JP4020161B2 - 光ディスク記録装置 - Google Patents
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Description
ところで、多くの光ディスクにデータ記録を行う場合、個々の光ディスクの記録内容が可視的に判別できれば便利である。そこで、データ記録をしなかったディスク領域(未記録領域)に、文字などの可視画像を形成することができる光ディスク記録装置が提供されつつある。この光ディスク記録装置は、未記録領域にレーザ光を照射し、照射部分を変色させることにより文字や数字等の可視画像を形成するというものである。
また、前記光ディスクが、螺旋状に案内溝が形成された記録層を有する光ディスクであって、前記案内溝に沿って前記光ピックアップからレーザ光を照射させ、ピットをディスク内周側から順に形成させることによりデータの記録をするデータ記録手段を有する構成としてもよい。
あるいは、前記光ディスクを回転駆動させる駆動手段と、前記光ピックアップを前記光ディスクの外周方向に順次移動させるフィード手段とをさらに有し、前記可視画像形成手段は、前記駆動手段により回転駆動させた前記光ディスクの前記記録層に対して前記光ピックアップからレーザ光を照射させるとともに、前記フィード手段を用いて前記記録層におけるレーザ光照射位置をディスク内周側から順に外周に移動させることを特徴とするのが好ましい実施形態である。
A:第1実施形態
本実施形態に係る光ディスク記録装置は、光ディスクに対し、音楽データ等の本来のデータ記録をする機能と、文字等の可視画像を形成する機能とを有している。
はじめに、本実施形態に係る光ディスク記録装置において、データ記録や可視画像形成を行う光ディスクの構成を説明し、次に、本実施形態に係る光ディスク記録装置の構成の説明をする。
図1は、本実施形態に係る光ディスク記録装置がデータ記録や可視画像形成を行う光ディスク200の側断面図である。本実施形態ではCD−Rディスクを想定している。
図1に示すように、光ディスク200は、保護層201と、記録層202と、反射層203と、保護層204とを有し、これらを積層した構造をとっている。なお、図1は光ディスク200の構造を模式的に示しており、各層の寸法比等はこの図に示される通りではない。
なお、グルーブ202gには、ディスク上の位置を表す物理アドレス情報がFM変調波に対応するウォブルとして予め記録されている。データ記録時には、このアドレス情報が読み出されるとともに、アドレス情報に基づいたデータ記録が行われる。
図4(b)は、領域41を拡大表示した図である。そして、図4(c)は、図4(b)に示す領域42をさらに拡大した図である。図4(c)は、データ記録(図3)との対比を明確化するために、上下反転させた図にしている。このようにグルーブ202gの一部を変色するようにして、全体として可視画像「A」が形成されている。
なお、ピット202pが形成された部分も熱により変色していることが想定されるが、上述したように個々のピット202pは可視的に判別することができない大きさであるため、ピット202pが変色することにより、形成した可視画像が認識できなくなるといった問題は生じない。
図5は、本発明の一実施形態に係る光ディスク記録装置100の主要部分の構成ブロック図である。
図5に示すように、光ディスク記録装置100は、光ピックアップ10、スピンドルモータ11、RFアンプ12、サーボ回路13、アドレス検出回路14、デコーダ15、制御部16、エンコーダ17、ストラテジ回路18、レーザドライバ19、レーザパワー制御回路20、データ変換部27、フレームメモリ28、バッファメモリ29を備えている。
光ピックアップ10は、レーザダイオード、レンズやミラー等の光学系、および戻り光の受光素子を一体として有するユニットである。
光ディスク200に対してデータの記録を行う場合、あるいは光ディスク200に記録されたデータの再生を行う場合、光ピックアップ10は、レーザ光を光ディスク200に対して照射し、光ディスク200からの戻り光を受光する。光ピックアップ10は、受光信号であるEFM(Eight to Fourteen Modulation)変調されたRF信号をRFアンプ12に出力する。
また、光ピックアップ10は、モニタダイオードを有し、光ディスク200の戻り光によってモニタダイオードに電流が流れると、この電流量に対応する信号をレーザパワー制御回路20に供給する。
アドレス検出回路14は、データ記録時あるいは可視画像の形成時、RFアンプ12から供給される信号からウォブル信号成分を抽出し、ウォブル信号成分に含まれるアドレス情報(ディスクの位置情報)を復号し、制御部16に出力する。
サーボ回路13は、スピンドルモータ11の回転制御、光ピックアップ10におけるフォーカス制御、トラッキング制御等を行う。サーボ回路13は、制御部16から供給される制御信号に基づき、スピンドルモータ11等を駆動するための信号を供給する。
この画像データは、円盤状の光ディスク200(記録層202)に形成すべきドットの濃度を規定する階調データの集合である。ここで本実施形態においては、記録層202上に形成されるグルーブ202gの形状(螺旋状)に基づき、グルーブ202gとディスク中心からの放射線との各交点により規定される座標系を用いている。より具体的には、図6に示すように、ディスク内周のグルーブ202gの開始地点を基準点(1行1列)とし、基準点からディスク外周に向かって順番に1行、2行、3行、……、と規定する。一方、基準点(1行1列)から、他の放射線に対応付けて、時計回り順番に1列、2列、3列、……、と規定する。
このような座標系を採用するため、フレームメモリ28には、図7に示されるように、行と列に対応付けされた階調データが記憶される。本実施形態に係る階調データは3ビットで表すため、1ドットあたり8(2の3乗)階調の画像を形成する。
なお、グルーブ202gには物理アドレス情報が記録(ウォーブル変調記録)されているから、このアドレス情報と対応付けた階調データを用意するようにしてもよい。
データ変換部27は、フレームメモリ28から供給された階調データに時間軸補正処理等を行い、レーザドライバ19に出力する。レーザドライバ19は、データ変換部27から供給される信号と、レーザパワー制御回路20の制御に基づいて、光ピックアップ10のレーザダイオードを駆動する。
以上が光ディスク記録装置100の構成説明である。
次に、光ディスク記録装置100の具体的な動作説明を行う。
はじめに、本実施形態に係る光ディスク記録装置100が採用するデータ記録の方式を説明をする。本実施形態においては、トラックアットワンス方式(TAO方式)を採用することを想定している。TAO方式は、データの追記録(書き継ぎ)を可能とするために広く用いられる記録方式である。
そして、次にデータを記録(追記録)する場合は、PMA領域に記録されたアドレスが指定する位置に後続するようにして行われる。このようにして、TAO方式では、ディスク上に隙間なくデータを記録することを実現している。
以上が本実施形態において用いる記録方式(TAO方式)の概要である。
次に、光ディスク記録装置100を用い、光ディスク200に対するデータ記録時、可視画像形成時における具体的な動作の内容を説明する。はじめに、データ記録時の動作について説明する。
図9は、データ記録を行う際の制御部16の制御内容を示すフローチャートである。以下、このフローチャートを用いて説明する。
ユーザにより、光ディスク記録装置100に光ディスク200がセットされ、データ記録開始が指示されると、制御部16は、装置各部を制御し、光ディスク200にデータ記録を行う。データ記録時の動作内容は、従来の装置と同様である。以下にその動作内容を説明する。
判別結果が肯定的である場合、すなわち、PMA領域から前回の記録データの終了位置を表すアドレス情報を取得できた場合(ステップSa11:YES)、制御部16は、当該アドレス情報が表すディスク位置に、レーザ光が照射されるよう光ピックアップ10の位置制御をする(ステップSa12)。そして、データ記録を開始する(ステップSa14)。
一方、判別結果が否定的である場合、すなわち、PMA領域から前回の記録データの終了位置を表すアドレス情報を取得できなかった場合(ステップSa11:NO)、制御部16は、光ディスク200にはまだデータ記録が行われていない旨を判断する。そして制御部16は、初期位置(記録領域の先頭位置)にレーザ光が照射されるように光ピックアップ10の位置を制御し(ステップSa13)、データ記録を開始する(ステップSa14)。
その後、制御部16は、データ記録を終了すると(ステップSa15)、装置各部を制御し、データ記録終了位置を示すアドレス情報をPMA領域に記録する(ステップSa16)。
このように、制御部16は、1回のデータ記録を行うごとに、データ記録終了位置を示す情報をPMA領域に随時記録する。そして、制御部16は、データの追記録をする場合は、このPMA領域に記録されるアドレス情報が示すディスク位置に後続するようにして、データ記録を行うので、ディスク上隙間なくデータ記録をすることができる。
判別結果が肯定的である場合(ステップSa17:YES)、制御部16は、装置各部を制御してリードアウト情報の記録をする(ステップSa18)。リードアウト情報は、記録データの終了を表す情報である(上掲図8参照)。リードアウト情報を記録した後は、当該ディスクに対する追記録は一切禁止されることになる。
判別結果が否定的である場合(ステップSa17:NO)、制御部16は、リードアウト情報を記録しないで処理を終了する。
以上がデータ記録を行う際の制御部16の制御内容である。
次に、可視画像の形成をする際の動作内容を説明する。
データ記録をするときは、光ディスク200の内周側から外周側に向けて行ったが、可視画像形成は、光ディスク200の外周側から内周側に向けて行う点が特徴的である。
より具体的に説明すると、図10に模式的に示すように、ディスクの外周から内周に向けて、可視画像1、可視画像2、可視画像3の順で可視画像形成が行われる。また、個々の可視画像(可視画像1、可視画像2等)を形成するにあたっては、ディスク内周から外周に向けて行われる(図10に示す矢印の向き)。
また、個々の可視画像(可視画像1、可視画像2等)についてはディスク内周から外周に向かって形成するようにした理由は以下の通りである。すなわち、仮にディスク外周から内周に向けて可視画像形成を行おうとすれば、グルーブ202gに沿ってレーザ光照射をするためには、光ディスク200の回転制御をデータ記録時とは逆に行う必要があり、特別の制御回路が必要になる。また、グルーブ202gに記録されたアドレス情報(位置情報)を検出することができなくなる不具合が生じる。このため、個々の可視画像形成は、データ記録時と同様にディスク内周から外周に向けて行うようにし、既存の制御回路をそのまま利用するようにし、可視画像形成時もアドレス情報の検出ができるようにしたのが理由である。
図11は、可視画像形成を行う際の制御部16の制御内容を示すフローチャートである。ユーザにより、光ディスク記録装置100に光ディスク200がセットされ、可視画像の形成指示がされると、制御部16は、装置各部を制御し、以下のようにして光ディスク200上に可視画像の形成を行っていく。
以下の説明においては、データ記録時の動作内容と区別するために、ある1つの可視画像を形成する場合において、可視画像を形成する開始位置を「スタート位置」、終了位置を「エンド位置」というように記述する。
上述したように(図10)、本実施形態においては、複数の可視画像を形成する場合、ディスク外周側から順に可視画像形成がされる。すなわち、前回形成した可視画像のスタート位置が、今回形成する可視画像のエンド位置になるようにして、ディスク上隙間なく可視画像の形成がされる。図10に示す例では、可視画像1のスタート位置と可視画像2のエンド位置とが同じ(隣接)であり、可視画像2のスタート位置と可視画像3のエンド位置が同じ(隣接)している場合を示している。
このような隙間のない可視画像形成を実現するために、光ディスク200の特殊領域には、前回形成した可視画像のスタート位置を示すアドレス情報が格納されるようになっている。制御部16は、特殊領域を再生して得られるアドレス情報から、今回の可視画像を形成スタート位置を求めるが、スタート位置は以下のようにして求める。
制御部16は、このようにして求めたスタート位置にレーザ光が照射されるように光ピックアップ10の位置を制御し(ステップSa23)、可視画像形成を開始する(ステップSa25)。
ここで、予め決められるスタート位置とは、可視画像形成可能なディスク最外周位置(グルーブ202gが形成される最外周位置)から幅W分だけディスク内周側に移動した位置をいう。このスタート位置に係る位置情報は制御部16のメモリに格納されている。
その後、制御部16は、可視画像の形成を終了すると(ステップSa26)、可視画像の形成を開始したスタート位置を示すアドレス情報を特殊領域に記録する(ステップSa27)。
さらに、可視画像形成をした後、データ記録を行うというように、任意の順番で、データ記録、可視画像形成をすることも可能である。いずれにしても、本実施形態に係る光ディスク200によれば、データ記録、可視画像形成を任意の順番で実行することができるといえる。
本発明に係る光ディスク記録装置100を用いれば、これらのデータ記録と可視画像形成は任意の順番で行うことができるため、たとえば、楽曲データ1を記録した後、楽曲データ1のタイトル1を可視画像として形成することが可能である。この点、従来装置において、楽曲データ1〜3をすべて記録してデータ記録をクローズ処理した後でないと可視画像を形成することができなかった点と大きく異なっている。
その後、楽曲データ1の後に、楽曲データ2を追記録するとともに楽曲データ2のタイトル2を可視画像として形成する、といった処理も可能である。
ここで可視画像の形成はディスク外周側から行われるから、データ記録のクローズ処理がされていない段階、すなわち未記録領域が確定しない段階であっても、可視画像の形成をすることができる。
光ディスク記録装置100を用いれば、データ記録、可視画像の形成を任意の順番で効率よく行うことができ、個々のユーザの使い勝手に応じた利便性を図ることができるのである。
以上説明した実施形態は、本発明の適用一例に過ぎず、任意に変形を加えることができる。以下にそのいくつかを示す。
すなわち、アドレス情報を記録するために必要とするディスク領域は、せいぜいトラック1周分程度であり可視的に判別することはできない。このため、別途特殊領域を設けることなく、形成した可視画像に隣接してアドレス情報を記録するようにしても、可視的な問題は生じない。
しかし、トラック幅(μmオーダー)までの高分解能を必要としない場合は、グルーブ202gに沿うことなく、レーザ光照射をして、画像形成をするようにしてもよい。たとえば、光ディスク200(記録層202)に照射するレーザ光の照射スポット径が大きくなるようにフォーカス制御をし、隣り合って形成される複数本のグルーブ202gを一気に変色させて可視画像形成を行うようにしてもよい。また、隣り合って形成されている複数本のグルーブ202gに渡る範囲でレーザ光をウォブリングさせて可視画像形成をするようにしてもよい。
ここで、特殊領域を再生するときは、(特殊領域の)グルーブ202g上にレーザ光を集光させる必要があるため、制御部16は装置各部を制御し、グルーブ202gに沿ってレーザ光照射が行われるようにする。そして、実際に可視画像を形成する時には、グルーブ202g上に沿ってレーザ光照射をする必要がなくなるため、制御部16は、装置各部を制御し、光ディスク200上のレーザ光照射スポット径が大きくなるように、またはレーザ光照射スポットがウォブリングするようにする。そして、複数トラック分のグルーブ202gごとに変色させて可視画像形成をしていく。
本変形例においても、上述実施形態と同様、可視画像の形成はディスクの外周側から順番にディスク上隙間なく行われることには変わりがない。このため、限られたディスク記録領域(記録層202上のグルーブ202g)を最大限活用して、データ記録および可視画像形成をすることができる。また、データ記録の進行状況に係らず(クローズ処理されていない段階等であっても)、可視画像の形成をすることができる点においても同様である。
上述実施形態では、光ディスク200上に隙間なく可視画像形成をするために、光ディスク200の所定領域(特殊領域)に、前回形成した可視画像のスタート位置を表すアドレス情報を記録するようにしていた。
ただし、可視的な側面から考えれば、アドレス管理を行いμオーダーで隙間なく画像形成するまでの必要性はないという見方もできる。本実施形態に係る光ディスク記録装置101は、かかる観点に基づき、可視画像形成時においてはアドレス管理を行わない点に特徴を有している。
図14は、グルーブ202gに沿ってレーザ光(再生用の低レベルレーザ光)を照射した際に、RFアンプ12からエンベロープ検出回路22に供給される信号の内容を模式的に示す図である。図14に示すように、RFアンプ12から供給される信号は、高レベルかつレベル振幅値(PP値:peak to peak値)が小さい信号S1と、低レベルかつPP幅が大きい信号S2とに大別される。
このうち、信号S1は可視画像を形成していない領域に対応する。すなわち、可視画像を形成していない領域は、グルーブ202gが未記録の状態(初期状態)のまま保たれているため、反射される信号のレベルは高く、また信号のPP値は小さいものになる。一方、信号S2は可視画像を形成した領域に対応する。可視画像を形成した領域は、レーザ光照射によりグルーブ202gの状態が変化(変色)しており、反射率が低下する。このため、当該領域に照射したレーザ光の反射光の信号レベルは低いものとなる。この反射光には多種の信号成分が含まれるから、信号のPP値は大きいものになる。
制御部16は、可視画像の形成が指示されると、装置各部を制御して、前回形成した可視画像のスタート位置を検出する(ステップSa31)。より具体的には、光ディスク200(記録層202)上のグルーブ202gに沿ってレーザ光を照射させる。そして、上述したエンベロープ検出回路22から供給される信号のエンベロープの状態から、可視画像の形成を行った領域と、行っていない領域との境界位置を求める。
このようにして求められる境界位置は、その位置精度を考慮しなければ、上述実施形態において、特殊領域から取得されるアドレス情報が示す位置と同じである。
本実施形態では、可視画像を形成する際のアドレス管理を行わないため、特殊領域にアドレス情報を記録する制御は不要である。
上述した各実施形態においては、光ディスク200の外周側から内周側に向けて、可視画像の形成を順番に行うようにしていた。一方、本実施形態に係る光ディスク記録装置においては、円盤形状の光ディスク200について、中心からの放射線により複数に領域を分け、個々の領域に対して順番に可視画像の形成を行う点を特徴とする。
本実施形態に係る光ディスク記録装置は、このようにして規定される分割領域に対し、順番に可視画像形成を行っていく。図16においては、領域51に可視画像1を形成し、領域52に可視画像2を形成した例を示している。この後も、領域53、領域54、……、と順番に可視画像形成が行われていく。
形成する可視画像の分解能がそれほど要求されない場合は、グルーブ202gに沿うことなくレーザ光の照射を行い、可視画像形成をしてもよい。
ただし、グルーブ202gに沿うことなく可視画像形成を行った場合は、可視画像形成中にレーザ照射位置を示すアドレス情報を取得できない。このため、現在のレーザ光照射位置が分割領域のいずれに対応しているのかを判別するための手段を別途設ける必要がある。
図19は、FGパルス信号21Sの内容を例示したものである。図19は、横軸が時間軸であり、16個のパルス信号分の時間でスピンドルモータ11が1回転、すなわち光ディスク200が1回転することを示している。
図19に示すように、FG回路21は、スピンドルモータ11が1回転する間、つまり光ディスク200が1回転する間に16個のFGパルスを出力する。制御部16は、FG回路21から供給されるFGパルスを1つずつカウントすることにより、レーザ光照射位置がいずれの分割領域(分割領域51〜58)に存在するかを検出する。
制御部16は、この基準パルスを基準として、レーザ光照射位置の検出を行う。具体的には基準パルスを含めて2個のパルスが供給される間は、分割領域51にレーザ照射がされている旨を検出する。そして、次の2個のパルスが供給される間は、分割領域52にレーザ照射がされている旨を検出する。このようにして、2個ずつのパルスが供給されるごとに、レーザが照射される分割領域が変化する旨を検出していくのである。
そして、基準パルスから16個目のパルスが供給されると、制御部16は、再度領域51にレーザ照射されている旨を検出する。以下この繰り返しにより、制御部16は、FG回路21から供給されるパルスの検出(カウント)をし、レーザ光照射位置がいずれの分割領域(分割領域51〜58)に存在するかを検出することができるのである。
なお、実際の動作においては、アドレス検出回路14におけるデコード処理時間を考慮した上で、基準パルスを決定するのが好ましい。
また、光ディスク記録装置103を用いて可視画像形成を行った光ディスク200を装置103から取り出し、再びセットして可視画像形成を行うような場合、分割領域51〜58に対応させた位置合わせを高精度で行うのが好ましい。このような場合、制御部16は、FG回路21から供給されるパルス信号に基づき、光ディスク200が1回転する間のパルス数を増加させるように制御すればよい。たとえば、光ディスク200が1回転する間に32個のパルスが得られるようにすれば、より高精度な位置制御をすることができる。パルス数を増加させる手段としては、たとえば図示しないPLL(Phase Locked Loop)回路にFG回路21の出力信号を供給する方法を用いることができる。
可視画像を形成する際、制御部16は、FG回路21から供給されるFGパルス信号21Sを検出し、可視画像を形成すべきタイミングになると、装置各部を制御して、光ディスク200にレーザ光が照射されるようにして可視画像を形成していく。この際、制御部16は、光ディスク200が1回転するごと(FGパルスが16個検出されるごと)に、レーザ光照射位置を外周側に移動するように制御することにより、上述した実施形態と同様、ディスク上隙間なく可視画像の形成をすることができる。
また基準パルスの決定方法は、デコードアドレスを用いる方法に限らず、光ディスク200上の特定位置にマーキングを設ける方法を採ってもよい。具体的には、ディスク内周の特定位置(たとえばPMA領域とリードイン領域の間)にマーキングを施しておく。そして、当該特定位置(特定の半径位置)を再生したときに得られるエンベロープ検出回路22の出力信号を用いて、基準パルスを決定するようにしてもよい。
以上述べた各実施形態は、あくまで本発明の内容を説明するための例示に過ぎず、本発明の内容を逸脱しない範囲において、任意に変形を加えることができる。以下に、変形例のいくつかを示す。
上述した各実施形態においては、光ディスク200に可視画像を形成する際、外部装置(ホストPC110)から可視画像に係るデータ(画像データ)が供給されることを想定している。しかし、この画像データを、上記各実施形態にかかる光ディスク記録装置に予め格納しておくようにしてもよい。
たとえば、数字やアルファベットというように可視画像として形成する文字が限られている場合は、当該文字に係る画像データを予め光ディスク記録装置に格納しておくようにしてもよい。そして、ユーザが装置操作部(図示せず)を操作することにより、画像として形成する文字を選択できるようにしてもよい。
データ記録をするたびに、ユーザの指示によることなく、記録時の日時や時刻に関わるタイムスタンプ情報を可視画像として自動的に形成するようにしてもよい。タイムスタンプ情報は、外部装置(ホストPC110)から光ディスク記録装置100に随時供給すればよい。
あるいは、ユーザ名を予め登録しておき、かかるユーザ名を示す可視画像として自動形成するようにしてもよい。ユーザ名の登録は、ユーザがホストPC110を操作することによって行う。そして、データ記録をするたびに自動形成、あるいは、データ記録をクローズ処理した最終時に自動形成するようにしてもよい。
光ディスク200は各メーカにより提供されており、メーカごとに記録層202(グループ202g)の特性は異なっているのも現状である。たとえば、記録層202の熱吸収率が異なる場合は、ピット202pを形成するために照射すべきレーザ光のレベルや変色させるために照射すべきレーザ光のレベルが異なることも想定される。
このため、予め多数のメーカの光ディスク200に対するデータ記録、可視画像形成を実際に行い、どの程度のレーザ光を照射するのが適しているのかを求めておき、かかる値を制御部16内のメモリに格納しておくようにしてもよい。この場合、光ディスク200の種類を示す識別情報(ディスクID情報)と対応付けて格納しておけば、セットされた光ディスク200のディスクID情報を読み取った上で、ディスク種類に沿ったレーザ光照射をすることができる。
Claims (5)
- 円盤形状の記録層であって熱又は光により変色する性質を有する記録層を有する光ディスクに対して、レーザ光を照射する光ピックアップと、
前記記録層に対して前記光ピックアップからレーザ光を照射させ、ディスク内周側から順に前記記録層を部分的に変色させることにより可視画像の形成をする可視画像形成手段であって、
前記記録層を前記光ディスクの中心からの放射線により分割して得られる複数の分割領域のいずれかに、あらかじめ決められる終点位置よりも所定距離だけディスク内周側の位置から順に第1の可視画像を形成し、
前記第1の可視画像を形成した後に、前記複数の分割領域のうちの前記第1の可視画像が形成されていない分割領域に、あらかじめ決められる終点位置よりも所定距離だけディスク内周側の位置から順に第2の可視画像を形成する可視画像形成手段と
を有することを特徴とする光ディスク記録装置。 - 請求項1に記載の光ディスク記録装置において、
前記光ディスクにおけるレーザ光の照射位置が前記複数の分割領域のいずれであるかを検出する位置検出手段を有し、
前記可視画像形成手段は、レーザ光の照射位置を内周側から外周側に移動させたときに、前記位置検出手段により検出された照射位置を含む分割領域にレーザ光を照射させることにより、可視画像を形成すること
を特徴とする光ディスク記録装置。 - 請求項1または請求項2に記載の光ディスク記録装置において、
前記光ディスクは、螺旋状に案内溝が形成された記録層を有する光ディスクであって、
前記案内溝に沿って前記光ピックアップからレーザ光を照射させ、ピットをディスク内周側から順に形成させることによりデータの記録をするデータ記録手段を有すること
を特徴とする光ディスク記録装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の光ディスク記録装置において、
前記光ディスクは、螺旋状に案内溝が形成された記録層を有する光ディスクであって、
前記可視画像形成手段は、前記記録層上の前記案内溝に沿って前記光ピックアップからレーザ光を照射させ、ディスク内周側から順に前記記録層を部分的に変色させることにより可視画像の形成をすること
を特徴とする光ディスク記録装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の光ディスク記録装置において、
前記光ディスクを回転駆動させる駆動手段と、
前記光ピックアップを前記光ディスクの外周方向に順次移動させるフィード手段とを有し、
前記可視画像形成手段は、前記駆動手段により回転駆動させた前記光ディスクの前記記録層に対して前記光ピックアップからレーザ光を照射させるとともに、前記フィード手段を用いて前記記録層におけるレーザ光照射位置をディスク内周側から順に外周に移動させること
を特徴とする光ディスク記録装置。
Priority Applications (1)
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