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JP4030088B2 - 海底物理探査における潜水艇の制御方法およびシステム - Google Patents
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海底物理探査における潜水艇の制御方法およびシステム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、着底ケーブルと潜水艇を用いて音波により海底下の物理探査を行う海底物理探査における潜水艇の制御方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
海底下の地中の物理探査を行う方法の一つとして、海底に向けて音波を発振し、海底に到達した音波や地中から反射して返ってくる反射波を解析することにより、海底下の地中の物理情報を得る方法が知られている。このような物理探査方法においては、海上を航行する母船から、海底に向けて音波を発振し、海底に敷設された音波を受信するためのセンサが数珠繋ぎになった着底ケーブル(以下OBC:Ocean Bottom Cableという。)により音波を受信する方法が用いられている。
【0003】
このような方法において、通常用いられる音源から発振される音波は波長が長く、天然ガス層のように層の薄いものを探査するには十分な分解能を得ることができない。また、音源とOBCが備えるセンサの距離が遠くなると解析の分解能が低下してしまうため、深海での探査には用いることはできず、浅海での使用のみに限られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、短波長の音波を発振することができる音源を海中に航行させ、音源をOBCの上方数十メートルに近づけることにより、分解能を高くする方法が考えられる。この方法においては、探査を行う際には音源をOBCに沿って移動させる必要がある。しかしながら、海上を航行する母船からはOBCの敷設位置を正確に捕捉することが困難なため、音源をOBCに沿って一定の距離を保って移動するよう制御することは難しかった。
【0005】
本発明は、上記問題点に着目し、OBCに近接させて音源を搭載した潜水艇を航行させることにより、海底物理探査精度を向上させることができるようにした海底物理探査における潜水艇の制御方法およびシステムを提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するため、本発明にかかる海底物理探査における潜水艇の制御方法は、海底に敷設され物理探査用信号を受信する複数のセンサを備えてなる着底ケーブルに沿わせて潜水艇を移動させ、当該潜水艇から物理探査音を発振させることにより探査信号を検出する海底物理探査における潜水艇の制御方法において、前記潜水艇装備のソナーにより当該潜水艇と海底との距離を測定し、前記潜水艇の音源から発振させた音の発振時刻と、前記音が前記ケーブルに備えられた複数のセンサのうちから選択された2つのセンサに到達した時刻とにより前記潜水艇と前記2つのセンサそれぞれとの距離を求め、前記2つのセンサそれぞれと前記潜水艇との距離と、予め定められた前記2つのセンサ間の距離とに基づいて、前記潜水艇から前記着底ケーブルへ降ろした垂線の交点と、前記2つのセンサのうちの一方のセンサとの距離を求め、前記潜水艇と前記一方のセンサとの距離と、前記着底ケーブルへ降ろした垂線の交点と前記一方のセンサとの距離とに基づいて、前記潜水艇から前記着底ケーブルへ降ろした垂線の長さを算出し、前記潜水艇から前記着底ケーブルへ降ろした垂線の長さと、前記潜水艇と海底との距離とに基づいて、前記潜水艇を上方から見た場合の前記着底ケーブルと、前記潜水艇との偏差を求め、前記偏差をゼロに近付けるとともに、前記海底高さ位置を一定に保つよう前記潜水艇を移動制御して航行させることを特徴とする。この場合、前記潜水艇から前記着底ケーブルへ降ろした垂線の長さは前記音源から発振させた音の発振時刻のデータと前記2つのセンサが前記音を受信した時刻のデータとを海上航行母船に備えられた演算処理端末に取り込むことで算出し、前記偏差は、当該母船にて算出した前記垂線の長さのデータ海中交信手段を介して前記潜水艇に送信し、前記潜水艇が前記垂線の長さのデータを受信した後に求めるようにすると良い。
【0007】
また、本発明にかかる海底物理探査における潜水艇の制御システムは、海底に敷設され物理探査用信号を受信する複数のセンサを備えてなる着底ケーブルと、当該着底ケーブルに沿って海中を移動可能とされソナー及び音波発振源を有する潜水艇と、前記センサからの信号を入力可能な第1の演算手段を有するとともに前記潜水艇と交信可能な母船とを有してなり、前記第1の演算手段は、前記潜水艇の音波発振源から音が発せられた時刻データと、前記音が前記ケーブルに備えられた複数のセンサから選択された2つのセンサに到達した時刻のデータとに基づいて、前記潜水艇と前記2つのセンサそれぞれとの距離を求めると共に、前記潜水艇と前記2つのセンサそれぞれとの距離と、予め定められた前記2つのセンサ間の距離とに基づいて、前記潜水艇から前記着底ケーブルへ降ろした垂線の交点と、前記2つのセンサのうちの一方のセンサとの距離を求め、前記潜水艇と前記一方のセンサとの距離と、前記着底ケーブルへ降ろした垂線の交点と前記一方のセンサとの距離とに基づいて、前記潜水艇から前記着底ケーブルへ降ろした垂線の長さを算出するものとし、前記潜水艇には、前記母船との交信により受信した当該潜水艇から前記着底ケーブルへ降ろした垂線の長さと、前記ソナーによって求められた当該潜水艇と海底との距離とに基づいて、当該潜水艇を上方から見た場合の着底ケーブルと、潜水艇との偏差を求める第2の演算手段を備え、前記偏差をゼロに近付けるとともに、前記海底高さ位置を一定に保つよう前記潜水艇を移動制御して航行させる制御手段を有することを特徴とする。
【0008】
【作用】
上記構成によれば、潜水艇をOBCに近接させた状態で航行させる際に、潜水艇に搭載の音源から音を発振させ、これをOBC上のセンサが検出してOBCに対する潜水艇の位置情報が得られる。このOBCに対する位置情報と潜水艇自身が備えているソナーによる深度情報からOBCの直上に沿って航行させるための補正信号を演算することができる。これにより潜水艇の航路の補正が可能となり、コントローラによりスラスタなどの推進制御手段を制御し、潜水艇を着底ケーブルに沿うように制御することで目的航行ラインに倣った一定の位置関係を保って確実に移動させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る海底物理探査における潜水艇の制御方法およびシステムの具体的実施形態について、図面を参照して詳述する。図1は、本発明に係る海底物理探査における潜水艇の制御システムの実施形態を示す構成図、図2はその要部ブロック図である。
【0010】
図1および図2において、10は潜水艇であるAUV(AutonomousUnderwater Vehicle)、12は母船、14はOBCを示している。この構成において、AUV10は水中を自走可能な無人潜水艇である。このAUV10は、スクリューにより推進力を得ると同時に、回動自在とすることにより鉛直方向および水平方向の方向制御および姿勢制御を行うスラスタ11と、海底を探査用の音波および位置検出・制御用の音を発振する音源13と、海底との距離を測定するソナー15とを備えている。これらはAUV10と母船12間の交信を可能とする超音波通信装置17a、17bを通じ制御手段であるコントローラ19を介して制御される。AUV10は後述する移動制御方法によりOBC14に沿って10メートルから数十メートル上方を移動し、音波を海底16に向けて発振することにより、探査を行う。なお、母船12からのAUV10の制御は、有線通信により行ってもよい。
【0011】
上記システム構成による物理探査方法は、一般的に次のように行われる。AUV10から発振された音波は、海中を経て海底16に到達する。音波は異なる物質の境界面で反射する性質を持っているため、一部は海底16で反射するとともに、一部は海底下の地中を伝播し、地中に例えば地層や天然ガス層が存在するとその境界面で反射して戻ってくる。この反射された音波と、海底に到達した音波を水平方向に連続的に捉えて解析することにより、海底下の地中についての情報を得ることができる。
【0012】
海底16に到達した音波と、反射された音波はOBC14により捉えられる。OBC14は海底16に敷設され、ケーブル長手方向に一定間隔に物理探査用信号を受信するジオホン(物理センサ)とハイドロホン(水中マイク)からなる物理センサ18を備えている。この物理センサ18が備えるジオホンにより海底16に到達した音波と、地中からの反射波を受信し、これを送信可能としている。本実施形態では、OBC14は1000m程度以上の深海に敷設される場合を想定している。OBC14は、海面20に浮かべられ母船12に信号を送信することができる送信アンテナ21を備えたブイ22に接続されており、音波を受信することにより生じた信号はケーブルを通じ、ブイ22を経由して母船12に送信される。母船12では、受信アンテナ23でこの信号を受信し解析することにより、地中の情報を得る。このようにして、海底16および海底下の地中から反射して返ってくる音波を解析することにより、海底下の物理探査が可能である。
【0013】
このように、AUV10から音波を発振し、海底16に到達した音波と地中で反射された音波を水平方向に連続的に捉えることにより地中の情報を得る方法においては、音波の発振源と受信部が離れていると、分解能が低くなってしまうため、より精密な探査を行うには音波の発振源と海底16はなるべく接近していなければならない。すなわち、AUV10はOBC14から離れないようにOBC14に沿って海底近くを移動する必要がある。
【0014】
そこで、本発明に係る海底物理探査における潜水艇の制御方法を実施するための本実施形態に示す制御システムでは、以下に述べるような方法でOBC14に対する目的航行ラインに倣って移動するようにAUV10の移動制御を行う。
【0015】
AUV10は、音源13から発振される音とソナー15を利用して得られるOBC14との位置情報に基づいて移動制御される。詳細は後述するが、図2に示すように、まず音源13から位置検出・制御用のための音が発振され、この発振音はOBC14が備える物理センサ18のハイドロホンで受信される。OBC14は、海面20に浮かべられ母船12に信号を送信することができる送信アンテナ21を備えたブイ22に接続されており、発振音を受信することにより生じた信号はケーブルを通じ、ブイ22を経由して母船12に送信される。母船12は、OBC14の送信アンテナ21から送信される信号を受信する受信アンテナ23を有しており、受信された信号は演算処理端末25に入力され演算処理される。演算結果のデータは、超音波通信装置17bを通じてAUV10に送信され、AUV10では超音波通信装置17aによりこのデータを受信する。受信されたデータは、ソナー15により測定された海底との距離のデータとともに演算処理モジュール27で演算処理され、この演算処理結果に基づいてコントローラ19はスラスタ11を制御し、OBC14に対する目的航行ラインに倣ってAUV10を移動制御する。
【0016】
次に、AUV10をOBC14に対する目的航行ラインに倣って移動制御する手順について詳述する。
AUV10が海底付近を音波により物理探査する時、AUV10とOBC14は図4に示すような位置関係にある。図4において、dはAUV10とOBC14との距離、zはAUV10と海底16との距離(深度)、xはAUV10の航行ラインを上方から見た場合のOBC14との偏差、Lは物理センサ18の間隔である。
【0017】
ここで、AUV10をOBC14の直上をケーブルラインに沿って移動させるには、AUV10とOBC14との平面上の偏差xをゼロに近づけるとともに、海底と衝突しない程度の深度を保てばよい。すなわちxの値を常にゼロに近づけるとともに、zの値を衝突の危険性のない許容範囲内の任意の値で一定に保つよう移動制御すれば、容易にAUV10をOBC14に対する目的航行ラインに倣って移動させることが可能である。
【0018】
以下、AUV10、OBC14および母船12における動作について、図2および図3のフロー図を参照して説明する。
はじめに、ステップ100において、AUV10は音源13より位置検出・制御用のための音を発振するとともに、発振時刻のデータを超音波通信装置17aを通じて母船12に送信し、母船12では超音波通信装置17bでこれを受信する。また、これと同時にソナー15により海底16との距離zを測定する。発振音は、ステップ101において、OBC14が備える物理センサ18のハイドロホンで受信される。発振音を受信したOBC14では、ステップ102で送信アンテナ21を介して受信時刻のデータを母船12に送信する。ステップ103で、母船12は受信アンテナ23で受信した物理センサ18の発振音受信時刻のデータと、ステップ100でAUV10から送られてきた発振音発振時刻のデータから、AUV10が発振音を発振してから物理センサ18に到達するまでの所要時間を第1の演算手段である演算処理端末25により算出する。次にステップ104で、AUV10とOBC14との距離dを、ステップ103で得られた発振音が物理センサ18に到達するまでの所要時間と、物理センサ18の間隔Lより後述する方法で算出する。続いてステップ105において母船12は、算出されたdの数値データを超音波通信装置17bによりAUV10に送信する。ステップ106で、AUV10は超音波通信装置17aによりdの数値データを受信し、このdの値とステップ100においてソナー15により測定したzの値から、AUV10に組み込まれた第2の演算手段である演算処理モジュール27により後述する方法によりxの値を算出する。そしてステップ107において、xの値がゼロに、zの値が任意の値に近づくように母船12から超音波通信装置17a、17bおよびコントローラ19を介してスラスタ11を制御し、AUV10を移動制御する。
【0019】
以上のような手順でAUV10の移動制御を航行中に随時繰り返して行うことにより、母船12からOBC14の敷設位置を捕捉できない場合であっても、AUV10をOBC14に対する目的航行ラインに倣って移動させることが可能である。
【0020】
次に、上述したAUV10の移動制御に必要なxの値の算出方法について説明する。
xの値は、直接測定することはできないので、AUV10とOBC14との距離dと、AUV10と海底16との距離zの値より三平方の定理を用いて次の数式1から求める。
【数1】
Figure 0004030088
ここでzの値は、前述のようにAUV10が備えるソナー15により得ることが可能である。したがって、dの値が得られればxの値を求めることができる。そこで、以下のような方法でdの値を求める。
【0021】
dの値は、AUV10から発振音を出し、その発振音がOBC14の物理センサ18に到達するのにかかった時間からAUV10と物理センサ18との距離を求め、この値をもとに算出する。
AUV10から発振された発振音は、AUV10に最も近い場所に位置する物理センサ18から遠くにある物理センサ18に順次受信される。このとき、異なる二つの物理センサ18に発振音が到達するまでにかかった時間が分かれば、dの値を求めることができる。
【0022】
ここでは、図4のように、AUV10に最も近い場所に位置するセンサ18aと、二番目に近い場所に位置するセンサ18bに発振音が到達するまでにかかった時間をもとに算出する。
図4において、daはAUV10と物理センサ18aの距離、αはAUV10からOBC14に降ろした垂線の交点Pと物理センサ18aとの距離である。このとき、dは三平方の定理より次の数式で表される。
【数2】
Figure 0004030088
ここで、αは、
【数3】
Figure 0004030088
である。ただし、dbは、AUV10と物理センサ18bとの距離である。この数式3を数式2に代入すると、
【数4】
Figure 0004030088
と表される。ここで、AUV10と物理センサ18aおよび物理センサ18bとの距離da、dbは、発振音は音であるので、海水中の音速νとそれぞれの物理センサ18a、18bに発振音が到達するのにかかった時間の積で求めることができる。すなわち、AUV10から発せられた発振音が物理センサ18aおよび物理センサ18bに到達するまでにかかった時間をそれぞれta、tbとすると、数式4は、
【数5】
Figure 0004030088
と表される。ここで、Lは物理センサ18の間隔であるので一定である。また、AUV10から発せられた発振音が物理センサ18aおよび18bに到達するまでにかかった時間ta、tbは、前述のように、発振音の発振時刻と物理センサ18a、18bの受信時刻の差から得ることができる。よって、これらの値を数式5に代入すればdの値を算出することができ、これにより算出されたdの値を数式1に代入すればxの値を得ることができる。
【0023】
こうして算出したxをゼロにするようにAUV10を移動制御すると同時に、ソナーにより得られたzの値を任意の一定値に保つよう移動制御することにより、AUV10をOBC14に対する目的航行ラインに倣わせて移動させることができる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、潜水艇の音源から発振させた音の発振時刻と、前記音が前記ケーブルに備えられた複数のセンサのうちから選択された2つのセンサに到達した時刻とにより前記潜水艇と前記2つのセンサそれぞれとの距離を求め、前記2つのセンサそれぞれと前記潜水艇との距離と、予め定められた前記2つのセンサ間の距離とに基づいて、前記潜水艇から前記着底ケーブルへ降ろした垂線の交点と、前記2つのセンサのうちの一方のセンサとの距離を求め、前記潜水艇と前記一方のセンサとの距離と、前記着底ケーブルへ降ろした垂線の交点と前記一方のセンサとの距離とに基づいて、前記潜水艇から前記着底ケーブルへ降ろした垂線の長さを算出し、潜水艇装備のソナーにより当該潜水艇と海底との距離を測定し、前記潜水艇から前記着底ケーブルへ降ろした垂線の長さと、前記潜水艇と海底との距離とに基づいて、前記潜水艇を上方から見た場合の前記着底ケーブルと、前記潜水艇との偏差を求め、前記偏差をゼロに近付けるとともに、前記海底高さ位置を一定に保つよう前記潜水艇を移動制御することにより、前記潜水艇を前記着底ケーブルに対する目的航行ラインに倣わせて移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る海底物理探査における潜水艇の制御システムの一実施形態を示す構成図である。
【図2】 同制御システムの一実施形態を示す要部ブロック図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係るAUVの移動制御の手順を示すフロー図である。
【図4】 AUVとOBCの位置関係を示す説明図である。
【符号の説明】
10………AUV、11………スラスタ、12………母船、13………音源、14………OBC、15………ソナー、16………海底、17a、17b………超音波通信装置、18………物理センサ、19………コントローラ、20………海面、21………送信アンテナ、22………ブイ、23………受信アンテナ、25………演算処理端末、27………演算処理モジュール。

Claims (3)

  1. 海底に敷設され物理探査用信号を受信する複数のセンサを備えてなる着底ケーブルに沿わせて潜水艇を移動させ、当該潜水艇から物理探査音を発振させることにより探査信号を検出する海底物理探査における潜水艇の制御方法において、
    前記潜水艇装備のソナーにより当該潜水艇と海底との距離を測定し、
    前記潜水艇の音源から発振させた音の発振時刻と、前記音が前記ケーブルに備えられた複数のセンサのうちから選択された2つのセンサに到達した時刻とにより前記潜水艇と前記2つのセンサそれぞれとの距離を求め、
    前記2つのセンサそれぞれと前記潜水艇との距離と、予め定められた前記2つのセンサ間の距離とに基づいて、前記潜水艇から前記着底ケーブルへ降ろした垂線の交点と、前記2つのセンサのうちの一方のセンサとの距離を求め、
    前記潜水艇と前記一方のセンサとの距離と、前記着底ケーブルへ降ろした垂線の交点と前記一方のセンサとの距離とに基づいて、前記潜水艇から前記着底ケーブルへ降ろした垂線の長さを算出し、
    前記潜水艇から前記着底ケーブルへ降ろした垂線の長さと、前記潜水艇と海底との距離とに基づいて、前記潜水艇を上方から見た場合の前記着底ケーブルと、前記潜水艇との偏差を求め、
    前記偏差をゼロに近付けるとともに、前記海底高さ位置を一定に保つよう前記潜水艇を移動制御して航行させることを特徴とする海底物理探査における潜水艇の制御方法。
  2. 前記潜水艇から前記着底ケーブルへ降ろした垂線の長さは前記音源から発振させた音の発振時刻のデータと前記2つのセンサが前記音を受信した時刻のデータとを海上航行母船に備えられた演算処理端末に取り込むことで算出し、前記偏差は、当該母船にて算出した前記垂線の長さのデータ海中交信手段を介して前記潜水艇に送信し、前記潜水艇が前記垂線の長さのデータを受信した後に求めることを特徴とする請求項1に記載の海底物理探査における潜水艇の制御方法。
  3. 海底に敷設され物理探査用信号を受信する複数のセンサを備えてなる着底ケーブルと、当該着底ケーブルに沿って海中を移動可能とされソナー及び音波発振源を有する潜水艇と、前記センサからの信号を入力可能な第1の演算手段を有するとともに前記潜水艇と交信可能な母船とを有してなり、
    前記第1の演算手段は、前記潜水艇の音波発振源から音が発せられた時刻データと、前記音が前記ケーブルに備えられた複数のセンサから選択された2つのセンサに到達した時刻のデータとに基づいて、前記潜水艇と前記2つのセンサそれぞれとの距離を求めると共に、前記潜水艇と前記2つのセンサそれぞれとの距離と、予め定められた前記2つのセンサ間の距離とに基づいて、前記潜水艇から前記着底ケーブルへ降ろした垂線の交点と、前記2つのセンサのうちの一方のセンサとの距離を求め、前記潜水艇と前記一方のセンサとの距離と、前記着底ケーブルへ降ろした垂線の交点と前記一方のセンサとの距離とに基づいて、前記潜水艇から前記着底ケーブルへ降ろした垂線の長さを算出するものとし、
    前記潜水艇には、前記母船との交信により受信した当該潜水艇から前記着底ケーブルへ降ろした垂線の長さと、前記ソナーによって求められた当該潜水艇と海底との距離とに基づいて、当該潜水艇を上方から見た場合の着底ケーブルと、潜水艇との偏差を求める第2の演算手段を備え、
    前記偏差をゼロに近付けるとともに、前記海底高さ位置を一定に保つよう前記潜水艇を移動制御して航行させる制御手段を有することを特徴とする海底物理探査における潜水艇の制御システム。
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