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JP4026010B2 - 持ち物管理装置及び持ち物管理方法 - Google Patents
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JP4026010B2 - 持ち物管理装置及び持ち物管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、持ち物管理装置及び持ち物管理方法に関し、例えば車両の乗降者に係る忘れ物の管理に適用することができる。本発明は、例えば車両の乗車、降車の時点でそれぞれ無線通信により検出される機器の比較によりユーザーの携帯する機器の変化を検出することにより、常時監視することなく、簡易かつ確実に、持ち物の紛失、置き忘れ等を防止することができるようにする。
従来、各種の機器においては、無線通信による機器間の通信を利用して紛失、置き忘れを防止する方法が種々に提案されるようになされている。すなわち例えば特開2002−24108号公報においては、一定の周期で他の機器と無線通信して無線通信範囲からの機器の逸脱を監視することにより、携帯機器の置き忘れ等を検出する方法が提案されるようになされている。
しかしてこれらの方法による管理においては、無線通信による応答の有無により管理対象の置き忘れ等を判断するものであることにより、原則として、管理対象を常時監視することが必要になる。これにより管理対象の機器がバッテリによる動作するものの場合、長期間、継続して使用できない欠点がある。
これによりこのように常時監視することなく、簡易かつ確実に、持ち物の紛失、置き忘れ等を防止することができれば、便利であると考えられる。
特開2002−24108号公報
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、常時監視することなく、簡易かつ確実に、持ち物の紛失、置き忘れ等を防止することができる持ち物管理装置及び持ち物管理方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため請求項1の発明においては、車両に搭載されて、ユーザーが携帯可能な機器に関する持ち物管理装置に適用して、ユーザーの車両への乗車、及びユーザーの車両からの降車をトリガとして、無線通信手段で取得される識別情報を記録して保持し、ユーザーの車両からの降車をトリガとして、無線通信手段で取得される識別情報と、記録して保持した識別情報とを比較し、該比較結果に基づいて、車両からの降車時に車両内に置き忘れた忘れ物を検出してユーザーに通知し、ユーザーの車両への乗車をトリガとして、無線通信手段で取得される識別情報と、記録して保持した識別情報とを比較し、該比較結果に基づいて、直前のユーザーの降車時に持ち出されて、ユーザーの乗車時に持ち込まれていない機器を検出することにより、車両から直前に降車したユーザーが今回乗車するまでの間に車外に置き忘れた忘れ物を検出してユーザーに通知する。また忘れ物と共に機器の情報をユーザーに通知する。
また請求項3の発明においては、ユーザーが携帯可能な機器に関する持ち物管理方法に適用して、ユーザーの車両への乗車、及びユーザーの車両からの降車をトリガとして、無線通信により通信可能範囲に存在する機器から機器の識別情報を取得して記録する記録のステップと、車両からの降車をトリガにして、車両の室内の空間が通信可能範囲である無線通信によって通信可能範囲に存在する機器から機器の識別情報を取得し、該取得した識別情報と、記録して保持した識別情報とを比較する降車時の比較のステップと、車両への乗車をトリガにして、車両の室内の空間が通信可能範囲である無線通信によって通信可能範囲に存在する機器から機器の識別情報を取得し、該取得した識別情報と、記録して保持した識別情報とを比較する乗車時の比較のステップと、降車時の比較のステップによる比較結果に基づいて、車両からの降車時に車両内に置き忘れた忘れ物をユーザーに通知する降車時の通知のステップとを有し、乗車時の比較のステップによる比較結果に基づいて、直前のユーザーの降車時に持ち出されて、ユーザーの乗車時に持ち込まれていない機器を検出することにより、車両から直前に降車したユーザーが今回乗車するまでの間に車外に置き忘れた忘れ物を検出してユーザーに通知する乗車時の通知のステップとを有するようにする。また忘れ物と共に機器の情報を前記ユーザーに通知する。
請求項1、又は請求項3の構成によれば、トリガが得られた時点における無線通信だけで、車内に置き忘れた機器を検出することができ、これにより常時監視することなく、簡易かつ確実に、持ち物の紛失、置き忘れ等を防止することができる。
本発明によれば、常時監視することなく、簡易かつ確実に、持ち物の紛失、置き忘れ等を防止することができる。
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施例を詳述する。
(1)実施例1の構成
図2は、本発明の実施例に係る持ち物管理装置を関連する構成と共に示すブロック図である。この持ち物管理装置1は、車両に搭載される車載装置であり、無線通信により車内に存在する機器を検出してユーザーに忘れ物を通知する。
ここでこの持ち物管理装置1では、この無線通信に近距離通信用の無線通信が適用され、対応する無線通信機能を有してなる機器を管理対象に設定できるようになされている。具体的に、この持ち物管理装置1は、IEEE (The Institute of Electrical and Electoronics Engineers,Inc.)802.11、Bluetooth 、非接触型ICカードに係る無線通信手段が設けられるようになされ、これらの無線通信手段に対応する機器を管理対象に設定できるようになされている。
これにより持ち物管理装置1は、例えばIEEE802.11又はBluetooth の通信部2A、3A、これら通信部2A、3Aの動作を制御するコントローラ2B、3Bを有してなる携帯電話2、PDA(Personal Digital Assistants )3を管理対象に設定できるようになされている。また非接触型ICカードに係る通信部4A、この通信部4Aの動作を制御するコントローラ4Bを有してなるICカードである定期券、同種の社員証等のパスについても、管理対象に設定できるようになされている。しかしてこれらの機器2、3、4のコントローラ2B、3B、4Bにおいては、持ち物管理装置1からの呼びかけに応答するように対応する通信部2A、3A、4Aの動作を制御して認証等の処理を実行し、各機器の種類を特定する識別コード等を送出するようになされている。
持ち物管理装置1は、搭載された車両にユーザーが搭乗する際、このユーザーが降車する際に、これら管理対象に係る忘れ物をユーザーに通知する。このため持ち物管理装置1は、これら搭乗する際、降車する際の処理に係るトリガをこの車両のコントローラ6より取得する。
すなわちこの実施例において、電子キー7は、この車両に近接して保持されると、車両に設けられた通信部8からの呼びかけに応答して認証の処理等を実行し、これにより車両のドアロックの解除に係るトリガを提供する。またこの通信部8による通信可能範囲より逸脱すると、動作を停止し、これにより車両にドアロックの施錠に係るトリガを提供する。なお電子キー7においては、ユーザーによる操作子の操作によりドアロックの施錠、解錠を指示する方式等にあっても、広く適用することができる。
通信部8は、この電子キー7に対応する構成であり、コントローラ6の制御により、一定の時間間隔で、電子キー7に応答を呼びかけ、応答が得られると、電子キー7との間で認証の処理を実行する。また正しく認証することができると、コントローラ6に電子キー7の検出を通知する。またこのようにして電子キー7の検出を通知した後においては、同様に、一定の時間間隔で、電子キー7に応答を呼びかけて電子キー7の存在を確認し、この電子キー7からの応答が得られなくなると、コントローラ6にその旨を通知する。なお電子キー7がユーザーによる操作子の操作に応動してドアロックの施錠、解錠を指示する方式の場合、通信部8は、このようなユーザーによる操作に応動して電子キー7から得られる呼びかけに応答して認証等の処理を実行し、正しく認証できるとコントローラ6にユーザーによる電子キー7の操作を通知するようになされている。
コントローラ6は、この車両全体の動作を制御するコンピュータであり、通信部8から得られる電子キー7との間の処理の通知により、ドアロックを解除し、またこれとは逆にドアロックを施錠する。これによりこの実施例では、電子キー7によりドアロックを操作できるようになされている。しかしてこのように電子キー7によりドアロックを解除する場合は、ユーザーが車両に乗車する場合であり、電子キー7によりドアロックを施錠する場合は、ユーザーが車両より降車して車両から離れつつある場合であると判断することができる。これらによりコントローラ6は、このようなドアロックの解除、施錠を持ち物管理装置1に通知する。
またコントローラ6は、搭乗者検出手段による搭乗者の検出結果を持ち物管理装置1に通知する。ここでこのような搭乗者検出手段は、例えば運転席に設けられた圧力センサ、運転席の撮像結果を処理する画像処理手段等により、座席へのユーザーの着席を検出するようになされている。しかして車両においては、例えばドアロックを解除した後においても、ユーザーが即座に乗り込まない場合もあり、また降車のために車内で電子キー7を操作してドアロックを解除する場合もある。しかしながらドアロックが解除された時点で、搭乗者検出手段によりユーザーが座席で検出されない場合であって、その後、搭乗者検出手段によりユーザーが座席で検出された場合、この搭乗者検出手段によるユーザーの検出によりユーザーによる乗車が完了したと判断することができる。またこれとは逆に、搭乗者検出手段によりユーザーが検出されなくなり、ドアロックが施錠された場合には、ユーザーが車両を降車して車両から離れる場合と判断することができる。
これらによりこの実施例では、ユーザーによる車両への乗車、降車を確実に検出し、これらユーザーの車両への搭乗、降車をトリガにして忘れ物を管理できるようになされている。
コントローラ6は、このようにして持ち物管理装置1へドアロックの施錠を通知して、持ち物管理装置1から警告が指示されると、ハザードランプを一定期間点滅させ、これにより車両を降車したユーザーに忘れ物の存在を通知するようになされている。
しかして持ち物管理装置1は、このようにして得られる車両側からの乗車、降車に係るトリガにより、車内に持ち込まれている無線通信可能な機器との間で無線通信の処理を実行し、車内に存在する機器を検出する。またこの検出結果と対応する過去の検出結果とを比較し、この比較結果によりユーザーの携帯する機器の変化を検出して忘れ物を検出し、この検出した忘れ物をユーザーに通知する。
すなわち持ち物管理装置1において、通信部10は、この車両の室内にアンテナが設けられてなる近距離通信用の通信手段であり、送信電力の設定等によりこの車内の空間が通信可能範囲に設定されるようになされている。この実施例において、通信部10は、IEEE802.11、Bluetooth 、非接触型ICカードに係る無線通信手段が設けられて、それぞれこの車両の室内が通信可能範囲となるように送信電力等が設定され、コントローラ11の制御により、これら無線通信手段を介してこの通信可能範囲に存在する無線通信可能な機器に対して応答を呼びかける。またこれらの機器より応答が得られると、コントローラ11の制御により、認証の処理を実行した後、機器の種別を特定する識別情報等を応答の得られた機器より取得してコントローラ11に通知する。ここでこのような機器の種別を特定する識別情報(ID情報である)にあっては、例えば各機器に設定された識別コードの取得が考えられる。なお例えば定期券等のICカードにあって、このような機器の種別にあっては、応答の得られた無線通信手段より特定することも可能である。
操作部12は、この車両のダッシュボードに設けられた操作子により形成され、ユーザーによる操作をコントローラ11に通知する。記録部13は、コントローラ11の処理プログラム、コントローラ11の処理に必要な各種のデータを記録して保持し、これらのデータをコントローラ11の制御により出力する。表示部14は、液晶表示パネルにより構成され、コントローラ11の制御により忘れ物の検出結果等を表示する。
コントローラ11は、この持ち物管理装置1の動作を制御するコンピュータであり、記録部13に記録された処理プログラムの実行により管理に係る持ち物の登録を受け付け、表示部14の表示により、さらにはスピーカ15からの音声出力により、忘れ物をユーザーに通知する。
図1は、このコントローラ11の処理手順を示すフローチャートである。コントローラ11は、車両のコントローラ6からのドアロックの施錠、解錠の通知、搭乗者検出手段による検出結果の通知により、ユーザーが乗車して運転席に着席し、これによりユーザーの携帯する各種機器が持ち物管理装置1に係る通信可能範囲に確実に存在することになったと判断されると、この処理手順を実行する。
コントローラ11は、この処理手順を開始すると、ステップSP1からステップSP2に移り、通信部10を駆動して応答の呼びかけを送出させ、この呼びかけに対する応答より、車内に存在する無線通信可能な機器を検出する。さらにこの検出結果により車内に無線通信可能な機器が存在するか否か判断する。
ここで通信部10による応答の呼びかけにより応答が得られない場合、コントローラ11は、車内に無線通信可能な機器が存在しないと判断してステップSP2からステップSP3に移り、この処理手順を終了する。
これに対して通信部10による呼びかけに応答が得られると、コントローラ11は、ステップSP2からステップSP4に移り、この応答が得られた機器との間の認証等の処理を通信部10に指示する。またその後、通信部10の制御により、応答を返した機器の種類を識別可能にこの機器からID情報を取得する。
このようにしてID情報を取得すると、コントローラ11は、ステップSP5に移り、この検出したID情報により、記録部13に記録された管理対象の記録を検索することにより、この応答を返した機器が管理対象として登録された機器か否か判断する。ここでこの実施例においては、後述するステップSP6の処理により、図3に示すように、この持ち物管理装置1の管理対象を登録できるようになされ、この管理対象に係る識別情報を記録部13に保持するようになされている。しかしてこの図3に示す例では、PDA2、携帯電話3、パス4が管理対象として登録されていることが示されるようになされている。
このステップSP5で否定結果が得られると、コントローラ11は、ステップSP5からステップSP6に移り、表示部14の表示、スピーカ15からの音声出力により未登録の機器の検出をユーザーに通知する。またこの通知により管理対象に登録するか否かのユーザーによる選択を受け付け、操作部12の操作によりユーザーが管理対象への登録を指示すると、検出したID情報を管理対象として記録部13に記録する。またこの記録において、ID情報によっては、一般の機器名称(例えば携帯電話、定期、社員証等)を判別できない場合には、このような一般の機器名称の入力を受け付けた後、ステップSP7に移る。これによりコントローラ11は、簡易な処理により図3について上述したように管理対象を登録できるようになされている。
続くステップSP7において、コントローラ11は、応答が検出された全ての機器について処理を完了したか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP7からステップSP8に移り、次の機器に処理対象を切り換え、ステップSP4に戻る。これによりコントローラ11は、車内に保持されてなる他の機器について改めてID情報を取得した後、ステップSP5で登録されているか否か判断するようになされている。
これに対してステップSP5で肯定結果が得られると、コントローラ11は、ステップSP5からステップSP9に移る。ここでコントローラ11は、例えばユーザーの事前の設定に従って、バッテリ残量等の、機器の状態を示す状態情報を取得し、この検出した状態情報をID情報と共に記録部13に一時記録した後、ステップSP7に移る。これによりコントローラ11は、通信部10で応答が検出された全ての機器について、順次、ID情報を検出して管理対象の機器を検出し、管理対象の機器について、図3に示すように、乗車時にユーザーが携帯していた機器情報として記録部13に記録する。しかして図3に示す例では、管理対象として登録されたPDA2、携帯電話3、定期券等のパス4に関して、この図3に示す乗車時の処理に係る検出結果としてINにより示すように、これらPDA2、携帯電話3、パス4の検出が記録に残されるようになされている。
コントローラ11は、このようにして通信部10で応答が検出された全ての機器についてこれらの処理を完了すると、ステップSP7で肯定結果が得られることにより、ステップSP7からステップSP10に移り、比較対象が記録部13に記録されているか否か判断する。ここでコントローラ11は、ユーザーがこの車両を降車した際にも、後述する同様の処理手順を実行し、図3に示すように、ユーザーが携帯して車両から持ち去った機器を記録に残すようになされている。しかしてこの図3に示す例では、OUTによりこの降車時における検出結果が示され、PDA2、携帯電話3においては、ユーザーが携帯して持ち去ったものの、パス4については、車内に放置されたままであることが示されるようになされている。
しかしてこの車両に初めて無線通信可能な機器を携帯してユーザー乗車した場合、このような降車時に係る記録が存在しないことにより、コントローラ11は、ステップSP10で否定結果が得られ、この場合、ステップSP10からステップSP3に移ってこの処理手順を終了する。
これに対してステップSP10で肯定結果が得られると、コントローラ11は、ステップSP10からステップSP11に移り、この比較対象である降車時の記録と、この処理手順に係る乗車時の記録とを比較し、この比較結果により、降車時にユーザーが携帯していた機器であって、この処理手順に係る乗車時に車内で検出されない機器を検出する。これによりコントローラ11は、ユーザーが降車した後、乗車するまでの間の忘れ物を検出する。また併せて乗車時に携帯していない機器であって、かつこの乗車時においても検出されない機器を検出する。
続いてコントローラ11は、ステップSP12に移り、ステップSP11における検出結果に対応する音声データを記録部13から読み出し、続くステップSP13において、この読み出した音声データによる音声出力により、また表示部14の表示により、忘れ物の検出結果をユーザーに通知した後、ステップSP3に移ってこの処理手順を終了する。しかして図4は、このステップSP13による表示部14の表示を示す平面図である。この図4の例では、PDA2、携帯電話3の双方が車内で検出され、これらPDA2、携帯電話3が忘れ物となっていないことが「OK」の表示により示される反面、パス4については、乗車時、携帯していたものが、今回の乗車時には検出されず、これによりパス4が忘れ物として表示されるようになされている。なお降車時、乗車時の双方で検出されない機器にあっては、対応するマークにより示されるようになされている。
これらによりこの持ち物管理装置1では、例えば立ち寄り先での忘れ物を、この表示により確認できるようになされている。
この表示に係る処理において、コントローラ11は、ステップSP9で検出した状態情報により各機器の状態をユーザーに通知し、これにより例えばバッテリの残量が少なくなっている機器については、充電が必要な旨、ユーザーに通知する。これによりこの持ち物管理装置1では、忘れ物の監視、通知の際に、併せて機器の状態をユーザーに通知し、予想外に機器を使用できないような状況を有効に回避できるようになされている。
図5は、降車時に係るコントローラ11の処理手順を示すフローチャートである。コントローラ11は、搭乗者検出手段による検出結果の通知により、ユーザーが運転席に存在しなくなり、この状態でドアロックの施錠の通知によりユーザーの降車が検出されると、この処理手順を実行する。
この処理手順においてコントローラ11は、ステップSP21からステップSP22に移り、通信部10を駆動して応答の呼びかけを送出させ、この呼びかけに対する応答より、車内に存在する無線通信可能な機器を検出する。さらにこの検出結果により車内に無線通信可能な機器が存在するか否か判断する。
ここで通信部10による応答の呼びかけにより応答が得られない場合、車内に無線通信可能な機器が存在しないことにより、コントローラ11は、ステップSP22からステップSP23に移る。ここでこの場合、乗車時に検出された携帯機器については、全てユーザーが携帯して持ち去ったことになることにより、コントローラ11は、記録部13に記録した乗車時で検出した機器の記録を降車時にユーザーが携帯した記録にコピーする。しかしてこの場合図3に示すように、INにより示される乗車時において、PDA2、携帯電話3、パス4の全てが検出されている場合には、OUTにより示す降車時におけるユーザーの携帯の記録に、これらが全ての機器がユーザーにより携帯されていることを示す記録を設定することになり、この図3に示す例では、OUTの各項目に全て○印を設定することになる。
このようにして記録部13の記録を更新すると、コントローラ11は、ステップSP24に移ってこの処理手順を終了する。これによりコントローラ11においては、次にユーザーが乗車した際に、この記録部13における乗車時の記録との比較により、降車した後、乗車するまでの間の忘れ物を検出できるようになされている。
これに対してステップSP22で肯定結果が得られると、コントローラ11は、ステップSP22からステップSP25に移る。ここでコントローラ11は、応答が得られた機器との間の認証等の処理を通信部10に指示する。またその後、通信部10の制御によりID情報を取得する。
このようにしてID情報を取得すると、コントローラ11は、ステップSP26に移り、この検出したID情報により、記録部13に記録された管理対象の記録を検索することにより、この応答を返した機器が管理対象として登録された機器か否か判断する。ここで否定結果が得られると、コントローラ11は、ステップSP26からステップSP27に移り、応答が検出された全ての機器について処理を完了したか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP27からステップSP28に移り、次の機器に処理対象を切り換え、ステップSP25に戻る。
これに対してステップSP26で肯定結果が得られると、コントローラ11は、ステップSP26からステップSP29に移り、この管理対象の機器にあっては、車内に保持されていてユーザーにより携帯されていない旨、記録部13の降車時の記録を設定し、ステップSP27に移る。これによりコントローラ11は、車内で検出される全ての機器について、登録された機器か否かを順次検出し、登録されている機器については、記録部13における降車時の記録に、ユーザーにより携帯されていないことを示す情報を設定する。
また車内で検出される全ての機器について、このような処理を完了すると、ステップSP27で肯定結果が得られることにより、ステップSP27からステップSP30に移る。
このステップSP30において、コントローラ11は、ステップSP29の処理により車内で検出されて記録部13に記録された機器以外の管理対象の機器については、乗車時に検出されて記録部13に保持してなる記録を対応する降車時の記録にコピーし、これらにより全ての管理対象の機器について降車時に係る記録を更新する。しかして図3に示すOUTの例では、PDA2、携帯電話3については、この降車時の処理では車内で検出されず、これによりユーザーが持ち去ったと判断されるものの、パスについては車内で検出され、これによりユーザーにより携帯されていないことが示されるようになされている。
このようにして降車時の記録の設定を完了すると、コントローラ11は、このように設定した降車時の記録と乗車時の記録とを比較し、これにより車内に放置された忘れ物を検出する。また続くステップSP31において、この検出結果により、図4について上述したと同様の表示を表示部14に形成する。また忘れ物が検出された場合には、コントローラ6にハザードランプの点滅を指示し、これらによりユーザーに忘れ物の存在を通知した後、ステップSP24に移ってこの処理手順を終了する。なおこのように車両を降車した後におけるユーザーへの忘れ物の通知方法にあっては、例えばホーンにより警告音を発生する場合、ユーザーの携帯する携帯電話、PDA等への通知等、種々の通知方法を広く適用することができる。
これらによりこの実施例において、コントローラ11は、通信部10で検出されるID情報により車内の機器を検出する検出部11Aと、この検出部11Aにより検出結果と、過去の検出結果とを比較して忘れ物を検出する比較部11Bと、この比較部11Bによる検出結果を表示部14等に出力するインターフェース(IF)11Cとを構成するようになされている。
(2)実施例の動作
以上の構成において、この持ち物管理装置1に係る車両においては(図2)、電子キー7によりドアロックが解除され、シートにユーザーが着席すると、これらの乗車に係る一連のユーザーによる動作をトリガにして、通信部10による無線通信によりこの車両の室内に持ち込まれた無線通信可能な機器が順次検出され、この検出した機器が事前に登録された管理対象の機器か否か判断され、管理対象の機器でない場合、ユーザーにより管理対象への登録が受け付けられる。また管理対象の機器については、このような車両へのユーザーの乗車時に検出されたことが記録部13に記録される。
これに対してユーザーが車両を降車して電子キー7によるドアロックの施錠により、持ち物管理装置1では、乗車時と同様にして通信部10による無線通信によりこの車両の室内に放置されている無線通信可能な機器であって、管理対象に登録されている機器が順次検出される。しかしてこのようにしてユーザーが降車しても未だ車内で検出される機器にあっては、ユーザーにより携帯されていない機器であると言える。
これにより持ち物管理装置1においては、このような機器が管理対象の機器である場合、車両のコントローラ6への通知によりハザードランプが点滅され、これにより車両を離れつつあるユーザーに忘れ物の存在が通知される。また表示部14に忘れ物の種類が表示され、これによりハザードランプの点滅により車内を覗き込んだユーザーに忘れ物の詳細が通知される。
これに対してこのような降車時における通信部10による無線通信で検出されない機器にあっては、当初より車内に持ち込まれていない機器、ユーザーが携帯して車外に持ち出した機器の何れかである。
これにより持ち物管理装置1においては、このようにしてユーザーが降車しても未だ車内で検出される管理対象の機器、ユーザーが降車した後で検出されない管理対象の機器について、乗車時に検出された記録との比較により、ユーザーが携帯して持ち去った管理対象の機器が検出され、この機器が降車時の記録として記録部13に記録される。これによりこの持ち物管理装置1においては、このようにして車両を降車したユーザーが再び車両に乗車する際の忘れ物を検出することができる。
すなわち再びユーザーが車両に乗車して持ち物管理装置1により検出される管理対象の機器について、降車時に記録されたユーザーが持ち去ってなる機器との間で比較結果が得られ、これにより降車時にユーザーが持ち去ったものの、続く乗車時には車内で検出されない機器が検出される。しかしてこの機器にあっては、例えばユーザーが出先、自宅等に置き忘れたものであると判断することができ、これにより持ち物管理装置1では、このような機器について音声により、表示部14の表示により忘れ物が通知される。
しかしてこのようにユーザーによる乗車、降車をトリガに設定して、これらトリガの時点でそれぞれ検出されてなる機器についての比較により忘れ物を検出することにより、この実施例においては、常時、車内に存在する機器を監視しなくても、忘れ物を検出することができる。
またこのようにして過去の検出結果との比較により忘れ物を検出するようにして、忘れ物の検出に供してなる持ち物の検出結果を改めて記録して保持することにより、車両の乗車、降車に係る忘れ物をそれぞれ検出することができる。
またこのようにして記録を残すことにより、車内に持ち込んだ持ち物と、車内に残る持ち物との相違によりユーザーが携帯して車内より持ち出した機器を特定することができ、これにより続く乗車時における忘れ物を確実に検出することができる。
この持ち物管理装置1では、このようにしてユーザーに忘れ物を通知するようにして、この忘れ物の検出に供する車内の機器との間の無線通信時、機器の状態を示す状態情報が併せて取得され、この状態情報による機器の状態がユーザーに通知される。これによりこの持ち物管理装置1では、バッテリ切れ等により機器が使用困難となる状況を有効に回避してユーザーの使い勝手を向上することができるようになされている。
(3)実施例の効果
以上の構成によれば、乗車、降車をトリガにして、各時点でそれぞれ無線通信により検出される機器の比較によりユーザーの携帯する機器の変化を検出することにより、常時監視することなく、簡易かつ確実に、持ち物の紛失、置き忘れ等を防止することができる。
また機器の状態を示す状態情報を併せて取得し、この状態情報に基づいて機器の情報をユーザーに通知することにより、忘れ物の検出において、併せて機器の状況をユーザーに通知してユーザーの使い勝手を向上することができる。
またこのような無線通信による機器の検出を、乗車、降車によるトリガにより実行することにより、車内に置き忘れた忘れ物、車外に持ち出した機器の忘れ物を検出することができる。
この実施例において、持ち物管理装置は、部屋の入退出管理に適用して、この入退出管理装置で検出される入室、退室をトリガにして、入退出管理装置で検出される入室、退室に係るユーザー毎に、各ユーザーの携帯する機器を検出し、この検出結果により忘れ物を検出してユーザーに通知する。なおこの実施例2の構成は、本願に含まれるものでは無く、本願の参考例としての構成である。
ここでこの入退出管理装置では、管理対象である部屋の入口、出口に設けられた非接触ICカードリーダーにより、ユーザーの保持するICカードにより入室、退室に係るユーザーをユーザー認証し、この認証結果により入室、退室を管理する。
持ち物管理装置では、この入退出管理装置によるユーザー認証結果より、入室、退室に係るユーザーを把握する。またICカードリーダーにおけるICカードの検出をトリガにして、このICカードリーダーに近接して保持されたアンテナを用いた無線通信により、この入室、退室に係るユーザーの保持する機器を検出する。またこのようにして検出した機器を各ユーザー毎に記録して保持し、このようにして記録した過去の検出結果との比較により忘れ物を検出してユーザーに通知する。すなわち入室時に検出して記録した機器と、退室時に検出された機器との比較により室内に放置された忘れ物を検出し、ユーザーに通知する。また退室時に検出して記録した機器と、入室時に検出した機器との比較により、外出による忘れ物を検出してユーザーに通知する。
しかしてこの実施例においては、入退出管理装置が入室、退室に係るユーザーを識別するユーザー識別手段を構成し、このユーザー識別手段による識別結果に基づいた同一のユーザーに係る識別情報の比較により、このユーザーが保持してなる機器の変化を検出して忘れ物を検出するようになされている。
この実施例のように、ユーザー識別手段による識別結果に基づいた同一のユーザーに係る識別情報の比較により、忘れ物を検出するようにすれば、多数のユーザーに係る忘れ物を管理することができる。
またこのようにユーザーの携帯する機器の検出に係るトリガに部屋の入室、退室を適用して、部屋に置き忘れた忘れ物、外出による忘れ物を検出することができる。
なお上述の実施例2においては、部屋の入退出管理に適用してユーザー毎に忘れ物を検出する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、実施例1について上述した車両に係る持ち物管理装置においてもユーザー毎に管理するようにしてもよい。
また上述の実施例においては、入退出管理に係るユーザーのICカードを基準にしてユーザー毎に忘れ物を検出する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば指紋認証、音声認証等、種々の認証手段による認証結果を基準にしてユーザー毎に忘れ物を管理する場合、さらには管理対象に係るユーザーの携帯する機器を基準にしてユーザー毎に忘れ物を管理する場合等、ユーザーの管理基準にあっては種々の管理基準を広く適用することができる。
本発明は、例えば車両の乗降者に係る忘れ物の管理に適用することができる。
本発明の実施例1に係る持ち物管理装置におけるコントローラの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る持ち物管理装置を示すブロック図である。 図1の処理手順の説明に供する図表である。 忘れ物の検出結果に係る表示を示す平面図である。 図2の持ち物管理装置におけるコントローラの降車時に係る処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1……持ち物管理装置、2……携帯電話、2A、3A、4A、8、10……通信部、2B、3B、4B、6、11……コントローラ、3……PDA、4……パス、13……記録部

Claims (3)

  1. ユーザーが携帯可能な機器に関する車両に搭載される持ち物管理装置であって、
    前記車両の室内の空間が通信可能範囲である無線通信により、前記通信可能範囲に存在する前記機器から前記機器の識別情報を取得する無線通信手段と、
    前記無線通信手段の動作を制御して、前記無線通信手段で取得された識別情報を処理する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記ユーザーの前記車両への乗車、及び前記ユーザーの前記車両からの降車をトリガとして、前記無線通信手段で取得される前記識別情報を記録して保持し、
    前記ユーザーの前記車両からの降車をトリガとして、前記無線通信手段で取得される前記識別情報と、前記記録して保持した識別情報とを比較し、該比較結果に基づいて、前記車両からの降車時に前記車両内に置き忘れた忘れ物を検出して前記ユーザーに通知し、
    前記ユーザーの前記車両への乗車をトリガとして、前記無線通信手段で取得される前記識別情報と、前記記録して保持した識別情報とを比較し、該比較結果に基づいて、直前の前記ユーザーの降車時に持ち出されて、前記ユーザーの乗車時に持ち込まれていない前記機器を検出することにより、前記車両から直前に降車したユーザーが今回乗車するまでの間に車外に置き忘れた忘れ物を検出して前記ユーザーに通知し、
    前記無線通信手段は、
    前記識別情報と共に、前記機器の状態を示す状態情報を取得し、
    前記制御手段は、
    前記状態情報に基づいて、前記忘れ物と共に前記機器の情報を前記ユーザーに通知する
    ことを特徴とする持ち物管理装置。
  2. 前記ユーザーを識別するユーザー識別手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記ユーザー識別手段による識別結果に基づいた同一のユーザーに係る前記識別情報の比較により、該ユーザーに係る前記忘れ物を通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の持ち物管理装置。
  3. 車両の乗降時におけるユーザーが携帯可能な機器に関する持ち物管理方法であって、
    前記車両への乗車、及び前記車両からの降車をトリガにして、前記車両の室内の空間が通信可能範囲である無線通信によって通信可能範囲に存在する機器から前記機器の識別情報を取得して記録する記録のステップと、
    前記車両からの降車をトリガにして、前記車両の室内の空間が通信可能範囲である無線通信によって通信可能範囲に存在する機器から前記機器の識別情報を取得し、該取得した識別情報と、前記記録して保持した識別情報とを比較する降車時の比較のステップと、
    前記車両への乗車をトリガにして、前記車両の室内の空間が通信可能範囲である無線通信によって通信可能範囲に存在する機器から前記機器の識別情報を取得し、該取得した識別情報と、前記記録して保持した識別情報とを比較する乗車時の比較のステップと、
    前記降車時の比較のステップによる比較結果に基づいて、前記車両からの降車時に前記車両内に置き忘れた忘れ物を前記ユーザーに通知する降車時の通知のステップと、
    前記乗車時の比較のステップによる比較結果に基づいて、直前の前記ユーザーの降車時に持ち出されて、前記ユーザーの乗車時に持ち込まれていない前記機器を検出することにより、前記車両から直前に降車したユーザーが今回乗車するまでの間に車外に置き忘れた忘れ物を検出して前記ユーザーに通知する乗車時の通知のステップとを有し、
    前記乗車時及び降車時の比較のステップは、
    前記識別情報と共に、前記機器の状態を示す状態情報を取得し、
    前記乗車時及び降車時の通知のステップは、
    前記状態情報に基づいて、前記忘れ物と共に前記機器の情報を前記ユーザーに通知する
    ことを特徴とする持ち物管理方法。
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