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JP4053151B2 - 放流警報システム - Google Patents
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JP4053151B2 - 放流警報システム - Google Patents

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  • Alarm Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は放流警報システムに関し、特に、ダムの放流等による河川水位の上昇による危険水域からの避難勧告を行うシステムに関する。
【0002】
昨今6月〜7月といった梅雨時期に頻発した集中豪雨のため、中州で釣りをしている人や、川岸でレクリエーションをしている人が逃げ遅れ災害にあったというケースが多数発生した。
【0003】
ダム管理システムは、下流住民を水害から防ぐという重大な役割のもと導入されているため、上記のような突然の災害には対応しきれていない。従って、今後は突然の大災害でも迅速に且つ確実に防災できることが要求されている。そのため、「危険地帯にいる人」という特定多数の人に対して「確実」に警報を発するという技術が必要である。
【0004】
【従来の技術】
従来の放流警報システムにおいて、放流を開始したあと、下流水位が30分で30cm上昇する位置に、サイレンやスピーカ等の放流警報設備を設け、ダム管理所から有線/無線により放流警報設備を遠隔制御させることにより下流住民に対して警報を発していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の放流警報システムでは、下流住民に対して警報を発していたため、下流住民の声としては、「うるさい、耳障り」、「声が大きくて家畜に影響を及ぼす」と良い評価が得られていない。
【0006】
更に、不特定多数に対して一方的に警報を発しているだけであるために、危険地帯から人が避難したかどうかという確認は、従来の放流警報システムではリアルタイムに行うことが不可能であった。実際は、ダム管理所の職員による流域のパトロールでしか確認できていない状態である。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、河川周辺にいる移動機を携帯している個人に電話をかけて避難を勧告し、危険地帯から人が避難したことをリアルタイムに確認することのできる放流警報システムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理図である。
この図に示すように、本発明によれば、河川周辺に設置され、移動機2との間で無線による通信を行う基地局4と、通信により得られた情報に基づいて、河川周辺に位置する移動機2の位置情報及び電話番号を取得する位置検索手段6と、ダム管理システム8より入力された、ダム湖から河川3への放流情報又は河川3の水位情報を基づいて、位置検索手段6に対して、河川周辺に位置する移動機2の位置情報及び電話番号の取得を要求する検索起動手段10と、位置検索手段6により取得した河川周辺に位置する移動機2の位置情報及び電話番号を第1画面に表示する位置情報表示手段12とを具備したことを特徴とする放流警報システムが提供される。
【0009】
以上のような構成によれば、検索起動手段10は、ダム管理システム8より入力された、ダム湖から河川への放流情報又は河川3の水位情報に基づいて、例えば、放流の開始や河川の水位が閾値を越えた場合、位置検索手段6に対して、河川周辺に位置する移動機の位置情報及び電話番号の取得を要求する。
【0010】
位置検索手段6は、河川周辺に位置する移動機2の位置情報及び電話番号を取得する。位置情報表示手段12は、位置検索手段6により取得した河川周辺に位置する移動機2の位置情報及び電話番号を第1画面に表示する。そして、例えば、電話番号を電話機より手動でダイヤルして、移動機2に避難勧告を行う。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図2は、本発明の実施形態による放流警報システムの構成図である。図3は、本発明の実施形態による放流警報システムの配置図である。
【0012】
この図に示すように、放流警報システムは、ダム管理システム20、放流制御システム22、位置検索システム40、PHS網52及び複数の基地局54#i(i=1〜n)から成る。
【0013】
ダム管理システム20は、図3中のダム管理所92内に設けられ、ダムのゲート設備の制御、各種データ(ゲートの開度、ダム湖90周辺の水位、河川の水位、上流の雨量等)を収集し、放流量や流入量といったデータに加工すると共に、「放流情報」、河川の複数の領域(例えば、上流106/中流108/下流110)の「河川水位情報」を放流制御システム22に出力するものである。
【0014】
放流制御システム22は、図3中のダム管理所92内に設けられ、ダム管理システム20からの放流情報又は河川の水位情報に従って、自動/手動により、河川周辺に位置する移動機56の位置情報と電話番号の検索を指示する「位置検索システム起動」信号を位置検索システム40に送信し、河川94の周辺の地図、位置検索システム40から送信された移動機56の位置情報及び電話番号の画面表示し、自動/手動により、移動機56にダイヤルして、避難勧告を行うものである。
【0015】
尚、移動機56は、良く普及していること、人家を除く河川周辺をサービスエリアとしてカバーすることのできる基地局54#i(i=1〜n)を介して、放流制御システム22と通信できることが条件となる。このような条件を満足する移動機56としては、例えば、サービスエリアが比較的小さいPHS等がある。本実施形態では、移動機56をPHS56と記す。
【0016】
放流制御システム22は、操作卓24、シーケンス部26、27、ルータ28、LAN30、位置情報端末32、地図データベース34、電話応答通報装置36及び電話機38を有する。
【0017】
操作卓24は、ダム管理システム20から「放流情報」又は「河川水位情報」を入力して、「放流情報」又は「河川水位情報」をLED等の表示部に出力し、自動/手動によって、位置検索システム40の起動をし、自動/手動の設定情報を位置情報端末32に出力し、「放流情報」及び「河川水位情報」を電話応答通報装置36に出力し、後述する停止スイッチ78がオンされる又は位置情報端末32から起動停止が指示されるまでは、一定のインターバルで位置検索システム40の起動をするものである。
【0018】
図4(a),(b)は、操作卓を示す図であり、特に、同図(a)はキースイッチ及びタッチパネルを示す図、同図(b)は表示部を示す図である。操作卓24は、図4(a)に示すように、キースイッチ72とタッチパネル74、図4(b)に示すように、LEDからなる表示部80及び図示しないマイクロプロセッサを有する。
【0019】
キースイッチ72は、位置検索システム40の起動を手動/自動で行うのかを設定するスイッチであり、マイクロプロセッサに接続されている。タッチパネル74は、位置検索システム40の起動を指示するシステム起動パネル76及び位置検索システム40の起動停止を指示するシステム停止パネル78から成り、マイクロプロセッサに接続されている。
【0020】
表示部80は、放流開始情報を出力するLED82、水位異常を出力するLED84、システム異常を出力するLED86及び上流/中流/下流の水位情報を出力するLED88から成り、マイクロプロセッサに接続されている。
【0021】
プロセッサは、以下の機能を有するソフトウェアを実行するものである。
▲1▼ キースイッチ72が手動且つシステム起動パネル76がオンされた場合、位置検索システム40の起動を指示する「位置検索システム起動」信号(例えば、パルス信号)をシーケンス部26に送出する。
【0022】
▲2▼ キースイッチ72が自動設定された場合、ダム放流システム20から入力した「放流情報」/「河川水位情報」が避難勧告をする条件(例えば、「放流情報」が放流開始又は河川水位情報が危険水位を越えている場合)を満足すると、位置検索システム40の起動を指示する「位置検索システム起動」信号をシーケンス部26に送出する。
【0023】
▲3▼ ダム管理システム20から入力した「放流情報」/「河川水位情報」を表示部80に表示する。
▲4▼ キースイッチ72の自動/手動の設定情報を位置情報端末32に出力し、「放流情報」及び「河川水位情報」を電話応答通報装置36に出力する。
【0024】
▲5▼ キースイッチ72が自動設定されている場合は、上記避難勧告をする条件を満足する場合は、位置情報端末32から起動停止信号を受信するまで、一定のインターバルで位置検索システム40の起動を指示する「位置検索システム起動」信号をシーケンス部26に送出する。
【0025】
▲6▼ キースイッチ72が手動設定されている場合は、システム停止パネル78がオンされるまで、一定のインタバルで位置検索システム40の起動を指示する「位置検索システム起動」信号をシーケンス部26に送出する。▲5▼,▲6▼のように、一定のインターバルで起動信号を送出するのは、河川94周辺に位置するPHS56が避難したことを確認するためである。
【0026】
操作卓24と位置情報端末32,電話応答通報装置36との間は、例えば、RS232Cにより接続されている。シーケンス部26は、操作卓24から「位置検索システム起動」信号を受信すると、位置検索システム46側のインタフェースに従って、「位置検索システム起動」信号を送出する、例えば、プログラマブル−ロジック−コントローラである。
【0027】
シーケンス部27は、シーケンス部26から「位置検索システム起動」信号を受信すると、システムサーバ44に「位置検索システム起動」信号を伝送する伝送装置である。シーケンス部26と27の間は、例えば、専用線により接続されている。ルータ28は、位置検索システム40とLAN30により接続するためのものである。
【0028】
位置情報端末32は、以下の機能を有する、例えば、パーソナルコンピュータである。
▲1▼ 地図データベース34に記憶した河川94周辺の地図と共に、システムサーバ44から受信した河川94周辺に位置するPHS56の位置情報及び電話番号をディスプレイに表示する。
【0029】
▲2▼ キースイッチ72が自動設定されている時、電話番号と位置情報に、これらの情報が有意であることを示す通信フラグを付加して、電話応答通報装置36に出力する。
【0030】
▲3▼ 河川94周辺に位置するPHS56が無くなると、起動停止信号を操作卓24に出力する。
システムサーバ44と位置情報端末32との間の通信プロトコルは、例えば、TCP/IPのプロトコルを用いることとする。位置情報は、PHS56が位置する基地局54#iの位置を示す情報であり、例えば、基地局54#iの緯度・経度である。位置情報端末32と電話応答通報装置36との間は、例えば、RS232Cにより接続する。地図データベース34は、河川94周辺の地図情報を記憶するデータベースである。
【0031】
電話応答通報装置36は、音声記録部、テーブル、音片発生部及び制御部を有する。音声記憶部は、「放流情報」や「水位情報」に応じた複数の音声メッセージを予め記憶した記録媒体であり、例えば、IC−ROMカードである。
【0032】
複数の音声メッセージを記憶するようにしたのは、「放流情報」や「水位情報」に応じて、避難の緊急度(例えば、注意警報、緊急避難等)に応じた音声メッセージを送出するためである。
【0033】
「放流情報」と「水位情報」の組合せにより、音声メッセージを送出するようにしたのは、同じ「水位情報」であっても、「放流情報」の有無によって、避難勧告をする場合としない場合があるからである。例えば、「水位情報」は危険水位に到達していないが、放流を開始したために、水位が急激に上昇する恐れがある場合は、「注意警報」により避難勧告を行う。
【0034】
テーブルは、位置情報と河川領域(例えば、上流106,中流108,下流106)との関係を記憶したものである。これは、河川領域により水位情報が異なる場合があるからである。音片発生部は、入力した位置情報に該当する河川領域の水位情報に対応する音声メッセージを音声記憶部から読み出して、再生するものである。音声制御部は、入力した電話番号を公衆網に自動ダイヤルし、音片発生部が再生した音声メッセージを電話回線に送出するものである。
【0035】
電話機38は、職員により、PHS56にダイヤルして、PHS網52を介して、避難勧告を行うためのものである。尚、本例では、電話機38は電話応答通報装置36に接続する構成としたが、勿論、電話回線に直接接続しても良い。
【0036】
位置検索システム40は、システムサーバ44、LAN46及びルータ48を有する。システムサーバ44は、シーケンス部27から起動信号を受信すると、河川94の周辺に位置する人104が携帯するPHS56をPHS網52、基地局54#i(i=1〜n)を通して検索し、その位置情報と電話番号をLAN46,ルータ48を介して、TCP/IPプロトコルに従って、放流制御システム22に通知するものである。
【0037】
尚、システムサーバ44が検索対象とする河川94の周辺は、例えば、予めデータベースに登録しておいた、河川94の周辺に配置された基地局54#i(i=1〜n)のサービスエリア番号(基地局ID)によって特定するものとする。
【0038】
PHS56の電話番号は、基地局54#i(i=1〜n)が位置検索時にPHS56に対して、応答指示をする際に、PHS56から取得しても良いし、PHS56へ認証要求した時に、PHS56が設定する認証番号からPHS網52が有するデータベースから取得しても良い。
【0039】
ルータ48は、LAN46を介して、システムサーバ44と放流制御システム22とを接続するためのものである。システムサーバ44と放流制御システム22との間をルータにより接続するのは、システムサーバ44が一般に、ダム管理所92からは遠隔地に位置するからである。
【0040】
PHS網52は、PHS公衆網である。基地局54#i(i=1〜n)は、図3に示す河川94周辺の住宅を除いて、漏れなくサービスエリアをカバーするよう設置するのが望ましいが、経済性の観点から設置する基地局が限られる場合は、岩場100や中州102の様な危険地域には、必ず設置するようにする。
【0041】
基地局54#i(i=1〜n)は、既に設置されている放流警報設備96の屋内や既存/新設の電柱に配設される。尚、PHS56は、人104が通話するために携帯する普通の移動機であり、特別なものではない。
【0042】
図5は、処理の流れ図である。
以下、図5を参照して、図2の放流警報システムの動作説明をする。
(a) ダム管理システム20
ダム管理システム20は、ダムのゲート設備の制御、各種データ(ゲートの開度、ダム湖90周辺の水位、上・中・下流河川の水位、上流の雨量等)を収集し、放流量や流入量といったデータに加工している。
【0043】
そして、図5に示すように、河川の上流106,中流108,下流110の「河川水位情報」を定期的に、放流する場合は、「河川水位情報」と共に「放流情報」を操作卓24に出力する。
【0044】
(b) 位置検索システム40の起動
ダム管理所92の職員は、操作卓24のキースイッチ72を手動/自動に設定する。操作卓24は、ダム管理システム20から入力した「放流情報」、「河川水位情報」等を表示部80の該当するLEDに表示する。
【0045】
キースイッチ72が手動に設定されている場合、職員は、表示部80に表示された「放流情報」や「河川水位情報」を見て、避難勧告を行う必要がある場合は、システム起動76のパネルを押す。操作卓24は、システム起動76のパネルが押されると、シーケンス部26に「位置検索システム起動」信号を出力する。
【0046】
操作卓24は、キースイッチ72が自動に設定されている場合、「放流情報」、「河川水位情報」が位置検索システム40の起動条件を満足(例えば、「放流開始」又は「河川水位が一定値を越えた」)すると、シーケンス部26に「位置検索システム起動」信号を出力する。尚、起動条件は、プログラミングしておく。
【0047】
操作卓24は、キースイッチ72の手動/自動の設定情報を位置情報端末32に出力し、「河川水位情報」を電話応答通報装置36に出力する。シーケンス部26は、「位置検索システム起動」信号を受信すると、一定のインタフェースに従って、位置検索システム40側のシーケンス部27に伝送する。シーケンス部27は、「位置検索システム起動」信号を受信すると、システムサーバ44に出力する。
【0048】
(c) 位置情報と電話番号の取得
システムサーバ44は、「位置検索システム起動」信号を受信すると、PHS網52を介して、予めデータベースに登録しておいた検索対象である河川94の周辺のサービスエリア番号に該当する基地局54#i(i=1〜n)に位置検索を指示する。
【0049】
基地局54#i(i=1〜n)は、制御チャネルを使用して、自局のサービスエリア60#iに位置するPHS56に応答要求をする。サービスエリア60#iに位置するPHS56は、基地局54#iの応答要求に従って、応答すると共に、自身の電話番号を基地局54#iに通知する。
【0050】
尚、PHS56の携帯者の位置検索は、携帯者のプライバシーに関わるので、PHS56の携帯者の許可(例えば、スイッチをオン)を得てから、基地局54#i(i=1〜n)からPHS56に検索の応答要求に対して、PHS56から応答をするのが一般的である。
【0051】
しかし、PHS網52は、PHS56の位置をデータベースに登録しており、PHS56がどのサービスエリアに位置するのかが分かるので、プライバシーよりも公共性を重視すると判断する場合は、検索応答要求をせずに、データベースを検索して、検索対象のサービスエリア60#iに位置するPHS56と該PHS56の電話番号とを取得することも可能である。
【0052】
システムサーバ44は、河川94周辺に位置するPHS56の位置情報(例えば、基地局54#iの緯度・経度)と電話番号をTCP/IPプロトコルに従って、LAN46、ルータ48,28及びLAN30を介して、位置情報端末32に送信する。尚、複数のPHS56が河川94周辺に位置する場合、システムサーバ44は、位置情報と電話番号を順次、位置情報端末32に送信する。
【0053】
(d) 位置情報と電話番号の表示
位置情報端末32は、河川94周辺に位置するPHS56の位置情報と電話番号を受信すると、地図データベース34に記憶しておいた河川94周辺の地図情報をディスプレイに表示すると共に、該当する地図上に、位置情報と電話番号を表示する。
【0054】
(e) PHS56に手動発信
キースイッチ72が手動に設定されている場合、職員は、位置情報端末32に表示されている位置情報と電話番号を見て、電話機38からPHS56にダイヤルをする。ダイヤルされたPHS56に、着信され、職員は、PHS56の携帯者102に、「放流情報」や「河川水位情報」に応じた避難勧告を行う。PHS56の携帯者104は、音声メッセージを聞き、河川94から避難することが可能となる。
【0055】
(f) PHS56に自動発信
キースイッチ72が自動に設定されている場合、位置情報端末32は、位置情報と電話番号を受信すると、(位置情報+電話番号)に通信フラグをオンにして添付し、RS232Cインタフェースに従って、電話応答通報装置36に出力する。電話応答通報装置36の音声制御部は、通信フラグをチェックして、通信フラグがオンならば、位置情報と電話番号を取り込む。
【0056】
音声制御部は、電話番号を公衆網にダイヤルする。ダイヤルされたPHS56に、電話回線、PHS網52を介して、基地局54#iから着信される。PHS56が着信応答をする、音声制御部は、音片発生部に音声メッセージの再生を指示する。
【0057】
音声制御部は、「位置情報」に該当する操作卓24より入力した「河川水位情報」をテーブルより求め、「河川水位情報」に対応する音声メッセージを音声記憶部から読み出して、再生する。
【0058】
尚、避難勧告をする危険水位を満たしていない「河川水位情報」については、音声メッセージは登録されておらず、この場合は、「放流情報」に該当する音声メッセージを音声記憶部から読み出して、再生する。
【0059】
音声制御部は、音片発生部により再生された音声メッセージを電話回線、PHS網52、基地局54#iを介して、PHS56に送信する。PHS56の携帯者104は、音声メッセージを聞き、河川94から避難することが可能となる。
【0060】
(g) 避難の確認
キースイッチ72が手動設定され、且つシステム起動パネル76が押されている場合、操作卓24は、一定のインターバルで「位置検索システム起動」信号をシーケンス部26,27を介して、システムサーバ44に送信する。システムサーバ44は、上述したように、「位置検索システム起動」信号を受信すると、河川94周辺に位置するPHS56の位置情報と電話番号を位置情報端末32に送信する。
【0061】
位置情報端末32は、河川94周辺の地図と共に、位置情報と電話番号をディスプレイに表示する。職員は、ディスプレイに表示された位置情報等を見て、全員が避難したかを判断する。従って、位置情報端末32上の位置をリアルタイムで確認しながら、特定人物に対して、警報を発することが可能となる。
【0062】
避難していない場合は、再度、電話機38によりPHS56に電話をかけて、避難勧告をする。全員の避難を確認すると、職員は、システム停止パネル78を押す。操作卓24は、「位置検索システム起動」信号の送出を停止する。
【0063】
キースイッチ72が自動設定され、位置情報端末32から起動停止信号が送出されておらず、且つ位置検索システム40の起動条件を満足する場合は、操作卓24は、一定のインターバルで「位置検索システム起動」信号をシーケンス部26,27を介して、システムサーバ44に送信する。システムサーバ44は、上述したように、「位置検索システム起動」信号を受信すると、河川94周辺に位置するPHS56の位置情報と電話番号を位置情報端末32に送信する。
【0064】
位置情報端末32は、河川94の周辺の地図と共に、位置情報と電話番号をディスプレイに表示し、位置情報と電話番号に通信フラグを付加して、電話応答通報装置36に出力する。電話応答通報装置36は、上述したように、電話番号に自動発信して、音声メッセージを出力する。
【0065】
これにより、自動設定されている場合でも、継続的に避難勧告を行うことができる。位置情報端末32は、システムサーバ44から位置情報と電話番号を受信しなくなると、起動停止信号を操作卓24に出力する。操作卓24は、起動停止信号を入力すると、移動検索システム44の起動を停止する。
【0066】
以上説明した実施形態によれば、少人数化しつつあるダム管理所において、集中豪雨等により、河川流域が危険な状態になる前に特定の人に対して警報を発することができ、避難したことも確実に確認できる。PHSにおいても、世の中の動向としてかなりの低価格で購入できるため、一般住民においても災害対策として容易に取り組むことができる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、集中豪雨等により、河川流域が危険な状態になる前に特定の人に対して警報を発することができ、避難したことも確実に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施形態による放流警報システムの構成図である。
【図3】本発明の実施形態による放流警報システムの配置図である。
【図4】図2中の操作卓を示す図である。
【図5】図2の処理の流れ図である。
【符号の説明】
2 移動機
4 基地局
6 位置検索手段
8 ダム管理システム
10 検索起動手段10
12 位置情報表示手段

Claims (4)

  1. 河川周辺に設置され、移動機との間で無線による通信を行う基地局と、
    前記通信により得られた情報に基づいて、前記河川周辺に位置する前記移動機の位置情報及び電話番号を取得する位置検索手段と、
    ダム管理システムより入力された、ダム湖から河川への放流情報又は前記河川の水位情報を基づいて、前記位置検索手段に対して、前記河川周辺に位置する移動機の前記位置情報及び前記電話番号の取得を要求する検索起動手段と、
    前記位置検索手段により取得した前記河川周辺に位置する移動機の前記位置情報及び前記電話番号を第1画面に表示する位置情報表示手段と、
    前記河川周辺の地図を記憶する地図データベースとを具備し
    前記位置情報表示手段は、前記移動機の位置情報に基づいて、前記地図データベースに記憶された河川周辺の地図及び該河川周辺に位置する移動機を前記第1画面に表示することを特徴とする放流警報システム。
  2. 前記基地局に繋がる通信回線と前記検索起動手段とに接続され、前記検索起動手段より前記移動機の前記電話番号と共に、該電話番号が有意であることを示す情報を受信した時、前記移動機の電話番号を前記通信回線に自動ダイヤルし、予め記憶しておいた音声メッセージを前記通信回線に送出する電話応答通報手段を更に具備したことを特徴とする請求項1記載の放流警報システム。
  3. 前記検索起動手段は、
    前記放流情報及び前記河川の水位情報を第2画面に表示する表示手段と、
    自動又は手動のいずれかによって、前記位置検索手段に前記要求をするかを選択する選択手段と、
    前記位置検索手段への前記要求を指示する第1スイッチと、
    前記位置検索手段への前記要求の停止を指示する第2スイッチとを具備したことを特徴とする請求項1記載の放流警報システム。
  4. 前記ダム管理システムより前記河川の複数領域の水位情報が入力され、前記電話応答通報手段は、前記位置情報と前記河川の複数領域の中で位置する河川領域との関係を示すテーブルを具備し、前記水位情報に対応する複数の音声メッセージを予め記憶し、前記移動機の位置情報に基づき前記テーブルを検索して、該移動機が位置する河川領域を求め、該河川領域の前記水位情報に対応する前記音声メッセージを前記通信回線に送出することを特徴とする請求項2記載の放流警報システム。
JP24729498A 1998-09-01 1998-09-01 放流警報システム Expired - Fee Related JP4053151B2 (ja)

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