JP4033288B2 - コンテンツ管理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はコンテンツ管理技術に関する。この発明はとくに、コンテンツの著作権を管理する方法、装置、およびその装置を含むシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル技術の進展、ネットワークインフラの整備、情報機器の普及が相伴って、かつてない量のデジタルコンテンツが製作され、流通するようになった。デジタルコンテンツは、デジタルゆえの高ノイズ耐性その他のメリットにより、今後も市場規模を拡大しつづけると考えられるが、関係者の悩みは著作権の問題にある。すなわち、PC(パーソナルコンピュータ)等の身近なハードウエアでコンテンツの複製が容易になり、もはやこの問題の解決なくして、人類文化の健全な発展は考えられなくなった。
【0003】
この問題に関連し、従来よりコンテンツに著作権情報を刷り込むウォーターマークの技術が知られている。すなわち、コンテンツが不法にコピーされたときでも、オリジナルの著作権者をコンテンツに刷り込んでおくことにより、その者の権利を守ろうというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
コンテンツは一般ユーザが配布を受けて楽しむものであったが、最近はCGを作成したり、デジタルカメラで芸術性の高い写真を撮影してホームページで掲載したりするなど、自らコンテンツを創る文化が広がりつつある。また、画像処理のツールが普及し、自ら撮影し、またはWebサイト等からダウンロードした画像を加工して利用することも増えた。本発明はこうした新たな局面に対応するデジタルコンテンツの管理技術を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のある態様は、コンテンツ管理方法に関する。この方法は、オリジナルのデジタルコンテンツを取得する工程と、そのコンテンツに所定の画像処理または音声処理を施す工程と、その処理によって生成された二次的なコンテンツに、オリジナルのコンテンツに係る第1の著作権情報と、その二次的なコンテンツ自体に係る第2の著作権情報とを併せて記録する工程とを含む。
【0006】
本発明の別の態様は、オリジナルのデジタルコンテンツを取得する工程と、そのコンテンツに所定の画像処理または音声処理を施す工程と、その処理によって生成された二次的なコンテンツに、オリジナルのコンテンツに係る第1の著作権情報を残したまま、その二次的なコンテンツ自体に係る第2の著作権情報を記録する工程とを含む。
【0007】
オリジナルのコンテンツには著作権が存在する可能性があり、二次的なコンテンツにもそれ固有の著作権が生じうる。なんらかのオリジナルコンテンツを画像処理や音声処理によって改変した場合、そのコンテンツの改変権に触れる可能性があり、逆にオリジナルコンテンツの美観要素がほぼ残らないまでの改変であれば、オリジナルコンテンツの著作権はもはやないと判断できる場合もある。一方、二次的なコンテンツにもそれ固有の著作権が生じているとすれば、そのコンテンツの著作権を保護していく仕組みが必要である。
【0008】
このためこの態様では、著作権に関する主観的な判断は人に委ねるとしても、そのために必要な情報、ここでは第1の著作権情報と第2の著作権情報をそのコンテンツ内外に記録しておくものである。なお、第1の著作権を記録し、または残すという処理は、積極的にそうする場合のほか、消極的な場合を含む。すなわち、積極的にその情報を消さない限りそれが記録されたままになり、または残されているとすれば、そうした処理の本発明の意図する範囲にある。
【0009】
本発明では、第1の著作権情報と第2の著作権情報の少なくとも一部がウォーターマークとして前記二次的なコンテンツに刷り込まれてもよい。このウォーターマークは可視的または可聴的であってもよいし、そうでなくともよい。すなわち、知覚可能または知覚不可能の場合両方を含む。また、第2の著作権情報は、前記処理の内容に関する情報を含んでもよい。たとえば、画像処理の要素であるカット、スケーリング、回転、色変更、その他任意の処理を示す情報を含んでもよく、その場合、オリジナルコンテンツとの関係がより明確になる。音声の場合も同様である。
【0010】
本発明はさらに、前記処理に先立ち、その処理をなす者がオリジナルのコンテンツの改変権を有する者であるか否かを検査する工程と、その処理をなす者が改変権を有する者である場合に限り、その処理の実行を許可する工程とを含んでもよい。この態様では、コンテンツの改変を厳しく運用でき、改変による著作権侵害を未然に防ぐことができる。
【0011】
本発明はさらに、二次的なコンテンツとそのオリジナルのコンテンツを関連づけてデータベースへ登録する工程を含んでもよい。この場合、オリジナルコンテンツと二次的なコンテンツの関係がより明確になり、著作権管理上有用であるほか、一方の評価の高さが他方に波及するといった相互作用もありうる。
【0012】
本発明の別の態様は、コンテンツ管理装置に関する。この装置は、オリジナルのデジタルコンテンツを取得する入力部と、そのコンテンツに所定の画像処理または音声処理を施す主処理部と、その処理によって生成された二次的なコンテンツに、オリジナルのコンテンツに係る第1の著作権情報と、その二次的なコンテンツ自体に係る第2の著作権情報とを併せて記録する刷込部とを含む。
【0013】
別の態様は、オリジナルのデジタルコンテンツを取得する入力部と、そのコンテンツに所定の画像処理または音声処理を施す主処理部と、その処理によって生成された二次的なコンテンツに、オリジナルのコンテンツに係る第1の著作権情報を残したまま、その二次的なコンテンツ自体に係る第2の著作権情報を記録する刷込部とを含む。
【0014】
本発明のさらに別の態様もコンテンツ管理装置に関し、この装置は、オリジナルのコンテンツに所定の画像処理または音声処理が施された後、その処理によって生成された二次的なコンテンツに、オリジナルのコンテンツに係る第1の著作権情報と、その二次的なコンテンツ自体に係る第2の著作権情報とを併せて記録する刷込部を含む。
【0015】
さらに別の態様は、オリジナルのコンテンツに所定の画像処理または音声処理が施された後、その処理によって生成された二次的なコンテンツに、オリジナルのコンテンツに係る第1の著作権情報を残したまま、その二次的なコンテンツ自体に係る第2の著作権情報を記録する刷込部を含む。
【0016】
本発明のさらに別の態様はコンテンツ管理方法に関する。この方法は、オリジナルのデジタルコンテンツを取得する工程と、そのコンテンツに所定の画像処理または音声処理を施す工程と、その処理によって生成された二次的なコンテンツと、オリジナルのコンテンツとを関連付けて記録する工程とを含む。前記記録する工程は、前記オリジナルコンテンツと、前記二次的なコンテンツとに対してそれらの著作権情報を関連付けて記録してよい。
【0017】
本発明のさらに別の態様はコンテンツ管理装置に関する。この装置は、オリジナルのデジタルコンテンツを取得する入力部と、そのコンテンツに所定の画像処理または音声処理を施す主処理部と、その処理によって生成された二次的なコンテンツと、オリジナルのコンテンツとを関連付けて記録する登録部とを含む。
【0018】
本発明のさらに別の態様はコンテンツを管理するシステムに関する。このシステムは、オリジナルのコンテンツに処理を施して二次的なコンテンツを生成するコンテンツ生成装置と、前記二次的なコンテンツを配信する配信装置とを備え、前記コンテンツ生成装置は、前記オリジナルのデジタルコンテンツを取得する入力部と、そのコンテンツに所定の画像処理または音声処理を施す主処理部と、その処理によって生成された二次的なコンテンツと、オリジナルのコンテンツとを関連付けて記録する登録部とを有する。
【0019】
このシステムは、前記二次的なコンテンツの配信にともない、配信先に対して課金を行う課金処理装置を更に備えてよい。このシステムは、前記課金による収益の一部を、前記オリジナルコンテンツの著作権者に分配する収益管理装置を更に備えてもよい。
【0020】
本発明のさらに別の態様はコンテンツ管理方法に関する。この方法は、第1画像と第2画像とを取得する工程と、前記第1画像と前記第2画像との間で特異点を用いたマッチングを計算し、それらの画像の間で画素を単位とする対応点を検出する工程と、検出の結果を用いて補間計算を行い、前記第1画像と前記第2画像との間の中間画像を生成する工程と、前記中間画像に著作権情報を対応付ける工程とを含む。
【0021】
前記著作権情報を対応付ける工程は、前記第1画像および前記第2画像の著作権者、並びに前記中間画像を作成する処理を行う主体のいずれかを特定する情報を著作権情報として前記中間画像に対応付けてよい。また前記著作権情報を対応付ける工程は、前記中間画像を作成する処理を行う主体を特定する情報を著作権情報として前記中間画像に対応付けてもよい。
【0022】
この方法は、前記中間画像を配信する工程と、前記中間画像を配信した場合に、配信先に対して課金を行う工程と、前記課金による収益の一部を、前記第1画像と前記第2画像の著作権者に分配する工程とを更に含んでもよい。
【0023】
なお、以上の任意の処理プロセス、構成要素を任意に入れ替え、または組み合わせたものもまた、本発明の態様として有効である。さらに、そうした処理の内容を実現するコンピュータプログラム、それを格納した記録媒体もまた、本発明の態様として有効である。
【0024】
【発明の実施の形態】
すでに述べたごとく、オリジナルコンテンツをベースとして二次的なコンテンツが作成されたとき、それら双方のコンテンツに関する管理が望ましい。以下、実施の形態では二次的なコンテンツに対して、オリジナルコンテンツの著作権情報(以下第1の著作権情報、またはFCIと略記する)と、二次的なコンテンツ自体の著作権情報(以下第2の著作権情報、またはSCIと略記する)をともに刷り込む。
【0025】
また、コンテンツに対する画像処理の例として、本出願人が先に特許第2927350号にて提案した技術(以下「前提技術」という)を利用する。前提技術は、2枚のキーフレーム間で特異点を用いたマッチングを計算し、それらの間で画素を単位とする対応点を検出し、その結果を用いて補間計算を行いキーフレーム間の中間フレームを生成するものである。このため、キーフレーム間の滑らかな動画やモーフィング画像、視点変更画像などが生成できる。ここでは、キーフレームをオリジナルコンテンツと考え、中間フレームを二次的なコンテンツと見る。
【0026】
図1は、第1の実施の形態に係るコンテンツ管理装置10の構成を示す。コンテンツ入力部12はふたつのキーフレームI1、I2を入力する。第1著作権情報抽出部14はそれらのキーフレームから第1の著作権情報FCIを抽出し、これを後述の刷込部24へ送る。キーフレーム自体は主処理部16に送られる。
【0027】
主処理部16は前提技術の処理を行うプロセッサであり、それぞれのキーフレームにおいて二次元的な探索をして特異点を検出し、ふたつのキーフレーム間で対応しあう画素の組を特定していく。こうして生成された対応点ファイルMFは対応点ファイル保持部20へ格納される。
【0028】
この実施の形態ではオプショナルな認証部18が併設され、この画像処理を行う者をユーザ識別情報UIDおよびパスワードPWをもとに認証する。認証されたユーザが第1の著作権情報FCIに示される著作権者など、コンテンツの改変が法的に認められる者である場合、認証部18の指示により、主処理部16による処理が許可される。
【0029】
中間画像生成部22は、ふたつのキーフレームI1、I2のデータ、およびそれらの間の対応点ファイルMFをもとに、対応しあう画素間でその位置と画素値、すなわち色について内挿補間を行い、それらキーフレーム間の任意の時間位置または空間位置における中間フレームを生成する。生成された中間フレームIiは刷込部24へ出力される。
【0030】
刷込部24は、第1の著作権情報FCIと、予め設定された第2の著作権情報SCIを中間フレームIiにウォーターマークとして刷り込む。第2の著作権情報SCIは、このコンテンツ管理装置10自体にソフトウエア的またはハードウエア的に割り振られたIDなどでもよいし、このコンテンツ管理装置10を利用するユーザの情報でもよい。いずれにせよ、著作権情報が刷り込まれたコンテンツである中間フレームIiは登録部26の作用によりコンテンツデータベース28に登録される。登録部26は登録の際、中間フレームIiともとのふたつのキーフレームI1、I2を関連づけて登録しておく。
【0031】
コンテンツ出力部30はネットワークや記憶装置など任意の対象に向けて中間フレームIi、またはそれに関連づけられたキーフレームI1、I2を出力する。したがって、コンテンツ出力部30は通信機能を有してもよいし、メモリ制御機能を有してもよいし、表示制御機能を有してもよい。要するに、目的に応じた構成であれば足りる。
【0032】
図2はこのコンテンツ管理装置10による処理の手順をいくぶん一般化して示すフローチャートである。まずコンテンツ入力部12がオリジナルのコンテンツを入力する(S10)。つづいて、そのコンテンツから第1の著作権情報FCIを抽出または取得する(S12)。つづいて、ユーザの認証を行い(S14)、改変権があると判断できる場合(S14のY)、主処理部16による処理を許可する(S16)。改変権があると判断できない場合またはない場合(S14のN)、処理を終了する。
【0033】
つついて刷込部24が、生成された二次的なコンテンツに第1の著作権情報FCIと第2の著作権情報SCIを刷り込み(S18)、登録部26が最終的にこのコンテンツをオリジナルコンテンツとともにコンテンツデータベース28へ登録する(S20)。
【0034】
図3(a)、図3(b)、図3(c)は、それぞれ第1のキーフレームI1、第2のキーフレームI2、生成された中間フレームIiの画像を示す。同図のごとく、中間フレームIiはふたつのキーフレームI1、I2の間の画像である。第1のキーフレームI1、第2のキーフレームI2には、それぞれオリジナルの著作権情報、すなわち第1の著作権情報FCIa、FCIbが刷り込まれ、中間フレームIiには、これに加え第2の著作権情報SCIが併記されている。さらに中間フレームIiには、オリジナルコンテンツに加えた処理の内容を示す情報PROCが記述されている。
【0035】
第1の著作権情報FCIと第2の著作権情報SCIの例は、その創作者、頒布権者その他の著作権または関連する権利の所有者、創作日時、創作の場所、コンテンツのタイトル、オリジナルデータのフォーマット、著作権に関する宣言、例えば著作権を放棄する条件、その他の書誌事項である。
【0036】
処理内容の情報PROCの例は、処理の詳細、たとえばカラーバランスの調整、モノクロ化、フィルタリング、解像度ダウン、エッジ強調、実施の形態のような補間処理、マニュアル編集の概要、CGと実写の合成その他の合成などである。音声も同様、既知の任意の技術であってよい。
【0037】
これらの処理の内容は、場合により非常に長い記述になるので、予め処理要素をコード化して書き込んでもよい。例えば、ハイパスフィルタリングは「HPF」など、30°回転は「ROT+30」などである。こうした処理要素をコンテンツ管理装置10において実際になされる処理のログファイルから取得し、これを第2の著作権情報SCIに盛り込んでもよい。
【0038】
以上、実施の形態をもとに本発明を説明したが、本発明は以上の内容に限定されるものではなく、以下のような変形技術もある。
【0039】
コンテンツ管理装置10は自ら画像処理をなしたが、いずれか外部で画像処理がなされた後の二次的なコンテンツを取得し、これに第1の著作権情報FCIと第2の著作権情報SCIを刷り込んでもよい。
【0040】
第1著作権情報抽出部14は特別な処理をしない構成であってもよく、その場合、刷込部24に対して第1の著作権情報FCIとして何もデータが送られなくともよい。このとき、刷込部24は第2の著作権情報SCIのみを書き込むことになる。この態様のメリットは、まずオリジナルコンテンツに第1の著作権情報FCIが存在しない場合にも矛盾が生じないことと、仮に存在しても、それを積極的に消去する処理を行わない以上、ある程度高い確率でそれが残ることに期待できることにある。
【0041】
第1の実施の形態ではコンテンツの処理として画像マッチングと中間画像の生成を考えたが、これは当然任意の処理であってよく、画像処理に限らず任意の音声処理でもよい。たとえば、映画の一部をカットしたり、楽曲のアレンジを変えたりする処理でもよく、要するにオリジナルコンテンツと異なる二次的なコンテンツが生成されればよい。
【0042】
第1の実施の形態では、第1著作権情報抽出部14は第1の著作権情報FCIをオリジナルコンテンツの中から抽出したが、オリジナルコンテンツがコンテンツデータのほかにヘッダデータ等の管理領域を含む場合、その管理領域から取得してもよく、つまりコンテンツデータ自体から取得するとは限らない。ネットワーク等を経由して、オリジナルコンテンツとはまったく別のルート(図示せず)で取得することもありうる。
【0043】
同様に、刷込部24は二次的なコンテンツのデータ自体に著作権情報を直に埋め込む必要はなく、そのコンテンツの管理領域や、そのコンテンツに関連するサイトの関連するデータ領域に格納するなど、運用の柔軟性は高い。
【0044】
第1の実施の形態では静止画像を例にしたが、これは当然動画があってもよい。例えば、登場人物を動物に置換して生成される新たな映画などは好適な例である。また、静止画像を動画に変えたり、動画をそのイメージや周波数をもとに音楽に変換したりするなど、コンテンツとしてのデータフォーマットがまったく変更される場合であってもよい。
【0045】
第1の実施の形態におけるコンテンツ管理装置10は、第1の著作権情報FCIと第2の著作権情報SCIとを二次的なコンテンツに刷り込んで著作権を管理することとした。しかし、ビジネス的な観点からいうと必ずしもそのような管理が好ましいとは限らない。例えば、著作権者Aのオリジナルコンテンツを使って二次的なコンテンツを作成した場合、そのコンテンツの著作権の少なくとも一部は、著作権者Aと二次的なコンテンツの作成主体との協議により決まる性質をもちうる。その協議によっては、二次的なコンテンツの著作権の管理を作成主体のみに委託することもありうる。このような場合には、二次的なコンテンツに第1の著作権情報FCIが刷り込まれていないほうが好都合な場合もある。こうした、実際の運用に合うように二次的なコンテンツの著作権を管理できる装置を次に説明する。
【0046】
図4は、第2の実施の形態におけるコンテンツ管理装置100の構成図である。本図で図1を用いて説明した機能ブロックと同一の符号を付した構成は、図1の機能ブロックと同一の機能を有する。登録部102は、中間画像生成部22により生成された中間フレームIiと、第2の著作権情報SCIとを対応付けてコンテンツデータベース104に登録する。第2の著作権情報SCIは、中間フレームIiの著作権情報であり、オリジナルコンテンツの著作権者及び作成主体の少なくとも一方を著作権者とする情報であってよい。
【0047】
この第2の著作権情報SCIは、予め関係者間での協議により決められる。第2著作権情報データベース106は、その協議により決められた第2の著作権情報SCIとオリジナルコンテンツの著作権者とを対応付けて保持する。登録部102は、第1著作権情報抽出部14で抽出された第1の著作権情報FCIに示される著作権者に対応付けられた第2の著作権情報SCIを、第2著作権情報データベース106から読み出し中間フレームIiに対応付ける。これにより、中間フレームIiを作成するために利用したオリジナルコンテンツの第1の著作権情報FCIに基づいて、登録部102は自動的に第2の著作権情報SCIを中間フレームIiに対応付けることができる。中間フレームIiを作成するためには、2つのキーフレームが必要になるが、第1のキーフレームと第2のキーフレームの著作権者が異なることもある。第2著作権情報データベース106は、こうした場合の第2の著作権情報SCIも保持する。
【0048】
登録部102は、中間フレームIiに第2の著作権情報SCIをウォーターマークとして刷り込んでもよいし、中間フレーム本体とは別に第2の著作権情報SCIをコンテンツデータベース104に登録してもよい。更に登録部102は、中間フレームIiの作成に利用したキーフレームを中間フレームIiに関連付けて登録してもよい。例えば、登録部102は、中間フレームIiに第2の著作権情報SCIをウォーターマークとして刷り込み、キーフレームを中間フレームIiに対応付けて登録してもよい。要は、中間フレームの配信先には、その著作権者として第2の著作権情報SCIを示せるように、その中間フレームの作成に係る関係者に利益の分配ができるように、登録部102はデータを登録する。
【0049】
図5は、第3の実施の形態における二次的なコンテンツを管理するシステム150の構成図である。コンテンツ管理システム150を構成する各機能ブロックはそれぞれネットワーク168に接続している。オリジナルコンテンツ格納部166a及び166bは、オリジナルコンテンツを保持し、それぞれ著作権者が異なる。中間画像生成装置152は、例えば、図4のコンテンツ管理装置100であり、オリジナルコンテンツ格納部166a、166bからオリジナルコンテンツを取得して二次的なコンテンツ(以下、二次コンテンツという)を生成する。中間画像生成装置152は、生成した二次コンテンツをネットワーク168を介して中間画像格納部154に格納する。また中間画像生成装置152は、オリジナルコンテンツの著作権情報と、二次コンテンツの著作権情報とを二次コンテンツを特定する情報に対応付けて著作権データベース160に格納する。
【0050】
ユーザ端末164は、二次コンテンツを閲覧するユーザが利用する端末である。配信サーバ156は、ユーザ端末164からの要求に応じて中間画像格納部154に格納されている二次コンテンツを配信する。そして、配信サーバ156は、二次コンテンツを配信したことを課金サーバ162に通知する。課金サーバ162は、配信先のユーザに対して課金処理を行う。収益管理サーバ158は、配信した二次コンテンツに対応付けられた著作権情報に基づいて、関連する著作権者に収益の一部を分配する。これにより、著作権を管理したうえで二次的なコンテンツの配信ができる。また、オリジナルコンテンツの著作権者、二次的なコンテンツの著作権者にも利益が分配される仕組みが確立されるので、コンテンツ流通業界全体の活性化につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態に係るコンテンツ管理装置の構成図である。
【図2】 第1の実施の形態に係るコンテンツ管理装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】 図3(a)、図3(b)、図3(c)は、第1の実施の形態においてコンテンツに書き込まれる著作権情報を示す図である。
【図4】 第2の実施の形態に係るコンテンツ管理装置の構成図である。
【図5】 第3の実施の形態に係る二次的なコンテンツを管理するシステムの構成図である。
【符号の説明】
10 コンテンツ管理装置、 12 コンテンツ入力部、 14 第1著作権情報抽出部、 16 主処理部、 18 認証部、 24 刷込部、 26 登録部、 28 コンテンツデータベース。
Claims (3)
- オリジナルのデジタルコンテンツであって、そのコンテンツの著作権情報である第1の著作権情報が記録されたオリジナルコンテンツを入力する入力部と、
前記オリジナルコンテンツから前記第1の著作権情報を抽出する著作権情報抽出部と、
前記オリジナルコンテンツに対して所定のプログラムに基づく画像処理を実行し、前記オリジナルコンテンツと異なるデジタルコンテンツである二次的なコンテンツを生成する主処理部と、
前記主処理部により生成された二次的なコンテンツ自体の著作権情報である第2の著作権情報を入力し、その二次的なコンテンツに、前記著作権情報抽出部により抽出された対応する第1の著作権情報と、その第2の著作権情報と、前記主処理部が実行した処理の内容に関する情報とをウォーターマークとして刷り込む刷込部と、
前記二次的なコンテンツと前記オリジナルコンテンツとを関連づけてコンテンツデータベースへ登録する登録部と、
を含み、
前記入力部は、前記オリジナルコンテンツとして第1画像および第2画像を入力し、
前記著作権情報抽出部は、前記第1画像および前記第2画像のそれぞれからその著作権情報である第1の著作権情報を抽出し、
前記主処理部は、前記プログラムに基づいて前記第1画像と前記第2画像との間で特異点を用いたマッチングを計算し、それらの画像の間で画素を単位とする対応点を検出し、その検出の結果を用いて補間計算を行うことにより、前記二次的なコンテンツとして前記第1画像と前記第2画像との間の中間画像を生成し、
前記刷込部は、前記著作権情報抽出部により抽出された各第1の著作権情報と、前記中間画像自体の著作権情報である第2の著作権情報と、前記主処理部により前記中間画像を生成する処理の内容を示す情報とをウォーターマークとして前記中間画像に刷り込み、
前記登録部は、前記第1画像および前記第2画像と、これらに対応する中間画像とを関連づけて前記コンテンツデータベースへ登録することを特徴とするコンテンツ管理装置。 - オリジナルのデジタルコンテンツであって、そのコンテンツの著作権情報である第1の著作権情報が記録されたオリジナルコンテンツを入力する入力部と、
前記オリジナルコンテンツに対して所定のプログラムに基づく画像処理を実行し、前記第1の著作権情報を消去せずに残したまま前記オリジナルコンテンツと異なるデジタルコンテンツである二次的なコンテンツを生成する主処理部と、
前記主処理部により生成された二次的なコンテンツ自体の著作権情報である第2の著作権情報を入力し、その二次的なコンテンツに、その第2の著作権情報と、前記主処理部が実行した処理の内容に関する情報とをウォーターマークとして刷り込む刷込部と、
前記二次的なコンテンツと前記オリジナルコンテンツとを関連づけてコンテンツデータベースへ登録する登録部と、
を含み、
前記入力部は、前記オリジナルコンテンツとして第1画像および第2画像を入力し、
前記主処理部は、前記プログラムに基づいて前記第1画像と前記第2画像との間で特異点を用いたマッチングを計算し、それらの画像の間で画素を単位とする対応点を検出し、その検出の結果を用いて補間計算を行うことにより、前記二次的なコンテンツとして前記第1画像と前記第2画像との間の中間画像を生成し、
前記刷込部は、前記中間画像自体の著作権情報である第2の著作権情報と、前記主処理部により前記中間画像を生成する処理の内容を示す情報とをウォーターマークとして前記中間画像に刷り込み、
前記登録部は、前記第1画像および前記第2画像と、これらに対応する中間画像とを関連づけて前記コンテンツデータベースへ登録することを特徴とするコンテンツ管理装置。 - 前記主処理部による前記画像処理または音声処理に先立ち、その処理をなす者による入力情報に基づいてその者が前記オリジナルコンテンツの改変権を有する者であるか否かを認証し、改変権を有する者である場合に限り、その処理の実行を許可する認証部をさらに含む請求項1または2に記載のコンテンツ管理装置。
Priority Applications (1)
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