JP4059082B2 - 映像信号切換装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の映像信号の中から任意の映像信号を選択し、あるいは合成するとともに、多彩な特殊効果を映像に付与する編集機能を有する映像信号切換装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の映像信号の中から任意の映像信号を選択し、あるいは合成するとともに、多彩な特殊効果を映像に付与する編集機能を有する映像信号切換装置は、ビデオスイッチャーと称され、複数台のテレビジョンカメラや複数台のビデオテープレコーダ(VTR)などを映像信号源とし、これら映像信号源から供給される複数の映像信号の中から、操作者のスイッチング操作に応じて、任意の映像信号を選択し、あるいは選択した映像信号に対して特定の映像信号や文字情報などを合成したりするためのものである。近年、VTRなどのデジタル化に伴い、ビデオスイッチャーでもデジタル化が進んでいる。
【0003】
ビデオスイッチャーのデジタル化に伴って、単に映像信号をスイッチングする機能だけでなく、DME(デジタル・モーション・エフェクト)やDVE(デジタル・ビデオ・エフェクト)などにより、例えば、ディゾルブ、ワイプ、フェードイン/フェードアウトなどの多彩な特殊効果を映像に付与する編集機能もビデオスイッチャーに付加されるようになってきている。
【0004】
ビデオスイッチャーは、映像信号を選択したり、各種のデジタル・エフェクトを選択するための操作釦を備えたスイッチやフェーダーレバーなどが設けられた操作パネルを備えている。操作パネル上での操作において、例えば、現在表示されている映像を払い去るように、別の映像を表示させるワイプ等の特殊効果を付与する場合、通常、フェーダーレバーを操作することにより、映像の切り替えの進行度合いをコントロールしている。すなわち、フェーダーレバーの操作量及び操作速度に応じて映像が切り換えられることになる。
【0005】
このように、ビデオスイッチャーには、映像信号をスイッチングする機能の他に、多彩な特殊効果を生じさせる編集機能が設けられていることから、その操作パネルは、複数の系統に分けられるとともに、各系統ごとに、単に映像信号を切り替えるための多数のスイッチ等が配置されてなる複数のスイッチ操作部や、特殊効果を付与するためのフェーダーレバー等が配置されてなる複数のレバー操作部などに分けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のビデオスイッチャーにおいて、複数の系統ごとにスイッチ操作部やレバー操作部などが配置されてなる操作パネルは一体的に構成され、複数の系統の配置順や、複数のスイッチ操作部及び複数のレバー操作部のレイアウトなどが固定された状態で製品化されている。したがって、ユーザーが好みの配置順やレイアウトのビデオスイッチャーが欲しい場合には、特別仕様の装置として注文せざるを得ないため、コストが非常に高くなってしまう。
【0007】
ユーザーが標準仕様のビデオスイッチャーを比較的安価に購入したとしても、そのユーザーにとっては必要のない操作部などが組み込まれている場合には、その操作部については使用しないことになるので、結果として、ユーザーに対してコスト的な負担を負わせることになる。さらに、ビデオスイッチャーの購入後でも、操作者の右利き又は左利きによる操作性の違いや、操作者の好みなどによって配置順やレイアウトを変更したい場合も当然生じてくるが、従来のビデオスイッチャーではこのような要求には対応できなかった。
【0008】
本発明は、上述したような実情に鑑みて提案されるものであり、その目的とするところは、複数の系統の配置順や、複数のスイッチ操作部及び複数のレバー操作部のレイアウトをユーザーの好みに応じて自由に設定変更が可能な映像信号切換装置及びその制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る映像信号切換装置は、ベースユニット上にレイアウト変更可能に配置された複数の操作モジュールと、これら複数の操作モジュールの隣り合うモジュール同士を電気的に接続して両モジュール間で信号の伝達を行う中継基板と、複数の操作モジュールの各機能に関する情報を管理しつつ複数の操作モジュールを制御するコントロール部とを備え、コントロール手段は、モジュールで使用される第1の電源電圧よりも高い第2の電源電圧を前記中継手段に供給し、中継手段は、第2の電源電圧を前記第1の電源電圧に変換してモジュールに供給する電圧降下手段を搭載している。この映像信号切換装置は、複数の操作モジュールの各機能に関する情報を管理する一方、複数の操作モジュールの各々から所定のモジュール識別情報と各モジュールの操作情報を取得し、この取得した操作情報に基づいて管理情報を参照しつつ複数の操作モジュールの各々に対して表示情報を供給するように制御する。
【0010】
本発明に係る映像信号切換装置は、操作部を各機能ごとにモジュラー化し、各操作モジュール相互間の電気的な接続における中継手段の取付位置が所望の位置で取付られるように構成され、モジュールの幅が所望の幅で構成されるようにすることで、操作部の各機能、即ち操作モジュールのレイアウトを操作者の好みに応じて自由に設定変更が可能となる。配線系を中継基板接続とする場合においては、ハーネス接続の構成を採用する必要がないので、組立性を向上できるとともに、不要輻射を抑えることができる。また、各モジュールで使用する第1の電源電圧よりも高い第2の電源電圧を中継手段に供給し、中継手段に電圧降下手段を搭載することにより、伝送途中での電圧降下の影響を受けず、常に必要な電源電圧を各モジュールに供給できるとともに、各モジュールには電圧降下手段を搭載しなくて済むため、その分だけモジュールの構成を簡略化できる。
【0011】
電圧降下手段の搭載する箇所はこの位置に限らず、モジュールに搭載するようにしてもよい。また、中継手段として、上述のような中継基盤を用いることなく、ハーネス接続を採用したものであってもよい。さらに、パネルモジュールの各々を識別情報に基づいて管理するとともに、その管理情報を基に各操作モジュールとの間で情報のやりとりを行うことで、操作モジュールの機能の変更も可能となる。
【0012】
本発明の更に他の目的、本発明によって得られる具体的な利点は、以下において図面を参照して説明される実施の形態の説明から一層明らかにされるであろう。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明が適用された映像信号切換装置であるビデオスイッチャーの構成を概略的に示すブロック図である。図1から明らかなように、本発明に係るビデオスイッチャーは、図1に示すように、プロセッサ部10、システムコントロール部11、メインパネル部12、メニューパネル部13及び第1〜第3拡張パネル部14〜16を有し、システムコントロール部11と各パネル部12〜16との間がコード17A〜17Eによって接続されたシステム構成を備える。
【0015】
プロセッサ部10には、テレビジョンカメラやVTRなどの複数台の映像信号源(図示せず)から複数の映像信号が入力される。プロセッサ部10は、システムコントロール部11からの制御のもとに、複数の映像信号の中から特定の映像信号を選択する処理、複数の映像信号を合成する処理、映像信号に特殊効果を付与する処理などを実行し、その処理後の映像信号を出力する。
【0016】
システムコントロール部11は、パネルの制御系をポート0〜ポート7の8系統持ち、そのうちの4系統(ポート1〜ポート4)でメインパネル部12の制御を、1系統(ポート5)でメニューパネル部13を、残りの3系統(ポート6〜ポート8)で拡張パネル部14〜16の制御を行う。システムコントロール部11とメインパネル部12、メニューパネル部13及び拡張パネル部14〜16との間では、データ圧縮技術を応用した高速伝送にて制御信号及びデータの伝送がコード17A〜17Eによって行われる。システムコントロール部11の具体的な構成については後述する。
【0017】
次に、メインパネル部12の具体的な構成について説明する。本例のメインパネル部12では、操作部を各機能ごとにモジュラー化し、各操作モジュールのレイアウトを自由に設定変更可能な構成を採用している。
【0018】
図2に、メインパネル部12の構成の一例を示す。本例に係るメインパネル部12は、操作系が例えば4系統に分けられ、各系統(列)単独での機能の実行、複数系統間での関連した機能の実行など各種の機能の実現が可能となされている。したがって、操作パネルのベースユニット21は、上述の4系統に対応して一列単位の樋を4本連結した構造を有する。これら4列の樋に対して、モジュラー化された複数個の操作モジュール(以下、パネルモジュールと称する。)22A〜22Dが配置される。ここで、ベースユニット21は、予め所定のサイズを決めて、そのサイズに合わせて所望の操作モジュールを組み込んでもよいが、本願発明の構成を採用することによって、複数の所望のパネルモジュール等のサイズやレイアウトに基づいて、ベースユニットの構造を確定的に定めることもできる。
【0019】
パネルモジュール22A〜22Dは、図2から明らかなように、各々異なる横幅を有している。これらパネルモジュール22A〜22Dの各横幅は、次のように規定されている。すなわち、放送機器等をマウントする一般的なラックの幅が例えば19インチラック幅となっていることから、それぞれスイッチを操作する操作ボタンが多数配列された最大横幅を有するパネルモジュール22Aは別として、パネルモジュール22B〜22Dの各幅は、19インチラックサイズを基本とした分割サイズとなされている。マウント幅は、19インチラックサイズでなくてよい。パネルモジュールの幅は、ベースユニットやパネルモジュールの幅の分割サイズに制限されることなく、配列されるボタンの数や配置などパネル モジュールに有させる機能に応じて決めることができる。
【0020】
例えば、パネルモジュール22B〜22Dの各幅は、19インチラックサイズの1/6、1/3、1/2、2/3の幅に設定する。以下、これを例にとり説明する。図2の例では、パネルモジュール22Bが19インチラックサイズの2/3の幅、パネルモジュール22Cが19インチラックサイズの1/3の幅、パネルモジュール22Dが19インチラックサイズの1/2の幅をそれぞれ有している。なお、パネルモジュール22Aの横幅は、例えば、配列されるボタンの数等に応じて決まる。
【0021】
操作モジュールの幅は、ボタンの数等の操作モジュールに有させる機能に応じて決まり、所望の幅で決めることができるが、例えば、上述のように、パネルモジュール22B〜22Dの各幅を、19インチラックサイズを基本とした分割サイズととした場合は、パネルモジュール22B〜22Dのレイアウトを自由に変更できるとともに、他の放送機器などと同様に、パネルモジュール22B〜22Dを単体でラックにマウントして使用することが可能となる。しかも、パネルモジュール22A〜22Dのサイズの種類を集約することにより、パネルモジュール22A〜22Dの金型化を含む量産化が可能となるため、その量産効果による低コスト化が図れる。
【0022】
パネルモジュール22B〜22Dのレイアウトの変更については、メインパネル部12に予めセットされたパネルモジュール22B〜22D相互間でのレイアウトの変更はもとより、特定の機能を持つ上述した分割サイズのパネルモジュールを別途用意しておくことで、当該パネルモジュールとの入れ替え可能である。このパネルモジュールの入れ替えにより、メインパネル部12に別の機能を後から、ユーザーの好みに応じて自由に追加することができる。
【0023】
ベースユニット21として、分割サイズの組み合わせで決まる複数種類の横幅(パネルサイズ)のものを予め用意することができる。パネルモジュール22A〜22Dの各サイズの組み合わせの一例を図3A乃至図3Eに示す。いずれも、パネルモジュール22Aに対して、19インチラックサイズ(以下、単にラックサイズと記す。)を基本とした分割サイズを組み合わせたものである。
【0024】
図3Aは1/2ラックサイズのパネルモジュールを3個組み合わせた場合を、図3Bは2/3ラックサイズ、1/3ラックサイズ、1/2ラックサイズの各パネルモジュールを順に組み合わせた場合を、図3Cは1/3ラックサイズ、2/3ラックサイズ、1/2ラックサイズの各パネルモジュールを順に組み合わせた場合を、図3Dは1/2ラックサイズのパネルモジュール2個及び1/6ラックサイズのパネルモジュール1個を組み合わせた場合を、図3Eは2/3ラックサイズ及び1/2ラックサイズの各パネルモジュールを組み合わせた場合をそれぞれ示している。
【0025】
これらの組み合わせ例では、ベースユニット21の幅は2種類となる。但し、先述したように、パネルモジュール22Aの幅は配列されるボタンの数に応じて決まることから、ベースユニット21の幅もパネルモジュール22Aの幅に応じて決まることになる。図3B、図3Cの組み合わせ例は、図2に示す例に相当するものである。
【0026】
ところで、パネルモジュール22A〜22Dには、後述するように、スイッチやフェーダーレバーなどの操作系や、LED(発光ダイオード)やLCD(液晶表示器)などの表示系が搭載されることになることから、パネルモジュール22A〜22Dの各々から操作情報を出力したり、パネルモジュール22A〜22Dの各々に対して表示情報を入力したりする必要がある。これらの情報の伝送手段として、本例に係るメインパネル部12では、ハーネス接続の構成を採るのではなく、中継基板接続の構成を採っている。接続手段はこれに限ることなく、ハーネス接続を用いても構わなく、中継基盤のようなものを介しないで、各操作モジュール間を直接着脱するような接続手段をとってもよい。つまり、操作モジュール間で電気的な接続が行われていればよい。
【0027】
具体的には、図2に点線で示すように、各列間には、各列のパネルモジュール22A同士を電気的に接続する中継基板23が配置されている。また、各列ごとに、パネルモジュール22A〜22Dの隣り合うモジュール同士を電気的に接続する中継基板24が配置されている。そして、中継基板23,24はベースユニット21に取り付けられた状態にあり、これら中継基板23,24の各々に対してパネルモジュール22A〜22Dの各々がコネクタ(図示せず)によって着脱自在に連結される。
【0028】
なお、パネルモジュール22A〜22Dはそれぞれ、パネル、モジュール基板(キーボード)及びケースからなる3層構造となっており、モジュール基板の裏面側にコネクタが配置され、このコネクタが中継基板23,24の表面側に配置されたコネクタにはめ込まれることで、相互に電気的な接続が行われる。
【0029】
このように、例えば、パネルモジュール22A〜22Dに対する情報の伝送手段として中継基板23,24を用いたとすれば、パネルモジュール22B〜22Dのレイアウトの変更を、基板間でのコネクタの抜き差しという簡単な作業によって自由に行うことができ、しかもハーネスが不要になるため不要輻射対策の点でもメリットがある。
【0030】
なお、パネルモジュール22B〜22Dのレイアウトが自由に変更可能であることに対応して、各列ごとに配される中継基板24のベースユニット21に対する取付位置が、パネルモジュール22B〜22Dの各横幅が19インチラックサイズを基本とした分割サイズであることから、最小モジュールサイズである1/6ラックサイズのピッチで変更可能となっている。これにより、1/3ラックサイズ以上のパネルモジュール22B〜22Dについて、各列ごとにパネルモジュール22A〜22D相互の電気的接続を維持しつつ、レイアウトを自由に設定変更できる。しかし、中継基板24のような接続手段の取付位置は、上述の最小モジュールサイズのピッチで変更可能であり、更には取付可能となっている必要はなく、ベースユニットのいずれの位置へも変更可能あるいは取付可能となっていていてもよい。
【0031】
ここで、パネルモジュール22A〜22Dの各々が持つ機能の一例について、図4A乃至図4Dを参照して説明する。図4Aはパネルモジュール22Aの一例を示し、図4Bはパネルモジュール22Bの一例を示し、図4Cはパネルモジュール22Cの一例を、図4Dはパネルモジュール22Dの一例を示している。
【0032】
パネルモジュール22Aは、複数台の映像信号源、例えば複数台のテレビジョンカメラや複数台のVTRを識別したり、選択したり、あるいは選択したソースを認識させたりするためのスイッチ若しくはスイッチを操作するボタン、LED、AND(Alpha Numeric Display:英数表示器)、ソースネームLCD/LCD付きスイッチが、ソースの数だけ各ソースごとに多数配列された構成を備える。
【0033】
パネルモジュール22Bは、映像の切り替えの進行度合いをコントロールするためのフェーダーレバー27やその操作速度などの設定情報を表示するためのLCD28の他、多数のスイッチが配列された構成となっている。パネルモジュール22Cは、LCD29の他、多数のスイッチやLEDが配列された構成を備えている。パネルモジュール22Dは、テンキー30の他、多数のスイッチやLEDが配列された構成を備えている。
【0034】
なお、ここでは、パネルモジュール22A〜22Dの各機能
(構成)について一例を挙げたに過ぎず、これらの機能に限られるものではなく、種々の機能に対応可能である。各モジュールの多数のスイッチ等の機能設定用手段等の全てに機能を有させる必要はなく、設定変更時などのために予備的に設けられたスイッチ等、機能を有さない機能設定用手段があってもよい。
【0035】
次に、メインパネル部12において、システムコントロール部11との間での制御信号/データの送受信を司るインターフェースとして機能するメイン基板25とパネルモジュール22A〜22Dの各々に配されるモジュール基板26(図2中、一点鎖線で示す。)の回路構成の一例について、図5のブロック図を用いて説明する。
【0036】
システムコントロール部11からはメイン基板25に対して、パネルモジュール22A〜22Dの各表示器(LCD,AND,LED)に与えるための表示情報と共に電源電圧が伝送される。逆に、メイン基板25からはシステムコントロール部11に対して、パネルモジュール22A〜22Dの各スイッチから得られる操作情報が伝送される。
【0037】
図5において、メイン基板25には、デマルチプレクサ31、マルチプレクサ32及びDC−DCコンバータ33等が搭載されている。そして、このメイン基板25とシステムコントロール部11との間で表示情報及び操作情報の送受信がコネクタ34を通して行われる。後述するように、LCD,AND,LEDの各表示情報については、システムコントロール部11側でマルチプレクスされて例えば240Mbpsの伝送レートで高速伝送される。この1系統で高速伝送されたLCD、AND、LEDの各表示情報は、デマルチプレクサ31で例えば8Kbpsの伝送レートのLCD情報、2Kbpsの伝送レートのAND情報及び2Kbpsの伝送レートのLED情報にデマルチプレクスされる。
【0038】
LCD情報は、そのままパネルモジュール22Aのモジュール基板26に伝送される。AND情報及びLED情報は、マルチプレクサ32で再びマルチプレクスされ、例えば16Kbpsの伝送レートのAND/LED情報としてパネルモジュール22Aのモジュール基板26に伝送される。一方、パネルモジュール22Aのモジュール基板26から伝送されるスイッチの操作情報についてはそのままコネクタ34を通してシステムコントロール部11へ伝送される。
【0039】
電源系については、伝送途中での電圧降下の影響を受けないように、パネルモジュール22A〜22Dで用いる第1の電源電圧よりもある程度高め、例えば12Vの第2の電源電圧がシステムコントロール部11からメイン基板25に対して供給される。この12Vの第2の電源電圧は、DC−DCコンバータ33で第1の電源電圧、即ちロジック用電源電圧(例えば、3.3V)とLCD用電源電圧(例えば、7V)とに変換される。ロジック用電源電圧はメイン基板25内のロジック回路に供給され、さらにLCD用電源電圧及び12Vの電源電圧と共にパネルモジュール22Aのモジュール基板26に与えられる。
【0040】
パネルモジュール22Aのモジュール基板26には、ID情報発生部35、スイッチマトリクス回路36−1〜36−i、デマルチプレクサ37、ANDコントロール回路38−1〜38−j、LEDマトリクス回路39−1〜39−k、マルチプレクサ40及びLCDコントロール回路41−1〜41−nが搭載されている。ここで、i,j,k,nは任意の整数であり、パネルモジュール22Aに搭載されるスイッチ数、AND数、LED数、LCD数によってその値が決まる。
【0041】
ここでは、パネルモジュール22Aのモジュール基板26の構成を例にとって説明したが、パネルモジュール22B〜22Dの各モジュール基板についても基本的な構成は同じであり、スイッチマトリクス回路36−1〜36−i、ANDコントロール回路38−1〜38−j、LEDマトリクス回路39−1〜39−k、及びLCDコントロール回路41−1〜41−nの数が、各モジュールに搭載されるスイッチ数、AND数、LED数及びLCD数に応じて変わってくる点が異なるだけである。
【0042】
ID情報発生部35は、パネルモジュール22Aを他のモジュールと識別するための所定のモジュールID情報(識別情報)を発生する。この識別情報は、モジュールごと固有のものであってもよいし、機能等が同じモジュールであれば、同じ識別情報を付すようにしてもよい。スイッチマトリクス回路36−1〜36−iの各々は、例えば64(=8×8)個のスイッチを単位とし、パネルモジュール22Aに搭載されている多数のスイッチ個々のオン/オフを把握してそのオン/オフ情報を出力する。このスイッチマトリクス回路36−1〜36−iから出力されるスイッチ個々のオン/オフ情報は、ID情報発生部35で発生されるID情報を先頭にしてメイン基板25へ伝送される。
【0043】
デマルチプレクサ37は、メイン基板25から伝送されるAND/LED情報をデマルチプレクスしてANDコントロール回路38−1〜38−j及びLEDマトリクス回路39−1〜39−kに供給する。ANDコントロール回路38−1〜38−jは、デマルチプレクサ37から供給されるAND情報に基づいて対応するANDを駆動する。LEDマトリクス回路39−1〜39−kも、スイッチマトリクス回路36−1〜36−iと同様に例えば64個のLEDを単位とし、供給されるLED情報に基づいて対応するLEDを点灯駆動する。LCDコントロール回路41−1〜41−nは、供給されるLCD情報に基づいて対応するLCDを点灯駆動する。
【0044】
但し、ここで説明したANDコントロール回路38−1〜38−j、LEDマトリクス回路39−1〜39−k及びLCDコントロール回路41−1〜41−nの動作は、パネルモジュール22AのAND/LED/LCD情報が供給されたときの動作であり、他のパネルモジュールのAND/LED/LCD情報が供給されたときには、それらの情報を単に転送するだけのシフトレジスタ的な動作を行うことになる。
【0045】
この転送動作時には、ANDコントロール回路38−1〜38−jを経たAND情報と、LEDマトリクス回路回路39−1〜39−kを経たLED情報とはマルチプレクサ40で再びマルチプレクスされて、LCDコントロール回路41−1〜41−nを経たLCD情報と共に中細基板24へ渡される。なお、12Vの電源電圧については、モジュール基板26をそのまま通過して中継基板24へ渡される。
【0046】
ここでは、データの伝送を中心に説明したが、映像信号のスイッチングが映像信号に同期して行われることから、スイッチマトリクス回路36−1〜36−iでの操作情報の取得や、LEDマトリクス回路39−1〜39−kでのLEDの駆動などは、映像信号から同期分離して得られる垂直同期信号VD、水平同期信号HD及び本システムの基準クロックCLKを制御信号として用いて、映像信号に同期して行われることになる。
【0047】
中継基板24は、図6に示すように、隣り合うパネルモジュールの各モジュール基板26,26に対して先述した如くコネクタにて接続され、両各モジュール基板26,26間でAND/LED情報及びLCD情報とスイッチ情報との受け渡しを行う。一方、電源系については、図7に示すように、中継基板24はDC−DCコンバータ42を搭載している。
【0048】
このDC−DCコンバータ42は、前段のパネルモジュールのモジュール基板26を通して供給される12Vの電源電圧を、ロジック用電源電圧(本例では、3.3V)とLCD用電源電圧(本例では、7V)とに変換し、次段のパネルモジュールのモジュール基板26に供給する。12Vの電源電圧については、そのまま次段のパネルモジュールのモジュール基板26を通して次の中継基板24に供給される。
【0049】
このように、中継基板24の各々にDC−DCコンバータ42を搭載し、各モジュール単位で12Vの電源電圧を7V、3.3Vの電源電圧に変換する構成を採ることにより、伝送途中での電圧降下の影響を受けず、常に必要な電源電圧を各モジュールパネルに供給できるとともに、パネルモジュールに付属するモジュール基板26にはDC−DCコンバータ42を搭載しなくて済むため、その分だけモジュール基板26の構成を簡略化できるメリットもある。しかし、DC−DCコンバータのような電圧降下手段の搭載する箇所はこの位置に限らず、モジュール基版に搭載するようにしてもよい。
【0050】
図8は、システムコントロール部11の構成の一例を示すブロック図である。システムコントロール部11は、図8に示すように、CPU51、フラッシュメモリ52、DRAM53、データバッファ54、VRAM55、LCDコントロール部56、マルチプレクサ57、LEDコントロール部58、ANDコントロール部59、マルチプレクサ60及びスイッチコントロール部62を有する。
【0051】
CPU51は、本システム全体の制御を司る。その具体的な制御については後述する。フラッシュメモリ52には、CPU51の動作プログラムと共に、メインパネル部12、メニューパネル部13及び第1〜第3拡張パネル部14〜16に関する情報が予め格納されている。フラッシュメモリ52に格納する情報の具体例として、メインパネル部12の場合を例にとると、メインパネル部12を構成するパネルモジュール22A〜22Dの各ID情報や、パネルモジュール22A〜22Dの各機能情報がある。パネルモジュール22A〜22Dの各機能情報としては、各モジュールに搭載されるスイッチ数、AND数、LED数、LCD数などの情報がある。
【0052】
ここで、メインパネル部12を構成するパネルモジュール22A〜22D以外に、特殊な機能を持つパネルモジュールを別途用意し、当該モジュールをパネルモジュール22A〜22Dのいずれかと適宜入れ替えるシステム構成を採る場合には、別途用意したパネルモジュールの機能情報についてもフラッシュメモリ52に予め格納される。これにより、モジュールの入れ替えによる機能変更対して常に対応可能となる。また、全く別のパネルモジュールを新たに追加する場合には、そのモジュールの機能情報をフラッシュメモリ52に追加格納するようにすればよい。
【0053】
DRAM53は、メインパネル部12、メニューパネル部13及び第1〜第3拡張パネル部14〜16から読み込んだデータを展開する第1データ領域と、メインパネル部12、メニューパネル部13及び第1〜第3拡張パネル部14〜16に対して与えるデータを展開する第2データ領域とを有し、データバッファ54を介してデータの送受信を行う。
【0054】
メインパネル部12の場合を例にとると、DRAM53ではCPU51の制御のもとに、メインパネル部12のパネルモジュール22A〜22Dから供給されるスイッチの操作情報(以下、単に「スイッチ情報」と記す場合もある。)が、パネルモジュール22A〜22Dに搭載されるスイッチ個々と対応関係を持ったマップとして上記DRAMの第1データ領域に展開される。したがって、このマップをみることにより、パネルモジュール22A〜22Dのうちのどのモジュールのどのスイッチがオン(押下)されたかを知ることができる。
【0055】
スイッチがオンされたことを認識させるために、当該スイッチに対応する例えばLEDを点灯させることになるが、このLEDを点灯させるための表示情報が、パネルモジュール22A〜22Dに搭載されるLED個々と対応関係を持ったマップとして上記DRAMの第2データ領域に展開される。したがって、この展開されたマップ情報をそのままパネルモジュール22A〜22D側に送出することで、オンされたスイッチに対応するLEDを点灯させ、そのスイッチがオン状態にあることを操作者に認識させることができる。
【0056】
VRAM55には、LCDコントロール部56の制御のもとに、パネルモジュール22A〜22Dに搭載されるLCDに表示する表示情報が展開される。この表示情報、即ちLCD情報はマルチプレクサ57に供給される。LEDコントロール部58及びANDコントロール部59は、DRAM53の第2データ領域に展開されたデータを基に、LED情報及びAND情報を生成してマルチプレクサ60に供給する。
【0057】
マルチプレクサ60は、LEDコントロール部58から供給されるLED情報とANDコントロール部59から供給されるAND情報とをマルチプレクスしてLED/AND情報としてマルチプレクサ57に供給する。マルチプレクサ57は、マルチプレクサ60から供給されるLED/AND情報に対してLCDコントロール部56から供給されるLCD情報をさらにマルチプレクスしてLED/AND/LCD情報として、コネクタ62を介してメインパネル部12側へ送出する。
【0058】
スイッチコントロール部61は、メインパネル部12側から供給され、コネクタ62を介して入力されるスイッチ情報について、パネルモジュール22A〜22D分を一旦格納し、これをマップとして展開すべくデータバッファ54を介してDRAM53に供給する。スイッチが例えばLED付きの場合には、逆に、オンされたスイッチのLEDを点灯させるためのスイッチ情報を、コネクタ62を介してメインパネル部12側へ送出する。
ここまでは、メインパネル部12について説明してきたが、本システムでは、第1〜第3拡張パネル部14〜16のように、メインパネル部12とは別に、パネルモジュール22A〜22Dを単体で、あるいは複数台を縦続接続して用いることも可能である。
【0059】
第2及び第3拡張パネル部15,16のように、パネルモジュールを複数台縦続接続して使用する場合は、パネルモジュールの各々を専用のケースに収納する。このとき、図9に示すように、中継基板24とパネルモジュールのモジュール基板26とは対になっているので、一方のケース43に収納されたモジュール基板26側のコネクタと、他方のケース44に収納された中継基板24側のコネクタとをコード45で接続するようにすればよい。
【0060】
続いて、以上説明した本発明に係るビデオスイッチャーにおけるメインパネル部12を中心とした動作の一例について説明する。なお、以下に説明する動作は、全て図8に示すシステムコントロール部11のCPU51による制御のもとに実行されることになる。CPU51は、メインパネル部12を構成するパネルモジュール22A〜22D、さらには別途備えられたパネルモジュールの各機能に関する情報を管理する一方、あるサイクルで、例えば1秒間に60回程度のサイクルで、メインパネル部12のパネルモジュール22A〜22Dからスイッチの操作情報を取得し、その取得した情報に基づいて、管理している各機能に関する情報を参照しつつパネルモジュール22A〜22Dの各々に対して表示情報を供給する処理を繰り返して実行することになる。
【0061】
あるサイクルにおいて、CPU51はメインパネル部12のパネルモジュール22A〜22Dからのスイッチの操作情報の読み込む。このとき、メインパネル部12からは、図2において、1列目(最上段)の各パネルモジュールについてのスイッチの操作情報が図の左側から順番にパネルモジュールのモジュール基板26及びパネルモジュール間の中継基板24を経由してメイン基板25まで転送される。このとき、パネルモジュールの操作情報は、各パネルモジュール固有のID情報を先頭にして、モジュール単位で転送されることになる。各パネルモジュールでのスイッチの操作情報の取得や、取得したスイッチの操作情報の転送などのタイミング制御は、先述したように、映像信号から同期分離して得られる垂直同期信号VD、水平同期信号HD及び基準クロックCLKに基づいて行われる。この1列目の転送データは、メイン基板25において圧縮された後、ケーブルを通してシステムコントロール部11へ高速に伝送される。
【0062】
続いて、2列目の各パネルモジュールについてのスイッチの操作情報が1列目の場合と同様にパネルモジュールのモジュール基板26及びパネルモジュール間の中継基板24を経由し、さらに列間の中継基板23を経由してメイン基板25まで転送され、1列目のデータに引き続いてシステムコントロール部11へ高速に伝送される。以降、3列目、4列目と同様にしてスイッチの操作情報がシステムコントロール部11へ伝送される。
【0063】
システムコントロール部11において、メインパネル部12から伝送されたID情報を含む圧縮された操作データは、スイッチコントロール部61で解凍されて一旦内蔵メモリに全て格納された後、CPU51によって読み込まれる。この読み込みの際に、CPU51は先ず、ID情報を読み取ることによってメインパネル部12におけるパネルモジュールの各々の絶対位置、即ち何列目の何番目のパネルモジュールであるかを把握する。これと同時に、CPU51は、メインパネル部12を構成するパネルモジュールから供給されるスイッチの操作情報を、パネルモジュールの各々に搭載されるスイッチ個々と対応関係を持ったマップとして、DRAM53の第1データ領域に展開する。このマップから、CPU51は、どのパネルモジュールのどのスイッチがオン(押下)された状態にあるかを認識することができる。
【0064】
続いてCPU51は、DRAM53の第1データ領域に展開したスイッチの操作情報についてのマップを基に、当該スイッチに対応する例えばLEDを点灯駆動するための情報、さらにはANDやLCDを表示駆動するための情報などの表示情報について、メインパネル部12を構成するパネルモジュールに搭載されるLED、AND及びLCDの各々との対応関係を持ったマップとしてDRAM53の第2データ領域に展開する。
【0065】
CPU51は次いで、DRAM53の第2データ領域に展開した表示情報についてのマップを基に、メインパネル部12の1列目の各パネルモジュールの表示情報から、モジュール単位で順にメインパネル部12側へ伝送するための制御を行う。なお、フラッシュメモリ52にはメインパネル部12を構成するパネルモジュール個々のID情報や各機能情報(各モジュールに搭載されるスイッチ数、AND数、LED数、LCD数などの情報)などが予め格納されているため、CPU51は最初に読み取ったID情報を基に、メインパネル部12を構成するパネルモジュールがそれぞれ如何なる機能を備えているか把握している。CPU51のようなコントロール手段は、複数のパネルモジュールの各機能に関する管理情報を管理し、複数のパネルモジュールの各々から所定のモジュール識別情報と各モジュールの操作情報を取得して、この操作情報に基づいて、管理情報を参照しつつ、複数のモジュールの各々に対して所定の機能情報を供給するという役割を果たしている。
【0066】
システムコントロール部11からメインパネル部12への表示情報の伝送に際しては、マルチプレクサ60で先ずLED情報とAND情報とがマルチプレクスされ、このLED/AND情報に対してさらにマルチプレクサ57でLCD情報がマルチプレクスされてLED/AND/LCD情報として、メインパネル部12の例えば1列目、2列目、3列目、4列目の順に、また各列ごとでは図2の右側のパネルモジュールから順にメインパネル部12へ高速に伝送される。
【0067】
この伝送データ、即ちLED/AND/LCD情報は、スイッチの操作情報の転送経路と逆の経路を辿って各パネルモジュールのモジュール基板26に転送される。ここで、LED/AND/LCD情報については、システムコントロール部11のCPU51による制御のもとに、メインパネル部12の各パネルモジュールに搭載されるLED、AND及びLCDの各々と対応付けられていることから、システムコントロール部11から受信したデータをそのまま、パネルモジュールのモジュール基板26及びパネルモジュール間の中継基板24を経由して単に転送するだけで良い。これにより、LED/AND/LCDの各情報が、最終的に、対応するパネルモジュールのモジュール基板26上のLEDマトリクス回路39−1〜39−k、ANDコントロール回路38−1〜38−j及びLCDコントロール回路41−1〜41−nにセットされ、表示駆動が行われることになる。
【0068】
以上の一連の動作が、例えば1秒間に60回程度の高速周期で繰り返されることにより、例えばあるスイッチのオン状態を表示するLEDについてはその周期で点灯駆動が行われるのであるが、その周期が高速であるが故に視覚的に連続して点灯しているように見えることになる。
【0069】
上述したように、本発明に係るビデオスイッチャーは、操作部を各機能ごとにモジュラー化するとともに、各操作モジュール相互間の電気的な接続についてはコネクタ接続の構成を採用したことにより、操作部の各機能のレイアウトを操作者の好みに応じて自由に変更できる。中継基板の取付位置は、上述の最小モジュールサイズのピッチに変更可能若しくは取付可能となっているものに限られることなく、ベースユニットのいずれの位置へも変更可能であり更に取付可能となっていていてもよい。配線系を中継基板接続とした場合では、ハーネスレスとしたことで、組立性を向上できるとともに、不要輻射の低減効果も得られる。
【0070】
パネルモジュールの横幅については、ベースユニットやパネルモジュールの幅の分割サイズに制限されることなく、配列されるボタンの数や配置などパネルモジュールに有させる機能に応じて決めることができるが、例えば19インチラックサイズを基本とした分割サイズとした場合では、メインパネル部12のベースユニット及びパネルモジュールのサイズ的な種類を数種類に集約できるため、金型化を含めて量産化が可能となる。その結果、量産効果よるビデオスイッチャーの低コスト化が図れる。
【0071】
パネルモジュールについては、必要な機能を持つものを自由に選択できることから、ユーザーが必要とする機能だけを持ったビデオスイッチャーを簡単かつ自由に構築できるため、パネルモジュールのサイズの組み合わせによってビデオスイッチャー本体のサイズを自由に選定できるとともに、ユーザーのコスト的な負担をさらに軽減できる。また、特殊な機能を持ったパネルモジュールについては必要時に適宜入れ替えることによる機能追加/変更が可能であるため、最初から全ての機能を備える場合に比べて、ビデオスイッチャー本体のサイズをその分だけ小さくできるとともに、ビデオスイッチャーを安価に構成できる。
【0072】
システムコントロール部11側では、メインパネル部12を構成するパネルモジュールの各々をID情報に基づいて管理するとともに、その管理情報を基に各パネルモジュールとの間でスイッチの操作情報やLED/AND/LCDの各表示情報のやりとりを行う構成を採っているため、同じパネルモジュールでも与える表示情報などを変更することで、パネルモジュールの機能を変更することも可能となる。換言すれば、同一のパネルモジュールに対して異なる複数の機能を持たせることが可能となる。
【0073】
ベースユニット上に配置された複数のパネルモジュールの各機能に関する管理情報を管理し、複数のパネルモジュールの各々から所定のモジュール識別情報と各モジュールの操作情報を取得し、操作情報に基づいて、管理情報を参照しつつ前記複数の操作モジュールの各々に対して所定の機能情報を供給することで、パネルモジュールを制御するプログラムをビデオスイッチャーに組み込むことができるようにしてもよい。そのプログラムは、ネットワークを介して組み込まれてもよい。
【0074】
複数のパネルモジュールの各機能に関する管理情報を管理し、複数のパネルモジュールの各々から所定のモジュール識別情報と各モジュールの操作情報を取得して、この操作情報に基づいて、管理情報を参照しつつ、複数のモジュールの各々に対して所定の機能情報を供給するという役割を果たすコントロール手段の機能を映像信号切換装置の外に装置に持たせ、例えばネットワークを介するなどして、遠隔に映像信号切換装置を制御可能にしてもよい。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、操作部を各機能ごとにモジュラー化したことにより、操作モジュールの各々のレイアウトを操作者の好みに応じて自由に変更でき、しかも配線系を中継基板接続とした場合には、ハーネス接続の構成をとらなくて済むため、組立性を向上できるとともに、不要輻射を低減できる。また、各モジュールで使用する第1の電源電圧よりも高い第2の電源電圧を中継手段に供給し、中継手段に電圧降下手段を搭載することにより、伝送途中での電圧降下の影響を受けず、常に必要な電源電圧を各モジュールに供給できるとともに、各モジュールには電圧降下手段を搭載しなくて済むため、その分だけモジュールの構成を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用された映像信号切換装置の一実施形態を示すビデオスイッチャーのブロック図である。
【図2】 ビデオスイッチャーのメインパネル部の一例を示す概略平面図である。
【図3】 A乃至Eは、パネルモジュールのサイズの組み合わせ例を示す図である。
【図4】 A乃至Dは、パネルモジュールの機能を説明する平面図である。
【図5】 メイン基板及びモジュール基板の回路構成の一例を示すブロック図である。
【図6】 中継基板とモジュール基板との間におけるデータ伝送系の構成を示す回路図である。
【図7】 中継基板とモジュール基板との間における電源系の構成を示す回路図である。
【図8】 システムコントロール部の一例を示すブロック図である。
【図9】 パネルモジュールを複数台縦続接続して使用する状態を示す回路図である。
【符号の説明】
10 プロセッサ部、 11 システムコントロール部、 12 メインパネル部、 21 ベースユニット、 22A〜22D パネルモジュール、 23,24 中継基板、 25 メイン基板、 26 モジュール基板、 33,42 DC−DCコンバータ、35 ID情報発生部、 36−1〜36−i スイッチマトリクス回路、 38−1〜38−j ANDコントロール回路、 39−1〜39−k LEDマトリクス回路、 41−1〜41−n LCDコントロール回路
Claims (10)
- ベースユニット上にレイアウト変更可能に配置され、それぞれ所定の機能を実行する複数のモジュールと、
前記複数のモジュールの隣り合うモジュール同士を電気的に接続して両モジュール間で信号の伝達を行う中継手段と、
前記複数のモジュールの各機能に関する情報を管理しつつ前記複数のモジュールを制御するコントロール手段とを備え、
前記コントロール手段は、前記モジュールで使用される第1の電源電圧よりも高い第2の電源電圧を前記中継手段に供給し、前記中継手段は、前記第2の電源電圧を前記第1の電源電圧に変換して前記モジュールに供給する電圧降下手段を搭載している
ことを特徴とする映像信号切換装置。 - 前記複数のモジュールの予め定められたサイズ及び又はレイアウトに基づいて、上記ベースユニットの構造が確定的に定められることを特徴とする請求項1記載の映像信号切換装置。
- 前記複数のモジュールはそれぞれ、所定の識別情報を発生する識別情報発生手段を有することを特徴とする請求項1記載の映像信号切換装置。
- 前記識別情報発生手段で発生される識別情報は、対応する前記モジュールの機能に関する情報とともに、各モジュールから前記コントロール手段へ伝送されることを特徴とする請求項3記載の映像信号切換装置。
- 前記識別情報発生手段で発生される識別情報は、対応する前記モジュールの機能に関する情報とともに、各モジュールから前記中継手段及びまたは他のモジュールを経由して前記コントロール手段へ伝送されることを特徴とする請求項3記載の映像信号切換装置。
- 前記コントロール手段は、
前記複数のモジュールの各機能に関する情報を管理する管理手段と、
前記複数のモジュールの各々から所定のモジュール識別情報と各モジュールの操作情報を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した前記操作情報に基づいて、前記管理手段での管理情報を参照しつつ前記複数のモジュールの各々に対して所定の機能情報を供給する供給手段と
を有することを特徴とする請求項1記載の映像信号切換装置。 - 前記中継手段は前記ベースユニットに取り付けられ、前記モジュールは前記中継手段に対してコネクタによって着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の映像信号切換装置。
- 前記ベースユニットに対する前記中継手段の取付位置は所望の位置で取付られるように構成され、前記モジュールの幅は基準ラックサイズの幅の整数分の1の所望の倍数の幅で構成されることを特徴とする請求項1記載の映像信号切換装置。
- ベースユニット上にレイアウト変更可能に配置され、それぞれ所定の機能を実行する複数のモジュールと、
前記複数のモジュールの隣り合うモジュール同士を電気的に接続して両モジュール間で信号の伝達を行う中継手段と、
前記複数のモジュールの各機能に関する情報を管理しつつ前記複数のモジュールを制御するコントロール手段とを備え、
前記コントロール手段は、前記モジュールで使用する第1の電源電圧よりも高い第2の電源電圧を前記中継手段に供給し、前記モジュールは、前記第2の電源電圧を前記第1の電源電圧に変換して前記モジュールに供給する電圧降下手段を搭載している
ことを特徴とする映像信号切換装置。 - ベースユニット上にレイアウト変更可能に配置された複数のモジュールと、前記複数のモジュールの隣り合うモジュール同士を電気的に接続して両モジュール間で信号の伝達を行う中継手段とを備えた映像信号切換装置の制御方法であって、
前記複数のモジュールの各機能に関する情報を管理する管理工程と、
前記複数のモジュールの各々から所定のモジュール識別情報と各モジュールの操作情報を取得する取得工程と、
前記取得工程で取得した前記操作情報に基づいて、前記管理工程での管理情報を参照しつつ前記複数のモジュールの各々に対して所定の機能情報を供給する供給工程とを含み、
前記供給工程では、前記モジュールで使用する第1の電源電圧よりも高い第2の電源電圧を中継手段に供給し、前記中継手段は、前記第2の電源電圧を前記第1の電源電圧に変換して前記モジュールに供給する電圧降下手段を搭載している
ことを特徴とする映像信号切換装置の制御方法。
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