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JP4052979B2 - 把手付風呂蓋 - Google Patents
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JP4052979B2 - 把手付風呂蓋 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、蓋板本体の周縁に沿ってエッジプロテクターが設けられた組蓋タイプ等の蓋板の一縁部に、回転自在に把手を設けるようにした把手付風呂蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来において、蓋周縁の損傷防止や滑り止め等を目的として、外周縁に沿って合成樹脂製のエッジプロテクターが取り付けられた組蓋タイプの風呂蓋が周知であるが、このようなエッジプロテクター付きの風呂蓋において、取扱性や収納性等を更に向上させるために、把手が取り付けられたものがある。
【0003】
ところが、エッジプロテクターは、蓋板本体の外周縁部に膨出状に設けられるものであるため、その蓋板の外周縁部に把手を取り付ける場合には、エッジプロテクターと干渉するのを防止するために、把手支持用の把手取付具をエッジプロテクターを避けるようにして取り付ける必要がある。例えば上記特許文献1、2の風呂蓋においては、把手取付具を蓋板のエッジプロテクター近傍における表面(片面)に固定し、その把手取付具に把手を取り付けるようにしている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−137464号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2002−95598号公報(図6)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の把手付風呂蓋においては、蓋板の表裏面のうち片面側のみに把手取付具を固定するものであるため、把手を介して風呂蓋を持ち上げたり、吊り下げたりする場合に、蓋板のバランスが悪くなり、風呂蓋を安定状態に吊持できないという問題が発生する。
【0007】
また蓋板の片面側のみに把手取付具を固定するものであるため、風呂蓋を吊持した際に、風呂蓋の荷重による応力が、把手取付具における蓋板との固定部分に集中して作用するため、把手取付具と蓋板との固定部に破損、損傷が生じる等の問題を抱えている。
【0008】
一方、蓋板の表裏両面にまたがるように、把手取付具を取り付ける場合には、その把手取付具がエッジプロテクターの表裏面の更に外側に配置されるため、風呂蓋を浴槽に設置した際に、把手取付具が浴槽周壁上面に介在して、その部分において、蓋板周縁部が、浴槽周壁から浮き上がって隙間が形成されてしまう。その結果、蓋板全周を浴槽の周壁全域に隙間なく連続して密着させることができず、保温性の低下や、位置ずれ等を引き起こす恐れがあり、好ましくない。
【0009】
この発明は、上記従来技術の問題を解消し、蓋板をバランス良く安定状態に吊持することができる上、吊持状態における把手取付具と蓋板との固定部への応力集中を回避できて、その固定部等の破損、損傷を有効に防止でき、更に浴槽に設置した状態においては、浴槽全周に隙間なく密着させることができる把手付風呂蓋を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本第1発明は、蓋板本体の周縁に沿ってエッジプロテクターが設けられた蓋板を具備し、その蓋板の一縁部に、一対の把手取付具を介して把手の両端を支持するようにした把手付風呂蓋であって、前記エッジプロテクターが、前記蓋板本体の周縁における表面から端面を経て裏面にかけて被覆する態様に配置されるとともに、前記エッジプロテクターの裏面被覆部における前記一対の把手取付具に対応する位置に、切欠状に凹陥部が形成され、前記一対の把手取付具が、両側片を有する断面略コ字状の形状に形成され、前記把手取付具が、その両側片のうち一側片を前記凹陥部に収容させつつ、両側片を前記蓋板の一縁部に外嵌させた状態に固定されてなるものを要旨としている。
【0011】
この第1発明の把手付風呂蓋においては、把手取付具の両側片を蓋板の一縁部に外嵌させて固定するものであるため、把手取付具を蓋板の表面側及び裏面側の両側で固定することができる。このため蓋板の荷重を、両側片を介して、把手によってバランス良く支持することができ、安定状態に吊持することができる。
【0012】
更に蓋板の荷重による応力が、把手取付具の両側片に分散して作用するため、応力集中を回避でき、把手取付具における蓋板との固定部等が損傷したり、破損するのを有効に防止することができる。
【0013】
また、エッジプロテクターの裏面被覆部に切欠状凹陥部を形成するとともに、その凹陥部に把手取付具の一側片を収容配置するものであるため、把手取付具が、エッジプロテクターの裏面被覆部よりも裏面側に突出するのを防止することができる。このため、風呂蓋を浴槽に設置した際に、蓋周縁部、つまりエッジプロテクター及び把手取付具が、浴槽周壁の上端面に全周にわたって隙間なく密着し、保温性を向上できるとともに、風呂蓋自体の位置ずれを確実に防止することができる。
【0014】
上記目的を達成するため、本第2発明は、蓋板本体の周縁に沿ってエッジプロテクターが設けられた蓋板を具備し、その蓋板の一縁部に、一対の把手取付具を介して把手の両端を支持するようにした把手付風呂蓋であって、前記エッジプロテクターが、前記蓋板本体の周縁における表面から端面を経て裏面にかけて被覆する態様に配置されるとともに、前記エッジプロテクターの表面被覆部及び裏面被覆部における前記一対の把手取付具に対応する位置に、切欠状に表面凹陥部及び裏面凹陥部が形成され、前記一対の把手取付具が、両側片を有する断面略コ字状の形状に形成され、前記把手取付具が、その両側片を前記表面凹陥部及び裏面凹陥部にそれぞれ収容させつつ、両側片を前記蓋板の一縁部に外嵌させた状態に固定されてなるものを要旨としている。
【0015】
この第2発明の把手付風呂蓋においては、上記と同様に、同様の作用効果を得ることができる。
【0016】
その上更に、本発明においては、エッジプロテクターの表裏両被覆部にそれぞれ凹陥部を形成して、両凹陥部に把手取付具の両側片を収容するものであるため、蓋板の表裏面間で、対称な構造を形成することができ、美観が向上するとともに、表裏面のいずれの面を上側に配置しても使用することができ、良好な使い勝手を得ることができる。
【0017】
上記目的を達成するため、本第3発明は、蓋板本体の周縁に沿ってエッジプロテクターが設けられた蓋板を具備し、その蓋板の一縁部に、一対の把手取付具を介して把手の両端を支持するようにした把手付風呂蓋であって、前記エッジプロテクターが、前記蓋板本体の周縁における表面から端面を経て裏面にかけて被覆する態様に配置されるとともに、前記エッジプロテクターの表面被覆部及び裏面被覆部における前記一対の把手取付具に対応する位置に、前記エッジプロテクターの端面被覆部を残存させた状態で、切欠状に表面凹陥部及び裏面凹陥部が形成され、前記一対の把手取付具が、両側片を有する断面略コ字状の形状に形成され、前記把手取付具が、その両側片を前記表面凹陥部及び裏面凹陥部にそれぞれ収容させつつ、両側片を前記蓋板の一縁部に外嵌させた状態に固定されてなるものを要旨としている。
【0018】
本第3発明の把手付風呂蓋においては、上記と同様に、同様の作用効果を得ることができる。
【0019】
その上更に、本発明においては、エッジプロテクターの凹陥部形成部分において、端面部を残存形成しているため、エッジプロテクターを蓋板の周縁に沿って連続形成することができる。このため例えば、エッジプロテクターを蓋板に対し射出成形により一体成形する際に、成形材料をエッジプロテクター形成部分に沿って確実に流通させることができ、エッジプロテクターを簡単かつ確実に形成することができる。しかも、エッジプロテクターを、途切れることなく、蓋板の全周に連続形成することができるため、エッジプロテクターを蓋板の全周にわたって安定状態に高強度で取り付けることができ、部分的な剥離や脱外を有効に防止することができる。
【0020】
上記発明においては、前記把手取付具の両側片のうち裏面側に配置される側片の外表面と、前記エッジプロテクターにおける裏面被覆部の外表面とが略同一平面内に配置されてなる構成を採用するのが好ましい。
【0021】
すなわちこの構成を採用する場合には、エッジプロテクター及び把手取付具を、浴槽周壁の全周わたって、より確実に密着させることができる。
【0022】
上記発明においては、前記把手取付具における前記把手を支持する部分が、前記蓋板の外周端面から外側方に突出するように配置されてなる構成を採用するのが良い。
【0023】
すなわちこの構成を採用する場合には、把手支持部が蓋板の表面側や裏面側に突出するようなことがなく、蓋板に沿って整然と配置されるので、良好な美観を得ることができるとともに、非使用時等に、把手支持部が邪魔になることなく、例えば複数枚の風呂蓋を隙間なく重ね合わせた状態で効率良く収納保管することができる。
【0024】
上記発明においては、前記把手が、湾曲形成された中間把持部と、同軸上に配置された両端軸部とを有し、前記把手の両端軸部が前記一対の把手取付具に回転自在に支持されて、前記把手が、前記蓋板に対し平行な状態と角度を有する状態との間で起倒自在に構成されてなる構成を採用するのが望ましい。
【0025】
すなわちこの構成を採用する場合には、周辺状況に合わせて、把手の回転姿勢を自在に調整することができ、持ち上げ、吊下げ操作等の取扱操作をスムーズに行うことができる。
【0026】
上記発明においては、前記把手の端部と前記把手取付具との間に回転抵抗付与手段が設けられ、その回転抵抗付与手段によって、前記把手が、前記把手取付具に対し固定可能に構成されてなる構成を採用するのが、より一層好ましい。
【0027】
すなわちこの構成を採用する場合には、使用者の都合等に合わせて、把手を所望の回転姿勢に固定することができ、取扱作業を、より一層スムーズに行うことができる。
【0028】
上記発明においては、前記一対の把手取付具が、連結片を介して互いに一体に形成されてなる構成を採用することができる。
【0029】
この構成を採用する場合には、一対の把手取付具を、一部材として取り扱うことができ、組付作業や取扱作業を、より一層効率良く行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
図1ないし図5はこの発明の実施形態である把手付風呂蓋を示す図である。
【0031】
これらの図に示すように、この実施形態の把手付風呂蓋は、例えば2枚一組で使用される組蓋タイプのものであって、蓋板(1)と、把手(2)と、一対の把手取付具(3)(3)とを基本的な構成要素として備えている。
【0032】
蓋板(1)は、平板状の蓋板本体(11)と、その外周縁部に連続して設けられるエッジプロテクター(15)とを有している。
【0033】
蓋板本体(11)は、芯板(12)と、その芯板(12)の表裏両面に積層一体化された硬質層(13)と、表裏両硬質層(13)の外表面側に積層一体化された化粧層(図示省略)とにより構成されている。
【0034】
蓋板本体(11)は、例えば熱可塑性合成樹脂の発泡体によって構成されている。更に硬質層(13)は、例えばアルミニウム(その合金も含む)等の金属品によって構成されている。
【0035】
エッジプロテクター(15)は、表面被覆部(15a)、裏面被覆部(15b)及び端面部(15c)を有する断面略コ字状の形状を有しており、表面被覆部(15a)、端面部(15c)及び裏面被覆部(15b)によって、蓋板本体(11)の外周縁部における表面から端面を経て裏面にかけての領域を覆うように配置されている。
【0036】
なお本実施形態においては、エッジプロテクター(15)は、射出成形によって蓋板本体(11)と一体に形成されている。
【0037】
エッジプロテクター(15)の所定領域、つまり一対の把手取付具(3)(3)を取り付ける領域には、その表面被覆部(15a)及び裏面被覆部(15b)を横断する態様に、切欠状に表面凹陥部(16a)及び裏面凹陥部(16b)が形成されている。ここで、エッジプロテクター(15)の凹陥部(16a)(16b)が形成される領域において、端面部(15c)は残存形成されており、この端面部(15c)によって、エッジプロテクター(15)が蓋板(15)の周縁に沿って連続して形成されている。
【0038】
エッジプロテクター(15)の凹陥部(16a)(16b)は、その深さが、後に詳述する把手取付具(3)の両側片(36a)(36b)の厚みとほぼ同じ寸法に設定されるとともに、溝幅が、把手取付具(3)の両側片(36a)(36b)の幅とほぼ同じ寸法に設定されている。
【0039】
蓋板本体(11)には、凹陥部(16a)(16b)の内方(内側)に対応して、リベット挿通孔(14)(14)がそれぞれ形成されている。
【0040】
なお本実施形態において、凹陥部(16a)(16b)は、その底面に蓋板本体(11)の表面及び裏面が露出されるように構成されているが、本発明においては、凹陥部(16a)(16b)の底面に、エッジプロテクター(15)を構成する樹脂の一部が残存されていても良い。
【0041】
一対の把手取付具(3)(3)は、硬質合成樹脂の成形品をもって構成されており、互いに平行に延びる両側片(36a)(36b)と、その両側片(36a)(36b)の基端側間を連結する把手支持部(31)とを一体に有する断面略コ字状の形状を有している。
【0042】
両側片(36a)(36b)は、上記凹陥部(16a)(16b)に適合する矩形状に形成されており、中間部にリベット止め孔(37a)(37b)がそれぞれ形成されている。
【0043】
把手(1)を支持する部分としての把手支持部(31)は、幅方向に連続して延びる軸支持孔(32)が形成されている。この軸支持孔(32)は、一対の把手取付具(3)(3)間において対向する端部側が開放されるとともに、他の端部側が閉塞されている。
【0044】
この一対の把手取付具(3)(3)が、そのコ字溝(35)を上記蓋体(1)の一縁部における凹陥部(16a)(16b)に対応する位置に外嵌するようにして互いに間隔をおいて配置される。すなわち把手取付具(3)の表裏両側片(36a)(36b)がエッジプロテクター(15)における表裏両凹陥部(16a)(16b)にそれぞれ収容されるようにして、両側片(36a)(36b)が蓋板(1)を表裏両面側から挟み込むように外嵌される。
【0045】
この外嵌状態において、略筒状の雌リベット(4b)(4b)が、蓋板(1)の一面側、例えば裏面側から把手取付具(3)(3)の一方側(裏面側)のリベット止め孔(37b)(37b)、蓋板(1)のリベット挿通孔(14)(14)及び他方側(表面側)のリベット止め孔(37a)(37a)に挿通配置される。更に略筒状の雄リベット(4a)(4a)が、蓋板(1)の他面側、例えば表面側から把手取付具(3)(3)の他方側(表面側)のリベット止め孔(37a)(37a)、蓋板(1)のリベット挿通孔(14)(14)及び一方側(裏面側)のリベット止め孔(37b)(37b)に挿通されつつ、雌リベット(4b)(4b)の筒孔内に抜止め状態に係合固定される。こうして一対の把手取付具(3)(3)が、リベット(4a)(4b)を介して蓋板(1)の本体(11)に固定される。
【0046】
この固定状態においては、把手取付具(3)(3)の把手支持部(31)(31)は、蓋板(1)の外周端面から外側方に突出するように配置される。
【0047】
更に図3及び図4に示すように、把手取付具(3)の両側片(36a)(36b)における各外表面に対し、エッジプロテクター(15)における表面被覆部(15a)及び裏面被覆部(15b)の最突出部分(17a)(17b)が略同一平面に配置されて、把手取付具(3)の両側片(36a)(36b)がエッジプロテクター(15)よりも表面側及び裏面側に突出するのが防止される。
【0048】
なお、把手取付具(3)(3)の各リベット止め孔(37a)(37b)には、座ぐり部(38a)(38b)が形成されており、この座ぐり部(38a)(38b)に、対応するリベット(4a)(4b)の頭部が収容されることにより、リベット(4a)(4b)の頭部外表面が、把手取付具(3)の両側片(36a)(36b)における各外表面と、略同一平面に配置されている。
【0049】
一方、把手(2)は、湾曲形成された略円弧状の中間把持部(21)と、同軸上に配置された断面円形の両端軸部(22)(22)とを有する硬質合成樹脂の成形品をもって構成されている。
【0050】
この把手(1)の両端軸部(22)(22)が、上記一対の把手取付具(3)(3)の各軸支持孔(32)(32)に回転自在に挿入される。
【0051】
これにより、把手(2)が、両端軸部(22)(22)を支点に回転自在に構成されて、把手(2)の中間把持部(21)が蓋板(1)に対し、平行な倒伏状態と、直角以上の所定角度を有する起立状態との間で起倒自在に構成される。
【0052】
以上の構成において、蓋体(1)に対する把手(2)の組付手順は、特に限定されるものではないが、例えば把手(1)の両端軸部(22)(22)を一対の把手取付具(3)(3)の各軸支持孔(32)(32)に挿通配置した状態で、両把手取付具(3)(3)を、蓋板(1)に外嵌してリベット止めするものである。この状態においては、一対の把手取付具(3)(3)が蓋板(1)に位置固定されているため、把手(2)の両端軸部(22)(22)が各把手取付具(3)(3)から脱抜するのが防止された状態に回転自在に固定される。
【0053】
以上の構成の把手付風呂蓋においては、把手取付具(3)の両側片(36a)(36b)を蓋板(1)の一縁部に外嵌させてリベット(4a)(4b)により固定するものであるため、把手取付具(3)が蓋板(1)の表面側及び裏面側の両側で固定することができる。このため蓋板(1)の荷重を、両側片(36a)(36b)を介して、把手(2)によってバランス良く支持することができ、安定状態に吊持することができる。
【0054】
更に蓋板(1)の荷重による応力が、把手取付具(3)の両側片(36a)(36b)に均等に分散して作用するため、応力集中を回避でき、把手取付具(3)における蓋板(1)との固定部等が損傷したり、破損するのを有効に防止することができる。
【0055】
また本実施形態の把手付風呂蓋においては、エッジプロテクター(15)の表面被覆部(15a)及び裏面被覆部(15b)に切欠状凹陥部(16a)(16b)を形成するとともに、その凹陥部(16a)(16b)に把手取付具(3)の両側片(36a)(36b)を収容配置して、両側片(36a)(36b)の各外表面を、エッジプロテクター(15)における表面被覆部(15a)及び裏面被覆部(15b)の最突出部分(17a)(17b)と略同一平面に配置するようにしているため、浴槽に設置した際に、エッジプロテクター(15)及び把手取付具(3)の一側片(36b)が、浴槽周壁の上端面に全周にわたって隙間なく密着し、保温性を向上できるとともに、風呂蓋自体の位置ずれを確実に防止することができる。
【0056】
また本実施形態においては、把手取付具(3)の把手支持部(31)を蓋板(1)の外周端面から外側方に突出するように配置させるものであるため、把手支持部(31)が蓋板(1)の表面側や裏面側に突出するようなことがなく、蓋板(1)に沿って整然と配置されるので、良好な美観を得ることができるとともに、非使用時に、把手支持部(31)が邪魔になることなく、効率良く収納保管することができる。
【0057】
また本実施形態においては、把手(2)が起倒自在に構成されているため、風呂蓋を持ち上げたり、吊り下げたりする際に、周辺状況に合わせて、把手(2)の回転姿勢を自在に調整することができ、持ち上げ、吊下げ操作等の取扱操作をスムーズに行うことができる。
【0058】
更に上記実施形態は、エッジプロテクター(15)の凹陥部(16a)(16b)形成部分において、端面部(15c)を残存形成することにより、エッジプロテクター(15)を蓋板(1)の周縁に沿って連続形成するものであるため、エッジプロテクター(15)を蓋板(1)に対し射出成形により一体成形する際に、成形材料をエッジプロテクター形成部分に沿って確実に流通させることができ、エッジプロテクター(15)を簡単かつ確実に形成することができる。
【0059】
更にエッジプロテクター(15)を蓋板(1)の全周に連続形成しているため、エッジプロテクター(15)を蓋板(1)の全周にわたって安定状態に高強度で取り付けることができ、部分的な剥離や脱外を有効に防止することができる。
【0060】
なお上記実施形態においては、一対の把手取付具(3)(3)が互いに独立して形成されているが、本発明はそれだけに限られず、連結片を介して、一対の把手取付具(3)(3)を互いに一体に形成するようにしても良い。
【0061】
また本発明においては、把手(2)の端部軸部(22)と把手支持部(31)との間に回転抵抗を付与するための回転抵抗付与手段を設けて、把手(2)を所望の回転姿勢に固定できるよう構成しても良い。具体的には、端部軸部(22)側に突起、凹部、ローレット等の係合部を形成するとともに、把手支持部(31)に上記係合部に係脱自在な係合受を形成し、係合部及び係合受の係合によって、把手(2)を所望の回転姿勢に仮固定できるように構成しても良い。このようなクリックストップ方式等を採用する場合には、周辺の状況に合わせて、把手(2)を所望の回転姿勢に仮固定することができ、取扱作業をより一層スムーズに行うことができる。
【0062】
また上記実施形態においては、エッジプロテクター(15)における表裏両被覆部(15a)(15b)に、凹陥部(16a)(16b)を形成するようにしたが、本発明は、それだけに限られず、凹陥部を、エッジプロテクターの少なくとも裏面側、つまり浴槽周壁との密着面側に設けるようにすれば良い。もっとも、凹陥部を裏面の片側のみに形成する場合には、表裏間において、形状バランスが乱れる恐れがあるため、好ましくは上記実施形態のように、凹陥部を表裏両方に設けるのが良い。
【0063】
更に上記実施形態においては、把手取付具(3)をリベット(4a)(4b)により蓋板(1)に固定するようにしていが、本発明はそれだけに限られず、接着剤等を含む他の固着具により固定するようにしても良い。
【0064】
【発明の効果】
以上のように、この発明の把手付風呂蓋によれば、蓋板をバランス良く安定状態に吊持することができる上、吊持状態における把手取付具と蓋板との固定部への応力集中を回避でき、更に浴槽に設置した状態においては、浴槽全周に隙間なく密着させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である把手付風呂蓋を示す斜視図である。
【図2】実施形態の風呂蓋における把手部周辺を分解して示す斜視図である。
【図3】実施形態の風呂蓋における把手部周辺を示す断面図である。
【図4】実施形態の風呂蓋における把手部周辺を分解して示す断面図である。
【図5】実施形態の風呂蓋における把手部周辺をその一部を切り欠いた状態で示す平面図である。
【符号の説明】
1…蓋板
11…蓋板本体
15…エッジプロテクター
15a…表面被覆部
15b…裏面被覆部
15c…端面部
16a、16b…凹陥部
2…把手
21…中間把持部
22…軸部
3…把手取付具
31…把手支持部
36a、36b…両側片

Claims (8)

  1. 蓋板本体の周縁に沿ってエッジプロテクターが設けられた蓋板を具備し、その蓋板の一縁部に、一対の把手取付具を介して把手の両端を支持するようにした把手付風呂蓋であって、
    前記エッジプロテクターが、前記蓋板本体の周縁における表面から端面を経て裏面にかけて被覆する態様に配置されるとともに、
    前記エッジプロテクターの裏面被覆部における前記一対の把手取付具に対応する位置に、切欠状に凹陥部が形成され、
    前記一対の把手取付具が、両側片を有する断面略コ字状の形状に形成され、
    前記把手取付具が、その両側片のうち一側片を前記凹陥部に収容させつつ、両側片を前記蓋板の一縁部に外嵌させた状態に固定されてなることを特徴とする把手付風呂蓋。
  2. 蓋板本体の周縁に沿ってエッジプロテクターが設けられた蓋板を具備し、その蓋板の一縁部に、一対の把手取付具を介して把手の両端を支持するようにした把手付風呂蓋であって、
    前記エッジプロテクターが、前記蓋板本体の周縁における表面から端面を経て裏面にかけて被覆する態様に配置されるとともに、
    前記エッジプロテクターの表面被覆部及び裏面被覆部における前記一対の把手取付具に対応する位置に、切欠状に表面凹陥部及び裏面凹陥部が形成され、
    前記一対の把手取付具が、両側片を有する断面略コ字状の形状に形成され、
    前記把手取付具が、その両側片を前記表面凹陥部及び裏面凹陥部にそれぞれ収容させつつ、両側片を前記蓋板の一縁部に外嵌させた状態に固定されてなることを特徴とする把手付風呂蓋。
  3. 蓋板本体の周縁に沿ってエッジプロテクターが設けられた蓋板を具備し、その蓋板の一縁部に、一対の把手取付具を介して把手の両端を支持するようにした把手付風呂蓋であって、
    前記エッジプロテクターが、前記蓋板本体の周縁における表面から端面を経て裏面にかけて被覆する態様に配置されるとともに、
    前記エッジプロテクターの表面被覆部及び裏面被覆部における前記一対の把手取付具に対応する位置に、前記エッジプロテクターの端面被覆部を残存させた状態で、切欠状に表面凹陥部及び裏面凹陥部が形成され、
    前記一対の把手取付具が、両側片を有する断面略コ字状の形状に形成され、
    前記把手取付具が、その両側片を前記表面凹陥部及び裏面凹陥部にそれぞれ収容させつつ、両側片を前記蓋板の一縁部に外嵌させた状態に固定されてなることを特徴とする把手付風呂蓋。
  4. 前記把手取付具の両側片のうち裏面側に配置される側片の外表面と、前記エッジプロテクターにおける裏面被覆部の外表面とが略同一平面内に配置されてなる請求項1ないし3のいずれかに記載の把手付風呂蓋。
  5. 前記把手取付具における前記把手を支持する部分が、前記蓋板の外周端面から外側方に突出するように配置されてなる請求項1ないし4のいずれかに記載の把手付風呂蓋。
  6. 前記把手が、湾曲形成された中間把持部と、同軸上に配置された両端軸部とを有し、
    前記把手の両端軸部が前記一対の把手取付具に回転自在に支持されて、前記把手が、前記蓋板に対し平行な状態と角度を有する状態との間で起倒自在に構成されてなる請求項1ないし5のいずれかに記載の把手付風呂蓋。
  7. 前記把手の端部と前記把手取付具との間に回転抵抗付与手段が設けられ、その回転抵抗付与手段によって、前記把手が、前記把手取付具に対し固定可能に構成されてなる請求項6記載の把手付風呂蓋。
  8. 前記一対の把手取付具が、連結片を介して互いに一体に形成されてなる請求項1ないし7のいずれかに記載の把手付風呂蓋。
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