出図柄jとしては、「トラ」、「ライオン」、「ワニ」の三種類の図柄が予め設けられている。
【0056】
このような予見演出態様を決定する制御内容として、主制御基板60の記憶装置ROMには、上述した各乱数テーブルの他に、予見図柄乱数テーブルrと予見発生乱数テーブルwとを備えている。そして、特別図柄始動スイッチS1の遊技球検知に従って、他の各乱数値と同様に、予見図柄乱数値Rと予見発生乱数値Wとを抽出する。ここで、当り特別乱数値Kが当りであった場合、又は、該Kがハズレであってもリーチ乱数値Nがリーチ作動を行うことを選定していた場合に、予見図柄乱数値Rと予見発生乱数値Wとを有効とする。この予見図柄乱数値Rは、予見演出図柄jの表示図柄を選定するものであって、0〜9の10コマで構成された予見図柄乱数テーブルrから抽出される。そして、Kが当りを選定していた場合には、R=0〜5であると「トラ」、R=6〜8であると「ライオン」、R=9であると「ワニ」が選定される。また、Kがハズレであってリーチ作動を行うことを選定していた場合には、R=0であると「トラ」、R=1〜5であると「ライオン」、R=6〜9であると「ワニ」が選定される。すなわち、この予見演出図柄jは、「トラ」が見かけ上最も当り確率が高く、「ワニ」が最も当り確率が低くなるようになっており、該予見演出図柄jの表示図柄種によって、当り確率を遊技者に暗示させるようにしている。
【0057】
また、予見発生乱数値Wは、未消化の始動記憶により実行される各図柄生成行程と、当該図柄態様を表出する図柄生成行程とにおける予見演出図柄jの発生時点を選定するものである。ここで、発生時点は、予見演出図柄jを表出させる、図柄生成行程の開始から所定時間経過した時点を表す。また、この予見発生乱数値Wには、予見演出図柄jを発生させる回数(図柄生成行程の実行数)を表す予見演出フラグGに応じて、各発生時点が設定されている。例えば、予見演出フラグG=3の場合には、予見発生乱数値Wに従って「1秒、8秒、4秒」が選定され、該G=4の場合には、Wに従って「2秒、6秒、8秒、1秒」が選定される。このように、本実施形態例では、抽出された一個の予見発生乱数値Wに従って、図柄生成行程毎の予見演出図柄jの発生時点が決定される。尚、この予見演出フラグGは、始動記憶が消化される毎に1ずつ減算され、予見演出図柄jを発生する。
【0058】
尚、本実施例1にあって、予見演出態様が設定されている状態で、新たな予見演出態様が設定された場合には、先に設定された予見演出態様に従って予見演出図柄jを表出し、該予見検出態様が終了した後に次ぎの予見演出態様を実行するようにしている。すなわち、先に設定された予見演出態様が優先されるように制御している。これにより、例えば、予見演出図柄jが表示されて、リーチとなった後ハズレ図柄態様を表出した場合でも、これ以降に連続して実行される図柄生成行程で新たな予見演出図柄jが発生することもあり得るから、一度減退した遊技者の期待感を、再び盛り上げることが可能である。
【0059】
このように主制御基板60の記憶装置RAMに記憶保持された始動記憶が消化されると、主制御基板60から図柄表示制御基板62に、該始動記憶による図柄生成行程の図柄態様を図柄表示装置6に表出するための制御指令信号が送信される。図柄表示制御基板62は、この図柄態様に従って、所定の表示パターンを選定する。ここで、当り図柄態様を表出する場合には、リーチ作動を行い当り図柄を確定停止する一連の、リーチ当り表示パターンが選定される。また、ハズレ図柄態様を表出する場合にあっては、リーチ作動を行った後ハズレ図柄を確定表示する一連の、リーチハズレ表示パターン、リーチ作動を行わずハズレ図柄を確定表示する一連のハズレ表示パターンのいずれかが選定される。さらに、上記のように、予見演出フラグG≧1の場合には、記憶保持された予見演出発生態様を読み込み、これに従って図柄表示制御基板62が、所定の予見演出表示パターンを選定する。尚、本実施例にあっては、予見演出フラグG≧1を確認した図柄生成行程毎に、予見演出表示パターンが選定されるように制御している。
【0060】
次に、このような予見演出を発生させる図柄生成行程の一連の表示態様を行う制御処理行程を、図4及び図5に従って説明する。
図4は、遊技球の特別図柄始動領域14の通過に従って、記憶装置RAMに記憶保持される始動記憶の発生を制御する処理行程を表すものである。この始動記憶処理行程は、2ms毎に主制御基板60により実行される。例えば、通常遊技状態にあって、特別図柄A,B,Cが変動中であり、かつ、記憶装置RAMに未消化の始動記憶が二個記憶保持されている場合(特別図柄記憶数表示装置8が二個点灯)、遊技球が特別図柄始動領域14を通過すると、主制御基板60が特別図柄始動スイッチS1のON作動を検知する。そして、当り特別乱数値K、当り図柄乱数値L、ハズレ図柄乱数値Ma,Mb ,Mc、リーチ乱数値N、リーチ図柄乱数値P、リーチ態様乱数値Q、及び予見図柄乱数値R、予見発生乱数値Wを各乱数テーブルから抽出する。ここで、確変フラグがOFF状態であることによって通常確率判定基準が設定され、この判定基準に従って、当り特別乱数値Kが判定される。例えば、この判定によりKが当りであると、当り図柄乱数値L及びリーチ態様乱数値Qを有効とし、該Lに従って特別図柄A,B,Cにより確定表示する当り図柄態様を決定する。さらに、Qに従って、リーチとなった場合に実行するリーチ作動を決定する。このようにして、図柄表示装置6で表示実行される図柄生成行程の一連の図柄態様を決定する。
【0061】
さらに、記憶装置RAMに記憶されている始動記憶数Iを調べ、I=2(>1)であることから、上記の予見図柄乱数値Rと予見発生乱数値Wとを有効とするとともに、予見演出フラグG=3(=I+1)を設定する。そして、このRに従って予見演出図柄jを選定し、このWに従って該予見演出図柄jを、未消化の始動記憶による二回の図柄生成行程と当該当り図柄態様を表出する図柄生成行程とで発生させる発生時点を決め、予見演出の発生態様が決定される。そして、上記のように決定された図柄生成行程の図柄態様を始動記憶として記憶装置RAMに記憶すると共に、予見演出発生態様も一旦記憶保持する。さらに、始動記憶数I=I+1(=3)とし、このIに従って特別始動記憶数表示装置8を合計三個点灯させる。
【0062】
尚、ここで、予見演出発生態様として、予見演出図柄jに「トラ」を表出し、該予見演出図柄jの発生時点が、最初に消化される始動記憶による図柄生成行程では開始から1秒後、二回目の図柄生成行程では開始から8秒後、当り図柄態様を表示する図柄生成行程では開始から4秒後を選定していたとする。尚、上述したように、予見演出図柄jの発生期間は約2秒間として設定している。
【0063】
また、図5は、上述の始動記憶処理行程により記憶保持された始動記憶の消化に従って特別図柄A,B,Cを変動し、所定の図柄表示態様で確定停止させる図柄生成行程の処理行程を表している。この特別図柄処理行程は、特別遊技作動が行われていない場合に、主制御基板60によって2ms毎に実行される。ここで、上述した変動中の特別図柄A,B,Cがハズレ図柄態様を表出して終了すると、始動記憶数I=2(=3−1)とすると共に、始動記憶を消化して、記憶装置RAMに記憶保持された図柄生成行程の図柄態様を確認する。ここで、当該始動記憶及び次回始動記憶により記憶保持されている図柄態様が、リーチ作動を行わないハズレ図柄態様を表出するものであるとすると、所定のハズレ表示パターンが設定されることとなる。
【0064】
また、確変フラグがOFF状態であることを確認すると、通常変動時間が設定される。尚、確変遊技状態であった場合には時短変動時間が設定されることから、該時短変動時間に応じて予見演出図柄jの発生時点及び発生期間も短縮させるようにしている。
【0065】
さらに、予見演出フラグG=3(≧1)であることを確認すると、該Gから1減算すると共に、上述の始動記憶処理行程で決定された予見演出発生態様を読み込み、該予見演出発生態様に従って予見演出発生パターンを設定する。そして、特別図柄A,B,Cを通常変動時間に従って変動させる図柄生成行程を開始し、この変動開始と同期して、タイマーTMにより時間計測をスタートする。かかる図柄生成行程は、図6(イ)のように、特別図柄A,B,Cの変動開始後、1秒が経過すると、予見演出発生パターンに従って「トラ」を図柄表示領域Fに約2秒間表出させる(図7参照)。その後、特別図柄A,B,Cが順に停止し、所定の変動時間が経過すると、所定のハズレ図柄態様を確定表示して当該図柄生成行程が終了する。
【0066】
次の始動記憶が消化されると、上述と同様にして、ハズレ表示パターンを設定すると共に、予見演出フラグGを減算して予見演出発生パターンを設定する。そして、図6(イ)のように、特別図柄A,B,Cが変動開始し、変動開始から8秒経過すると、予見演出図柄jの「トラ」を図柄表示領域Fに表出する。ここで、該予見演出図柄jの表出前に、特別図柄A,B,Cが順に停止を始めている。その後、変動開始から約10秒経過すると、特別図柄A,B,Cが所定のハズレ図柄態様を確定表示すると共に、予見演出図柄jを消去し、当該図柄生成行程が終了する。
【0067】
そして、次の始動記憶が消化されて、記憶装置RAMに記憶保持されている図柄生成行程の図柄態様を読み込む。この図柄態様は、上述したように当り図柄態様を表出するものであるから、これに従って所定のリーチ当り表示パターンを設定する。さらに、予見演出フラグGから1減算してG=0とし、予見演出発生パターンを設定する。そして、図6(イ)のように、特別図柄A,B,Cが変動開始し、この変動開始から4秒経過すると、予見演出図柄jの「トラ」を約2秒間、図柄表示領域Fに表出する。この予見演出図柄jが消去された後、特別図柄A,Bを順に停止してA=Bのリーチ状態とし、所定のリーチ作動が実行された後、特別図柄Cを停止して、A=B=Cの当り図柄態様を確定表示する。この当り図柄態様に表出によって、上述した大入賞口23を開閉作動する特別遊技作動を実行する。
【0068】
一方、このような本実施例1にあって、特別図柄始動スイッチS1のON作動によって決定された図柄生成行程の図柄態様が、リーチ作動を行った後ハズレ図柄態様を表出することを選定した場合でも、上述と同様に、予見演出発生態様を選定し、未消化の始動記憶による図柄生成行程と、該リーチ作動を行う図柄生成行程とで予見演出図柄jを発生させるようにしている。
【0069】
(実施例2)
実施例2にあっては、予見演出として発生させる予見演出図柄jを、複数の異なる発生期間の中から選定するようにした構成である。この発生期間は、複数の予見期間乱数値Zに夫々に割り当てられて設定されており、主制御基板60の記憶装置RAMに格納されている予見期間乱数テーブルzを構成している。この予見演出の発生期間としては、例えば、1秒間、2秒間、4秒間が設定されており、予見期間乱数値Zに従って選定される(図示せず)。この予見期間乱数値Zは、上述の実施例1と同様、特別図柄始動スイッチS1の遊技球検知により抽出され、当り特別乱数値Kが当りであった場合、又は、該Kがハズレであってもリーチ乱数値Nがリーチ作動を行うことを選定していた場合に、予見図柄乱数値R及び予見発生乱数値Wと共に有効とされる。そして、これらR、W、Zに従って予見演出発生態様が決定される。尚、予見図柄乱数値Rによって設定される予見演出図柄jと、予見発生乱数値Wに設定される発生時点とは、上述の実施例1と同じものを使用している。
【0070】
かかる実施例2の、予見演出を発生させる制御処理態様を説明する。上述の実施例1と同様、未消化の始動記憶数が二個存在する状態で、特別図柄始動スイッチS1のON作動を検知すると、各乱数値を抽出して、図柄生成行程の図柄態様を決定する。ここで、当り特別乱数値Kがハズレを選出し、リーチ乱数Nがリーチ作動の実行を選出していた場合には、予見図柄乱数値R、予見発生乱数値W、予見期間乱数値Zを有効とし、これらに従って予見演出発生態様を決定し、予見演出フラグG(=3)を設定する。そして、図柄生成行程の図柄態様を始動記憶として記憶保持すると共に、予見演出発生態様を記憶保持する。
【0071】
ここで、予見演出発生態様が、予見演出図柄jに「ライオン」を表出し、該予見演出図柄jの発生時点及び発生期間を、最初に消化される始動記憶による図柄生成行程では開始から9秒後に表出し4秒間継続するものとし、二回目の図柄生成行程では開始から6秒後に表出し2秒間継続するものとし、リーチ作動後にハズレ図柄態様を表示する図柄生成行程では開始から3秒後に発生し4秒間継続するものとして選定されたとする。
【0072】
尚、二個の未消化の始動記憶にあっては、リーチ作動を行わないハズレ図柄態様となることが選定され、記憶保持されているものとする。この始動記憶が消化されると、この図柄生成行程の図柄態様を読み込み、ハズレ表示パターンをセットすると共に、予見演出フラグGから1減算し、予見演出発生態様に従って予見演出発生パターンを設定する。そして、図6(ロ)のように、特別図柄A,B,Cが変動開始し、該変動開始から9秒経過すると、予見演出図柄jの「ライオン」を図柄表示領域Fに表出する。そして、特別図柄A,B,Cが所定のハズレ図柄態様を確定表示して当該図柄生成行程が終了する。ここで、この図柄生成行程が終了しても、予見演出図柄jの発生期間は約3秒間残っていることから、該予見演出図柄jは継続して表示される。そして、次の始動記憶消化により特別図柄A,B,Cが変動開始し、約3秒経過すると、図柄表示領域Fで表示されている予見演出図柄jを消去する。このように、前回の図柄生成行程で表出した予見演出図柄jは、選定された発生時点と発生期間によって、次の図柄生成行程に渡って継続して表示されること場合もあり得る。その後、さらに3秒経過すると(変動開始から6秒経過)、予見演出発生パターンに従って再び予見演出図柄jを表出する。そして、特別図柄A,B,Cが順に停止し、変動開始から約10秒経過すると、特別図柄A,B,Cがハズレ図柄態様を確定表示すると共に、予見演出図柄jを消去し、当該図柄生成行程が終了する。
【0073】
次の始動記憶が消化されると、リーチハズレ表示パターンと予見演出発生パターンを設定する。そして、図6(ロ)のように、特別図柄A,B,Cが変動開始し、この変動開始から6秒経過すると、予見演出図柄jの「ライオン」を約4秒間、図柄表示領域Fに表出する。その後、特別図柄A,Bを順に停止してA=Bのリーチ状態とし、所定のリーチ作動が実行される。ここで、予見演出図柄jは、リーチ作動の実行中も、発生時間が経過するまで表示されるようにしている。このリーチ作動の終了後、特別図柄Cを停止して、A=B≠Cのハズレ図柄態様を確定表示する。これにより、当該図柄生成行程が終了することとなる。
【0074】
一方、このように予見演出発生態様が設定されている状況にあって、特別図柄始動領域14を遊技球が通過し、当り図柄態様を選定した場合、又は、リーチ作動を行うハズレ図柄態様を選定した場合には、上述と同様にして、新たな予見演出発生態様を決定する。そして、既に設定されている予見演出発生態様が終了する図柄生成行程が終了した後、次に実行される図柄生成行程から新たに設定された予見演出発生態様に従って、予見演出図柄jを表出するようにする。これにより、上述のように、リーチ作動した後にハズレ図柄態様を確定表示したことによって一旦減退した高揚感を、その後、連続して実行される図柄生成行程で発生する新たな予見演出図柄jにより、再び高揚させることができる。
【0075】
このような実施例2は、予見演出図柄jの発生期間を、各図柄生成行程で夫々に異なるように設定した以外は、上述した実施例1と同じ構成及び同じ制御を行うものであり、各構成及び制御行程を示す記号は同じ記号を用い、その説明を省略した。
【0076】
上述した実施例1及び実施例2にあっては、当りを発生することとなった場合、又は、当りを発生する可能性のあるリーチ作動を行うこととなった場合に、各図柄生成行程で夫々に異なる発生タイミングにより予見演出図柄jを発生させるようにしたことにより、当りの発生を、それ以前の図柄生成行程から期待する感情を誘発させ得ると共に、該当りの発生を予見させる予見演出図柄jの発生を予測し難いものとして、該予見演出図柄jへの不安な感情を誘発させ得るから、遊技者は緊張感を高いレベルに保ちながら、遊技を進行させることができる。また、遊技者は、このような予見演出図柄jの表出有無に常に強い関心を示すこととなるから、遊技者を一層遊技に熱中させることができる。
【0077】
また、上述の実施例2にあっては、予見演出図柄jを、各図柄生成行程毎にそれぞれ異なる発生時点と発生期間とにより表出させるようにした構成であるから、多彩な予見演出を実行することができ、予見演出を異なる発生タイミングで発生させるという本発明の意義を一層高め得る。また、この予見演出図柄jの発生期間は、一つの予見演出発生態様で同じ発生期間を用いる構成とすることもできる。そして、この発生期間の長短を用いて、上述の予見演出図柄jの図柄種と同様に、当り発生確率を暗示させるようにすることも可能である。
【0078】
上述した実施例1及び実施例2にあっては、当り図柄態様又はリーチ作動するハズレ図柄態様を表出することとなった場合に予見演出を発生させるようにした構成であるが、その他の構成として、リーチ作動するハズレ図柄態様を表出する場合には、予見演出を発生させないこともあるようにしても良い。また、リーチ作動しないハズレ図柄態様を表出する場合であっても、予見演出を発生させることもあるようにした構成とすることも可能である。このように、予見演出の発生を多様に設定することにより、各図柄生成行程で発生する予見演出の信憑性が一層疑わしいものとなり、遊技の娯楽性を向上させ得る。
【0079】
また、上述した実施例1及び実施例2にあって、予見演出図柄jを各図柄生成行程毎に変化させるようにすることもできる。例えば、未消化の始動記憶による二回の図柄生成行程で、「ワニ」、「ライオン」を順次表示し、当り図柄態様を表示する図柄生成行程では「トラ」を表出するようにして、当りの発生する可能性が徐々に高くなっていることを遊技者に暗示し、遊技者の期待感を段階的に高揚させるようにしても良い。
【0080】
さらにまた、上述した実施例1及び実施例2にあっては、予見演出発生態様が設定された図柄生成行程が実行されている状態で、新たな予見演出発生態様が設定された場合には、先に設定された予見演出発生態様を優先的に行うように制御しているものであるが、その他の構成として、後に設定された予見演出発生態様が、先に表示される図柄態様に比して、高い利得を供与し得る図柄態様を予見するものであった場合には、先の予見演出発生態様を中止して、当該予見演出発生態様を行うようにしても良い。
【0081】
なお、本発明は第三種パチンコ遊技機にも適用できると共に、本発明の主旨の範囲内で適宜変更し得る。また、第三種パチンコ遊技機に適用する場合にあっては、上述した選出図柄が判定図柄を表すものとする。
【0082】
【発明の効果】
本発明は、上述したように、未消化の始動記憶が存在する場合に発生した始動記憶が、特定の利得図柄態様を表出するものであると、該利得図柄態様を表出するまで、各図柄生成行程毎に夫々に異なる発生タイミングで、該利得図柄態様の表出を予見させる予見演出を発生させる予見制御内容を遊技制御手段が備えるようにしたものであるから、各図柄生成行程における予見演出の発生が遊技者に予測し難いものとなり、該予見演出への不安感と、利得図柄態様への期待感とを誘起させえ、遊技者の緊張感を一層高揚させる興趣溢れる遊技を提供できる。また、この予見演出によって生ずる利得図柄態様への期待感を、1回の図柄生成行程の終了により損なうことが無く、高揚する緊張感を持続させることが可能である。
【0083】
このような遊技制御手段が、未消化の始動記憶が存在する場合に、所定始動記憶の消化による図柄生成行程の、特定の利得図柄態様を表出する確率が見かけ上高くなる予見演出を、この始動記憶の消化による図柄生成行程までの各図柄生成行程毎に、夫々に異なる発生タイミングで発生させる予見制御内容を備える構成にあっては、未消化の始動記憶が存在する場合に、例え利得図柄態様を表出する始動記憶が存在しない場合にあっても、利得図柄態様への期待感と不安感とを断
【0084】
ここで、遊技制御手段が、予見演出の発生態様に従って、特定の利得図柄態様の表出確率が高くなることを暗示させるようにした構成にあっては、予見演出が発生する毎に、利得図柄態様に対する遊技者の期待感を一層刺激することができ、予見演出の発生する図柄生成行程の趣向性を一層高め得る。
【0085】
また、予見制御内容が、各図柄生成行程毎に表出させる予見演出を、予め設定された複数の異なる発生期間の中から、選択的に表示実行させるようにした構成にあっては、各図柄生成行程で発生する予見演出を、一層多彩な発生タイミングで発生させることができ、変化に富んだ面白い図柄生成行程を提供できる。
【0086】
このような予見制御内容が、予見演出を、複数の図柄生成行程に渡って継続して表示する場合もある構成にあっては、一層多彩な予見演出が実行されることとなり、予見演出を異なる発生タイミングで発生させるようにした本発明の意義が一層高まる。
【0087】
一方、上述のした特定の利得図柄態様が当り図柄態様である構成にあっては、遊技者を予見演出の発生に一層注目させることができるため、当り図柄態様への期待感と緊張感とを刺激でき、遊技に一層熱中させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤1の正面図である。
【図2】センターケース4の拡大正面図である。
【図3】遊技を制御する制御回路を示すブロック回路図である。
【図4】図柄生成行程の始動記憶の発生を制御処理する始動記憶処理行程を表すフロー図である。
【図5】始動記憶の消化により図柄生成行程を制御する特別図柄処理行程を表すフロー図である。
【図6】実施例1及び実施例2における、予見演出図柄jの発生する図柄生成行程の進行を表すタイムチャートである。
【図7】実施例1及び実施例2における、予見演出図柄jの表示態様を表す説明図である。
【符号の説明】
1 遊技盤
4 センターケース
6 図柄表示装置
14 特別図柄始動領域
A,B,C 特別図柄(選出図柄)
F 図柄表示領域

Claims (1)

  1. 選出図柄を変動表示する図柄表示装置と、
    遊技球の通過を検知する図柄始動領域とを遊技領域上に設け、
    該図柄表示装置で、選出図柄を変動し、停止して図柄確定する一連の図柄生成行程を実行する図柄制御手段と、
    図柄始動領域への遊技球通過を契機として始動記憶を発生する毎に、図柄生成行程の図柄態様を選定し記憶保持し、該始動記憶の消化により、記憶保持された該図柄態様に従って図柄生成行程を実行させ、所定の当り図柄態様を確定表示する場合に、所定の賞球形態を発生させることとなる特別遊技作動を実行する遊技制御手段とを備えたパチンコ遊技機において、
    遊技制御手段が、未消化の始動記憶が存在する場合に、始動記憶の発生に伴って選定した図柄生成行程の図柄態様が、特定の利得図柄態様であると、当該始動記憶の消化前に実行される図柄生成行程から、該利得図柄態様を表出するまで、各図柄生成行程毎に、予め設定された複数の異なる発生時点の中から、夫々に異なる発生タイミングで、該利得図柄態様の表出を予見させる予見演出図柄を図柄装置に表示させるようにするとともに、
    主制御基板の記憶装置には、当り、ハズレを選定する当り特別乱数テーブルと、ハズレの場合にリーチ作動の実行の有無を選定するリーチ乱数テーブルと、見かけ上の当り確率に差異をもたらす複数の予見演出図柄のうちの何れかを選定するための予見図柄乱数テーブルと、予見演出図柄の発生時点を選定する予見発生乱数テーブルとを少なくとも備え、図柄始動領域への遊技球通過に伴って、前記各テーブルから当り特別乱数値、リーチ乱数値、予見図柄乱数値、及び予見発生乱数値を抽出し、当り特別乱数値が当りであった場合、又はリーチ乱数値がリーチ作動を行うことを選定していた場合に、予見図柄乱数値と予見発生乱数値とを有効とし、当り特別乱数値と予見図柄乱数値に基づき予見演出図柄を選定して、該予見演出図柄を予見発生乱数値により選定された発生時点に従って発生させるようにした予見制御内容を備えていることを特徴とするパチンコ遊技機。
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