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JP4056097B2 - 画像形成方法 - Google Patents
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JP4056097B2 - 画像形成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、複写機、プリンタ等に用いられる静電潜像の現像による画像形成方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真による画像形成方法では、感光体上に静電潜像を形成した後、いわゆる樹脂と着色剤等により構成されるトナーにより、現像を行い可視像を形成し、画像支持体としての紙等に転写し、更に熱を加える事により定着を行う方法が採用されている。
【0003】
定着の方法としては、熱による定着法が一般的で未定着トナー像を担持した転写材を、一対のロール状の加熱部材の間を通過させる熱ロール定着方法が最も広く使用されている。この方法では熱ロール表面に対するトナーの付着を防止するため、離型剤と称されている素材をトナー中に包含させ、熱ロールに対する付着、いわゆるオフセット現象を防止することがなされている。
【0004】
また感光体としては有機光導電性物質を用いた電子写真感光体がセレン系感光体、アモルファスシリコン系感光体のような無機系の感光体に比し、素材の選択の幅が広い事、環境適性に優れている事、生産コストが安い事等の大きなメリットがあり、近年無機感光体に代わって電子写真感光体の主流と成って来ている。しかしながら有機感光体を用いた時、それまでの無機感光体を用いた電子写真画像形成方法に比し、必ずしも使用者にとって満足すべきものとは云えない。即ち、一般に有機感光体は導電性支持体上に必要に応じて接着層を介して、電荷発生層、電荷輸送層を積層して構成されるが、これら層を形成するバインダー等が有機化合物であるため、従来の無機化合物に比し、膜強度が低い。その結果強い摩擦力がかかるクリーニング工程で感光体が摩耗したり、傷が付く事がしばしば見られ、長期に亘り良好な画像を達成する事は困難であった。
【0005】
この問題を解決するために、感光体の最表面層に無機粒子を含有させ膜強度を上げ、有機感光体の摩耗や傷のつきやすさを改善した感光体が提案されている(例えば特開平2−118667号、特開昭57−30846号)。しかしながら、これらの無機粒子による膜強度の強化により、感光体の耐スリ傷性や耐摩耗特性は強化される。一方、感光体表面にトナーや現像剤成分が付着するという問題が発生し、結果として感光体の表面に絶縁皮膜が形成され、感光体の表面電位が低下せず、いわゆるカブリを発生する問題や、感光体上にトナー成分の影響による黒ポチのような画像欠陥を発生する問題を有していた。特に離型剤については特開平3−264961号、特開平3−296067号の公報中に、トナーのワックスドメイン径の大きさと現像スリーブや感光体表面上へのトナーフィルミングとの関係について報告されている。
【0006】
即ちワックスドメインの最大径が200〜3000A、あるいは5000A以下の時微粉トナーの発生が防止され、現像スリーブや感光体上へのトナーフイルミングは発生しにくいと記載されている。更に、有機感光体上へのトナーフイルミングはトナー中の離型剤が直接感光体上に転写し、この転写皮膜が原因となってトナーフイルミングが生じる事がしばしば発生し、この場合はトナー中のワックスドメインを小さくする事だけでは問題は解決しなかった。またトナー中の離型剤のドメイン径を単に小さくするにはトナー製造時の混練条件で温度を十分に下げたり、時間を延ばしたりする事が必要となってくるが、製造装置によってはこれらの条件が十分に設定できないということがしばしば発生した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は有機感光体を用いた画像形成プロセスに於いて、これらの課題を解決し、長期間使用しても画質の劣化しない電子写真画像形成方法を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らはこれらの目的を達成するために、鋭意検討の結果以下のような方法により本発明の目的を達成できる事が判った。
【0009】
有機感光体から成る静電潜像保持体上の残留トナーをポリウレタンブレードのクリーニング手段にて除去し、該静電潜像保持体を繰り返し使用して画像を形成する方法に於いて、
前記感光体が少なくとも導電性基体、電荷発生層、電荷輸送層をこの順に有し、その最表面層、数平均一次粒径が0.05〜1μmでモース硬度5以上の無機粒子を含有し、且つ前記感光体の表面粗さ(RZ)を0.05μm以上とした感光体を用い、
電子顕微鏡写真を画像解析装置(SPICCA:日本アビオニックス社)にて算出した円換算の数平均ドメイン径が0.1〜1.1μmの離型剤を含有するトナーを用いて現像が行われる事を特徴とする画像形成方法。
【0013】
感光体の表面層がモース硬度5以上の無機粒子を含有する事により、耐擦り傷性、耐摩耗特性が改善される。その上感光体の表面を荒らす事により、トナーと感光体の接触面積を小さくし、トナー中の離型剤の感光体への転写を少なくする事ができる。表面粗さ(RZ)を0.05μm以下だと感光体表面へのトナーの離型剤転写が大きくなる。しかし、表面粗さ(RZ)が1.0μm以上になると、現像ムラが生じ好ましくない。一方現像剤中の離型剤ドメイン径が1.1μm以上になると離型剤がトナーから分離し易くなり、その結果感光体上にフイルミングが発生し易くなる。離型剤ドメイン径が0.1より小さくなると、トナーの定着時のオフッセト防止効果が低くなって好ましくない。
【0014】
尚、表面粗さ(RZ)はJIS B0601で定義された十点平均粗さ(基準長:0.25mm)であり、本発明では小坂研究所の表面粗さ測定器(SE−30H)で測定した値を用いた。又、離型剤の数平均ドメイン径の測定方法はトナー粒子を樹脂に包埋し、ミクロトームにて約0.2μmの厚さの切片を作成する。この切片を透過型電子顕微鏡にてネガ倍率:280倍の写真を撮り、引き延ばして1200倍の写真を作成した。これを画像解析装置(SPICCA:日本アビオニクス社)にて、ドメイン径を測定する。ここでは500個以上のドメインを測定し、円換算のドメイン径として数平均で測定した。
【0015】
感光体の表面粗さは表面層のバインダー、無機粒子、その他成分の性質や量によって決まるが、無機粒子の種類と量の増減により調整できる。表面粗さの調整に用いられる好ましい無機粒子としてはとくに限定されるものでは無いが、モース硬度で5以上のもので、具体的には、酸化チタン、シリカ、酸化ジルコニウム、アルミナなどの酸化物、窒化炭素、窒化アルミ、窒化珪素などの窒化物、炭化珪素などの炭化物、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウムなどのチタン酸化合物などをあげることができる。この中では、特にシリカが好ましい。
【0016】
なお、無機微粒子のモース硬度とは、その素材を有する物質のモース硬度を示す。モース硬度とは、滑石を1とし、順次ダイヤモンドを10とする標準物質を用いて傷の発生の有無で評価する相対的な硬度である。
【0017】
これらの微粒子は数平均一次粒子径が好ましくは0.05〜1μmである。この粒径がμmより大きい場合には表面層自体に脆さが現れ、目的とする耐久性の向上が発揮できず、さらに粗大粒子の存在によりクリーニングブレードの摩耗を促進する。また、0.0μmより小さい場合には、表面粗さを0.05μm以上に調整する作用が小さい。
【0018】
更に、無機粒子は球状のものが好ましい。ここで、球状の無機粒子とは真球でも、楕円体状でもよいが、電子顕微鏡等表面形状が判別できる大きさに拡大したときに(約直径1mm〜10mm)、表面形状が凹凸がなくなめらかであることである。定量的には凹凸の深さが最大で直径の1/10以下が好ましい。このような球状の無機粒子は化学炎CVD(CHEMICAL VAPOR DEPOSITION)法により製造されるが、その中でも金属硅素粉末を燃焼用混合ガス中に投入し、爆発的に燃焼、反応させる方法が特開昭60−255620号、特開平5−193908号、特開平5−193909号、特開平5−193910号等に開示されている。
【0019】
一方本発明の現像剤には数平均ドメイン径が0.1〜1.1μmの離型剤を含有するトナーが用いられるが、トナー中の離型剤のドメイン径は、離型剤の量やトナーの製造条件を調整する事によりコントロールする事ができる。特に、混練条件の内、混練温度、混練機の回転数、1回転当たりのトナー成分の供給量を調整する事により、コントロールする事ができる。一般に混練温度は60〜250℃、回転数は30〜500r.p.m.の範囲で条件を変えればよい。
【0020】
【作用】
感光体の導電性基体としては、アルミニウム、ステンレス、鉄等の金属板、紙やプラスチックフイルム等の可尭性を有する支持体上にアルミニウム、パラジウム、金等の金属層をラミネートあるいは蒸着によって設けたもの、紙やプラスチックフイルム等の可尭性を有する支持体表面に導電性ポリマー、酸化インジウム、酸化錫等の導電性化合物を含有する層を塗布または蒸着で設けたもの等が使用できる。
【0021】
必要に応じて使用される下引き層としては、ガゼイン、ポリビニルアルコール、ニトロセルロース、エチレン−アクリル酸共重合体、ポリビニルブチラール、フェノール樹脂、ポリアミド類(ナイロン6、ナイロン66、アルコキシメチル化ナイロン等)、ポリウレタン、ゼラチン及び酸化アルミニウム等が使用される。なお、下引き層の膜厚としては0.1〜10μmが好ましく、とくに0.1〜5μmが好ましい。
【0022】
電荷発生層(CGL)としては、電荷発生物質(CGM)を含有する層であり、電荷発生物質としてはとくに限定されるものではないが、例えば、フタロシアニン顔料、多環キノン顔料、アゾ顔料、ペリレン顔料、インジゴ顔料、キナクリドン顔料、アズレニウム顔料、スクワリリウム染料、シアニン染料、ピリリウム染料、チオピリリウム染料、トリフェニルメタン色素、スチリル色素等を使用することができ、これらを単独もしくは樹脂に分散して形成される。ここで使用される樹脂としては、スチレン−アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、スチレン樹脂、ポリビニルアセテート、スチレン−ブタジエン樹脂、塩化ビニリデン−アクリロニトリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸樹脂、シリコーン樹脂、シリコーンアルキッド樹脂、フェノールホルムアルデヒド樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂等をあげることができる。
【0023】
電荷輸送層(CTL)は、電荷輸送物質(CTM)を含有する層であり、電荷輸送物質としてはとくに限定されるものではないが、例えば、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、チアゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、イミダゾロン誘導体、イミダゾリン誘導体、ビスイミダゾリジン誘導体、スチリル化合物類、ヒドラゾン化合物類、ベンジジン化合物類、ピラゾリン誘導体、スチルベン化合物類、アミン誘導体、オキサゾロン誘導体、ベンゾチアゾール誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、キナゾリン誘導体、ベンゾフラン誘導体、アクリジン誘導体、フェナジン誘導体、アミノスチルベン誘導体、ポリ−N−ビニルカルバゾール類、ポリ−1−ビニルピレン類、ポリ−9−ビニルアントラセン類等があげられる。これらを単独もしくは複合して樹脂に分散あるいは溶解させて形成される。ここで使用される樹脂としては、スチレン−アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、スチレン樹脂、ポリビニルアセテート、スチレン−ブタジエン樹脂、塩化ビニリデン−アクリロニトリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸樹脂、シリコーン樹脂、シリコーンアルキッド樹脂、フェノールホルムアルデヒド樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂等をあげることができる。なお、電荷輸送層の膜厚としては5〜50μm、好ましくは10〜40μmである。
【0024】
更に、本発明に係る無機粒子が吸湿性である場合、高湿環境で感光体表面の電気抵抗が低下し画像ニジミ等の画像不良を生じる事があるため疎水性である事が好ましい。親水性の無機粒子の場合は周知の方法で疎水化処理をするのが好ましい。疎水化する方法としては、例えばチタンカップリング剤、シランカップリング剤、高分子脂肪酸またはその金属塩等の周知の疎水化処理剤で処理する事ができる。
【0025】
前記、チタンカップリング剤としては、テトラブチルチタネート、テトラオクチルチタネート、イソプロピルイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリデシルベンゼンスルフォニルチタネート、ビス(ジオクチルパイロフォスフェート)オキシアセテートチタネート等がある。更に、シランカップリング剤としては、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン塩酸塩、ヘキサメチルジシラザン、メチルトリメトキシシラン、ブチルトリメトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、デシルトリメトキシシラン、ドデシルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、o−メチルフェニルトリメトキシシラン、p−メチルフェニルトリメトキシシラン等が挙げられる。また、脂肪酸及びその金属塩としては、ウンデシル酸、ラウリン酸、トンデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ペンタデカン酸、ステアリン酸、ヘプタデカン酸、アラキン酸、モンタン酸、オレイン酸、リノール酸、アラキドン酸等の長鎖脂肪酸が挙げられ、その金属塩としては亜鉛、鉄、マグネシウム、アルミニウム、カルシウム、ナトリウム、リチウム等の金属との塩が挙げられる。これらの化合物は、前記無機粒子に対して重量で1〜10%添加し被覆する事が良く、好ましくは、重量で3〜7%である。また、これらの材料を組み合わせて使用する事もでき、通常前記無機粒子表面に単分子層またはそれに近い層で形成される。
【0026】
さらに、これら無機粒子自体の体積抵抗は108Ωcm以上が好ましい。この抵抗がこの範囲よりも低い場合には、表面の抵抗が低下し、電荷の保持機能が低下し、画像欠陥を発生する問題を誘発する。
【0027】
表面層を構成する場合には、上記粒子を樹脂中に分散させて塗布することにより構成することができる。構成する樹脂としては特に限定されるものでは無いが、例えば、スチレン−アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、スチレン樹脂、ポリビニルアセテート、スチレン−ブタジエン樹脂、塩化ビニリデン−アクリロニトリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸樹脂、シリコーン樹脂、シリコーンアルキッド樹脂、フェノールホルムアルデヒド樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂等をあげることができる。これら樹脂中に対する無機粒子の含有量は樹脂100部に対して1〜200部、好ましくは5〜100部である(全て重量部以下同じ)。1部未満である場合には無機粒子の存在量が過少となり、硬度の向上効果が発揮されず、200部を越える場合には硬度は向上するものの、無機粒子存在量の過多により露光に於いて光の散乱が発生し、画像欠陥を発生する原因となる。
【0028】
さらに、本発明の表面層は0.2〜10μm、好ましくは0.4〜5μmである、この層が薄い場合には本発明の耐久性の向上効果が発揮されず、また、膜厚が厚い場合には、耐久性の向上効果は発揮されるが、光の散乱による画像欠陥の発生や、感度の低下問題を発生する。
【0029】
また、本発明の無機粒子を含有する層中には電荷輸送物質を含有していることが好ましい。すなわち、電荷輸送物質を含有することにより、表面層が第2の電荷輸送層として作用し、電荷の輸送が均一になされ、画像に応じた電荷分布を安定して構成することができる。この電荷輸送物質の表面層に於ける含有割合は、表面層を構成する樹脂100部に対して30〜300部、好ましくは50〜200部である。
【0030】
本発明のトナーはバインダー、着色剤、離型剤及び必要に応じて使用されるその他添加剤とを含有しており、その平均粒径は通常1〜30μm、好ましくは5〜20μmである。トナーを構成するバインダーとしては特に限定されず、従来公知の種々の樹脂が用いられる。例えば、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂等があげられる。トナーを構成する着色剤としては特に限定されず、従来公知の種々の材料が使用される。例えばカーボンブラック、ニグロシン染料、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デユポンオイルレット、キノリンイエロー、フタロシアニンブルー、ローズベンガル等があげられる。その他の添加剤としては例えば、サルチルサン誘導体、アゾ系金属錯体等の荷電制御剤、等があげられる。また磁性トナーを得る場合は、着色粒子に添加剤として磁性体粒子が含有される。この場合は通常これら磁性体粒子は黒色であるため、特に着色剤を添加する必要がないことが多い。
【0031】
磁性体粒子としては、平均一次粒子径が0.1〜2.0μmのフエライト、マグネタイト、等の粒子があげられる。磁性体粒子の添加量は着色粒子中の20〜70重量%である。
【0032】
また、流動性付与の観点から、無機微粒子を添加してもよい。無機微粒子としては、シリカ、チタニア、アルミナ等の無機酸化物粒子が好ましい。さらに、これら無機微粒子としてはシランカップリング剤や、チタンカップリング剤等によって、疎水化処理されるのが好ましい。
【0033】
トナーはキャリアと混合され二成分現像剤として使用されるか、あるいは磁性トナーである場合は、当該磁性トナーのみで一成分現像剤として使用される。二成分現像剤を構成するキャリアーとしては鉄、フエライト等の磁性材料粒子のみで構成される非被覆キャリアー、磁性材料粒子表面を樹脂等により被覆した樹脂被覆キャリアーのいずれを使用しても良い。このキャリアーの平均粒径は体積平均粒径で30〜150μmgが好ましい。
【0034】
次に図1を参照して電子写真画像形成方法を実施する電子写真装置について説明する。静電潜像保持体としての感光体ドラム1は図示しない駆動系によって、矢印方向に回転し、まず帯電器2によってドラムの表面が負に帯電される。次に露光光源、レンズ、ミラー等よりなる露光系3により、像露光4が与えられ、感光体ドラム1上に静電潜像が形成される。次に現像器5により、感光体ドラム1上に現像器5内の正に帯電したトナーにより現像され、潜像が可視化される。一方感光体ドラム1の回転に同期して給紙部6より供給される転写紙(転写材)が転写極7により感光体ドラム1と接触し、感光体ドラム1上のトナー像はここで転写紙上に転写される。感光体ドラム上に残存した未転写のトナーはクリーニング器8のクリーニングブレード9により除去される。ついで感光体ドラム1表面に残存している電荷は光除電器(PCL)10により除去される。一方転写紙は分離極11、搬送部12を通って定着器13に送られ、ここで熱定着ロール14により転写紙上にトナーが定着される。
【0035】
本発明における転写材とは上記したごとく普通紙の転写紙が代表的なものといえるが、OHP(オーバーヘッドフロジェクター)用のPETベース等、さらに未定着トナー画像を転写できるものであれば、完全な平面性がないものも含まれる。
【0036】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明の態様はこれに限定されない。尚、文中「部」とは「重量部」を表す。
【0037】
直径80mmのアルミニウムドラム上に、ポリアミド樹脂からなる0.3μmの厚みの下引き層を設けた。ついで、CGMとして下記構造のイミダゾールペリレン化合物(A−1)10部に対してポリビニルブチラール樹脂5部をメチルエチルエトン1000部中に混合した後、サンドミルを用いて20時間分散を行った。得られた分散液を用いて前記下引き層の上に塗布し、乾燥膜厚0.5μmのCGLを形成した。次に下記構造のCTM(A−2)150部とビスフエノールZ型ポリカーボネート樹脂(A−3)100部をジクロロメタン1000部に溶解した液を前記CGL上に乾燥膜厚20μmの膜厚に塗布した。更にこのCTL上に前記構造のCTM150部とビスフエノールZ型ポリカーボネート樹脂150部をジクロロメタン1000部に溶解した液に下記表中の無機粒子を下記表の条件で均一に分散した塗布液を表中の乾燥膜厚になるように塗布を行った。このようにして得られた感光体の表面粗さは小坂研究所の表面粗さ測定器(SE−30H)で測定した。
【0038】
【化1】
Figure 0004056097
【0039】
【表1】
Figure 0004056097
【0040】
現像剤
(使用したトナー)
以下のようにしてトナー内部の離型剤ドメイン径を変化させたトナーを作製した。
【0041】
バインダー樹脂:スチレンアクリル樹脂 (スチレン/メチルメタクリレート/
ブチルアクリレート共重合樹脂=75:15:10) 100部
着色剤 :カーボンブラック 10部
離型剤 :低分子量ポリプロピレン(Mn=2500) 3部
混練条件(混練機:池貝鉄工株.PCM−30)
【0042】
【表2】
Figure 0004056097
【0043】
以上のように混練条件設定し、混合、溶融、混練、粉磋、分級、を行いトナー粒子中の離型剤ドメイン径を0.07、0.15、0.31、0.72、1.05、1.21μmの6種類に変化させて、体積平均径8.5μmの6種類の着色粒子を得た。更に、これら各々に0.4重量部の疎水性シリカ(アエロジルR−972)を外添しNo1〜No6の6種類のトナーを作製した。
【0044】
(現像剤の作製)
前記6種類のトナーそれぞれ4部と体積平均粒径80μmのフエライト粒子に2,2,2−トリフルオロメチルメタクリレートとスチレンの共重合体からなるフツ素樹脂を被覆したキャリア95部ずつを混合してNo1〜No6の6種類の現像剤を作製した。
【0045】
評価
下記表に示した感光体と現像剤の組み合わせ条件で、図1に示すようなプロセスを有するU−BIX4155(コニカ(株)社製)に感光体と現像剤を設し、初期から5万枚の画像評価を行った。なおU−BIX4155でのクリーニング手段はポリウレタンブレードで自由長7mm、線圧15g/cmに設定した。また、5万枚の画像評価の間、現像剤はトナー濃度比はほぼ5.0%で推移させた。
【0046】
(評価方法)
評価はコニカ(株)社製KonicaU−BIX4145(2成分現像剤、ウレタンクリーニングブレード装着)を使用し、常温常湿(20℃、60%RH)でべタ黒、中間調、白紙部があるB4の原稿画像(10%被覆率画像)を連続5万コピーの実写テストを行い、得られた画像の評価をスタート時及び1万コピー毎に行った。
【0047】
【表3】
Figure 0004056097
【0048】
本発明内の実施例−1〜7は実写テスト初期から5万コピー終了まで画像欠陥は出なかった。しかし、本発明外の比較例1〜4は転写材画面上への黒スジ、カブリ、定着ロールへのトナーオフセットあるいは感光体上へのトナーフイルミングが発生した。
【0049】
【発明の効果】
本発明により、有機感光体を用いた画像形成プロセスに於いて、長期間使用しても画質の劣化しない電子写真画像形成方法を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の断面図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
2 帯電極
3 光学部
4 像露光
5 現像器
8 クリーニング器
9 クリーニングブレード
13 定着器
14 定着ローラ

Claims (1)

  1. 有機感光体から成る静電潜像保持体上の残留トナーをポリウレタンブレードのクリーニング手段にて除去し、該静電潜像保持体を繰り返し使用して画像を形成する方法に於いて、
    前記感光体が少なくとも導電性基体、電荷発生層、電荷輸送層をこの順に有し、その最表面層、数平均一次粒径が0.05〜1μmでモース硬度5以上の無機粒子を含有し、且つ前記感光体の表面粗さ(RZ)を0.05μm以上とした感光体を用い、
    電子顕微鏡写真を画像解析装置(SPICCA:日本アビオニックス社)にて算出した円換算の数平均ドメイン径が0.1〜1.1μmの離型剤を含有するトナーを用いて現像が行われる事を特徴とする画像形成方法。
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