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JP4053971B2 - 電話交換装置及び電話交換装置の制御方法 - Google Patents
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JP4053971B2 - 電話交換装置及び電話交換装置の制御方法 - Google Patents

電話交換装置及び電話交換装置の制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、内線相互間、内線と外線との間、外線相互間のいずれか一方の交換に係わる通信サービス機能を実行する電話交換装置に係わり、特に障害復旧の向上を図るようにした電話交換装置及び電話交換装置の制御方法に関する。
従来よりオフィスビルや事業所では、ボタン電話装置やPBX(Private Branch Exchange)といった電話交換装置が多く使用されている。この種の電話交換装置は、例えば電話機等を内線端末として収容し、この内線端末と公衆網等の外部通信網との間及び内線端末相互間を交換接続して通話を可能にしている。
ところで、このような電話交換装置では、何らかの原因で通信サービス機能を実行するためのリソースが異常状態に陥ったとしても、このリソースの異常を保守員等は認識することができない。したがって、電話交換装置はリソースに異常が発生したまま長時間にわたって放置されることになり、これにより装置の運用に支障を来すことがあった。
そこで、リソースを使用する前に、リソースの異常を判定し、この異常リソースを使用しているプロセスを初期化する方法(例えば特許文献1)や、呼終了時にその呼に対応するリソースが不正使用されているか否かをチェックし、不正使用されているリソースを解放する方法(例えば特許文献2)が提案されている。
特開2000−267869公報 特開2001−268607公報。
ところが、上記方法では、通信サービス機能実行中に障害が発生した場合には、対応するリソースを解放することができない。また、上記方法では、通信サービス機能実行中にリソースを解放したり、該当するリソースを使用するプロセスを初期化すると正常なリソースまで影響を及ぼすことになる。
そこで、この発明の目的は、通信サービス機能ごとに発生する動作異常に対し効果的に対処し得る電話交換装置及び電話交換装置の制御方法を提供することにある。
この発明は、上記目的を達成するために、以下のように構成される。
それぞれ終端に電話端末を接続可能な複数の内線を収容し、少なくとも1つの外線を接続可能とし、内線相互間、内線と外線との間、外線相互間のいずれか一方の交換に係わる通信サービス機能を実行する電話交換装置であって、互いに異なる複数の通信サービス機能を実行するための複数のリソース情報を格納する記憶手段と、リソース情報ごとに処理すべく通信信号を記録する記録媒体と、記録媒体上の通信信号をリソース別に管理し、解放要求される通信サービス機能に応じて、記録媒体上の該当するリソースエリアを解放する制御手段とを備えるようにしたものである。
この構成によれば、記録媒体に記録される通信信号がリソース別に管理され、解放要求される通信サービス機能に応じて、記録媒体上の該当するリソースエリアを解放するようにしている。従って、他のリソースに影響を及ぼすことなく、異常が発生したリソースのみを強制的に解放することができる。
記憶手段は、複数のリソース情報の各々について、空き/使用中、使用中であればその捕捉元を表す設定情報を記憶したリソーステーブルを格納し、制御手段は、解放要求される通信サービス機能に応じて、記録媒体中の該当するリソースエリアを解放するとともに、リソーステーブル中の該当する設定情報を空きに更新することを特徴とする。
この構成によれば、リソーステーブルに蓄積管理されているリソース情報ごとの設定情報に基づいて、簡単な手順で適切なリソース解放処理を行うことができる。
制御手段は、リソーステーブルに基づいて、解放要求される範囲内で記録媒体中の該当する複数のリソースエリアを予め設定された条件に従って順に解放することを特徴とする。
この構成によれば、障害が発生している機能について、リソース単位で解放処理を行い、復旧しない場合に、段階的にリセット範囲を広げることにより、他のサービスに極力影響を与えず、障害を復旧させることができる。また、障害発生時のシステムエラーから範囲を推定し、自動的に段階を広げながらリソースの解放を行うことにより、より信頼性の高いシステムを提供できる。
制御手段は、予め設定される条件に従って前記記録媒体中の該当するリソースエリアを解放することを特徴とする。この条件の判断に、通信サービス機能の実行中に発生する障害を用いることを特徴とする。
この構成によれば、通信サービス機能の実行中に障害が発生した場合に、記録媒体中の該当するリソースエリアが自動的に解放されることになる。このためリソースの障害が他のリソースに波及する心配がなくなり、これによりシステムダウンの発生を未然に防ぐことができる。
制御手段は、解放要求すべく通信サービス機能の実行中に障害が発生した場合に、前記記録媒体中の該当するリソースエリアを解放し、しかる後に、解放用記録媒体から処理情報を読み出して対応する通信サービス機能を自動的に実行することを特徴とする。
この構成によれば、通信サービス機能の実行中に障害が発生した場合に、記録媒体中の該当するリソースエリアが自動的に解放され、以後、解放用記録媒体から処理情報が読み出されて対応する通信サービス機能が再度実行されることになる。このため、実行していた通信サービス機能を一からやり直す必要がなく、また復旧操作を待たずに迅速に復旧させることができる。また、ユーザはリソースエラーの発生を認識することなく、操作を継続できる。
制御手段は、解放要求される通信サービス機能に応じて、内線、外線、システムの少なくとも1つごとに、記録媒体上の該当する複数のリソースエリアを解放することを特徴とする。
この構成によれば、障害が発生している機能に関して、システムを対象として、該当機能が使用している全てのリソースの解放を行うことにより、他のサービスに極力影響を与えず、素早く障害を復旧させることが可能となる。
制御手段は、要求に応じて、内線を収容するインタフェース、外線を収容するインタフェース及び装置内のハードウェアのオン・オフ制御またはリセットを行うことを特徴とする。
この構成によれば、リソースの解放でも障害が復旧しなかった場合、内線を収容するインタフェース、外線を収容するインタフェース及び装置内のハードウェアのオン・オフ制御またはリセットを行うことにより、迅速に障害を復旧でき、より信頼性の高いシステムを提供できる。
以上詳述したようにこの発明によれば、通信サービス機能ごとに発生する動作異常に対し効果的に対処し得る電話交換装置及び電話交換装置の制御方法を提供することにある。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明に係わる交換システムの要部構成を示すブロック図である。
この交換システムは、同図に示すように、主装置1に、複数(最大i個)の内線端末2(2−1〜2−i)をそれぞれ通信ポートを介して任意に接続して構成されている。この内線端末2には、例えばボタン電話機や標準電話機が含まれる。
主装置1は、さらに、タイムスイッチ11、複数(j個)の局線インタフェース回路12(12−1〜12−j)、複数(i個)の内線インタフェース回路13(13−1〜13−i)、制御部14、記憶部15及びデータハイウェイインタフェース部16を備えており、タイムスイッチ11、局線インタフェース回路12及び内線インタフェース回路13は、PCMハイウェイ17を介して互いに接続されている。
また、局線インタフェース回路12、内線インタフェース回路13及びデータハイウェイインタフェース部16は、データハイウェイ18を介して互いに接続されている。さらに、タイムスイッチ11、制御部14、記憶部15及びデータハイウェイインタフェース部16は、CPUバス19を介して互いに接続されている。
タイムスイッチ11は、制御部14の制御に基づいて、内線インタフェース回路13相互間、及び局線インタフェース回路12と内線インタフェース回路13とを任意に交換接続する。
局線インタフェース回路12には、ISDN網、公衆網や専用線などの局線L(L−1〜L−j)が必要に応じて接続される。局線インタフェース回路12は、接続された局線Lに関する局線インタフェース動作を行なう。局線インタフェース動作とは、局線Lを介して与えられる音声信号(アナログ)のPCM信号への変換、タイムスイッチ11を介して与えられるPCM信号の音声信号(アナログ)への変換、局線Lの状態監視や、局線Lを介して接続された網に対する種々の信号の送出などである。また、局線インタフェース回路12は、上記局線インタフェース動作に係わる種々の制御情報の授受を、データハイウェイ18、データハイウェイインタフェース部16及びCPUバス19を介して制御部14との間で行なう。
内線インタフェース回路13には、内線端末2が必要に応じて接続される。内線インタフェース回路13は、接続された内線端末2に関する内線インタフェース動作を行なう。内線インタフェース動作は、内線端末2から出力されるPCM信号のPCMハイウェイ17からの抽出、内線端末2の状態監視や、内線端末2に対する種々の信号の送出などである。また、内線インタフェース回路13は、上記内線インタフェース動作に係わる種々の制御情報の授受を、データハイウェイ18、データハイウェイインタフェース部16及びCPUバス19を介して制御部14との間で行なう。
データハイウェイインタフェース部16は、データハイウェイ18とCPUバス19との間でのデータの授受を行なう。
制御部14は、記憶部15に格納されている動作プログラムに基づいた処理を行なうことで、タイムスイッチ11、局線インタフェース回路12及び内線インタフェース回路13のそれぞれを総括制御し、主装置1としての動作を実現する。
記憶部15は、制御部14の動作プログラムや、その他の永続的に使用される各種のデータを記憶している。
図2は、上記タイムスイッチ11、制御部14及び記憶部15との接続関係を示すブロック図である。
主装置1では、同図に示すように、回線・スロット・架・システムというように制御対象が分割されている。また、記憶部15上には、プログラムやユーザが設定した工注データとともに、各サービスが動作するために必要な各種リソースエリア151が用意され、サービスの起動・終了によってこのエリアが動的に取得・解放される。また、各リソース管理処理は、回線ごと・スロットごと、架ごと、システムごとのリソース解放処理を持つ。
また、記憶部15には、図3に示すように、通信サービス機能のそれぞれについて、リソースごとの空き/使用中を表す設定情報を記憶したリソーステーブル152を設けている。
以上のような構成による処理動作について説明する。
(通常動作)
(1)内線からISDNトランクへの発信について
ある内線が、ISDNトランク発信を行う場合、まず、ダイヤルした番号を記憶しておくために、リソースエリア151のうち、発信ダイヤル蓄積エリアを捕捉する。ダイヤルが全て入力されると、番号を分析し、捕捉すべきトランクを決定する。ここで、リソースエリア151のうちトランク使用状態を参照し、捕捉しようとしたトランクが既に使用中であれば、次の候補を探す、または発側に話中表示を返す。捕捉しようとしたトランクが使用中でなければ、そのトランクを使用中状態とし、次に、網に送出するISDNメッセージを作成するために、リソースエリア151のISDNメッセージ蓄積を捕捉し、ISDNメッセージ作成とトランク発信を行う。
(2)ISDNトランクからの着信について
ISDNトランクから着信があった場合、まず、リソースエリア151のトランク使用状態を使用中とする。次に、リソースエリア151のISDNメッセージ蓄積エリアを確保し、網から受信したISDNメッセージをそこに格納し、ISDNメッセージの分析を行う。分析の結果着信先が確定した際に、着信先が既に使用中だった場合には、リソースエリア151のキャンプオン登録状態エリアにキャンプオン中登録中ということを記録し、キャンプオン状態とする。
以上がISDNトランク発着信の正常系の処理である。ここで、各エリアが不足していた場合について述べる。
(3)発信ダイヤル蓄積エリアが捕捉できなかった場合
発信については、発信ダイヤル蓄積エリア不足により、トランク・内線への発信とも全て行えなくなる。着信に関しては特に問題なく行える。
(4)トランク使用状態エリアが捕捉できなかった場合
トランクの状態を保持できなくなり、トランク発着信については全て行えなくなる。
内線発着信については、問題なく行える。
(5)ISDNメッセージ蓄積エリアが捕捉できなかった場合
ISDNメッセージを作成・保持できなくなり、ISDN内線・ISDNトランク発着信が行えなくなる。アナログ内線・アナログトランク発着信については行える。
(6)キャンプオン登録状態エリアが捕捉出来なかった場合
トランク着信時、着信先ビジーの場合にキャンプオンが行えなくなる。発信は行える。着信についても、着信先がビジーでなければ問題なく行える。
以上のように、あるエリア(リソース)が取得できなくても、システムの全ての呼処理が行えなくなるというわけではなく、取得できないエリア(不足しているリソース)の種別により、行える呼処理と行えない呼処理が発生する。このため、システムリセットにより、リソースを一律に解放してしまうと、正常に動作している処理に影響を与えてしまう。
そこで、リセットの範囲を図4(a)のように定義し、リソースとサービスを図4(b)のように関連付けるようにした。
そして、図4(a)のリセット範囲に従い、指定リソースのリセット範囲を、以下のように定義する。
指定されたリソースのうち、リセットを指示されたポートに収容されている端末が使用しているものがあれば、それを解放する。
指定されたリソースのうち、リセットを指示されたスロットに収容されている端末が使用しているものがあれば、それを解放する。
指定されたリソースのうち、リセットを指示された架に収容されている端末が使用しているものがあれば、それを解放。
指定されたリソースを解放。
図3に示すリソーステーブル152では、単に発信サービスと言えば1〜3の全てのリソースが対象となり、アナログ内線発信と言えば、1の発信ダイヤル蓄積エリアが対象となる。
このリソーステーブル152に従い、リソースの指定範囲を以下のように定義する。
(要求したサービスそのものが使用しているリソース)
アナログ内線発信であれば、1.の発信ダイヤルリソース。ここではそれをaとする。
(1段上のサービスが使用しているリソース)
アナログ内線発信であれば、内線発信(アナログ内線への発信・ISDN内線への発信)に関するリソース(発信ダイヤル蓄積エリア・ISDNメッセージエリア)となる。ここではそれをbとする。
(さらに1段上のサービスが使用しているリソース)
内線発信であれば、発信サービス(トランクISDN発信・アナログトランク発信アナログ内線発信・ISDN内線発信)に関する全てのリソース(発信ダイヤル蓄積エリア・ISDNメッセージエリア・トランク使用状態)となる。ここではそれをcとする。
以上のように、階層的にサービスを定義しておくと、その最上位は主装置1が提供する全サービスを表すものとなる。ここではそれをz(全リソース)とする。
以上のような定義を行い、A〜Dの指定リソースのリセット範囲と、a〜zのリソースの指定範囲を組み合わせてサービスのリセットを行うとにより、段階的なサービスのリセットを行うことが可能となる。
(1−1)問題が発生した端末が接続されているポートについて、発信ダイヤル蓄積エリアが使用されていれば解放。
(1−2)問題が発生した端末が接続されているポートについて、発信ダイヤル蓄積エリアまたはISDNメッセージ蓄積エリアが使用されていればそれを解放。
(1−3)問題が発生した端末が接続されているポートについて、発信ダイヤル蓄積エリアまたはISDNメッセージ蓄積エリアまたはトランク使用状態エリアが使用されていればそれを解放。
(1−4)問題が発生した端末と同じスロットに属するポートについて、発信ダイヤル蓄積エリアが使用されていれば解放。
(1−5)問題が発生した端末と同じスロットに属するポートについて、発信ダイヤル蓄積エリアまたはISDNメッセージ蓄積エリアが使用されていればそれを解放。
以下、段階的にリソース解放範囲を広げて障害を復旧させる。最終的には、zD(システムの全サービスのリセット)となる。
また、指定された範囲のリソースを解放した後、問題を発生させたイベントの処理を再度行い、問題が解消しなければ上記手順、つまり一段階上の範囲のリソースの解放を自動的に行わせることにより、より信頼性の高いシステムの構築が可能となる。
以上のように上記第1の実施形態では、制御部14により、記憶部15のリソースエリア151に記録されるISDNメッセージといった通信信号がリソース別に管理され、解放要求される通信サービス機能に応じて、記憶部15上の該当するリソースエリア151を解放するようにしている。従って、他のリソースに影響を及ぼすことなく、異常が発生したリソースのみを強制的に解放することができる。
また、上記第1の実施形態では、リソーステーブル152に蓄積管理されているリソース情報ごとの設定情報に基づいて、簡単な手順で適切なリソース解放処理を行うことができる。
(第2の実施形態)
図5は、この発明の第2の実施形態に係わる交換システムにおいて、制御部14の処理手順を示すフローチャートである。
まず、内線端末2−1のユーザが内線端末2−2に対し発信すべくダイヤル操作を行ったとする。すると、制御部14は、そのダイヤル操作情報をイベントとして記憶部15のリソースエリア151以外のエリアに記録する(ステップST5a)。そして、制御部14は、イベントをリソースエリア151の該当するエリアに記録し、処理を実行する(ステップST5b)。
続いて、制御部14は、イベント処理中に、対応するリソースに関する障害が発生したか否かを監視し(ステップST5c)、障害が発生しなければイベント処理を終了する。
一方、イベント処理中に、対応するリソースに関する障害が発生した場合に(Yes)、制御部14はその障害内容を記憶部15に記録し(ステップST5d)、以前に同じ障害が発生しているか否かの判断を行う(ステップST5e)。ここでは、初めて障害が発生したので(No)、制御部14はリセットすべく範囲をリソーステーブル152から読み出し(ステップST5f)、その範囲内の対象リソースを解放し(ステップST5g)、障害発生状況管理エリアの更新を行い(ステップST5h)、既に記憶部15に記録したイベントを読み出して(ステップST5i)、上記ステップST5bに移行する。
再度イベント処理を実行しても障害が復旧しない場合には、制御部14はリソーステーブル152に基づきリソース解放範囲を広げ、予め設定された範囲に一致するか、または別の手段により障害が復旧するまで再度処理を行うか否かの判断を行う(ステップST5j)。ここで、再度処理を行う必要がある場合(Yes)、制御部14は解放するリソースの範囲を1段階広げて(ステップST5k)、上記ステップST5gの処理に移行する。
一方、再度処理を行う必要がない場合(No)、制御部14はイベント処理を終了する。
以上のように上記第2の実施形態では、通信サービス機能の実行中に障害が発生した場合に、制御部14にて記憶部15中の該当するリソースエリア151が自動的に解放されることになる。このためリソースの障害が他のリソースに波及する心配がなくなり、これにより無効呼の発生やシステムダウンの発生を未然に防ぐことができる。
また、上記第2の実施形態では、リソース解放後に、記憶部15から該当するイベントが読み出され、対応する通信サービス機能が再度実行されることになる。このため、実行していた通信サービス機能を一からやり直す必要がなく、また復旧操作を待たずに迅速に復旧させることができる。
(第3の実施形態)
図6は、この発明の第3の実施形態に係わる交換システムにおいて、制御部14の処理手順を示すフローチャートである。
まず、内線端末2−1のユーザがISDN網の加入者端末に対し発信すべくダイヤル操作を行ったとする。すると、制御部14は、そのダイヤル操作情報をイベントとして記憶部15のリソースエリア151以外のエリアに記録する(ステップST6a)。そして、制御部14は、イベントをリソースエリア151の該当するエリアに記録し、処理を実行する(ステップST6b)。
続いて、制御部14は、イベント処理中に、対応するリソースに関する障害が発生したか否かを監視し(ステップST6c)、障害が発生しなければイベント処理を終了し、ISDN網との間で通信リンクを形成する。
一方、イベント処理中に、対応するリソースに関する障害が発生した場合に(Yes)、制御部14はその障害内容を記憶部15に記録し(ステップST6d)、以前に同じ障害が発生しているか否かの判断を行う(ステップST6e)。ここでは、初めて障害が発生したので(No)、制御部14はアナログ内線発信に関するリソース情報をリソーステーブル152から読み出し(ステップST6f)、問題発生ポートに関して、対象リソースを解放し(ステップST6g)、障害発生状況管理エリアの更新を行い(ステップST6h)、既に記憶部15に記録したイベントを読み出して(ステップST6i)、上記ステップST6bに移行する。
再度イベント処理を実行しても障害が復旧しない場合には、制御部14は内線発信に関するリソース情報をリソーステーブル152から取得し(ステップST6j)、再度上記ステップST6gの処理に移行する。
また、イベント処理を実行しても障害が復旧しない場合には、制御部14は1段階上の発信サービスに関するリソース情報をリソーステーブル152から取得し(ステップST6k)、再度上記ステップST6gの処理に移行する。
さらに、イベント処理を実行しても障害が復旧しない場合には、制御部14はアナログ内線発信に関するリソース情報をリソーステーブル152から取得し(ステップST6l)、問題発生スロットに関して、対象リソースを解放し(ステップST6m)、再度上記ステップST6hの処理に移行する。
以上のような処理は、障害が復旧するまで範囲を広げながらn回繰り返し行なわれる。また、n回繰り返しても障害が復旧しなかったならば、制御部14は内線インタフェース回路13、局線インタフェース回路12及び主装置1内の各ハードウェアのリセットを行う。
以上のように上記第3の実施形態では、通信サービス機能の実行中に障害が発生した場合に、制御部14にて記憶部15中の該当するリソースエリア151が自動的に解放されるとともに、障害が発生している機能について、リソース単位で解放処理を行い、復旧しない場合に、段階的にリセット範囲を広げることにより、他のサービスに極力影響を与えず、障害を復旧させることができる。
また、上記第3の実施形態では、リソースの解放でも障害が復旧しなかった場合、内線インタフェース回路13、局線インタフェース回路12及び主装置1内のハードウェアのリセットを行うことにより、迅速に障害を復旧でき、より信頼性の高いシステムを提供できる。
(その他の実施形態)
なお、この発明は上記各実施形態に限定されるものではない。例えば第3の実施形態では、ポートに対してリセットするサービスの適用範囲を広げ、それでも復旧しなければ、スロットに対して同じようにリセットするサービスの適用範囲を広げるようにした。しかしこれに限ることなく、架まで広げることにより、迅速なサービス復旧が可能となる。
また、システムが出力するエラーメッセージに含まれる障害発生ポート・障害発生サービスから、本手順を自動的に適用することにより、信頼性の高いシステムを構築することが可能である。
さらに、障害発生時に、段階的に適用範囲を広げるのではなく、いきなり全システムにサービスのリセットを適用することにより、迅速なサービス復旧が可能となる。例えば、外線発信に関するリソース使用状態異常により、システム全体で外線発信が行えないというような申告がユーザから要求があった場合、システム管理者は、詳しい調査やシステムリセットタイミング(昼休みや終業後にリセットを行う等)を考えることなく、システム全体を対象として、外線発信サービスに関する全リソースの解放を行うことにより、迅速に、かつ、内線通話等他のサービスに影響を与えずに障害を復旧させることが可能となる。
また、上記第2及び第3の実施形態では、障害発生時に該当するリソースの解放処理を行う例について説明した。しかしこれに限ることなく、ユーザの要求やリソースの不正使用等を条件にリソースの解放を行うようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、リソーステーブル及びリソースエリアを同じ記憶部上に設ける例について説明したが、別々の記憶媒体に設けるようにしてもよい。
その他、システムの種類や構成、主装置の構成、リソーステーブルの記憶内容、リソース解放手順等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
この発明に係わる交換システムの要部構成を示すブロック図。 図1に示したタイムスイッチ、制御部及び記憶部との接続関係を示すブロック図。 図2に示したリソーステーブルの記憶内容の一例を示す図。 同第1の実施形態において、通信サービス機能とリソースとの対応関係を示す図。 この発明の第2の実施形態に係わる交換システムにおいて、制御部の処理手順を示すフローチャート。 この発明の第3の実施形態に係わる交換システムにおいて、制御部の処理手順を示すフローチャート。
符号の説明
1…主装置、2…内線端末、11…タイムスイッチ、12…局線インタフェース回路、13…内線インタフェース回路、14…制御部、15…記憶部、16…データハイウェイインタフェース部、17…PCMハイウェイ、18…データハイウェイ、19…CPUバス、151…リソースエリア、152…リソーステーブル、L…局線。

Claims (10)

  1. それぞれ終端に電話端末を接続可能な複数の内線を収容し、少なくとも1つの外線を接続可能とし、内線相互間、内線と外線、外線相互間との間のいずれか一方の交換に係わりかつ互いに異なる複数の通信サービス機能を選択的に実行する電話交換装置であって、
    前記複数の通信サービス機能を実行するための複数のリソース情報と、全通信サービス機能を複数の第1段通信サービス機能に分割し、これら複数の第1段の通信サービス機能を分割して構成した複数の第2段の通信サービス機能との対応関係を表すデータを格納する記憶手段と、
    前記リソース情報ごとに処理すべく通信信号を前記記憶手段とは異なる記録媒体に記録して、前記リソース情報による処理を実行する処理手段と、
    前記記録媒体上の通信信号をリソース別に管理し、解放要求される第2段の通信サービス機能に応じて、前記記録媒体上の該当するリソースエリアを解放し、予め設定された条件に従って、前記第2段の通信サービス機能に比して1段上の第1段の通信サービス機能に対応する前記記録媒体上の該当するリソースエリアの解放、前記第1段の通信サービス機能に比して1段上の全通信サービス機能に対応する前記記録媒体上の該当するリソースエリアの解放を順に実行する制御手段とを具備したことを特徴とする電話交換装置。
  2. 前記記憶手段は、前記複数のリソース情報の各々について、空き/使用中、使用中であればその捕捉元を表す設定情報を記憶したリソーステーブルを格納し、
    前記制御手段は、解放要求される通信サービス機能に応じて、前記記録媒体中の該当するリソースエリアを解放するとともに、前記リソーステーブル中の該当する設定情報を空きに更新することを特徴とする請求項1記載の電話交換装置。
  3. 前記制御手段は、前記条件の判断に、通信サービス機能の実行中に発生する障害に対する復旧状態を用いることを特徴とする請求項1記載の電話交換装置。
  4. 前記制御手段は、予め設定される条件に従って前記記録媒体中の該当するリソースエリアを解放することを特徴とする請求項1記載の電話交換装置。
  5. 前記制御手段は、前記条件の判断に、通信サービス機能の実行中に発生する障害を用いることを特徴とする請求項4記載の電話交換装置。
  6. 解放要求すべく通信サービス機能に対応する処理情報を記録する解放用記録媒体をさらに備え、
    前記制御手段は、解放要求される通信サービス機能に応じて、前記記録媒体中の該当するリソースエリアを解放し、しかる後に、前記解放用記録媒体から処理情報を読み出して対応する通信サービス機能を自動的に実行することを特徴とする請求項1記載の電話交換装置。
  7. 前記制御手段は、解放要求すべく通信サービス機能の実行中に障害が発生した場合に、前記記録媒体中の該当するリソースエリアを解放し、しかる後に、前記解放用記録媒体から処理情報を読み出して対応する通信サービス機能を自動的に実行することを特徴とする請求項6記載の電話交換装置。
  8. 前記制御手段は、解放要求される通信サービス機能に応じて、内線、外線、スロット、架、システムの少なくとも1つごとに、前記記録媒体上の該当する複数のリソースエリアを解放することを特徴とする請求項1記載の電話交換装置。
  9. 前記制御手段は、要求に応じて、前記内線を収容するインタフェース、前記外線を収容するインタフェース及び装置内のハードウェアのオン・オフ制御またはリセットを行うことを特徴とする請求項1記載の電話交換装置。
  10. それぞれ終端に電話端末を接続可能な複数の内線を収容し、少なくとも1つの外線を接続可能とし、内線相互間、内線と外線との間、外線相互間のいずれか一方の交換に係わりかつ互いに異なる複数の通信サービス機能を選択的に実行する電話交換装置で使用される制御方法であって、
    前記複数の通信サービス機能を実行するための複数のリソース情報と、全通信サービス機能を複数の第1段通信サービス機能に分割し、これら複数の第1段の通信サービス機能を分割して構成した複数の第2段の通信サービス機能との対応関係を表すデータを格納し、
    前記リソース情報ごとに処理すべく通信信号を記録媒体に記録し、
    前記記録媒体上の通信信号をリソース別に管理し、解放要求される第2段の通信サービス機能に応じて、前記記録媒体上の該当するリソースエリアを解放し、予め設定された条件に従って、前記第2段の通信サービス機能に比して1段上の第1段の通信サービス機能に対応する前記記録媒体上の該当するリソースエリアの解放、前記第1段の通信サービス機能に比して1段上の全通信サービス機能に対応する前記記録媒体上の該当するリソースエリアの解放を順に実行することを特徴とする電話交換装置の制御方法。
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