JP4063389B2 - ベルトコンベヤ用ローラスタンド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ベルトコンベヤのベルトを支承するローラスタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ベルトコンベヤのベルトのキャリヤ側を支承するローラスタンドは、図12及び図13に示すように、両端の下面にコンベヤフレーム1にボルトとナットとからなる締付具を介して取付けるベースプレート2を有する水平な座材3と、この座材3の両端から立設したサイド脚材4と、上記座材3の両端部上から立設したイン脚材5とで構成され、サイド脚材4とイン脚材5との間には、外側方向に登り傾斜したサイドローラ6が、イン脚材5、5間にはセンターローラ7が架設してある。
【0003】
上記の座材2には、アングル材が、サイド脚材4には、溝形材が、イン脚材5には、倒立V字状に屈曲した鉄板が用いられ、座材2に対しベースプレート1、サイド脚材4、イン脚材5はそれぞれ溶接により取付けてある。
【0004】
上記サイドローラ6及びセンターローラ7の架設は、サイド脚材4、イン脚材5の上端に設けてある切欠き8とローラの軸芯に貫通させてあるローラ軸9の端部(外周の対向面を切削して設けた長円軸部)とを嵌め込み係合する。
【0005】
なお、上記のローラスタンドは、対のサイドローラとセンターローラとの計三体を一組としたが、対のサイド脚材とセンター用イン脚材とで二本のローラを、また対のサイドローラで一本のローラを軸承した形式(図示省略)もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなローラスタンドによると、座材及びサイド脚材の形鋼の形状が異なる以外に、鉄板をプレス加工したイン脚材を用いるので、加工工数が著しく多くなってコストが大幅にアップすると共に、組立て以前の各部品別の管理が大変であった。
【0007】
また、座材に対するサイド及びイン脚材の溶接による取付け位置の割付けに著しく手数がかかると共に、取付け位置の若干の狂いにより不良品になる問題があった。
【0008】
さらに、工場で組み立てたのち、現場に運び込み、そして現場でコンベヤフレームに取付けるので、搬入にともない嵩張って梱包費や輸送費が大幅にアップする問題もあった。
【0009】
特に、アングル材を山形に使用し、かつ溝形材を使用しているので、落鉱や落粉にともない付着しやすく、ひんぱんな除去作業が必要になる。
【0010】
そこで、この発明の課題は、加工工数を減少すると共に、組立てが容易なため現場での組み立てが容易になって、梱包輸送費が軽減することができ、また落鉱落粉対策が不要になるローラスタンドを提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明は、板面が垂直な板状体と、この板状体の上縁に単数或いは平面直列状に並べる複数のローラの外周一部が嵌り込むように設けた凹入部と、この凹入部の配置ロール端に対向する両側縁の上角から下方に向け設けた切欠きと、下縁から上方に向けた切欠きを有する脚片と、この脚片の上縁から下方に向け配置ローラのローラ軸の端部が嵌り込み係合するように設けた切欠部と、上記板状体の下縁両端に配置するベースプレートからなり、上記の両切欠きを噛み合い状に嵌め合わせて上記凹入部の両側縁に上記脚片を起立させると共に、上記板状体に脚片を溶接により固定し、また上記板状体の下縁両端に適宜の手段によりベースプレートを取付けた構成を採用する。
【0012】
また、ベースプレートに側縁の中間から内方に向く切欠きを、また板状体の下縁外端から内方に向く切欠きをそれぞれに設けて、この両切欠きを噛み合い状に嵌め合わせると共に、上記板状体にベースプレートを溶接により固定した構成を採用することもある。
【0013】
さらに、板状体の切欠きが、板状体の上縁凹入部に近い部分から下方に向けて設けた構成を採用する。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0015】
この発明の第1の実施形態では、図1から図5に示すように、板面が垂直な板状体21の上縁には、単数或いは平面直列状に並べる複数のローラ22の外周一部が嵌り込む凹入部23が設けてある。
【0016】
上記の凹入部23の数は、図3に示すように、センターローラ22と、外側端が登り傾斜状になる左右のサイドローラ22との計三本用のもの以外に、図4に示すように、内端側が低く、外端側が高い左右二本のローラ22用のものや、図5に示すように一本のローラ22のものがある。
【0017】
なお、板状体21は、鉄板や鋼板など強靭なもので、搬送物の荷重やローラ22などの重量に耐えるものを用いる。
【0018】
また、凹入部23の両側縁(ローラ22の端面に対向する縁)の上角から下方にL形の切欠き24が設けてある。
【0019】
さらに、鉄板(鋼板)などの強靭な脚片25の下縁中央から上方に向け上記切欠き24に噛み合い状に嵌め合わす切欠き26を設けると共に、脚片25の上縁中央には、ローラ22の軸芯に貫通させてあるローラ軸27の端を係合状に嵌め込む切欠部28が設けてある。
【0020】
上記の切欠部28は、上面が開放するU字状に形成され、周知のようにローラ軸27の端部外周の対向面部を切削して設けた長円軸部が係合状、すなわちローラ軸27が回転しないように拘束して嵌め込み受架する。
【0021】
また、板状体21の下縁両端部には、コンベヤフレーム29に上記板状体21を取付けるためのベースプレート30が設けてある。
【0022】
上記のベースプレート30は、板状体21に対し、例えばベースプレート上の起立片を締付具(図示省略)を介し、或いは溶接により固定する。
【0023】
溶接による固定方法の際、板状体21の下縁コーナーにL形の切欠き31を、ベースプレート30の一側縁の中間から内方に切欠き32を設けて、この両切欠き31、32を嵌め合わすことにより、板状体21に溶接により固定するベースプレート30の取付け位置決めが正確かつ容易になる。
【0024】
なお、コンベヤフレーム29に対するベースプレート30の取付けは、ベースプレート30の両端に設けてある長孔33にボルトとナットとからなる締付具(図示省略)を挿通して行なう。
【0025】
上記のように構成すると、コンベヤラインを形成する現場に各部品(板状体21、脚片25及びベースプレート30)を搬入し、そして切欠き31、32を噛み合い状に嵌め合わせて板状体21の下縁両端にベースプレート30を配置したのち、溶接によって板状体21にベースプレート30を固定する。
【0026】
また、各凹入部23の両側縁の切欠き24に脚片25の切欠き26を噛み合い状に嵌め合わせて脚片25の正確な姿勢を維持し、そして板状体21に各脚片25を溶接により固定する。
【0027】
然るのち、各凹入部23にローラ22の外周一部を嵌入しながら、切欠部28にローラ軸27の端を嵌め込み係合してローラ22を架設する。
【0028】
上記のようにして組み立てたローラスタンド(図3に示す)をコンベヤフレーム29にベースプレート30を固定して取付ける。
【0029】
上記板状体21に設ける凹入部23の数は、ローラ22の使用本数によって決定すればよい。すなわち、図3に示す三本以外に、図4に示すように、二本のローラ22を逆八字状に架設する場合や、図5に示すように一本のローラ22を水平に架設する場合がある。
【0030】
この発明の第2の実施形態では、図6から図9に示すように、板状体21に設ける切欠き24を、板状体21の上縁から下方に凹入部23の側縁に接近させて設ける。
【0031】
すると、切欠き24に切欠き26を上方から噛み合い状に差し込み、両切欠き24、26の底縁同志を突き合わせておく。
【0032】
以上のようにして各脚片25を配置すると、架設したローラ22及びベルトの重量或いは搬送物の荷重により脚片25の浮き上がりがなくて脚片25の脱落を防止する。勿論、溶接により板状体21に各脚片25を固定してもよい。
【0033】
上記構成のローラスタンドは、図7に示す三本のローラ用以外に、図8に示す二本のローラ用や図9に示す一本のローラ用にも適用する。
【0034】
この発明の第3の実施形態では、図10及び図11に示すように、ベルトの幅が大きい、すなわち大量の搬送物を積載する大型なベルトコンベヤで、その積載荷重に耐えるようにローラスタンドを強靭なものにする場合、並列状に複数枚の板状体21を並べる。
【0035】
このとき、脚片25の下縁の切欠き26は、並べた板状体21の枚数と同数並べて設けておく。勿論、ベースプレート30の切欠き32も同様に板状体21の並列枚数と同数並べておく。
【0036】
なお、図1に示すように一枚の大きな板材を加工して板状体、脚片及びベースプレートを得るとき、レーザーカット時の切り落し線の途中に極小な連結部を残して(図示省略)おくと、現場でハンマーなどにより打撃を加えて板状体、脚片、ベースプレートを板材から分離することができる。
【0037】
すると、嵩低くなって現場への輸送や輸送前の梱包費が安くなり、かつ取り扱いや管理が容易になる。
【0038】
【発明の効果】
この発明に係るベルトコンベヤ用ローラスタンドは、以上のように構成してあるので、組み立て前に嵩が低くなる。
このため、梱包費や輸送費が大幅に軽減される。
【0039】
また、切欠きの噛み合い状の嵌め込みにより脚片やベースプレートの正確な固定位置を決定すると共に、脚片の定められた姿勢も保障することができるので、組み立てや固定作業が容易になる。
【0040】
さらに、フラットな板状の部品のため、落鉱や落粉の対策が不要になる。
また、板状体の並列使用により大容量の大型のベルトコンベヤのローラスタンドにもなると共に、加工工数が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る第1実施形態の各部品の平面図。
【図2】組み立てたスタンドの斜視図。
【図3】ローラを架設した正面図。
【図4】二本のローラを架設した正面図。
【図5】一本のローラを架設した正面図。
【図6】第2実施形態の部品の斜視図。
【図7】三本のローラのスタンドを示す正面図。
【図8】二本のローラのスタンドを示す正面図。
【図9】一本のローラのスタンドを示す正面図。
【図10】第3の実施形態を示す図5のX−X線に沿う断面図。
【図11】要部を示す斜視図。
【図12】従来品の正面図。
【図13】同上の平面図。
【符号の説明】
21 板状体
22 ローラ
23 凹入部
24、26、31、32 切欠き
25 脚片
27 ローラ軸
28 切欠部
29 フレーム
30 ベースプレート
33 長孔
Claims (4)
- 板面が垂直な板状体と、この板状体の上縁に単数或いは平面直列状に並べる複数のローラの外周一部が嵌り込むように設けた凹入部と、この凹入部の配置ロール端に対向する両側縁の上角から下方に向け設けた切欠きと、下縁から上方に向けた切欠きを有する脚片と、この脚片の上縁から下方に向け配置ローラのローラ軸の端部が嵌り込み係合するように設けた切欠部と、上記板状体の下縁両端に配置するベースプレートからなり、上記の両切欠きを噛み合い状に嵌め合わせて上記凹入部の両側縁に上記脚片を起立させると共に、上記板状体に脚片を溶接により固定し、また上記板状体の下縁両端に適宜の手段によりベースプレートを取付けたことを特徴とするベルトコンベヤ用ローラスタンド。
- 上記ベースプレートに側縁の中間から内方に向く切欠きを、また板状体の下縁外端から内方に向く切欠きをそれぞれに設けて、この両切欠きを噛み合い状に嵌め合わせると共に、上記板状体にベースプレートを溶接により固定したことを特徴とする請求項1記載のベルトコンベヤ用ローラスタンド。
- 上記板状体の切欠きが、板状体の上縁凹入部に近い部分から下方に向けて設けたことを特徴とする請求項1記載のベルトコンベヤ用ローラスタンド。
- 上記の板状体が、荷重に対応するように複数枚並べ、脚片の切欠きを上記並べた板状体の枚数分並列状に設けたことを特徴とする請求項1記載のベルトコンベヤ用ローラスタンド。
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