JP4032728B2 - キーボード装置及び電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、左右分離タイプのキーボード装置と、そのような左右分離タイプのキーボードを備える電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話、PHS、電子手帳、PDAなどの携帯用電子機器が個人情報の管理や個人情報の管理や情報通信などの用途に使用されている。このような携帯用電子機器には液晶表示画面とキー入力部が備えられている。
また、携帯用電子機器には、持ち運んでいるときの表示画面やキー入力部の保護を目的として、携帯電話、PHSや電子手帳などのように、折り畳みタイプのものや、着脱タイプのハードカバーと組み合わせるものがある。ハードカバーの場合、携帯用電子機器を使用する際に、機器本体から取り外して適所に置いたり機器本体の裏側に装着したりする。
【0003】
ところで、携帯用電子機器のキー入力部として、電子手帳やPDAなどのように、表示画面に内蔵したタッチパネルを備え、その表示画面を専用のタッチペンで押圧して入力する方式のものがある。
最近では、携帯用電子機器とキーボードを組み合わせて使用するものもある。例えば、携帯用電子機器とは別の携帯用キーボードを用い、その携帯用キーボードをコネクタを介し携帯用電子機器に接続して、キーボードで入力する方式のものがある。また、携帯用電子機器にキーボードを内蔵しておき、そのキーボードを引き出して入力する方式のものもある。
【0004】
しかし、携帯用キーボードを用いるものでは、電子機器と一緒に常に持ち運んでコネクタ接続しなければ使用できず、持ち運び及び使用に際しての取り扱いが面倒であった。
また、キーボードを内蔵したものでは、携帯用電子機器からキーボードを引き出して使用する際の取り扱いが面倒であったり、キー入力がし難い等の問題があった。例えば、縦長の携帯用電子機器の横幅内に収まる小さなキーボードを単に内蔵した場合、引き出したキーボードの横幅が小さいことから、キーピッチが狭くなってキー入力し難いものとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、持ち運び及び使用に際しての取り扱いが簡単で、使用時には横方向に大きく使えて入力し易いキーボード装置を提供することである。
また、本発明の課題は、キーボードを備える電子機器において、キーボードの持ち運び及び使用に際しての取り扱いが簡単で、使用時には機器本体に対し横方向に大きなキーボードとして使えて入力し易い電子機器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、キーボードを収納するキーボードケースと、このキーボードケースの対向する両側面部からそれぞれ回転動作により外部に突出し、前記キーボードケースの他面部において横方向に並んだ状態となって、全体として一つのキーボードを構成する第1及び第2の2つのキーボード分割体と、前記キーボードケースに設けられた第1操作部及び第2操作部と、前記第1操作部の操作により前記第1のキーボード分割体を前記キーボードケースの一側面部から他面部に向かう方向に付勢して回転動作させる第1の動作機構と、前記第2操作部の操作により前記第2のキーボード分割体を前記キーボードケースの一側面部から他面部に向かう方向に付勢して回転動作させる第2の動作機構とを備えるキーボード装置を特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のキーボード装置であって、前記第1操作部及び第2操作部は前記キーボードケースの対向する両側面部にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の発明は、キーボードを収納するキーボードケースと、このキーボードケースの対向する両側面部からそれぞれ回転動作により外部に突出し、前記キーボードケースの他面部において横方向に並んだ状態となって、全体として一つのキーボードを構成する2つのキーボード分割体と、前記キーボードケースに設けられた操作部と、この操作部の操作により前記2つのキーボード分割体を前記キーボードケースの両側面部から他面部に向かう方向に同時に付勢して回転動作させる動作機構とを備えることを特徴とする。
【0018】
請求項4記載の発明は、請求項3記載のキーボード装置であって、前記操作部は前記キーボードケースの一側面部に設けられていることを特徴とする。
【0019】
請求項5記載の発明は、請求項3記載のキーボード装置であって、前記操作部は前記キーボードケースの中央部に設けられていることを特徴とする。
【0020】
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れか記載のキーボード装置であって、前記キーボードケースは、携帯用電子機器の表面に装着されるハードカバーであることを特徴とする。
【0022】
請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何れか記載のキーボード装置であって、前記キーボードケースには、前記2つのキーボード分割体の各キーに電気的に接続される第1の電気的接続部と、携帯用電子機器の電気回路に電気的に接続される第2の電気的接続部が設けられていることを特徴とする。
【0023】
請求項8記載の発明は、キーボードを収納するキーボード収納部と、このキーボード収納部の対向する両側面部からそれぞれ回転動作により外部に突出し、前記キーボードケースの他面部において横方向に並んだ状態となって、全体として一つのキーボードを構成する第1及び第2の2つのキーボード分割体と、第1操作部及び第2操作部と、前記第1操作部の操作により前記第1のキーボード分割体を前記キーボード収納部の一側面部から他面部に向かう方向に付勢して回動動作させる第1の動作機構と、前記第2操作部の操作により前記第2のキーボード分割体を前記キーボード収納部の一側面部から他面部に向かう方向に付勢して回転動作させる第2の動作機構とを備える電子機器を特徴とする。
【0024】
請求項9記載の発明は、キーボードを収納するキーボード収納部と、このキーボード収納部の対向する両側面部からそれぞれ回転動作により外部に突出し、前記キーボードケースの他面部において横方向に並んだ状態となって、全体として一つのキーボードを構成する2つのキーボード分割体と、操作部と、この操作部の操作により前記2つのキーボード分割体を前記キーボード収納部の両側面部から他面部に向かう方向に同時に付勢して回転動作させる動作機構とを備える電子機器を特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0026】
〔第1の実施の形態〕
図1は本発明を適用した電子機器及びキーボード装置の一使用形態を示すもので、実施形態は、図示のように、手の平に載せて使用する小型の携帯用電子機器であるPDA1とキーボード装置10との組み合わせである。
PDA1は、図2にも示すように、縦長の略長方形状をなす機器本体の表面(前面)に表示画面2及び操作キー3を有している。表示画面2はタッチパネルを兼ねており、そのタッチパネルに対する入力操作用のタッチペン4が機器本体の一側面に取り外し可能に嵌め込まれている。
キーボード装置10は、図1に示したように、PDA1に対し裏面(後面)側に装着されるキーボードケース11と、左右で対をなす2つのキーボード分割体22・23により構成されるキーボード21とからなる。2つのキーボード分割体22・23は、横長の略長方形状のもので、所定の配列による多数のキー22a・23aをそれぞれ有している。
【0027】
キーボードケース11は、図3に示すように、2つのキーボード分割体22・23をそれぞれ収納するキーボード収納部12・13を有している。キーボード収納部12・13は、キーボードケース11の略下半部を占め、側面部及び下面部に開放されている。キーボード収納部12・13において、キーボード分割体22・23が固定支軸14でそれぞれ回転動作する。
キーボードケース11のPDA1への装着面の上下には装着状態保持部15・16が備えられていて、上側の装着状態保持部15内の中央に接続端子部(電気的接続部)17が備えられている。上下の装着状態保持部15・16は、図4に示すように、PDA1の機器本体の上下面の係止溝にそれぞれ係止可能な係止爪を有している。また、図4(b)に示したように、キーボードケース11をPDA1裏面(後面)側に装着した状態において、接続端子部17はPDA1上端面に備えられた接続端子部に電気的接続状態となる。
そして、キーボードケース11は、図4(a)に示したように、PDA1の表面(前面)側にも装着可能であり、すなわち、PDA1の表示画面2及び操作キー3を含む表面(前面)を保護するハードカバーとしても機能する。
【0028】
次に、図5〜図8に基づいて、2つのキーボード分割体22・23の動作機構24について説明する。この動作機構24は、2つのキーボード分割体22・23を個別に動作させるもので、リンク25とスライド軸26及び連結軸27等により構成される。
すなわち、図示のように、リンク25の一端部を支持するスライド軸26が、キーボードケース11内の中央に左右並べて設けた縦方向のガイド溝18に移動自在に組み付けられている。左右のリンク25は各々の他端部において、2つのキーボード分割体22・23に連結軸27によりそれぞれ連結されている。
ここで、2つのキーボード分割体22・23の各々の固定支軸14は、キーボードケース11下端部の中央の左右に並んで設けられている。2つのキーボード分割体22・23は、各々の長辺部に沿って一体に形成した突片部22b・23bの端部において固定支軸14にそれぞれ回転自在に組み付けられている。突片部22b・23bは、キーボード分割体22・23の長辺部の半ばまで設けられていて、固定支軸14と反対側の端部においてリンク25と連結軸27で連結されている。
以上のリンク機構による動作機構24によって、2つのキーボード分割体22・23は各々の固定支軸14を中心として個別に回転動作する。
【0029】
そして、動作機構24には、図5〜図8に示したように、2つのキーボード分割体22・23の各々に対する付勢機構であるねじりコイルバネ28が連結されている。すなわち、ねじりコイルバネ28は、一端部が前記スライド軸26に掛け止めされて、他端部がキーボードケース11に設けた固定ボス29に掛け止めされている。このねじりコイルバネ28によって、2つのキーボード分割体22・23の各々にはキーボードケース11から突出動作方向への付勢力が作用している。
実施形態では、ねじりコイルバネ28による付勢機構としたが、ねじりコイルバネに限らず、他のバネであっても良く、さらに、同様な付勢機能を有するものであれば何でも良い。
なお、図8に示したように、2つのキーボード分割体22・23の突片部22b・23bとキーボードケース11との間は、フィルム基板(電気的接続部)19でそれぞれ繋がれている。フィルム基板19は、2つのキーボード分割体22・23の固定支軸14を中心とする回転動作に追従して撓むものである。キーボード分割体22・23の各々のキー22a・23aは、キーボード分割体22・23内の図略の基板、フィルム基板19、キーボードケース11内の図略の基板を介して、前記接続端子部17に電気的接続状態となっている。
【0030】
さらに、2つのキーボード分割体22・23の各々を収納状態に保持するロック部材31と、そのロック部材31の各々をロック解除動作させるプッシュボタン(操作部)32・33が設けられている。
すなわち、図5〜図8に示したように、2つのキーボード分割体22・23の固定支軸14と反対側の短辺部に係止溝22d・23dが形成されている。その係止溝22d・23dの各々に適合する係止爪31aを有するロック部材31が、キーボードケース11に設けた支軸34にそれぞれ回転自在に組み付けられている。ロック部材31は係止爪31aの他に延長部31bを有しており、この延長部31bとキーボードケース11との間に圧縮コイルバネ35が設けられている。この圧縮コイルバネ35によりロック部材31は係止爪31aがキーボード分割体22・23の係止溝22d・23dの各々に係止する方向に付勢されている。
そして、キーボードケース11の両側面には、左右のロック部材31の外側に各々位置するプッシュボタン32・33がそれぞれ配置されている。プッシュボタン32・33は、キーボードケース11に設けた支軸36にそれぞれ回転自在に組み付けられており、支軸36と反対側にロック部材31の延長部31bの先端部が傾斜して当接している。なお、図示例では、左側のプッシュボタン32が右側のプッシュボタン33よりも上側に配置されている。
【0031】
次に、キーボード装置10の使い方を説明する。
キーボード不使用時は、図3及び図5に示すように、2つのキーボード分割体22・23がキーボードケース11の左右のキーボード収納部12・13にそれぞれ収納状態となっている。このとき、スライド軸26がガイド溝18の上端部に突き当たった位置で、圧縮コイルバネ35によりロック部材31の係止爪31aが係止溝22d・23dの各々に係止状態にあって、キーボード分割体22・23の収納状態が保持される。従って、各々のリンク25及び連結軸27を介して突片部22b・23bが引き上げられて縦方向に沿って左右に並び、2つのキーボード分割体22・23は収納状態に保持されている。
このようなキーボード収納状態のキーボードケース11を、図4(a)に示したように、PDA1の表面(前面)側に装着して持ち運ぶことでハードカバーとして利用でき、すなわち、PDA1の表示画面2及び操作キー3を含む表面(前面)を保護できる。
そして、PDA1を使用する場合、キーボードケース11を一旦外しておく。これにより、PDA1の表示画面2のタッチパネルをタッチペン4で入力操作したり操作キー3の操作により所望の処理を行う。
【0032】
キーボード使用に際しては、キーボードケース11をPDA1の裏面(後面)側に装着する。このとき、図4(b)に示したように、キーボードケース11の接続端子部17がPDA1上端面の接続端子部に電気的接続状態となり、従って、キーボード分割体22・23の各々のキー22a・23aがPDA1内の電気回路に電気的接続状態となる。
そして、キーボードケース11側面の左右のプッシュボタン32・33を指先でプッシュ操作する。例えば、図6に示したように、右側のプッシュボタン33を指先でプッシュ操作すると、延長部31bが押されて、ロック部材31が圧縮コイルバネ35の付勢に抗して回転し、係止爪31aが係止溝23dから外れる。すると、固定ボス29との間に設けたねじりコイルバネ28の付勢力によって、スライド軸26がガイド溝18に沿って下方に移動し、リンク25及び連結軸27を介して右側のキーボード分割体23が固定支軸14を中心に回転動作して突出する。図7はキーボードケース11の下端部に右側のキーボード分割体23が突出動作を完了した状態を示したものである。
【0033】
さらに、左側のプッシュボタン32も指先でプッシュ操作することで、図8に示したように、左のキーボード分割体22も同様に回転動作して左右対称な突出状態になる。すなわち、2つのキーボード分割体22・23が横方向に並んだ状態に保持される。
その結果、例えば、図1に示したように、左手の平にキーボードケース11ごとPDA1を持った状態で、右手の指先でキーボード21上のキー22a・23aを適宜に入力操作できる。その入力情報はPDA1内で所定の処理がなされてから表示画面2に表示される。
【0034】
キーボード使用後は、左右のキーボード分割体22・23の各々を指先でキーボードケース11の側面へ向けて倒すように操作することで、左右のキーボード分割体22・23の各々が回転動作してキーボードケース11に収納状態となる。すなわち、ロック部材31の係止爪31aが係止溝22d・23dの各々に係止状態となって、2つのキーボード分割体22・23が収納状態になる。
【0035】
以上のとおり、キーボード装置10は、PDA1に装着して携帯でき、また、単独でも携帯でき、特に、左右のキーボード分割体22・23が横方向に並んだ大きなキーボード21の状態が得られるため、キー入力がし易く便利である。
しかも、左右のキーボード分割体22・23は、各々のプッシュボタン32・33の個別操作で突出動作し、また、手操作で収納動作するため、取り扱いも楽である。
さらに、図1に示したように、例えば、左手の薬指または中指で右側のプッシュボタン33を操作して、左手の親指で左側のプッシュボタン32を操作できる。すなわち、実施形態では、操作する指の位置に各々対応したプッシュボタン32・33の配置となっており、操作性に優れている。
なお、本実施形態においては、左右それぞれのキーボード分割体22・23は、それぞれの回転軸14について回転して外部に突出したが、回転軸は共通であっても良い。また、1点に固定されていなくても、各キーボード部分が外部へ回転し突出できる構造であれば種々の他の構造を用いることができる。また、本実施形態においては、左右のキーボード分割体に一連のキーを分配して配置するようにしたが、左右別々の種類や配列のキーを配置するようにしても良い。例えば、左側のキーボード分割体22に50音のめくり方式キーを配置し、右側にテンキーを配置しても良い。
【0036】
〔電気的接続部の他の例〕
図9はキーボードケース11の下側の装着状態保持部16内に接続端子部(電気的接続部)17を設けた例を示したものである。この場合、PDA1は下端部に接続端子部を備えるものとする。
図10はキーボードケース11の上側の装着状態保持部15寄りの中央に接続端子部(電気的接続部)17を設けても良い。その場合、PDA1は裏面(後面)側に接続端子部を備えるものである。
その他、接続端子部(電気的接続部)17はキーボードケース11の何処に設けても良い。
【0037】
〔第2の実施の形態〕
図11は、中央1本のガイド溝18内のスライド軸26に左右のリンク25を共通に支持するとともに、1つのねじりコイルバネ28とした動作機構24として、片方のロック部材31、プッシュボタン32及び圧縮コイルバネ35を設けたものである。
このような2つのキーボード分割体22・23に共通の動作機構24及びプッシュボタン32とすれば、プッシュボタン32を押すと、図示したように、左右のキーボード分割体22・23が同時に回転動作して横方向に並んだ状態になる。
また、キーボード使用後は、左右のキーボード分割体22・23の一方を指先でキーボードケース11の側面へ向けて倒すように操作するだけで、左右のリンク25を介して両方のキーボード分割体22・23が収納状態になる。
【0038】
〔第3の実施の形態〕
図12は左右のキーボード分割体22・23に共通の動作機構41を設けたものである。動作機構41はスライドボタン(操作部)42及びねじりコイルバネ(付勢機構)45等から構成される。
具体的には、キーボードケース11の中央において、図示のように、スライドボタン42がガイド部材44に沿って縦方向に移動自在に組み付けられている。スライドボタン42は斜めに突出する左右対称のプッシュアーム43を備えている。
そして、左右のキーボード分割体22・23の突片部22b・23bとの間にはねじりコイルバネ45がそれぞれ掛け渡されている。すなわち、ねじりコイルバネ45は、一端部を突片部22b・23bに設けたボス46に掛け止めして、他端部をキーボードケース11に設けた固定ボス47に掛け止めしてそれぞれ設けられている。このねじりコイルバネ45はコイル部がプッシュアーム43に当接可能であり、図12のキーボード収納状態はねじりコイルバネ45の付勢力により保持される。
【0039】
以上の動作機構41によれば、図12の状態からスライドボタン42を下方にスライド操作することで、左右各々のプッシュアーム43によりねじりコイルバネ45のコイル部が押し下げられる。これにより、ねじりコイルバネ45が、固定ボス47を支点として揺動し、ボス46を外側へ移動させる。従って、左右のキーボード分割体22・23が各々の固定支軸14を中心として同時に回転動作する。
ここで、プッシュアーム43によりねじりコイルバネ45のコイル部が押し下げられる過程で、図13に仮想線で示したように、デッドポイントにある状態になる。この状態以降は、ねじりコイルバネ45によって、左右のキーボード分割体22・23が自動的に突出完了状態になり、すなわち、図13に実線で示したとおり、左右のキーボード分割体22・23が横方向に並んだ状態に保持される。
また、左右のキーボード分割体22・23の各々を指先でキーボードケース11の側面へ向けて倒すように操作することで、左右のキーボード分割体22・23の各々が回転動作してキーボードケース11に収納状態となる。
なお、以上のような左右のキーボード分割体22・23の突出動作・収納動作のためのスライドボタン42のスライド動作は、前記PDA1からキーボードケース11を取り外した状態で行い、その後、キーボードケース11を前記PDA1に装着したりする。
【0040】
〔キーボード内蔵電子機器の例〕
図14は、PDA1の下半部に前述した実施形態と同様のキーボード収納部12・13を形成して、固定支軸14、キーボード21(キーボード分割体22・23)及びプッシュボタン33を内蔵した例を示している。なお、動作機構24等も設けるが、図示では省略している。
このようにPDA1にキーボード21(キーボード分割体22・23)をコンパクトに内蔵することが可能となり、携帯性と使い勝手がさらに向上する。
【0041】
なお、以上の実施の形態においては、手の平に載せて使用可能な小型電子機器としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、より大きな他の電子機器であっても良い。
また、キーボード装置を構成するキーボードケースの形状やキーボード分割体のキー配列や形状及びその連動機構の構成等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、回転動作する2つのキーボード分割体をキーボードケースに内蔵したので、持ち運びが簡単である。また、キーボードケースへの収納状態とキーボードケースからの突出状態とが2つのキーボード分割体の回転動作により切り替わるので、通常はキーボードを収納しておき、キーボードを利用したいとき極めて簡単な操作で直ちに利用可能となる。そして、使用時には、キーボードケース両側面部から回転動作により2つのキーボード分割体が外部に突出してキーボードケース他面部で横方向に並んだ状態となって大きくなる。従って、2つのキーボード部分を合わせたキーボードとしてキー数やキーピッチを充分に確保し、かつキーサイズも大きくしたキーボードとして用いることができ、キー入操作が格段に容易となるといった利点が得られる。また、キーボードケースに設けられた操作部を操作すると、動作機構により一のキーボード分割体がキーボードケースの一側面部から他面部に向かう方向に付勢して回転動作し、やがて、キーボードケース他面部にキーボード分割体が位置するようになる。従って、簡単な操作でキーボード部分をキーボードケース他面部に位置する状態に自動的になるといった利点が得られる。
【0045】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明により得られる効果に加え、キーボードケース両側面部の操作部をそれぞれ操作することで、2つのキーボード分割体がキーボードケース側面部から他面部に向かう方向にそれぞれ回転動作し、やがて、キーボードケース他面部に2つのキーボード分割体が並んで位置するようになるといった利点が得られる。
【0046】
請求項3記載の発明によれば、キーボードケースに設けられた操作部を操作すると、動作機構により2つのキーボード分割体がキーボードケース両側面部から他面部に向かう方向に同時に付勢して回転動作し、やがて、キーボードケース他面部に2つのキーボード分割体が同時に自動的に並んで位置するようになるといった利点が得られる。
【0048】
請求項6記載の発明によれば、携帯用電子機器の表面に装着されるハードカバーとして用いられるキーボードケースなので、請求項1〜3の何れか記載の発明により得られる効果に加え、携帯用電子機器表面を保護することできる。例えば、持ち運んでいるときの機器本体の表示画面やキー入力部をキーボードケースにより保護できるといった利点が得られる。
【0049】
請求項8及び9記載の発明によれば、回転動作する2つのキーボード分割体を機器本体に内蔵したので、コンパクトに内蔵でき、持ち運びが簡単である。また、機器本体への収納状態と機器本体からの突出状態とが2つのキーボード分割体の回転動作により切り替わるので、通常はキーボードを収納しておき、キーボードを利用したいとき極めて簡単な操作で直ちに利用可能となる。そして、使用時には、機器本体両側面部からそれぞれ回転動作により2つのキーボード分割体が外部に突出して機器本体他面部で横方向に並んだ状態となって大きくなる。従って、2つのキーボード部分を合わせたキーボードとしてキー数やキーピッチを充分に確保し、かつキーサイズも大きくしたキーボードとして用いることができ、キー入操作が格段に容易となるといった利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子機器及びキーボード装置の一使用形態を示す概略斜視図である。
【図2】電子機器の一実施形態を示す概略正面図である。
【図3】キーボード装置の一実施形態を示す概略正面図である。
【図4】電子機器とキーボード装置を組み合わせた状態を示すもので、電子機器の表側にキーボードケースを装着した状態を示した概略側面図(a)、電子機器の裏側にキーボードケースを装着してキーボード突出状態とともに電気的接続部を示した破断側面図(b)、同じくキーボードの回転支軸部を示した破断側面図(c)である。
【図5】キーボードケース内のキーボード及び動作機構等の構成を示すもので、キーボード収納状態を示した概略正面図である。
【図6】図5の状態から片方のキーボードを回転動作させた途中状態を示した概略正面図である。
【図7】図6の状態から片方のキーボードの突出状態を示した概略正面図である。
【図8】両方のキーボードが横方向に並んだ状態を示した概略正面図である。
【図9】電気的接続部の他の例を示すもので、電子機器の裏側にキーボードケースを装着した状態の破断側面図である。
【図10】電気的接続部のさらに他の例を示すもので、電子機器の裏側にキーボードケースを装着した状態の破断側面図である。
【図11】キーボード装置の第2実施形態を示すもので、キーボード突出状態を示した概略正面図である。
【図12】キーボード装置の第3実施形態を示すもので、キーボード突出状態を示した概略正面図である。
【図13】図12の状態から両方のキーボードが回転動作により突出して横方向に並んだ状態を示した概略正面図である。
【図14】キーボード内蔵の電子機器の一例を示した概略側面図である。
【符号の説明】
1 電子機器
2 表示画面
3 操作キー
4 タッチペン
10 キーボード装置
11 キーボードケース
12・13 キーボード収納部
14 固定支軸
15・16 装着状態保持部
17 電気的接続部
18 ガイド溝
19 電気的接続部
21 キーボード
22・23 キーボード分割体
22a・23a キー
24 動作機構
25 リンク
26 連結軸
27 スライド軸
28 付勢機構
31 ロック部材
32・33 操作部
41 動作機構
42 操作部
45 付勢機構
Claims (9)
- キーボードを収納するキーボードケースと、
このキーボードケースの対向する両側面部からそれぞれ回転動作により外部に突出し、前記キーボードケースの他面部において横方向に並んだ状態となって、全体として一つのキーボードを構成する第1及び第2の2つのキーボード分割体と、
前記キーボードケースに設けられた第1操作部及び第2操作部と、
前記第1操作部の操作により前記第1のキーボード分割体を前記キーボードケースの一側面部から他面部に向かう方向に付勢して回転動作させる第1の動作機構と、
前記第2操作部の操作により前記第2のキーボード分割体を前記キーボードケースの一側面部から他面部に向かう方向に付勢して回転動作させる第2の動作機構と
を備えることを特徴とするキーボード装置。 - 前記第1操作部及び第2操作部は前記キーボードケースの対向する両側面部にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載のキーボード装置。
- キーボードを収納するキーボードケースと、
このキーボードケースの対向する両側面部からそれぞれ回転動作により外部に突出し、前記キーボードケースの他面部において横方向に並んだ状態となって、全体として一つのキーボードを構成する2つのキーボード分割体と、
前記キーボードケースに設けられた操作部と、
この操作部の操作により前記2つのキーボード分割体を前記キーボードケースの両側面部から他面部に向かう方向に同時に付勢して回転動作させる動作機構とを備えることを特徴とするキーボード装置。 - 前記操作部は前記キーボードケースの一側面部に設けられていることを特徴とする請求項3記載のキーボード装置。
- 前記操作部は前記キーボードケースの中央部に設けられていることを特徴とする請求項3記載のキーボード装置。
- 前記キーボードケースは、携帯用電子機器の表面に装着されるハードカバーであることを特徴とする請求項1〜5の何れか記載のキーボード装置。
- 前記キーボードケースには、前記2つのキーボード分割体の各キーに電気的に接続される第1の電気的接続部と、携帯用電子機器の電気回路に電気的に接続される第2の電気的接続部が設けられていることを特徴とする請求項1〜6の何れか記載のキーボード装置。
- キーボードを収納するキーボード収納部と、
このキーボード収納部の対向する両側面部からそれぞれ回転動作により外部に突出し、前記キーボードケースの他面部において横方向に並んだ状態となって、全体として一つのキーボードを構成する第1及び第2の2つのキーボード分割体と、
第1操作部及び第2操作部と、
前記第1操作部の操作により前記第1のキーボード分割体を前記キーボード収納部の一側面部から他面部に向かう方向に付勢して回動動作させる第1の動作機構と、
前記第2操作部の操作により前記第2のキーボード分割体を前記キーボード収納部の一側面部から他面部に向かう方向に付勢して回転動作させる第2の動作機構と
を備えることを特徴とする電子機器。 - キーボードを収納するキーボード収納部と、
このキーボード収納部の対向する両側面部からそれぞれ回転動作により外部に突出し、前記キーボードケースの他面部において横方向に並んだ状態となって、全体として一つのキーボードを構成する2つのキーボード分割体と、
操作部と、
この操作部の操作により前記2つのキーボード分割体を前記キーボード収納部の両側面部から他面部に向かう方向に同時に付勢して回転動作させる動作機構とを備えることを特徴とする電子機器。
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