JP4060038B2 - ノイズ評価方法、ノイズ評価装置、gps受信装置の配置方法及び電子機器並びに車輌 - Google Patents
ノイズ評価方法、ノイズ評価装置、gps受信装置の配置方法及び電子機器並びに車輌 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はスペクトル拡散信号を受信する際のノイズ評価方法に係り、特にGPS(Global Positioning System)帯域の信号をスペクトル拡散したスペクトル拡散信号を受信するGPS受信装置に与えるノイズ信号の受信レベルに対して上記GPS帯域の信号の中心周波数からの離調周波数に応じた重み付けを施すことで、正確で定量的なノイズ評価を行うことができるノイズ評価方法及びノイズ評価装置とともに、このノイズ評価方法を用いてGPS受信装置に与えるノイズが評価された電子機器及び車輌、上記ノイズ評価方法を用いてGPS受信装置の受信性能を最適化する電子機器とGPS受信装置との相対的距離を求めるGPS受信装置の配置方法、このGPS受信装置の配置方法で求めた上記相対的距離を満たす位置に配置された電子機器、及び、上記GPS受信装置の配置方法で求めた上記相対的距離を満たす位置にGPS受信装置と電子機器とが配置された車輌に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
GPS受信装置は地球周回軌道上にあるGPS衛星からの信号を受信し、位置などの計測を行う。GPS衛星からGPS受信装置に送信される信号は、GPS衛星によってスペクトル拡散されて、受信すべき信号に比べはるかに帯域の広いスペクトル拡散信号に変換される。
【0003】
図6は上述したGPS信号に対するスペクトル拡散を説明する説明図であり、(a)はGPS受信装置が受信すべきデータ信号及びこれをスペクトル拡散したスペクトル拡散信号を示し、(b)はスペクトル拡散信号及びこれとともに受信されたノイズ信号を示し、(c)はスペクトル拡散信号を逆拡散して復調された復調信号及びノイズ信号を示している。図6(a)に示すように、GPS受信装置が受信すべきデータ信号をd(t)は、スペクトル拡散によって広帯域なスペクトル拡散信号s(t)となる。このGPS受信装置が受信すべきデータ信号をd(t)をスペクトル拡散する拡散信号をM1(t)とすると、スペクトル拡散信号s(t)は、下記式(1)のように表される。
s(t)=d(t)(×)M1(t) ・・・(1)
このスペクトル拡散信号s(t)にノイズ信号n(t)が加わると、図6(b)のようになる。このとき、スペクトル拡散信号s(t)とノイズ信号n(t)との関係は、下記式(2)のように与えられる。
s(t)=d(t)(×)M1(t)+n(t) ・・・(2)
但し、拡散信号M1(t)は、1023ビット長で1.023MHzのビットレートを有する。
【0004】
ここで、例えば上記式(2)で与えられるスペクトル拡散信号s(t)を受信すると、GPS受信装置はスペクトル拡散信号s(t)の復調処理を行う。スペクトル拡散信号s(t)から復調された復調信号d’(t)は、下記式(3)で表すことができる。
d’(t)=s(t)(×)M1(t)
=d(t)(×)M1(t)(×)M1(t)
+n(t)(×)M1(t) ・・・(3)
このとき、M1(t)(×)M1(t)=1とすると、復調信号d’(t)は、下記式(4)で与えられる。
d’(t)=d(t)+n(t)(×)M1(t)・・・(4)
上記式(4)において、d(t)はデータ信号が復元されたもので、n(t)(×)M1(t)はノイズ信号n(t)がスペクトル拡散されたものである。
【0005】
このように、スペクトル拡散方式において、データ信号に対して拡散・逆拡散を適宜行うことによって、スペクトル拡散信号から元のデータ信号を取り出すことができ、このとき、ノイズ信号は拡散されることからその影響を少なくすることができる。
図7はGPS受信装置の受信感度とノイズ信号の周波数との関係を示すグラフ図である。この図7では上述したような単一の周波数成分からなるノイズ信号のみが存在する場合における関係を示している。図に示すように、ノイズ信号の周波数成分がGPS受信装置が受信すべき信号の中心周波数foから離調するにつれて、受信すべき信号の受信感度が高くなり、ノイズ信号の周波数成分がGPS受信装置が受信すべき信号の中心周波数foと一致するとき、最も受信感度が低くなる。
【0006】
また、拡散信号に対して下記式(5)のような関係を与えると、拡散信号(拡散符号)によってデータ信号を選択することができる。これがCDMA(Code Division Multiple Access)である。GPSの場合では、GPS衛星ごとに異なる符号(拡散信号)を使用している。
Mn(t)(×)Mm(t)≒0(n≠m)又は=1(n=M)・・・(5)
【0007】
ここで、2つの周波数成分のノイズ信号n1(t)、n2(t)が存在する場合を考えると、上記式(2)、(4)から復調信号d’(t)は下記式(6)で表すことができる。
d’(t)=d(t)+{n1(t)+n2(t)}
(×))M1(t)・・・(6)
この式(6)からわかるように、ノイズ信号の受信レベルの総和は、GPS受信装置の受信品質に影響を与える因子の1つとなる。
このように、スペクトル拡散信号の受信感度に対するノイズ信号の影響度は、上記式(6)に示したノイズ信号の受信レベルの総和と、図7に示したノイズ信号の周波数(周波数特性)とによって決定される。
【0008】
従来、上述したようなノイズ信号がGPS受信装置の受信性能に与える影響の評価は、実際にGPS受信装置にGPS信号を受信させ、その際の受信状況からノイズ信号による影響を評価していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来のノイズ評価方法は以上のようになされているので、GPS衛星の周回による位置変化の影響を少なく(平均化)するために、長時間の測定が必要であるばかりか、GPS衛星との位置関係に評価結果が大きく影響を受けるため測定を実施した日の時間帯によって評価結果が異なることがあるという課題があった。
【0010】
また、スペクトル拡散方式を使用することから、受信の際にのってきたノイズ信号が逆拡散によって広帯域に拡散されるため、複数の異なる周波数のノイズ信号が存在する場合に、これらノイズ信号によってGPS受信装置の受信感度がどの程度影響を受けるのかを見積もることができず、一義的にノイズ信号の受信レベルの許容値を決定することができないという課題があった。
【0011】
上記課題を具体的に説明する。
図8はGPS信号の受信に際して発生したノイズ信号のパターンを示す図であり、(a)は受信すべきGPS信号の中心周波数に近い周波数を有するノイズ信号の受信レベルが大きい場合を示し、(b)は受信すべきGPS信号の中心周波数に近い周波数を有するノイズ信号の受信レベルが小さい場合を示している。図において、図8(a)、(b)に示されるノイズ信号n1(t),n2(t)の受信レベルの総和が等しいと、従来のノイズ評価方法ではノイズ信号n1(t),n2(t)がGPS受信装置の受信感度に与える影響を区別することができない。
しかしながら、図7に示したように、実際の受信環境においては受信すべきGPS信号の中心周波数foに近い周波数を有するノイズ信号n1(t)の受信レベルが大きいほど、GPS受信装置によるGPS信号の受信感度が劣化する。
このように、従来のノイズ評価方法では、ノイズ信号によってGPS受信装置の受信感度がどの程度影響を受けるのかを見積もることができず、一義的にノイズ信号の受信レベルの許容値を決定することができなかった。
【0012】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、スペクトル拡散信号を受信した際にのってくるノイズ信号の受信レベルに対して受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数に応じた重み付けを施すことで、正確で定量的なノイズ評価を行うことができるノイズ評価方法を得ることを目的とする。
【0013】
また、この発明は上記ノイズ評価方法を実施するノイズ評価装置を得ることを目的とする。
【0014】
さらに、上記ノイズ評価方法を用いてGPS受信装置に与えるノイズ信号による影響を評価した電子機器及び車輌を得ることを目的とする。
【0015】
さらに、上記ノイズ評価方法を用いてGPS受信装置の受信性能を最適化する電子機器とGPS受信装置との相対的距離を求めるGPS受信装置の配置方法を得ることを目的とする。
【0016】
さらに、上記GPS受信装置の配置方法で求めた相対的距離を満たす位置に配置された電子機器、及び、GPS受信装置の配置方法で求めた上記相対的距離を満たす位置にGPS受信装置と電子機器とが配置された車輌を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るノイズ評価方法は、受信すべき信号をスペクトル拡散させたスペクトル拡散信号の周波数帯域に含まれるノイズ信号の周波数及び受信レベルを求めるノイズ抽出ステップと、ノイズ信号に対して受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数に応じた受信レベルの重み付けを加えるノイズ抑圧重み付けステップと、このノイズ抑圧重み付けステップで重み付けを加えたノイズ信号の受信レベルの総和値を算出するノイズ総和値算出ステップと、ノイズ総和値算出ステップで算出したノイズ信号の受信レベルの総和値と所定の規格値とを比較して、スペクトル拡散信号の受信における許容可能なノイズ信号の受信レベルであるか否かを評価するノイズ評価ステップとを備えるものである。
【0018】
この発明に係るノイズ評価方法は、受信すべき信号をスペクトル拡散させたスペクトル拡散信号の周波数帯域に含まれるノイズ信号の周波数及び受信レベルを求めるノイズ抽出ステップと、ノイズ信号に対して受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数に応じた受信レベルを算出し、これと予め設定した受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数ごとのノイズ信号のピーク本数に応じた受信レベルの規格値とを比較して、スペクトル拡散信号の受信における許容可能なノイズ信号の受信レベルであるか否かを評価するノイズ評価ステップとを備えるものである。
【0019】
この発明に係るノイズ評価方法は、GPS(Global Positioning System)に使用するものである。
【0020】
この発明に係るノイズ評価装置は、受信すべき信号をスペクトル拡散させたスペクトル拡散信号の周波数帯域に含まれるノイズ信号の周波数及び受信レベルを求めるノイズ抽出手段と、ノイズ信号に対して受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数に応じた受信レベルの重み付けを加えるノイズ抑圧重み付け手段と、このノイズ抑圧重み付け手段によって重み付けを加えたノイズ信号の受信レベルの総和値を算出するノイズ総和値算出手段と、ノイズ総和値算出手段が算出したノイズ信号の受信レベルの総和値と所定の規格値とを比較して、スペクトル拡散信号の受信における許容可能なノイズ信号の受信レベルであるか否かを評価するノイズ評価手段とを備えるものである。
【0021】
この発明に係るノイズ評価装置は、受信すべき信号をスペクトル拡散させたスペクトル拡散信号の周波数帯域に含まれるノイズ信号の周波数及び受信レベルを求めるノイズ抽出手段と、受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数ごとのノイズ信号のピーク本数に応じた受信レベルの規格値を記憶する規格値記憶手段と、ノイズ抽出手段が周波数及び受信レベルを求めたノイズ信号に対して受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数に応じた受信レベルを算出し、これと規格値記憶手段に記憶した受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数ごとのノイズ信号のピーク本数に応じた受信レベルの規格値とを比較して、スペクトル拡散信号の受信における許容可能なノイズ信号の受信レベルであるか否かを評価するノイズ評価手段とを備えるものである。
【0022】
この発明に係るノイズ評価装置は、GPSに使用することを特徴とするものである。
【0023】
この発明に係るGPS受信装置の配置方法は、ノイズ発生源となり得る電子機器と所定の距離だけ離れて配置され、GPS帯域の信号をスペクトル拡散したスペクトル拡散信号を受信するGPS受信装置に対して、上記ノイズ評価方法を用いてスペクトル拡散信号の他に受信されるノイズ信号の受信レベルを評価するノイズ評価ステップと、このノイズ評価ステップで評価されたノイズ信号の受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲にないとき、GPS受信装置と電子機器との所定の距離を変更する距離変更ステップと、この距離変更ステップでの変更の結果として得られるノイズ信号の受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲となる所定の距離を、GPS受信装置の受信性能を最適化する電子機器とGPS受信装置との相対的距離として決定する相対的距離決定ステップとを備えるものである。
【0024】
この発明に係るGPS受信装置の配置方法は、ノイズ発生源となり得る電子機器とともに車輌に搭載され、GPS帯域の信号をスペクトル拡散したスペクトル拡散信号を受信するGPS受信装置に対して、上記ノイズ評価方法を用いてスペクトル拡散信号の他に受信されるノイズ信号の受信レベルを評価するノイズ評価ステップと、このノイズ評価ステップで評価されたノイズ信号の受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲にないとき、GPS受信装置と電子機器との相対的距離を変更する距離変更ステップと、この距離変更ステップでの変更の結果としてノイズ信号の受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲となる相対的距離が得られると、この相対的距離を満たすようにGPS受信装置と電子機器とを車輌内に配置する配置ステップとを備えるものである。
【0025】
この発明に係る電子機器は、上記ノイズ評価方法を用いてGPS帯域の信号をスペクトル拡散したスペクトル拡散信号を受信するGPS受信装置に与えるノイズ信号の受信レベルが評価されたことを特徴とするものである。
【0026】
この発明に係る車輌は、ノイズ発生源となり得る電子機器とともに、GPS帯域の信号をスペクトル拡散したスペクトル拡散信号を受信するGPS受信装置を搭載し、上記ノイズ評価方法を用いて電子機器がGPS受信装置に与えるノイズ信号の受信レベルが評価されたことを特徴とするものである。
【0027】
この発明に係る電子機器は、上記GPS受信装置の配置方法を用いてGPS帯域の信号をスペクトル拡散したスペクトル拡散信号を受信するGPS受信装置に与えるノイズ信号の受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲となる相対的距離を求め、この相対的距離を満たす位置に配置したことを特徴とするものである。
【0028】
この発明に係る車輌は、上記GPS受信装置の配置方法を用いてGPS帯域の信号をスペクトル拡散したスペクトル拡散信号を受信するGPS受信装置及びノイズ発生源となり得る電子機器を配置したものである。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるノイズ評価装置の構成を示す図である。図において、1はノイズ評価を行う電波暗室で、車輌2内の電子機器からのノイズを正確に測定し評価するために、外部から電磁波が進入しないようにシールドされる。2はノイズ発生源となり得る電子機器とともに、GPS受信装置を搭載する車輌、3は不図示のGPS衛星からの電波を受信するGPSアンテナ(GPS受信装置)、4はGPSアンテナ3に電源を供給するバイアスティ、5a,5bはGPSアンテナ3が上記GPS衛星から受信したGPS信号を増幅する増幅器、6は増幅器5a,5bに電源を供給する増幅器用の電源回路、7はGPSアンテナ3が受信したGPS信号を周波数分析するスペクトルアナライザ(ノイズ抽出手段)で、受信したGPS信号の周波数帯域に含まれるノイズ信号を抽出しその周波数及び受信レベルを求める。7Aは制御装置(ノイズ抑圧重み付け手段、ノイズ総和値算出手段、ノイズ評価手段)であって、スペクトルアナライザ7が抽出したノイズ信号の受信レベルに対してGPS信号の中心周波数からの離調周波数に応じた受信レベルの重み付けを加え、重み付けを加えたノイズ信号の受信レベルの総和値を算出して所定の規格値と比較し、スペクトル拡散信号の受信における許容可能なノイズ信号の受信レベルであるか否かを評価する。この制御装置7Aは上記動作を実行させるプログラムを格納するコンピュータシステムによって実現できる。
【0030】
次に動作について説明する。
先ず、バイアスティ4、増幅器5a,5bを介して、GPSアンテナ3が受信したGPS信号をスペクトルアナライザ7で測定し、GPS信号のスペクトル拡散信号の周波数帯域に含まれるスプリアスノイズの周波数及び受信レベルを求める(ノイズ抽出ステップ)。
具体的には、スペクトル拡散によって広帯域となったGPS信号に対して、例えば下記のようなスペクトルアナライザ7の設定にする。
スペクトルアナライザ7の狭帯域測定において、GPS信号の中心周波数foを1.57542GHz、測定スパンを2.0MHz、RBWを3.0kHz、VBWを3.0kHz、走査時間を560msとし、受信信号のレベルを5dBごと(5dB/DIV)に表示し、オフセット(ケーブルロスを含む)をGPSアンテナ3の絶対利得GA(dBi)と増幅器5a,5bの利得GBとの和GA+GB(dB)として設定する。また、スペクトルアナライザ7の広帯域測定においては、GPS信号の中心周波数foを1.57542GHz、測定スパンを10MHz、RBWを10kHz、VBWを10kHz、走査時間を560msとし、受信信号のレベルを5dBごと(5dB/DIV)に表示し、オフセット(ケーブルロスを含む)をGPSアンテナ3の絶対利得GA(dBi)と増幅器5a,5bの利得GBとの和GA+GB(dB)として設定する。
【0031】
次に、制御装置7Aがスペクトルアナライザ7によって周波数及び受信レベルを求めたスプリアスノイズに対して受信すべきGPS信号の中心周波数からの離調周波数に応じた受信レベルの重み付けを加える(ノイズ抑圧重み付けステップ)。
具体的には、下記式(7)に従って、受信すべきGPS信号の中心周波数foからの離調周波数に応じた受信レベルの重み付けを加える。
U’n(Δf)=Un(Δf)−{T(Δf)+A}・・・(7)
但し、U’n(Δf)はGPS信号の中心周波数foからの離調周波数Δfに応じた重み付けを加えたノイズの受信レベルで、Un(Δf)はGPS信号の中心周波数foから周波数Δfだけ離調したノイズの受信レベルであり、T(Δf)はGPS信号の中心周波数foからの離調周波数に応じた受信レベルの重み付けであって下記式(8)で与えられる。
(1)Δf≦±0.5MHzのとき
T(Δf)=−A(dBμV)
(2)±0.5≦Δf≦±2.0MHzのとき
T(Δf)=−A+20×(|Δf|−0.5)(dBμV)
(3)Δf≧±2.0MHzのとき
T(Δf)=−A+30(dBμV)・・・(8)
nはGPS信号の中心周波数foからの離調周波数Δfごとのノイズのピーク本数である。また、Bはベースノイズの増加分(dBμV)であって、GPS信号の受信におけるノイズとは別にGPS受信装置や測定装置などに生じる暗ノイズレベルから車輌2内の電子機器に電源を投入することで上昇したベースとなるノイズの増加分を示している。
【0032】
また、上述したGPS信号の中心周波数foからの離調周波数Δfごとのノイズのピーク本数nは、単にノイズパルスのピーク本数のみを指すものではない。図2は帯域幅を有するノイズの例を示す図である。図に示すように、広帯域のノイズの場合、この実施の形態1によるノイズ評価装置ではスペクトルアナライザ7によって測定スパンの周波数ごとにサンプリングされた受信レベルのうち、スプリアスノイズに対応するサンプル値の数も、GPS信号の中心周波数foからの離調周波数Δfごとのノイズのピーク本数nに含むものとする。図示の例では、ノイズが広帯域であったため測定スパンの周波数ごとに5回サンプリングされている。この場合、5個のピークノイズであると仮定する。
【0033】
さらに、上記式(7)では離調周波数Δfが0のときのスプリアスノイズによる影響が最も大きくなるように、離調周波数Δfが0のときのスプリアスノイズGPS信号の受信レベルを、例えば−AdBμVとしている。これにより、上記式(7)の右辺第2項目の−{T(Δf)+A}内のT(Δf)が、−AdBμVになると、−{T(Δf)+A}=0となってU’n(Δf)で示すノイズの受信レベルが最大値となる。
【0034】
上述のようにして、GPS信号の中心周波数foから周波数Δfだけ離調した各スプリアスノイズの受信レベルに対して重み付けが加えられると、制御装置7Aが重み付けを加えた各スプリアスノイズの受信レベルの総和値を算出する(ノイズ総和値算出ステップ)。
具体的には、下記式(9)に従って重み付けを加えた各スプリアスノイズの受信レベルの総和値を算出する。
【数1】
【0035】
最後に、制御装置7Aが上記式(9)に従って算出した各スプリアスノイズの受信レベルの総和値と所定の規格値とを比較する。ここでは、所定の規格値を例えば−AdBμVとする。この比較結果として、スプリアスノイズの受信レベルの総和値が所定の規格値−AdBμV以下であれば、制御装置7AはGPS受信装置の受信性能に問題のないスプリアスノイズの受信レベルであると判定し、所定の規格値以上であるとGPS受信装置の受信性能が許容範囲内にないものと判定する(ノイズ評価ステップ)。
【0036】
上述のように、スプリアスノイズによってGPS受信装置の受信性能が許容範囲内にないものと判定されると、車輌2内に搭載されているノイズ発生源となり得る不図示の電子機器とGPSアンテナ3などから構成されるGPS受信装置との相対的距離を変更する(距離変更ステップ)。ここで言う相対的距離の変更では、GPS受信装置若しくは電子機器のどちらを基準にして変更してもよい(つまり、GPS受信装置若しくは電子機器のどちらかの配置場所を固定として、他方を移動させて変更してもよく、この固定側、移動側の選択は車輌2内で適宜行われる)。
【0037】
不図示の電子機器とGPSアンテナ3などから構成されるGPS受信装置との相対的距離を変更するごとに、上述したスペクトルアナライザ7によるGPS信号のスペクトル拡散信号の周波数帯域に含まれるスプリアスノイズの周波数及び受信レベルの測定から制御装置7Aによるスプリアスノイズの評価までの動作を、スプリアスノイズの受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲と判定されるまで繰り返す。
【0038】
上記ノイズの評価によってスプリアスノイズの受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲になると、制御装置7Aがこのときの電子機器とGPS受信装置との相対的距離をGPS受信装置の受信性能を最適化するものとして決定する。制御装置7Aによって、最適化された電子機器とGPS受信装置との相対的距離を満たすように、車輌2内に電子機器及びGPS受信装置を配置する(配置ステップ)。
このようにして、制御装置7Aが決定した相対的距離を満たすように、電子機器とGPS受信装置とを配置した車輌は、GPS受信におけるスプリアスノイズが定量的に評価されて、この影響が最低限に抑えられている。
【0039】
以上のように、この実施の形態1によれば、受信すべきGPS信号をスペクトル拡散させたスペクトル拡散信号の周波数帯域に含まれるノイズ信号の周波数及び受信レベルを求め、このノイズ信号に対して受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数に応じた受信レベルの重み付けを加え、この重み付けを加えたノイズ信号の受信レベルの総和値を算出して所定の規格値と比較し、これによりスペクトル拡散信号の受信における許容可能なノイズ信号の受信レベルであるか否かを評価するので、GPS帯域の受信性能に妨害を与えるノイズを定量的に規定することができる。
【0040】
また、この実施の形態1によれば、ノイズ発生源となり得る電子機器とともに車輌2に搭載され、GPS帯域のスペクトル拡散信号を受信するGPSアンテナ3などから構成されるGPS受信装置に対して、上記実施の形態1に示したノイズ評価方法を用いてスペクトル拡散信号の他に受信されるノイズ信号の受信レベルを評価し、評価されたノイズ信号の受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲にないとき、GPS受信装置と電子機器との相対的距離を変更し、この変更の結果としてノイズ信号の受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲となる相対的距離が得られると、この相対的距離を満たすようにGPS受信装置と電子機器とを車輌2内に配置するので、ノイズ発生源となり得る電子機器からのGPS帯域のノイズの影響を最低限に抑えた位置にGPSアンテナ3などから構成されるGPS受信装置を配置することができ、GPS帯域の受信性能に優れた車輌2を提供することができる。
【0041】
実施の形態2.
この実施の形態2によるノイズ評価方法を実現するノイズ評価装置の制御装置7Aでは、受信すべきGPS信号の中心周波数からの離調周波数ごとのスプリアスノイズのピーク本数に応じた受信レベルの規格値を格納するメモリ(規格値記憶手段)を設けておく。
【0042】
次に動作について説明する。
この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様に、図1に示す構成、即ち、ノイズ発生源となり得る電子機器とともに、GPS受信装置を搭載した車輌2に対して評価を行った場合について説明する。
先ず、バイアスティ4、増幅器5a,5bを介して、GPSアンテナ3が受信したGPS信号をスペクトルアナライザ7で測定し、GPS信号のスペクトル拡散信号の周波数帯域に含まれるスプリアスノイズの周波数及び受信レベルを求める(ノイズ抽出ステップ)。ここまでの動作は上記実施の形態1と同様である。
【0043】
次に、制御装置7Aがスペクトルアナライザ7によって周波数及び受信レベルを求めたスプリアスノイズに対して受信すべきGPS信号の中心周波数からの離調周波数に応じた受信レベルを算出し、これと上記メモリに格納しておいたGPS信号の中心周波数からの離調周波数ごとのスプリアスノイズのピーク本数に応じた受信レベルの規格値とを比較する。
具体的には、例えば図3に示すようなGPS帯域のスプリアスノイズの許容受信レベルの規格値をメモリに予め設定しておく。この規格値は、下記式(10)にGPS信号の中心周波数からの離調周波数とそのときのノイズピーク本数を代入して算出する。
T(Δf)+10log(1/n)−B ・・・(10)
また、図3における黒塗りの四角記号のプロット、黒塗りの三角記号のプロット、×記号のプロット、黒塗りの丸記号のプロットで示されるノイズピークの本数がそれぞれ2本、3本、5本、10本における関係も、上記式(10)を用いて算出したものである。
【0044】
上述した比較動作によって、GPS信号の中心周波数からの離調周波数Δfに対応するスプリアスノイズが図3に示す規格値以下であれば、制御装置7AはGPS受信装置の受信性能に問題のないスプリアスノイズの受信レベルであると判定し、上記規格値以上であるとGPS受信装置の受信性能が許容範囲内にないものと判定する(ノイズ評価ステップ)。
ここで、スプリアスノイズがGPS受信装置の受信性能における許容範囲内にないものと判定されると、再びGPS帯域のスプリアスノイズの測定を行って上記実施の形態1で示したノイズ評価方法でノイズ評価を行う。
【0045】
上記実施の形態1で示したノイズ評価方法においても、測定されたスプリアスノイズがGPS受信装置の受信性能における許容範囲内にないものと判定されると、車輌2内に搭載されているノイズ発生源となり得る不図示の電子機器とGPSアンテナ3などから構成されるGPS受信装置との相対的距離を変更する(距離変更ステップ)。この相対的距離の変更動作は、上記実施の形態1と同様に、GPS受信装置若しくは電子機器のどちらかの配置場所を固定として他方を移動させて変更してもよく、この固定側や移動側の選択は車輌2内で適宜行われる。
【0046】
不図示の電子機器とGPSアンテナ3などから構成されるGPS受信装置との相対的距離を変更するごとに、上述したスペクトルアナライザ7によるGPS信号のスペクトル拡散信号の周波数帯域に含まれるスプリアスノイズの周波数及び受信レベルの測定から制御装置7Aによるスプリアスノイズの評価までの動作を、スプリアスノイズの受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲と判定されるまで繰り返す。
【0047】
上記ノイズの評価によってスプリアスノイズの受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲になると、制御装置7Aがこのときの電子機器とGPS受信装置との相対的距離をGPS受信装置の受信性能を最適化するものとして決定する。制御装置7Aによって、最適化された電子機器とGPS受信装置との相対的距離を満たすように、車輌2内に電子機器及びGPS受信装置を配置する(配置ステップ)。
このようにして、制御装置7Aが決定した相対的距離を満たすように、電子機器とGPS受信装置とを配置した車輌は、GPS受信におけるスプリアスノイズが定量的に評価されて、この影響が最低限に抑えられている。
【0048】
以上のように、この実施の形態2によれば、受信すべきGPS信号をスペクトル拡散させたスペクトル拡散信号の周波数帯域に含まれるノイズ信号の周波数及び受信レベルを求め、このノイズ信号に対して受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数に応じた受信レベルを算出し、これと予め設定した受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数ごとのノイズ信号のピーク本数に応じた受信レベルの規格値とを比較して、スペクトル拡散信号の受信における許容可能なノイズ信号の受信レベルであるか否かを評価するので、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0049】
また、この実施の形態2によれば、ノイズ発生源となり得る電子機器とともに車輌2に搭載され、GPS帯域のスペクトル拡散信号を受信するGPSアンテナ3などから構成されるGPS受信装置に対して、上記実施の形態2に示したノイズ評価方法を用いてスペクトル拡散信号の他に受信されるノイズ信号の受信レベルを評価し、評価されたノイズ信号の受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲にないとき、GPS受信装置と電子機器との相対的距離を変更し、この変更の結果としてノイズ信号の受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲となる相対的距離が得られると、この相対的距離を満たすようにGPS受信装置と電子機器とを車輌2内に配置するので、ノイズ発生源となり得る電子機器からのGPS帯域のノイズの影響を最低限に抑えた位置にGPSアンテナ3などから構成されるGPS受信装置を配置することができ、GPS帯域の受信性能に優れた車輌2を提供することができる。
【0050】
なお、上記実施の形態1又は上記実施の形態2に示した車輌2は、ノイズ発生源となり得る電子機器とともに、GPS帯域のスペクトル拡散信号を受信するGPS受信装置を搭載し、上記実施の形態1又は上記実施の形態2に示したノイズ評価方法を用いて電子機器がGPS受信装置に与えるスプリアスノイズの受信レベルが評価されるので、GPS帯域の受信性能に妨害を与えるノイズが定量的に規定されていることから、GPS帯域の受信性能を改善する際におけるノイズ影響の指標とすることができる。
【0051】
さらに、上記実施の形態1又は上記実施の形態2に示した車輌2は、上記実施の形態1又は上記実施の形態2に示すようにして、GPS帯域のスペクトル拡散信号を受信するGPS受信装置に与えるノイズ信号の受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲となる相対的距離が求められ、この相対的距離を満たす位置に電子機器やGPS受信装置が配置されるので、GPS帯域の受信性能に優れている。
【0052】
実施の形態3.
図4はこの発明の実施の形態3によるノイズ評価装置の構成を示す図であり、図5は図4の上面図である。図において、7Bは制御装置(ノイズ抑圧重み付け手段、ノイズ総和値算出手段、ノイズ評価手段)であって、基本的には上記実施の形態1の制御装置7Aと同様に、スペクトルアナライザ7が抽出したノイズ信号の受信レベルに対してGPS信号の中心周波数からの離調周波数に応じた受信レベルの重み付けを加え、重み付けを加えたノイズ信号の受信レベルの総和値を算出して所定の規格値と比較し、スペクトル拡散信号の受信における許容可能なノイズ信号の受信レベルであるか否かを評価する。この制御装置7Bは上記動作を実行させるプログラムを格納するコンピュータシステムによって実現できる。8はノイズ評価の対象である電子機器、9は電子機器8を設置する発泡スチロール台であって、ホーンアンテナ13の開口中心と電子機器8との高を合わせるとともに、電子機器8をグランドプレーン10から電気的に遮断する。10は測定台11の上面に設置したグランドプレーン、11は測定台で、グランドプレーン10から地面12までの高さを1mに保っている。
【0053】
13は電子機器8からのノイズを受信するホーンアンテナ(GPS受信装置)で、13aはホーンアンテナ13を設置する支持棒(GPS受信装置)である。また、ホーンアンテナ13の開口部から電子機器8までの距離Lは、電子機器8の種類や通常の設置部位などによって決定される。例えば、電子機器8がGPSアンテナ3の直近に設置されるものであるならば、測定者の協議で適宜決定するものとし、電子機器8が車室内に設置されるものであれば距離Lを25cm、車室外に設置されるものであれば距離Lを100cmとする。14は電子機器8に電源を供給する電源回路である。なお、図1と同一構成要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0054】
次に動作について説明する。
先ず、増幅器5a,5bを介して、ホーンアンテナ13が受信したGPS帯域のスプリアスノイズをスペクトルアナライザ7で測定し、スプリアスノイズの周波数及び受信レベルを求める(ノイズ抽出ステップ)。
具体的には、スペクトル拡散によって広帯域となったGPS信号に対して、例えば下記のようなスペクトルアナライザ7の設定にする。
スペクトルアナライザ7の狭帯域測定において、GPS信号の中心周波数foを1.57542GHz、測定スパンを2.0MHz、RBWを3.0kHz、VBWを3.0kHz、走査時間を560msとし、受信信号のレベルを5dBごと(5dB/DIV)に表示し、オフセットをホーンアンテナ13の絶対利得GA(dBi)と増幅器5a,5bの利得GBとの和GA+GB(dB)として設定する。また、スペクトルアナライザ7の広帯域測定においては、GPS信号の中心周波数foを1.57542GHz、測定スパンを10MHz、RBWを10kHz、VBWを10kHz、走査時間を560msとし、受信信号のレベルを5dBごと(5dB/DIV)に表示し、オフセットをホーンアンテナ13の絶対利得GA(dBi)と増幅器5a,5bの利得GBとの和GA+GB(dB)として設定する。
【0055】
また、ホーンアンテナ13の総合利得値GAは、電源回路14とホーンアンテナ13とを接続するケーブルにおける損失を含めるものとする。さらに、不図示の回転駆動回路を介してホーンアンテナ13を支持棒13aに設置して、ホーンアンテナ13をその開口中心に回転可能とする。これはホーンアンテナ13の開口部の形状が矩形で水平方向と垂直方向とで長さが異なるため、例えば水平方向に開口部の長辺がくる位置で測定を行ったあと、回転させて水平方向に開口部の短辺がくる位置にしてから測定を行うようにする。
【0056】
次に、制御装置7Bがスペクトルアナライザ7によって周波数及び受信レベルを求めたスプリアスノイズに対して受信すべきGPS信号の中心周波数からの離調周波数に応じた受信レベルの重み付けを加える(ノイズ抑圧重み付けステップ)。
【0057】
また、この実施の形態3においても、上述したGPS信号の中心周波数foからの離調周波数Δfごとのノイズのピーク本数nは、単にノイズパルスのピーク本数のみを指すものではなく、上記実施の形態1と同様に、図2に示すような広帯域のノイズの場合、スペクトルアナライザ7によって測定スパンの周波数ごとにサンプリングされた受信レベルのうち、スプリアスノイズに対応するサンプル値の数も、GPS信号の中心周波数foからの離調周波数Δfごとのノイズのピーク本数nに含むものとする。
【0058】
上述のようにして、GPS信号の中心周波数foから周波数Δfだけ離調した各スプリアスノイズの受信レベルに対して重み付けが加えられると、制御装置7Bが重み付けを加えた各スプリアスノイズの受信レベルの総和値を算出する(ノイズ総和値算出ステップ)。具体的には、上記実施の形態1と同様に上記式(9)に従って重み付けを加えた各スプリアスノイズの受信レベルの総和値を算出する。
【0059】
最後に、制御装置7Bが上記式(9)に従って算出した各スプリアスノイズの受信レベルの総和値と所定の規格値とを比較する。この比較結果として、スプリアスノイズの受信レベルの総和値が所定の規格値以下であれば、制御装置7BはGPS受信装置の受信性能に問題のない受信レベルのスプリアスノイズを発生する電子機器8であると判定し、所定の規格値以上であるとGPS受信装置の受信性能における許容範囲内にない受信レベルのスプリアスノイズを発生する電子機器8であると判定する(ノイズ評価ステップ)。
【0060】
上述のように、GPS受信装置の受信性能における許容範囲内にない受信レベルのスプリアスノイズを発生する電子機器8であると判定されると、電子機器8とホーンアンテナ13の開口部との距離Lを変更する(距離変更ステップ)。
【0061】
電子機器8とホーンアンテナ13の開口部との距離Lを変更するごとに、上述した電子機器8からのGPS帯域スプリアスノイズの周波数及び受信レベルのスペクトルアナライザ7による測定から制御装置7Bによるスプリアスノイズの評価までの動作を、スプリアスノイズの受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲と判定されるまで繰り返す。
【0062】
上記ノイズの評価によってスプリアスノイズの受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲になると、制御装置7Bがこのときの電子機器8とホーンアンテナ13の開口部との距離LをGPS受信装置の受信性能を最適化するものとして決定する(相対的距離決定ステップ)。制御装置7Bによって、最適化された電子機器とホーンアンテナ13の開口部との距離Lを満たすように、車輌2内に電子機器及びGPS受信装置を配置する(配置ステップ)。
このようにして、制御装置7Bが決定した相対的距離を満たすように、電子機器とGPS受信装置とを配置した車輌は、GPS受信におけるスプリアスノイズが定量的に評価されて、この影響が最低限に抑えられている。
【0063】
また、この実施の形態3においても上記実施の形態2を適用することができる。この場合、制御装置7Bに受信すべきGPS信号の中心周波数からの離調周波数ごとのスプリアスノイズのピーク本数に応じた受信レベルの規格値を格納するメモリ(規格値記憶手段)を設けておく。
【0064】
次に動作について説明する。
上記と同様にして、増幅器5a,5bを介して、電子機器8が発生したGPS帯域のスプリアスノイズの周波数及び受信レベルを、スペクトルアナライザ7で測定する(ノイズ抽出ステップ)。
次に、スペクトルアナライザ7によって周波数及び受信レベルを求めたスプリアスノイズに対して受信すべきGPS信号の中心周波数からの離調周波数に応じた受信レベルを制御装置7Bが算出し、これと上記メモリに格納しておいたGPS信号の中心周波数からの離調周波数ごとのスプリアスノイズのピーク本数に応じた受信レベルの規格値とを比較する。
具体的には、上記実施の形態2と同様に、例えば図3に示すようなGPS帯域のスプリアスノイズの許容受信レベルの規格値をメモリに予め設定しておく。
【0065】
上述した比較動作によって、GPS信号の中心周波数からの離調周波数Δfに対応するスプリアスノイズが図3に示す規格値以下であれば、制御装置7BはGPS受信装置の受信性能に問題のない受信レベルのスプリアスノイズを発生する電子機器8であると判定し、上記規格値以上であるとGPS受信装置の受信性能における許容範囲内にない受信レベルのスプリアスノイズを発生する電子機器8であると判定する(ノイズ評価ステップ)。
ここで、スプリアスノイズがGPS受信装置の受信性能における許容範囲内にないものと判定されると、再びGPS帯域のスプリアスノイズの測定を行って上記実施の形態1で示したノイズ評価方法でノイズ評価を行う。
これ以降の動作は上記実施の形態と同様であるので重複する説明を省略する。
【0066】
以上のように、この実施の形態3によれば、ノイズ発生源となり得る電子機器8と所定の距離だけ離れて配置され、GPS帯域の信号をスペクトル拡散したスペクトル拡散信号を受信するホーンアンテナ13に対して、上記実施の形態1又は上記実施の形態2に示したノイズ評価方法を用いてスペクトル拡散信号の他に受信されるノイズ信号の受信レベルを評価し、評価したノイズ信号の受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲にないとき、GPS受信装置と電子機器との所定の距離を変更し、この変更の結果としてノイズ信号の受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲となる所定の距離が得られると、これをGPS受信装置の受信性能を最適化する電子機器とGPS受信装置との相対的距離として決定するので、ノイズ発生源となり得る電子機器8からのGPS帯域のスプリアスノイズの影響を低減させたGPS受信装置の設置位置を決定する指標である相対的距離を提供することができる。
【0067】
また、この実施の形態3に示した電子機器8は、上記実施の形態1から3に示したノイズ評価方法を用いてGPS帯域のスペクトル拡散信号を受信するホーンアンテナ13からなるGPS受信装置に与えるノイズ信号の受信レベルが評価されるので、GPS帯域の受信性能に妨害を与えるノイズが定量的に規定されており、車輌などに搭載する際のノイズ影響の指標とすることができる。
【0068】
さらに、この実施の形態3に示した電子機器8は、上記実施の形態に示すようにして、GPS帯域のスペクトル拡散信号を受信するホーンアンテナ13からなるGPS受信装置に与えるノイズ信号の受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲となる相対的距離が求められ、この相対的距離を満たす位置に配置されるので、自己が発生するノイズがGPS受信装置に与える影響を低減することができ、GPS帯域の受信性能を最適化することができる。
【0069】
さらに、上記実施の形態1から3によるノイズ評価方法やノイズ評価装置をGPS(Global Positioning System)に使用するので、スペクトル拡散方式を採用するGPSにおけるノイズを定量的に規定することができる。
【0070】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、受信すべき信号をスペクトル拡散させたスペクトル拡散信号の周波数帯域に含まれるノイズ信号の周波数及び受信レベルを求めるノイズ抽出ステップと、ノイズ信号に対して受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数に応じた受信レベルの重み付けを加えるノイズ抑圧重み付けステップと、このノイズ抑圧重み付けステップで重み付けを加えたノイズ信号の受信レベルの総和値を算出するノイズ総和値算出ステップと、ノイズ総和値算出ステップで算出したノイズ信号の受信レベルの総和値と所定の規格値とを比較して、スペクトル拡散信号の受信における許容可能なノイズ信号の受信レベルであるか否かを評価するノイズ評価ステップとを備えるので、受信すべき信号をスペクトル拡散させたスペクトル拡散信号の周波数帯域の受信性能に妨害を与えるノイズ信号を定量的に規定することができるという効果がある。
【0071】
この発明によれば、受信すべき信号をスペクトル拡散させたスペクトル拡散信号の周波数帯域に含まれるノイズ信号の周波数及び受信レベルを求めるノイズ抽出ステップと、ノイズ信号に対して受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数に応じた受信レベルを算出し、これと予め設定した受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数ごとのノイズ信号のピーク本数に応じた受信レベルの規格値とを比較して、スペクトル拡散信号の受信における許容可能なノイズ信号の受信レベルであるか否かを評価するノイズ評価ステップとを備えるので、上記段落0070と同様の効果が得られるとともに、ノイズ信号のピーク本数を用いて規格値を適宜変更することでノイズに対する適切な評価値を提供することができるという効果がある。
【0072】
この発明によれば、GPS(Global Positioning System)に使用するので、スペクトル拡散方式を採用するGPSにおけるノイズを定量的に規定することができるという効果がある。
【0073】
この発明によれば、受信すべき信号をスペクトル拡散させたスペクトル拡散信号の周波数帯域に含まれるノイズ信号の周波数及び受信レベルを求めるノイズ抽出手段と、ノイズ信号に対して受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数に応じた受信レベルの重み付けを加えるノイズ抑圧重み付け手段と、このノイズ抑圧重み付け手段によって重み付けを加えたノイズ信号の受信レベルの総和値を算出するノイズ総和値算出手段と、ノイズ総和値算出手段が算出したノイズ信号の受信レベルの総和値と所定の規格値とを比較して、スペクトル拡散信号の受信における許容可能なノイズ信号の受信レベルであるか否かを評価するノイズ評価手段とを備えるので、受信すべき信号をスペクトル拡散させたスペクトル拡散信号の周波数帯域の受信性能に妨害を与えるノイズ信号を定量的に規定するノイズ評価装置を提供することができるという効果がある。
【0074】
この発明によれば、受信すべき信号をスペクトル拡散させたスペクトル拡散信号の周波数帯域に含まれるノイズ信号の周波数及び受信レベルを求めるノイズ抽出手段と、受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数ごとのノイズ信号のピーク本数に応じた受信レベルの規格値を記憶する規格値記憶手段と、ノイズ抽出手段が周波数及び受信レベルを求めたノイズ信号に対して受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数に応じた受信レベルを算出し、これと規格値記憶手段に記憶した受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数ごとのノイズ信号のピーク本数に応じた受信レベルの規格値とを比較して、スペクトル拡散信号の受信における許容可能なノイズ信号の受信レベルであるか否かを評価するノイズ評価手段とを備えるので、上記段落0073と同様の効果を得ることができる。
【0075】
この発明によれば、GPSに使用することを特徴とするので、スペクトル拡散方式を採用するGPSにおけるノイズを定量的に規定するノイズ評価装置を提供することができるという効果がある。
【0076】
この発明によれば、ノイズ発生源となり得る電子機器と所定の距離だけ離れて配置され、GPS帯域の信号をスペクトル拡散したスペクトル拡散信号を受信するGPS受信装置に対して、上記ノイズ評価方法を用いてスペクトル拡散信号の他に受信されるノイズ信号の受信レベルを評価するノイズ評価ステップと、このノイズ評価ステップで評価されたノイズ信号の受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲にないとき、GPS受信装置と電子機器との所定の距離を変更する距離変更ステップと、この距離変更ステップでの変更の結果として得られるノイズ信号の受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲となる所定の距離を、GPS受信装置の受信性能を最適化する電子機器とGPS受信装置との相対的距離として決定する相対的距離決定ステップとを備えるので、ノイズ発生源となり得る電子機器からのGPS帯域のノイズ信号の影響を低減させたGPS受信装置の設置位置を決定する指標である相対的距離を提供することができるという効果がある。
【0077】
この発明によれば、ノイズ発生源となり得る電子機器とともに車輌に搭載され、GPS帯域の信号をスペクトル拡散したスペクトル拡散信号を受信するGPS受信装置に対して、上記ノイズ評価方法を用いてスペクトル拡散信号の他に受信されるノイズ信号の受信レベルを評価するノイズ評価ステップと、このノイズ評価ステップで評価されたノイズ信号の受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲にないとき、GPS受信装置と電子機器との相対的距離を変更する距離変更ステップと、この距離変更ステップでの変更の結果としてノイズ信号の受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲となる相対的距離が得られると、この相対的距離を満たすようにGPS受信装置と電子機器とを車輌内に配置する配置ステップとを備えるので、ノイズ発生源となり得る電子機器からのGPS帯域のノイズの影響を最低限に抑えた位置にGPS受信装置を配置することができ、GPS帯域の受信性能に優れた車輌を提供することができるという効果がある。
【0078】
この発明によれば、上記ノイズ評価方法を用いてGPS帯域の信号をスペクトル拡散したスペクトル拡散信号を受信するGPS受信装置に与えるノイズ信号の受信レベルが評価されたことを特徴とするので、GPS帯域の受信性能に妨害を与えるノイズ信号が定量的に規定されていおり、車輌などに搭載する際のノイズ影響の指標とすることができるという効果がある。
【0079】
この発明によれば、ノイズ発生源となり得る電子機器とともに、GPS帯域の信号をスペクトル拡散したスペクトル拡散信号を受信するGPS受信装置を搭載し、上記ノイズ評価方法を用いて電子機器がGPS受信装置に与えるノイズ信号の受信レベルが評価されたことを特徴とするので、GPS帯域の受信性能に妨害を与えるノイズが定量的に規定されていることから、GPS帯域の受信性能を改善する際におけるノイズ影響の指標とすることができるという効果がある。
【0080】
この発明によれば、上記GPS受信装置の配置方法を用いてGPS帯域の信号をスペクトル拡散したスペクトル拡散信号を受信するGPS受信装置に与えるノイズ信号の受信レベルがスペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲となる相対的距離を求め、この相対的距離を満たす位置に配置したことを特徴とするので、自己が発生するノイズ信号がGPS受信装置に与える影響を低減することができ、GPS帯域の受信性能を最適化することができるという効果がある。
【0081】
この発明によれば、上記GPS受信装置の配置方法を用いてGPS帯域の信号をスペクトル拡散したスペクトル拡散信号を受信するGPS受信装置及びノイズ発生源となり得る電子機器を配置したので、GPS帯域の受信性能に優れているという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるノイズ評価装置の構成を示す図である。
【図2】 帯域幅を有するノイズの例を示す図である。
【図3】 GPS帯域のスプリアスノイズの許容受信レベルの規格値を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態3によるノイズ評価装置の構成を示す図である。
【図5】 図4の上面図である。
【図6】 GPS信号に対するスペクトル拡散を説明する説明図である。
【図7】 GPS受信装置の受信感度とノイズ信号の周波数との関係を示すグラフ図である。
【図8】 GPS信号の受信に際して発生したノイズ信号のパターンを示す図である。
【符号の説明】
1 電波暗室、2 車輌、3 GPSアンテナ(GPS受信装置)、4 バイアスティ、5a,5b 増幅器、6 増幅器用の電源回路、7 スペクトルアナライザ(ノイズ抽出手段)、7A,7B 制御装置(ノイズ抑圧重み付け手段、ノイズ総和値算出手段、評価手段)、8 電子機器、9 発泡スチロール台、10 グランドプレーン、11 測定台、12 地面、13 ホーンアンテナ(GPS受信装置)、13a 支持棒(GPS受信装置)、14 電源回路。
Claims (12)
- 受信すべき信号をスペクトル拡散させたスペクトル拡散信号の周波数帯域に含まれるノイズ信号の周波数及び受信レベルを求めるノイズ抽出ステップと、
上記ノイズ信号に対して上記受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数に応じた受信レベルの重み付けを加えるノイズ抑圧重み付けステップと、
このノイズ抑圧重み付けステップで重み付けを加えたノイズ信号の受信レベルの総和値を算出するノイズ総和値算出ステップと、
上記ノイズ総和値算出ステップで算出したノイズ信号の受信レベルの総和値と所定の規格値とを比較して、上記スペクトル拡散信号の受信における許容可能なノイズ信号の受信レベルであるか否かを評価するノイズ評価ステップと
を備えたノイズ評価方法。 - 受信すべき信号をスペクトル拡散させたスペクトル拡散信号の周波数帯域に含まれるノイズ信号の周波数及び受信レベルを求めるノイズ抽出ステップと、
上記ノイズ信号に対して上記受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数に応じた受信レベルを算出し、これと予め設定した受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数ごとのノイズ信号のピーク本数に応じた受信レベルの規格値とを比較して、上記スペクトル拡散信号の受信における許容可能なノイズ信号の受信レベルであるか否かを評価するノイズ評価ステップと
を備えたノイズ評価方法。 - GPS(Global Positioning System)に使用することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のノイズ評価方法。
- 受信すべき信号をスペクトル拡散させたスペクトル拡散信号の周波数帯域に含まれるノイズ信号の周波数及び受信レベルを求めるノイズ抽出手段と、
上記ノイズ信号に対して上記受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数に応じた受信レベルの重み付けを加えるノイズ抑圧重み付け手段と、
このノイズ抑圧重み付け手段によって重み付けを加えたノイズ信号の受信レベルの総和値を算出するノイズ総和値算出手段と、
上記ノイズ総和値算出手段が算出したノイズ信号の受信レベルの総和値と所定の規格値とを比較して、上記スペクトル拡散信号の受信における許容可能なノイズ信号の受信レベルであるか否かを評価するノイズ評価手段と
を備えたノイズ評価装置。 - 受信すべき信号をスペクトル拡散させたスペクトル拡散信号の周波数帯域に含まれるノイズ信号の周波数及び受信レベルを求めるノイズ抽出手段と、
受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数ごとのノイズ信号のピーク本数に応じた受信レベルの規格値を記憶する規格値記憶手段と、
上記ノイズ抽出手段が周波数及び受信レベルを求めたノイズ信号に対して上記受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数に応じた受信レベルを算出し、これと上記規格値記憶手段が記憶する受信すべき信号の中心周波数からの離調周波数ごとのノイズ信号のピーク本数に応じた受信レベルの規格値とを比較して、上記スペクトル拡散信号の受信における許容可能なノイズ信号の受信レベルであるか否かを評価するノイズ評価手段と
を備えたノイズ評価装置。 - GPSに使用することを特徴とする請求項4又は請求項5記載のノイズ評価装置。
- ノイズ発生源となり得る電子機器と所定の距離だけ離れて配置され、GPS帯域の信号をスペクトル拡散したスペクトル拡散信号を受信するGPS受信装置に対して、請求項1又は請求項2記載のノイズ評価方法を用いて、上記スペクトル拡散信号の他に受信されるノイズ信号の受信レベルを評価するノイズ評価ステップと、
このノイズ評価ステップで評価されたノイズ信号の受信レベルが上記スペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲にないとき、上記GPS受信装置と上記電子機器との所定の距離を変更する距離変更ステップと、
この距離変更ステップでの変更の結果として得られる上記ノイズ信号の受信レベルが上記スペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲となる上記所定の距離を、上記GPS受信装置の受信性能を最適化する上記電子機器と上記GPS受信装置との相対的距離として決定する相対的距離決定ステップと
を備えたGPS受信装置の配置方法。 - ノイズ発生源となり得る電子機器とともに車輌に搭載され、GPS帯域の信号をスペクトル拡散したスペクトル拡散信号を受信するGPS受信装置に対して、請求項1又は請求項2記載のノイズ評価方法を用いて、上記スペクトル拡散信号の他に受信されるノイズ信号の受信レベルを評価するノイズ評価ステップと、
このノイズ評価ステップで評価されたノイズ信号の受信レベルが上記スペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲にないとき、上記GPS受信装置と上記電子機器との相対的距離を変更する距離変更ステップと、
この距離変更ステップでの変更の結果として、上記ノイズ信号の受信レベルが上記スペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲となる相対的距離が得られると、この相対的距離を満たすように上記GPS受信装置と上記電子機器とを上記車輌内に配置する配置ステップと
を備えたGPS受信装置の配置方法。 - 請求項1又は請求項2記載のノイズ評価方法を用いて、GPS帯域の信号をスペクトル拡散したスペクトル拡散信号を受信するGPS受信装置に与えるノイズ信号の受信レベルが評価されたことを特徴とする電子機器。
- ノイズ発生源となり得る電子機器とともに、GPS帯域の信号をスペクトル拡散したスペクトル拡散信号を受信するGPS受信装置を搭載し、請求項1又は請求項2記載のノイズ評価方法を用いて、上記電子機器が上記GPS受信装置に与えるノイズ信号の受信レベルが評価されたことを特徴とする車輌。
- 請求項7記載のGPS受信装置の配置方法を用いて、GPS帯域の信号をスペクトル拡散したスペクトル拡散信号を受信するGPS受信装置に与えるノイズ信号の受信レベルが上記スペクトル拡散信号の受信における許容可能な範囲となる相対的距離を求め、この相対的距離を満たす位置に配置したことを特徴とする電子機器。
- 請求項8記載のGPS受信装置の配置方法を用いて、GPS帯域の信号をスペクトル拡散したスペクトル拡散信号を受信するGPS受信装置及びノイズ発生源となり得る電子機器を配置したことを特徴とする車輌。
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