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JP4048536B2 - 自転車用自動張力調整機構付きベルト動力伝達装置 - Google Patents
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JP4048536B2 - 自転車用自動張力調整機構付きベルト動力伝達装置 - Google Patents

自転車用自動張力調整機構付きベルト動力伝達装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、クランクに係る踏み力にしたがってベルトの張力を自動的に調整する自転車用自動張力調整機構付きベルト動力伝達装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、本特許出願人は、特公平7−54136号公報に掲載されるように、クランクに係る踏み力にしたがってベルトの張力を自動的に調整する自動張力調整機構付きベルト動力伝達装置を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本特許出願人が提案した前記特公平7−54136号公報は、図11に示すように、外周端面に無端状の外歯4を有する環状従動輪31と、該環状従動輪31の内径より小径であって上記環状従動輪31の内周側に位置するところの中心に駆動軸36を一体に有する駆動ディスク35と、上記環状従動輪31の両側面において中心に駆動ディスク35の駆動軸36を貫通させる窓39、39を有すると共に、環状従動輪31の両側面を覆うべく環状従動輪31に一体に取付けられる両側面板38、38と、さらに、その両側板38、38の外側の側板カバー41、41と、前記環状従動輪31と動力被伝達プーリー(図示しない)間に巻回された歯付きベルト(図示しない)から構成され、前記駆動ディスク35には駆動軸36を中心に等間隔であって、しかも側面方向に突設した複数のブッシュ37、37を有すると共に、両側面板38、38には、その中心から等距離であって、前記駆動ディスク35の両側面に突設した各ブッシュ37、37に対応する位置に、該ブッシュ37、37の径より大きい内径のブッシュ窓40、40を設け、前記ブッシュ37、37を遊嵌させた状態にて駆動ディスク35を環状従動輪31の内周側に遊嵌させたことを特徴とするベルト式動力伝達装置にあったから左右に均等にバランスして、優れた伝動特性を奏するが、構造が複雑で、構成部品数が多くコスト高を免れなかった。
【0004】
この発明は、かかる構造の複雑性を解消し、コストの大幅な低減を図り、ベルトドライブ装置が本来的に持つ特性である、メンテナンスのフリー性と、静粛性と、軽快な伝動性等の数々の特性を発揮させ、かつ優れたデザイン性の外観の装置を提供することを目的になされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
クランクディスクと、そのクランクディスクに遊嵌すると共に、係合支架されるクランクプーリー本体とその蓋体の被動部とからなる自転車用自動張力調整機構付きベルト動力伝達装置であって、前記クランクディスクは、クランクディスク本体と、その側面に一体に固着するクランクアームから形成し、前記クランクディスク本体は、クランクアームの取付面と反対面に、クランクアームの固着部軸心と同心円に、かつ相互に等間隔に円周列駆動ピンが所要本数突設され、前記被動部のクランクプーリー本体は、円周基板部を一側面に形成し、その外径縁を一方の外止リム部に形成すると共に、その内面側に歯付きベルトを噛合する歯部に、その歯部より内径側に前記クランクディスクの円周列駆動ピンに対応する数の遊嵌受け孔を形成する軸受筒部と、蓋体との本体取付孔を形成する支持筒部を隆起して設け、円周基板部の中心にクランク軸を遊嵌する本体クランク軸遊嵌孔を備え、前記被動部の蓋体は、クランクプーリー本体の内面に密接重合可能に形成し、前記クランクプーリー本体の本体取付孔と一致する同一円周上に対応して蓋体角孔取付孔を形成配列し、その各蓋体角孔取付孔の外端には、受座を夫々形成し、取付ボルトの頭部の裏面に形成した角根部を蓋部角孔取付孔に嵌合挿通し、その夫々の先端を前記クランクプーリー本体の本体取付孔に挿通した後、本体取付孔に連通するナット孔に夫々到達し、該ナット孔の部分でナットを夫々螺合して両側より締め付け、クランクプーリー本体と蓋体とを一体に構成し、前記被動部の蓋体は、各蓋体角孔取付孔との間の外面を、中心の蓋部クランク軸遊嵌孔から外径縁へ逆三角型に隆起する隆起飾部を放射状に形成し、前記蓋体の内面に、各蓋体角孔取付孔を延長して同一軸心の軸受孔とする位置合せボスを夫々突出形成し、また、前記クランクプーリー本体の内面に、各取付孔の入口に、該取付孔より大径であって、前記位置合せボスと適合する孔径のボス嵌入孔を所要深さ同心に開孔して夫々形成し、クランクプーリー本体と蓋体の重合時に互いに位置合せボスとボス嵌入孔を嵌合して両者の軸線を一致するように構成してなる自転車用自動張力調整機構付きベルト動力伝達装置にある。
【0006】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態としての自転車用自動張力調整機構付ベルト動力伝達装置は、クランクディスクと、そのクランクディスクに遊嵌すると共に、係合支架されるクランクプーリー本体3aとその蓋体3bの被動部から構成されるものであって、前記クランクディスクは、クランクディスク本体2aと、その側面に一体に固着するクランクアーム2bから形成し、前記クランクディスク本体2aは、クランクアーム2bの取付面と反対面に、クランクアーム2bの固着部軸心と同心円に、かつ相互に等間隔に円周列駆動ピンが所要本数突設され、前記被動部のクランクプーリー本体3aは、円周基板部3a1を一側面に形成し、その外径縁を一方の外止リム部に形成すると共に、その内面側に歯付きベルトを噛合する歯部に、その歯部より内径側に前記クランクディスクの円周列駆動ピンに対応する数の遊嵌受け孔10形成する軸受筒部11と、蓋体3bとの本体取付孔12を形成する支持筒部13を隆起して設け、円周基板部3a1の中心にクランク軸14を遊嵌する本体クランク軸遊嵌孔15を備え、前記被動部の蓋体3bは、クランクプーリー本体3aの内面に密接重合可能に形成し、また、前記クランクプーリー本体3aの本体取付孔12と一致する同一円周上に対応して蓋体角孔取付孔18を形成配列し、その各蓋体角孔取付孔18の外端には、受座19を夫々形成し、取付ボルト20の頭部の裏面に形成した角根部20a1を蓋部角孔取付孔18に嵌合挿通し、その夫々の先端を前記クランクプーリー本体3aの本体取付孔12に挿通した後、本体取付孔12に連通するナット孔121aに夫々到達し、該ナット孔12aの部分でナット21を夫々螺合して両側より締め付け、クランクプーリー本体3aと蓋体3bとを一体に構成し、前記被動部の蓋体3bは、各蓋体角孔取付孔18との間の外面を、中心の蓋部クランク軸遊嵌孔23から外径縁へ逆三角型に隆起する隆起飾部24を放射状に形成し、前記蓋体3bの内面に、各蓋体角孔取付孔18を延長して同一軸心の軸受孔とする位置合せボス18aを夫々突出形成し、また、前記クランクプーリー本体3aの内面に、各取付孔12の入口に、該取付孔12より大径であって、前記位置合せボス18aと適合する孔径のボス嵌入孔12bを所要深さ同心に開孔して夫々形成し、クランクプーリー本体3aと蓋体3bの重合時に互いに位置合せボス18aとボス嵌入孔12bを嵌合して両者の軸線を一致するように構成してなる自転車用自動張力調整機構付きベルト動力伝達装置
【0007】
【実施例】
以下、この発明の自転車用自動張力調整機構付きベルト動力伝達装置を実施の一例である図面により説明すると、図面に示す自転車用自動張力調整機構付きベルト動力伝達装置1(以下、単にベルト動力伝達装置1という)は、クランクディスク2と、そのクランクディスク2に遊嵌すると共に、係合支架されるクランクプーリー本体3aとその蓋体3bの被動部3から構成されるものである。
【0008】
前記クランクディスク2は、図6に示すように、クランクディスク本体2aと、その側面に一体に固着するクランクアーム2bから形成し、クランクディスク本体2aは、クランクアーム2bの取付面と反対面に、クランクアーム2bの固着部軸心と同心円に、かつ相互に等間隔に円周列駆動ピン4が所要本数、実施例では6本が突設されてなるものである。実施例では、各円周列駆動ピン4にカラー5が装嵌される。各円周列駆動ピン4の基端4aに前記カラー5より僅かに大径の弾性リング6が、さらに、装嵌されてもよいものである。
【0009】
前記クランクプーリー本体3aは、図7−aに示すように、円周基板部3a1を一側面に形成し、その外径縁を一方の外止リム部7に形成すると共に、その内面側に歯付きベルト8を噛合する歯部9に、その歯部9より内径側に前記クランクディスク2の円周列駆動ピン4に対応する数の遊嵌受け孔10を形成する軸受筒部11と、蓋体3bとの本体取付孔12を形成する支持筒部13を隆起して設け、円周基板部3a1の中心にクランク軸14を遊嵌する本体クランク軸遊嵌孔15を備えてなるものである。このクランクプーリー本体3aの実施例は、合成樹脂材により成型している。図7−bに示すように、金属製のブッシュ16を前記各軸受筒部11にインサートして全体を成型し、その内径面を遊嵌受け孔10に設けてもよいものである。勿論、ブッシュは、金属製に限定するものでない。また、成型素材によっては、ブッシュを必要としないこともある。
【0010】
前記蓋体3bは、この実施例では、同じく、合成樹脂材により成形し、図8に示すように、円周外縁を他方の外止リム部17に形成し、その内径内面を前記クランクプーリー本体3aの内面に密接重合可能に形成し、また、前記クランクプーリー本体3aの本体取付孔12と一致する同一円周上に対応して蓋体角孔取付孔18を形成して配列し、また、その各蓋体角孔取付孔18の外端には、受座19を夫々形成し、取付ボルト20の頭部20aの裏面に形成した角根部20a1を蓋部角孔取付孔18に嵌合挿通し、その夫々の先端を前記クランクプーリー本体3aの本体取付孔12に挿通した後、本体取付孔12に連通するナット孔12aに夫々到達し、該ナット孔12aの部分でナット21を夫々螺合して両側より締め付け、クランクプーリー本体3aと蓋体3bとを一体構成するものである。予め、前記クランクディスク2の円周列駆動ピン4を前記クランクプーリー本体3aの遊嵌受け孔10に遊嵌、係合し、かつ、クランクアーム2bを蓋体クランク軸遊嵌孔23から外に配して後、前記のように、クランクプーリー本体3aと蓋体3bを取付ボルト20により締め付け、クランク軸14と一体になるクランクアーム2bに全体が遊嵌受け孔10のクリアランスの範囲内で張力を調整自在に支架してなるものである。
【0011】
前記取付ボルト20には、頭部20aの外径より大径のワッシャ22を嵌合し、蓋体3bの外面を取付ボルト20の頭部20aの湾曲面とワッシャ22の平坦面により二重に反射して施飾することができる。
【0012】
蓋体3bは各蓋体角孔取付孔18との間の外面を、中心の蓋部クランク軸遊嵌孔23から外径縁へ逆三角型に隆起する隆起飾部24を放射状に形成し、蓋体3bの剛性と強度を向上させると共に、回転時におけるアイキャッチャー機能を付与するものである。
【0013】
前記蓋体3bの内面に、各蓋体角孔取付孔18を延長して同一軸心の軸受孔とする位置合せボス18aを夫々突出形成し、また、前記クランクプーリー本体3aの内面に、各取付孔12の入口に、該取付孔12より大径であって、前記位置合せボス18aと適合する孔径のボス嵌入孔12bを所要深さ同心に開孔して夫々形成し、その蓋体3bとクランクプーリー本体3aの重合時に互いに位置合せボス18aとボス嵌入孔12bを嵌合して両者の軸線を一致するように構成してなるものである。
【0014】
この発明のベルト動力伝達装置1は、前述のように構成されるものであるから、図9及び図10に示すように、ベルト動力伝達装置1と動力被伝達プーリー25との間に歯付きベルト8を張設すると、クランクプーリー本体3aと蓋体3bにより構成される被動部3は、クランクディスク2に遊嵌、係合・支架され、クランクディスク本体2aの円周列駆動ピン4とクランクプーリー本体3aの遊嵌受け孔10における相互クリアランスの範囲内で、重力作用で移動し、動力被伝達プーリー25との軸間距離を縮小し、歯付きベルト8を弛ませた無負荷状態で張設するものである。
【0015】
次に、図10に示すように、クランクアーム2bに踏力を加えてクランク軸14を回転すると、クランクディスク本体2aの円周列駆動ピン4は、円周列に沿って被動部3を回転するので、被動部3を図10に示すように、L巾移動し、歯付きベルト8の張力を緊張させるので、被動部3の歯部9と歯付きベルト8の飛びを起こすことなく、回転を動力被伝達プーリー25に伝達することができるものである。
【0016】
【発明の効果】
以上から、この発明のベルト動力伝達装置は、従来におけるこの種装置の構造の複雑性を解消し、コストの大幅な低減を図り、ベルトドライブ装置が本来的に持つ特性である、メンテナンスのフリー性と、静粛性と、軽快な伝動性等の数数の特性を発揮させ、かつ優れたデザイン性の外観の装置を提供できる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のベルト動力伝達装置の実施例を示す外観左側面図である。
【図2】 同じく、平面図である。
【図3】 同じく、右側面図である。
【図4】 図1のA−A線に沿う横断面図である。
【図5】 図1のB−B線に沿う縦断面図である。
【図6】 同じく、ベルト動力伝達装置を構成するクランクディスク単体の斜視図である。
【図7−a】 同じく、ベルト動力伝達装置を構成するクランクプーリー本体単体の内面側からの斜視図である。
【図7−b】 同じく、ベルト動力伝達装置を構成するクランクプーリー本体単体の内面側からの斜視図で、軸受筒部にブッシュを配備する実施例を示すものである。
【図8】 同じく、ベルト動力伝達装置を構成する蓋体単体の外面側からの斜視図である。
【図9】 この発明のベルト動力伝達装置の無負荷駆動時の作動状態を説明する側面図である。
【図10】 同じく、ベルト動力伝達装置の負荷駆動時の作動状態を説明する側面図である。
【図11】 従来のこの種のベルト動力伝達装置を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ベルト動力伝達装置
2 クランクディスク
2a クランクディスク本体
2b クランクアーム
3 被動部
3a クランクプーリー本体
3a1 円周基板部
3b 蓋体
4 円周列駆動ピン
4a 基端
5 カラー
6 弾性リング
7 一方の外止リム部
8 歯付きベルト
9 歯部
10 遊嵌受け孔
11 軸受筒部
12 本体取付孔
12a ナット孔
12b ボス嵌入孔
13 支持筒部
14 クランク軸
15 本体クランク軸遊嵌孔
16 金属製のブッシュ
17 他方の外止リム部
18 蓋体角孔取付孔
18a 位置合せボス
19 受座
20 取付ボルト
20a 頭部
20a1 角根部
21 ナット
22 ワッシャ
23 蓋体クランク軸遊嵌孔
24 隆起飾部
25 動力被伝達プーリー

Claims (1)

  1. クランクディスクと、そのクランクディスクに遊嵌すると共に、係合支架されるクランクプーリー本体3aとその蓋体3bの被動部とからなる自転車用自動張力調整機構付きベルト動力伝達装置1であって、前記クランクディスクは、クランクディスク本体2aと、その側面に一体に固着するクランクアーム2bから形成し、前記クランクディスク本体2aは、クランクアーム2bの取付面と反対面に、クランクアーム2bの固着部軸心と同心円に、かつ相互に等間隔に円周列駆動ピンが所要本数突設され、前記被動部のクランクプーリー本体3aは、円周基板部3a1を一側面に形成し、その外径縁を一方の外止リム部に形成すると共に、その内面側に歯付きベルトを噛合する歯部に、その歯部より内径側に前記クランクディスクの円周列駆動ピンに対応する数の遊嵌受け孔10を形成する軸受筒部11と、蓋体3bとの本体取付孔12を形成する支持筒部13を隆起して設け、円周基板部3a1の中心にクランク軸14を遊嵌する本体クランク軸遊嵌孔15を備え、前記被動部の蓋体3bは、クランクプーリー本体3aの内面に密接重合可能に形成し、前記クランクプーリー本体3aの本体取付孔12と一致する同一円周上に対応して蓋体角孔取付孔18を形成配列し、その各蓋体角孔取付孔18の外端には、受座19を夫々形成し、取付ボルト20の頭部の裏面に形成した角根部20a1を蓋部角孔取付孔18に嵌合挿通し、その夫々の先端を前記クランクプーリー本体3aの本体取付孔12に挿通した後、本体取付孔12に連通するナット孔12aに夫々到達し、該ナット孔12aの部分でナット21を夫々螺合して両側より締め付け、クランクプーリー本体3aと蓋体3bとを一体に構成し、前記被動部の蓋体3bは、各蓋体角孔取付孔18との間の外面を、中心の蓋部クランク軸遊嵌孔23から外径縁へ逆三角型に隆起する隆起飾部24を放射状に形成し、前記蓋体3bの内面に、各蓋体角孔取付孔18を延長して同一軸心の軸受孔とする位置合せボス18aを夫々突出形成し、また、前記クランクプーリー本体3aの内面に、各取付孔12の入口に、該取付孔12より大径であって、前記位置合せボス18aと適合する孔径のボス嵌入孔12bを所要深さ同心に開孔して夫々形成し、クランクプーリー本体3aと蓋体3bの重合時に互いに位置合せボス18aとボス嵌入孔12bを嵌合して両者の軸線を一致するように構成してなる自転車用自動張力調整機構付きベルト動力伝達装置。
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