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JP4052019B2 - 光ディスク装置、再生方法、プログラム、記録媒体 - Google Patents
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JP4052019B2 - 光ディスク装置、再生方法、プログラム、記録媒体 - Google Patents

光ディスク装置、再生方法、プログラム、記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光ディスクに対する再生を行う光ディスク装置、再生方法、該再生方法を実現するプログラム、該プログラムを記録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば音楽用CD−DA(Compact Disc Digital Audio)やDVD(Digital Versatile Disc)等のディスクメディアに収録されて販売される楽曲等ついては、著作権者の許可がない限り、その複製は(私的複製を除いて)違法とされる。しかしながら近年、CD−R、CD−RW、DVD−RAM、DVD−R、DVD−RW、DVD+RWなど、色素変化方式や相変化方式による書込可能ディスクが普及しており、ユーザサイドで複製が容易に可能とされる状況がある。
さらにパーソナルコンピュータ等に内蔵(又は接続)されるディスクドライブ装置、例えばCD−ROMドライブやDVDドライブでは、CD方式やDVD方式の各種ディスクに対応して記録再生が可能とされるとともに、例えば8倍速、16倍速、40倍速などの高速再生が可能とされている。
【0003】
現在、オーディオ商品として販売されているCDプレーヤ等は、SCMSと呼ばれる著作権保護機能が取り入れられており、通常は、1倍速再生での1回のコピーだけが許容されている。
しかしながらパーソナルコンピュータ内蔵又は周辺機器とされるディスクドライブ装置(CD−ROMドライブ)では、このような著作権保護機能が取り入れられておらず、事実上、無制限なコピーが可能となっている。
さらに近年では、パーソナルコンピュータに内蔵又は接続されるCD−ROMドライブでは、CD−R、CD−RWに対応して記録可能とされることも標準となっている。もちろん、DVD、DVD−R等に対応することもほぼ標準的である。
【0004】
このため音楽用CD(CD−DA)等に記録されている楽曲データを、例えばパーソナルコンピュータを用いてハードディスクに取り込み、CD−R等のメディアに複製記録するといったことが、容易且つ短時間で行うことが可能な状況にある。
特に光ディスクに対する高速の記録再生によって短時間での複製が可能であることは、複製ディスクを販売する違法業者にとっても都合のよいものとなっており、著作権を無視したいわゆる海賊行為を増長してしまう。
【0005】
このようなことから、音楽専用のプレーヤでは再生可能であるが、CD−ROMドライブでは再生できないようなディスクメディアが各種開発された。以下、このようなディスクメディアを説明上「著作権保護ディスク」と呼ぶ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
著作権保護ディスクは、上記の事情からCD−ROMドライブでは再生できない(少なくとも著作権保護を必要とする音楽コンテンツは再生できない)ようにするものであるが、その一方で、場合によっては音楽専用のプレーヤであっても再生できなくなる場合が生ずる。
【0007】
例えば近年、MP3(MPEG Audio Layer 3)ファイルのような形態で、CD−ROMフォーマットのディスクにおいて、オーディオデータを収録したものが知られており、CD−ROMドライブにおいて再生可能とされている。
このようなディスクについては音楽専用プレーヤ(CDプレーヤ等)においても再生できるようにすることが求められているが、その場合、CDプレーヤにCD−ROMディスクのデコード機能を備えることが必要となる。換言すれば、CDプレーヤの内部構成をCD−ROMドライブとほぼ同様とする必要がある。これによって、MP3ファイルとしてのオーディオ再生が可能となる。
【0008】
しかしながら、その場合、音楽専用のCDプレーヤで有りながら、著作権保護ディスクが再生できないものとなってしまう。
著作権保護ディスクは、CDプレーヤとCD−ROMドライブとの、ディスクに対する処理方式の差異を利用して、CD−ROMドライブでのみ再生できないようにするものである。
ところがCD−ROMフォーマットのMP3ファイル再生のためにはCD−ROMドライブと同様の処理方式が必要である。
そして、CD−ROMドライブと同様の処理方式を行うと、もし著作権保護ディスクが装填された場合は、その処理方式のために再生不能となってしまう。
【0009】
つまり、著作権保護ディスクであっても本来許可されるべき再生までもができない状態となってしまい、ユーザーの使用性を悪化させる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、オーディオ専用の光ディスク装置において、MP3ファイル等のCD−ROMフォーマットの音楽データを再生でき、さらに著作権保護ディスクも再生できるようにして、ユーザーの使用性悪化を防止することを目的とする。
【0011】
本発明の光ディスク装置は、光ディスクの最内周に記録される管理データと隣接するデータ領域の先頭アドレスからオーディオデータが連続的に記録されているか否かを判別する判別手段と、上記判別手段の判別結果に応じて、上記光ディスクの最内周に記録される管理データの内容に関わらず上記データ領域の先頭アドレスにアクセスするアクセス手段とを備える。
また、上記判別手段は、上記データ領域に記録されるデータ内の識別情報に基づいて判別する。
また上記判別手段は、上記管理データにマルチセッションディスク識別データが含まれるときに、上記データ領域に記録されるデータ内の識別情報による判別を行う。
また上記判別手段は、上記管理データの異常状態を検出して上記判別を行う。
この場合、上記判別手段は、上記光ディスクの最内周に記録される管理データに含まれる、他の管理データのアドレスを検出し、当該管理データのアドレスと上記他の管理データのアドレスに基づいて異常状態を検出する。
【0012】
本発明の再生方法は、光ディスクの最内周に記録される管理データと隣接するデータ領域の先頭アドレスからオーディオデータが連続的に記録されているか否かを判別し、上記判別結果に応じて、上記光ディスクの最内周に記録される管理データの内容に関わらず上記データ領域の先頭アドレスにアクセスしてオーディオデータを再生する。
ここで上記判別は、上記データ領域に記録されるデータ内の識別情報に基づいて行う。
また、上記管理データにマルチセッションディスク識別データが含まれるときに、上記データ領域に記録されるデータ内の識別情報による判別を行う。
また上記判別は、上記管理データの異常状態を検出して行う。
また、上記異常状態は、上記光ディスクの最内周に記録される管理データに含まれる、他の管理データのアドレスを検出し、当該管理データのアドレスと上記他の管理データのアドレスに基づいて検出する。
【0013】
また本発明のプログラムは、上記再生方法を実現するプログラムであり、また本発明の記録媒体は、本発明のプログラムを記録した記録媒体である。
【0014】
例えばCD方式のディスクは、元来CD−DA(CD-Digital Audio:音楽用CD)として開発されており、オーディオデータや、その再生のための管理情報としてのフォーマットが規定された。その後、CD方式のディスクとしてCD−ROM、CD−I、ビデオCDなどとして知られているディスクが開発され、またCD−R、CD−RWなどの記録可能なディスクも開発された。これら新たなディスクが開発される際には、それぞれデータ再生のための管理情報としてはCD−DAの管理情報(TOC)フォーマットに準拠しながら、拡張的に規格化されたものとなった。
ここで、オーディオ専用の再生装置(CDプレーヤ)では最低限CD−DAのオーディオデータに関する管理情報を認識すれば良いため、一部の拡張的な管理情報には対応していない。
一方、コンピュータ用途のCD−ROMドライブなど、各種ディスクに対応する再生装置では、各種の拡張的な管理情報も認識して対応処理が実行されるようにされている。
そして著作権保護ディスクの場合は、高速コピー等が可能なCD−ROMドライブ等での再生を防止するために、上記のような管理情報に関する対応の差異を利用するものである。
【0015】
このような状況において、音楽専用のCDプレーヤ等で拡張的な管理情報にも対応して例えばMP3ファイル再生等を可能とし、しかも著作権保護ディスクも再生可能とするには、光ディスクの最内周に記録される管理データの内容に関わらずデータ領域の先頭アドレスにアクセスしてオーディオデータを再生するようにすればよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態となる光ディスク装置(再生装置)、再生方法について説明する。
なお、本実施の形態の光ディスク装置は、一般のCDプレーヤと同様の音楽専用再生装置であり、パーソナルコンピュータ等に接続されるいわゆるCD−ROMドライブではない。説明上、本実施の形態の光ディスク装置を「オーディオプレーヤ」と呼ぶこととする。
説明は次の順序で行う。
1.オーディオプレーヤの構成
2.サブコード及びTOC
3.処理例[A]
4.処理例[B]
5.処理例[C]
【0017】
1.オーディオプレーヤの構成
本例のオーディオプレーヤは、基本的にはCD−DA(又はオーディオデータが既に記録されているCD−R、CD−RW)等のCD方式のオーディオディスクを再生するCDプレーヤであるが、CD−ROM技術を用いたCD−ROMフォーマットのオーディオファイルをも再生可能とするものである。
ここでいうCD−ROM技術とは、
・マルチセッション構造のディスクのTOCを読み取ることができる
・CD−ROMフォーマットの管理情報であるSVD(Secondary Volume Discripter)/PVD(Primary Volume Discripter)の情報を読み取ることができる・CD−ROMフォーマットで記録された圧縮オーディオ(MP3等)を再生できる
ということを指す。
そしてあくまでも音楽再生専用装置であり、パーソナルコンピュータ等への高速リッピングなど、著作権侵害のおそれのある動作は実行できない装置である。つまり著作権保護ディスクにおいて再生が許可されるべき装置である。
本例においては、オーディオプレーヤの出力はラインアウト(或いはヘッドホンアウト)などのアナログ出力と、光デジタルオーディオ出力(1倍速出力)のみを可能とする。即ち従前のCDプレーヤと同様とする。
【0018】
図1にオーディオプレーヤ100の構成を示す。
図1のオーディオプレーヤ100では、ディスク90は、ターンテーブル7に積載され、再生時においてスピンドルモータ6によって一定線速度(CLV)又は一定角速度(CAV)で回転駆動される。
そして光学ピックアップ1によってディスク90上のトラックに記録されたピットデータ(エンボスピット、色素変化ピット、相変化ピット)が読み取られる。
【0019】
ピックアップ1内には、レーザ光源となるレーザダイオード4や、反射光を検出するためのフォトディテクタ5、レーザ光の出力端となる対物レンズ2、レーザ光を対物レンズ2を介してディスク1の信号面に照射し、またその反射光をフォトディテクタ5に導く光学系(図示せず)が形成される。またレーザダイオード4からの出力光の一部が受光されるモニタ用ディテクタ22も設けられる。
【0020】
対物レンズ2は二軸機構3によってトラッキング方向及びフォーカス方向に移動可能に保持されている。
またピックアップ1全体はスレッド機構8によりディスク半径方向に移動可能とされている。
またピックアップ1におけるレーザダイオード4はレーザドライバ18からのドライブ信号(ドライブ電流)によってレーザ発光駆動される。
【0021】
ディスク90からの反射光情報はフォトディテクタ5によって検出され、受光光量に応じた電気信号とされてマトリクス回路9に供給される。
マトリクス回路9には、フォトディテクタ5としての複数の受光素子からの出力電流に対応して電流電圧変換回路、マトリクス演算/増幅回路等を備え、マトリクス演算処理により必要な信号を生成する。
例えば再生データ信号、サーボ制御のためのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEなどを生成する。
【0022】
マトリクス回路9から出力される再生データ信号は2値化回路11へ、フォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEはサーボ回路14へ、それぞれ供給される。
マトリクス回路9で得られた再生データ信号は2値化回路11で2値化されたうえで、デコード部12に供給される。
デコード部12は、デコード処理として、EFM復調処理、エラー訂正処理、デインターリーブ等の処理を行い、再生オーディオデータを得る。
また、CD−ROMフォーマットに対応するデコード処理(CD−ROMデコード)も行う。例えばCD−ROMフォーマットのMP3ファイル再生時にはCD−ROMデコードを行って再生オーディオデータを得る。
なおデコード部12は、再生時には、PLL処理により再生データ信号に同期した再生クロックを発生させ、その再生クロックに基づいて上記デコード処理を実行する。
【0023】
デコード部12でのデコード処理により、リニアPCMオーディオデータが出力されるが、このリニアPCMオーディオデータは、A/D変換器21でアナログ音声信号とされ、アナログ出力処理部32で増幅その他の所要の処理が行われてアナログ出力信号Aoutとして出力される。例えばライン出力、ヘッドホン出力とされる。
なお、スピーカ部を設け、スピーカから音声出力するようにしてもよい。
【0024】
またデコードされた上記PCMオーディオデータは、デジタル出力処理部156で、デジタル伝送のための所要のフォーマティング処理が行われ、デジタル出力信号Doutとして出力される。
以上のような再生動作は通常、1倍速再生のみが可能となる。
【0025】
APC回路(Auto Power Control)19は、再生時において、モニタ用ディテクタ22の出力によりレーザ出力パワーをモニターしながらレーザーの出力が温度などによらず一定になるように制御する回路部である。レーザー出力の目標値はシステムコントローラ10から与えられ、レーザダイオード4からのレーザ出力レベルが、その目標値になるようにレーザドライバ18を制御する。
【0026】
サーボ回路14は、マトリクス回路9からのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEから、フォーカス、トラッキング、スレッドの各種サーボドライブ信号を生成しサーボ動作を実行させる。
即ちフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEに応じてフォーカスドライブ信号FD、トラッキングドライブ信号TDを生成し、二軸ドライバ16に供給する。二軸ドライバ16はピックアップ1における二軸機構3のフォーカスコイル、トラッキングコイルを駆動することになる。これによってピックアップ1、マトリクス回路9、サーボプロセッサ14、二軸ドライバ16、二軸機構3によるトラッキングサーボループ及びフォーカスサーボループが形成される。
【0027】
またサーボ回路14は、システムコントローラ10からのトラックジャンプ指令に応じて、トラッキングサーボループをオフとし、二軸ドライバ16に対してジャンプドライブ信号を出力することで、トラックジャンプ動作を実行させる。
【0028】
またサーボ回路14は、トラッキングエラー信号TEの低域成分として得られるスレッドエラー信号や、システムコントローラ10からのアクセス実行制御などに基づいてスレッドドライブ信号を生成し、スレッドドライバ15に供給する。スレッドドライバ15はスレッドドライブ信号に応じてスレッド機構8を駆動する。スレッド機構8には、図示しないが、ピックアップ1を保持するメインシャフト、スレッドモータ、伝達ギア等による機構を有し、スレッドドライバ15がスレッドドライブ信号に応じてスレッドモータ8を駆動することで、ピックアップ1の所要のスライド移動が行なわれる。
【0029】
スピンドルサーボ回路13はスピンドルモータ6を例えばCLV回転させる制御を行う。
スピンドルサーボ回路13は、再生時において、デコード部12内のPLLによって生成される再生クロック(デコード処理の基準となるクロック)を、現在のスピンドルモータ6の回転速度情報として得、これを所定のCLV基準速度情報と比較することでスピンドルエラー信号SPEを生成する。
そしてスピンドルサーボ回路13は、スピンドルモータドライバ17に対してスピンドルエラー信号SPEに応じて生成したスピンドルドライブ信号を供給する。スピンドルモータドライバ17はスピンドルドライブ信号に応じて例えば3相駆動信号をスピンドルモータ6に印加し、スピンドルモータ6のCLV回転を実行させる。
またスピンドルサーボ回路13は、システムコントローラ10からのスピンドルキック/ブレーキ制御信号に応じてスピンドルドライブ信号を発生させ、スピンドルモータドライバ17によるスピンドルモータ6の起動、停止、加速、減速などの動作も実行させる。
【0030】
以上のようなサーボ系及び再生系の各種動作はマイクロコンピュータによって形成されたシステムコントローラ10により制御される。
再生時にはデコード部12で後述するサブコードQデータとしての絶対アドレス、相対アドレスが読み出され、システムコントローラ10はこれらのアドレス情報に基づいて動作制御を行う。
またディスクが装填された時点では、システムコントローラ10はディスクからTOC情報を読み出すように各部を制御し、TOC情報をデコード部12から受け取って内部RAMに格納する。これによりシステムコントローラ10はディスク90に収録されているトラックの管理情報を得ることになる。
【0031】
操作部19は、ユーザーの操作のために操作キーやジョグダイヤルなど各種所要の操作子が用意されている。ユーザーは操作部19の操作子により、再生、早送り、早戻し、頭出しサーチ、一時停止、停止などの操作を行う。これらの操作情報はシステムコントローラ10に供給され、システムコントローラ10は操作情報に基づいて所定の動作が実行されるように各部を制御する。
【0032】
表示部20は、再生、一時停止などの動作状態や、再生進行時間などの時間情報の表示を行う。システムコントローラ10が動作状態に応じて表示データを表示部20に供給して所要の表示を実行させる。
【0033】
2.サブコード及びTOC
CDフォーマットのディスクにおけるリードインエリアに記録されるTOC、及びサブコードについて説明する。
CD方式のディスクにおいて記録されるデータの最小単位は1フレームとなる。そして98フレームで1ブロックが構成される。
【0034】
1フレームの構造は図2のようになる。
1フレームは588ビットで構成され、先頭24ビットが同期データ、続く14ビットがサブコードデータエリアとされる。そして、その後にデータ及びパリティが配される。
【0035】
この構成のフレームが98フレームで1ブロックが構成され、98個のフレームから取り出されたサブコードデータが集められて図3(a)のような1ブロックのサブコードデータ(サブコーディングフレーム)が形成される。
98フレームの先頭の第1、第2のフレーム(フレーム98n+1,フレーム98n+2)からのサブコードデータは同期パターンとされている。そして、第3フレームから第98フレーム(フレーム98n+3〜フレーム98n+98)までで、各96ビットのチャンネルデータ、即ちP,Q,R,S,T,U,V,Wのサブコードデータが形成される。
【0036】
このうち、アクセス等の管理のためにはPチャンネルとQチャンネルが用いられる。ただし、Pチャンネルはトラックとトラックの間のポーズ部分を示しているのみで、より細かい制御はQチャンネル(Q1〜Q96)によって行なわれる。96ビットのQチャンネルデータは図3(b)のように構成される。
【0037】
まずQ1〜Q4の4ビットはコントロールデータとされ、オーディオのチャンネル数、エンファシス、CD−ROM、デジタルコピー可否の識別などに用いられる。即ち、当該4ビットにより、次の内容が示される。
0000:プリエンファシスなしの2チャンネルオーディオ
1000:プリエンファシスなしの4チャンネルオーディオ
0001:プリエンファシスつきの2チャンネルオーディオ
1001:プリエンファシスつきの4チャンネルオーディオ
0100:データトラック(CD−ROM)
【0038】
次にQ5〜Q8の4ビットはADRとされ、これはサブQデータのモードを示すものとされている。
具体的にはADRの4ビットで以下のようにモード(サブQデータ内容)が表現される。
0000:モード0・・・基本的にサブQデータはオールゼロ(CD−RWでは使用)
0001:モード1・・・通常のモード
0010:モード2・・・ディスクのカタログナンバを示す
0011:モード3・・・ISRC(International Standard Recording Code)等を示す
0100:モード4・・・CD−Vで使用
0101:モード5・・・CD−R、CD−RW、CD−EXTRA等、マルチセッション系で使用
【0039】
ADRに続くQ9〜Q80の72ビットは、サブQデータとされ、残りのQ81〜Q96はCRCとされる。
【0040】
サブQデータによってアドレスが表現されるのは、ADRによりモード1が示されている場合である。
ADR=モード1の場合のサブQデータ及びTOC構造を図4、図5、図6で説明する。
ディスクのリードインエリアにおいては、そこに記録されているサブQデータが即ちTOC情報となる。
リードインエリアから読み込まれたQチャンネルデータにおけるQ9〜Q80の72ビットのサブQデータは、図4(a)のような情報を有するものである。なお、この図4(a)は、リードインエリアにおける図3(b)の構造に相当し、特に72ビットのサブQデータの部分を詳しく示したものである。
サブQデータは各8ビットのデータを有し、TOC情報を表現する。
【0041】
まずQ9〜Q16の8ビットでトラックナンバ(TNO)が記録される。リードインエリアではトラックナンバは「00」に固定される。
続いてQ17〜Q24の8ビットでPOINT(ポイント)が記される。
Q25〜Q32、Q33〜Q40、Q41〜Q48の各8ビットで、リードインエリア内の絶対時間としてMIN(分)、SEC(秒)、FRAME(フレーム)が示される。
Q49〜Q56はZERO(=「00000000」)とされる。
さらに、Q57〜Q64、Q65〜Q72、Q73〜Q80の各8ビットで、PMIN,PSEC,PFRAMEが記録されるが、このPMIN,PSEC,PFRAMEは、POINTの値によって意味が決められている。
【0042】
図5にADR=「1」の場合とADR=「5」の場合の情報内容を示したが、ここではまずADR=「1」の場合(通常のモード)を注目する。
ADR=「1」の場合、POINTの値が「01」〜「99」のときは、そのPOINTの値はトラックナンバを意味し、この場合PMIN,PSEC,PFRAMEにおいては、そのトラックナンバのトラックのスタートポイント(絶対時間アドレス)が分(PMIN),秒(PSEC),フレーム(PFRAME)として記録されている。
【0043】
POINTの値が「A0」のときは、PMINに最初のトラックのトラックナンバが記録される。また、PSECの値によってセッションフォーマットが示され、CD−DA(デジタルオーディオ),CD−I,CD−ROM(XA仕様)などの仕様の区別がなされる。
POINTの値が「A1」のときは、PMINに最後のトラックのトラックナンバが記録される。
POINTの値が「A2」のときは、PMIN,PSEC,PFRAMEにリードアウトエリアのスタートポイントが絶対時間アドレス(分(PMIN),秒(PSEC),フレーム(PFRAME))として示される。
【0044】
通常のCD−DAでは、サブコードによるTOCとしては、以上のようなADR=「1」の場合の情報しか記録されない。
そして例えば6トラックが記録されたディスクの場合、このようなサブQデータによるTOCとしては図6のようにデータが記録されていることになる。
即ちTOCであるため、図示するようにトラックナンバTNOは全て「00」である。
ブロックNO.とは上記のように98フレームによるブロックデータ(サブコーディングフレーム)として読み込まれた1単位のサブQデータのナンバを示している。
各TOCデータはそれぞれ3ブロックにわたって同一内容が書かれている。
図示するようにPOINTが「01」〜「06」の場合、PMIN,PSEC,PFRAMEとして第1トラック#1〜第6トラック#6のスタートポイントが示されている。
【0045】
そしてPOINTが「A0」の場合、PMINに最初のトラックナンバとして「01」が示される。またPSECの値によってディスクが識別され、通常のオーディオ用のCDの場合は「00」となる。なお、ディスクがCD−ROM(XA仕様)の場合はPSEC=「20」、CD−Iの場合はPSEC=「10」というように定義されている。
【0046】
またPOINTの値が「A1」の位置にPMINに最後のトラックのトラックナンバが記録され、POINTの値が「A2」の位置に、PMIN,PSEC,PFRAMEにリードアウトエリアのスタートポイントが示される。
ブロックn+27以降は、ブロックn〜n+26の内容が再び繰り返して記録されている。
【0047】
なお、この図6の例はあくまで収録トラック数が6トラックであり、かつPOINTの値が「A0」「A1」「A2」となるブロックが存在する通常のCD−DAの場合を示したにすぎない。
実際にはさらに、ADR=「1」以外、例えば図5に示すADR=「5」となるモードにおいて、POINTの各種値に応じた情報も設けられることもあり、また当然TOCで管理されるトラック数もディスクによって異なる。従って、TOCデータとしての一単位が、図6のように27ブロックに固定されるものではない。
【0048】
上述したようにADR=「5」は、マルチセッション系のディスクで用いられる情報として定義されている。
即ちマルチセッション系のディスクの場合、図5に示すADR=「5」とされる情報が、図6のようなTOC情報に加えられることになる。
【0049】
マルチセッション系のディスクにおいて付加されるADR=「5」の場合の情報を図5で説明する。
ADR=「5」のモードでは、POINT=「B0」の場合、MIN,SEC,FRAMEとして次のセッションの始まる絶対時間アドレスが分/秒/フレームとして示される。またPMIN,PSEC,PFRAMEとして次のセッションのリードアウトが始まる絶対時間アドレスが分/秒/フレームとして示される。
【0050】
ADR=「5」のモードにおける、POINT=「C0」は、マルチセッション系のディスクであることを示すIDコードとして機能する。この場合、MIN,SEC,FRAMEはすべて「00000000」とされ、またPMIN,PSEC,PFRAMEには、固定値「95h」「00h」「00h」とされる。このようなADR=「5」のモードにおけるPOINTの値として「B0」「C0」とされる情報は、マルチセッション情報として機能することになる。
【0051】
以上のようなマルチセッション情報の他に、ADR=「5」のモードでは、スキップ情報も定義されている。
スキップ情報とは、或るトラックもしくは区間(インターバル)の再生のスキップ(再生しないこと)を指示する指示情報である。
スキップ情報としては、ADR=「5」におけるPOINTの値として「B1」「B2」「B3」「B4」「01」〜「40」が定義されている。
【0052】
POINT=「B1」の場合、PMINにスキップインターバルポインタ数が示される(最大40)。またPSECにスキップトラック数が示される(最大21)。
POINT=「B2」「B3」「B4」は、MIN、SEC、FRAME、ZERO、PMIN、PSEC、PFRAMEのそれぞれの領域が、スキップするトラックナンバを示す領域として使用される。
従って、最大21トラックをスキップトラックとして指定することが可能である。ここで指定されたスキップトラックの数が、上記POINT=「B1」のPSECに示される。
【0053】
POINT「01」〜「40」は、それぞれがスキップインターバルポインタとして機能する。
例えばPOINT=「01」の場合は、第1のスキップ区間として、MIN、SEC、FRAMEにスキップ区間の終了位置の絶対時間アドレスが記録され、PMIN、PSEC、PFRAMEにスキップ区間の開始位置の絶対時間アドレスが記録される。
スキップインターバルポインタとしてPOINT「01」〜「40」が定義されることにより、最大40個の各区間(インターバル)についてスキップ指定が可能となる。そしてこれによって指定されたスキップインターバルの数が、上記POINT=「B1」のPMINに示される。
【0054】
以上のようにディスクのリードイン領域にはサブコードによってTOCデータが形成される。
【0055】
一方、第1トラック〜第nトラックとして楽曲等が記録されているプログラム領域及びリードアウトエリアにおいては、そこに記録されているサブQデータによって絶対時間アドレスや相対時間としての情報が記録される。
この場合のサブコードは図4(b)の情報を有する。この図4(b)は、プログラム領域及びリードアウトエリアにおける図3(b)の構造に相当し、特に72ビットのサブQデータの部分を詳しく示したものである。
【0056】
なお、Q1〜Q4のコントロールデータ、及びQ5〜Q8のADRは、上記リードインにおける場合と同様である。
従って、Q1〜Q4のコントロールデータは、各トラックについての、オーディオのチャンネル数、エンファシス、CD−ROM、デジタルコピー可否の識別情報となる。
【0057】
Q9以降のデータとしては、この場合、まずQ9〜Q16の8ビットでトラックナンバ(TNO)が記録される。即ち各トラック#1〜#nでは『01』〜『99』のいづれかの値となる。またリードアウトエリアではトラックナンバは『AA』とされる。
続いてQ17〜Q24の8ビットでインデックスが記録される。インデックスは各トラックをさらに細分化することができる情報である。
【0058】
Q25〜Q32、Q33〜Q40、Q41〜Q48の各8ビットで、トラック内の経過時間(相対アドレス/相対時間)としてMIN(分)、SEC(秒)、FRAME(フレーム)が示される。
Q49〜Q56はZERO(=「00000000」)とされる。
Q57〜Q64、Q65〜Q72、Q73〜Q80の各8ビットはAMIN,ASEC,AFRAMEとされるが、これは絶対アドレス(絶対時間)としての分(AMIN),秒(ASEC),フレーム(AFRAME)となる。
絶対アドレスとは、第1トラックの先頭(つまりプログラムエリアの先頭)からリードアウトエリアまで連続的に付されるアドレスとなる。
【0059】
3.処理例[A]
本例のオーディオプレーヤ100は、CD−DA等のCD方式のオーディオディスクの再生が可能であると共に、MP3ファイル等のCD−ROMフォーマットのオーディオファイルについても再生可能とする。そしてさらに、CD−ROMドライブに対して再生不能とした著作権保護ディスクに対しても再生可能とするものである。このための処理例を、以下述べていく。
なお、著作権保護ディスクとしては、その再生禁止のための手法がいくつか知られており、ここではMedia CloQと呼ばれる方式の著作権保護ディスクに対応可能とする手法を処理例[A]として説明する。
【0060】
まず、Media CloQの方式について述べる。
図7(a)に著作権保護ディスクの領域例を示している。図示するように著作権保護ディスクは第1セッション、第2セッションを有するマルチセッションディスクとされる。
第1セッションは内周側からリードイン、プログラムエリア、リードアウトとされ、プログラムエリアには例えばトラック#1〜#nが記録される。
第2セッションも内周側からリードイン、プログラムエリア、リードアウトとされ、プログラムエリアには例えばトラック#n+1が記録される。
【0061】
ここで、第1セッションにおけるトラック#1〜#nは、通常のCD方式のオーディオデータトラックであり、つまりn曲の音楽データが収録される。そしてこれらn曲の音楽データは、著作権保護を必要とするコンテンツである。
一方、第2セッションにおけるトラック#n+1は、著作権保護を有する音楽コンテンツではない。例えば著作権フリーの音楽データ、テキストデータ、画像データなどであってCD−ROMドライブで読み込んでパーソナルコンピュータ等において出力できるデータとしてもよいし、全く内容のないデータでもよい。そして第1セッションのリードインにおけるTOCデータとしては、上述したADR=モード1の情報として、トラック#1〜#nの管理情報が記録されると共に、ADR=モード5の情報として、図5で説明した、マルチセッションIDや、次のセッションの始まる絶対時間情報などが記録されている。
【0062】
通常のCDプレーヤでは、TOCデータにおいてADR=モード5の情報は認識しない。従って、当該ディスクをマルチセッションディスクとは認識しない。そして、ADR=モード1の情報としてのトラック#1〜#nの管理情報を認識して再生処理を行うため、図7(b)に示すようにTOC読込に続いてトラック#1〜#nの再生を行うことができる。
一方、CD−ROMドライブでは、TOCデータにおけるマルチセッション情報を認識するため、当該ディスクをマルチセッションディスクとして処理する。マルチセッションディスクについては、外周側にTOCを順次読み込んでいくことが規定されているため、CD−ROMドライブは、TOCデータに記録された次のセッションの始まる絶対時間情報に基づいてアクセスを行う。つまり図7(c)に示すように、第2セッションのリードインにアクセスして、その管理情報の読込を行う。この場合、第2セッションのリードインにはトラック#n+1の管理情報としてSVD/PVDが記録されているため、それに基づいてトラック#n+1の再生が可能となる。
つまりCD−ROMドライブにとっては、トラック#n+1におけるデータのみを有効として再生することができ、第1セッションのトラック#1〜#nは再生できないものとなっている。
【0063】
つまりこのような著作権保護ディスクでは、CD−ROMドライブがTOCデータのADR=モード5の情報に対応することを利用して、著作権保護コンテンツの再生ができないようにしているものである。
一方、本例のオーディオプレーヤ100を考えると、CD−ROMフォーマットのオーディオファイル(MP3ファイル等)を再生可能とするため、デコード部12にCD−ROMデコード機能を備え、またシステムコントローラ10はTOCデータのADR=モード5の情報も認識するようにされている。従ってそのままではCD−ROMドライブの場合と同様に、第1セッションにおける著作権保護コンテンツであるトラック#1〜#nを再生することができない。
オーディオプレーヤ100はパーソナルコンピュータ等へのリッピング等に使用されるものではなく、著作権保護ディスクについても正常再生が許可されるべきものであるため、著作権保護ディスクを再生できないことはユーザーの使用性を阻害するものとなる。
そこで本例のオーディオプレーヤ100は、図8のような処理を行うことで著作権保護ディスクについても正常再生できるようにする。
【0064】
図8はオーディオプレーヤ100にディスク90が装填された際のシステムコントローラ10による制御処理を示している。
ディスク90が装填された場合は、システムコントローラ10はステップF101として、サーボ回路14,スピンドルサーボ回路13,デコード部12に対して再生動作を指示し、ピックアップ1をディスクの最内周側リードインエリアにアクセスさせてディスク90におけるTOCデータを再生させる。システムコントローラ10はデコード部12からリードインエリアにおけるサブコードとしてTOCデータを受け取ることになる。
【0065】
TOCデータを読み込んだら、システムコントローラ10はステップF102でTOCデータとして記録されている先頭トラックの情報を判別し、先頭トラック、つまりディスク90のリードインエリアに続くプログラムエリアの先頭から記録されているデータの種別を確認する。具体的には、プログラムエリアの先頭トラックとしてCD−ROMフォーマットのデータが記録されているか否かを判別する。
この判別には、図4(a)に示したサブコードQ1〜Q4のコントロールデータを参照し、その値が「データトラック(CD−ROM)」を示しているか、或いは「オーディオデータ」を示しているかを確認すればよい。
なお図5に示したADR=モード1におけるPOINT「A0」の「PSEC」の値であるセッションフォーマットを確認してもよい。
【0066】
上記値が「オーディオデータ」を示す値であることが確認された場合は、ステップF103に進んで、当該装填されたディスクはCD−DA(或いは既に音楽データが記録されたCD−R等)であると判別し、先頭トラックからの再生動作に移行する。
【0067】
一方、ステップF102で「データトラック(CD−ROM)」と判別された場合は、ステップF104でマルチセッションディスクであるか否かを確認する。即ち図5で説明した、ADR=モード5としてのPOINT「B0」「C0」のマルチセッション情報を確認すればよい。
マルチセッション情報が存在せず、シングルセッションディスクであると判別された場合は、ステップF110に進み、当該装填されたディスクはCD−ROMであると判断する。
CD−ROMの場合、システムコントローラ10は、SVD/PVDを再生させてそれを解析し、ファイル構造を把握する。
そしてステップF111に進み、再生できる有効ファイルが存在するか否かを判別する。本例のオーディオプレーヤは、CD−ROMフォーマットにおけるMP3ファイルなどのオーディオファイルを再生できるものである。従って、オーディオファイルが存在するか否かを確認するものとなる。
当該CD−ROMディスクにオーディオファイルが収録されていない場合は、再生有効ファイル無しとして、ステップF112に進み、例えば表示部20に「NO FILE」を表示してユーザーに告知し、再生処理を終了する。例えばオーディオプレーヤ100は対応していないディスクであるとしてディスク排出を行うようにしてもよい。
一方、MP3ファイルなどの再生可能なオーディオファイルが収録されていた場合は、ステップF113に進みMP3ファイルの再生処理に進む。
【0068】
ステップF104でマルチセッションディスクと判別された場合は、装填されたディスク90がCD−ROMディスクとしてのマルチセッションディスクである場合と、著作権保護ディスクである場合が考えられる。
このため、ステップF105で先頭トラックにアクセスし、ステップF106で先頭トラックを再生してサブコードデータを確認する。
ディスク90がCD−ROMディスクであった場合は、先頭トラックにおけるサブコードデータにおいて、図4(b)に示したQ1〜Q4のコントロールデータは「データトラック(CD−ROM)」を示す値になっているはずである。
【0069】
このように先頭トラックにおいてもサブコードから「データトラック(CD−ROM)」を示す値が検出された場合は、本来のCD−ROMディスクとしてのマルチセッションディスクであると判別できる。
そこでステップF108に進み、TOCデータに記載された次のセッションの絶対時間(絶対アドレス)に基づいて、第2セッションのリードインにアクセスする。なお、第2セッションも最終セッションでない場合は、第2セッションのリードインにおけるTOCデータとして、次のセッションの絶対時間(絶対アドレス)が記録されているため、次のセッションのリードインエリアにアクセスする。即ち有効最終セッションのリードインエリアまで順次アクセスを進める。
【0070】
有効最終セッションに到達したら、システムコントローラ10は、SVD/PVDを再生させてそれを解析し、ファイル構造を把握する。
そしてステップF111に進み、再生できる有効ファイルが存在するか否かを判別する。即ちオーディオファイルが存在するか否かを確認する。
当該CD−ROMディスクにオーディオファイルが収録されていない場合は、再生有効ファイル無しとして、ステップF112に進み、例えば表示部20に「NO FILE」を表示してユーザーに告知し、再生処理を終了する。
またMP3ファイルなどの再生可能なオーディオファイルが収録されていた場合は、ステップF113に進み当該最終セッションにおいてMP3ファイルの再生処理に進む。
【0071】
著作権保護ディスクの場合は、上述したように第1セッションにオーディオデータとしての本来有効なトラック#1〜#nが記録されているが、TOCデータにおいてマルチセッションディスクであることを示すようにし、ディスクドライブ装置による再生の際には第2セッションにアクセスさせることで、第1セッションのトラック#1〜#nを再生できないようにするものである。
ここで、ステップF105で第1セッションの先頭トラックにアクセスし、ステップF106でサブコードデータを確認すると、先頭トラック(トラック#1)はオーディオデータトラックであるため、サブコードQ1〜Q4のコントロールデータは「オーディオデータ」を示す値となっている。つまり、TOCデータが記録されたリードインエリアに連続して、隣接するプログラムエリアにオーディオデータが記録されていることが判別される。
【0072】
この場合、システムコントローラ10はステップF107に進み、装填されたディスクは著作権保護ディスクであると判別する。そしてこれはCD−DAと同様の方式でオーディオトラックが収録されているものであるため、TOCデータにおけるマルチセッション情報を無視して、第1セッションの先頭トラック(トラック#1)からの再生処理に移る。
【0073】
以上のような処理が行われることで、オーディオプレーヤ100による再生動作は図7(d)〜(g)に模式的に示すようになる。
まずシングルセッションのCD−DA、つまり通常の音楽CDが装填された場合(図7(a)に示した第2セッションが存在しないディスク)は、ステップF103において図7(d)のように、TOCデータに基づいてプログラムエリアに記録されているトラック#1〜#nの再生が行われる。
【0074】
また図7(e)に示すように、シングルセッションのCD−ROMディスク(図7(a)に示した第2セッションが存在しないディスク)が装填された場合は、MP3ファイルが収録されていれば、ステップF110→F111→F113の処理で、プログラムエリアに記録されているMP3ファイルが再生される。
また、MP3ファイル等の再生可能なオーディオファイルが収録されていなければステップF110→F111→F112の処理で再生は実行されない。
【0075】
また図7(f)に示すように、マルチセッションのCD−ROMディスクが装填された場合は、最終セッションにおいてMP3ファイルが収録されていれば、ステップF108→F109→F111→F113の処理で、最終セッションのプログラムエリアに記録されているMP3ファイルが再生される。
また、最終セッションにMP3ファイル等の再生可能なオーディオファイルが収録されていなければステップF108→F109→F111→F112の処理で再生は実行されない。
【0076】
図7(a)で説明した著作権保護ディスクが装填された場合、ステップF105,F106で著作権保護ディスクであることが判別できる。つまり図7(g)に示すように、先頭トラックにアクセスしてサブコードデータを確認し、著作権保護ディスクであることを判別したら、ステップF107で第1セッションのプログラムエリアにおけるオーディオトラック(CDフォーマットのデータ)の再生が実行される。
【0077】
以上のことからわかるように本例のオーディオプレーヤ100によれば、CD−DAディスクだけでなく、CD−ROMフォーマットのオーディオファイルが記録されたCD−ROMディスクに対応して、音楽再生を行うことができ、しかも、著作権保護ディスクについても正常に再生できることになる。
これによって、ユーザーの使用性を向上させることができる。
【0078】
4.処理例[B]
著作権保護ディスクとしては、上記Media CloQ以外にも、Key2Audioと呼ばれる方式も知られている。このKey2Audio方式に対応する処理例[B]を述べる。
まず、Key2Audio方式を図9で説明する。
図9(a)に著作権保護ディスクの領域例を示している。図示するようにこの場合も、著作権保護ディスクは第1セッション、第2セッションを有するマルチセッションディスクとされる。但し、論理的にTOCデータ上でマルチセッションディスクとされるものであればよく、第2セッションは実際には形成されないものであってもよい。
第1セッションは内周側からリードイン、プログラムエリア、リードアウトとされ、プログラムエリアには例えばトラック#1〜#nが記録される。
この第1セッションにおけるトラック#1〜#nは、通常のCD方式のオーディオデータトラックであり、つまりn曲の音楽データが収録される。そしてこれらn曲の音楽データは、著作権保護を必要とするコンテンツである。
【0079】
第2セッションは、実際に設けられる場合は、内周側からリードイン、プログラムエリア、リードアウトとされる。プログラムエリアには例えばトラック#n+1が記録される。但しトラック#n+1として実際に有効なデータが記録される必要はない。
【0080】
そして第1セッションのリードインにおけるTOCデータとしては、上述したADR=モード1の情報として、トラック#1〜#nの管理情報が記録されると共に、ADR=モード5の情報として、図5で説明した、マルチセッションIDや、次のセッションの始まる絶対時間情報などが記録されている。
ここで、図5に示したように、ADR=モード5でPOINT「B0」においては、次のセッションの開始位置が絶対時間アドレスとして示されるものであるが、この場合、この値が異常な値とされている。具体的には、本体第2セッションのリードインエリアのアドレスが記録されているべきところ、第1セッションのリードインエリアの開始アドレス、或いはその近辺のアドレスが記録されている。
【0081】
通常のCDプレーヤでは、TOCデータにおいてADR=モード5の情報は認識しない。従って、当該ディスクをマルチセッションディスクとは認識しない。そして、ADR=モード1の情報としてのトラック#1〜#nの管理情報を認識して再生処理を行うため、図9(b)に示すようにTOC読込に続いてトラック#1〜#nの再生を行うことができる。
【0082】
一方、CD−ROMドライブでは、TOCデータにおけるマルチセッション情報を認識するため、当該ディスクをマルチセッションディスクとして処理する。マルチセッションディスクについては、外周側にTOCを順次読み込んでいくことが規定されているため、CD−ROMドライブは、TOCデータに記録された次のセッションの始まる絶対時間情報に基づいてアクセスを行う。
ところが、この場合、次のセッションの始まる絶対時間情報が異常な値とされており、結果として図9(c)に示すように、第1セッションのリードインエリアにアクセスしてしまうことになる。
そしてその場合、リードインエリアのTOCデータには、次のセッションの開始位置が記録されているため、再びアクセスを行う。つまり、第1セッションのリードインエリアに対するアクセスを無限に繰り返す状態とされる。
従ってCD−ROMドライブにとっては、いつまでも最終セッションの到達できない状況となり、ある時点でタイムアウトエラーとなるため、第1セッションのトラック#1〜#nは再生できないものとなっている。
【0083】
つまりこの場合も、著作権保護ディスクでは、CD−ROMドライブがTOCデータのADR=モード5の情報に対応することを利用して、著作権保護コンテンツの再生ができないようにしているものである。
【0084】
このような著作権保護ディスクと、CD−DA、及びオーディオファイルを収録したCD−ROMを再生できるようにするための本例のオーディオプレーヤ100の処理(処理例[B])を図10に示す。
【0085】
図10は、上記図8と同様にオーディオプレーヤ100にディスク90が装填された際のシステムコントローラ10による制御処理を示している。
なお、図10のステップF201〜F204、F208〜F213は、図8のステップF101〜F104、F108〜F113と同様であるため、詳しい説明は省略する。
【0086】
ディスク90が装填された場合は、システムコントローラ10はステップF201で最内周のリードインエリアのTOCデータを読み込む。そして先頭トラックの情報、つまり図4(a)に示したサブコードQ1〜Q4のコントロールデータの値が「データトラック(CD−ROM)」を示しているか、或いは「オーディオデータ」かを判別する。そして「オーディオデータ」であることが確認された場合は、ステップF203に進んで、当該装填されたディスクはCD−DA(或いは既に音楽データが記録されたCD−R等)であると判別し、先頭トラックからの再生動作に移行する。
【0087】
ステップF202で「データトラック(CD−ROM)」と判別された場合は、ステップF204で、TOCデータのADR=モード5としてのPOINT「B0」「C0」のマルチセッション情報を確認し、マルチセッションディスクであるか否かを確認する。
マルチセッション情報が存在せず、シングルセッションディスクであると判別された場合は、ステップF210に進み、当該装填されたディスクはCD−ROMであると判断する。
その場合、図8で説明した処理と同様に、ステップF210→F211→F213と処理を進めてMP3等のオーディオファイルの再生を行うか、或いはステップF210→F211→F212と処理を進めて非対応ディスクとして再生処理を終了する。
【0088】
ステップF204でマルチセッションディスクと判別された場合は、装填されたディスク90がCD−ROMディスクとしてのマルチセッションディスクである場合と、著作権保護ディスクである場合が考えられる。
この場合、ステップF205、F206では、TOCにおけるマルチセッション情報の異常判別を行う。
上記のように、著作権保護ディスクの場合、次のセッションの開始位置アドレス(絶対時間)が、現セッションのリードインエリア(又はその近辺)のアドレスとされて、無限アクセスを実行させるようにしている。
そこでステップF205では、当該読み込んだTOCデータにおいて、ADR=モード5でPOINT「B0」に示されている、次のセッションの開始位置としての絶対時間アドレスと、現在のリードインエリアの開始位置としての絶対時間アドレスを比較する。具体的には、両アドレス値の現在を行ってアドレス差を検出する。
そしてステップF206では、アドレス差に基づいて異常データか否かを判別する。上記減算により、アドレス差としての「分:秒:フレーム」の値が算出されるが、本来であれば、このアドレス差は或る程度大きいものとなるはずである。逆に、このアドレス差が非常に小さければ、ADR=モード5でPOINT「B0」に示されている、次のセッションの開始位置は異常な値であると判断できる。即ち無限繰り返しアクセスを実行させること目的として現在のリードインエリアのアドレスを示していると判別できる。
例えばアドレス差が30秒(「0分30秒0フレーム」)以内であった場合を異常値であると判断すればよい。なお、この「30秒」とは一例であり、他の値としてもよい。
【0089】
アドレス差が30秒以内ではなく、データ異常でないと判断した場合は、ステップF208に進み、TOCデータに記載された次のセッションの絶対時間(絶対アドレス)に基づいて、次のセッションのリードインにアクセスする。また第2セッションも最終セッションでない場合は、更に次のセッションのリードインエリアにアクセスし、有効最終セッションのリードインエリアまでアクセスを進める。
そして図8で説明した処理と同様に、ステップF209→F211→F213と処理を進めて最終セッションでMP3等のオーディオファイルの再生を行うか、或いはステップF209→F211→F212と処理を進めて非対応ディスクとして再生処理を終了する。
【0090】
アドレス差が30秒以内であってステップF206でデータ異常と判断された場合は、ステップF207に進み、装填されたディスクは著作権保護ディスクであると判別する。つまりこれは、CD−DAと同様の方式で、TOCデータが記録されたリードインエリアに隣接するプログラムエリアに、オーディオトラックが収録されているものである。このためTOCデータにおけるマルチセッション情報を無視して、第1セッションの先頭トラック(トラック#1)からの再生処理に移る。
【0091】
以上のような処理が行われることで、オーディオプレーヤ100による再生動作は図9(d)〜(g)に模式的に示すようになる。
シングルセッションのCD−DA、つまり通常の音楽CDが装填された場合(図9(a)に示した第2セッションが存在しないディスク)は、ステップF203において図9(d)のように、TOCデータに基づいてプログラムエリアに記録されているトラック#1〜#nの再生が行われる。
【0092】
また図9(e)に示すように、シングルセッションのCD−ROMディスク(図9(a)に示した第2セッションが存在しないディスク)が装填された場合は、MP3ファイルが収録されていれば、ステップF210→F211→F213の処理で、プログラムエリアに記録されているMP3ファイルが再生される。
また、MP3ファイル等の再生可能なオーディオファイルが収録されていなければステップF210→F211→F212の処理で再生は実行されない。
【0093】
また図9(f)に示すように、マルチセッションのCD−ROMディスクが装填された場合は、最終セッションにおいてMP3ファイルが収録されていれば、ステップF208→F209→F211→F213の処理で、最終セッションのプログラムエリアに記録されているMP3ファイルが再生される。
また、最終セッションにMP3ファイル等の再生可能なオーディオファイルが収録されていなければステップF208→F209→F211→F212の処理で再生は実行されない。
【0094】
図9(a)で説明した著作権保護ディスクが装填された場合、ステップF205,F206で著作権保護ディスクであることが判別できる。その場合はステップF207の処理により、図9(g)に示すように、第1セッションのプログラムエリアにおけるオーディオトラック(CDフォーマットのデータ)の再生が実行される。
【0095】
以上のことからわかるように本例のオーディオプレーヤ100によれば、CD−DAディスクだけでなく、CD−ROMフォーマットのオーディオファイルが記録されたCD−ROMディスクに対応して、音楽再生を行うことができ、しかも、著作権保護ディスクについても正常に再生できることになる。
これによって、ユーザーの使用性を向上させることができる。
【0096】
ところで、当該処理例[B]の変形例として、上記処理例[A]のステップF105,F106の処理が行われるようにしてもよい。
即ち、ステップF206では例えばアドレス差が30秒以内である場合にデータ異常と判断しているが、アドレス差が30秒以内であったら、著作権保護ディスクの可能性がある、とまでの判断にとどめるようにし、その時点で図8のステップF105,F106の処理を行って、実際に先頭トラックのサブコードデータを確認する。そして、先頭トラックにおけるサブコードデータにおいて、Q1〜Q4のコントロールデータが「オーディオデータ」を示す値になっていたら、確かに著作権保護ディスクであると判断して、ステップF207に進む。一方、先頭トラックにおけるサブコードデータにおいて、Q1〜Q4のコントロールデータが「データトラック(CD−ROM)」を示す値であったら、CD−ROMディスクと判断してステップF208に進むようにする例である。
【0097】
5.処理例[C]
上記処理例[A][B]は、Media CloQやKey2Audioのように、ディスクドライブ装置がマルチセッション情報に対応することを利用した著作権保護ディスクを再生できるようにしたものであるが、他にもパーソナルコンピュータ等へのリッピングを防止するためにディスクドライブ装置で再生不能とする方式が存在する。その場合、シングルセッションディスクとしての著作権保護ディスクも考えられる。
【0098】
処理例[C]は、上記のようにマルチセッションディスクとしての著作権保護ディスクにも対応でき、さらにシングルセッションディスクとしての著作権保護ディスクにも対応できるようにする例である。
図11に、上記図8、図10と同様にオーディオプレーヤ100にディスク90が装填された際のシステムコントローラ10による制御処理を示している。
【0099】
ディスク90が装填された場合は、システムコントローラ10はステップF301で最内周のリードインエリアのTOCデータを読み込む。
続いて、ステップF302で第1セッションの先頭トラックにアクセスし、ステップF303でサブコードデータを確認する。
ここで先頭トラック(トラック#1)がオーディオデータトラックであれば、サブコードQ1〜Q4のコントロールデータは「オーディオデータ」を示す値となっている。
その場合は、システムコントローラ10はステップF304に進み、装填されたディスクは通常のCD−DA、又は著作権保護ディスクのいずれかであると判別する。いずれの場合もリードインエリアに隣接するプログラムエリアにおいて、CD−DAの方式でオーディオトラックが収録されているものであるため、第1セッションの先頭トラック(トラック#1)からの再生処理に移る。
【0100】
もし先頭トラックのサブコードQ1〜Q4のコントロールデータの値が「データトラック(CD−ROM)」であった場合は、装填されたディスクはCD−ROMディスクと判断する。
その場合はステップF305でTOCデータよりマルチセッションディスクであるか否かを判別する。そして、シングルセッションであればステップF308,F309,F310,F311の処理(図8のステップF110,F111,F112,F113と同様の処理)でオーディオファイルの再生又は「NO FILE」で終了する。
またマルチセッションディスクであれば、ステップF306,F307,F309,F310,F311の処理(図8のステップF108、F109,F111,F112,F113と同様の処理)でオーディオファイルの再生又は「NOFILE」で終了する。
【0101】
つまり、この処理例[C]は、まず最初に先頭トラックのサブコードを確認してCD−DA方式のオーディオデータトラックが記録されているか否かを確認してしまう。そしてオーディオデータトラックが記録されていれば、オーディオデータトラックの再生を行う。一方、先頭トラックがデータトラックであれば、CD−ROMディスクと判断して、オーディオファイルが記録されていればその再生を行う。
これにより、本例のオーディオプレーヤ100によれば、CD−DAディスクだけでなく、CD−ROMフォーマットのオーディオファイルが記録されたCD−ROMディスクに対応して、音楽再生を行うことができ、しかも、著作権保護ディスクについても正常に再生できる。
【0102】
以上、実施の形態の例を説明してきたが、本発明は更に多様な変形例が考えられる。
実施の形態のオーディオプレーヤ100は図1のようにアナログ信号又はデジタルデータとしての1倍速の再生オーディオ信号を出力できるものとした。これは本発明の光ディスク装置が、音楽専用プレーヤであることに基づく。換言すれば、著作権保護ディスクを再生することが許可されるべき装置であることを意味するものであるが、必ずしもオーディオプレーヤ100がこのような出力形態のみとされるものではない。
機能的には、例えばUSBなどの有線インターフェースや無線インターフェースなどを備えてパーソナルコンピュータ或いは他の機器とデータ通信可能とされていたとしても、著作権保護機能を備えるのであれば、本発明の再生方法を採用できるものである。例えば高速リッピングのための高速再生/伝送出力を行うことができないような装置であればよい。
また、場合によっては認証やユーザーの登録/課金、或いは著作権者側の意向などにより、高速リッピングのための高速再生/伝送が許可される場合も考えられる。従って、例えば機器認証、ユーザー認証など必要な手順を経た場合に、上記処理により著作権保護ディスクの再生が可能とされるようにしてもよい。
【0103】
本発明のプログラムは、オーディオプレーヤ100等の再生装置において上記してきた再生方法の動作を実行させるためのプログラムである。該プログラムにより本発明の光ディスク装置を実現できるものである。
さらに、そのような本発明のプログラムが記録された本発明の記録媒体によれば、本発明を実現するプログラムの提供が容易となり、装置設計やシステム構築に好適である。該プログラムを記録する記録媒体は、CD方式、DVD方式、MD方式の光ディスク、光磁気ディスクや、フレキシブルディスクのような磁気ディスク、さらにはHDD(ハードディスクドライブ)や、固体メモリを用いたメモリカードなどにより実現できる。
【0104】
【発明の効果】
以上の説明から理解されるように本発明の光ディスク装置、再生方法によれば、光ディスクの最内周に記録される管理データと隣接するデータ領域の先頭アドレスからオーディオデータが連続的に記録されているか否かを判別し、上記判別結果に応じて、上記光ディスクの最内周に記録される管理データの内容に関わらず上記データ領域の先頭アドレスにアクセスしてオーディオデータを再生するようにしているため、CD−ROMフォーマットのMP3ファイル等の音楽ファイルの再生が可能であると共に、CD−ROMドライブ等で再生不能となる著作権保護ディスクであっても再生できる。つまり、音楽専用プレーヤとして、本来再生が許可されている著作権保護ディスクを再生できるため、ユーザーの使用性を悪化させないという効果が得られる。
【0105】
また、上記判別は、上記データ領域に記録されるデータ内の識別情報に基づいて行うことで正確に行うことができる。
また、上記管理データにマルチセッションディスク識別データが含まれるときに、上記データ領域に記録されるデータ内の識別情報による判別を行うことで、マルチセッション識別データを利用してCD−ROMドライブで再生不能とする著作権保護ディスクに対して再生可能とすることができる。
また上記判別は、上記管理データの異常状態を検出して行う。例えば上記異常状態は、上記光ディスクの最内周に記録される管理データに含まれる、他の管理データのアドレスを検出し、当該管理データのアドレスと上記他の管理データのアドレスに基づいて検出するようにすることで、管理情報を異常状態としてCD−ROMドライブで再生不能とする著作権保護ディスクに対して再生可能とすることができる。
【0106】
また本発明のプログラム、又はそのプログラムを記録した記録媒体によれば、上記の効果を実現する光ディスク装置を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のオーディオプレーヤのブロック図である。
【図2】CD方式のフレーム構造の説明図である。
【図3】CD方式のサブコーディングフレームの説明図である。
【図4】サブコードQデータの説明図である。
【図5】CD方式のTOCデータ内容の説明図である。
【図6】TOC構造の説明図である。
【図7】実施の形態のオーディオプレーヤの処理[A]の説明図である。
【図8】実施の形態のオーディオプレーヤの処理[A]のフローチャートである。
【図9】実施の形態のオーディオプレーヤの処理[B]の説明図である。
【図10】実施の形態のオーディオプレーヤの処理[B]のフローチャートである。
【図11】実施の形態のオーディオプレーヤの処理[C]のフローチャートである。
【符号の説明】
1 ピックアップ、2 対物レンズ、6 スピンドルモータ、9 マトリクス回路、10 システムコントローラ、12 デコード部、21 A/D変換器

Claims (20)

  1. 光ディスクの最内周に記録される管理データと隣接するデータ領域の先頭アドレスからオーディオデータが連続的に記録されているか否かを判別する判別手段と、
    上記判別手段の判別結果に応じて、上記光ディスクの最内周に記録される管理データの内容に関わらず上記データ領域の先頭アドレスにアクセスするアクセス手段と、
    を備えることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 上記判別手段は、上記データ領域に記録されるデータ内の識別情報に基づいて判別することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 上記判別手段は、上記管理データにマルチセッションディスク識別データが含まれるときに、上記データ領域に記録されるデータ内の識別情報による判別を行うことを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 上記判別手段は、上記管理データの異常状態を検出して上記判別を行うことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  5. 上記判別手段は、上記光ディスクの最内周に記録される管理データに含まれる、他の管理データのアドレスを検出し、当該管理データのアドレスと上記他の管理データのアドレスに基づいて異常状態を検出することを特徴とする請求項4に記載の光ディスク装置。
  6. 光ディスクの最内周に記録される管理データと隣接するデータ領域の先頭アドレスからオーディオデータが連続的に記録されているか否かを判別し、
    上記判別結果に応じて、上記光ディスクの最内周に記録される管理データの内容に関わらず上記データ領域の先頭アドレスにアクセスしてオーディオデータを再生することを特徴とする再生方法。
  7. 上記判別は、上記データ領域に記録されるデータ内の識別情報に基づいて行うことを特徴とする請求項6に記載の再生方法。
  8. 上記管理データにマルチセッションディスク識別データが含まれるときに、上記データ領域に記録されるデータ内の識別情報による判別を行うことを特徴とする請求項7に記載の再生方法。
  9. 上記判別は、上記管理データの異常状態を検出して行うことを特徴とする請求項6に記載の再生方法。
  10. 上記光ディスクの最内周に記録される管理データに含まれる、他の管理データのアドレスを検出し、当該管理データのアドレスと上記他の管理データのアドレスに基づいて、上記異常状態を検出することを特徴とする請求項9に記載の再生方法。
  11. 光ディスクの最内周に記録される管理データと隣接するデータ領域の先頭アドレスからオーディオデータが連続的に記録されているか否かを判別し、
    上記判別結果に応じて、上記光ディスクの最内周に記録される管理データの内容に関わらず上記データ領域の先頭アドレスにアクセスしてオーディオデータを再生する動作を実行させるプログラム。
  12. 上記判別は、上記データ領域に記録されるデータ内の識別情報に基づいて行うことを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
  13. 上記管理データにマルチセッションディスク識別データが含まれるときに、上記データ領域に記録されるデータ内の識別情報による判別を行うことを特徴とする請求項12に記載のプログラム。
  14. 上記判別は、上記管理データの異常状態を検出して行うことを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
  15. 上記光ディスクの最内周に記録される管理データに含まれる、他の管理データのアドレスを検出し、当該管理データのアドレスと上記他の管理データのアドレスに基づいて、上記異常状態を検出することを特徴とする請求項14に記載のプログラム。
  16. 光ディスクの最内周に記録される管理データと隣接するデータ領域の先頭アドレスからオーディオデータが連続的に記録されているか否かを判別し、
    上記判別結果に応じて、上記光ディスクの最内周に記録される管理データの内容に関わらず上記データ領域の先頭アドレスにアクセスしてオーディオデータを再生する動作を実行させるプログラムを記録した記録媒体。
  17. 上記プログラムは、上記判別を、上記データ領域に記録されるデータ内の識別情報に基づいて行うようにしていることを特徴とする請求項16に記載の記録媒体。
  18. 上記プログラムは、上記管理データにマルチセッションディスク識別データが含まれるときに、上記データ領域に記録されるデータ内の識別情報による判別を行うようにしていることを特徴とする請求項17に記載の記録媒体。
  19. 上記プログラムは、上記判別を、上記管理データの異常状態を検出して行うようにしていることを特徴とする請求項16に記載の記録媒体。
  20. 上記プログラムは、上記光ディスクの最内周に記録される管理データに含まれる、他の管理データのアドレスを検出し、当該管理データのアドレスと上記他の管理データのアドレスに基づいて、上記異常状態を検出するようにしていることを特徴とする請求項19に記載の記録媒体。
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