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JP4043300B2 - ネットワーク通信装置及びネットワーク通信システム - Google Patents
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JP4043300B2 - ネットワーク通信装置及びネットワーク通信システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介して送信された電子メールを保管するメールサーバから、電子メールを受信するネットワーク通信装置及びネットワーク通信システムに関するものであり、特に、メールサーバに保存された既受信電子メールと未受信電子メールとを判別して、効率よく未受信電子メールを受信出来ることを可能とするネットワーク通信装置及びネットワーク通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワーク化の進展に伴い、特開2001−274944公報に開示されているような、インターネット等のネットワークを介して、サーバを用いた電子メール(E-mail)の送受信が盛んに行われている。
このような電子メールの送受信では、送信側の端末装置から送信側メールサーバに投函された電子メールは、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol )等の電子メール転送プロトコルを介して、受信側のメールサーバに転送され蓄積される。
【0003】
受信側の端末装置は、随時又は定期的に受信側のメールサーバに、POP(Post Office Protocol)3プロトコル及びIMAP(Internet Message Access Protocol)等のメール受信プロトコルによりアクセスし、受信側のメールサーバに蓄積されている電子メールを受信する。
また、このような電子メールの送受信を行うネットワーク通信装置の一例であるネットワークファクシミリ装置では、電子メールを受信し、その電子メールに含まれる受信画像を受信原稿として記録出力すると、メールサーバではその電子メールを削除するようにしている。これは、ネットワークファクシミリ装置が既に受信した電子メールを再受信することを防止する為に行われる。
【0004】
しかし、ネットワークファクシミリ装置をLAN(Local Area Network)に接続して使用する場合等においては、複数のユーザとメールサーバとが接続されている為、受信した電子メールをそのままの状態、すなわち電子データの状態でメールサーバに残しておき、ユーザが、既に受信した電子メールを他のユーザに参照させたい、又は再度記録出力させたい等の要求がある。
【0005】
このような要求に応える方法として、上述した特開2001−274944公報には、メールサーバから電子メールを取得する際、取得した電子メールをメールサーバから削除するか、又はメールサーバに残すかを、ユーザが選択して設定することを可能とするネットワークファクシミリ装置が開示されている。
このネットワークファクシミリ装置では、受信した電子メールをメールサーバに残す設定がされている場合には、最後に受信した電子メールのヘッダ情報を記憶し、新たにメールサーバから電子メールを受信する際、記憶したヘッダ情報と新たに受信した電子メールのヘッダ情報とを比較する。この比較により、その新たに受信した電子メールが、前回の電子メール受信時に最後に受信した電子メールであるか否かを判定し、既受信電子メールと未受信電子メールとを判別する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したネットワークファクシミリ装置では、既受信電子メール及び未受信電子メールを、電子メールのヘッダ情報を用いて識別するので、以下のような問題がある。
即ち、このネットワークファクシミリ装置では、電子メールを一旦メールサーバから受信してからでないと、そのヘッダ情報の内容を確認することが出来ない。つまり、既受信電子メール及び未受信電子メールの判別を行うには、1件毎に電子メールを受信してヘッダ情報を取得し、判別する必要がある。従って、既受信電子メール及び未受信電子メールの判別に時間を要し、結果的に電子メールの受信処理の効率が悪くなる。
【0007】
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、メールサーバに保存された既受信電子メールと未受信電子メールとを判別して、効率よく未受信電子メールを受信出来るネットワーク通信装置を提供することを目的とする
また、本発明は、メールサーバに保存された既受信電子メールと未受信電子メールとを、ネットワーク通信装置が判別して効率よく未受信電子メールを受信出来るネットワーク通信システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るネットワーク通信装置は、ネットワークを介して送信された電子メールを保管し、保管する電子メール毎に固有の識別情報を付加すると共に通し番号を振り、接続が切断される都度前記通し番号を振り直すメールサーバから、電子メールを受信するネットワーク通信装置において、前記メールサーバから受信した1又は複数の電子メールの識別情報及び通し番号を記憶する記憶手段と、電子メールの受信に先立って、少なくとも前記メールサーバが保管する電子メールに振られた通し番号の内の最大通し番号、及び該最大通し番号が振られた電子メールの識別情報を受信する受信手段と、前記記憶手段が記憶している通し番号に、前記受信手段が受信した通し番号の内の最大通し番号と一致するものが有るか否かを判定する第1判定手段と、前記記憶手段が記憶している識別情報に、前記受信手段が受信した識別情報と一致するものが有るか否かを判定する第2判定手段と、前記第1判定手段及び第2判定手段の何れか又は両方が、一致するものが無いと判定したときに、未受信の電子メールを特定する手段とを備え、前記第1判定手段及び第2判定手段の両方が、一致するものが有ると判定したときは、新規受信の電子メールは無いと判定するように構成してあることを特徴とする。
【0009】
このネットワーク通信装置では、ネットワークを介して送信された電子メールを保管し、保管する電子メール毎に固有の識別情報を付加すると共に通し番号を振り、接続が切断される都度前記通し番号を振り直すメールサーバから、電子メールを受信する。記憶手段が、メールサーバから受信した複数の電子メールの識別情報及び通し番号を記憶し、電子メールの受信に先立って、受信手段が、メールサーバが保管する電子メールに振られた通し番号の内の最大通し番号、及び最大通し番号が振られた電子メールの識別情報を受信する。第1判定手段が、記憶手段が記憶している通し番号に、受信手段が受信した最大通し番号と一致するものが有るか否かを判定し、第2判定手段が、記憶手段が記憶している識別情報に、受信手段が受信した識別情報と一致するものが有るか否かを判定し、第1判定手段及び第2判定手段の何れか又は両方が、一致するものが無いと判定したときに、未受信の電子メールを特定し、第1判定手段及び第2判定手段の両方が、一致するものが有ると判定したときは、新規受信の電子メールは無いと判定する。
【0010】
メールサーバは、削除されない電子メールに対して、1からの連番で表示されるメッセージ番号等の通し番号と、70文字以内の任意の文字列で示されるユニークID等の識別情報とを付与する。尚、ユーザの設定等により、電子メールがメールサーバから削除されると、その都度通し番号は振り直されるが、識別情報は各電子メールに対応した固有の情報であって不変である。また、この識別情報は、ユニークID等のように、ネットワーク通信装置がメールサーバと接続されると、メールサーバ内に保存されている全ての電子メールに対応する識別情報が、ネットワーク通信装置へ一度に送信される。
【0011】
このネットワーク通信装置は、少なくとも受信してある電子メールに付加された通し番号の内、最大通し番号とその電子メールの識別情報とを記憶しておく。これにより、新たにメールサーバに接続された際に、この最大通し番号及び識別情報と、メールサーバが保管している全ての電子メールに付加された通し番号の内の最大通し番号及びその電子メールの識別情報とが一致するか否かで、メールサーバに未受信の電子メールが有るか否かを容易に判定出来る。
【0012】
これにより、メールサーバに保存された既受信電子メールと未受信電子メールとを判別して、効率よく未受信電子メールを受信出来るネットワーク通信装置を実現することが出来る。
一方、一致しない場合、つまり、メールサーバが保管する電子メールの一部が削除されている場合でも、記憶手段に記憶されている他の通し番号の識別情報がある場合には、その通し番号の識別情報とメールサーバから受信した通し番号の識別情報とが一致するか否かを判定し、その他の通し番号以前に受信した電子メールが、既受信電子メールか未受信電子メールかを認識出来る。
【0013】
本発明に係るネットワーク通信装置は、ネットワークを介して送信された電子メールを保管し、保管する電子メール毎に固有の識別情報を付加すると共に通し番号を振り、接続が切断される都度前記通し番号を振り直すメールサーバから、電子メールを受信するネットワーク通信装置において、前記メールサーバから受信した複数の電子メールの識別情報及び通し番号を記憶する記憶手段と、電子メールの受信に先立って、前記メールサーバが保管する電子メールに振られた通し番号、及び該通し番号が振られた電子メールの識別情報の一覧情報を受信する受信手段と、前記記憶手段が記憶している通し番号、及び前記受信手段が受信した一覧情報に含まれる通し番号に一致するものが有るか否かを判定する第1判定手段と、前記記憶手段が記憶している識別情報、及び前記受信手段が受信した一覧情報に含まれる識別情報に一致するものが有るか否かを判定する第2判定手段とを備え、前記第1判定手段及び第2判定手段の両方が一致すると判定した電子メールが有るときは、該電子メールのうち通し番号が最大のものより後の電子メールを、前記メールサーバから受信し、前記第1判定手段及び第2判定手段の両方が一致すると判定した電子メールが無いときは、前記メールサーバが保管する全ての電子メールを受信するように構成してあることを特徴とする。
【0014】
このネットワーク通信装置では、ネットワークを介して送信された電子メールを保管し、保管する電子メール毎に固有の識別情報を付加すると共に通し番号を振り、接続が切断される都度前記通し番号を振り直すメールサーバから、電子メールを受信する。記憶手段が、メールサーバから受信した複数の電子メールの識別情報及び通し番号を記憶し、電子メールの受信に先立って、受信手段が、メールサーバが保管する電子メールに振られた通し番号、及びその通し番号が振られた電子メールの識別情報の一覧情報を受信する。第1判定手段が、記憶手段が記憶している通し番号、及び受信手段が受信した一覧情報に含まれる通し番号に一致するものが有るか否かを判定し、第2判定手段が、記憶手段が記憶している識別情報、及び受信手段が受信した一覧情報に含まれる識別情報に一致するものが有るか否かを判定し、第1判定手段及び第2判定手段の両方が一致すると判定した電子メールが有るときは、その電子メールのうち通し番号が最大のものより後の電子メールを、メールサーバから受信し、第1判定手段及び第2判定手段の両方が一致すると判定した電子メールが無いときは、メールサーバが保管する全ての電子メールを受信する
【0015】
記憶手段に記憶されている識別情報及び通し番号が、メールサーバが保管する電子メールに付加された識別情報及び通し番号と一致するか否かを判定することにより、当該電子メールが前回の受信時と同じ場所に保存されているか否かを確認し、未受信電子メールだけを容易に判別して受信することが出来る。
具体的には、識別情報及びそれに対応する通し番号が、メールサーバから受信したものと記憶手段に記憶されたものとで一致する場合には、その電子メールが既受信であることを認識出来る。更に、その一致している通し番号よりも大きい通し番号が付加された電子メールが、未受信電子メールであることを認識出来る為、これらを未受信電子メールとして受信することが出来る。
【0016】
一方、一致しない場合、つまり、メールサーバが保管する電子メールの一部が削除されている場合には、記憶手段に記憶されている他の通し番号の識別情報と、メールサーバから受信した通し番号の識別情報とが一致するか否かを判定し、その他の通し番号以前に受信した電子メールが、既受信電子メールか未受信電子メールかを認識出来る。
これにより、メールサーバに保存された既受信電子メールと未受信電子メールとを判別して、効率よく未受信電子メールを受信出来るネットワーク通信装置を実現することが出来る。
【0017】
本発明に係るネットワーク通信装置は、前記記憶手段は、所定数毎の通し番号に対応する前記識別情報を記憶することを特徴とする。
【0018】
このネットワーク通信装置では、記憶手段は、所定数毎の通し番号に対応する識別情報を記憶するので、記憶手段の記憶容量を削減することが可能である。
【0019】
本発明に係るネットワーク通信装置は、前記識別情報は、ユニークIDであることを特徴とする。
【0020】
このネットワーク通信装置では、識別情報は、ユニークIDであるので、従来のメールサーバによって電子メールに付加され、ネットワーク通信装置が取得する識別情報としてのユニークIDを、そのまま電子メールの既受信/未受信の判別に用いることにより、メールサーバに保存された既受信電子メールと未受信電子メールとを容易に判別して、効率よく未受信電子メールを受信出来るネットワーク通信装置を実現することが出来る。
【0021】
本発明に係るネットワーク通信装置は、前記メールサーバから電子メールを正常に受信したか否かについての電子メール毎の管理情報を記憶する手段を更に備えることを特徴とする。
【0022】
このネットワーク通信装置では、記憶する手段が、メールサーバから電子メールを正常に受信したか否かについての電子メール毎の管理情報を記憶するので、メールサーバから電子メールを受信する際に、ネットワーク通信装置におけるメモリの空き容量の不足等の理由により、受信指示を出したにもかかわらず受信出来なかった電子メールが存在する場合でも、その管理情報に基づいて、その電子メールが未受信であることを認識出来、その電子メールが正常に受信されるまで、次回以降の接続時に受信を試みることが可能となる。
【0023】
本発明に係るネットワーク通信装置は、受信した電子メールを記憶する為のメモリの総容量が、新たに受信すべき電子メールの容量より大きいか否かを判定する手段を更に備え、該手段が否と判定したときは、前記メールサーバに前記電子メールの削除を指示すべくなしてあることを特徴とする。
【0024】
このネットワーク通信装置では、判定する手段が、受信した電子メールを記憶する為のメモリの総容量が、新たに受信すべき電子メールの容量より大きいか否かを判定し、判定する手段が否と判定したときは、メールサーバにその電子メールの削除を指示する。
これにより、受信すべき電子メールのサイズが、電子メール記憶手段のメモリの総容量以上のサイズであるか否かを事前に確認することで、実際上、受信不可能な電子メールを受信するという無駄な処理を行うことを防止出来る。
【0025】
本発明に係るネットワーク通信装置は、前記メモリの空き容量を検出する検出手段と、新たに受信すべき電子メールの容量が、前記検出手段が検出した空き容量より大きいか否かを判定する手段とを更に備え、該手段が大きいと判定したときは、前記電子メールの受信を延期すべくなしてあることを特徴とする。
【0026】
このネットワーク通信装置では、検出手段が、受信した電子メールを記憶する為のメモリの空き容量を検出し、判定する手段が、新たに受信すべき電子メールの容量が、検出手段が検出した空き容量より大きいか否かを判定し、判定する手段が大きいと判定したときは、新たに受信すべき電子メールの受信を延期する。
これにより、受信した電子メールを記憶する為のメモリの空き容量が小さい場合、及び受信すべき電子メールの容量が特別大きい場合等に、そのメモリに記憶してある電子メールの削除、又はそのメモリの増設等の、受信不可能な電子メールを受信する為の無駄な処理を行うことを防止出来る。
【0031】
本発明に係るネットワーク通信システムは、本発明に係る1又は複数のネットワーク通信装置と、該ネットワーク通信装置から接続されたときは、保管する電子メールに振られた通し番号の内の最大通し番号、及び該最大通し番号が振られた電子メールの識別情報を、前記ネットワーク通信装置へ送信する手段を備える1又は複数のメールサーバとを備えることを特徴とする。
【0032】
このネットワーク通信システムでは、メールサーバが、ネットワーク通信装置から接続されたときは、メールサーバの送信する手段が、保管する電子メールに振られた通し番号の内の最大通し番号、及びその最大通し番号が振られた電子メールの識別情報を、そのネットワーク通信装置へ送信する。
【0033】
これにより、ネットワーク通信装置が接続されたメールサーバは、ネットワーク通信装置が受信済みの電子メールを削除せずに、保存している場合であっても、ネットワーク通信装置が、電子メール毎に付加された識別情報に基づいて、未受信の電子メールであるか否かの判別を行うことにより、メールサーバが他のネットワーク通信装置から受信した複数の電子メールの中から、未受信の電子メールを選択して、効率よく受信することが出来る。
つまり、従来の電子メールに含まれるヘッダ情報を用いて電子メール毎に送受信を行う判定方法と比較して、メールサーバが受信した複数の電子メールの中から、容易に未受信の電子メールだけを選択して効率良く受信することが出来る。
【0034】
本発明に係るネットワーク通信システムは、本発明に係る1又は複数のネットワーク通信装置と、該ネットワーク通信装置から接続されたときは、保管する電子メールに振られた通し番号、及び該通し番号が振られた電子メールの識別情報の一覧情報を、前記ネットワーク通信装置へ送信する手段を備える1又は複数のメールサーバとを備えることを特徴とする。
【0035】
このネットワーク通信システムでは、メールサーバが、ネットワーク通信装置から接続されたときは、メールサーバの送信する手段が、保管する電子メールに振られた通し番号、及びその通し番号が振られた電子メールの識別情報の一覧情報を、そのネットワーク通信装置へ送信する。
【0036】
これにより、ネットワーク通信装置が接続されたメールサーバは、ネットワーク通信装置が受信済みの電子メールを削除せずに、保存している場合であっても、ネットワーク通信装置が、電子メール毎に付加された識別情報に基づいて、未受信の電子メールであるか否かの判別を行うことにより、メールサーバが他のネットワーク通信装置から受信した複数の電子メールの中から、未受信の電子メールを選択して、効率よく受信することが出来る。
つまり、従来の電子メールに含まれるヘッダ情報を用いて電子メール毎に送受信を行う判定方法と比較して、メールサーバが受信した複数の電子メールの中から、容易に未受信の電子メールだけを選択して効率良く受信することが出来る。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係るネットワーク通信システムの実施の形態の構成を示すブロック図である。このネットワーク通信システムは、本発明に係るネットワーク通信装置であるインターネットファクシミリ装置1が、メールサーバ20を介してインターネット30に接続されている。このインターネットファクシミリ装置1は、他のメールサーバ20′を介してインターネット30に接続された他のインターネットファクシミリ装置1′と、電子メールを用いて情報の送受信を行う。
【0038】
図2は、本発明に係るネットワーク通信装置の実施の形態であるインターネットファクシミリ装置1の構成例を示すブロック図である。このインターネットファクシミリ装置1は、バス18に相互に接続されたメイン制御部2(第1判定手段、第2判定手段、判定する手段)、制御用メモリ3、制御用バッファ4、電子メール記憶部5(記憶する為のメモリ)、電子メール作成部7、読取部8、記録部9、パネル制御部10、符号化/復号化制御部11、LAN制御部12、モデム13、網制御部14、メモリ残量検出部(検出手段)15、時計部16及びメールサーバ(データ)管理部17(記憶手段、管理情報を記憶する手段)を備えている。
電子メール記憶部5、電子メール作成部7、読取部8、記録部9、符号化/復号化制御部11、モデム13及び網制御部14は、画像データ用の信号線19に接続されている。
【0039】
メイン制御部2は、CPU(Central Processing Unit )等で構成され、インターネットファクシミリ装置1全体を制御する。具体的には、後述する電子メールの受信処理において、未受信電子メールと既受信電子メールとの判別を行うと共に、電子メール記憶部5のメモリの総容量及び空き容量と、受信しようとする電子メールの容量とを比較して、当該電子メールを受信可能であるか否かについて判定する。
制御用メモリ3は、不揮発性のメモリ又はバックアップされた揮発性のメモリ等からなり、制御プログラム及び相手先情報等を記憶する。
制御用バッファ4は、RAM(Random-Access Memory)からなり、プログラムのデータ用として使用される。
【0040】
電子メール記憶部5は、符号化された画像データを記憶すると共に、後述する読取部8から読み込んだ画像データ、又は受信した電子メールのデータ、復号化後の電子メールのデータ等を記憶し、更に、メールサーバ20から受信した電子メールに付加されたユニークID(識別情報)を記憶する。
【0041】
尚、ユニークIDは、メールサーバ20が電子メール毎に付加する70文字以内の任意の文字列で構成される識別情報であり、電子メール毎に固有の情報である。
インターネットファクシミリ装置1がメールサーバ20に接続すると、メールサーバ20内に保存されている全ての電子メールに対応するユニークIDを一度に受信することが出来る。
【0042】
電子メール作成部7は、符号化された画像データにヘッダ情報を付加し、電子メールのフォーマットに変換する。
読取部8は、CCD(Charge Coupled Device )を利用したスキャナであり、原稿を所定の解像度の原稿画像として読み取る。読み取った結果は、ドットイメージデータとして出力する。
記録部9は、電子写真方式のプリンタ装置を備え、受信した原稿等のデータをハードコピー(プリントアウト)する。
【0043】
パネル制御部10は、図示しない表示装置及び操作部を備えており、原稿の読み込み、相手先入力等の指示を行う為の画面を有する表示装置及び操作部を一体として構成されたタッチパネルである。
表示装置は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等であり、インターネットファクシミリ装置1の動作状態や送信先などを表示する。
操作部は、操作する為に必要なキー(入力装置)を備えている。
【0044】
パネル制御部10は、備えているタッチパネルの操作により、電子メールを送信する相手先の設定を行う。設定された相手先情報は、制御用メモリ3に格納される。
符号化/復号化制御部11は、読み込んだ原稿データの符号化又は受信時の復号化を行う。すなわち、画像信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮されている画像情報を元の画像信号に復号化する。尚、符号化/復号化制御部11は、ファクシミリ通信で一般に使用されているMH(Modified Hufman) 、MR(Modified READ) 及びMMR(Modified Modified READ)等の符号化方式を用いることが出来る。
【0045】
LAN制御部12は、インターネット30経由による電子メールの送受信及びインターネットファクシミリ通信を行う際等に、LAN(Local Area Network)と接続する。
モデム13は、一般的に使用されるファクシミリ通信を行う為のものであり、ファクシミリ通信が可能なファクシミリモデムから構成されている。また、モデム13は、網制御部14(NCU;Network Control Unit)を介して電話回線と接続されている。
【0046】
網制御部14は、電話回線との接続制御を行うものであって、アナログの公衆電話回線網(PSTN)との回線の閉結及び開放を行うハードウェアであり、必要に応じてモデム13を公衆電話回線網と接続する。
メモリ残量検出部15は、電子メール記憶部5のメモリ残量(空き容量)を検出する検出手段である。本実施の形態においては、電子メール記憶部5のメモリの総容量は2Mバイトとする。
【0047】
メールサーバ管理部17は、メールサーバ20から受信した電子メールに付加されたメッセージ番号及びユニークID(識別情報)を記憶し、また、メールサーバ20から未受信の電子メールだけを受信する為の情報を管理している。具体的には、受信指示を出したものの、電子メール記憶部5の空き容量が小さく受信出来なかった電子メール等を、後述するステータスフラグ等を用いて記憶する。
これにより、インターネットファクシミリ装置1は、次回のメールサーバ20との接続時に、電子メール記憶部5の空き容量が受信可能な状態に迄大きくなっていた場合に、改めて受信指示を出して当該未受信電子メールを受信することが出来る。
【0048】
メッセージ番号は、メールサーバ20が保管する電子メールに対して、1からの連番で付加される番号である。ユーザの設定等により、電子メールがメールサーバ20から削除されると、メッセージ番号はその都度振り直されるが、ユニークIDは各電子メールに対応した固有のIDであって不変である。
【0049】
図3は、メールサーバ20の電子メールを管理する為の管理テーブルのイメージを示す説明図である。この管理テーブルでは、メールサーバ20が保管する電子メール毎のメッセージ番号、ユニークID及び電子メールの容量(本文+添付ファイル)が記載されている。
図3に示すメールサーバ20の管理テーブルに対応して、インターネットファクシミリ装置1のメールサーバ管理部17には、図6に示すように、電子メール毎の管理テーブルが作成されている。この管理テーブルでは、電子メール毎のPOP3サーバ名、ユーザID、パスワード、メッセージ番号、ユニークID、及びメールサーバ20が保管している電子メールに対応するステータスフラグ(管理情報)が管理されている。
【0050】
このステータスフラグは、図6に示すように、メールサーバ20が保管する電子メールが受信されたものであるか否かを示す情報であり、「1」であればインターネットファクシミリ装置1で受信済みであることを示し、「0」であればインターネットファクシミリ装置1で未受信であることを示している。
ここで、例えば、メールサーバ20が、図3に示すユニークID「AAAAAA」に対応する受信済みの電子メールに加えて、図4に示す電子メール(「BBBBBB」〜「EEEEE」)を新たに取得して、保管しているものとする。
【0051】
この場合、インターネットファクシミリ装置1の電子メール記憶部5のメモリ空き容量が170kByte未満であれば、インターネットファクシミリ装置1には、図7に示すような管理テーブルが作成される。
図7に示す管理テーブルには、最大メッセージ番号が付加された電子メールのユニークID(「EEEEE」)と共に、現在メールサーバ20が保管している全ての電子メールに関するステータスフラグとして、「11110」が記入されている。
【0052】
ユニークID「BBBBBB」〜「DDDDD」に対応する電子メールの受信に必要な容量を差し引いた電子メール記憶部5の空き容量と、最後に受信しようとしたユニークID「EEEEE」に対応する電子メールの情報量との関係で、電子メール(ユニークID「EEEEE」)は未受信となる。その結果、ステータスフラグは「11110」のように記入される。
【0053】
このようなステータスフラグにより、一旦、電子メール記憶部5の空き容量が小さく、受信不可能とされた電子メールであっても、電子メール記憶部5の空き容量が電子メールの削除により受信可能な状態になる迄待機させておくことが出来る。
インターネットファクシミリ装置1は、このステータスフラグに基づき、図5の管理テーブルに示すように、メールサーバ20が保管している新たな電子メール(ユニークID「FFFFF」)が増加した後の次回以降の電子メール受信処理時に、この未受信電子メールの受信を再度試みることが出来る。これにより、改めて当該電子メールを受信することが出来る。
【0054】
尚、図7に示す管理テーブルにおいて、メッセージ番号(MAX)とは別に、連番が振られたメッセージ番号1、メッセージ番号2が記憶されているのは、所定数を2の倍数に設定したことにより、メッセージ番号が複数記憶された状態を示している。尚、メモリの容量に余裕がある場合には、全てのメッセージ番号及びそのメッセージ番号に対応するユニークIDを記憶する構成でも良い。
【0055】
更に、別のケースとして、メールサーバ20の管理テーブルが、図3に示す状態から図4に示す状態になり、インターネットファクシミリ装置1の電子メール記憶部5のメモリ空き容量が70kByte未満である場合には、インターネットファクシミリ装置1には、図8に示すような管理テーブルが作成される。
つまり、図8に示す管理テーブルには、図7に示す場合と同様に、最大メッセージ番号が付加された電子メールのユニークIDと共に、メールサーバ20が保管している全ての電子メールのステータスフラグとして、「11010」が記入されている。これにより、電子メール記憶部5の空き容量(70kByte未満)と、受信しようとする電子メールの情報量との関係で、ユニークID「CCCCC」及び「EEEEE」に対応する電子メールが未受信であることが分かる。
【0056】
従って、図7において説明した場合と同様に、一旦、電子メール記憶部5の空き容量が小さく、受信不可能とされた電子メールであっても、電子メール記憶部5の空き容量が、他の電子メールが削除されることにより、受信可能な状態になった場合には受信することが出来る。
つまり、インターネットファクシミリ装置1は、図8に示すステータスフラグに基づき、図5の管理テーブルに示すように、メールサーバ20が保管する新たな電子メール(ユニークID「FFFFF」)が増加した後の次回以降の電子メール受信処理時に、この未受信電子メールの受信を再度試みることが出来る。これにより、改めて当該電子メールを受信することが出来る。
【0057】
以下に、インターネットファクシミリ装置1の電子メールの受信処理動作を、それを示す図9〜図13のフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、メイン制御部2は、電子メールの受信を行う為に、メールサーバ20(POP3サーバ)と接続し(S1)、次いで、メールサーバ20からメールサーバ20が保管している全ての電子メールに対応するユニークID及びメッセージ番号を取得する(S2)。
メイン制御部2は、次に、メールサーバ20から取得した(S2)ユニークID及びメッセージ番号の内の最大メッセージ番号と、前回のメールサーバ20との接続時に記憶したメッセージ番号とが一致するか否かを判定する(S3)。
【0058】
尚、本実施の形態では、メールサーバ20が最後に受信した電子メールに付加されたメッセージ番号、つまり最大メッセージ番号のみを判定材料として用いているが(S3)、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、ユニークIDと同様に、メールサーバ20から受信した電子メールの全てのメッセージ番号を取得し、それぞれを用いて判定してもよい。但し、本実施の形態のように、最大メッセージ番号のみを判定材料として用いることは、判定に要する時間を大幅に短縮出来ることからより好ましい。
【0059】
メイン制御部2は、最大メッセージ番号と、前回のメールサーバ20との接続時に記憶したメッセージ番号とが一致すれば(S3)、最大メッセージ番号に対応する電子メールのユニークIDと、そのメッセージ番号に対応するユニークIDとが一致するか否かを判定する(S12)。
メイン制御部2は、最大メッセージ番号に対応する電子メールのユニークIDと、そのメッセージ番号に対応するユニークIDとが一致すれば(S12)、新規受信の電子メールがないと判定し(S13)、最後に受信した電子メールより前に未受信の電子メールがあるか否かを、ステータスフラグにより判定する(S14)。
【0060】
メイン制御部2は、最後に受信した電子メールより前に未受信の電子メールがあれば(S14)、受信処理を実行した(S15)後、メールサーバ20との接続を切断して(S10)、電子メールの受信処理を終了する。
メイン制御部2は、最後に受信した電子メールより前に未受信の電子メールがなければ(S14)、メールサーバ20との接続を切断して(S10)、電子メールの受信処理を終了する。
【0061】
メイン制御部2は、最大メッセージ番号と、前回のメールサーバ20との接続時に記憶したメッセージ番号とが一致しなければ(S3)、メールサーバ20から受信したその他のメッセージ番号に対応するユニークIDと、前回のメールサーバ20との接続時に記憶したメッセージ番号に対応するユニークIDとが一致するか否かを判定し(S4)、一致しなければ、メールサーバ管理部17に記憶されている他のメッセージ番号及びユニークIDが有るか否かを判定する(S5)。
【0062】
メイン制御部2は、メールサーバ管理部17に記憶されている他のメッセージ番号及びユニークIDが無ければ(S5)、ステータスフラグをクリアし(S6)、メールサーバ20が保管している全ての電子メールの受信動作を開始する(S7)。
メイン制御部2は、メールサーバ20が保管している全ての電子メールの受信処理を実行した(S8)後、受信した電子メールのうち最後に受信した電子メールに付加されたユニークIDとメッセージ番号とを記憶し(S9)、メールサーバ20との接続を切断して(S10)、電子メールの受信処理を終了する。
【0063】
メイン制御部2は、メールサーバ20から受信したその他のメッセージ番号に対応するユニークIDと、前回のメールサーバ20との接続時に記憶したメッセージ番号に対応するユニークIDとが一致すれば(S4)、最大メッセージ番号と、前回のメールサーバ20との接続時に記憶したメッセージ番号とが一致していない(S3)ことから、メールサーバ20が保管している電子メールの数が増えていること、つまり、新規に取得した電子メールが有ることを認識出来る。
【0064】
従って、メイン制御部2は、ユニークIDが一致した記憶しているメッセージ番号より前に有る未受信の電子メール、及びその記憶しているメッセージ番号より後に有る電子メール(新規受信の電子メール)の受信動作を開始する(S16)。
メイン制御部2は、電子メールの受信処理を実行した(S17)後、受信した電子メールのうち最後に受信した電子メールに付加されたユニークIDとメッセージ番号とを記憶し(S9)、メールサーバ20との接続を切断して(S10)、電子メールの受信処理を終了する。
【0065】
メイン制御部2は、最大メッセージ番号に対応する電子メールのユニークIDと、そのメッセージ番号に対応するユニークIDとが一致しなければ(S12)、メールサーバ管理部17に記憶されている他のメッセージ番号及びユニークIDが有るか否かを判定する(S5)。
メイン制御部2は、メールサーバ管理部17に記憶されている他のメッセージ番号及びユニークIDが有れば(S5)、メールサーバ管理部17に記憶されているメッセージ番号及びユニークIDに、上記(S2)において受信したメッセージ番号及びそれに対応するユニークIDと一致するものがあるか否かを判定し(S11)、その判定結果に基づき、電子メールの受信処理を実行する(S8)。
【0066】
以上のように、電子メール毎に付加されているメッセージ番号とユニークIDとを用いて、これらが一致するか否かを判定し、その判定結果により、メールサーバ20が保管している複数の電子メールの中から、容易に未受信の電子メールを認識出来、効率的に未受信の電子メールだけを取得することが出来る。
すなわち、本発明に係るインターネットファクシミリ装置1では、1回の接続で、メールサーバ20が保管している全てのユニークID及びメッセージ番号を取得することが出来る為、何度もメールサーバ20に接続しなくても、容易に効率的な判別を行うことが出来る。
【0067】
更に、本実施の形態のインターネットファクシミリ装置1では、電子メールの受信処理(S8,15,17)において、受信不可能な電子メールを誤って受信する等の不具合の発生を防止出来る。
すなわち、メイン制御部2は、電子メールを受信処理する(S8,15,17)際は、先ず、電子メール記憶部5の現在の空き容量を検出し(S20)、メールサーバ20から受信しようとする電子メールのデータサイズ(容量)を受信した(S21)後、電子メール記憶部5のメモリのサイズ(記憶容量)と、電子メールの情報量とを比較する(S22)。
【0068】
メイン制御部2は、電子メール記憶部5の記憶容量よりも受信しようとする電子メールの情報量の方が小さいとき(S22)には、更に、その電子メールの情報量が、電子メール記憶部5の空き容量よりも小さいか否かを判定する(S23)。
メイン制御部2は、その電子メールの情報量が、電子メール記憶部5の空き容量よりも小さいとき(S23)、メールサーバ20から当該電子メールのデータを受信し(S24)、ステータスフラグの情報を更新する(S25)。
【0069】
メイン制御部2は、ステータスフラグの情報を更新した(S25)後、受信しようとする電子メールのメッセージ番号が、予めユーザが設定した所定番号に到達したか否かを判定し(S26)、所定番号に到達したときは、その所定番号目のメッセージ番号とそれに対応するユニークIDとを記憶する(S27)。(所定番号は、例えば、所定の倍数(2倍等)の数字の番号等である。)
【0070】
メイン制御部2は、所定番号目のメッセージ番号とそれに対応するユニークIDとを記憶した(S27)後、更に受信すべき電子メールが有るか否かを判定し(S28)、受信すべき電子メールが有るときは、再度、電子メール記憶部5の現在の空き容量を検出して(S20)、以降の処理を繰り返す。
メイン制御部2は、更に受信すべき電子メールが無ければ(S28)リターンする。
【0071】
メイン制御部2は、電子メール記憶部5の記憶容量よりも受信しようとする電子メールの情報量の方が大きいとき(S22)は、電子メール記憶部5のメモリを増設すること等をしない限り、当該電子メールを受信することは出来ない。従って、メイン制御部2は、当該電子メールを受信しないことを決定し(S30)、当該電子メールをメールサーバ20から削除するか否かについてユーザに問い合わせる(S31)。
【0072】
メイン制御部2は、ユーザに問い合わせた結果、削除する方が選択されると(S31)、メールサーバ20に対して当該電子メールを削除するように指示し(S32)、ユーザに対して、削除したことを表示パネル等(図示せず)に表示した(S33)後、ステータスフラグの情報を更新する(S25)。
メイン制御部2は、ユーザに問い合わせた結果、削除しない方が選択されると(S31)、ステータスフラグに当該電子メールは未受信であるという情報を記憶させる(S25)。これにより、次回の電子メール受信時に、再度電子メール記憶部5の空き容量を検出出来、受信可能な状態の場合には、当該電子メールを受信出来る。
尚、削除するか否かについては、予め設定しておき、自動的に処理を行う構成でも良い。
【0073】
メイン制御部2は、その電子メールの情報量が、電子メール記憶部5の空き容量よりも大きい場合(S23)、電子メール記憶部5に保管している電子メールの幾つかを印字出力することで、受信可能になる可能性がある為、この場合は、電子メールを受信せず(S29)、ステータスフラグの情報を更新する(S25)。
【0074】
本実施の形態のインターネットファクシミリ装置1では、以上のように、電子メールの受信処理において、電子メールの受信を開始する前に、メールサーバ20から受信した電子メールを保管する電子メール記憶部5の記憶容量と、メールサーバ20から受信しようとする電子メールの情報量とを比較する。更に、電子メール記憶部5の空き容量と、メールサーバ20から受信しようとする電子メールの情報量とを比較する。
【0075】
これにより、電子メールの情報量の方が電子メール記憶部5の記憶容量よりも大きい場合に、受信処理を行った結果、受信不可能となるという不具合の発生を防止出来る。また、空き容量不足で受信不可能な場合には、当該電子メールを待機状態として、次回以降の電子メール受信処理時に再度受信処理を行うことにより、電子メールの情報量と電子メール記憶部5の記憶容量との関係に応じて、臨機応変な対応が可能になる。
従って、インターネットファクシミリ装置1は、無駄な受信処理の実行を防止し、より効率よく電子メールの受信処理工程を行うことが出来る。
【0076】
メイン制御部2は、メールサーバ管理部17に記憶されているメッセージ番号及びユニークIDに、メールサーバ20から受信したメッセージ番号及びそれに対応するユニークIDと一致するものが有るか否かを判定する際(S11)、先ず、メールサーバ管理部17に記憶されているメッセージ番号及びそれに対応するユニークIDに、メールサーバ20から受信したメッセージ番号及びそれに対応するユニークIDと一致するものが有るか否かを判定する(S40)。
尚、この判定(S40)は、メッセージ番号の数値が大きいものから行う方が、一致するものが判定された時点で判定処理を終了させることが可能となり、判定処理を効率的に行うことが可能となる為、より好ましい。
【0077】
メイン制御部2は、メールサーバ管理部17に記憶されているメッセージ番号及びそれに対応するユニークIDに、メールサーバ20から受信したメッセージ番号及びそれに対応するユニークIDと一致するものが有れば(S40)、それよりも小さいメッセージ番号が付加されている電子メールの中で、ユーザにより前回のメールサーバとの接続から今回の接続の間に削除されたものが無いと判定(それ以降のもので削除された電子メールが存在すると判定する)する。
メイン制御部2は、メールサーバ管理部17に記憶されているメッセージ番号及びそれに対応するユニークIDに、メールサーバ20から受信したメッセージ番号及びそれに対応するユニークIDと一致するものが有れば(S40)、一致するものが複数あるか否かを判定する(S41)。
【0078】
メイン制御部2は、一致するものが複数あれば(S41)、一致するものの中で、最大のメッセージ番号を特定し、その最大メッセージ番号が付与された電子メールよりも、後の電子メールの受信動作を開始し(S42)リターンする。
メイン制御部2は、一致するものが一つしかなければ(S41)、そのメッセージ番号が付与された電子メールよりも、後の全ての電子メールの受信動作を開始し(S43)リターンする。
【0079】
メイン制御部2は、メールサーバ管理部17に記憶されているメッセージ番号及びそれに対応するユニークIDに、メールサーバ20から受信したメッセージ番号及びそれに対応するユニークIDと一致するものが無ければ(S40)、ステータスフラグをクリアし(S44)、メールサーバ20が保管している全ての電子メールの受信動作を開始し(S45)リターンする。
【0080】
インターネットファクシミリ装置1は、以上の判定処理により、仮にユーザにより外部のパソコン等からメールサーバ20に記憶されている電子メールのデータが削除されたことにより、メールサーバ管理部17の管理データと相関が取れなくなり、未受信の電子メールが識別出なくなった場合でも、全ての電子データを受信する等の不具合の発生を防止出来る。
【0081】
図14は、メールサーバ20のインターネットファクシミリ装置1と接続した場合の動作を示すフローチャートである。
メールサーバ20は、インターネットファクシミリ装置1から接続されると(S50)、保管する全ての電子メールのメッセージ番号及びそれに対応するユニークIDの一覧情報(リスト)を、インターネットファクシミリ装置1に送信する(S51)。
【0082】
メールサーバ20は、インターネットファクシミリ装置1から電子メールのデータサイズの問合せが有れば(S52)、該当する電子メールのデータサイズを送信する(S53)。
メールサーバ20は、電子メールのデータサイズを送信した(S53)後、インターネットファクシミリ装置1から送信指示が有れば(S54)、該当する電子メールをインターネットファクシミリ装置1に送信した(S55)後、インターネットファクシミリ装置1からの電子メールのデータサイズの問合せを待つ(S52)。
【0083】
メールサーバ20は、インターネットファクシミリ装置1から送信指示が無く(S54)、インターネットファクシミリ装置1から削除指示が無ければ(S56)、インターネットファクシミリ装置1からの電子メールのデータサイズの問合せを待つ(S52)。
メールサーバ20は、インターネットファクシミリ装置1からの電子メールのデータサイズの問合せが無く(S52)、インターネットファクシミリ装置1から接続を切断されたとき(S58)は、保管する全ての電子メールのメッセージ番号を振り直した(S59)後、インターネットファクシミリ装置1からの接続を待つ(S50)。
【0084】
尚、本実施の形態では、他のインターネットファクシミリ装置1′が1台であるように図1に示しているが、本発明はこれに限定されるものではない。実際には、複数のインターネットファクシミリ装置1′がインターネット30を介して接続されている。
また、本実施の形態では、電子メールの固有の識別情報としてユニークIDを用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ユニークID以外にも、電子メール毎に固有の文字列等であれば同様の効果を得ることが出来る。メッセージ番号についても同様である。
【0085】
但し、従来のネットワーク通信に通常用いられているユニークIDをそのまま使用することで、上述したような効果を得ることが出来、新たな識別情報を作成する必要が無い点から考えて、本実施の形態のように、ユニークIDを識別情報として用いることがより好ましい。
【0086】
また、ユニークID及びメッセージ番号の両方を判定材料として用いることがより好ましい。これにより、先ず、メッセージ番号を用いた判定を行い、メールサーバ20に保管されている電子メールの数が削除/新規受信等により変動しているか否かを確認した後、ユニークIDを用いて判定を行うことで、確実に未受信電子メールだけを選択して受信することが出来る。
また、メールサーバ20についても、本実施の形態においては、POP3サーバについて説明したが、それに限定する内容ではなく、例えば、IMAP(Internet Message Access Protocol)などのメール受信プロトコルを使用する他のメールサーバへも適用可能である。
【0087】
【発明の効果】
本発明に係るネットワーク通信装置によれば、メールサーバに保存された既受信電子メールと未受信電子メールとを判別して、効率よく未受信電子メールを受信出来るネットワーク通信装置を実現することが出来る。
【0088】
本発明に係るネットワーク通信装置によれば、記憶手段の記憶容量を削減することが可能である。
【0089】
本発明に係るネットワーク通信装置によれば、従来のメールサーバによって電子メールに付加され、ネットワーク通信装置が取得する識別情報としてのユニークIDを、そのまま電子メールの既受信/未受信の判別に用いることにより、メールサーバに保存された既受信電子メールと未受信電子メールとを容易に判別して、効率よく未受信電子メールを受信出来るネットワーク通信装置を実現することが出来る。
【0090】
本発明に係るネットワーク通信装置によれば、メールサーバから電子メールを受信する際に、ネットワーク通信装置におけるメモリの空き容量の不足等の理由により、受信指示を出したにもかかわらず受信出来なかった電子メールが存在する場合でも、その管理情報に基づいて、その電子メールが未受信であることを認識出来、その電子メールが正常に受信されるまで、次回以降の接続時に受信を試みることが可能となる。
【0091】
本発明に係るネットワーク通信装置によれば、受信すべき電子メールのサイズが、電子メール記憶手段のトータルメモリ容量以上のサイズであるか否かを事前に確認することで、実際上、受信不可能な電子メールを受信するという無駄な処理を行うことを防止出来る。
【0092】
本発明に係るネットワーク通信装置によれば、受信した電子メールを記憶する為のメモリの空き容量が小さい場合、及び受信すべき電子メールの容量が特別大きい場合等に、そのメモリに記憶してある電子メールの削除、又はそのメモリの増設等の、受信不可能な電子メールを受信する為の無駄な処理を行うことを防止出来る。
【0094】
本発明に係るネットワーク通信システムによれば、従来の電子メールに含まれるヘッダ情報を用いて電子メール毎に送受信を行う判定方法と比較して、メールサーバが受信した複数の電子メールの中から、容易に未受信の電子メールだけを選択して効率良く受信することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るネットワーク通信システムの実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るネットワーク通信装置の実施の形態であるインターネットファクシミリ装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】メールサーバの電子メールを管理する為の管理テーブルのイメージを示す説明図である。
【図4】メールサーバの電子メールを管理する為の管理テーブルのイメージを示す説明図である。
【図5】メールサーバの電子メールを管理する為の管理テーブルのイメージを示す説明図である。
【図6】インターネットファクシミリ装置の電子メール毎の管理テーブルのイメージを示す説明図である。
【図7】インターネットファクシミリ装置の電子メール毎の管理テーブルのイメージを示す説明図である。
【図8】インターネットファクシミリ装置の電子メール毎の管理テーブルのイメージを示す説明図である。
【図9】インターネットファクシミリ装置の電子メールの受信処理動作を示すフローチャートである。
【図10】インターネットファクシミリ装置の電子メールの受信処理動作を示すフローチャートである。
【図11】インターネットファクシミリ装置の電子メールの受信処理動作を示すフローチャートである。
【図12】インターネットファクシミリ装置の電子メールの受信処理動作を示すフローチャートである。
【図13】インターネットファクシミリ装置の電子メールの受信処理動作を示すフローチャートである。
【図14】メールサーバのインターネットファクシミリ装置と接続した場合の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,1′ インターネットファクシミリ装置
2 メイン制御部(第1判定手段、第2判定手段、判定する手段)
3 制御用メモリ
5 電子メール記憶部(記憶する為のメモリ)
8 読取部
9 記録部
10 パネル制御部
11 符号化/復号化制御部
12 LAN制御部
13 モデム
14 網制御部
15 メモリ残量検出部(検出手段)
17 メールサーバ管理部17(記憶手段、管理情報を記憶する手段)
20,20′ メールサーバ
30 インターネット

Claims (9)

  1. ネットワークを介して送信された電子メールを保管し、保管する電子メール毎に固有の識別情報を付加すると共に通し番号を振り、接続が切断される都度前記通し番号を振り直すメールサーバから、電子メールを受信するネットワーク通信装置において、
    前記メールサーバから受信した1又は複数の電子メールの識別情報及び通し番号を記憶する記憶手段と、電子メールの受信に先立って、少なくとも前記メールサーバが保管する電子メールに振られた通し番号の内の最大通し番号、及び該最大通し番号が振られた電子メールの識別情報を受信する受信手段と、前記記憶手段が記憶している通し番号に、前記受信手段が受信した通し番号の内の最大通し番号と一致するものが有るか否かを判定する第1判定手段と、前記記憶手段が記憶している識別情報に、前記受信手段が受信した識別情報と一致するものが有るか否かを判定する第2判定手段と、前記第1判定手段及び第2判定手段の何れか又は両方が、一致するものが無いと判定したときに、未受信の電子メールを特定する手段とを備え、前記第1判定手段及び第2判定手段の両方が、一致するものが有ると判定したときは、新規受信の電子メールは無いと判定するように構成してあることを特徴とするネットワーク通信装置。
  2. ネットワークを介して送信された電子メールを保管し、保管する電子メール毎に固有の識別情報を付加すると共に通し番号を振り、接続が切断される都度前記通し番号を振り直すメールサーバから、電子メールを受信するネットワーク通信装置において、
    前記メールサーバから受信した複数の電子メールの識別情報及び通し番号を記憶する記憶手段と、電子メールの受信に先立って、前記メールサーバが保管する電子メールに振られた通し番号、及び該通し番号が振られた電子メールの識別情報の一覧情報を受信する受信手段と、前記記憶手段が記憶している通し番号、及び前記受信手段が受信した一覧情報に含まれる通し番号に一致するものが有るか否かを判定する第1判定手段と、前記記憶手段が記憶している識別情報、及び前記受信手段が受信した一覧情報に含まれる識別情報に一致するものが有るか否かを判定する第2判定手段とを備え、前記第1判定手段及び第2判定手段の両方が一致すると判定した電子メールが有るときは、該電子メールのうち通し番号が最大のものより後の電子メールを、前記メールサーバから受信し、前記第1判定手段及び第2判定手段の両方が一致すると判定した電子メールが無いときは、前記メールサーバが保管する全ての電子メールを受信するように構成してあることを特徴とするネットワーク通信装置。
  3. 前記記憶手段は、所定数毎の通し番号に対応する前記識別情報を記憶する請求項1又は2記載のネットワーク通信装置。
  4. 前記識別情報は、ユニークIDである請求項1乃至3の何れかに記載のネットワーク通信装置。
  5. 前記メールサーバから電子メールを正常に受信したか否かについての電子メール毎の管理情報を記憶する手段を更に備える請求項1乃至4の何れかに記載のネットワーク通信装置。
  6. 受信した電子メールを記憶する為のメモリの総容量が、新たに受信すべき電子メールの容量より大きいか否かを判定する手段を更に備え、該手段が否と判定したときは、前記メールサーバに前記電子メールの削除を指示すべくなしてある請求項1乃至5の何れかに記載のネットワーク通信装置。
  7. 前記メモリの空き容量を検出する検出手段と、新たに受信すべき電子メールの容量が、前記検出手段が検出した空き容量より大きいか否かを判定する手段とを更に備え、該手段が大きいと判定したときは、前記電子メールの受信を延期すべくなしてある請求項6記載のネットワーク通信装置
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載された1又は複数のネットワーク通信装置と、該ネットワーク通信装置から接続されたときは、保管する電子メールに振られた通し番号の内の最大通し番号、及び該最大通し番号が振られた電子メールの識別情報を、前記ネットワーク通信装置へ送信する手段を備える1又は複数のメールサーバとを備えることを特徴とするネットワーク通信システム。
  9. 請求項1乃至7の何れかに記載された1又は複数のネットワーク通信装置と、該ネットワーク通信装置から接続されたときは、保管する電子メールに振られた通し番号、及び該通し番号が振られた電子メールの識別情報の一覧情報を、前記ネットワーク通信装置へ送信する手段を備える1又は複数のメールサーバとを備えることを特徴とするネットワーク通信システム。
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