JP4060665B2 - 視線誘導標識柱 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、センターライン、歩車道、ゼブラゾーン等を持つ道路に設置される視線誘導標識柱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術による視線誘導標識柱は、歩行者等の視線を誘導し且つ車両が接触したときに折曲する可撓性をもつ円筒状の標識柱と、この標識柱の下端に嵌合又は圧入され、下端に標識柱のボルトが突出する台座と、道路上に埋設され、前記標識柱のボルトと嵌合して標識柱台座とを地表に固定する固定座(アンカー)とから構成され、これら部材が対応する専用部材として製造されている。
【0003】
尚、前記視線誘導標識柱に関する技術が記載された文献としては、例えば特開平11−140832号公報、実公平6−17846号公報、特許第3162007号公報が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年の視線誘導標識柱は、平坦な道路のセンターラインのみならず、歩車道、ゼブラゾーン、緑石等の様々な場所にも設置される傾向にある。このため、従来技術においては様々な設置場所の路面形状に対応する視線誘導標識柱を製造する必要があり、更に少量他品種の製造となるためコストが割高となるとなると言う不具合があった。
【0005】
本発明の目的は、前述の従来技術による不具合を除去することであり、多種多様な路面形状に安価に対応することができる視線誘導標識柱を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明は、
(図1参照)可撓性をもつ標識柱(1)の下端に固着されたコア台座(3)と、台座(5)とを備えた視線誘導標識柱において、
前記コア台座(3)と台座(5)とを固定する取付部(5b)が、台座(5)の内部において、該台座(5)と一体的に構成されていて、
上記取付部が上方に向けて凸なる形状をなすとともに、該取付部に孔(5c)が設けられており、
前記コア台座の下面に、前記取付部の凸面と嵌合する凹状の空間(3c)、及び、該コア台座から下方に向けて突出するボルト(8)が設けられていて、
コア台座から突出したボルトが取付部の孔(5c)を貫通して、ナット(7)を螺合されていることを第1の特徴とし、
本特徴の視線誘導標識柱において、前記ナット(7)がフランジ付きのナットであり、
組立て状態において、上記ナットのフランジの下面と、前記台座(5)の底面とが同一平面に揃っていることを第2の特徴とし、
これら特徴の視線誘導標識柱において、前記台座(5)の外周面に複数の再帰反射部材(4)が嵌め込まれており、該台座に装着されたコア台座(3)が、再帰反射部材の抜け止め作用を兼ねていることを第3の特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態による視線誘導標識柱を図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施形態による視線誘導標識柱を説明するための図、
図2は第1の実施形態による視線誘導標識柱を説明するための図、
図3は第1の実施形態による標識柱の下端部分を説明するための図、
図4は本発明の応用例における標識柱の下端部分を説明するための図、
図5は第2の実施形態による視線誘導標識柱を説明するための図である。
【0008】
本実施形態による視線誘導標識柱の標識柱1は、その下端断面を示す図1(a)の如く、円筒状を成し、その下端にボルト8を内蔵し周面に突起3aが設けられたコア台座3が固着されている。
【0009】
本実施形態による台座5は、その縦断面を示す図1(b)の如く、外観が扁平円台形形状を成し、その中央を開口し、該開口部の内周囲に前記突起3aが嵌合する溝(図示せず)を刻設し、前記開口部の内部に前記標識柱1のボルト8を貫通する孔5cが開口された取付部5bを備える。該取付部5bは、台座5の下面より上方に向かって湾曲して下面(地表)との間で前記ボルト8をワッシャ6を介してフランジ付きのナット7によりネジ止め可能な空間を構成している。また台座5は、前記開口部の外周面に沿って再帰反射部品4を多数備える。
【0010】
また標識柱1下端のコア台座3は、その側面を示す図3(b)及び断面を示す同図(c)の如く、前記台座5の溝と嵌合し、前記再帰反射部品4を固定するための突起3aが外周部に設けられ、下面には前記台座5の凸形状の取付部5bと嵌合する凹形状の空間3bが設けられている。
前記コア台座3は、例えば注型成形又は射出成形により製造され、その材質は、例えばポリウレタンであり、引っ張り強度は17.6MPa以上(試験方法JISK6251)、伸び率は300%以上(試験方法JIS6251)、硬さ(Aスケール)は90以上(試験方法JISK6253)が好ましいが、これに限られるものではない。
【0011】
この様に構成された視線誘導標識柱は、前述の標識柱1の下端から突出するボルト8を台座5の取付部5bの孔5cに貫通し、該取付部5bを標識柱1下端のコア台座3の凹形状の空間3bに入れ、接着剤を充填後、取付部5bから突出したボルト8にワッシャ6を介してフランジ付きのナット7を螺合する事により一体化することができる。
尚、前記フランジ付きのナット7によって接着剤が取付部5bの内部空間に行き渡り、より接着性を向上することができる。また前記凹形状の空間3bに接着剤を充填が少ない場合は、接着面積が減少して接着力が減少するため、凹形状の空間3bに接着剤を充分に充填することが望ましい。
【0012】
前記台座5は、例えば射出成形により製造され、その材質は、例えばABS系ブレンド樹脂であり、引っ張り強度は14MPa以上(試験方法ASTMD638)、伸び率は230%以上(試験方法ASTMD638)、硬さ(Dスケール)は63以上(試験方法ASTMD785)が好ましいが、これに限られるものではない。
【0013】
この様に組み立てられた視線誘導標識柱は、図2(a)に示す如く、台座5の下面全体及びナット7のフランジに接着剤を貼り、地表に押しつけることによって、地表上に設置することができる。尚、ナット7のフランジは必ずしも接着剤により路面に接着しなくとも良い。尚、図2(b)は標識柱1と台座5とを組み立て後の状態の平面図、図2(c)は組み立て後の台座部分の側面図である。
【0014】
このように本実施形態による視線誘導標識柱は、標識柱1と台座5とを固定する固定機構を台座5の内部に収納し、台座5の下面及び標識柱1の固定に用いたナット7のフランジに接着剤を貼って路面に接着するため、路面を加工することなく、様々な路面に対して設置することができる。
また台座内でコア台座付きの標識柱を台座に対して固着することができ、標識柱を標準化して、台座のみを交換することができる。
【0015】
尚、前述の実施形態においては、コア台座3の下面に凹形状の空間3bを設ける例を説明したが、例えば台座の縦寸法が長く、標識柱1の保持力が大きい場合は、本発明の応用例として、図4に示す如くコア台座40の下面を平坦にし、凹形状の空間を設けなくても良い。
尚、図中、1は標識柱、40aは突起部である。
【0016】
次に本発明の第2の実施形態による視線誘導標識柱の標識柱を図5及び図6を参照して説明する。本実施形態による視線誘導標識柱の標識柱50は、円筒状を成し、その下端にボルト51を内蔵し周面に突起52aを設けられたコア台座52が固着されている。
【0017】
本実施形態による台座60は、外観が扁平円台形形状を成し、その中央を開口し、該開口部の内周囲に前記突起52aが嵌合する溝(図示せず)を刻設し、前記開口部の内部に前記標識柱50のボルト51を貫通する孔60cが開口された取付部60bと、該台座60を路面に埋設されたアンカー57にボルト止めする際にワッシャ54を介したボルト53を貫通する貫通孔を備える。また前記取付部60bは、台座60の下面より上方に向かって湾曲して下面(地表)との間で前記ボルト51をワッシャ55を介してフランジ付きのナット56によりネジ止め可能な空間を構成しており、台座60は前記開口部の外周面に沿って再帰反射部品4を多数備える。
【0018】
また標識柱50下端のコア台座52は、前記台座60の溝と嵌合し、前記再帰反射部品4を固定するための突起52aが外周部に設けられ、外面には台座60の凸形状の取付部60bと嵌合する凹形状の空間が設けられている。
これらコア台座や台座その他の材質は前記実施形態に示したものと同様である。
【0019】
この様に構成された視線誘導標識柱は、図6(a)〜(c)に示す如く、前述の標識柱50の下端から突出するボルト51を台座60の取付部60bの孔60cに貫通して台座60の取付部60bを標識柱下端のコア台座52の凹形状の空間52cに入れ、接着剤を充填後、取付部52bから突出したボルト51にワッシャ55を介してナット56を螺合する事により一体化することができる。
また前記凹形状の空間に接着剤を充分に充填することが望ましい。
【0020】
この様に組み立てられた視線誘導標識柱は、台座60の貫通孔にワッシャ54を介したボルト53を貫通し、該ボルト53を路面に埋設されたアンカー57に螺合することによって路面に固定される。
【0021】
このように本実施形態による視線誘導標識柱は、標識柱50と台座60とを固定する固定機構を台座60の内部に収納し、台座60を3本のボルト53を用いて路面に埋設されたアンカー57にボルト止めすることにより路面に固定することができる。
【0023】
上記実施形態により説明した視線誘導標識柱は、設置場所に応じた前記各実施形態の台座を選択し、標識柱を共通部品として使用することができ、これにより製造コストを低減することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明による視線誘導標識柱は、標識柱の下端に固着したコア台座と、該コア台座と台座とを台座内部において固定する取付部とを設け、標準化された標識柱を台座に対して交換可能に固定することによって、多種多様な路面形状に安価に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による視線誘導標識柱を説明するための図。
【図2】第1の実施形態による視線誘導標識柱を説明するための図。
【図3】第1の実施形態による標識柱の下端部分を説明するための図。
【図4】本発明の応用例における標識柱の下端部分を説明するための図。
【図5】本発明の第2の実施形態による視線誘導標識柱を説明するための図。
【図6】本発明の第2の実施形態による視線誘導標識柱を説明するための図。
【符号の説明】
1…標識柱
3…コア台座
3a…突起
3b…凹形状の空間
4…再帰反射部品
5…台座
5b…取付部
5c…孔
6…ワッシャ
7…フランジ付きナット
8…ボルト
40…コア台座
40a…突起部
50…標識柱
51…ボルト
52…コア座
52a…突起
52c…取付部
53…ボルト
54…ワッシャ
55…ワッシャ
56…フランジ付きナット
57…アンカー
60…台座
60b…取付部
60c…孔
Claims (3)
- 可撓性をもつ標識柱(1)の下端に固着されたコア台座(3)と、台座(5)とを備えた視線誘導標識柱において、
前記コア台座と台座とを固定する取付部(5b)が、台座(5)の内部において、該台座と一体的に構成されていて、
上記取付部が上方に向けて凸なる形状をなすとともに、該取付部に孔(5c)が設けられており、
前記コア台座の下面に、前記取付部の凸面と嵌合する凹状の空間(3c)、及び、該コア台座から下方に向けて突出するボルト(8)が設けられていて、
コア台座から突出したボルトが取付部の孔(5c)を貫通して、ナット(7)を螺合されていることを特徴とする視線誘導標識柱。 - 前記ナット(7)がフランジ付きのナットであり、
組立て状態において、上記ナットのフランジの下面と、前記台座(5)の底面とが同一平面に揃っていることを特徴とする請求項1記載の視線誘導標識柱。 - 前記台座(5)の外周面に複数の再帰反射部材(4)が嵌め込まれており、該台座に装着されたコア台座(3)が、再帰反射部材の抜け止め作用を兼ねていることを特徴とする請求項1又は2記載の視線誘導標識柱。
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