JP4037030B2 - スロットマシン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、スロットマシンに関し、さらに詳しくは、メダルを投入しなくても遊技を複数回行うことができる、いわゆるノーメダル遊技を行うことができるスロットマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスロットマシンとしては、予め定めた所定の抽選確率に基づいて抽選を行い、その抽選結果、入賞して、当該入賞図柄が有効入賞ライン上に揃うことにより、入賞が確定し、メダルが払い出されていた。そして、遊技は、抽選確率を常に一定に維持して、入賞が平均的に発生するのではなく、入賞が発生し易い場合と、入賞が発生し難い場合とを設けて、遊技の入賞頻度に波を作ることにより、遊技が単調となることを抑え、遊技者が、遊技に飽きることなく、楽しむことができるように設定されていた。具体的には、この入賞頻度の波は、通常の入賞確率からなる通常遊技と、この通常遊技よりも入賞確率が大きく設定された特別遊技とを設けることにより行われていた。そして、この特別遊技としては、入賞確率の大きいレギュラーボーナスゲーム(以下、「RBゲーム」という。)や、このRBゲームへの導入確率が大きいビッグボーナスゲーム(以下、「BBゲーム」という。)や、小役入賞が集中して発生する小役集中があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来のRBゲームや、BBゲームや、小役集中等の単に抽選確率を増加させた遊技だけでは、遊技性を拡げることができないといった問題点があった。
【0004】
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
すなわち、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ノーメダル遊技という、新たに異なる遊技性を有する特別遊技を設けることができ、遊技を興味溢れるものにすることができるスロットマシンを提供しようとするものである。
【0005】
更に、請求項1記載の発明は、特定導入遊技に新たな遊技性を創出することができる上に、目押しの技術に劣る初級者でも、目押しの技術に熟練した上級者並みのメダル獲得のチャンスを与えることができ、遊技を興味溢れるものにすることができるスロットマシンを提供しようとするものである。
【0006】
更に、請求項1記載の発明は、ノーメダル遊技への移行に関して新たな遊技性を創出することができて、遊技を興味溢れるものにすることができるスロットマシンを提供しようとするものである。
【0007】
更に、請求項1記載の発明は、特定導入遊技終了時の特定導入遊技中のメダル払い出し枚数を、入賞枚数範囲の中から、さらに、ノーメダル遊技の連続遊技回数をより多く行うことができる特定入賞枚数範囲内に入るように、目押しにより、入賞確定を調節するという遊技性の異なる遊技を行うことができるようにしたスロットマシンを提供しようとするものである。
また、請求項1記載の発明は、遊技者が、基準枚数及び現時点のメダル払い出し枚数を知ることができ、特定導入遊技終了時、ノーメダル遊技に移行するためには、特定導入遊技中にどの程度、入賞を確定させてメダルを獲得すれば良いかの判断材料を得ることができて、それに対応した行動をとることが可能なスロットマシンを提供しようとするものである。
【0008】
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0009】
すなわち、請求項2記載の発明は、遊技者が、入賞枚数範囲及び特定入賞枚数範囲及び現時点のメダル払い出し枚数を知ることができ、特定導入遊技終了時、ノーメダル遊技に移行するためには、特定導入遊技中にどの程度、入賞を確定させてメダルを獲得すれば良いかの判断材料を得ることができて、それに対応した行動をとることが可能なスロットマシンを提供しようとするものである。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【課題を解決するための手段】
(特徴点)
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
【0015】
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0016】
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
【0017】
すなわち、本発明に係るスロットマシン(10)は、周囲に複数の図柄(61)を表示した回転リール(40)と、前記回転リール(40)の駆動を開始させるためのスタートスイッチ(30)と、前記回転リール(40)の駆動を停止させるためのストップスイッチ(50)と、前記回転リール(40)、前記スタートスイッチ(30)及び前記ストップスイッチ(50)を制御すると共に、一定確率で入賞の抽選を行うための制御装置(20)とを備えている。
【0018】
そして、遊技として、通常遊技と、この通常遊技よりもメダル獲得の可能性が大きな特別遊技とを備えている。
【0019】
そして、特別遊技として、前記通常遊技よりも入賞確率の大きい特定遊技と、この特定遊技の導入確率が大きい特定導入遊技と、メダル投入を条件とすることなく前記回転リール(40)の回転駆動を開始可能なノーメダル遊技とを備えている。
【0020】
そして、前記制御装置(20)は、複数回のノーメダル遊技を連続して行うためのノーメダル遊技制御手段(102)を備えている。
【0021】
そして、前記ノーメダル遊技制御手段(102)は、前記特定導入遊技終了時、前記特定導入遊技中のメダル払い出し枚数が、所定の基準枚数に基づいて基準枚数をまたぐように決定された入賞枚数範囲内である場合に、複数回のノーメダル遊技を連続して行うように設定されている。
【0022】
そして、前記入賞枚数範囲には、所定の基準枚数に基づいて決定された入賞枚数範囲よりも、より基準枚数に近い範囲で決定された特定入賞枚数範囲を設けている。
【0023】
そして、前記ノーメダル遊技制御手段(102)は、前記特定導入遊技終了時の前記特定導入遊技中のメダル払い出し枚数が、前記特定入賞枚数範囲内である場合のノーメダル遊技の連続遊技回数と、前記特定導入遊技終了時の前記特定導入遊技中のメダル払い出し枚数が、前記入賞枚数範囲内であって前記特定入賞枚数範囲内にない場合のノーメダル遊技の連続遊技回数とが異なるように設定している。
【0024】
そして、前記特定入賞枚数範囲内である場合の前記ノーメダル遊技の連続回数は、前記入賞枚数範囲内であって前記特定入賞枚数範囲内にない場合の前記ノーメダル遊技の連続遊技回数より、多くなるように設定していると共に、所定の基準枚数を遊技者に向かって報知するための基準枚数報知装置及び前記特定導入遊技中の現時点のメダル払い出し枚数を遊技者に向かって報知するための払い出し枚数報知装置を備えていることを特徴とする。
【0025】
また、ここで、「所定の基準枚数に基づいて決定された入賞枚数範囲」とは、基準枚数を基準にして決定される所定の範囲であって、具体的には、基準枚数に予め定めた所定の枚数を加算した枚数を上限値とし、基準枚数から予め定めた所定の枚数を減算した枚数を下限値とし、当該下限値から当該上限値までの範囲を入賞枚数範囲とするようなものを含むものである。例えば、基準枚数が300枚であるときに、この基準枚数300枚に予め定めた所定の枚数である2枚を加算した302枚を上限値とし、基準枚数300枚から予め定めた所定の枚数である2枚を減算した298枚を下限値とし、当該下限値298枚から当該上限値302枚までの範囲(298〜302)を入賞枚数範囲とするようなものを含むものである。
【0026】
また、本発明は、具体的には、例えば、特定入賞枚数範囲を300枚や、或いは299枚〜301枚に設定し、そのときのノーメダル遊技の連続遊技回数を50回に設定する。そして、入賞枚数範囲を298枚〜302枚に設定し、特定入賞枚数範囲以外の入賞枚数範囲に該当するときは、ノーメダル遊技の連続遊技回数を30回に設定するようなものを含むものである。
(作用)
本発明によれば、ノーメダル遊技制御手段(102)は、所定の条件に基づいて、複数回のノーメダル遊技を連続して行うようにしている。これにより、他の特別遊技のように抽選確率を増加させてメダル獲得を増加させるようなものとは異なり、メダルを投入することなく遊技を行うことができて、入賞頻度が少なく、払い出されるメダル枚数が少なくても、メダル獲得を図ることができる。これにより、ノーメダル遊技という、新たに異なる遊技性を有する特別遊技を設けることができ、遊技を興味溢れるものにすることができる。
【0027】
具体的には、他の特別遊技のように抽選確率を増加させているものは、メダル投入を遊技開始の前提条件として、他の特別遊技(例えばBBゲーム)のように抽選確率を増加させて、多くの入賞確定により、払い出されるメダルの枚数を増加させている。しかし、本発明に係るスロットマシン(10)は、ノーメダル遊技中、抽選確率が通常遊技と比較して特に変更されずに、入賞確定頻度が少なくメダル払い出し枚数が少なくても、メダル投入枚数を0枚とすることにより、最後に遊技者の手元に残る実質的なメダルの枚数を増加させることができる。このように、遊技性が全く異なる特別遊技を設けることができ、遊技を興味溢れるものにすることができる。
【0028】
本発明によれば、ノーメダル遊技制御手段(102)は、特定導入遊技終了時、特定導入遊技中のメダル払い出し枚数が、所定の基準枚数に基づいて決定された入賞枚数範囲内である場合に、複数回のノーメダル遊技を連続して行うようにしている。このため、遊技者の特定導入遊技の目的を、特定導入遊技中、より多くのメダルを払い出すことができるかということと、特定導入遊技中のメダル払い出し枚数を、所定の基準枚数に基づいて決定された入賞枚数範囲内になるようにすることとの二つから選択することができる。これにより、初級者のように、いわゆる目押しの技術に劣って、特定導入遊技中に多量のメダルを払い出すことができなかった者でも、メダル払い出し枚数が入賞枚数範囲内に入ることにより、ノーメダル遊技に移行することができ、メダルを投入することなく、遊技を行うことができて、多量のメダルを獲得することができる。これにより、特定導入遊技に新たな遊技性を創出することができる上に、目押しの技術に劣る初級者でも、目押しの技術に熟練した上級者並みのメダル獲得のチャンスを与えることができ、遊技を興味溢れるものにすることができる。
【0029】
本発明によれば、入賞枚数範囲には、さらに、所定の基準枚数に基づいて決定される特定入賞枚数範囲が設けられ、特定導入遊技中のメダル払い出し枚数が、特定入賞枚数範囲内である場合と、特定入賞枚数範囲以外の入賞枚数範囲内である場合とで、ノーメダル遊技の連続遊技回数が異なるように設定されている。このため、特定導入遊技中のメダル払い出し枚数を、特定入賞枚数範囲内に入れるか、特定入賞枚数範囲以外の入賞枚数範囲内に入れるかを、それぞれの連続遊技回数によって、選択して、所望の範囲内のメダル払い出し枚数になるように遊技を行うというノーメダル遊技への移行に関して新たな遊技性を創出することができる。これにより、遊技を興味溢れるものにすることができる。
【0030】
また、本発明は、特定導入遊技終了時の特定導入遊技中のメダル払い出し枚数を、入賞枚数範囲の中から、さらに、ノーメダル遊技の連続遊技回数をより多く行うことができる特定入賞枚数範囲内に入るように、目押しにより、入賞確定を調節するという遊技性の異なる遊技を行うことができる。
更に、本発明によれば、基準枚数抽選手段 (130) の抽選結果に基づいて決定される基準枚数を遊技者に向かって報知するための基準枚数報知装置 (170) を備えている。このため、遊技者に、基準枚数報知装置 (170) からの報知によって、基準枚数抽選手段 (130) の抽選結果に基づいて決定される基準枚数を知らせることができる。これにより、遊技者は、この基準枚数に基づいて決定される入賞枚数範囲を知ることができ、特定導入遊技終了時、ノーメダル遊技に移行するためには、特定導入遊技中にどの程度、入賞を確定させてメダルを獲得すれば良いかの判断材料を得ることができる。したがって、特定導入遊技中、遊技者は、ノーメダル遊技へ移行するために、目押しにより、それに対応した行動をとることができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点の一部を変更した点を特徴とする。
すなわち、遊技者に対する報知を、所定の基準枚数に基づいて決定された入賞枚数範囲 及び特定入賞枚数範囲を遊技者に向かって報知するための基準枚数報知装置及び前記特定導入遊技中の現時点のメダル払い出し枚数を遊技者に向かって報知するための払い出し枚数報知装置を備えていることを特徴とする、としたものである。
【0031】
(作用)
更に、本発明によれば、基準枚数抽選手段 (130) の抽選結果に基づいて決定される入賞枚数範囲及び特定入賞枚数範囲を遊技者に向かって報知するための基準枚数報知装置 (170) を備えている。このため、遊技者に、基準枚数報知装置 (170) からの報知によって、基準枚数抽選手段 (130) の抽選結果に基づいて決定される入賞枚数範囲及び特定入賞枚数範囲を知らせることができる。これにより、遊技者は、この基準枚数に基づいて決定される入賞枚数範囲及び特定入賞枚数範囲を知ることができ、特定導入遊技終了時、ノーメダル遊技に移行するためには、特定導入遊技中にどの程度、入賞を確定させてメダルを獲得すれば良いかの判断材料を得ることができる。したがって、特定導入遊技中、遊技者は、ノーメダル遊技へ移行するために、目押しにより、それに対応した行動をとることができる。
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【発明の実施の形態】
(図面の説明)
図1乃至図9は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1はスロットマシンの入力、制御及び出力のブロック図、図2は入賞抽選手段のブロック図、図3はスロットマシンの外観正面図、図4乃至図9はスロットマシンの動作の概略のフローをそれぞれ示すものである。
(スロットマシン10)
図3中、10は、スロットマシン10を示すものである。
【0039】
スロットマシン10は、図3に示すように、四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部及び上部には、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この中央部の表示窓12の中央には、三個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。
前記筐体11の上部の表示窓12には、その向かって左側に位置して、基準枚数抽選手段130の抽選結果に基づいて決定される基準枚数を遊技者に向かって報知するための基準枚数報知装置170と、表示窓12の中央に位置して、BBゲーム中の現時点のメダルの獲得枚数を遊技者に向かって報知するための獲得枚数報知装置180と、表示窓12の向かって右側に位置して、ノーメダル遊技に移行した後、遊技者が行うことができる残りのノーメダル遊技の遊技回数を遊技者に向かって報知するための遊技回数報知装置190とが配置されている。
【0040】
上記回転リール40は、図3の向かって左端側に位置する左側回転リール43と、図3の向かって右端側に位置する右側回転リール45と、この左側回転リール43及び右側回転リール45の間に位置する中央回転リール44とからなるものである。そして、スロットマシン10の前面側には、特に図示しないが、横方向に三本、左右の対角線上の斜め方向に二本の合計五本の有効入賞ラインが形成されている。
【0041】
スロットマシン10の内部には、図示していないが、スロットマシン10の全体の動作を制御するための制御装置20(図1参照)が内蔵されている。
(制御装置20)
上記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を有するものである。
【0042】
(1)遊技制御装置21
(2)演出制御装置22
図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカ等の表示装置66を制御するための演出制御装置22とが内蔵されている。また、CPUは、一個に限定されず、二個以上のCPUで制御するようにしても良い。
【0043】
また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成しても良いものである。
(遊技制御装置21)
上記遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置21は、次の(1)乃至(7)の手段として機能する。
【0044】
(1)通常遊技制御手段70
(2)特別遊技制御手段80
(3)入賞抽選手段110
(4)獲得枚数演算手段150
(5)遊技回数演算手段160
(6)入賞枚数範囲演算手段165
(7)特定入賞枚数範囲演算手段166
なお、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊技に関する制御を行うものである。
【0045】
また、遊技制御装置22としては、上記した(1)〜(7)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(演出制御装置22)
上記演出制御装置22は、ランプやスピーカ等の表示装置66を制御するためのものである。
(入力段)
上記制御装置20の入力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
【0046】
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30
(5)ストップスイッチ50
なお、入力段としては、上記した(1)乃至(5)のパーツに限定されるものではない。
(出力段)
上記制御装置20の出力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
【0047】
(1)リールユニット60
(2)ホッパーユニット65
(3)表示装置66(ランプ及びスピーカ)
(4)基準枚数報知装置170
(5)獲得枚数報知装置180
(6)遊技回数報知装置190
なお、出力段としては、上記した(1)乃至(6)のパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15)
上記投入スイッチ15は、図3に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16)
上記ベットスイッチ16は、図3に示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのものである。
(精算スイッチ17)
上記精算スイッチ17は、図3に示すように、回転リールの斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30)
上記スタートスイッチ30は、図3に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
【0048】
なお、ここで、「再遊技(Replay)」とは、入賞抽選手段110の抽選により、「再遊技(Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(Replay)」の図柄が有効入賞ライン上に揃うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技を1回に限り行うことができるものである。
(ストップスイッチ50)
上記ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図3に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
(リールユニット60)
上記リールユニット60は、特に図示しないが枠体に固定或いは支持された三個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された三個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。
(ホッパーユニット65)
上記ホッパーユニット65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技者にメダルを払い出すためのものである。
(表示装置66)
上記表示装置66は、スピーカや表示ランプ等であって、遊技者に入賞等を報知させるためのものである。具体的には、演出制御装置22の制御により、入賞時にスピーカから入賞音を発生させ、表示ランプを点灯又は点滅させることにより、遊技者に入賞等を報知させるためのものである。
(基準枚数報知装置170)
上記基準枚数報知装置170は、図3に示すように、上側の表示窓12の向かって左側に配置されているものであって、方形状の液晶からなるものである。もちろん、この基準枚数報知装置170は、液晶に限定されるものではなく、7セグメントや、ランプや、LED等によるものでも良いものである。
【0049】
上記基準枚数報知装置170は、基準枚数抽選手段130の抽選結果に基づいて決定される基準枚数を遊技者に向かって報知するためのものである。
なお、上記基準枚数報知装置170の報知形態は、具体的には、例えば、基準枚数抽選手段130の抽選結果、基準枚数が300枚に決定された場合、「基準枚数300枚!」の文字が表示されたり、「基準枚数300枚!」のプラカードを持ったキャラクターが登場する等、特に限定されるものではなく、基準枚数が300枚であることを遊技者が認識できるようなものであれば良いものである。
【0050】
また、ここで、上記基準枚数報知装置170は、基準枚数を表示するだけでなく、その基準枚数を基に決定される入賞枚数範囲及び特定入賞枚数範囲を表示するようにしても良いものである。
(獲得枚数報知装置180)
上記獲得枚数報知装置180は、図3に示すように、上側の表示窓12の中央に配置されているものであって、方形状の液晶からなるものである。もちろん、この基準枚数報知装置170は、液晶に限定されるものではなく、7セグメントや、ランプや、LED等によるものでも良いものである。
【0051】
上記獲得枚数報知装置180は、BBゲーム中の現時点のメダルの獲得枚数を遊技者に向かって報知するためのものである。具体的には、この獲得枚数報知装置180は、BBゲーム中において、当該BBゲームの開始から現時点までの遊技者に払い出されたメダルの払い出し枚数を、遊技者に向かって報知するための払い出し枚数報知装置181からなるものである。この払い出し枚数報知装置181により、遊技者は、当該BBゲーム中の現時点におけるメダル払い出し枚数を知ることができて、基準枚数報知装置170と相まってノーメダル遊技への移行の条件に該当するか否か、或いは、ノーメダル遊技の移行条件に達成するのに払い出し枚数が何枚、不足しているか、或いは過多なのか、具体的に知ることができる。これにより、遊技者は、ノーメダル遊技へ移行するために、目押しにより、それに対応した行動をとることができるものである。
【0052】
なお、ここで、払い出し枚数報知装置181の報知形態は、具体的には、例えば、BBゲーム中の開始から現時点までのBBゲーム中の払い出し枚数が、251枚の場合、「メダル払い出し枚数251枚!」の文字が表示されたり、「メダル払い出し枚数251枚!」のプラカードを持ったキャラクターが登場する等、特に限定されるものではなく、メダル払い出し枚数が251枚であることを遊技者が認識できるようなものであれば良いものである。
【0053】
また、ここで、獲得枚数報知装置180として、上述したような払い出し枚数報知装置181を設けているが、特にこれに限定されるものではない。ノーメダル遊技への移行条件を、BBゲーム中のメダル払い出し枚数が、基準枚数に基づいて決定された入賞枚数範囲内であるか否かによって決定されるようにしている場合には、獲得枚数報知装置180は、上述したような払い出し枚数報知装置181を設けても良い。しかし、ノーメダル遊技への移行条件を、BBゲーム中のメダル払い出し枚数からメダル投入枚数を引いた残りの差枚数が、基準枚数に基づいて決定された入賞枚数範囲であるか否かによって決定されるようにしているような場合には、獲得枚数報知装置180は、BBゲームの開始から現時点までのBBゲーム中のメダル払い出し枚数からメダル投入枚数を引いた残りの差枚数を遊技者に向かって報知するための差枚数報知装置182にしても良いものである。
(遊技回数報知装置190)
上記遊技回数報知装置190は、図3に示すように、上側の表示窓12の向かって右側に配置されているものであって、方形状の液晶からなるものである。もちろん、この基準枚数報知装置170は、液晶に限定されるものではなく、7セグメントや、ランプや、LED等によるものでも良いものである。
【0054】
上記遊技回数報知装置190は、ノーメダル遊技に移行した後、遊技者が当該ノーメダル遊技において行うことができる残りのノーメダル遊技の遊技回数を遊技者に向かって報知するためのものである。そして、ノーメダル遊技が1回実行される毎に、表示されるノーメダル遊技の残りの遊技回数が1回ずつ減算されるものである。
【0055】
具体的には、BBゲーム中のメダル獲得枚数が、特定入賞枚数範囲内に入るような場合には、当初、遊技回数報知装置190は、ノーメダル遊技が50回できる旨の表示が行われるものである。また、BBゲームのメダル獲得枚数が、入賞枚数範囲内であって特定入賞枚数範囲内にない場合には、当初、遊技回数報知装置190は、ノーメダル遊技が30回できる旨の表示が行われるものである。また、BBゲームのメダル獲得枚数が、入賞枚数範囲の下限値に達しないような場合には、当初、遊技回数報知装置190は、遊技回数抽選手段140の抽選結果に基づいて決定されるノーメダル遊技の遊技回数を表示するものである。
【0056】
なお、ここで、上記メダル獲得枚数は、BBゲーム中の払い出し枚数を意味するものであるが、特にこれに限定されるものではない。具体的には、例えば、メダル獲得枚数が、BBゲーム中のメダル払い出し枚数からメダル投入枚数を引いた残りの差枚数を意味するようにしても良いものである。
なお、上記遊技回数報知装置190の報知形態は、具体的には、例えば、ノーメダル遊技の遊技回数が30回に決定された場合、「ノーメダル遊技連続30回!!」の文字が表示されたり、「ノーメダル遊技連続30回!!」のプラカードを持ったキャラクターが登場する等、特に限定されるものではなく、所定の条件を満足してノーメダル遊技に移行したならば、ノーメダル遊技を連続して30回行うことができることを遊技者が認識できるようなものであれば良いものである。
(通常遊技制御手段70)
上記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。
【0057】
すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の有効入賞ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
【0058】
入賞には、遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役入賞と、この小役入賞よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別入賞と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を1回のみ行うことができる「再遊技(Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの入賞となった場合、その入賞に対応した入賞フラグが成立する。そして、抽選結果が特別入賞である場合に、特別入賞フラグが成立し、この特別入賞フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄61の組み合わせが、予め定められた所定の特別入賞図柄61(例えば、有効入賞ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致したことを条件に入賞が確定し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。そして、抽選により特別入賞フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄61の組み合わせが特別入賞図柄61と一致していない場合、それ以後の遊技に特別入賞フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役の入賞フラグは、入賞フラグが成立した遊技で入賞を確定させられない場合、入賞フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
【0059】
また、いずれかの入賞フラグが成立中に、対応する入賞図柄61を有効入賞ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する入賞図柄61が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は有効入賞ライン上にその入賞図柄61を引き込んで停止する。一方、かかる4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する入賞図柄61が含まれていないような場合には、有効入賞ライン上にその入賞図柄61を引き込んで停止することができない。
(特別遊技制御手段80)
上記特別遊技制御手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
【0060】
上記特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(1)特定導入遊技(BBゲーム)
(2)特定遊技(RBゲーム)
(3)特定入賞遊技(JACゲーム)
(4)ノーメダル遊技
なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、例えばBBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中で無い場合にも単独で行われるものである。また、上記特定入賞遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。また、ノーメダル遊技は、メダルを投入することなく回転リール40の回転駆動を開始可能なものである。なお、このノーメダル遊技は、所定の条件に基づいて、複数回連続して行われるように設定されている。また、特別遊技としては、上記した(1)乃至(4)の遊技に限定されるものではない。
【0061】
通常遊技において、図示しないが、例えば「7」等の図柄61が有効入賞ライン上に三個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始される。
具体的には、特別遊技制御手段80は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
【0062】
(1)特定導入遊技制御手段91(BBゲーム制御手段90)
(2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100)
(3)ノーメダル遊技制御手段102
(特定導入遊技制御手段91)
上記特定導入遊技制御手段91は、BBゲームを制御するためのものである。
【0063】
具体的には、BBゲームに移行すると、通常遊技と同様に最大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リールの回転を各々停止させた際に、有効入賞ライン上に入賞図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。
したがって、BBゲーム中では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための特定入賞図柄が有効入賞ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
【0064】
なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、例えば最大3回行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な抽選及び制御が行われるものである。
そして、BBゲームでは、BBゲーム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或いはBBゲーム中の通常遊技が所定の最大回数、例えば最大30回の終了により、BBゲームは終了するものである。
(特定遊技制御手段101)
上記特定遊技制御手段101は、RBゲームを制御するためのものである。
【0065】
具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞確定となる特定入賞遊技が行われるものである。そして、RBゲームでは、入賞するか否かの特定入賞遊技が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞確定が可能である。すなわち、最大8回の入賞が確定するか、或いは最大12回の特定入賞遊技の終了により、RBゲームは終了するものである。
(ノーメダル遊技制御手段102)
上記ノーメダル遊技制御手段102は、複数回のノーメダル遊技を連続して行うためのものである。
【0066】
具体的には、ノーメダル遊技制御手段102は、BBゲーム終了時、当該BBゲーム中のメダル払い出し枚数が、基準枚数抽選手段130の抽選結果による基準枚数に基づいて決定された入賞枚数範囲に基づいて、予め定められた所定の遊技回数、或いは抽選により決定される遊技回数だけ行うようにしているものである。
そして、基準枚数によって決定される入賞枚数範囲には、さらに基準枚数に基づいて決定される特定入賞枚数範囲が設けられている。具体的には、基準枚数が300枚であるときに、入賞枚数範囲を298枚〜302枚と設定し、特定入賞枚数範囲を、基準枚数である300枚と設定するようなものである。もちろん、具体的な数値は、上述したものに限定されるものではなく、特定入賞枚数範囲を、299枚〜301枚等に設定しても良いものである。
【0067】
上記ノーメダル遊技制御手段102は、BBゲーム終了時におけるBBゲーム中のメダル払い出し枚数が、特定入賞枚数範囲(例えば300枚)である場合のノーメダル遊技の連続遊技回数と、BBゲーム終了時におけるBBゲーム中のメダル払い出し枚数が、入賞枚数範囲(例えば298枚〜302枚)内であって、特定入賞枚数範囲(例えば300枚)内にない場合のノーメダル遊技の連続遊技回数とが異なるように設定している。具体的には、前者の場合のノーメダル遊技の遊技回数を50回に設定し、後者の場合のノーメダル遊技の遊技回数を30回に設定している。これにより、遊技者は、BBゲーム中のメダル払い出し枚数を、入賞枚数範囲内の中から、さらに、ノーメダル遊技の連続遊技回数をより多く行うことができる特定入賞枚数範囲内に入るように、目押しにより、入賞確定を調節するという遊技性の異なる遊技を行うことができる。
【0068】
なお、ここで、ノーメダル遊技制御手段102は、ノーメダル遊技へ移行する所定の条件を、BBゲーム終了時、当該BBゲーム中のメダル払い出し枚数が、所定の条件を満足することと設定しているが、所定の条件は、特にこれに限定されるものではない。具体的には、例えば、ノーメダル遊技制御手段102が、ノーメダル遊技へ移行する所定の条件を、BBゲーム終了時、当該BBゲーム中のメダル払い出し枚数からメダル投入枚数を引いた残りの差枚数が、所定の条件を満足することに設定しても良いものである。これにより、メダル投入枚数も考慮した実質的なメダル獲得枚数が入賞枚数範囲内であるか否によってノーメダル遊技への移行を決定することができる。
【0069】
さらに、また、ノーメダル遊技へ移行するための条件を、予め定めた所定の図柄が有効入賞ライン上に揃うことに設定しても良いものである。さらに、また、ノーメダル遊技へ移行する条件を、BBゲームの終了に設定しても良いものである。さらに、また、ノーメダル遊技へ移行する条件を、RBゲームの終了に設定しても良いものである。このように、ノーメダル遊技へ移行する条件を、種々変更することにより、さらに、遊技性の異なるものにすることができるものである。
(入賞抽選手段110)
上記入賞抽選手段110は、予め定めた抽選確率に基づいて入賞か否かの入賞判定、基準枚数及びノーメダル遊技の連続遊技回数を抽選により決定するものである。
【0070】
上記入賞抽選手段110は、図1及び図2に示すように、大別すると、次の三つを備える。
(1)通常抽選手段120
(2)基準枚数抽選手段130
(3)遊技回数抽選手段140
(通常抽選手段120)
上記通常抽選手段120は、予め定めた抽選確率に基づいて入賞か否かの入賞判定の抽選を行うものである。そして、入賞抽選手段120による抽選結果が入賞である場合に入賞フラグが成立し、この入賞フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた入賞図柄と一致したことを条件に入賞が確定し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
【0071】
上記入賞抽選手段110は、図1及び図2に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)通常乱数発生手段121
(2)通常乱数抽出手段122
(3)通常入賞判定テーブル123
(4)通常判定手段124
なお、入賞抽選手段110としては、上記した(1)乃至(4)に限定されるものではない。
(通常乱数発生手段121)
上記通常乱数発生手段121は、上述した所定の入賞項目に関する入賞抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0〜65535)で発生させるものである。
(通常乱数抽出手段122)
上記通常乱数抽出手段122は、通常乱数発生手段121が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
(通常入賞判定テーブル123)
上記通常入賞判定テーブル123は、通常乱数発生手段121がとる乱数の全領域中、各入賞項目の入賞領域を有するものである。
(通常判定手段124)
上記通常判定手段124は、通常乱数抽出手段122が抽出した抽出乱数データと、通常入賞判定テーブル123の抽選確率データを基に、通常乱数発生手段121がとる乱数の全領域中の各入賞項目の入賞領域からなる入賞判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する入賞領域に対応する入賞を決定するものである。
(基準枚数抽選手段130)
上記基準枚数抽選手段130は、ノーメダル遊技への移行条件となる入賞枚数範囲を決定するための基準となる基準枚数を抽選により決定するためのものである。
具体的には、基準枚数抽選手段130により基準枚数が例えば200枚や、250枚や、300枚等に決定されるものである。
【0072】
上記基準枚数抽選手段130は、図1及び図2に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)基準枚数乱数発生手段131
(2)基準枚数乱数抽出手段132
(3)基準枚数入賞判定テーブル133
(4)基準枚数判定手段134
なお、基準枚数抽選手段130としては、上記した(1)乃至(4)に限定されるものではない。
(基準枚数乱数発生手段131)
上記基準枚数乱数発生手段131は、基準枚数抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0〜65535)で発生させるものである。
(基準枚数乱数抽出手段132)
上記基準枚数乱数抽出手段132は、基準枚数乱数発生手段131が発生する乱数を、所定の条件(例えば、BBゲームの入賞確定時)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
(基準枚数入賞判定テーブル133)
上記基準枚数入賞判定テーブル133は、基準枚数乱数発生手段131がとる乱数の全領域中、各基準枚数の入賞領域を有するものである。
(基準枚数判定手段134)
上記基準枚数判定手段134は、基準枚数乱数抽出手段132が抽出した抽出乱数データと、基準枚数入賞判定テーブル133の抽選確率データを基に、基準枚数乱数発生手段131がとる乱数の全領域中の各基準枚数の入賞領域からなる入賞判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する入賞領域に対応する基準枚数を決定するものである。
(遊技回数抽選手段140)
上記遊技回数抽選手段140は、ノーメダル遊技制御手段102により、連続して行われるノーメダル遊技の遊技回数を抽選により決定するためのものである。
【0073】
具体的には、遊技回数抽選手段140宇によりノーメダル遊技の連続遊技回数が例えば30回や、50回や、80回等に決定されるものである。
上記遊技回数抽選手段140は、図1及び図2に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)遊技回数乱数発生手段141
(2)遊技回数乱数抽出手段142
(3)遊技回数入賞判定テーブル143
(4)遊技回数判定手段144
なお、遊技回数抽選手段140としては、上記した(1)乃至(4)に限定されるものではない。
(遊技回数乱数発生手段141)
上記遊技回数乱数発生手段141は、ノーメダル遊技の連続遊技回数用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0〜65535)で発生させるものである。
(遊技回数乱数抽出手段142)
上記遊技回数乱数抽出手段142は、遊技回数乱数発生手段141が発生する乱数を、所定の条件を満足した場合に抽出するものである。なお、ここで、所定の条件を満足した場合とは、具体的には、例えば、BBゲーム中のメダル払い出し枚数が入賞枚数範囲の上限値を越えるものでもなく、且つBBゲーム中のメダル払い出し枚数が入賞枚数範囲内に入っていない場合、すなわち、BBゲーム中のメダル払い出し枚数が入賞枚数範囲の下限値に達していないような場合である。もちろん、所定の条件を満足した場合は、上述したものに限定されるものではなく、ノーメダル遊技に移行した際には常に乱数を抽出するようにしても良いものである。そして、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
(遊技回数入賞判定テーブル143)
上記遊技回数入賞判定テーブル143は、遊技回数乱数発生手段141がとる乱数の全領域中、各遊技回数の入賞領域を有するものである。
(遊技回数判定手段144)
上記遊技回数判定手段144は、遊技回数乱数抽出手段142が抽出した抽出乱数データと、遊技回数入賞判定テーブル143の抽選確率データを基に、遊技回数乱数発生手段141がとる乱数の全領域中の各遊技回数の入賞領域からなる入賞判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する入賞領域に対応する基準枚数を決定するものである。
(獲得枚数演算手段150)
上記獲得枚数演算手段150は、獲得枚数報知装置180に表示するためのメダルの獲得枚数を演算により求めて、演算結果を獲得枚数報知装置180に出力するためのものである。
【0074】
具体的には、メダルの獲得枚数が、BBゲーム中に払い出されたメダルの枚数を意味するような場合、獲得枚数演算手段150は、BBゲーム中において、BBゲームの開始から現時点までの入賞確定により遊技者に払い出されたメダルの枚数の合計を演算し、その演算結果を、獲得枚数報知装置180である払い出し枚数報知装置181に出力するものである。
【0075】
なお、獲得枚数演算手段150は、上述したものに限定されるものではない。具体的には、例えば、メダルの獲得枚数が、BBゲーム中のメダル払い出し枚数からメダル投入枚数を引いた残りの差枚数を意味するような場合、獲得枚数演算手段150は、BBゲーム中において、BBゲームの開始から現時点までのメダル払い出し枚数の合計からメダル投入枚数の合計を引いた残りの差枚数を演算し、その演算結果を、獲得枚数報知装置180である差枚数報知装置182に出力するようなものでも良いものである。
(遊技回数演算手段160)
上記遊技回数演算手段160は、ノーメダル遊技中、所定の条件により決定された実行可能なノーメダル遊技の遊技回数から、ノーメダル遊技を1回実行する毎に、当初の遊技回数から1回の遊技回数を減算して、残りの実行可能なノーメダル遊技の遊技回数を演算するためのものである。なお、所定の条件により決定された実行可能なノーメダル遊技の当初の遊技回数とは、既に上述したように、BBゲーム中のメダル獲得枚数により、予め決定された遊技回数である50回や、30回や、或いは、遊技回数抽選手段140の抽選結果により決定されるノーメダル遊技の遊技回数を意味するものである。
(入賞枚数範囲演算手段165)
上記入賞枚数範囲演算手段165は、基準枚数抽選手段130の抽選結果により決定された基準枚数に基づいて、入賞枚数範囲を演算により求めるためのものである。具体的には、基準枚数が例えば300枚である場合に、入賞枚数範囲演算手段165が、この基準枚数300枚から、予め定めた所定の枚数、例えば2枚を減算することにより、入賞枚数範囲の下限値の298枚を求めることができ、基準枚数300枚に、予め定めた2枚を加算することにより、入賞枚数範囲の上限値の302枚を求めることができるものである。これにより、基準枚数300枚の場合の入賞枚数範囲を298枚〜302枚に求めることができる。なお、基準枚数に加算若しくは減算する予め定めた数値は、上述した2枚に限定されるものではなく、他の数値でも良いものである。また、加算若しくは減算する数値は必ずしも同一にする必要はなく、異なる数値にしても良いものである。
(特定入賞枚数範囲演算手段166)
上記入賞枚数範囲演算手段165は、基準枚数抽選手段130の抽選結果により決定された基準枚数に基づいて、入賞枚数範囲内に含まれる特定入賞枚数範囲を演算により求めるためのものである。具体的には、基準枚数が例えば300枚である場合に、入賞枚数範囲演算手段165が、この基準枚数300枚から、予め定めた所定の枚数、例えばn枚を減算することにより、特定入賞枚数範囲の下限値の(300−n)枚を求めることができ、基準枚数300枚に、予め定めたm枚を加算することにより、特定入賞枚数範囲の上限値の(300+m)枚を求めることができるものである。これにより、基準枚数300枚の場合の特定入賞枚数範囲を(300−n)枚〜(300+m)枚に求めることができるものである。
【0076】
なお、ここで、基準枚数に加算若しくは減算する予め定めた数値n及び数値mを、n=m=0枚として、特定入賞枚数範囲を、基準枚数と同一の300枚としても良いものである。また、ここで、n=1枚、m=1枚として、特定入賞枚数範囲を299枚〜301枚としても良いものである。
(スロットマシン10の動作)
次に、上記構成を備えたスロットマシンの動作の概略について、図4乃至図9に示したフローを用いて説明する。
【0077】
先ず、図4に示すステップ100において、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ101に進む。
ステップ101において、入賞抽選手段110の通常抽選手段120により入賞か否かの抽選処理が行われる。そして、次のステップ102に進む。
【0078】
ステップ102において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ105に進む。
【0079】
ステップ105において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ106に進む。
ステップ106において、BBゲームの入賞図柄(例えば「777」)を有効入賞ライン上に揃えることができて、BBゲームの入賞が確定したか否かが判定される。そして、BBゲームの入賞図柄を有効入賞ライン上に揃えることができて、BBゲームの入賞が確定したと判定された場合、次のステップ107に進む。
【0080】
ステップ107において、入賞抽選手段110の基準枚数抽選手段130により、ノーメダル遊技への移行条件となる入賞枚数範囲を決定するための基準となる基準枚数の抽選が行われる。そして、次のステップ108に進む。
ステップ108において、基準枚数抽選手段130の抽選により決定された基準枚数が、基準枚数報知装置170により遊技者に向かって報知される。そして、次のステップ109に進む。
【0081】
ステップ109において、BBゲームが開始され、所定のBBゲームが実行された後、当該BBゲームが終了する。なお、当該BBゲーム中、基準枚数報知装置170により基準枚数が遊技者に報知され、獲得枚数報知装置180により、メダル獲得枚数が遊技者に報知される。そして、次のステップ110に進む。
ステップ110において、BBゲーム中、メダル獲得枚数が入賞枚数範囲の上限値を越えるか否かが判定される。具体的には、基準枚数が300枚の場合であって、入賞枚数が298枚〜302枚に決定されている場合、BBゲーム中のメダル獲得枚数が入賞枚数範囲の上限値302枚を越えているか否かが判定されるものである。そして、BBゲーム中、メダル獲得枚数が入賞枚数範囲の上限値を越えていないと判定された場合、次のステップ111に進む。
【0082】
ステップ111において、BBゲーム中のメダル獲得枚数が、特定入賞枚数範囲(例えば300枚)内に含まれるか否かが判定される。そして、BBゲーム中のメダル獲得枚数が、特定入賞枚数範囲(例えば300枚)内に含まれない、すなわちメダル獲得枚数が300枚でないと判定された場合、次のステップ112に進む。
【0083】
ステップ112において、BBゲーム中のメダル獲得枚数が、入賞枚数範囲(例えば298枚〜302枚)内に含まれるか否かが判定される。そして、BBゲーム中のメダル獲得枚数が、入賞枚数範囲(例えば298枚〜302枚)内に含まれないと判定された場合、次のステップ113に進む。
ステップ113において、入賞抽選手段110の遊技回数抽選手段140により、連続して行われるノーメダル遊技の遊技回数の抽選が行われる。そして、次のステップ114に進む。
【0084】
ステップ114において、遊技回数抽選手段140の抽選結果、ノーメダル遊技の遊技回数がk回に決定される。そして、次のステップ115に進む。
ステップ115において、遊技回数報知装置190により、遊技回数抽選手段140の抽選により決定されたノーメダル遊技の遊技回数がk回に決定されたことが遊技者に向かって報知される。そして、次のステップ116に進む。
【0085】
ステップ116において、メダルを投入することなく遊技を開始することができるノーメダル遊技が連続してk回行われる。そして、次のステップ117に進む。
ステップ117において、ノーメダル遊技が終了した後、通常遊技に移行して、終了する。
【0086】
前記ステップ105において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ103に戻る。
前記ステップ106において、BBゲームの入賞図柄を有効入賞ライン上に揃えることができずに、BBゲームの入賞が確定しなかったと判定された場合、次のステップ118に進む。
【0087】
ステップ118において、BBゲーム以外の入賞図柄が有効入賞ライン上に揃って、BBゲーム以外の入賞が確定したか否かが判定される。そして、BBゲーム以外の入賞が確定していると判定された場合、次のステップ119に進む。
ステップ119において、当該入賞が確定した入賞図柄のメダルの払い出しが行われる。そして、遊技が終了する。
【0088】
前記ステップ118において、BBゲーム以外の入賞が確定していないと判定された場合、ステップ119を飛び越して、遊技が終了する。
前記ステップ110において、BBゲーム中、メダル獲得枚数が入賞枚数範囲(例えば、298枚〜302枚)の上限値(例えば302枚)を越えていると判定された場合、次のステップ120に進む。
【0089】
ステップ120において、ノーメダル遊技へは移行せずに、通常遊技に移行して終了する。このように、メダル獲得枚数が入賞枚数範囲の上限値(例えば302枚)を越えるような場合には、ノーメダル遊技に移行しない。基準枚数及びこの基準枚数より特定される入賞枚数範囲を上級者が獲得可能なメダル枚数よりも小さく設定すると、BBゲーム中にメダルを多量に獲得することができる上級者は、ノーメダル遊技へ移行することができないが、BBゲーム中にメダルを多量に獲得することができない初級者は、ノーメダル遊技への移行が可能になる。これにより、上級者と、初級者とのメダルの獲得枚数差を抑えることができるものである。
【0090】
前記ステップ111において、BBゲーム中のメダル獲得枚数が、特定入賞枚数範囲(例えば300枚)内に含まれる、すなわちメダル獲得枚数が300枚であると判定された場合、次のステップ121に進む。
ステップ121において、ノーメダル遊技の連続遊技回数が50回に決定された後、遊技回数報知装置190により、ノーメダル遊技の連続遊技回数が50回に決定された旨が遊技者に向かって報知される。そして、次のステップ122に進む。
【0091】
ステップ122において、ノーメダル遊技が連続して50回行われる。そして、当該ノーメダル遊技中、遊技回数報知装置190により、残りの実行可能なノーメダル遊技の遊技回数が報知される。そして、次のステップ123に進む。
ステップ123において、ノーメダル遊技が終了して、通常遊技に移行して終了する。
【0092】
前記ステップ112において、BBゲーム中のメダル獲得枚数が、入賞枚数範囲(例えば298枚〜302枚)内に含まれていると判定された場合、次のステップ124に進む。
ステップ124において、ノーメダル遊技の連続遊技回数が30回に決定された後、遊技回数報知装置190により、ノーメダル遊技の連続遊技回数が30回に決定された旨が遊技者に向かって報知される。そして、次のステップ125に進む。
【0093】
ステップ125において、ノーメダル遊技が連続して30回行われる。そして、当該ノーメダル遊技中、遊技回数報知装置190により、残りの実行可能なノーメダル遊技の遊技回数が報知される。そして、次のステップ126に進む。
ステップ126において、ノーメダル遊技が終了して、通常遊技に移行して終了する。
【0094】
上述したステップ101の通常抽選手段120による抽選処理について、図6のフローを用いて説明する。
ステップ200において、通常抽選手段120の通常乱数発生手段121により発生された乱数の中から通常乱数抽出手段122により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
【0095】
ステップ201において、抽出された乱数が通常乱数抽出手段122の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、通常判定手段124により、抽出された乱数と、通常入賞判定テーブル123の入賞判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
【0096】
ステップ203において、通常判定手段124により、抽出された乱数が、通常入賞判定テーブル123のどの入賞領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ204に進む。
ステップ204において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そして、抽選処理が終了する。
【0097】
上述したステップ104の回転リール40の回転停止処理について、図7を用いて説明する。
ステップ300において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合、次のステップ301に進む。
【0098】
ステップ301において、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、上述した1個の図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップスイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定される。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目の場合には、次のステップ303に進む。
【0099】
ステップ303において、回転リール40の回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転停止までのスロットマシン10の動作が終了する。
前記ステップ300において、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、次のステップ304に進む。
【0100】
ステップ304において、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されていると判定された場合、次のステップ305に進む。
ステップ305において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合、次のステップ303に進む。
【0101】
前記ステップ304において、いずれの図柄に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合、ステップ303に進む。
前記ステップ305において、引き込み設定が達成されていないと判定された場合、ステップ301に進む。
前記ステップ302において、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステップ300に戻る。
【0102】
なお、上述した実施の形態において、回転リール40の停止処理に関してステップ301〜ステップ305で説明しているが、この例は、いわゆる最小引き込み停止制御の例であり、逆に最大引き込み停止制御としても良い。更には、例えば、ストップスイッチ50を押すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の方法によるものでも良い。このテーブル停止制御は、入賞フラグ成立の有無や、入賞フラグ成立中の入賞図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数のテーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択されるものである。
【0103】
なお、テーブル停止制御においても、入賞フラグが成立しているときには、その入賞フラグに対応する図柄が有効入賞ライン上に揃うように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み設定の一種を備えているものである。また、入賞フラグが成立していないときには、他の入賞図柄が有効入賞ライン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備えているものである。
【0104】
上述したステップ107の基準枚数抽選手段130による基準枚数の抽選処理について、図8のフローを用いて説明する。
先ず、図8に示すステップ400において、基準枚数抽選手段130の基準枚数乱数発生手段131により発生された乱数の中から基準枚数乱数抽出手段132により乱数が抽出される。そして、次のステップ401に進む。
【0105】
ステップ401において、抽出された乱数が基準枚数乱数抽出手段132の内部に記憶される。そして、次のステップ402に進む。
ステップ402において、基準枚数乱数抽出手段132により、抽出された乱数と、基準枚数入賞判定テーブル133の入賞判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ403に進む。
【0106】
ステップ403において、基準枚数判定手段134により、抽出された乱数が、基準枚数入賞判定テーブル133のどの基準枚数の入賞領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、抽選処理が終了する。
上述したステップ113の遊技回数抽選手段140による基準枚数の抽選処理について、図9のフローを用いて説明する。
【0107】
先ず、図9に示すステップ500において、遊技回数抽選手段140の遊技回数乱数発生手段141により発生された乱数の中から遊技回数乱数抽出手段142により乱数が抽出される。そして、次のステップ501に進む。
ステップ501において、抽出された乱数が遊技回数乱数抽出手段142の内部に記憶される。そして、次のステップ502に進む。
【0108】
ステップ502において、遊技回数乱数抽出手段142により、抽出された乱数と、遊技回数入賞判定テーブル143の入賞判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ503に進む。
ステップ503において、遊技回数判定手段144により、抽出された乱数が、遊技回数入賞判定テーブル143のどの遊技回数の入賞領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、抽選処理が終了する。
【0109】
上述した実施の形態において、ステップ106において、BBゲームに入賞確定したならば、必ずステップ107において、基準枚数抽選手段130により基準枚数の抽選を行うようにしているが、特にこれに限定されるものではない。具体的には、例えば、ステップ106とステップ107との間に、基準枚数抽選手段130による基準枚数の抽選処理を行うか否かの抽選を行うようにしても良いものである。そして、抽選の結果、基準枚数の抽選処理を行うことに決定した場合は、そのまま、ステップ107に進む。一方、抽選の結果、基準枚数の抽選処理を行わないことに入賞した場合は、BBゲームに移行して、BBゲームが終了した後、通常遊技に移行して終了するものである。これにより、さらに遊技に意外性を付与して、遊技内容に変化を付けることができる。
【0110】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
【0111】
すなわち、請求項1記載の発明によれば、ノーメダル遊技という、新たに異なる遊技性を有する特別遊技を設けることができ、遊技を興味溢れるものにすることができるスロットマシンを提供することができる。
【0112】
更に、請求項1記載の発明によれば、特定導入遊技に新たな遊技性を創出することができる上に、目押しの技術に劣る初級者でも、目押しの技術に熟練した上級者並みのメダル獲得のチャンスを与えることができ、遊技を興味溢れるものにすることができるスロットマシンを提供することができる。
【0113】
更に、請求項1記載の発明によれば、ノーメダル遊技への移行に関して新たな遊技性を創出することができて、遊技を興味溢れるものにすることができるスロットマシンを提供することができる。
更に、請求項1記載の発明によれば、特定導入遊技終了時の特定導入遊技中のメダル払い出し枚数を、入賞枚数範囲の中から、さらに、ノーメダル遊技の連続遊技回数をより多く行うことができる特定入賞枚数範囲内に入るように、目押しにより、入賞確定を調節するという遊技性の異なる遊技を行うことができるようにしたスロットマシンを提供することができる。
また、請求項1記載の発明によれば、遊技者が、基準枚数を知ることができ、特定導入遊技終了時、ノーメダル遊技に移行するためには、特定導入遊技中にどの程度、入賞を確定させてメダルを獲得すれば良いかの判断材料を得ることができて、それに対応した行動をとることが可能なスロットマシンを提供することができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果の一部に加え、次のような効果を奏する。
【0114】
すなわち、請求項2記載の発明によれば、遊技者が、入賞枚数範囲及び特定入賞枚数範囲を知ることができ、特定導入遊技終了時、ノーメダル遊技に移行するためには、特定導入遊技中にどの程度、入賞を確定させてメダルを獲得すれば良いかの判断材料を得ることができて、それに対応した行動をとることが可能なスロットマシンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの入力、制御及び出力を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態であって、入賞抽選手段を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態であって、スロットマシンを示す外観正面図である。
【図4】 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの動作の概略を示すフローである。
【図5】 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの動作の概略を示すフローである。
【図6】 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、通常抽選手段による抽選処理の概略を示すフローである。
【図7】 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、回転リールの回転停止処理の概略を示すフローである。
【図8】 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、基準枚数抽選手段による抽選処理の概略を示すフローである。
【図9】 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、遊技回数抽選手段による抽選処理の概略を示すフローである。
【符号の説明】
10 スロットマシン 11 筐体
12 表示窓 13 図柄表示窓
15 投入スイッチ 16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
30 スタートスイッチ 40 回転リール
42 リールテープ 43 左側回転リール
44 中央回転リール 45 右側回転リール
50 ストップスイッチ 60 リールユニット
61 図柄 65 ホッパーユニット
66 表示装置 70 通常遊技制御手段
80 特別遊技制御手段 90 BBゲーム制御手段
91 特定導入遊技制御手段 100 RBゲーム制御手段
101 特定遊技制御手段 102 ノーメダル遊技制御手段
110 入賞抽選手段 120 通常抽選手段
121 通常乱数発生手段 122 通常乱数抽出手段
123 通常入賞判定テーブル 124 通常判定手段
130 基準枚数抽選手段 131 基準枚数乱数発生手段
132 基準枚数乱数抽出手段 133 基準枚数入賞判定テーブル
134 基準枚数判定手段 140 遊技回数抽選手段
141 遊技回数乱数発生手段 142 遊技回数乱数抽出手段
143 遊技回数入賞判定テーブル 144 遊技回数判定手段
150 獲得枚数演算手段 160 遊技回数演算手段
165 入賞枚数範囲演算手段 166 特定入賞枚数範囲演算手段
170 基準枚数報知装置 180 獲得枚数報知装置
181 払い出し枚数報知装置 182 差枚数報知装置
190 遊技回数報知装置
Claims (2)
- 周囲に複数の図柄を表示した回転リールと、
前記回転リールの駆動を開始させるためのスタートスイッチと、
前記回転リールの駆動を停止させるためのストップスイッチと、
前記回転リール、前記スタートスイッチ及び前記ストップスイッチを制御すると共に、一定確率で入賞の抽選を行うための制御装置とを備えるようにしたスロットマシンにおいて、
遊技として、通常遊技と、特別遊技とを備え、
前記特別遊技として、前記通常遊技よりも入賞確率の大きい特定遊技と、この特定遊技の導入確率が大きい特定導入遊技と、メダル投入を条件とすることなく前記回転リールの回転駆動を開始可能なノーメダル遊技とを備え、
前記制御装置は、複数回のノーメダル遊技を連続して行うためのノーメダル遊技制御手段を備え、
前記ノーメダル遊技制御手段は、前記特定導入遊技終了時、前記特定導入遊技中のメダル払い出し枚数が、所定の基準枚数に基づいて基準枚数をまたぐように決定された入賞枚数範囲内である場合に、複数回のノーメダル遊技を連続して行うように設定され、
前記入賞枚数範囲には、所定の基準枚数に基づいて決定された入賞枚数範囲よりも、より基準枚数に近い範囲で決定された特定入賞枚数範囲を設け、
前記ノーメダル遊技制御手段は、
前記特定導入遊技終了時の前記特定導入遊技中のメダル払い出し枚数が、前記特定入賞枚数範囲内である場合のノーメダル遊技の連続遊技回数と、
前記特定導入遊技終了時の前記特定導入遊技中のメダル払い出し枚数が、前記入賞枚数範囲内であって前記特定入賞枚数範囲内にない場合のノーメダル遊技の連続遊技回数とが異なるように設定し、
前記特定入賞枚数範囲内である場合の前記ノーメダル遊技の連続回数は、前記入賞枚数範囲内であって前記特定入賞枚数範囲内にない場合の前記ノーメダル遊技の連続遊技回数より、多くなるように設定していると共に、
所定の基準枚数を遊技者に向かって報知するための基準枚数報知装置及び前記特定導入遊技中の現時点のメダル払い出し枚数を遊技者に向かって報知するための払い出し枚数報知装置を備えていることを特徴とするスロットマシン。 - 周囲に複数の図柄を表示した回転リールと、
前記回転リールの駆動を開始させるためのスタートスイッチと、
前記回転リールの駆動を停止させるためのストップスイッチと、
前記回転リール、前記スタートスイッチ及び前記ストップスイッチを制御すると共に、一定確率で入賞の抽選を行うための制御装置とを備えるようにしたスロットマシンにおいて、
遊技として、通常遊技と、特別遊技とを備え、
前記特別遊技として、前記通常遊技よりも入賞確率の大きい特定遊技と、この特定遊技の導入確率が大きい特定導入遊技と、メダル投入を条件とすることなく前記回転リールの回転駆動を開始可能なノーメダル遊技とを備え、
前記制御装置は、複数回のノーメダル遊技を連続して行うためのノーメダル遊技制御手段を備え、
前記ノーメダル遊技制御手段は、前記特定導入遊技終了時、前記特定導入遊技中のメダル払い出し枚数が、所定の基準枚数に基づいて基準枚数をまたぐように決定された入賞枚数範囲内である場合に、複数回のノーメダル遊技を連続して行うように設定され、
前記入賞枚数範囲には、所定の基準枚数に基づいて決定された入賞枚数範囲よりも、より基準枚数に近い範囲で決定された特定入賞枚数範囲を設け、
前記ノーメダル遊技制御手段は、
前記特定導入遊技終了時の前記特定導入遊技中のメダル払い出し枚数が、前記特定入賞枚数範囲内である場合のノーメダル遊技の連続遊技回数と、
前記特定導入遊技終了時の前記特定導入遊技中のメダル払い出し枚数が、前記入賞枚数範囲内であって前記特定入賞枚数範囲内にない場合のノーメダル遊技の連続遊技回数とが異なるように設定し、
前記特定入賞枚数範囲内である場合の前記ノーメダル遊技の連続回数は、前記入賞枚数範囲内であって前記特定入賞枚数範囲内にない場合の前記ノーメダル遊技の連続遊技回数より、多くなるように設定していると共に、
所定の基準枚数に基づいて決定された入賞枚数範囲及び特定入賞枚数範囲を遊技者に向かって報知するための基準枚数報知装置及び前記特定導入遊技中の現時点のメダル払い出し枚数を遊技者に向かって報知するための払い出し枚数報知装置を備えていることを特徴とするスロットマシン。
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