JP4035338B2 - 燃料供給システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は燃料供給システムに係り、特に携帯型通信装置を用いて燃料の供給の許可及び料金のプリペイド決済を行う燃料供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の燃料タンクにガソリンや軽油などの燃料を供給する燃料供給システムとしては、例えば、給油所に設置されたセルフサービス方式の給油システムがある。このセルフサービス方式の燃料供給システムでは、顧客の車両が到着すると、顧客自身が燃料タンクの給油口に給油ノズルを挿入して給油を行う。給油が終了すると、燃料タンクに給油された給油量に応じた金額(給油量×単価+消費税)が記載された伝票が発行される。
【0003】
顧客は、この伝票を持って事務所に移動し、事務所内のレジにて給油料金を支払って決済している。
【0004】
また、給油装置の近傍に現金支払いを受け付ける現金自動支払機が設置されている場合には、給油前の現金を投入することで、その金額に対応する給油量のプリセット給油が許可される。そのため、給油された給油量がプリセット値よりも少ない場合には、つり銭の払い出しが必要になり、設定されたプリセット値を給油した後に追加の給油を行う場合には、現金の追加投入が必要になる。
【0005】
また、給油装置の近傍にプリペイドカードまたはクレジットカードが挿入されるカードリーダのカード挿入口があるときは、給油前にプリペイドカードまたはクレジットカードをカードリーダのカード挿入口に挿入して給油許可を取得した後、顧客自身が燃料タンクの給油口に給油ノズルを挿入して給油を行う。給油が終了すると、燃料タンクに給油された給油量に応じた金額(給油量×単価+消費税)がプリペイドカードの磁気記録部に記録された料金度数から減算されて、あるいは給油装置に接続されたPOS端末機によってクレジットカードのカード番号が登録された銀行口座に今回給油した料金を請求するための処理を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような支払い方法では、例えば給油所の事務所で給油料金を現金で支払う場合、顧客が給油終了後、事務所まで移動しなければならず、面倒であるばかりか、急いでいるときは料金を清算するまでの待ち時間が長く感じられ、いらいらするといった不満が生じる。
【0007】
また、現金自動支払機を用いて現金で給油料金を支払う方法では、常につり銭の有無を監視して小銭の補充をしたり、投入された現金を定期的に回収しなければならない。
【0008】
また、クレジットカードで給油料金を清算する方法では、財布の中で煩雑する複数のカードの中から目的とするカードを取り出すといった煩わしさがあり、しかもカード会社によって使用できないカードもあり、複数のクレジットカードを所持していないと給油できない場合がある。
【0009】
また、プリペイドカードで給油料金を清算する方法では、予めプリペイドカードを購入しなければならず、プリペイドカードに記憶された残り度数が少ない場合には、希望する給油量を給油できないことがある。
【0010】
また、プリペイドカードを購入した顧客がプリペイドカードを自宅や会社などに忘れた場合、既に料金を先払いしているのに給油が行えないといったという問題が発生するおそれがある。
【0011】
さらに、顧客が購入したプリペイドカードを紛失してしまった場合には、購入金額などの金銭情報も紛失してしまうため、給油所側では、金銭的な救済手段がない。従って、顧客は紛失したプリペイドカードに記憶されている残額を取り戻すことができず、残額分を給油することができない。
【0012】
そこで、本発明は、上記の点に鑑み上記課題を解決した燃料供給システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の特徴を有する。
上記請求項1記載の発明は、顧客が予め購入したプリペイド金額情報を記憶する携帯型通信装置と、携帯型通信装置に記憶されたプリペイド金額情報を読み取る情報読み取り手段と、プリペイド金額情報を記憶する記憶部を有する管理装置と、を備えており、管理装置は、情報読み取り手段により読み取られたプリペイド金額情報と記憶部に記憶されたプリペイド金額情報とを照合する照合手段と、照合手段による照合結果に応じて給油許可を出力する許可手段とを有するものであり、顧客が携帯型通信装置を所持していれば携帯型通信装置よりプリペイド金額情報を読み取って燃料料金を清算することが可能になり、現金またはプリペイドカードやクレジットカードがなくても燃料の供給が行える。
【0014】
また、請求項2記載の発明は、管理装置が、顧客が予め購入したプリペイド金額の入金情報を携帯型通信装置に送信する情報送信手段を有し、携帯型通信装置は、既に記憶されていたプリペイド金額情報を情報送信手段により送信されたプリペイド金額の入金情報に更新する更新手段を有するものであり、携帯型通信装置に記憶されたプリペイド金額情報を自動的に更新することが可能になり、携帯型通信装置に記憶されたプリペイド金額を常に最新の金額に更新できる。
【0015】
また、請求項3記載の発明は、顧客を特定するための氏名及びプリペイド金額を含む個人情報及び顧客が所有する携帯型通信装置の認証情報が登録されたデータベースと、携帯型通信装置に記憶された認証情報を読み取ることにより、データベースを検索して当該顧客の個人情報を認識する認証手段と、を有するものであり、顧客が携帯型通信装置を所持していれば予め登録してある個人情報を入力することによって当該顧客のプリペイド金額を確認して燃料を供給することが可能になる。
【0016】
また、請求項4記載の発明は、情報読み取り手段により読み取られたプリペイド金額情報と記憶部に記憶されたプリペイド金額情報とを照合した結果、差異があった場合には異常を報知する報知手段を有するものであり、プリペイド金額に異常があるのか、あるいは正常であるのかを確認することが可能になる。
【0017】
また、請求項5記載の発明は、供給された燃料の料金を顧客のプリペイド金額から減算する決済手段と、決済手段により減算された決済金額情報を携帯型通信装置に送信する決済情報送信手段を有し、携帯型通信装置は、既に記憶されていたプリペイド金額情報を決済情報送信手段により送信された決済金額情報に更新する更新手段を有するものであり、プリペイド金額による決済が行われたことを携帯型通信装置で確認することが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明になる燃料供給システムの一実施例の構成を示すブロック図である。
【0019】
図1に示されるように、給油所の燃料供給システム10は、給油所の事務所12に設置された給油所管理装置16と、給油を行うフィールド17に設置されたセルフサービス方式の給油装置20a,20b及び設定器22a,22bとから構成される。事務所12の給油所管理装置16は、顧客がプリペイドカード金額を入金する入金機14に接続されている。また、給油所管理装置16は、公衆回線24を介して外部の系列SSや元売り会社の管理装置25と接続されている。
【0020】
また、給油所管理装置16は、通信回線(SS−LAN)26を介して給油装置20a,20b及び設定器22a,22bとデータ通信可能に接続されており、給油装置20a,20bに対して給油許可または給油禁止を指示する。尚、給油所管理装置16は、POS機能を有するパーソナルコンピュータなどから構成されている。
【0021】
給油装置20a,20bは、携帯型電話機(携帯型通信装置)18を使用して給油料金を決済するプリペイド決済方式をメインの支払い方法として給油が行えるように構成されている。携帯型電話機18は、プリペイド金額データ(金額情報)、ID番号(情報顧客特定情報)等が記憶された記憶部(ICメモリ)と、プリペイド金額から給油料金を減算した決済情報を受信する機能を有する。
【0022】
給油装置20a,20bは、油種(例えば、ハイオク、レギュラー、軽油など)毎の給油ノズル(図示せず)を有しており、顧客自身が給油ノズルを操作してセルフサービスで給油を行う構成になっている。
【0023】
設定器22a,22bは、通信回線26に接続された制御部28a,28bと、設定項目やガイダンスを表示する表示器30a,30bと、顧客の携帯型電話機18から顧客を特定するための顧客情報(認証情報)を読み取るバーコードリーダ(情報読み取り手段)32a,32bと、給油量や油種を手動設定するためのテンキー34a,34bとから構成されている。また、設定器22a,22bは、図1において、給油装置20a,20bと別体に示してあるが、実際には給油装置20a,20bに内蔵されており、制御部28a,28bが給油装置20a,20bの制御部として機能している。
【0024】
尚、本実施例では、フィールド17に2つの給油スペースを設けた構成を一例として示したが、3つ以上の給油装置、設定器を設ける構成としても良いのは勿論である。
【0025】
元売り会社の管理装置25は、後述するように記憶装置25aに記憶された各携帯型電話機18毎のID番号及び給油金額、給油履歴を管理しており、任意の携帯型電話機18を用いた給油による決済を有効または無効にする機能を有する。
【0026】
元売り会社の管理装置25には、顧客を特定するための氏名及びプリペイド金額を含む個人情報及び顧客が所有する携帯型通信装置の認証情報が登録されたデータベースが格納された記憶装置(記憶部)25aが接続されている。
【0027】
また、記憶装置25aには、各顧客の携帯型電話機18に記憶されているプリペイド金額データ及び顧客を特定するためのID番号と同一のデータ(情報)が記憶されたデータベースが格納されている。
【0028】
また、管理装置25の記憶装置25aには、バーコードリーダ32a,32bにより読み取られたプリペイド金額情報と記憶されたプリペイド金額情報とを照合する制御プログラムI(照合手段)と、照合結果に応じて給油許可を出力する制御プログラムII(許可手段)と、顧客が予め購入したプリペイド金額情報を顧客の携帯型電話機18に送信する制御プログラムIII(情報送信手段)とが格納されている。
【0029】
さらに、記憶装置25aには、携帯型電話機18に記憶された認証情報を読み取ることにより、データベースを検索して当該顧客の個人情報を認識する制御プログラムIV(認証手段)と、携帯型電話機18から読み取られたプリペイド金額情報と記憶装置25aに記憶されたプリペイド金額情報とを照合した結果、差異があった場合には異常を給油所管理装置16に報知する制御プログラムV(報知手段)と、供給された燃料の料金を顧客のプリペイド金額から減算する制御プログラムVI(決済手段)と、給油料金が減算されたプリペイド金額情報を携帯型電話機18に送信する制御プログラムVII(決済情報送信手段) とが格納されている。
【0030】
図2(A)(B)は管理装置25の記憶装置25aに格納されるデータベースを模式的に示す図である。
図2(A)に示されるように、新規の顧客が所有する携帯型電話機18によるプリペイド決済を申し込むと、当該携帯型電話機18に対するID(暗証番号、電話番号)及び顧客の住所、氏名、登録日(購入日)がデータベース25a1に登録される。
【0031】
図2(B)に示されるように、データベース25a2には、各顧客の携帯型電話機18によるプリペイド決済の給油履歴(給油日、油種、給油量、給油料金、残額、精算方法、入金金額、有効/無効等)が登録される。
【0032】
従って、給油所管理装置16は、ID(暗証番号、電話番号)に基づいて記憶装置25aのデータベース25a1から携帯型電話機18のID(暗証番号、電話番号)に対応する特定の顧客(住所、氏名、登録日)を検索することができると共に、当該携帯型電話機18の給油履歴(給油日、油種、給油量、給油料金、残額、精算方法、入金金額、有効/無効等)を抽出することができる。
【0033】
図3は携帯型電話機18の正面図である。
図3に示されるように、携帯型電話機18は、内部にCPU及びICメモリ、送受信部(共に図示せず)を有すると共に、ハウジング18aの前面に液晶モニタ(LCD)40、マイク41、スピーカ42が設けられている。また、ハウジング18aの上端には、伸縮可能なアンテナ43が収納されている。
【0034】
さらに、ハウジング18aの前面には、オンキー44、オフキー45、テンキー46、リダイヤルキー47、インターネットキー48、カーソルキー49、クリアキー50が配置されている。
【0035】
また、携帯型電話機18に内蔵されたメモリには、当該携帯型電話機18の暗証番号及び電話番号及びプリセット金額を含む当該顧客固有のデータから作成されたバーコードデータが認証情報として記憶されている。
【0036】
携帯型電話機18のCPUは、元売り会社の管理装置25から送信されたバーコードデータを受信することで、バーコード40a及び顧客のプリペイド金額40bを液晶モニタ(LCD)40に表示させる。また、携帯型電話機18のCPUは、予め決められたキー操作によってメモリに記憶されたバーコードデータにより作成されたバーコード40aを液晶モニタ(LCD)40に表示させることも可能である。
【0037】
この液晶モニタ(LCD)40に表示されたバーコード40aは、給油する前にバーコードリーダ32a,32bに読み取らせることで、当該携帯型電話機18を所有する顧客を認識させて給油許可を得るための身分証となるものである。給油所管理装置16では、バーコードリーダ32aまたは32bにより読み取られたバーコード40aの読み取りデータ(以下「バーコードデータ」)を公衆回線14を介して元売り会社の管理装置25に送信する。
【0038】
そして、元売り会社の管理装置25では、受信したバーコード40aに基づいて該当する顧客を検索し、該当する顧客名が抽出されると、その顧客のプリペイド金額を上限値とする給油許可を給油所管理装置16へ送信する。これにより、給油所管理装置16では、給油許可を給油装置20aまたは20bに送信する。
【0039】
ここで、設定器22aの制御部28aが実行する制御処理について説明する。図4は給油所管理装置16、給油装置20a(設定器22aの制御部28a)、元売り会社の管理装置25が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
【0040】
携帯型電話機18を用いたプリペイド決済によるセルフサービス方式の給油を行う顧客は、最初に給油所に到着した際に会員登録を行う必要がある。
図4に示されるように、給油所管理装置16は、ステップS11(以下「ステップ」を省略する)で会員登録を行う。会員登録は、事務所もしくは携帯型電話機18を用いてインターネット上から行える。会員登録を行う場合、当該顧客の住所、氏名、年齢や顧客の所持する携帯型電話機18の電話番号、メールアドレス、個人認証情報などの入力が必要となる。
【0041】
S12では、プリペイド金額が入金機14から入金されたことを確認する。これら会員登録時の情報は、S13で公衆回線24を介して元売りの管理装置25に送信され、データベース25a1に保管される。また、S14では、元売り管理装置16から顧客の携帯型電話機18に顧客情報およびプリペイド金額情報であるバーコード40aと残額(図3参照)を送信する。これで、会員登録の処理が終了する。尚、既に会員登録が済んでいる顧客の場合には、上記S11〜S14の処理が省略される。
【0042】
また、S15で給油装置20aの制御部28aは、携帯型電話機18の液晶モニタ40に表示されたバーコード40aをバーコードリーダ32aにより読み取る。バーコードリーダ32aにより読み取られたバーコード40aのバーコードデータは、元売り会社の管理装置25に送信される。
【0043】
管理装置25では、バーコード40aのバーコードデータを受信すると、S16において、携帯型電話機18のID(暗証番号、電話番号)に対応する特定の顧客(住所、氏名、登録日)を記憶装置25aに格納されたデータベース25a1,25a2から検索する。そして、S17では、S16で抽出された顧客のプリペイド金額(残額)が所定金額(例えば、百円)以上あることを確認する。
【0044】
管理装置25は、S17において、顧客のプリペイド金額(残額)が所定金額未満であるときは、S18に進み、残額不足情報を給油所管理装置16に送信する。これにより、給油所管理装置16は、表示器30aに残額不足を表示して顧客に知らせた後、入金処理へ移行する。
【0045】
また、S17において、顧客のプリペイド金額(残額)が所定金額以上であるときは、給油装置20aの制御部28aは、S19で、プリペイド金額(残額)を上限値として給油可能金額を設定する。
【0046】
次のS20では、プリペイド金額(残額)に対応する給油量を上限値としてプリセット給油が設定される。S21では、給油装置20aで給油が開始されたことを確認すると、S22に進み、給油量がS20で設定された設定給油量に達したかどうかをチェックする。
【0047】
S22において、給油量がS21で設定された設定給油量に達していないときは、S23に移行して給油を中止したかどうかをチェックする。S23において、給油を中止していないときは、S22に戻る。また、S22において、給油量が設定給油量に達したとき、あるいは、S23において、給油を中止したときは、S24に進み、給油結果(装置番号、油種、給油量、給油金額など)を給油所管理装置16及び公衆回線24を介して元売り会社の管理装置25へ送信する。
【0048】
S25で、元売り会社の管理装置25は、記憶装置25aに記憶されている当該顧客のプリセット金額から今回の給油金額を減算してプリセット金額を更新する。そして、S26では、上記更新されたプリセット金額データを含むバーコードデータを当該顧客が所有する携帯型電話機18へ送信する。そのため、次回の給油の際には、更新されたバーコードで認証が行われて給油が可能になる。これで、携帯型電話機18を用いたセルフサービス方式の給油処理が終了する。
【0049】
このように、顧客が携帯型電話機18を所持していれば、現金を持っていなくても給油することができ、携帯型電話機18に記憶されたプリペイド金額を常に最新の金額に更新できるので、プリペイドカードやクレジットカードなどよりも扱いやすい。
【0050】
次に、顧客が携帯型電話機18を忘れて給油所に到着した場合の処理手順について図5を参照して説明する。尚、顧客は、上記バーコード入力ができない場合には、暗証番号を手動操作で入力する。
図5に示されるように、顧客が携帯型電話機18を忘れて給油所に到着した場合、給油所管理装置16では、S31において、設定器22aのテンキー34aの操作により顧客を特定するための個人認証情報である暗証番号が入力されたことを確認する。
【0051】
S31でテンキー34aの操作により暗証番号が入力されると、S32に進み、入力された暗証番号を通信回線26を介して給油所管理装置16に転送する。給油所管理装置16は公衆回線14を介して元売り管理装置25に暗証番号を送信する。
【0052】
次のS33で元売り会社の管理装置25は、入力された暗証番号に基づき記憶装置25aに格納されたデータベース25a1,25a2を検索する。続いて、S34に進み、データベース25a1,25a2から抽出された携帯型電話機18のID(暗証番号、電話番号)に対応する特定の顧客(住所、氏名、登録日)のプリペイド金額情報を給油管理装置16に送信する。
【0053】
次のS35〜S44は、前述したS17〜S26の処理と同様であるので、その説明は省略する。
【0054】
S45で元売り会社の管理装置25は、S44で給油料金の決済により更新されたバーコード情報(プリペイド金額情報)を顧客の携帯型電話機18に送信すると同時に、更新されたプリペイド金額情報を公衆回線26を介して給油所管理装置16にも送信する。
【0055】
次のS46で給油所管理装置16は、通信回線14を介して設定器22aの表示器30aに表示させる。これにより、顧客は今回給油された料金がプリペイド金額から決済されたことが確認される。また、次回給油には、S44で携帯型電話機18に送信されたバーコードを利用して給油を行うことができる。
【0056】
図6は給油所管理装置16、給油装置20aの制御部28aが実行する制御処理の変形例を説明するためのフローチャートである。尚、当該変形例では、前述した記憶装置25aが給油所管理装置16に接続されており、上記データベース25a1,25a2が給油所管理装置16によって管理されている。
【0057】
図6に示されるように、S51において、給油装置20aの制御部28aは、携帯型電話機18の液晶モニタ40に表示されたバーコード40aがバーコードリーダ32aにより読み取られたかどうかをチェックする。S51において、バーコードリーダ32aがバーコード40aを読み取ると、バーコード40aのバーコード情報からプリペイド金額(残額)を抽出し、S53で、抽出された顧客のプリペイド金額(残額)が所定金額(例えば、百円)以上あることを確認する。
【0058】
S53において、顧客のプリペイド金額(残額)が所定金額未満であるときは、S54に進み、残額不足を表示して顧客に知らせた後、入金処理へ移行する。
【0059】
また、S53において、顧客のプリペイド金額(残額)が所定金額以上であるときは、S55に進み、携帯型電話機18の液晶モニタ40に表示されたバーコード40aを読み取ったバーコード情報から得られたプリペイド金額情報P1を通信回線26にて給油所管理装置16に送信する。
【0060】
続いて、S56で給油所管理装置16は、記憶装置25aに格納されたデータベース25a1,25a2を検索し、バーコード情報に対応するプリペイド金額情報P2を抽出する。続いて、S57に進み、データベース25a1,25a2内に記憶されているプリペイド金額情報P2と受信したプリペイド金額情報P1とを照合する。
【0061】
S57において、データベース25a1,25a2内に記憶されているプリペイド金額情報P2と受信したプリペイド金額情報P1が等しくない場合には、バーコード情報の不正使用もしくは何らかのトラブルが発生したと判断してS58に進み、給油所のアラームによる報知、あるいは給油所管理装置16のモニタに異常発生を報知する。そして、今回の給油処理を中止する。
【0062】
このように、携帯型電話機18の液晶モニタ40に表示されたバーコード40aを読み取ったバーコード情報から得られたプリペイド金額情報P1と、データベース25a1,25a2内に記憶されているプリペイド金額情報P2とが一致することで、バーコード情報の信頼性が高まり、正確なプリペイド決済が可能になると共に、バーコード情報の不正使用を防止してセキュリティ性も高められている。
【0063】
また、上記S57において、データベース25a1,25a2内に記憶されているプリペイド金額情報P2と受信したプリペイド金額情報P1が等しい場合(P1=P2)には、S60で給油装置20aの制御部28aに給油許可を与える。
【0064】
給油装置20aの制御部28aは、給油許可が受信されたときは、S61以降の処理を実行する。尚、S61〜S68の処理は、前述したS19〜S26の処理と同一であるので、その説明は省略する。
【0065】
次に携帯型電話機18を用いてプリペイド金額の入金を行う際のプリペイドバリューの購入方法及びその制御処理について説明する。
図7はプリペイド金額の入金操作を行う際に携帯型電話機18の制御部が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
【0066】
図7に示されるように、S71において、携帯型電話機18の制御部は、燃料の元売り会社が提供するインターネット上のサイトに接続したかどうかをチェックする。S71において、携帯型電話機18がインターネット上のサイトに接続されると、S72に進み、プリペイド金額の増額モードあるいはプリペイド金額の残高照会モードのどちらを選択したかを確認する。
【0067】
S72において、顧客がプリペイド金額の残高照会モードを選択した場合には、S73に進み、会員登録時に登録した暗証番号が入力されたかどうかをチェックする。S73において、正しい暗証番号が入力されたときは、元売り管理装置25(または給油所管理装置16)に暗証番号が送信されて暗証番号に対応するプリペイド金額の検索が行われる。尚、入力された暗証番号が間違っているときは、今回の処理が中止される。
【0068】
そして、S74では、元売り管理装置25(または給油所管理装置16)から送信された暗証番号に対応するプリペイド金額の検索結果が受信されると、S75に進み、検索結果のプリペイド金額を携帯型電話機18の液晶モニタ40に表示する。このように、顧客は、携帯型電話機18を操作して簡単に現在のプリペイド金額を確認することができる。
【0069】
また、上記S72において、顧客がプリペイド金額の増額モードを選択したときは、S76に進み、会員登録時に登録した暗証番号が入力されたかどうかをチェックする。S76において、正しい暗証番号が入力されたときは、元売り管理装置25(または給油所管理装置16)に暗証番号が送信されて暗証番号に対応するプリペイド金額の検索が行われる。尚、入力された暗証番号が間違っているときは、今回の処理が中止される。
【0070】
そして、S77では、元売り管理装置25(または給油所管理装置16)から送信された暗証番号に対応するプリペイド金額の検索結果が受信されると、S78に進み、検索結果のプリペイド金額を携帯型電話機18の液晶モニタ40に表示する。
【0071】
次のS79では、増額するための入金方法の選択を行うため、携帯型電話機18の液晶モニタ40に入金方法のメニューが表示される。入金方法のメニューには、例えば、現金、クレジット、ネットバンクを利用した増額方法などの選択肢が表示される。
【0072】
顧客は、入金方法を選択することにより、S80でプリペイドバリューを購入することとなる。そして、S81では、増額処理によって増額されたプリペイド金額情報を基にデータベース25a2の内容を更新する。
【0073】
続いて、S82では、元売り管理装置25(または給油所管理装置16)で更新されたバーコード情報を受信して液晶モニタ40に表示する。これにより、顧客は、液晶モニタ40の表示によりプリペイド金額が増額されたことを確認する。
【0074】
尚、本実施例では、プリペイドバリューの購入方法として、インターネット利用する方法を例に挙げて説明したが、これに限らず、情報交換手段であれぱインターネット以外の通信手段を利用しても良いのは、言うまでもない。
【0075】
また、上記実施例では、携帯型電話機18を携帯型通信装置として利用する方法について説明したが、これに限らず、携帯型電話機18以外の通信機能を有する端末装置(例えば、携帯型情報端末(PDA:パーソナル・デジタル・アシスタントなど)、モバイル機能を有するノート型パーソナルコンピュータ、あるいはPHS電話機などを用いることも可能である。
【0076】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1記載の発明によれば、顧客が予め購入したプリペイド金額情報を記憶する携帯型通信装置と、携帯型通信装置に記憶されたプリペイド金額情報を読み取る情報読み取り手段と、プリペイド金額情報を記憶する記憶部を有する管理装置と、を備えており、管理装置は、情報読み取り手段により読み取られたプリペイド金額情報と記憶部に記憶されたプリペイド金額情報とを照合する照合手段と、照合手段による照合結果に応じて給油許可を出力する許可手段とを有するため、顧客が携帯型通信装置を所持していれば携帯型通信装置よりプリペイド金額情報を読み取って燃料料金を清算することが可能になり、現金またはプリペイドカードやクレジットカードがなくても燃料供給を行うことができ、利便性を向上させることができる。
【0077】
また、請求項2記載の発明によれば、管理装置が、顧客が予め購入したプリペイド金額の入金情報を携帯型通信装置に送信する情報送信手段を有し、携帯型通信装置は、既に記憶されていたプリペイド金額情報を情報送信手段により送信されたプリペイド金額の入金情報に更新する更新手段を有するため、携帯型通信装置に記憶されたプリペイド金額情報を自動的に更新することが可能になり、携帯型通信装置に記憶されたプリペイド金額を常に最新の金額に更新でき、プリペイドカードやクレジットカードなどよりも扱いやすく、現金を持っていなくても燃料の供給を受けることができ、利便性を向上させることができる。
【0078】
また、請求項3記載の発明によれば、顧客を特定するための氏名及びプリペイド金額を含む個人情報及び顧客が所有する携帯型通信装置の認証情報が登録されたデータベースと、携帯型通信装置に記憶された認証情報を読み取ることにより、データベースを検索して当該顧客の個人情報を認識する認証手段と、を有するため、顧客が携帯型通信装置を所持していれば予め登録してある個人情報を入力することによって当該顧客のプリペイド金額を確認して燃料を供給することができる。
【0079】
また、請求項4記載の発明によれば、情報読み取り手段により読み取られたプリペイド金額情報と記憶部に記憶されたプリペイド金額情報とを照合した結果、差異があった場合には異常を報知する報知手段を有するため、プリペイド金額に異常があるのか、あるいは正常であるのかを確認することができ、不正使用を防止することができるので、セキュリティ性が高められ信頼性が向上する。
【0080】
また、請求項5記載の発明によれば、供給された燃料の料金を顧客のプリペイド金額から減算する決済手段と、決済手段により減算された決済金額情報を携帯型通信装置に送信する決済情報送信手段を有し、携帯型通信装置は、既に記憶されていたプリペイド金額情報を決済情報送信手段により送信された決済金額情報に更新する更新手段を有するため、プリペイド金額による決済が行われたことを携帯型通信装置で確認することができ、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる燃料供給システムの一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】元売り管理装置25の記憶装置25aに格納されるデータベースを模式的に示す図である。
【図3】携帯型電話機18の正面図である。
【図4】給油所管理装置16、給油装置20a、元売り会社の管理装置25が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】顧客が携帯型電話機18を忘れて給油所に到着した場合の処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図6】給油所管理装置16、給油装置20aの制御部28aが実行する制御処理の変形例を説明するためのフローチャートである。
【図7】プリペイド金額の入金操作を行う際に携帯型電話機18の制御部が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 燃料供給システム
14 入金機
16 給油所管理装置
18 携帯型電話機
20a,20b 給油装置
22a,22b 設定器
25 元売り会社の管理装置
25a 記憶装置
28a,28b 制御部
30a,30b 表示器
32a,32b バーコードリーダ
34a,34b テンキー
40 液晶モニタ
Claims (5)
- 顧客が予め購入したプリペイド金額情報を記憶する携帯型通信装置と、
前記携帯型通信装置に記憶されたプリペイド金額情報を読み取る情報読み取り手段と、
前記プリペイド金額情報を記憶する記憶部を有する管理装置と、を備えており、
前記管理装置は、
前記情報読み取り手段により読み取られたプリペイド金額情報と前記記憶部に記憶されたプリペイド金額情報とを照合する照合手段と、
該照合手段による照合結果に応じて給油許可を出力する許可手段とを有することを特徴とする燃料供給システム。 - 前記管理装置は、顧客が予め購入したプリペイド金額の入金情報を前記携帯型通信装置に送信する情報送信手段を有し、
前記携帯型通信装置は、既に記憶されていたプリペイド金額情報を前記情報送信手段により送信されたプリペイド金額の入金情報に更新する更新手段を有することを特徴とする請求項1記載の燃料供給システム。 - 前記管理装置は、顧客を特定するための氏名及びプリペイド金額を含む個人情報及び顧客が所有する携帯型通信装置の認証情報が登録されたデータベースと、
前記携帯型通信装置に記憶された認証情報を読み取ることにより、前記データベースを検索して当該顧客の個人情報を認識する認証手段と、
を有することを特徴とする請求項1記載の燃料供給システム。 - 前記照合手段は、前記情報読み取り手段により読み取られたプリペイド金額情報と前記記憶部に記憶されたプリペイド金額情報とを照合した結果、差異があった場合には異常を報知する報知手段を有することを特徴とする請求項1記載の燃料供給システム。
- 前記管理装置は、供給された燃料の料金を顧客のプリペイド金額から減算する決済手段と、
該決済手段により減算された決済金額情報を前記携帯型通信装置に送信する決済情報送信手段を有し、
前記携帯型通信装置は、既に記憶されていたプリペイド金額情報を前記決済情報送信手段により送信された決済金額情報に更新する更新手段を有することを特徴とする請求項1記載の燃料供給システム。
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