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JP4032466B2 - Absアクチュエータ - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両におけるブレーキの液圧を増減圧することによって、車輪のロック傾向を回避するABS制御を行うABSアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に、従来におけるABSアクチュエータの断面図を示す。また、図4のZ−Z矢視断面図を図5に示す。
図4、図5に示すように、ABSアクチュエータ200は、増圧制御弁101、減圧制御弁102、ABS制御用リザーバ103等をハウジング106内に収納して一体としたものである。車両用ブレーキ装置はこのABSアクチュエータ200を用いてABS制御を実行する。
【0003】
ABSアクチュエータ200を構成するハウジング106には、マスタシリンダとホイールシリンダとを連通する管路S、この管路Sとリザーバとを連通する管路T等が形成されている。そして、これら管路S、T中に増圧制御弁101や減圧制御弁102等が配置されている。
具体的に説明すると、増圧制御弁101は円筒形状の端面の一面と外周とを連通する導通孔110が形成されたプランジャタイプの電磁弁で構成されており、導通孔110の端面側の入口110aをマスタシリンダ側に、外周側の入口110bをホイールシリンダ側にするようにして管路Sと管路Tの接続点に配置されている。このとき、図5に示されるように、増圧制御弁101の外周とハウジング106の間には所定の空隙150が形成されるようにしており、この空隙が介してホイールシリンダにおけるブレーキ液をリザーバに逃がせるようになっている。このように配置された増圧制御弁101が、通常ブレーキ時やABS制御の増圧時には連通状態となってマスタシリンダ圧(以下、M/C圧という)をホイールシリンダに伝え、ABS制御の減圧時や保持時には遮断状態となってM/C圧がホイールシリンダに伝わらないようにしている。
【0004】
また、減圧制御弁102は円筒形状の端面の一面と外周とが連通する導通孔120を有したプランジャタイプの電磁弁で構成されており、導通孔120の端面側の入口120aをリザーバ側に、外周側の入口120bをホイールシリンダ側にするように配置されている。この減圧制御弁102は、ABS制御の減圧時には連通状態となってホイールシリンダ圧(以下、W/C圧という)を発生しているブレーキ液をリザーバに逃がし、W/C圧の減圧の必要がない通常ブレーキ時やABS制御の増圧時や保持時には遮断状態になるようにしている。
【0005】
そして、このような増圧制御弁101と減圧制御弁102の弁動作によって、通常ブレーキ時やABS制御時において、良好なブレーキ動作が実行されるようになっている。
しかしながら、ブレーキ液中に異物が混入していた場合に、この異物がABSアクチュエータ200の内部にまで入り込んでしまうと、制御弁による異物の噛み込み等が発生して良好なブレーキ動作が実行されなくなる可能性がある。
【0006】
このため、円筒形状を成す増圧制御弁101の端面側の入口110aと外周側の入口110bをそれぞれフィルタ131、132で覆うと共に、円筒形状を成す減圧制御弁120の外周側の入口120aをフィルタ133で覆うことにより、各制御弁101、102内ひいてはABSアクチュエータ200の内部に異物が入り込むことを防止している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、増圧制御弁101と減圧制御弁102のそれぞれの導通孔110、120をフィルタ131〜133で覆う必要があったため、ABSアクチュエータ200の製造コストが高くなるという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされ、減圧制御弁のフィルタをなくすことができるような構造で増圧制御弁のフィルタを構成し、ABSアクチュエータの製造コストを削減することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明においては、フィルタ(18)に対して、フィルタ(18)の軸方向に延設されると共にフィルタ(18)の周方向において等間隔に3本以上備えられた仕切り用の壁面(18c)を含み、環状部材(18a)を接続する棒状部材(18b)を備え、3本以上の仕切り用の壁面(18c)の少なくとも1本ずつを右回りの間隙(19a)と左回りの間隙(19b)とにそれぞれ配置すると共に、フィルタ(18)の径方向に突出させられた構成とし、これらの仕切り用の壁面(18c)をハウジング(6)の内壁面に接触させることによって、右回りの間隙(19a)と左回りの間隙(19b)を第1の管路(A)側と第2の管路(B)側に仕切るようにしていることを特徴としている。
【0009】
このように、仕切り用の壁面(18c)によって右回りの間隙(19a)及び左回りの間隙(19b)を第1の管路(A)側と第2の管路(B)側に仕切ることにより、第1の管路(A)におけるブレーキ液はフィルタ(18)を介して第2の管路(B)側に流動するため、ブレーキ液中の異物をフィルタ(18)で濾過することができる。これにより、第1の管路(A)側のブレーキ液中に混入した異物が右回りの間隙(19a)及び左回りの間隙(19b)を通じて直接第2の管路(19b)側に流動してしまわないため、ABSアクチュエータ内に異物が混入することを防止することができる。このため、減圧制御弁(2)の外周側の入口(23b)のフィルタをなくすことができる。
また、フィルタ(18)は第1の制御弁(1)とハウジング(6)の間に配置されるが、仕切り用の壁面(18c)は右回りの間隙(19a)と左回りの間隙(19b)にそれぞれ配置する必要がある。仮に、仕切り用の壁面(18c)が2本しかない場合には、位置決めする必要が生じるが、このように仕切り用の壁面(18c)を均等間隔に3本以上配置すれば、角度的に必ず右回りの間隙(19a)と左回りの間隙(19b)にそれぞれ仕切り用の壁面(18c)が配置されるようにできるため、上記位置決めの必要性をなくすことができる。
【0011】
また、例えば網等の薄い部材によってフィルタ(18)を構成する場合には、フィルタ(18)を補強する必要がある。このため、略円筒形状の端面のそれぞれに環状部材(18a)を配置し、さらに環状部材(18a)を棒状部材(18b)で接続して支持するようにする場合がある。この場合、棒状部材(18b)によって仕切り用の壁面(18c)を構成することで補強部材との兼用を図ることができる。
【0012】
例えば、請求項に記載の発明のように、棒状部材(18b)均等間隔に配置された6本で構成、この6本のうち一本おきに配置された3本によって仕切り用の壁面(18c)を構成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1にABSアクチュエータ100の断面図を示す。また、図2に図1のX−X矢視断面図を示す。このABSアクチュエータ100は、紙面上下方向が車両天地方向になるように取り付けられる。以下、図1に基づいてABSアクチュエータ100について説明する。
【0014】
ABSアクチュエータ100は、増圧制御弁1、減圧制御弁2、ABS制御用リザーバ3、及び逆止弁4、5等をハウジング6内に収納して一体としたものであり、車両用ブレーキ装置はこのABSアクチュエータ100を用いてABS制御を実行している。
ハウジング6内には、マスタシリンダとホイールシリンダとを連通する管路A、この管路AとABS制御用リザーバ3とを連通する管路B、ABS制御用リザーバ3内のブレーキ液をマスタシリンダに向けて返流する管路C、ブレーキ踏み込みを止めたときにホイールシリンダからマスタシリンダへのブレーキ液の返流を速やかに行うための管路Dがそれぞれ形成されている。
【0015】
増圧制御弁1は、マスタシリンダとホイールシリンダとを連通する管路Aと管路Bとの接続点に設けられていて、管路Aの連通・遮断を制御するものである。増圧制御弁1は、プランジャタイプの電磁弁で構成されており、ハウジング6に予め形成された収納スペースに収納されたのち、ハウジング6の一部をかしめることによってハウジング6内に固定されている。
【0016】
増圧制御弁1には、先端にボール弁11aを備えたプランジャ11、ボール弁11aの弁座12、プランジャ11及び弁座12を収容すると共にブレーキ液の導通孔13を形成するシリンダ14、及びシリンダ14とハウジング6との間からのブレーキ液洩れを防止するOリング15が備えられている。
シリンダ14は円筒形状をしており、シリンダ14に設けられた連通孔13は、円筒形状の端面の一面とシリンダ14の外周に設けられた穴を入口13a、13bとして構成されている。また、円筒形状のシリンダ14内にはプランジャ11が摺動できるように配置されている。そして、プランジャ11がシリンダ14内を摺動することでボール弁11aが弁座12に着座したり、弁座12から離れたりして導通孔13の連通・遮断が行われるようになっている。
【0017】
シリンダ14は、導通孔13のうち端面側の入口13aをマスタシリンダ側に向け、外周側の入口13bをホイールシリンダ側に向けるようにしてハウジング6内に配置されている。シリンダ14の導通孔13の端面側の入口13aと外周側の入口13bは、それぞれフィルタ16、18で覆われており、ブレーキ液に混入した異物がABSアクチュエータ100内に入り込まないようにしている。
【0018】
フィルタ16は、端面の一面側の入口13aと同様の円形形状をしており、シリンダ14に先端にオリフィス形成用のコップ部材17と共にかしめ固定されている。
一方、フィルタ18は、円筒形状のもので形成されており、シリンダ14の外周を全面的に覆えるように構成されている。このフィルタ18の正面図を図3(a)に示し、図3(a)のB−B矢視断面図を図3(b)に示す。
【0019】
フィルタ18は、網を円筒形状にしたもので形成されている。このフィルタ18を構成する網は薄いものを用いているため、フィルタ18には円筒形状の端面を成す環状部材18aと、この環状部材18aを接続するように円筒形状の軸方向に延びる棒状部材(仕切り用の壁面)18bとが備えられており、これら環状部材18aと棒状部材18bとが補強部材の役割を果たしてフィルタ18の円筒形状が維持されるようになっている。
【0020】
棒状部材18bは6本あり、それぞれが等間隔で配置されて環状部材18aを6方向で支持しており。この等間隔に配置された6つの棒状部材18bは、図3(b)の断面図で示されるように、径方向の厚み(以下、単に厚みという)が厚い部材18cと薄い部材18dで構成されており、厚みが厚い部材18cと薄い部材18dとが交互に配置されている。
【0021】
具体的には、厚みが厚い部材18cは環状部材18aの厚みと同等の厚みで形成されており、厚みの薄い部材18dはそれよりも薄い厚さで形成されている。環状部材18aの厚みは、増圧制御弁1と共にフィルタ18をハウジング6内の収納スペースに配置したときに環状部材18aがハウジング6に接触するような厚みとなっているため、部材18cの厚みを環状部材18aの厚みと同様の厚みにして部材18cがハウジング6と接するようにしている。これにより、部材18cとハウジング6の間をブレーキ液中の異物が通り抜けないようになっているが、理由については後述する。
【0022】
このように構成された増圧制御弁1は、フィルタ16、18によってブレーキ液中の異物を除去された状態で、通常ブレーキ時(非ABS制御時)や増圧制御時には連通状態となってマスタシリンダに発生したブレーキ液圧がホイールシリンダに伝るようにして、ABS制御の減圧制御時や保持制御時には遮断状態となってマスタシリンダに発生したブレーキ液圧がホイールシリンダに伝えられないようにしている。
【0023】
なお、ブレーキ踏み込みを止めたときには、ホイールシリンダからマスタシリンダへブレーキ液が返流されるが、増圧制御弁1に設けられたコップ部材17のオリフィスによってブレーキ液の返流が規制される。このため、管路Dが形成されており、この管路Dを通じてブレーキ液の返流が速やかに行えるようになっている。この管路Dは、マスタシリンダと連通しているため、マスタシリンダに発生したブレーキ液圧によってブレーキ液が逆流しないように、管路Dには逆止弁4が配置されている。
【0024】
減圧制御弁2は、管路AとABS制御用リザーバ3とを連通する管路B中に設けられており、この管路Bの連通・遮断を制御するものである。減圧制御弁2は、プランジャタイプの電磁弁で構成されており、ハウジング6に予め形成された収納スペースに収納されたのち、ハウジング6の一部をかしめることによってハウジング6内に固定されている。図2に示されるように、管路Aと管路Bの接続点には、増圧制御弁1が配置されているため、ブレーキ液はハウジング6と増圧制御弁1との間を抜けてから管路Bを介して減圧制御弁2側に流れ込むようになっている。
【0025】
減圧制御弁2には、先端にボール弁21aを備えたプランジャ21、ボール弁21aの弁座22、プランジャ21を収容すると共に弁座22を構成し、ブレーキ液の導通孔23を形成するシリンダ24、及びシリンダ24とハウジング6との間からのブレーキ液洩れを防止するOリング25が備えられている。
シリンダ24は円筒形状をしており、シリンダ24に設けられた導通孔23は、円筒形状の端面の一面とシリンダ24の外周に設けられた穴を入口23a、23bとして構成されている。また、円筒形状のシリンダ24内にはプランジャ21が摺動できるように配置されている。そして、プランジャ21がシリンダ24内を摺動することでボール弁21aが弁座22に着座したり、弁座22から離れたりして導通孔23の連通・遮断が行われるようになっている。
【0026】
シリンダ24は、導通孔23のうち外周側の入口23bをホイールシリンダ側に向け、端面側の入口23bをABS制御用リザーバ3側に向けるようにしてハウジング6内に配置されている。この減圧制御弁2は、ABS制御の減圧制御時に連通状態となって管路B中のブレーキ液をABS制御用リザーバ3に逃がし、ホイールシリンダにかかるブレーキ液圧を減圧するようになっている。
【0027】
ところで、上述したように増圧制御弁1にはフィルタ16、18が備えられているが、減圧制御弁2にはこのようなフィルタが備えられていない。
これは、ブレーキ液は増圧制御弁1とハウジング6の間の間隙を抜けて減圧制御弁2側に流れ込むようになっているが、増圧制御弁1とハウジング6との間隙には部材18cを備えたフィルタ18を設けているため、フィルタ18によってブレーキ液中の異物が取り除くことができ、減圧制御弁2にフィルタを設けなくても異物がABSアクチュエータ100内に入り込まないようにすることができるからである。
【0028】
具体的に説明すると、ブレーキ液中の異物がABSアクチュエータ100内に入り込んでしまうのは、フィルタ18とハウジング6の間の間隙19a、19bを異物が通り抜けて減圧制御弁2側に移動するからである。このため、部材18cでフィルタ18とハウジング6との間の間隙19a、19bを仕切ることによって、ブレーキ液の移動がフィルタ18を介してから行われるようにしている。
【0029】
また、本実施形態に示すように厚みが厚い部材18cを3箇所設けているのは、フィルタ18とハウジング6との間の間隙19a、19bを仕切ることが容易に行えるようにするためである。つまり、図2に示されるように、増圧制御弁1の外周におけるブレーキ液の流通経路は、増圧制御弁1に対して紙面右回りのもの(19a)と紙面左回り(19b)のものがあるため、この2つの流通経路を仕切るようにすればブレーキ液中の異物を取り除く効果は得られる。しかしながら、厚みが厚い部材18cを2つにした場合には、前記2つの流通経路に部材18cが必ず配置されるように位置決め(増圧制御弁の中心に対する角度合わせ)をする必要が生じる。このため、部材18cを均等間隔に3箇所設けることによって、上記2つの流通経路を仕切ることができる位置に必ず部材18cがくるようにして、フィルタ18の位置決めの必要性をなくしている。
【0030】
なお、フィルタ18はブレーキ液の流動によって力を受けるが、部材18cとハウジング6の間のクリアランスを小さくしてあるため、前記力によって回転することはない。従って、フィルタ18が回転することによって異物がABSアクチュエータ100内に入り込むことはない。
また、減圧制御弁2に形成された導通孔23の端面側の入口23aにもフィルタが設けられていないが、ブレーキ液の流れる方向を考慮したものであり、導通孔の端面側の入口23aからブレーキ液が流れ込むことがないからである。
【0031】
ABS制御用リザーバ3は、カバー31により固定されたスプリング32でリザーバピストン33が紙面上方に押さえつけられるようになっており、上記減圧制御時にブレーキ液圧によってリザーバピストン33が摺動し、この摺動によって形成された空間にブレーキ液が貯留されるようになっている。そして、マスタシリンダが低圧になったときに、ABS制御用リザーバ3内のブレーキ液がハウジング6内の管路Cを通じてマスタシリンダに向けて返流されるようになっている。この管路Cは、マスタシリンダと連通しているため、マスタシリンダに発生したブレーキ液圧によってブレーキ液が逆流しないように、管路Cには逆止弁5が配置されている。
【0032】
なお、逆止弁4、5は、紙面左側のボールを弁体とし、管路に形成されたテーパ部を弁座として所定の差圧に応じて弁動作を行うようになっている。例えば、逆止弁4の場合、ホイールシリンダ側の圧力がマスタシリンダ側の圧力よりも高圧の時にはボール21が弁座6aから離れて管路Dを連通状態とし、逆に低圧の時にはボール21が弁座6aに着座して管路Dを遮断状態とする。これによって、マスタシリンダ側がホイールシリンダ側よりも高圧な時には増圧制御弁1を介してのみブレーキ液がホイールシリンダ側に流動するようにすると共に、逆に低圧な時にはホイールシリンダ側のブレーキ液が管路Dを通じて速やかにマスタシリンダ側に返流できるようにしている。
【0033】
このように構成されたABSアクチュエータ100においては、増圧制御弁1に設けられた導通孔13の外周側の入口13bに、上記のような構成を有するフィルタ18を備えているため、減圧制御弁2に設けられた導通孔23の外周側の入口23aをフィルタ18で覆わなくてもブレーキ液中の異物がABSアクチュエータ100内に入り込まないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施形態におけるABSアクチュエータ100の模式図である。
【図2】図1のX−X矢視断面図である。
【図3】(a)はフィルタ18の正面図であり、(b)は(a)のY−Y矢視断面図 である。
【図4】従来におけるABSアクチュエータ100の模式図である。
【図5】図4におけるZ−Z矢視断面図である。
【符号の説明】
1…増圧制御弁、2…減圧制御弁、3…ABS制御用リザーバ、
11…プランジャ、11a…ボール弁、12…弁座、13…導通孔、
13a、13b…入口、14…シリンダ、16…フィルタ、18…フィルタ、
18a…環状部材、18b棒状部材、18c、18d…部材、
19a…右回りの間隙、19b…左回りの間隙、A〜D…管路。

Claims (2)

  1. ブレーキ液を貯留するリザーバ(3)を内蔵すると共に、マスタシリンダとホイールシリンダとを連通する第1の管路(A)と、前記第1の管路(A)と前記リザーバ(3)とを連通する第2の管路(B)とが形成されてなるハウジング(6)を有して成り、略円筒形状で構成されると共に、この略円筒形状の端面の一面と外周面の一部を入口(13a、13b)とした連通孔(13)を有し、前記ハウジング(6)内において前記端面の一面側の入口(13a)を前記マスタシリンダ側に向け、前記外周面側の入口(13b)を前記ホイールシリンダ側に向けるように、前記第1の管路(A)と前記第2の管路(B)の接続点に配置されて、前記第1の管路(A)の連通遮断を制御する第1の制御弁(1)と、
    前記第2の管路(B)中に配置され、前記第2の管路(B)の連通遮断を制御する第2の制御弁(2)とを備え、
    前記第1の制御弁(1)と前記ハウジング(6)の内壁面との間に形成される前記第1の制御弁(1)の軸に対して右回りの間隙(19a)と左回りの間隙(19b)を通じて、前記第1の管路(A)におけるブレーキ液を前記第2の管路(B)に流し、前記リザーバ(3)内にブレーキ液を逃がすことによって前記ホイールシリンダにて発生するブレーキ液圧の減圧を行うABSアクチュエータにおいて、
    前記外周面側の入口(13b)を覆うように前記第1の制御弁(1)の外周を囲む略円筒状のフィルタ(18)を備え、
    前記フィルタ(18)には、
    略円筒形状の端面のそれぞれに配置された環状部材(18a)と、
    該フィルタ(18)の軸方向に延設されると共に該フィルタ(18)の周方向において等間隔に3本以上備えられた仕切り用の壁面(18c)を含み、前記環状部材(18a)を接続する棒状部材(18b)と、が備えられ、
    前記3本以上の仕切り用の壁面(18c)の少なくとも1本ずつが前記右回りの間隙(19a)と前記左回りの間隙(19b)とにそれぞれ配置されると共に、該フィルタ(18)の径方向に突出した構成とされ、該フィルタ(18)を前記ハウジング(6)内に配置したときに前記ハウジング(6)の内壁面に接触して、前記右回りの間隙(19a)と前記左回りの間隙(19b)を前記第1の管路(A)側と前記第2の管路(B)側に仕切るようになっていることを特徴とするABSアクチュエータ。
  2. 前記棒状部材(18b)は均等間隔に配置された6本で構成されており、この6本のうち一本おきに配置された3本によって前記仕切り用の壁面(18c)を構成していることを特徴とする請求項に記載のABSアクチュエータ。
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