JP4031894B2 - Mpls通信方式における通信データ確認試験方法及びその方法を利用するルータ,交換機,通信システム - Google Patents
Mpls通信方式における通信データ確認試験方法及びその方法を利用するルータ,交換機,通信システム Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、MPLS(Multi Protocol Label Switching)通信方式における通信データ確認試験方法及びその方法を利用するルータ,交換機,通信システムに係り、特に、MPLSルータが管理するラベルデータと基幹系交換機が管理する交換データとの整合性を確認するMPLS通信方式における通信データ確認試験方法及びその方法を利用するルータ,交換機,通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、基幹系交換機としてATM(Asynchronous Transfer Mode)交換機を利用するMPLS通信においては、通信に必要なデータがMPLSルータが管理するラベルデータ及びATM交換機が管理する交換データに分散されて管理されている。
【0003】
図1は、MPLS通信方式の一例のシステム図を示す。MPLSルータ11は、IP(Internet Protocol)ネットワーク10側から供給されたIPパケット12をATMセル21にカプセル化し、そのATMセル21をATMネットワーク20に出力する。ATMセル21は、ATM交換機22,24等を介してPVC(Permanent Virtual Circuit)のATM交換により相手側のMPLSルータ31に転送される。
【0004】
そして、MPLSルータ31はATMネットワーク20側から供給されたATMセル25のカプセル化を解除してIPパケット32を取り出し、そのIPパケット32をIPネットワーク30に出力していた。
次に、図2を参照して、MPLS通信方式について更に詳細に説明する。図2は、MPLS通信方式の動作原理を説明する一例の図を示す。図2において、MPLSルータ40は、宛先IPアドレスとVPI(Virtual Path Identifier)/VCI(Virtual Channel Identifier)とを1対1に対応させたラベルデータ41を有している。また、ATM交換機50は、ATM交換に利用する交換データ51を有している。
【0005】
MPLSルータ40は、IPネットワーク側から供給されたIPパケット42,43をラベルデータ41を利用してATMセル44,45にカプセル化し、そのATMセル44,45をATM交換機50に供給する。例えば、IPパケット42が供給されると、MPLSルータ40はIPヘッダの宛先IPアドレス「164.69.15.2」に対応するVPI/VCI「1/10」をラベルデータ41から読み出し、そのVPI/VCIを利用してIPパケット42をカプセル化したATMセル44を生成する。
【0006】
ATM交換機50は、MPLSルータ40から供給されたATMセル44,45を交換データ51を利用してATM交換し、ATMセル44,45をMPLSルータ60又は61に転送する。例えば、ATMセル44が供給されると、ATM交換機50はVPI/VCI「1/10」に対応するVPI/VCI「2/15」及び出力回線番号「1」を交換データ51から読み出し、そのVPI/VCIを利用してATMセル52を生成すると共に、回線番号「1」の回線にATMセル52を出力する。
【0007】
そして、MPLSルータ60はATM交換機50から供給されたATMセル52のカプセル化を解除してIPパケット62を取り出し、そのIPパケット62をIPネットワークに出力していた。
以上のように、MPLS通信方式においては、通信に必要なデータがMPLSルータが管理するラベルデータ41及び基幹系交換機が管理する交換データ51に分散されて管理されている。
【0008】
従って、回線開設時及び通信中の異常発生時に異常箇所を特定する場合、ラベルデータ41及び変換データ51を確認すると共に、MPLSルータ40にて正常にATMセルに変換されているか、ATM交換機に正常にATMセルが供給されているか等をATM回線をモニタして確認していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、MPLSルータが管理するラベルデータ及び基幹系交換機が管理する交換データを確認する為には人間が目視にて確認する必要があるが、MPLSルータの設置場所と基幹系交換機の設置場所とが地理的に離れている場合がある。また、MPLSルータ及び基幹系交換機の管理者が異なる場合もある。
【0010】
したがって、MPLSルータが管理するラベルデータ及び基幹系交換機が管理する交換データの双方を短時間で確認することが難しく、障害箇所の特定を即座に行なうことができなかった。
また、MPLSルータにて基幹系交換機に対応するプロトコルのデータが正常に変換されているか、又、MPLSルータにて変換されたプロトコルのデータが正常に基幹系交換機に供給されているかは、回線をモニタして確認するしか方法がなかった。
【0011】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、MPLS通信方式における障害箇所の特定を簡単且つ短時間に行なうことができ、迅速な障害復旧を行なうことが可能なMPLS通信方式における通信データ確認試験方法及びその方法を利用するルータ,交換機,通信システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記課題を解決するため、請求項1記載の通信データ確認試験方法は、異なるプロトコルのネットワークが接続されているルータ及びそのルータに接続されている基幹系交換機を試験モードに変更するモード変更段階と、前記ルータが管理する通信データと基幹系交換機が管理する通信データとの整合性を確認する整合性確認段階と、送信元に折り返し送信されるデータ信号を前記ルータから基幹系交換機に送信し、そのデータ信号が前記ルータ及び基幹系交換機で正常に受信されるか確認する受信確認段階とを有することを特徴とする。
【0013】
このように、ルータが管理する通信データと基幹系交換機が管理する通信データとの整合性を確認する整合性確認段階と、送信元に折り返し送信されるデータ信号をルータから基幹系交換機に送信し、そのデータ信号がルータ及び基幹系交換機で正常に受信されるか確認する受信確認段階とを有することにより、ルータ及び基幹系交換機間の通信データの整合性確認,データ信号透過確認,及びデータ信号疎通確認が容易に可能となる。
【0014】
したがって、本発明の通信データ確認試験方法は障害箇所の特定を簡単且つ短時間に行なうことができる。言い換えれば、通信システムで障害が発生した時、基幹系交換機側又はルータ側のどちらに障害が生じているのか、障害箇所の切り分けが可能である。
また、請求項2記載の通信データ確認試験方法は、前記整合性確認段階及び受信確認段階での確認結果は、試験用信号を利用して前記基幹系交換機からルータに送信されることを特徴とする。
【0015】
このように、基幹系交換機側で確認された確認結果は、試験用信号を利用してルータに送信される。したがって、通信データ確認試験の試験結果を迅速且つ容易に収集することができ、障害箇所の特定を簡単且つ短時間に行なうことが可能である。
また、請求項3記載の通信システムは、異なるプロトコルのネットワークが接続されているルータ及びそのルータに接続されている基幹系交換機を試験モードに変更するモード変更手段と、前記ルータが管理する通信データと基幹系交換機が管理する通信データとの整合性を確認する整合性確認手段と、送信元に折り返し送信されるデータ信号を前記ルータから基幹系交換機に送信し、そのデータ信号が前記ルータ及び基幹系交換機で正常に受信されるか確認する受信確認手段とを有することを特徴とする。
【0016】
このように、ルータが管理する通信データと基幹系交換機が管理する通信データとの整合性を確認する整合性確認手段と、送信元に折り返し送信されるデータ信号をルータから基幹系交換機に送信し、そのデータ信号がルータ及び基幹系交換機で正常に受信されるか確認する受信確認手段とを有することにより、ルータ及び基幹系交換機間の通信データの整合性確認,データ信号透過確認,及びデータ信号疎通確認が容易に可能となる。
【0017】
したがって、本発明の通信システムは障害箇所の特定を簡単且つ短時間に行なうことができる。言い換えれば、通信システムで障害が発生した時、基幹系交換機側又はルータ側のどちらに障害が生じているのか、障害箇所の切り分けが可能である。
また、請求項4記載の通信システムは、前記整合性確認手段及び受信確認手段での確認結果は、試験用信号を利用して前記基幹系交換機からルータに送信されることを特徴とする。
【0018】
このように、基幹系交換機側で確認された確認結果は、試験用信号を利用してルータに送信される。したがって、通信データ確認試験の試験結果を迅速且つ容易に収集することができ、障害箇所の特定を簡単且つ短時間に行なうことが可能である。
また、請求項5記載の通信システムは、前記ルータが管理する通信データはラベルデータであり、前記基幹系交換機が管理する通信データはパスデータであることを特徴とする。
【0019】
このように、本発明の通信システムは、ルータが管理するラベルデータと基幹系交換機が管理する通信データとの整合性を迅速且つ容易に確認することが可能である。
また、請求項6記載のルータは、異なるプロトコルのネットワークを接続し、データ信号を中継するルータにおいて、接続される基幹系交換機との整合性を確認する試験モードに変更するモード変更手段と、前記試験モード処理で整合性を確認する通信データを前記基幹系交換機に送信する送信手段と、前記基幹系交換機から受信した整合性データに応じて、送信元に折り返し送信されるデータ信号を基幹系交換機に送信し、そのデータ信号が前記ルータ及び基幹系交換機で正常に受信されるか確認する受信確認手段とを有することを特徴とする。
【0020】
このように、試験モード処理で整合性を確認する通信データを基幹系交換機に送信し、送信元に折り返し送信されるデータ信号がルータ及び基幹系交換機で正常に受信されるか確認することにより、ルータ及び基幹系交換機間の通信データの整合性確認,データ信号透過確認,及びデータ信号疎通確認が容易に可能となる。
【0021】
したがって、本発明のルータは障害箇所の特定を簡単且つ短時間に行なうことができ、迅速な障害復旧を行なうことができる。
また、請求項7記載の基幹系交換機は、異なるプロトコルのネットワークが接続されているルータに接続されている基幹系交換機において、接続されるルータとの整合性を確認する試験モードに変更するモード変更手段と、前記ルータから送信される通信データとの整合性を確認し、その確認結果を整合性データとして前記ルータに送信する送信手段と、前記ルータから送信されるデータ信号を受信し、そのデータ信号が前記通信データと同一の通信データを有しているか確認して、その確認結果を疎通データとして前記ルータに通知する通知手段とを有することを特徴とする。
【0022】
このように、送信される通信データとの整合性を確認してルータに送信し、受信したデータ信号が前記通信データと同一の通信データを有しているか確認してルータに通知することにより、ルータ及び基幹系交換機間の通信データの整合性確認,データ信号透過確認,及びデータ信号疎通確認が容易に可能となる。
したがって、本発明の基幹系交換機は障害箇所の特定を簡単且つ短時間に行なうことができ、迅速な障害復旧を行なうことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、本実施例では、基幹系交換機としてATM交換機を利用するMPLS通信について説明するが、これに限るものではない。例えば、基幹系交換機としてフレームリレー,CDMA等を利用することも可能である。
【0024】
図3は、本発明の通信システムの一実施例の構成図を示す。図3において、本発明の通信システムは、保守用端末70,端末71,MPLSルータ80,ATM交換機90,及びATM交換機保守用端末72を含む構成である。
本発明の通信システム構成について更に詳細に説明すると、MPLSルータ80は、IPパケット通信制御部83,制御データ管理部84,通信データ管理部85,通信データ確認試験部86からなる中央処理装置81と、加入者線対応部87,ATM回線対応部88からなるMPLS通信装置82とを含む。
【0025】
また、ATM交換機90は、ATMデータ管理部93,保守メッセージ出力部94,通信データ確認試験部95からなる中央処理装置91と、回線対応部96,スイッチ部97からなる回線制御装置群92とを含む。
以下、図3の通信システムの動作について、図4及び図5を適宜参照しつつ説明していく。図4は、本発明のMPLS通信方式における通信データ確認試験方法の概要について説明する一例の図を示す。図5は、本発明のMPLS通信方式で使用する試験用信号を説明する一例の図を示す。
【0026】
IPパケット通信制御部83は、保守用端末70又は端末71から送信されるIPパケットを受信する機能、受信したIPパケットをカプセル化してATMセルに変換する機能、変換したATMセルをATM交換機90に送信する機能、及びATM交換機90から送信されるATMセルを受信する機能、受信したATMセルのカプセル化を解除してIPパケットに変換する機能、変換したIPアドレスを保守用端末70又は端末71に送信する機能を有する。
【0027】
また、IPパケット通信制御部83は、例えば図4に示すように、保守用端末70から試験開始を指示する信号104が供給されると、制御データ管理部84にIPアドレス動作モードを試験用に変換する変換要求を通知する。また、IPパケット通信制御部83は、端末71からIPパケット100を供給されると、制御データ管理部84にIPアドレス動作モードを問い合わせ、IPアドレス動作モードが試験用の場合に、通信データ確認試験部86に試験開始要求を通知する。
【0028】
更に、IPパケット通信制御部83は、通信データ確認試験部86から試験終了通知を供給されると、制御データ管理部84にIPアドレス動作モードを通常用に変換する変換要求を通知する。制御データ管理部84は、各IPアドレスに対応するIPアドレス動作モードを管理する機能を有する。
通信データ管理部85は、IPアドレスに対応するATMパスデータVPI/VCIを管理する機能、言い換えれば図4におけるラベルデータ101を有している。従って、通信データ管理部85はIPアドレス動作モードが通常用の場合、IPパケット通信制御部83が受信したIPパケットをATMセルに変換することが可能となる。
【0029】
また、通信データ管理部85はIPアドレス動作モードが試験用の場合、試験対象のIPアドレスに対応するATMパスデータVPI/VCIを有するOAM(Operation,Administration and Maintenance)セル102を作成することが可能となる。なお、OAMセル102とは故障箇所の特定の為などに利用されるセルであって、送信元に折り返し送信されることを特徴とする。
【0030】
通信データ確認試験部86は、試験処理制御機能,試験信号制御機能,及び試験セル送受信制御機能を有する。試験処理制御機能は、例えば図4に示すような試験処理動作105〜109を制御する。また、試験信号制御機能は、MPLSルータ80及びATM交換機90間の試験用信号の送受信を制御する。例えば、送受信される試験用信号は、図5に示すような信号である。試験セル送受信制御機能は、OAMセル102の送受信を制御する。
【0031】
ここで、図5を参照して試験用信号について簡単に説明しておく。試験用信号110は制御情報部112と情報要素114とで構成され、その制御情報部112に信号種別116が含まれている。試験用信号110は、信号種別116に応じて情報要素114に含まれるデータが異なる。
例えば、信号種別116が試験開始通知である場合、情報要素114は試験識別子及びATMパスデータを含む情報要素120となる。このような情報要素120を有する試験用信号110は、図4に示す試験処理動作105においてMPLSルータ80からATM交換機90に送信される。
【0032】
信号種別116が試験開始通知応答である場合、情報要素114は試験識別子,試験開始処理結果,及び整合性チェック結果を含む情報要素121となる。このような情報要素121を有する試験用信号110は、図4に示す試験処理動作106においてATM交換機90からMPLSルータ80に送信される。
信号種別116が試験終了通知である場合、情報要素114は試験識別子を含む情報要素122となる。このような情報要素122を有する試験用信号110は、図4に示す試験処理動作108においてMPLSルータ80からATM交換機90に送信される。
【0033】
更に、信号種別116が試験終了通知応答である場合、情報要素114は試験識別子,試験終了処理結果,及び疎通確認結果を含む情報要素123となる。このような情報要素123を有する試験用信号110は、図4に示す試験処理動作109においてATM交換機90からMPLSルータ80に送信される。
図3に戻り、更に通信システムの動作について説明を続ける。ATMデータ管理部93は、通信データ管理部85で管理されているATMパスデータに対応するATM交換先のATMパスデータを管理する機能、言い換えれば交換データを有している。
【0034】
通信データ確認試験部95は、試験処理制御機能,試験信号制御機能,及び試験セルモニター制御機能を有する。試験処理制御機能は、例えば図4に示すような試験処理動作105〜109のうち、ATM交換機90側の試験処理動作を制御する。また、試験信号制御機能は、ATM交換機90及びMPLSルータ80間の試験用信号の送受信を制御する。
【0035】
試験セルモニター制御機能は、MPLSルータ80から送信されるOAMセル102の送受信を制御する。また、保守メッセージ出力部94は、ATM交換機90で発生した事象をATM交換機90に接続されたATM交換機保守用端末72にメッセージとして出力する。
以下、図6〜図8を参照して本発明の通信システムの詳細について説明していく。図6は、本発明の通信システムの他の実施例の構成図を示す。図7は、本発明の通信システムの一例のシーケンス図を示す。また、図8は、本発明の通信システムで使用する試験用信号を説明する一例の図を示す。なお、図6の構成図は一部を除いて図3の構成図と同様であり、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0036】
通信データ確認試験を開始する場合、管理者は保守用端末70等の遠隔端末からMPLSルータ80にアクセスし、IPアドレス動作モードを試験用に変換する変換要求を行なう。この変換要求がIPパケット通信制御部83を経由して制御データ管理部84に通知され、制御データ管理部84はIPアドレス動作モードを試験用に変換する。
【0037】
図7のシーケンス図は、IPアドレス動作モードが試験用に変換された後の処理について示している。図7において、ステップS10では、管理者は任意の端末71からMPLSルータ80にIPパケットを送信する。ステップS12では、IPパケット通信制御部83は制御データ管理部84にIPアドレス動作モードを問い合わせ、IPアドレス動作モードが試験用の場合に、通信データ確認試験制御部130に試験開始要求を通知する。
【0038】
ステップS14では、通信データ確認試験制御部130は試験識別子を確保した後、通信データ管理部85に対して、入力されたIPアドレスに対応するATMパスデータの読み出しを依頼する。続いてステップS16では、通信データ管理部85は依頼されたATMパスデータを通信データ確認試験制御部130に供給する。
【0039】
ステップS18では、通信データ確認試験制御部130は供給されたATMパスデータと試験識別子とに基づいて、ルータ側信号制御部131に試験開始要求の送信依頼を行なう。ステップS20では、ルータ側信号制御部131は供給されたATMパスデータと試験識別子とに基づく情報から図8の情報要素155を有する試験用信号150を生成し、その試験用信号150をMPLSルータ80からATM交換機90に送信する。
【0040】
MPLSルータ80からATM交換機90に試験用信号150が送信されると、交換機側信号制御部141は試験用信号150を受信し、試験識別子及びATMパスデータを読み出す。ステップS22では、交換機側信号制御部141は読み出した試験識別子及びATMパスデータを交換機側試験制御部140に通知する。
【0041】
ステップS24では、交換機側試験制御部140は試験識別子に対応する試験管理用のリソースを捕捉した場合、ATMパスデータを保持した後、保守メッセージ出力部94に試験開始メッセージの出力要求を通知する。なお、保守メッセージ出力部94は、ATM交換機保守用端末72の管理者に試験を実施する旨を通知する。また、ステップS26では、保守メッセージ出力部94は、試験開始メッセージの出力要求応答を交換機側試験制御部140に通知する。
【0042】
ステップS28では、交換機側試験制御部140は読み出したATMパスデータがATMデータ管理部93に登録されているか否かの確認要求を通知する。そして、ステップS30では、ATMデータ管理部93は読み出したATMパスデータが登録されているか否かをチェックし、そのチェックの結果を交換機側試験制御部140に通知する。
【0043】
また、ステップS32では、交換機側試験制御部140は試験セルモニター部142に対してセル監視要求を通知する。そして、ステップS34において、試験セルモニター部142はセル監視要求応答を交換機側試験制御部140に通知する。なお、試験セルモニター部142は、回線制御装置群92に受信ATMセル監視要求を通知し、ATM交換機90を受信監視状態とする。
【0044】
受信監視状態に変更した後ステップS36では、交換機側試験制御部140は交換機側信号制御部141に試験開始処理結果及びATMパスデータ整合性チェックの結果に基づいて試験開始要求応答の送信依頼を行なう。ステップS38では、交換機側信号制御部141は試験開始処理結果及びATMパスデータ整合性チェックの結果に基づく情報から図8の情報要素156を有する試験用信号150を生成し、その試験用信号150をATM交換機90からMPLSルータ80に送信する。
【0045】
ATM交換機90からMPLSルータ80に情報要素156を有する試験用信号150が送信されると、通信データ確認試験制御部130は試験用信号150を受信し、試験識別子,試験開始処理結果,試験開始処理結果異常要因,整合性確認結果を読み出す。
通信データ確認試験制御部130は、試験開始処理結果及び整合性確認結果が正常であれば、ステップS40に示すように、試験セル送受信制御部132にOAMセル試験開始要求を通知する。なお、通信データ確認試験制御部130は、試験開始処理結果及び整合性確認結果が異常であれば、IPパケット通信制御部83を経由して保守用端末70にその旨を通知し、試験処理を終了する。
【0046】
試験セル送受信制御部132は、OAMセル試験開始要求を通知されると、MPLS通信装置82にOAMセル送信依頼を行なう。そして、MPLS通信装置82は読み出されたVPI/VCIに対応するOAMセルを生成し、ATM交換機90にそのOAMセルを送信する。
その後、ATM交換機90の回線制御装置群92はOAMセルを受信すると、そのセル情報を試験セルモニター部142に通知すると共に、そのOAMセルをMPLSルータ80側に折り返して送信する。そして、ステップS42では、試験セルモニター部142は通知されたセル情報を交換機側試験制御部140に通知する。
【0047】
ステップS46では、交換機側試験制御部140はセル情報を通知されると、疎通確認結果を正常と判定し、その判定結果を保持すると共に、保守メッセージ出力部94にOAMセル受信メッセージの出力要求を通知する。保守メッセージ出力部94は、ATM交換機保守用端末72の管理者にOAMセルを受信した旨を通知する。また、ステップS48では、保守メッセージ出力部94は、OAMセル受信メッセージの出力要求応答を交換機側試験制御部140に通知する。
【0048】
一方、回線制御装置群92で折り返されたOAMセルは、MPLS通信装置82により受信される。MPLS通信装置82は、この折り返し送信されたOAMセルと送信したOAMセルとを照合し、MPLSルータ80及びATM交換機90間のセル透過確認結果を正常と判定する。MPLS通信装置82は、その判定結果を試験セル送受信制御部132に通知する。
【0049】
ステップS44では、試験セル送受信制御部132はセル透過確認結果を通信データ確認試験制御部130に通知する。ステップS50では、通信データ確認試験制御部130は試験識別子に基づいて、ルータ側信号制御部131に試験終了要求の送信依頼を行なう。ステップS52では、ルータ側信号制御部131は試験識別子に基づく情報から図8の情報要素157を有する試験用信号150を生成し、その試験用信号150をMPLSルータ80からATM交換機90に送信する。
【0050】
MPLSルータ80からATM交換機90に試験用信号150が送信されると、交換機側信号制御部141は試験用信号150を受信し、試験識別子を読み出す。ステップS54では、交換機側信号制御部141は読み出した試験識別子を交換機側試験制御部140に通知する。
ステップS56では、交換機側試験制御部140は試験識別子に対応する試験管理用のリソースを捕捉した場合、保守メッセージ出力部94に試験終了メッセージの出力要求を通知する。なお、保守メッセージ出力部94は、ATM交換機保守用端末72の管理者に試験を終了する旨を通知する。また、ステップS58では、保守メッセージ出力部94は、試験終了メッセージの出力要求応答を交換機側試験制御部140に通知する。
【0051】
また、ステップS60では、交換機側試験制御部140は試験セルモニター部142に対してセル監視終了を通知する。そして、ステップS62において、試験セルモニター部142はセル監視終了応答を交換機側試験制御部140に通知する。なお、試験セルモニター部142は、回線制御装置群92に受信ATMセル監視終了を通知し、ATM交換機90の受信監視状態を解除する。
【0052】
ステップS64では、交換機側試験制御部140は交換機側信号制御部141に試験終了処理結果及び疎通確認結果に基づいて試験終了要求応答の送信依頼を行なう。ステップS66では、交換機側信号制御部141は試験終了処理結果及び疎通確認結果に基づく情報から図8の情報要素158を有する試験用信号150を生成し、その試験用信号150をATM交換機90からMPLSルータ80に送信する。
【0053】
ステップS68,S70では、ATM交換機90からMPLSルータ80に情報要素158を有する試験用信号150が送信され、通信データ確認試験制御部130はセル透過確認結果,疎通確認結果等の試験結果に基づいて試験結果を生成してIPパケット通信制御部83に送信する。そして、IPパケット通信制御部83は、その試験結果を保守用端末70に送信している。
【0054】
以上のように、本発明の通信システムはMPLS通信方式における障害箇所の特定を簡単且つ短時間に行なうことができる。言い換えれば、通信システムで障害が発生した時、基幹系交換機側又はMPLSルータ側のどちらに障害が生じているのか、障害箇所の切り分けが可能である。
したがって、本発明のMPLS通信方式における通信データ確認試験方法及びその方法を利用するルータ,交換機,通信システムは、迅速な障害復旧を行なうことが可能である。
【0055】
なお、特許請求の範囲に記載した整合性確認段階はステップS14〜S38での処理に対応し、受信確認段階はステップS40〜S68での処理に対応し、ルータが管理する通信データはラベルデータ41に対応し、基幹系交換機が管理する通信データは交換データ51に対応する。
【0056】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、MPLS通信方式における障害箇所の特定を簡単且つ短時間に行なうことができる。言い換えれば、通信システムで障害が発生した時、基幹系交換機側又はMPLSルータ側のどちらに障害が生じているのか、障害箇所の切り分けが可能である。
【0057】
したがって、迅速な障害復旧を行なうことが可能となり、信頼性及びサービス性の向上が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】MPLS通信方式の一例のシステム図である。
【図2】MPLS通信方式の動作原理を説明する一例の図である。
【図3】本発明の通信システムの一実施例の構成図である。
【図4】本発明のMPLS通信方式における通信データ確認試験方法の概要について説明する一例の図である。
【図5】本発明のMPLS通信方式で使用する試験用信号を説明する一例の図である。
【図6】本発明の通信システムの他の実施例の構成図である。
【図7】本発明の通信システムの一例のシーケンス図である。
【図8】本発明の通信システムで使用する試験用信号を説明する一例の図である。
【符号の説明】
80 MPLSルータ
81,91 中央処理装置
82 MPLS通信装置
83 IPパケット通信制御部
84 制御データ管理部
85 通信データ管理部
86,95 通信データ確認試験部
87 加入者線対応部
88 ATM回線対応部
90 ATM交換機
92 回線制御装置群
93 ATMデータ管理部
94 保守メッセージ出力部
96 回線対応部
97 スイッチ部
102 OAMセル
110 試験用信号
130 通信データ確認試験制御部
131 ルータ側信号制御部
132 試験セル送受信制御部
140 交換機側試験制御部
141 交換機側信号制御部
142 試験セルモニター部
Claims (7)
- 異なるプロトコルのネットワークが接続されているルータ及びそのルータに接続されている基幹系交換機を試験モードに変更するモード変更段階と、
前記ルータが管理する通信データと基幹系交換機が管理する通信データとの整合性を確認する整合性確認段階と、
送信元に折り返し送信されるデータ信号を前記ルータから基幹系交換機に送信し、そのデータ信号が前記ルータ及び基幹系交換機で正常に受信されるか確認する受信確認段階と
を有する通信データ確認試験方法。 - 前記整合性確認段階及び受信確認段階での確認結果は、試験用信号を利用して前記基幹系交換機からルータに送信されることを特徴とする請求項1記載の通信データ確認試験方法。
- 異なるプロトコルのネットワークが接続されているルータ及びそのルータに接続されている基幹系交換機を試験モードに変更するモード変更手段と、
前記ルータが管理する通信データと基幹系交換機が管理する通信データとの整合性を確認する整合性確認手段と、
送信元に折り返し送信されるデータ信号を前記ルータから基幹系交換機に送信し、そのデータ信号が前記ルータ及び基幹系交換機で正常に受信されるか確認する受信確認手段と
を有する通信システム。 - 前記整合性確認手段及び受信確認手段での確認結果は、試験用信号を利用して前記基幹系交換機からルータに送信されることを特徴とする請求項3記載の通信システム。
- 前記ルータが管理する通信データはラベルデータであり、前記基幹系交換機が管理する通信データはパスデータであることを特徴とする請求項3記載の通信システム。
- 異なるプロトコルのネットワークを接続し、データ信号を中継するルータにおいて、
接続される基幹系交換機との整合性を確認する試験モードに変更するモード変更手段と、
前記試験モード処理で整合性を確認する通信データを前記基幹系交換機に送信する送信手段と、
前記基幹系交換機から受信した整合性データに応じて、送信元に折り返し送信されるデータ信号を基幹系交換機に送信し、そのデータ信号が前記ルータ及び基幹系交換機で正常に受信されるか確認する受信確認手段と
を有するルータ。 - 異なるプロトコルのネットワークが接続されているルータに接続されている基幹系交換機において、
接続されるルータとの整合性を確認する試験モードに変更するモード変更手段と、
前記ルータから送信される通信データとの整合性を確認し、その確認結果を整合性データとして前記ルータに送信する送信手段と、
前記ルータから送信されるデータ信号を受信し、そのデータ信号が前記通信データと同一の通信データを有しているか確認して、その確認結果を疎通データとして前記ルータに通知する通知手段と
を有する基幹系交換機。
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